JP2013197918A - 画像処理装置、プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 - Google Patents

画像処理装置、プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被投写面に投写された検出画像の抽出精度や検出精度を向上させる。
【解決手段】検出画像生成部(232)は、投写画像の状態を検出するための画像として、複数の検出画像部分(DP1〜DP4)と、複数の検出画像部分(DP1〜DP4)のそれぞれの周囲を覆う背景画像(BP1〜BP4)と、を含む検出画像TPを生成する。複数の検出画像部分(DP1〜DP4)のそれぞれは互いに明度が異なる複数の領域を含み、背景画像(BP1〜BP4)は複数の検出画像部分(DP1〜Dp4)の明度よりも低い明度を有する。検出画像生成部(232)は、撮像して得られた撮像検出画像の複数の検出画像部分の明度分布が、それぞれに対応する検出画像の複数の検出画像部分の明度分布に近づくように、生成する検出画像(TP)の複数の検出画像部分(DP1〜DP4)の明度分布と背景画像(BP1〜BP4)のサイズの少なくとも一方を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被投写面に画像を投写して表示するプロジェクターに関する。
プロジェクターを用いて、スクリーンなどの被投写面に画像を投写して表示する場合には、通常、プロジェクターと被投写面との相対的な位置関係に応じた調整が行われる。このような調整には、被投写面に投写された画像(以下、「投写画像」ともいう)のフォーカス(焦点)のずれを調整するフォーカス調整や、投写画像の画像範囲の歪み(以下、「キーストーン歪み」ともいう)を補正するキーストーン補正等がある。
上記フォーカス調整やキーストーン補正は、被投写面に投写されたテストパターンを、プロジェクターに搭載されたカメラで撮像し、撮像された画像(以下、「撮像画像」ともいう)に基づいてフォーカス調整やキーストーン補正に必要な情報を求めることにより行われている(特許文献1,2参照)。
特許文献1では、以下で簡単に説明するように動作する。すなわち、プロジェクターからスクリーンに対して均一な輝度の光を投光して、スクリーンからの反射光を受光し、受光照度の重心位置を検出する。そして、検出した重心位置に基づいてスクリーンの傾斜角度を算出し、算出した傾斜角度に応じてキーストーン歪みを補正する。
特許文献2では、以下で簡単に説明するように動作する。すなわち、撮像部により撮像された画像内に写ったスクリーンの四辺(上下左右)に着目し、上下、左右のそれぞれ対向する二辺の長さの比率を算出する。上下の辺の比率から上下に投影される光量の比率を算出し、同様に、左右の辺の比率から左右に投影される光量の比率を算出する。そして、光量の比率に基づいたテストパターンを投影する。
特開2005−159426号公報 特開2011−176629号公報
しかしながら、上記特許文献1では、プロジェクターとスクリーンの位置関係によっては反射光の検出精度が落ちるという問題や、反射光の検出精度が場所によって大きく異なるという問題、等がある。例えば、スクリーンが傾斜している場合、光量は光源からの距離の二乗に反比例して小さくなるため、プロジェクターから投光される光のスクリーンまでの距離(以下、「投光距離」ともいう)が遠くなるほど、スクリーンからの反射光の受光照度の低下が顕著に大きくなって、反射光の受光精度が低下することになる。従って、スクリーンの傾斜が大きくなるほど、投光距離が遠くなる光の反射光の受光照度の低下が大きくなって、反射光の受光精度が低下し、結果として重心位置の算出精度が低下する原因となる。また、投光距離が同じであってもスクリーンに対する投光の角度が異なる場合があり、この違いを精確に検出することができない可能性もある。
また、上記特許文献2は、対向する二辺間の光量の変化は、辺の長さの比率に基づいてグラデーション変化する、という考えを前提としたものである。しかしながら、実際に測定試験を行って検証してみたところ、グラデーション変化しない場合もあることが確認された。その要因としては、スクリーン上の投影面内汚れや、スクリーンのたわみ等により光量変化が発生することが考えられる。そして、このように辺の長さの比率に基づいたグラデーション変化とならない場合には、テストパターンの抽出精度や検出精度の悪化を招く、という問題がある。また、特許文献2は、撮像部がプロジェクターと一体であることを前提としたものであり、プロジェクターに搭載されていない別体の撮像部の場合には、プロジェクターとスクリーンとの位置関係と、撮像部とスクリーンとの位置関係との誤差が積算されることになり、テストパターンの検出精度(抽出精度)の悪化を招く可能性が高くなる、という問題もある。
そこで、本発明は、上記の従来技術の課題に鑑みて、被投写面に投写された検出画像の抽出精度や検出精度を従来技術よりもさらに向上させる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
被投写面上に画像を投写して表示するプロジェクターに用いられる画像処理装置であって、前記被投写面上に表示される投写画像の状態を検出するための画像として、複数の検出画像部分と、前記複数の検出画像部分のそれぞれの周囲を覆う背景画像と、を含む検出画像を生成する検出画像生成部を備え、前記複数の検出画像部分のそれぞれは、互いに明度が異なる複数の領域を含んでおり、前記背景画像は、前記複数の検出画像部分の明度よりも低い明度を有しており、前記検出画像生成部は、前記被投写面上に投写された前記検出画像を撮像して得られた撮像検出画像に含まれる前記複数の検出画像部分の明度分布が、それぞれに対応する前記検出画像の複数の検出画像部分の明度分布に近づくように、生成する検出画像の前記複数の検出画像部分の明度分布と前記背景画像のサイズの少なくとも一方を変更することを特徴とする画像処理装置。
この画像処理装置では、検出画像を、複数の検出画像部分と、前記複数の検出画像部分のそれぞれの周囲を覆う背景画像と、で構成し、背景画像は複数の検出画像部分の明度よりも低い明度を有する画像とされているので、背景画像の周囲の明度が検出画像部分の明度に影響してしまうのを抑制することができる。また、検出画像部分は互いに明度が異なる複数の領域を含む画像とされているので、検出画像部分の重心を精確に求めるのに有利である。そして、撮像検出画像に含まれる複数の検出画像部分の明度分布が、それぞれに対応する検出画像の複数の検出画像部分の明度分布に近づくように、生成する検出画像の複数の検出画像部分の明度分布と背景画像のサイズの少なくとも一方を変更しているので、撮像検出画像に含まれる複数の検出画像部分の抽出精度や検出精度を向上させることができ、検出画像の抽出精度や検出精度を向上させることが可能となる。
[適用例2]
適用例1に記載の画像処理装置であって、前記検出画像生成部は、前記撮像検出画像に含まれる前記複数の検出画像部分の明度の階調パターンが、検出画像の修正不要と判断する許容条件を満たすように、生成する検出画像の前記複数の検出画像部分の明度分布と前記背景画像のサイズの少なくとも一方を変更することを特徴とする画像処理装置。
この画像処理装置では、撮像検出画像に含まれる複数の検出画像部分の明度の階調パターンが許容条件を満たすように、生成する検出画像の複数の検出画像部分の明度分布と背景画像のサイズの少なくとも一方を変更することにより、容易に、撮像検出画像に含まれる複数の検出画像部分の明度分布が、それぞれに対応する検出画像の複数の検出画像部分の明度分布に近づくようにすることができ、撮像検出画像に含まれる複数の検出画像部分の抽出精度や検出精度を向上させることができ、検出画像の抽出精度や検出精度を向上させることが可能となる。
[適用例3]
適用例1または適用例2に記載の画像処理装置であって、
前記検出画像生成部は、前記撮像検出画像に含まれる前記検出画像部分の明度の階調パターンの分布幅が、前記撮像検出画像に含まれる前記検出画像部分の明度の階調パターンの分布幅よりも広く、かつ、前記撮像検出画像に含まれる前記検出画像部分の明度の最大値が、明度の最大値の許容条件を満たさない場合に、前記背画像のサイズを大きくすることを特徴とする画像処理装置。
この画像処理装置では、撮像検出画像に含まれる検出画像部分の明度の階調パターンの分布幅が、撮像検出画像に含まれる検出画像部分の明度の階調パターンの分布幅よりも広く、かつ、撮像検出画像に含まれる検出画像部分の明度の最大値が、明度の最大値の許容条件を満たさない場合に、背景画像のサイズを大きくすることにより、容易に、撮像検出画像に含まれる複数の検出画像部分の明度分布が、それぞれに対応する検出画像の複数の検出画像部分の明度分布に近づくようにすることができ、撮像検出画像に含まれる複数の検出画像部分の抽出精度や検出精度を向上させることができ、検出画像の抽出精度や検出精度を向上させることが可能となる。
[適用例4]
適用例1または適用例2に記載の画像処理装置であって、前記検出画像生成部は、生成する検出画像の前記複数の検出画像部分の明度分布を変更する場合には、前記検出画像に含まれる前記検出画像部分の外形サイズと、前記検出画像部分に含まれる前記複数の領域の幅と、前記検出画像部分の明度の最大値と、の少なくとも、一つを変更することにより、実行することを特徴とする画像処理装置。
この画像処理装置では、検出画像部分の外形サイズと、検出画像部分に含まれる複数の領域の幅と、検出画像部分の明度の最大値と、の少なくとも、一つを変更することにより、生成する検出画像の複数の検出画像部分の明度分布を変更することができ、撮像検出画像に含まれる複数の検出画像部分の明度分布が、それぞれに対応する検出画像の複数の検出画像部分の明度分布に近づくようにすることができ、撮像検出画像に含まれる複数の検出画像部分の抽出精度や検出精度を向上させることができ、検出画像の抽出精度や検出精度を向上させることが可能となる。
[適用例5]
適用例1ないし適用例4のいずれか一つに記載の画像処理装置であって、前記複数段の領域の区分は、あらかじめ定めた関数に基づいて求められることを特徴とする画像処理装置。
[適用例6]
適用例5に記載の画像処理装置であって、前記関数はガウス分布関数であることを特徴とする画像処理装置。
適用例5や適用例6に記載の画像処理装置では、検出画像に含まれる複数の検出画像部分を、容易に、検出画像部分の重心座標の検出に適した明度分布の検出画像部分となるようにすることができる。
[適用例7]
被投写面上に画像を投写して表示するプロジェクターであって、適用例1ないし適用例6のいずれか一つに記載の画像処理装置と、前記被投写面上に投写された前記検出画像を撮像する撮像部と、前記画像処理装置から出力された画像データに基づいて、前記画像を投写する投写部と、を備えることを特徴とするプロジェクター。
[適用例8]
被投写面上に画像を投写して表示するプロジェクターの制御方法であって、(a)前記被投写面上に表示される投写画像の状態を検出するための画像として、複数の検出画像部分と、前記複数の検出画像部分のそれぞれの周囲を覆う背景画像と、を含む検出画像を生成する工程と、(b)前記被投写面上に前記検出画像を投写する工程と、(c)前記被投写面上に投写された前記検出画像を撮像する工程と、を備え、前記複数の検出画像部分のそれぞれは、互いに明度が異なる複数の領域を含んでおり、前記背景画像は、前記複数の検出画像部分の明度よりも低い明度を有しており、前記工程(a)は、撮像して得られた撮像検出画像に含まれる前記複数の検出画像部分の明度分布が、それぞれに対応する前記検出画像の複数の検出画像部分の明度分布に近づくように、生成する検出画像の前記複数の検出画像部分の明度分布と前記背景画像のサイズの少なくとも一方を変更することを特徴とするプロジェクターの制御方法。
このプロジェクターの制御方法では、検出画像を、複数の検出画像部分と、前記複数の検出画像部分のそれぞれの周囲を覆う背景画像と、で構成し、背景画像は複数の検出画像部分の明度よりも低い明度を有する画像とされているので、背景画像の周囲の明度が検出画像部分の明度に影響してしまうのを抑制することができる。また、検出画像部分は互いに明度が異なる複数の領域を含む画像とされているので、検出画像部分の重心を精確に求めるのに有利である。そして、撮像検出画像に含まれる複数の検出画像部分の明度分布が、それぞれに対応する検出画像の複数の検出画像部分の明度分布に近づくように、生成する検出画像の複数の検出画像部分の明度分布と背景画像のサイズの少なくとも一方を変更しているので、撮像検出画像に含まれる複数の検出画像部分の抽出精度や検出精度を向上させることができ、検出画像の抽出精度や検出精度を向上させることが可能となる。
なお、本発明は、画像表示装置、プロジェクター、プロジェクターの制御方法、そのプロジェクターを制御するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記憶した記憶媒体としての態様など、種々の態様で実現することが可能である。
本発明の一実施例としてのプロジェクターの構成を概略的に示すブロック図である。 キーストーン補正を例に検出画像調整を行う意味について簡単に示す説明図である。 本実施例における検出画像調整処理を示すフローチャートである。 生成される検出画像について示す説明図である。 図3のステップS10において検出画像を構成する検出画像部分としてのドットパターンを生成する手順について示すフローチャートである。 図3のステップS10で生成された検出画像を用いて実行される検出画像調整処理の概要について示す説明図である。 画像解析部によって実行される撮像画像中の各検出画像部分の抽出および検出画像の修正要否判断について示す説明図である。 背景画像を配置する効果について示す説明図である。 抽出した検出画像部分の階調パターンおよび修正情報の例を示す説明図である。 抽出した検出画像部分の階調パターンおよび修正情報の例を示す説明図である。 抽出した検出画像部分の階調パターンおよび修正情報の例を示す説明図である。 抽出した検出画像部分の階調パターンおよび修正情報の例を示す説明図である。 図3のステップS60aにおいて重心座標を求める手順について示す説明図である。 図13のステップS330において1つの重心座標算出対象領域における重心座標算出の手順を示すフローチャートである。 ドットパターンを用いた他の検出画像の例を示す説明図である。 ドットパターンではない他の検出画像部分を含む検出画像の例を示す説明図である。
A.プロジェクターの構成
図1は、本発明の一実施例としてのプロジェクターの構成を概略的に示すブロック図である。プロジェクターPJは、入力操作部10と、制御回路20と、画像処理動作回路30と、画像投写光学系(投写部)40と、撮像部50と、を備えている。
入力操作部10は、図示しない、リモートコントローラーや、プロジェクターPJに備えられたボタンやキー等で構成され、利用者による操作に応じた指示情報を制御回路20に出力する。例えば、利用者により、後述する検出画像調整処理の開始の指示情報が制御回路20に出力される。
画像投写光学系40は、画像を表す画像光を生成し、スクリーン(被投写面)SC上で結像させることにより画像を拡大投写する。この画像投写光学系40は、照明光学系420と、液晶ライトバルブ440と、投写光学系460と、を備えている。
照明光学系420は、光源ランプ422とランプ駆動部424と、を備えている。光源ランプ422としては、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電発光型の光源ランプやレーザー光源、発光ダイオードや有機EL(Electro Luminescence)素子等の各種自己発光素子を用いることができる。ランプ駆動部424は、制御回路20の制御に基づいて光源ランプ422を駆動する。
液晶ライトバルブ440は、照明光学系420から射出された光を画像データに基づいて変調する光変調装置である。液晶ライトバルブ440は、複数の画素をマトリクス状に配置した透過型液晶パネルにより構成される。後述する画像処理動作回路30のライトバルブ駆動部380からの駆動信号に基づいて、各画素の液晶の動作を制御することにより、照明光学系420から照射された照明光を、画像を表す画像光に変換する。なお、本実施例では、液晶ライトバルブ440には、赤(R),緑(G),青(B)の3つの色成分用の3つの液晶ライトバルブが含まれている(不図示)。ただし、1つの液晶ライトバルブを用いてモノクロ画像を投写するようにしてもよい。
投写光学系460は、液晶ライトバルブ440から射出された画像光を、スクリーンSC上で結像させることにより、スクリーンSC状に画像を拡大投写する。投写光学系460は、投写レンズ462と、レンズ駆動部464と、状態検出部466と、を備えている。投写レンズ462は、図示しない、フォーカス調整用のフォーカスレンズと、ズーム調整用のズームレンズと、が光軸方向に移動可能に構成されており、液晶ライトバルブ440から射出された画像光を、ズームレンズのズーム位置に応じて拡大し、フォーカスレンズのフォーカス位置に応じて結像させることにより、画像光の表す画像をスクリーンSC上に拡大投写する。レンズ駆動部464は、制御回路20の制御に基づいて、フォーカスレンズの光軸方向の位置(以下、「フォーカス位置」という)を変化させる。また、レンズ駆動部464は、ズームレンズの光軸方向の位置(以下、「ズーム位置」)を変化させる。状態検出部466は、フォーカスレンズのフォーカス位置およびズーム位置を検出する。なお、投写光学系460の構成は一般的であるので、具体的な構成の図示および説明は省略する。
画像処理動作回路30は、入力処理部320と、画像表示処理部340と、画像メモリー360と、ライトバルブ駆動部380と、を備えている。入力処理部320は、制御回路20の制御に基づいて、外部機器から供給される入力画像信号に対して、必要に応じてA/D変換を行い、画像表示処理部340で処理可能なデジタル画像信号に変換する。画像表示処理部340は、制御回路20の制御に基づいて、入力処理部320から出力されたデジタル画像信号に含まれる画像データを、画像メモリー360に、1フレームごとに書き込み、読み出す際に、解像度変換処理やキーストーン補正処理等の種々の画像処理を実施する。また、制御部220から出力された検出画像を表す検出画像データを、画像データに重ね合わせる。ライトバルブ駆動部380は、画像表示処理部340から入力されたデジタル画像信号に従って、液晶ライトバルブ440を駆動する。なお、ライトバルブ駆動部380は、画像処理動作回路30ではなく、画像投写光学系40に備えられるようにしてもよい。
撮像部50は、制御回路20の制御に基づいて、検出画像として入力処理部320から画像表示処理部340に入力されたデジタル画像信号の表す画像PP(ハッチングで示す)に検出画像TP(4つの検出画像部分としての4つのドットパターンDPで構成される)が重ね合わされた画像であり、スクリーンSCに拡大投写された投写画像を撮像し、撮像した画像に応じた画像信号を制御回路20に出力する。この撮像部50としては、例えば、撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device )を備えたCCDカメラを用いて構成される。なお、検出画像については後述する。
動き検出部60は、プロジェクターPJにおける、投写軸周りや、縦方向、横方向の移動、および移動の停止を検出する。なお、この動き検出部としては、角速度センサーや、加速度センサー、ジャイロセンサー等の、移動および移動の停止を検出することが可能な各種センサーを用いて構成することができる。
制御回路20は、CPUやROM、RAM等を備えるコンピューターであり、制御プログラムを実行することにより、制御部220と情報記憶部260を構成する。制御部220は、実行された制御プログラムに従って、画像処理動作回路30、画像投写光学系40、撮像部50、および、動き検出部60を制御する各種制御機能部として動作する。情報記憶部260は、各種制御のための情報を記憶する各種記憶部として動作する。図1には、制御部220の制御機能部の例として、後述する検出画像調整を実行する検出画像調整部230、および、フォーカス調整やキーストーン補正(台形歪み補正)等の投写画像の画質を調整する投写画像調整部240が図示されている。この検出画像調整部230は、利用者が入力操作部10から検出画像調整の開始を指示することにより、対応するプログラムが実行されることによって動作する。また、図1には、情報記憶部260の記憶部の例として、制御部220による種々の制御のための設定情報を記憶する設定情報記憶部262と、後述する検出画像情報を記憶する検出画像情報記憶部264と、撮像部50で撮像された撮像画像の画像データを記憶する撮像画像情報記憶部266と、が図示されている。
検出画像調整部230は、検出画像生成部232と、撮像制御部234と、画像解析部236と、重心座標検出部238と、を備えている。検出画像生成部232は、投写画像調整部240によるフォーカス調整やキーストーン補正のために用いられる検出画像の画像データを生成する。撮像制御部234は、撮像部50を制御してスクリーンSC上に投写された検出画像を含む投写画像を撮像し、撮像した投写画像(以下、「撮像画像」ともいう)を撮像画像情報記憶部266に記憶する。画像解析部236は撮像画像を解析する。なお、画像解析部236は、検出画像生成部232の中に設けてもよい。重心座標検出部238は、検出画像TPに含まれる各検出画像部分(ドットパターンDP)の重心座標を検出する。重心座標が検出された検出画像を用いてフォーカス調整が実行され、検出された重心座標に基づいてキーストーン補正が実行される。この検出画像調整部230については、更に後述する。
なお、本実施例において、検出画像生成部232および画像解析部236が本発明の検出画像生成部に相当する。また、制御回路20、画像処理動作回路30、および動き検出部60が、本発明の画像処理装置に相当する。
B.プロジェクターの動作:
[検出画像調整の概要]
図2は、キーストーン補正を例に、検出画像調整を行う意味について簡単に示す説明図である。図2(A)に示すように、プロジェクターPJとスクリーンSCとの相対的な位置関係によって、液晶ライトバルブ440の画像形成領域440fに形成した矩形状の画像は、スクリーンSC上に歪んだ形状で投写される。このとき、投写画像の歪んだ4つの頂点の位置を、矩形状の4つの頂点の位置へと、画像形成領域440f上において座標変換することにより、歪みを補正した画像を表示することが可能となる。このため、投写画像の4つの頂点が、画像形成領域440f上におけるどの位置に座標変換されるかを、精確に求めることが要求される。
上記要求に対して、例えば、以下のようにすることによって対応することができる。すなわち、画像形成領域440fにおいて、あらかじめ既知の座標に配置した複数の検出画像部分(例えば、図2に●で示した4つのドットパターン)を含む検出画像を投写する。そして、投写された検出画像を撮像して、撮像した検出画像(「撮像検出画像」ともいう)に含まれる各検出画像部分(「撮像検出画像部分」ともいう)から各撮像検出画像部分を抽出する。抽出した各撮像検出画像部分の重心座標を求めることによりずれ量を検出し、検出したずれ量に基づいて、歪んで投写される画像を矩形状に補正するための座標変換を実行することができる。また、それぞれの検出画像部分投写距離を、三次元測定法によって、ずれ量に基づいて求めることができ、フォーカス調整を実行することもできる。
ここで、キーストーン補正やフォーカス調整がされていないとすると、撮像検出画像に含まれる各検出画像部分は、外形形状が歪んでいる場合や、ぼけている場合、明るさが変化している場合、等によって、検出画像部分の抽出精度が悪くなる。このため、抽出精度が悪い検出画像部分から重心座標を求めても、求められた重心座標の精度も悪くなる。例えば、検出画像部分がぼけて撮像検出画像部分が暗く広がった形で抽出された場合には、重心座標を求める対象となる画素領域が広がって、重心座標を求めた場合に誤差が大きくなる。
そこで、本実施例では、以下で説明するように、撮像検出画像に含まれる各検出画像部分(撮像検出画像部分)の重心座標が精度良く求められるように、各検出画像部分の画像を調整するものである。
[検出画像調整の動作説明]
図3は、本実施例における検出画像調整処理を示すフローチャートである。制御部220の検出画像調整部230(図1)が検出画像調整処理を開始すると、検出画像調整部230の検出画像生成部232によって、検出画像が生成される(ステップS10)。生成された検出画像の画像データ(以下、「検出画像データ」ともいう)は画像処理動作回路30の画像表示処理部340(図1)に出力される。
図4は、生成される検出画像について示す説明図である。この検出画像TPは、図4(A)に示すように、液晶ライトバルブ440の画像形成領域440fの4隅の所定の位置に配置されるべき4つの検出画像部分としてのドットパターンDP1〜DP4と、それぞれのドットパターンDP1〜DP4を覆う矩形状の背景画像BP1〜BP4と、で構成される。画像形成領域440fは、マトリクス状に配置された複数の画素(液晶画素)により構成される。画像形成領域440fの左上,右上,左下,右下の4隅の頂点の座標(水平,垂直)は、(0,0),(xx,0),(0,yy),(xx,yy)で表されているものとする。このとき、4つのドットパターンDP1〜DP4は、画像形成領域440fの座標上において、それぞれの中心(重心)があらかじめ定められた座標位置に配置されるものとする。本例では、各ドットパターンDP1〜DP4および各背景画像BP1〜BP4は、画像形成領域440fの水平画素数をwおよび垂直画素数をhとし、画像形成領域440fの左上,右上,左下,右下の4隅の頂点から、それぞれ、水平方向にW/8画素、垂直方向にh/8画素ずれた位置が中心となるように配置されているものとする。なお、配置位置はこれに限定されるものではなく、適宜任意に設定可能である。ただし、4つの頂点に近い方が好ましい。
各ドットパターンDP1〜DP4は、図4(B)に示すように、ドットパターンサイズ(直径)がsd(単位は例えば[pixel])の円形パターンであり、中心から外周に向かって変化する階調段数stp(stp1〜stp4はそれぞれr3以上の整数)の複数段の領域に区分され、中心の領域から外周の領域に向かって順に明度が低くなる多値の明度分布を有する。図4(B)の例では、明度分布はガウス分布を模擬した形状である。なお、各領域の番号をnとしてnは中心から外側に向かって0からstp−1までの番号が順に割り振られるものとする。1段目の領域(中心領域)の番号はn=0で、その明度値(例えば8ビットの階調値)はV0で半径はr0(単位は例えば[pixel])で示される。同様に、2段目の領域の番号はn=1で、その明度値はV1で半径はr1[pixel]で示される。また3段目の領域の番号はn=2で、その明度値はV2で半径はr2[pixel]で示される。すなわち、n段目の領域の番号はn=0〜stp−1で、その明度値はVnで半径はrn[pixel]で示される。なお、ドットパターンのサイズsdは、画素数[pixel]が奇数の場合には、中心を0として−rn〜+rnの範囲でsd=(2・rn)で表される。これに対して、画素数が奇数の場合には、ドットパターンのサイズsdは、−rn〜+(rn−1)あるいは−(rn−1)〜+rnの範囲でsd=(2・rn)−1で表される。
図5は、図3のステップS10において検出画像を構成する検出画像部分としてのドットパターンを生成する手順について示すフローチャートである。まず、ドットパターンサイズsdの決定(ステップS110)、明度の階調段数stpの決定(ステップS120)、および、標準偏差σの決定(ステップS130)が実行される。なお、検出画像調整の開始時点において、これらのパラメーターsd,stp,σはあらかじめ定められている値に設定される。以下の説明では、初期設定値の例として、sd=34[pixel],stp=10[段],σ=10[pixel]が設定されているものとして説明する。
そして、下式(1)で示す正規分布関数A(s)から、s=0およびs=sd/2における確率密度A(0)およびA(sd/2)の値を算出し(ステップS140)、下式(2)で示す配分式から、階調段数stpの1段当たりの配分値Paを算出する(ステップS150)。
Figure 2013197918
Figure 2013197918
上記初期設定sd=34,stp=10,σ=10の場合には、平均値aveを0として(1)式からA(0)=0.03989およびA(sd/2)=A(17)=0.00940が求められ、(2)式からPa=0.00305が求められる。これらの各数値は便宜上小数点以下第6桁で四捨五入して示されている。なお、図3において説明したように、ドッドドットパターンのサイズsdが偶数画素数の場合には、−rn〜+(rn−1)の範囲で表され、平均値aveは0ではなく−0.5となるが、上記したようにave=0としたのは、奇数画素数の場合と同様に−rn〜+rnの範囲と仮定しても計算上ほぼ問題がないと考えられるためである。例えば、sd=34において、実際の−17〜+16の範囲で考えた場合と、−17〜+17の範囲と考えた場合とで、その算出値の差異は、最大値A(0)側で約0.00005、最小値A(17)側で約0.00083であり、ほぼ同じ値と考えても差し支えない。
次に、各段の半径rn(n:0〜stp−1=9)を算出する(ステップS160)。具体的には、下式(3)が成立する半径rnを算出する。
Figure 2013197918
上記初期設定sd=34,stp=10,σ=10の場合には、各段の半径r0〜r9が、r0=4[pixel],r1=6[pixel],r2=7[pixel],r3=9[pixel],r4=10[pixel],r5=11[pixel],r6=12[pixel],r7=14[pixel],r8=15[pixel],r9=17[pixel]のように求められる。
そして、各段の領域特定を実行する(ステップS170)。具体的には、ドットパターンの中心座標を原点として、下式(4)に基づいて各段の領域が特定される。具体的には、下式(4)で示される半径rnの円が領域間の境界となり、その内側の領域がそれぞれの領域となる。従って、(rn−1)2=x2+y2で表される円とrn2=x2+y2で表される円の間の領域がn段目の領域となる。
Figure 2013197918
最後に、各段の明度の階調値(明度値)Vnを設定する(ステップS180)。具体的には、例えば、下式(5)に基づいて各段の明度値Vnを設定することができる。
Figure 2013197918
上記初期設定sd=34,stp=10,σ=10の場合において、1段目(半径r0)〜10段目(半径r9)の各領域の明度値V0〜V9は、例えば、V0:白98%(8ビットの最大階調値255に対する割合)とすると、V1:白88%,V2:白78%,V3:白68%,V4:白58%,V5:白48%,V6:白38%,V7:白28%,V8:白18%,V9:白8%のように求められる。
以上のように、図4(B)に示すようなドットパターンを使用する理由は、個々のドットパターンの重心座標を求める処理において、その重心座標を精確に決定するのに適しているからである。なお、重心座標を求める処理については後述する。
背景画像BP1〜BP4は、それぞれに対応するドットパターンDP1〜DP4のドットパターンサイズよりも大きい幅wbと高さhbを有する大きさに設定され、その明度は、ドットパターンの最外周の最も暗い明度よりも暗い明度となるように設定される。背景画像は、後述するように、検出画像を重ねる投写画像の明度が、ドットパターンの明度に影響してしまうのを抑制するためのものであり、通常は、ドットパターンのサイズsdの2〜3倍に設定されるのが好ましい。ただし、撮像部50の撮像の解像度に大きく起因するものであり、これに応じて、1.5〜2倍でよい場合もあり、3倍より大きくしなければならない場合もある。本例では、例えば、最初に設定される背景画像BP1〜BP4は、幅wbおよび高さhbが(2・sd)で明度が白0%すなわち黒色の矩形画像に設定されるものとする。
上記ステップS10(図3)による検出画像の生成の後、ステップS20〜ステップS60bが実行され、ステップS10に戻ってステップS10以降の処理が再び実行されることにより、検出画像調整が実行される。以下では、ステップS20以降の処理を具体的に説明する前に、まず、ステップS10で生成された検出画像による検出画像調整の概要を説明する。
図6は、図3のステップS10で生成された検出画像を用いて実行される検出画像調整処理の概要について示す説明図である。なお、図を見やすくするために、背景画像は省略して示している。ステップS10で生成された検出画像TPは、後述するステップS20において、例えば、図6(A)に示すように、スクリーンSC上に投写表示される。このとき、投写表示された検出画像TPでは、右上および右下のドットパターンDP2,DP4の明度が左上および左下のドットパターンDP1,DP3の明度に比べて低い状態であり、精確に重心を求めることができる明度の許容範囲になかったとする。このとき、後述するステップS30による投写画像の撮像、および、ステップS60b,S10による検出画像の修正が実行される。この結果、図6(B)に示すように、ステップS20における修正後の検出画像の再投写によって投写表示された検出画像TPaでは、検出画像部分DP1〜P4の明度がそれぞれ重心位置を精確に求めることができる許容範囲内となるように調整される。
次に、図3のステップS20以降の各処理について説明する。ステップS20では、検出画像調整部230(図1)の検出画像生成部232から画像表示処理部340に出力された検出画像データの表す検出画像TPが、画像処理動作回路30の入力処理部320から画像表示処理部340に出力された画像データの表す画像に重畳され、ライトバルブ駆動部380、および、画像投写光学系40を介してスクリーンSC上に投写表示される。そして、ステップS30では、検出画像調整部230の撮像制御部234によって撮像部50が制御されて、スクリーンSC上に投写表示されている検出画像を含む投写画像が撮像され、撮像画像の画像データ(「撮像画像データ」ともいう)が取得され、撮像画像情報記憶部266に記憶される。
ステップS40では、撮像画像情報記憶部266に記憶されている撮像画像データの表す撮像画像を検出画像調整部230の画像解析部236(図1)によって、検出画像TPを構成するドットパターン(検出画像部分)DP1〜DP4に対応する、撮像画像中の各検出画像部分(以下、「撮像検出画像部分」ともいう)の抽出が実行される。そして、ステップS50では、各検出画像部分の抽出が可能であって検出画像の修正が不要であるか、少なくとも一つの検出部分の抽出が不可であって検出画像の修正が要であるか判断される。
図7は、画像解析部によって実行される撮像画像中の各検出画像部分の抽出および検出画像の修正要否判断について示す説明図である。図7(A)は撮像して得られた撮像画像を模式的に示し、図7(B)は一つの検出画像部分の抽出結果および修正要否判断について示している。
撮像画像情報記憶部266に記憶されている撮像画像CPPの画像データを読み出して、撮像検出画像CTPの各検出画像部分であるドットパターンDP1〜DP4に対応する部分の画像データのうち、図7(A)に示した一点鎖線の枠で示した最も明度の高い部分を含む領域を抽出する。具体的には、例えば、ドットパターンDP1〜DP4に対応する検出画像部分および背景画像が存在するはずのおおよその位置は特定できるため、検出画像部分を含むおおよその範囲内における各画素の明度の最大値を検出し、検出した明度の最大値の画素を含み、かつ、背景画像の部分を含む領域の画像データを抽出する。図7(B)のグラフは、抽出した画像データの階調値の変化の状態(以下、「階調パターン」ともいう)を示している。図7(B)の破線で示す階調パターンYcは、設定したドットパターンの階調パターンを示しており、フォーカスや歪み等の種々の損失がなく理想的な状態の場合の理想的な階調変化の状態を模式的に示している。なお、以下では、この階調パターンYcを「設定階調パターン」あるいは「理想的階調パターン」ともいう。しかしながら、実際に抽出された画像データの階調パターンYdpは、フォーカスのずれ具合や、ズーム状態、撮像部50の解像度、プロジェクターとスクリーンとの位置関係(正面投写、斜め投写)、スクリーンの状態(色や材質等)、検出画像が重畳される画像の状態等の種々の条件に応じて、設定階調パターンYcからずれた状態となる。
そこで、抽出した各検出画像部分について、それぞれ、検出画像部分の階調パターンYdpの設定階調パターンYcに対するずれが、重心を精確に求めることが可能な許容条件を満たしている否かを判断することにより、各検出画像部分の抽出可否を判断し、検出画像の修正要否を判断する。具体的には、以下の条件を満足するか否かで判断される。
許容条件1)検出画像部分の明度の最大値VHdpが上限値Vah(8ビットで250(最大階調値255に対する割合で表すと98%))〜下限値Val(8ビットで230(90%))の範囲内であること。
許容条件2)ドットパターンサイズsdの1.5倍外側における明度値VLadp,VLbdpが(Val−th)よりも低いこと(閾値thは30)。
各検出画像部分において、条件1,2が満足されている場合には、各検出画像部分の抽出が可能であり、検出画像の修正は不要と判断される。一方、少なくとも一つの検出画像部分において、条件1,2の少なくとも一方が満足されない場合には、その検出画像部分の抽出が不可であり、検出画像の修正は必要と判断される。なお、下限値Valおよび上限値VahはVal=230,Vah=250に限定されるものではなく、要求される精度に応じて適宜変更可能な値である。また、閾値thもth=30に限定されるものではなく、同様である。
図8は、背景画像を配置する効果について示す説明図である。図8(A)は仮に背景画像を配置しない場合の一つの検出画像部分の階調パターンの例を示している。図8(B)は背景画像を配置した場合の一つの検出画像部分の階調パターンの例を示している。背景画像を配置しない場合には、検出画像部分の階調パターンYdpは、スクリーンの状態(色や材質)や、検出画像が重畳される画像の状態(明度)に影響される。スクリーンの色の明度が高い場合や、検出画像が重畳される画像(「被重畳画像」ともいう)の明度が高い場合には、抽出した検出画像部分の階調パターンは、設定階調パターンYcのように低い側の明度が、スクリーンや非重畳画像の明度の影響を受けて、低下せず、明るい側に偏った階調パターンとなる。この場合に、検出画像部分の明度の最大値が低く抽出されるような状態であれば、階調差が小さくなって、精確な重心を求めることができない可能性が高くなる。これに対して、背景画像を配置した場合には、図8(B)に示すように、検出画像部分と非重畳画像部分に、背景画像が配置されることにより、スクリーンや被重畳画像の影響を抑制して、得られる階調パターンYdpを設定階調パターンYcに近づけることができる。この結果、検出画像部分の抽出精度を向上させることが可能となる。以上説明したように、検出画像部分を覆うように背景画像を配置するのは、スクリーンや被重畳画像の影響を抑制して、検出画像部分の抽出精度を向上させるためである。
ステップS60aでは、求めた撮像画像中の各検出画像部分の階調パターンの状態がいずれも許容範囲を満たしており、検出画像の修正不要と判断された場合に(ステップS50:YES)、検出画像調整部230の重心座標検出部238(図1)によって、検出画像TPを構成する検出画像部分であるドットパターンDP1〜DP4に対応する、撮像画像中の各検出画像部分(撮像検出画像部分)の重心座標が求められる。そして、ここで求められた重心座標に基づいて、更に、フォーカス調整やキーストーン補正等の種々の調整が実行される。なお、この重心座標を求める方法については後で説明する。
ステップS60b(図3)では、求めた撮像画像中の各検出画像部分の階調パターンの少なくとも一つの状態が許容範囲を満たしておらず、検出画像の修正必要と判断された場合に(ステップS50:NO)、検出画像生成部232によって検出画像TPを修正するための修正情報が求められる。そして、ステップS10に戻って、求められた修正情報に基づいて検出画像が修正され、修正された検出画像の画像データが画像表示処理部340に出力され、ステップS50において検出画像の修正が不要と判断されるまで、ステップS10〜ステップS60bの処理が繰り返される。なお、修正情報を求める処理(ステップS60b)については後で説明する。
検出画像の修正要否判断(ステップS60)の後、撮像画像中の各検出画像部分の重心座標を求める処理が実行された場合には(ステップ60a)、検出画像の再調整要否判断(ステップS70)および検出画像調整処理の終了の判断(ステップS80)が実行される。利用者によって入力操作部10からの終了が指示されて、ステップS80において処理の終了と判断されるまでは、ステップS70で再調整必要と判断されるまで、待機状態となる(ステップS70:NO,ステップS80:NO)。再調整必要と判断された場合には(ステップS70:YES)、ステップS30に戻って画像投写、ステップS40における投写画像の撮像、ステップS50における検出画像部分の抽出、および、ステップS60における検出画像の修正要否判断が実行され、この修正要否判断に応じて、ステップS60aにおける重心座標を求める処理、あるいは、ステップS60bにおける修正情報を求める処理が再度実行される。なお、再調整必要と判断されるのは、例えば、動き検出部60によるプロジェクターPJの動き検出によりプロジェクターPJの設置状態の変化が検出された場合や、プロジェクターの設定条件(照明の明るさ、ズーム位置、フォーカス位置等)が変更された場合が挙げられる。
[修正情報および検出画像の修正]
図9〜図12は抽出した検出画像部分の階調パターンおよび修正情報の例を示す説明図である。図9は、設定階調パターンYcと同じ分布の幅で許容条件2を満たすが、明度の最大値(最大の階調値)VHdpが許容範囲(Vah〜Val)よりも低くなって許容条件1を満たさない場合の特性の階調パターンYdpを示している。例えば、検出画像部分が「暗く抽出」された場合が該当する。この場合には、ドットパターンの明度を全体的に明るくすることが考えられる。そこで、検出画像生成部232は「ドットパターンの明度を明るくする」という修正情報を得、対応するドットパターンの明度を明るくする修正を行うことにより検出画像の修正を実行する。なお、ドットパターンの修正方法については後述する。
図10は、設定階調パターンYcよりも広がった分布の幅ではあるけれども許容条件2を満たすが、明度の最大値VHdpが許容範囲(Vah〜Val)より低くなって許容条件1を満たさない場合の特性の階調パターンYdpを示している。例えば、検出画像部分が「ぼけて暗く抽出」された場合が該当する。この場合には、画像がぼけることにより背景画像の明度がドットパターンの明度に影響することや、背景画像の周辺の被重畳画像の明度がドットパターンの明度に影響することによって、階調パターンYdpの明度の最大値VHdpが許容範囲からはずれて許容条件1を満たさなくなったことが考えられる。
従って、上記不具合を解消するためには、例えば、ドットパターンのサイズに対する背景画像のサイズ(幅および高さ)を大きくして、背景画像や被重畳画像の影響を小さくすることが考えられる。そこで、例えば、検出画像生成部232は「ドットパターンのサイズに対する背景画像のサイズを大きくする」という修正情報を得、対応するドットパターンの背景画像のサイズを大きく設定する。具体的には、例えば、上記したように、初期設定では幅wbおよび高さhbをドットパターンのサイズsdの2倍に設定しているが、これを2倍よりも大きく設定する。
ここで、図10における処理を1回あるいは複数回繰り返すことにより、階調パターンYdpの明度の最大値VHdpが大きくなって許容範囲(Vah−Val)内となる許容条件1を満たせば、検出画像部分の抽出可能と判断される。また、図10における処理を複数回繰り返して、階調パターンYdpの分布の幅が狭くなって設定階調パターンYcと一致するようになっても、明度の最大値VHdpが許容範囲(Vah−Val)内とならず許容条件1を満たさない場合には、図9の状態となる。このため、図9で示した処理を実行することにより、検出画像部分の抽出可能と判断されることになる。
なお、図10の場合、ドットパターンの中心部の明度を周辺部の明度に比べて明るくなるように設定することによって、明度の変化を急峻とすることにより、修正することも可能である。また、背景画像のサイズを大きくすることと、ドットパターンの中心部の明度を周辺部の明度に比べて明るくなるように設定することの両方を行うようにしてもよい。
図11は、設定階調パターンYcと同じ分布の幅で許容条件2を満たすが、明度の最大値VHdpが設定可能な最大値Vcと同じで、かつ、広がり(幅)を有して許容条件2を満たさない場合の特性の階調パターンYdpを示している。例えば、検出画像部分が「明るい側で飽和して抽出」された場合が該当する。この場合には、ドットパターンの明度を少し暗くすることや、ドットパターンのサイズを小さくすることが考えられる。なお、背景画像のサイズ、すなわち、幅wbおよび高さhbは、上記したように、ドットパターンのサイズsdをあらかじめ定めた倍率だけ大きくしたサイズに設定される(本例では2・sd)。従って、このドットパターンのサイズを小さくすることは、背景画像のサイズを調整することで考えると、背景画像のサイズを小さくすることに対応する。ドットパターンの明度を少し暗くすることと、ドットパターンのサイズを小さくすることの、いずれの処理を優先するかは、あらかじめ設定しておけばよい。また、いずれか一つの処理ではなく、複数を組み合わせてもよいし、全てを行うようにしてもよい。
そこで、抽出した検出画像部分の階調パターンが図11のような場合には、検出画像生成部232は、例えば、「ドットパターンのサイズを小さくする」という修正情報を得、ドットパターンサイズsdを小さくする修正を実行する。
ここで、図11における処理を1回または複数回繰り返すことにより、階調パターンYdpの明度の最大値VHdpの飽和状態が解消されて許容範囲(Vah−Val)内となる許容条件1を満たせば、検出画像部分の抽出可能と判断される。これに対して、図11における処理を複数回繰り返しても、明度の最大値VHdpの飽和状態は解消されるが、許容範囲(Vah−Val)からはずれて許容条件1を満たさなくなった場合には、図9や図10の状態となるので、図9や図10で示した処理を実行することにより、検出画像部分の抽出可能と判断されることになる。
図12は、明度の最大値VHdpは許容範囲(Vah−Val)内で許容条件1を満たすが、ドットパターンサイズsdの1.5倍外側における階調値Ydpの明度値VLadp,VLbdpが境界値(Val−th)よりも高く許容条件2を満たさない場合の特性の階調パターンYdpを示している。例えば、検出画像部分が「明るい側にぼけて抽出」された場合が該当する。この場合には、例えば、画像がぼけることにより背景画像の周辺の被重畳画像の明度がドットパターンの明度に影響し、階調パターンYdpの暗側の明度が明るくなって、明度値VLadp,VLbdpが境界値(Val−th)よりも高くなり、許容条件2を満たさなくなったことが考えられる。
従って、上記不具合を解消するためには、例えば、ドットパターンのサイズに対する背景画像のサイズを大きくして、背景画像の周辺の被重畳画像の影響を小さくすることが考えられる。また、ドットパターンの中心側の明度は変更せず周辺側の明度を暗くすることが考えられる。また、ドットパターンのサイズを小さくすることが考えられる。背景画像を相対的に大きくすることと、ドットパターンの周辺側の明度を暗くすることと、ドットパターンのサイズを小さくすること、のいずれの処理を優先するかは、あらかじめ設定しておけばよい。また、いずれか一つの処理ではなく、複数を組み合わせてもよいし、全てを行うようにしてもよい。
そこで、抽出した検出画像部分の階調パターンが図12のような場合には、例えば、検出画像生成部232は「ドットパターンのサイズに対する背景画像のサイズを大きくする」という修正情報を得、対応するドットパターンのサイズに対する背景画像のサイズを大きく設定する。
ここで、図12における処理を1回または複数回繰り返すことにより、階調パターンYdpの明度値VLadp,VLbdpが境界値(Val−th)よりも低くなり、許容条件2を満たすようになったとする。このとき、階調パターンYdpの明度の最大値VHdpも許容範囲(Vah−Val)内となる許容条件1を満たせば、検出画像部分の抽出可能と判断される。これに対して、図12における処理を複数回繰り返すことにより、階調パターンYdpの明度の最大値VHdpが許容範囲(Vah−Val)からはずれて明るい側で飽和して許容条件1を満たさなくなった場合には、図11の状態となるので、図11で示した処理を実行することにより、検出画像部分の抽出可能と判断される。また、図12における処理を複数回繰り返すことにより、階調パターンYdpの明度の最大値VHdpが許容範囲(Vah−Val)からはずれて暗くなり許容条件1を満たさなくなった場合には、図9や図10の状態となるので、図9や図10で示した処理を実行することにより、検出画像部分の抽出可能と判断されることになる。
以上のように各検出画像部分を修正することにより、各検出画像部分は要求される精度の重心を求めることが可能な状態に修正されて各検出画像部分の抽出が可能と判断されように検出画像調整が実行される。
上記したドットパターンの修正方法としては種々の方法が可能である。例えば、図4および図5を用いて説明したようにドットパターンを生成する場合には、そのパラメーターであるドットパターンサイズsdや、階調段数stp、標準偏差σ、中心領域の明度値V0を設定することにより生成することができる。そこで、これらのパラメーターを変更することによりドットパターンの修正を実行することができる。ドットサイズsdを大きくすれば、正規分布の適用範囲が広くなって各段の分布量が大きくなるので、撮像検出画像部分の明度の最大値は高くなる傾向にある。これに対して、ドットサイズsdを小さくすれば、正規分布の適用範囲が狭くなって各段の分布量が小さくなるので、撮像検出画像部分の明度の最大値は低くなる傾向にある。階調段数stpの段数を大きくすれば各段の幅が狭くなるので撮像検出画像部分の明度の最大値は低くなり、階調段数stpの段数を小さくすれば各段の幅が広くなるので撮像検出画像部分の明度の最大値は高くなる傾向にある。標準偏差σを大きくすれば、正規分布がなだらかになり、中心領域の幅が広くなって、撮像検出画像部分の明度の最大値は高くなる傾向にある。これに対して、標準偏差σを小さくすれば、正規分布が急峻になり、中心領域の幅が狭くなって、撮像検出画像部分の明度の最大値は低くなる傾向にある。中心領域の明度値V0を大きくすれば撮像検出画像部分の明度の最大値は高くなり、中心領域の明度値V0を小さくすれば撮像検出画像部分の明度の最大値は低くなる。従って、これらのパラメーターの値を上記修正情報に応じて適宜設定することにより所望の状態となるようにドットパターンを修正することが可能となる。
[重心座標を求める方法]
図13は、図3のステップS60aにおいて重心座標を求める手順について示す説明図である。図13(A)は重心座標を求める手順のフローチャートを示し、図13(B)は重心座標算出の対象領域について示している。
図13(A)に示すように、撮像画像データを読み込み(ステップS310)、読み込まれた撮像画像データの中から重心座標算出対象領域の抽出を行う(ステップS320)。具体的には、例えば、以下のように実行される。検出画像を構成するドットパターン(検出画像部分)は座標で特定されているため、図13(B)に示すように、撮像画像データの表す撮像画像中においても、4隅から幅や高さの1/2あるいは1/4の領域など、おおよその領域Aexは特定できる。そこで、各領域Aex内での明度の最大値を検出する。そして、その最大値の座標およびドットパターンサイズを基に、対応する撮像検出画像部分を含む最小領域を重心座標算出対象領域Agとして抽出することができる。次に、抽出された各重心座標算出対象領域Agにおいてそれぞれ重心座標の算出を実行する(ステップS330)。
図14は、図13のステップS330において1つの重心座標算出対象領域における重心座標算出の手順を示すフローチャートである。まず、重心座標算出対象領域Ag中の撮像画像データを調べて、その中の明度の最大値Vmaxおよび最小値Vminを求める(ステップS410)。また、下式(6)を用いて境界値thを求める(ステップS420)。
Figure 2013197918
なお、(6)式は、重心座標算出対象領域Ag中の明度の最小値Vminから、差(Vmax−Vmin)の25%だけ大きい値を境界とすることを示している。なお、差(Vmax−Vmin)の何%とするかは25%に限定されるものではなく、重心座標算出対象領域Ag中の重心座標算出対象となる画素の明度を最低どれくらいに設定するかに応じて適宜設定される。
そして、重心座標算出対象領域Agの各画素の明度値V(x,y)と境界値thの比較を行い、V(x,y)−th>0ならばその画素は重心座標算出の対象となる画素とし、下式(7)〜(9)に示す各積算を実行する(ステップS430)。(7)式は、重心座標算出の対象となった画素の明度値を積算することを意味している。(8)式は、重心座標算出の対象となった画素のx座標の値とその明度値との乗算値を積算することを意味している。(9)式は、重心座標算出の対象となった画素のy座標の値とその明度値との乗算値を積算することを意味している。なお、この処理は、重心座標算出対象領域Ag内の全画素について実行されるまで繰り返される(ステップS440)。
Figure 2013197918
Figure 2013197918
Figure 2013197918
そして、重心座標算出対象領域Ag内の全画素についてステップS430の処理が行われた場合には(ステップS440:YES)、パラメーターSumの値が0か否か判断される(ステップS450)。パラメーターSumの値が0の場合には(ステップS450:NO)、重心座標(xg,yg)の算出はエラーと判定され、重心座標(xg,yg)としてあらかじめ定められたエラー値が設定される。なお、この場合、図13に示した重心座標を求めるフローが再開されるようにして、エラーの発生率の軽減を図るようにしてもよい。一方、パラメーターSumの値が0でない場合には(ステップS450:NO)、下式(10),(11)に従って、重心座標(xg,yg)が求められる。
Figure 2013197918
Figure 2013197918
なお、(10)式は、重心座標算出の対象となった各画素のx座標の値とその明度値との乗算値の積算値を、重心座標算出の対象となった各画素の明度値の積算値で除算して、重心のx座標の値を求めることを意味している。同様に、(11)式は、重心座標算出の対象となった各画素のy座標の値とその明度値との乗算値の積算値を、重心座標算出の対象となった各画素の明度値の積算値で除算して、重心のy座標の値を求めることを意味している。
以上説明したように、本実施例のプロジェクターでは、検出画像の検出画像部分であるドットパターンに対応する撮像画像中の検出画像部分(撮像検出画像部分)の明度分布(階調パターン)が許容条件を満たすように修正することにより、検出画像の抽出精度や検出精度を向上させることができる。具体的には、各検出画像部分の重心が要求される精度で求められるように各検出画像部分の抽出精度を向上させることができる。また、同様に、フォーカス調整がされておらずフォーカスがぼけている状態や、キーストーン補正がされておらず投写画像が歪んだ状態であっても検出画像の抽出精度や検出精度を向上させることができる。この結果、精度良く抽出された検出画像の各検出画像部分の重心を精確に求めることができ、フォーカス調整やキーストーン補正等の種々の調整を精度良く実行することが可能となる。
C.変形例:
なお、本発明は上記した実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
(1)変形例1
上記実施例では、検出画像部分であるドットパターンの生成において、図4および図5に示したように正規分布関数を利用して決定した配分値を用いて各段の確率密度の差が等間隔となるように設定するとともに、各段の明度を明度値の割合が等間隔で小さくなるように設定する場合を例に説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、正規分布関数ではなく折れ線状の直線関数や二次関数等を利用してもよい。また各段の明度を等間隔の明度値の割合ではなく、階調値が等間隔で小さくなるように設定してもよく、階調値や割合を等間隔としなくてもよい。
また、ドットパターンの修正は、標準偏差や、ドットパターンサイズや、階調段数、中心領域の明度値等種々のパラメーターを変更することにより実行するようにしてもよい。
以上のように、ドットパターンである検出画像部分の生成および修正は、互いに明度が異なる複数の領域を含むような検出画像部分を生成することができ、修正することができれば、どのような手法を用いてもよい。
(2)変形例2
上記実施例では、図4に示したように、4つのドットパターンを検出画像部分として画像の4隅に配置した検出画像を例に説明したが、これに限定されるものではなく種々の検出画像を用いることができる。以下では他の検出画像についていくつか例示する。
図15は、ドットパターンを用いた他の検出画像の例を示す説明図である。図15は、9個のドットパターンを格子状に配置した例である。図4や図15に示したように、検出画像部分であるドットパターンの数や位置を種々変更した検出画像を用いることができる。
図16は、ドットパターンではない他の検出画像部分を含む検出画像の例を示す説明図である。図16は、格子状のライン画像の例である。このライン画像は、ラインの中心側の明度が高く、ラインの外側の明度が低くなるように、それぞれ異なる明度を有する複数の領域に区分されており、ラインの外側を覆うように背景画像(図中黒色のベタ領域で示す)が配置されている。この検出画像の場合には、例えば、円の枠で示された部分を検出画像部分とすればよい。修正は、ライン画像を覆う背景画像の幅、ライン画像のラインの幅、階調段数、各段の幅、中心領域の明度の設定値等を変更することにより実行することができる。このように、検出画像部分としてはドットパターンに限定されるものではなく、互いに明度が異なる複数の領域を含む複数の検出画像部分を有する検出画像であればよく、種々の検出画像を用いることができる。
(3)変形例3
上記実施例において、図9〜図12で説明した検出画像部分の階調パターンおよび修正情報は例示であって、これに限定されるものではなく、抽出された検出画像部分の階調パターンが設定階調パターンに近づくように修正して、許容条件1および許容条件2を満たすことが可能であれば、そのための修正の仕方がどのような方法であってもよい。
(4)変形例4
上記実施例において、重心座標の算出は、(10)式,(11)式によるものに限定されるわけではなく、種々の重心座標の算出方法を用いることができる。例えば、境界値thよりも大きい明度値を有する画素の座標の平均値としてもよい。また、重心座標算出対象領域Ag内の画素の座標の平均値としてもよい。
(5)変形例5
上記実施例では、検出画像調整の開始を利用者が入力操作部10を操作して指示することにより開始されることとしているが、これに限定されるものではなく、種々のタイミングで開始することができる。例えば、プロジェクターの起動時に自動で開始することができる。また、プロジェクターが停止状態から移動状態となったことを動き検出部60により検出して自動で開始するようにしてもよい。
また、検出画像調整の終了を利用者が入力操作部10を操作して指示することにより終了されることとしているが、これに限定されるものではなく、種々のタイミングで終了させることができる。例えば、重心座標を求める処理が実行された後、一定時間待って自動的に終了するようにしてもよい。また、重心座標を求める処理が実行された後、一定時間プロジェクターの停止状態が継続された場合に終了するようにしてもよい。
(6)変形例6
上記実施例では、プロジェクター内に撮像部が備えられる場合を例に説明したが、プロジェクターとは別に撮像部が備えられるようにしてもよい。この場合においても、プロジェクターとは別に備えられた撮像部で撮像される画像に応じて検出画像を修正することができる。これにより、検出画像を精度良く抽出して、検出画像の検出画像部分に対応する撮像検出画像部分の重心座標を精度良く求めることが可能となる。
(7)変形例7
上記実施例において、プロジェクターPJは、透過型の液晶パネルを用いた液晶ライトバルブ440を光変調装置として用いて、照明光学系420からの光を画像光に変換しているが、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD:Digital Micro-Mirror Device )や、反射型の液晶パネル等を光変調装置として用いるようにしてもよい。
10…入力操作部
20…制御回路
30…画像処理動作回路
40…画像投写光学系
50…撮像部
220…制御部
230…検出画像調整部
232…検出画像生成部
234…撮像制御部
236…画像解析部
238…重心座標検出部
260…情報記憶部
262…設定情報記憶部
264…検出画像情報記憶部
266…撮像画像情報記憶部
320…入力処理部
340…画像表示処理部
360…画像メモリー
380…ライトバルブ駆動部
420…照明光学系
422…光源ランプ
424…ランプ駆動部
440…液晶ライトバルブ
460…投写光学系
462…投写レンズ
464…レンズ駆動部
466…状態検出部
PJ…プロジェクター
TP,TPa…検出画像
PP…画像
DP…ドットパターン
BP…背景画像
DP1〜DP4…ドットパターン(検出画像部分)
BP1〜BP4…背景画像
SC…スクリーン

Claims (8)

  1. 被投写面上に画像を投写して表示するプロジェクターに用いられる画像処理装置であって、
    前記被投写面上に表示される投写画像の状態を検出するための画像として、複数の検出画像部分と、前記複数の検出画像部分のそれぞれの周囲を覆う背景画像と、を含む検出画像を生成する検出画像生成部を備え、
    前記複数の検出画像部分のそれぞれは、互いに明度が異なる複数の領域を含んでおり、
    前記背景画像は、前記複数の検出画像部分の明度よりも低い明度を有しており、
    前記検出画像生成部は、
    前記被投写面上に投写された前記検出画像を撮像して得られた撮像検出画像に含まれる前記複数の検出画像部分の明度分布が、それぞれに対応する前記検出画像の複数の検出画像部分の明度分布に近づくように、生成する検出画像の前記複数の検出画像部分の明度分布と前記背景画像のサイズの少なくとも一方を変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記検出画像生成部は、
    前記撮像検出画像に含まれる前記複数の検出画像部分の明度の階調パターンが許容条件を満たすように、生成する検出画像の前記複数の検出画像部分の明度分布と前記背景画像のサイズの少なくとも一方を変更する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記検出画像生成部は、前記撮像検出画像に含まれる前記検出画像部分の明度の階調パターンの分布幅が、前記撮像検出画像に含まれる前記検出画像部分の明度の階調パターンの分布幅よりも広く、かつ、前記撮像検出画像に含まれる前記検出画像部分の明度の最大値が、明度の最大値の許容条件を満たさない場合に、前記背景画像のサイズを大きくする
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記検出画像生成部は、生成する検出画像の前記複数の検出画像部分の明度分布を変更する場合には、前記検出画像に含まれる前記検出画像部分の外形サイズと、前記検出画像部分に含まれる前記複数の領域の幅と、前記検出画像部分の明度の最大値と、の少なくとも、一つを変更することにより、実行する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記複数の領域の区分は、あらかじめ定めた関数に基づいて求められる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置であって、
    前記関数はガウス分布関数であることを特徴とする画像処理装置。
  7. 被投写面上に画像を投写して表示するプロジェクターであって、
    請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
    前記被投写面上に投写された前記検出画像を撮像する撮像部と、
    前記画像処理装置から出力された画像データに基づいて、前記画像を投写する投写部と、を備える
    ことを特徴とするプロジェクター。
  8. 被投写面上に画像を投写して表示するプロジェクターの制御方法であって、
    (a)前記被投写面上に表示される投写画像の状態を検出するための画像として、複数の検出画像部分と、前記複数の検出画像部分のそれぞれの周囲を覆う背景画像と、を含む検出画像を生成する工程と、
    (b)前記被投写面上に前記検出画像を投写する工程と、
    (c)前記被投写面上に投写された前記検出画像を撮像する工程と、
    を備え、
    前記複数の検出画像部分のそれぞれは、互いに明度が異なる複数の領域を含んでおり、
    前記背景画像は、前記複数の検出画像部分の明度よりも低い明度を有しており、
    前記工程(a)は、
    撮像して得られた撮像検出画像に含まれる前記複数の検出画像部分の明度分布が、それぞれに対応する前記検出画像の複数の検出画像部分の明度分布に近づくように、生成する検出画像の前記複数の検出画像部分の明度分布と前記背景画像のサイズの少なくとも一方を変更する
    ことを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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