JP2013197329A - 半導体装置の製造装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体製造装置のガスノズルに蓄積するパーティクルを発生させる原因となる、ガスノズル内に残留する原料ガスを削減する。
【解決手段】図1に示すように、ガスノズルと、ガスノズルの側壁に、ガスノズルとは垂直方向に、かつ半導体ウェハに向けてガスを流す第1のガス噴出口と、第1のガス噴出口とは別に、ガスノズルにおいて第1のガス噴出口よりも末端側に配されており、半導体ウェハとは異なる向きにガスを流す第2のガス噴出口と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造装置および半導体装置の製造方法に関する。
半導体ウェハ表面上に薄膜を成長させる際、半導体装置の製造装置に備わっているガスノズルの側壁に設けられたガス噴出口から原料ガスを放出させる。このとき、ガスノズルに供給される原料ガスの内、多くは半導体ウェハを設置してある処理室内に放出される。一方、処理室内に放出されなかった原料ガスは、ガスノズルの末端部に残留する。このガスノズルに残留した原料ガスを除去する方法の一つとして、不活性ガスを用いて置換する方法がある。
特許文献1には、ガスノズルから供給された原料ガスを排気する排気口を、インナチューブの開放端より下側に設けた基板処理装置が開示されている。この基板処理装置を用いることで、インナチューブとアウタチューブとの間の空間を通った後の原料ガスと、インナチューブの開放端からの原料ガスとの両方を排気させることができる。つまり、残留した原料ガスの置換効率を向上できる基板処理装置が、開示されている。
特開2009−4642号公報
半導体ウェハ表面に薄膜を成膜する際、半導体製造装置におけるガスノズルの末端部に、ガス噴出口から放出されなかった原料ガスが残留してしまう。このようなガスノズルに残留した原料ガスは、原料ガスとは別に供給された酸素を始めとする気体と気相反応を引き起こしてしまう。この気相反応によって得られた生成物は、ガスノズル内に蓄積するパーティクルの原因となる。また、蓄積したパーティクルが原因となって、半導体装置を製造する際の歩留まり低下を引き起こしている。
本発明によれば、ガスノズルと、
上記ガスノズルの側壁に、上記ガスノズルとは垂直方向に、かつ半導体ウェハに向けてガスを流す第1のガス噴出口と、
上記第1のガス噴出口とは別に、上記ガスノズルにおいて上記第1のガス噴出口よりも末端側に配されており、上記半導体ウェハとは異なる向きにガスを流す第2のガス噴出口と、
を備えている半導体装置の製造装置が提供される。
さらに本発明によれば、半導体製造装置のガスノズルに備わっている第1のガス噴出口によって半導体ウェハ表面上に薄膜を成長させる成膜工程と、
を有し、
上記半導体製造装置には、上記第1のガス噴出口とは別に、上記ガスノズルにおいて上記第1のガス噴出口よりも末端側に配されている第2のガス噴出口が設けられており、
上記成膜工程において、上記第2のガス噴出口から上記ガスノズルに残留するガスを、上記半導体ウェハとは異なる向きに放出する放出工程を含む半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、半導体ウェハ表面に成膜するための第1のガス噴出口とは別に、第2のガス噴出口を、ガスノズルにおいて第1のガス噴出口より末端側に設けている。これによって、ガスノズルに残留していた原料ガスは、第2のガス噴出口から供給された不活性ガスによって押し出される。
本発明によれば、第1のガス噴出口から半導体ウェハに放出されることなく、ガスノズルに残留した原料ガスを、ガスノズルにおいて第1のガス噴出口より末端側に設けられた第2のガス噴出口から放出できる。これによって、ガスノズルに蓄積するパーティクルの発生を抑制できる。つまり、半導体装置を製造する際の、歩留まり低下を抑制できる。
本実施形態による半導体製造装置に設けられたガスノズル先端部を説明するための図である。 本実施形態による半導体装置の製造装置の縦断面図である。 本実施形態による半導体装置の製造装置の横断面図である。 本実施形態による半導体装置製造における半導体製造装置へのガス供給を説明するための一例である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本実施形態による半導体製造装置に設けられたガスノズル先端部を説明するための図である。
図1に示すように、ガスノズル10と、ガスノズル10の側壁に、ガスノズル10とは垂直方向に、かつ半導体ウェハ100に向けてガスを流す第1のガス噴出口1と、第1のガス噴出口1とは別に、ガスノズル10において第1のガス噴出口1よりも末端側に配されており、半導体ウェハ100とは異なる向きにガスを流す第2のガス噴出口2と、を備えている。
第1のガス噴出口1は、ガスノズル10と垂直方向に複数設けられていることが好ましく、第2のガス噴出口2は、少なくとも1つ以上設けられていることが好ましい。また第2のガス噴出口2の口径は、第1のガス噴出口1の口径と比べ、同じか、それよりも小さい。これにより、第2のガス噴出口2と比べ、第1のガス噴出口1から、ガスが放出されやすくなる。このため、ガスノズル10の末端部の滞留を起こしにくい構造となる。すなわち、ガス置換が起こりやすい構造となる。さらには、図1に示すように、ガスノズル10の末端が、ドーム状になっており、その頂点に第2のガス噴出口2が設けられていることが好ましい。これは、ガスノズル10の末端がドーム状であれば、ガスノズル10内に残留した原料ガスが、先端に集まりやすくなる。このため、ガスノズル10の先端に、第2のガス噴出口を設けることによって、残留した原料ガスは外部に放出されやすい。なお、ガスノズル10の末端の形状および第2のガス噴出口2の位置は、図に示す例に限定されない。
図2は、本実施形態による半導体装置の製造装置の縦断面図、図3は、横断面図である。
図2に示すように、半導体装置の製造装置200はプロセスチューブとしてのアウタチューブ20を備えている。また、アウタチューブ20の筒中空部には、複数枚の半導体ウェハ100を収容して処理できる処理室35が備わっている。この処理室35内には、ボート45を収容する円筒形状のインナチューブ30が同心円状に配置されている。なお、ボート45は、半導体ウェハ100の保持溝70が設けられているボート(半導体ウェハ保持柱)80と接続されている。
アウタチューブ20は一端が開口し他端が閉塞した円筒形状に形成されている。さらに、アウタチューブ20は中心線が垂直になるように縦に配されて固定的に支持されている。また、アウタチューブ20はマニホールド93の上にシールリング92を挟んで載置されている。このアウタチューブ20はマニホールド93が筐体に据え付けられることによって、筐体に水平に支持されている。
マニホールド93は、ステンレス鋼等によって上下両端が開口した円筒形状に形成されており、マニホールド93の下端には炉口94が形成されている。なお、マニホールド93の側壁の一部には、処理室35を真空引きする排気管84の一端が接続されている。また、排気管84の他端は真空ポンプ108にAPCバルブ(メインバルブ)110を介して接続されている(図3)。
APCバルブ110は、弁体を開閉することによって処理室35の真空排気および真空排気停止を実行する。さらに、弁体の開度を調節して排気量を調整することによって処理室35の圧力を制御できる。
インナチューブ30は石英が使用されて上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。なお、マニホールド93の内周面の下端部に、インナチューブ受け31が、水平かつ径方向内向きに突設されており、インナチューブ30の下端開口縁辺にはインナチューブ突出部32が、周方向に等間隔に配置されて水平かつ径方向外向きに突設されている。
インナチューブ30はインナチューブ突出部32をインナチューブ受け31に載置することによって、マニホールド93に支持されている。また、インナチューブ30の外壁表面とアウタチューブ20の内壁表面との間には上下方向に連なる間隙55が形成されている。間隙55の下端は、閉口しており、マニホールド93の排気管84に連なっている。
インナチューブ30の筒壁の一部には、垂直に延在するガスノズル収容部50が径方向外向きに形成されており、ガスノズル収容部50に対向した位置には複数の排気孔60が垂直方向に配置されて開設されている。なお、ガスノズル収容部50内にはガスノズル10が垂直に敷設されている。このガスノズル10には第1のガス噴出口1が、垂直方向に等間隔に配置されており、それぞれ径方向内向きに開設されている。また、同一段に配されているガス噴出口1と排気孔60とは、互いに対峙されている。
ガスノズル10の下端にはガス供給管86の一端が接続されており、ガス供給管86はマニホールド93の側壁を貫通して外部に突き出されている。ガスノズル10はガス供給管86に支持されることにより、垂直に立脚されている。
また、シールキャップ88は炉口94の内径よりも大径の外径を有する円盤形状に形成されている。シールキャップ88はシールリング92によって炉口94を気密シールするように構成されている。
シールキャップ88の中心線上には、回転駆動装置90によって回転駆動される回転軸89が挿通されている。また、この回転軸89はシールキャップ88と共に昇降するように構成されている。なお、回転軸89の上端には支持台91が垂直に設置されており、支持台91の上には半導体ウェハ100の保持具としてボート80が垂直に立脚されて支持されている。ボート80は上下で一対の端板45、82と、両端板45と82との間に架設されて垂直に配設された複数本の半導体ウェハ100の保持柱80とを備えている。
また、複数本の保持柱80には多数条の保持溝70が長手方向に等間隔に配されて、同一平面内で互いに対向して開口するように没設されている。このため、半導体ウェハ100の外周縁辺が各半導体ウェハ100の保持柱80の多数条の保持溝70間にそれぞれ挿入されると、複数枚の半導体ウエハ100がボート80に水平にかつ互いに中心を揃えられた状態で整列されて保持される。
図3に示すように、ガス供給管86の他端はALD(Atomic Layer Deposition)法における所定のガス種を供給するガス供給源となるオゾナイザ126に接続されている。オゾナイザ126の上流側には、オゾンガスの原料ガスである酸素ガスをオゾナイザ126に供給する酸素ガス供給源127が接続されている。
また、ガス供給管86の途中にはMFC(マスフローコントローラ)125とバルブ132とが、オゾナイザ126の側から順に介設されている。さらに、ガス供給管86のバルブ132の下流側には、他端が不活性ガス供給源140に接続された不活性ガス供給管170の一端が接続されており、不活性ガス供給管170の途中にはバルブ130とMFC124が介設されている。
図3に示すように、半導体装置の製造装置200には、ガスノズル10の近傍に平行してガスノズル11を配置し、ガスノズル11の下端はもう一方のガス供給管120の一端に接続されている。このとき、ガス供給管120はマニホールド93の側壁を貫通して外部に突き出ている。なお、ガスノズル10および11はガス供給管86に支持されることにより、垂直に立脚されている。
ガス供給管120の他端は、ALD法における所定のガス種を供給するガス供給源160にMFC122、バルブ128を介して接続されている。また、ガス供給管120にはヒータ115が敷設されており、ヒータ115はガス供給管120を50〜60℃に保つように構成されている。
ガス供給管120に連なるバルブ128の下流側には、ガス供給管86の場合と同様に、他端が不活性ガス供給源140に接続された不活性ガス供給管150の一端が、接続されている。また、不活性ガス供給管150の途中にはバルブ134とMFC123が介設されている。
また、半導体装置の製造装置200はコントローラ105を備えている。コントローラ105は、真空ポンプ108、APCバルブ110、MFC125、122、124、123、バルブ132、130、128、134等に接続され、これらを制御している。また、コントローラ105はパーソナルコンピュータ等によって構築されている。これによって、半導体ウェハ100の表面上に薄膜を成膜する際、各製造プロセスを機械制御することが可能となっている。
さらに、半導体装置の製造装置200はヒータユニットを備えている。このヒータユニットは、アウタチューブ20の外部からアウタチューブ20の周囲を包囲するように同心円状に設備されている。また、ヒータユニットは処理室35を全体にわたって均一または所定の温度分布に加熱するように構成されている。
次に、半導体装置の製造装置200を用いた、半導体装置の製造方法を述べる。
本実施形態による半導体装置の製造方法は、半導体製造装置のガスノズルに備わっている第1のガス噴出口1によって半導体ウェハ100表面上に薄膜を成長させる成膜工程と、を有し、半導体製造装置200には、第1のガス噴出口1とは別に、ガスノズル10において第1のガス噴出口1よりも末端側に配されている第2のガス噴出口2が設けられており、成膜工程において、第2のガス噴出口2からガスノズル10に残留するガスを、半導体ウェハ100とは異なる向きに放出する放出工程を含んでいる。
図4は、本実施形態による半導体装置製造における半導体製造装置へのガス供給を説明するための一例である。
図4に示すように、ALD法を用い、半導体ウェハ100の表面上に薄膜を成膜する際、第一ステップ、第二ステップ、第三ステップ及び第四ステップが順に実施される。
第一ステップでは、原料ガスである3DMAS(トリスジメチルアミノシラン)ガスが供給される。ガス供給管120に設けたバルブ128と、排気管84に設けたAPCバルブ110が、開けられる。ガス供給源160で気化した3DMASガスは、ガス供給管120に設けたMFC122で流量制御される。次に、3DMASガスはバルブ128を通じ、ガス供給管120を経由してガスノズル11に供給される。
これと同時に不活性ガス供給管150に設けたバルブ134を開けると、不活性ガスが、不活性ガス供給源140より流れる。不活性ガスは、MFC123によって流量制御され、バルブ134を経て、不活性ガス供給管150よりガス供給管120を経由してガスノズル11に供給される。ガスノズル11に供給された3DMASガスと不活性ガスは、混合気体となって、第1のガス噴出口1からインナチューブ30内に放出される。
第1のガス噴出口1から放出された3DMASガスは、上下で対向する半導体ウェハ100の隙間をそれぞれ水平に流れ、対向する各排気孔60から間隙55に流れ込む。間隙55に流れ込んだ3DMASガスは、間隙55下方に設けられている排気管84から排気される。
なお、3DMASガスを流す際、排気管84のAPCバルブ110の開度が適正に調整されるため、処理室35内の圧力は、所定の圧力に維持される。このとき、処理室35内を流れているガスは3DMASガスおよび不活性ガスである。また、3DMASガスは気相反応を起こすことはなく、半導体ウェハ100上の下地膜上に付着する。
これと同時に、ガス供給管86に接続されたバルブ130を開け、不活性ガス供給管170に設けたMFC124で流量制御した上で不活性ガスを流した場合、3DMASガスがオゾンガスを供給するためのガス供給管86の側に回り込むことを防ぐことが可能である。
第二ステップでは、ガス供給管120のバルブ128が閉められて、3DMASガスの供給が停止される。そして、排気管84のAPCバルブ110は開いたままにする。これによって、処理室35を真空ポンプ108によって20Pa以下に排気すると、ガスノズル10に残留した3DMASガスは、第2のガス噴出口2を通り排除される。
第三ステップでは、オゾンガスが流される。すなわち、ガス供給管86に設けたバルブ132が開けられ、酸素ガスが酸素ガス供給源127からオゾナイザ126に供給される。供給された酸素ガスからオゾンガスが、オゾナイザ126によって生成される。オゾンガスに次に、MFC125によって流量調整されたオゾンガスは、ガス供給管86を経由してガスノズル10に供給される。これによって、オゾンガスがガスノズル10に設けられた第1のガス噴出口1からインナチューブ30内に放出される。
第1のガス噴出口1から放出されたオゾンガスは、上下で対向する半導体ウェハ100の隙間をそれぞれ水平に流れ、対向する各排気孔60から間隙55に流れ込む。間隙55に流れ込んだ3DMASガスは、間隙55下方に設けられている排気管84から排気される。
これと同時に、不活性ガスが、ガス供給管120の途中につながっている不活性ガス供給管150のMFC123によって流量調整され、バルブ134の開放に伴い流される。この不活性ガスによって、オゾンガスが、3DMASガスを流すためのガス供給管120側に回り込むことを防ぐことができる。このとき、処理室35に滞留しているガスはオゾンガスおよび不活性ガスであり、処理室35内に3DMASガスは存在しない。したがって、オゾンガスは気相反応を起こすことはない。このため、オゾンガスが半導体ウェハ100上の下地膜に付着した3DMASとのみ表面反応して、半導体ウェハ100の上に酸化シリコン膜が成膜される。
第四ステップでは、ガス供給管86のバルブ132が閉められ、オゾンガスの供給が停止する。そして、排気管84のAPCバルブ110は開いたままにし、処理室35に滞留している気体は、処理室35を真空ポンプ108によって20Pa以下に排気する。これにより、ガスノズル10に残留したオゾンガスは、第2のガス噴出口を通り処理室35から排除される。
以上の計4ステップを1サイクルとし、所定膜厚の酸化シリコン膜は、このサイクルを複数回繰り返すことにより、半導体ウェハ100の表面上に成膜することができる。
上記に述べた第2、および4ステップは、本実施形態における放出工程に該当する。
放出工程では、第1のガス噴出口1から、半導体ウェハ100に向けて放出されなかった原料ガスが、酸素ガスとの気相反応を引き起こす前に、不活性ガスを供給することにより、第2のガス噴出口から放出している。なお、不活性ガスを供給する前に、ガスノズル10内に滞留している原料ガスの一部は、滞留している。
具体的に放出工程は、ガスノズル10に滞留している原料ガスが、新たにガスノズル10内に供給された酸素ガスを始めとする気体と反応を引き起こすのを防ぐために設けられている工程である。ガスノズル10に滞留している原料ガスは、新たに供給されたガスに押し出されるように、第2のガス噴出口2から、ガスノズル10の外側に放出される。なお、放出された原料ガスが、半導体ウェハ100の表面上に積層してしまうことを防ぐため、第2のガス噴出口2は半導体ウェハ100とは異なる向きに設けられている。
次に、本実施形態による効果について説明する。
ガスノズル10に供給された原料ガスの内、第1のガス噴出口1から半導体ウェハ100に向かって放出されることなく、ガスノズル10内に残留してしまった原料ガスは、酸素と気相反応を引き起こしてしまう可能性がある。原料ガスが酸素と気相反応を引き起こしてしまった場合、ガスノズル10に蓄積するパーティクルとなる。しかし、本実施形態による半導体装置の製造装置200を用いた場合、ガスノズル10内に残留した原料ガスは、新たにガスノズル10に供給されたガスに押し出されるように、第2のガス噴出口2から、ガスノズルの外側に放出される。これによって、ガスノズルに蓄積するパーティクルの発生を抑制できる。つまり、半導体装置を製造する際の、歩留まり低下を抑制できる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
1 第1のガス噴出口
2 第2のガス噴出口
10 ガスノズル
11 ガスノズル
20 アウタチューブ
30 インナチューブ
31 インナチューブ受け
32 インナチューブ突起部
35 処理室
40 天板
45 ボート(半導体ウェハ保持具)
50 ガスノズル収容部
55 間隙
60 排気孔
70 半導体ウェハ保持溝
80 ボート(半導体ウェハ保持柱)
82 底板
84 排気管
86 ガス供給管
88 シールキャップ
89 回転軸
90 回転軸駆動装置
91 支持台
92 シールリング
93 マニホールド
94 炉口
100 半導体ウェハ
105 コントローラ
108 真空ポンプ
110 APCバルブ
115 ヒータ
120 ガス供給管
122 マスフローコントローラ(MFC)
123 マスフローコントローラ(MFC)
124 マスフローコントローラ(MFC)
125 マスフローコントローラ(MFC)
126 オゾナイザ
127 酸素ガス供給源
128 バルブ
130 バルブ
132 バルブ
134 バルブ
140 不活性ガス供給源
150 不活性ガス供給源
160 ガス供給源
170 不活性ガス供給管
200 半導体装置の製造装置

Claims (6)

  1. ガスノズルと、
    前記ガスノズルの側壁に、前記ガスノズルとは垂直方向に、かつ半導体ウェハに向けてガスを流す第1のガス噴出口と、
    前記第1のガス噴出口とは別に、前記ガスノズルにおいて前記第1のガス噴出口よりも末端側に配されており、前記半導体ウェハとは異なる向きにガスを流す第2のガス噴出口と、
    を備えている半導体装置の製造装置。
  2. 前記第1のガス噴出口がガスノズルと垂直方向に複数設けられている請求項1に記載の半導体装置の製造装置。
  3. 前記第2のガス噴出口が、少なくとも1つ以上設けられている請求項1または2に記載の半導体装置の製造装置。
  4. 前記第2のガス噴出口の口径は、前記第1のガス噴出口の口径と比べ、同じか、それよりも小さい請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造装置。
  5. 前記ガスノズルの末端が、ドーム状になっており、その頂点に前記第2のガス噴出口が設けられている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造装置。
  6. 半導体製造装置のガスノズルに備わっている第1のガス噴出口によって半導体ウェハ表面上に薄膜を成長させる成膜工程を有し、
    前記半導体製造装置には、前記第1のガス噴出口とは別に、前記ガスノズルにおいて前記第1のガス噴出口よりも末端側に配されている第2のガス噴出口が設けられており、
    前記成膜工程において、前記第2のガス噴出口から前記ガスノズルに残留するガスを、前記半導体ウェハとは異なる向きに放出する放出工程を含む半導体装置の製造方法。
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