JP2013194552A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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明彦 川田
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Abstract

【課題】機関始動時における中間ロック位相への自立変位をより早期かつ確実に行えるようにする。
【解決手段】中間ロック機構を有するバルブタイミング可変機構を備える内燃機関において、機関始動の開始時に中間ロック機構が作動しているときには(S101:NO)、ウェイストゲートバルブを開いて(S103)、触媒の暖機性を向上する一方で、機関始動の開始時に中間ロック機構が作動していないときには(S101:YES)、ウェイストゲートバルブを閉じて(S102)、内燃機関の背圧を高め、機関回転速度の上昇を抑えることで、バルブタイミング可変機構の2つの回転体のカムトルクの変動に伴う相対揺動の振幅を大きくし、中間ロック機構の作動性を高めるようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、中間ロック機構付きのバルブタイミング可変機構を備える内燃機関の制御を行う内燃機関の制御装置に関する。
車載等の内燃機関に適用される機構として、機関バルブのバルブタイミングを可変とするバルブタイミング可変機構が知られている。そしてそうしたバルブタイミング可変機構として、カムシャフトに駆動連結された第1の回転体と、クランクシャフトに駆動連結された第2の回転体とを備え、それら回転体の相対回動によりカムシャフトの回転位相を変更することで、機関バルブのバルブタイミングを可変とする機構が実用されている。
上記2つの回転体の相対回動を油圧により行う機構では、機関始動時には、油圧の供給が不足して、油圧だけでは、バルブタイミングを保持できない。そのため、そうしたバルブタイミング可変機構には、両回転体の相対回動を機械的に係止するロック機構が設けられ、ロック機構を作動させた状態で内燃機関を停止することで、機関始動時のバルブタイミングを始動に適したタイミングに保持している。
一方、近年には、機関始動時のバルブタイミングよりも遅角側への制御を可能とするため、回転体の相対回動範囲の中間においてそれらの相対回動の係止を行う中間ロック機構を備えたバルブタイミング可変機構も実用されている。こうした中間ロック機構付きのバルブタイミング可変機構では、機関停止時に中間ロック機構の作動に失敗した場合には、機関始動時のバルブタイミングを始動に適したタイミングに保持できず、始動性を十分に確保できなくなってしまう。
一方、回転中のカムシャフトには、その回転に際して、バルブスプリングの付勢力に抗した機関バルブの押し下げに伴う反回転方向のトルク(負のカムトルク)と、バルブスプリングの付勢力による助勢を受けた機関バルブの押し上げに伴う回転方向のトクル(正のカムトルク)とが交番に作用する。油圧が抜け、第1の回転体と第2の回転体との相対回動が規制されていない状態では、そうしたカムトルクの変動により、第1の回転体が第2の回転体に対して揺動する。そこで、この種のバルブタイミング可変機構では、こうしたカムトルクの変動に応じた揺動により、2つの回転体の相対回動位相を、中間ロック機構による相対回動の係止が行われる中間ロック位相まで自立変位させるようにしている。ちなみに、特許文献1には、こうしたカムトルクの変動を用いたバルブタイミング可変機構の自立変位をより容易かつ確実とする、ラチェット機構を備えた中間ロック機構付きのバルブタイミング可変機構が記載されている。
特開2002−122009号公報
ところで、こうした中間ロック位相への自立変位を早期かつ確実に行うには、カムトルクの変動による第1の回転体の揺動振幅が十分に大きくなっていなければならない。しかしながら、状況によっては、クランキングの開始後、機関回転速度が早期に上昇してしまい、中間ロック位相への第1の回転体の自立変位を、ひいては中間ロック機構の作動を早期かつ的確に行えないことがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、機関始動時における中間ロック位相への自立変位をより早期かつ確実に行えるようにすることにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、カムシャフトに駆動連結された第1の回転体と、その第1の回転体と同軸を有して相対回動可能に配設されるとともにクランクシャフトに駆動連結された第2の回転体と、それら回転体の相対回動範囲の中間においてそれら回転体の相対回動を機械的に係止する中間ロック機構とを備えるバルブタイミング可変機構と、排気タービンを迂回する排気の流量を調整するウェイストゲートバルブ付きのターボチャージャーと、を備える内燃機関の制御を行う内燃機関の制御装置において、機関始動の開始時に前記中間ロック機構による前記回転体の相対回動の係止がなされていないときには、同機関始動の開始時にその係止がなされているときに比して前記ウェイストゲートバルブの開度を小さくしている。
上記構成では、機関始動の開始時に中間ロック機構による両回転体の相対回動の係止がなされていないときには、ウェイストゲートバルブの開度が小さくされ、それにより排気タービンを迂回する排気の流量が低減される。こうして排気タービンを迂回する排気の流量が低減されると、排気通路における排気の流動抵抗が増加して、内燃機関の背圧が上り、機関回転速度が低下する。そしてその結果、カムトルクの変動周期が長くなり、第2の回転体に対する第1の回転体の揺動振幅が大きくなる。したがって、上記構成によれば、機関始動の開始時に中間ロック機構による相対回動の係止がなされていないときに、その係止が行われる中間ロック位相への第1の回転体の自立変位をより早期かつ確実に行えるようにすることができる。
一方、中間ロック機構が作動した状態で機関始動が開始される場合には、ウェイストゲートバルブの開度が大きくされる。そのため、このときには、触媒に流入する排気の温度が上り、触媒の暖機性が向上するようになる。
また、そうした効果は、機関始動の開始時に前記中間ロック機構による前記回転体の相対回動の係止がなされていないときには、請求項2によるように、前記ウェイストゲートバルブを閉じ、同機関始動の開始時にその係止がなされているときには、同ウェイストゲートバルブを開くことで、より顕著なものとなる。
また上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明は、カムシャフトに駆動連結された第1の回転体と、その第1の回転体と同軸を有して相対回動可能に配設されるとともにクランクシャフトに駆動連結された第2の回転体と、それら回転体の相対回動範囲の中間においてそれら回転体の相対回動を機械的に係止する中間ロック機構とを備えるバルブタイミング可変機構と、排気タービンに吹き付ける排気の流速を調整する可変ノズル付きのターボチャージャーとを備える内燃機関の制御を行う内燃機関の制御装置において、機関始動の開始時に前記中間ロック機構による前記第1及び第2の回転体の相対回動の係止がなされていないときには、同機関始動の開始時にその係止がなされているときに比して、前記排気タービンに吹き付ける排気の流速が高くなるように可変ノズルの開度を制御している。
上記構成では、機関始動の開始時に前記中間ロック機構による前記回転体の相対回動の係止がなされていないときには、排気タービンへの排気の吹き付け速度がより高くなるように、ターボチャージャーの可変ノズルの開度が制御される。そして、その結果、排気通路における排気の流動抵抗が増加して、内燃機関の背圧が上り、機関回転速度が低下する。そのため、カムトルクの変動周期が長くなり、第2の回転体に対する第1の回転体の揺動振幅が大きくなるようになる。したがって、上記構成によれば、機関始動の開始時に中間ロック機構による相対回動の係止がなされていないときに、その係止が行われる中間ロック位相への第1の回転体の自立変位をより早期かつ確実に行えるようにすることができる。
更に、上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明は、カムシャフトに駆動連結された第1の回転体と、その第1の回転体と同軸を有して相対回動可能に配設されるとともにクランクシャフトに駆動連結された第2の回転体と、それら回転体の相対回動範囲の中間においてそれら回転体の相対回動を機械的に係止する中間ロック機構とを備えるバルブタイミング可変機構を備える内燃機関の制御を行う内燃機関の制御装置において、機関始動の開始時に前記中間ロック機構による前記回転体の相対回動の係止がなされていないときには、同機関始動の開始時にその係止がなされているときに比して、当該内燃機関の排気通路における排気の流動抵抗を大きくするようにしている。
上記構成では、機関始動の開始時に前記中間ロック機構による前記回転体の相対回動の係止がなされていないときには、排気通路における排気の流動抵抗が増加して、内燃機関の背圧が上り、機関回転速度が低下する。そのため、カムトルクの変動周期が長くなり、第2の回転体に対する第1の回転体の揺動振幅が大きくなるようになる。したがって、上記構成によれば、機関始動の開始時に中間ロック機構による相対回動の係止がなされていないときに、その係止が行われる中間ロック位相への第1の回転体の自立変位をより早期かつ確実に行えるようにすることができる。
なお、請求項5によるように、バルブタイミング可変機構に、第1及び第2の回転体の相対回動の位相を、中間ロック機構による相対回動の係止が行われる位相に案内するラチェット機構を備えるようにすれば、機関始動の開始時に中間ロック機構による相対回動の係止がなされていないときの、その係止が行われる中間ロック位相への第1の回転体の自立変位を更に早期かつ確実に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態にかかる内燃機関の制御装置の全体構造を模式的に示す略図。 同実施の形態の適用される内燃機関に設けられるバルブタイミング可変機構の平面断面構造を示す断面図。 図2のA−A線に沿ったバルブタイミング可変機構の側部断面構造を示す断面図。 (a)〜(d)バルブタイミング可変機構におけるベーンローターの自立変位動作の様相を示す図。 (a)〜(d)図4とは別の視点から見た、バルブタイミング可変機構におけるベーンローターの自立変位動作の様相を示す図。 同実施の形態に適用される始動時ウェイストゲートバルブ制御ルーチンの処理手順を示すフローチャート。 (a)〜(c)同実施の形態の機関始動時の制御態様の一例を示すタイムチャート。 (a)〜(d)高回転時及び低回転時のそれぞれにおけるカムトルク及びベーンローター変位の推移を示すグラフ。 (a),(b)本発明の第2の実施の形態の適用される内燃機関のターボチャージャーに設けられた可変ノズルの動作を示す略図。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の内燃機関の制御装置を具体化した第2の実施の形態を、図1〜図8を参照して詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかる内燃機関の制御装置の構成を説明する。内燃機関の吸気通路1の最上流部には、同吸気通路1に取り込まれた空気を浄化するエアクリーナー2が設けられている。吸気通路1のエアクリーナー2の下流には、吸気を圧縮するターボチャージャー3のコンプレッサー4が配設され、更にその下流には、コンプレッサー4での断熱圧縮で高温となった吸気を冷却するインタークーラー5が配設されている。吸気通路1のインタークーラー5の下流には、吸入空気量を調節するスロットルバルブ6が配設されている。そして吸気通路1は、吸気バルブ8を介して燃焼室9に接続されている。なお、この内燃機関には、吸気バルブ8のバルブタイミングを可変とするバルブタイミング可変機構10が設けられている。
また、燃焼室9は、排気バルブ11を介して排気通路13に接続されている。排気通路13には、排気の流勢によりコンプレッサー4を駆動する、ターボチャージャー3の排気タービン14が配設されている。なお、このターボチャージャー3には、排気タービン14を迂回する排気の流量を調節するウェイストゲートバルブ15が設けられている。そして、排気通路13の排気タービン14の下流には、排気を浄化する触媒コンバーター16が配設されている。
こうした内燃機関は、電子制御ユニット17により制御されている。電子制御ユニット17は、機関制御のための各種演算処理を実施する中央演算処理装置(CPU)、機関制御用のプログラムやデータが記憶された読み込み専用メモリー(ROM)、CPUの演算結果やセンサーの検出結果等を一時的に記憶するランダムアクセスメモリー(RAM)等を備えている。電子制御ユニット17には、内燃機関の始動、停止用のスイッチであるイグニッションスイッチ18や、クランクシャフトの回転位相を検出するクランク角センサー19、カムシャフトの回転位相を検出するカム角センサー20等のセンサー類の検出信号が入力されている。そして、電子制御ユニット17は、それらセンサー類からの信号を基に、機関制御を行っている。
次に、図2〜図5を参照して、こうした内燃機関に設置されたバルブタイミング可変機構10の詳細を説明する。
図2に示すように、バルブタイミング可変機構10には、ベーンローター100が設けられている。ベーンローター100は、内燃機関の吸気カムシャフトの端部に一体回転可能に固定されている。ベーンローター100の外周には、複数のベーン102が径方向に突出して形成されている。こうしたベーンローター100は、ハウジング101の内部に収容されている。
ハウジング101は、ベーンローター100と同軸を有して相対回動可能に配設されている。そして、ハウジング101は、タイミングベルト機構やチェーン機構のような巻き掛け伝動機構を介して内燃機関のクランクシャフトに駆動連結されている。ハウジング101の内周には、ベーンローター100の各ベーン102をそれぞれ収容する、ベーン102と同数の凹部103が形成されている。各凹部103の内部は、ベーン102によって2つの油室にそれぞれ区画されている。このうち、ベーン102のカムシャフト回転方向の逆方向(図中における時計回り方向。以下、進角方向と記載する。)に形成される油室は、ハウジング101に対してベーンローター100を進角方向に相対回動させるための油圧が導入される進角油室104となっている。一方、ベーン102のカムシャフト回転方向(図中における反時計回り方向。以下、遅角方向と記載する。)に形成される油室は、ハウジング101に対してベーンローター100を遅角方向に相対回動させるための油圧が導入される遅角油室105となっている。なお、こうしたバルブタイミング可変機構10では、ベーンローター100が、「カムシャフトに駆動連結された第1の回転体」に相当する構成となっている。また、ハウジング101が、「第1の回転体と同軸を有して相対回動可能に配設されるとともにクランクシャフトに駆動連結された第2の回転体」に相当する構成となっている。
ベーンローター100のベーン102の一つには、ロックピン106が配設されている。図3に示すように、ロックピン106は、スプリング107によって、図中下方に付勢されている。一方、ハウジング101には、ロックピン106と係合可能なロック穴108が形成されている。ロック穴108は、ベーンローター100がハウジング101に対する回動範囲の中間に位置したときに、ロックピン106と同位相となる位置に形成されている。なお、ロックピン106には、進角油室104や遅角油室105への油圧の供給に応じて、ロック穴108から離脱する方向(図中上方)に向けて油圧が印加されるようになっている。なお、ロックピン106がロック穴108に係合するときのベーンローター100の回動位置は、吸気バルブのバルブタイミングが機関始動に最適なバルブタイミングとなる位置とされている。
一方、ハウジング101には、ロック穴108に連続して、階段状のラチェット溝109が形成されている。ラチェット溝109は、ロック穴108からカムシャフト反回転方向に延伸されており、ロック穴108から離れるに従ってその溝深さが段階的に浅くなるように形成されている。なお、以下では、こうしたラチェット溝109の溝深さが一番浅い部分を、同ラチェット溝109の一段目と記載し、以降、溝深さが浅い順に同ラチェット溝109の二段目、三段目・・・と記載する。
次に、以上のように構成されたバルブタイミング可変機構10の作用を説明する。
機関始動の開始時のバルブタイミング可変機構10では、各進角油室104及び各遅角油室105にオイルは充填されていない状態となっている。また、通常は、ロックピン106がロック穴108に係合し、中間ロック機構が作動した状態で機関始動が開始されるようになっている。
機関始動が完了して、十分な油圧を確保できるようになると、各進角油室104及び各遅角油室105にオイルが充填される。また、これとともにロックピン106には、油圧が印加され、ロックピン106がスプリング107の付勢力に抗してロック穴108から離脱される。そして、これにより、中間ロック機構の作動が解除され、ベーンローター100とハウジング101の相対回動が許容される。
中間ロック機構の作動が解除されると、進角油室104及び遅角油室105の油圧調整によるバルブタイミング可変制御が開始される。例えば、進角油室104の油圧を高めるとともに、遅角油室105の内部の油圧を下げると、ベーン102の両側の油圧差により、ベーンローター100がハウジング101に対して進角方向に回動する。そして、それにより、ベーンローター100に一体回転可能に連結された吸気カムシャフトの回転位相が進角され、その吸気カムシャフトの回転により開閉される吸気バルブ8のバルブタイミングが早められる。また、遅角油室105にオイルを供給してその内部の油圧を高めるとともに、進角油室104からオイルを抜いてその内部の油圧を下げると、ベーン102の両側の油圧差により、ベーンローター100がハウジング101に対して遅角方向に回動する。そして、それにより、ベーンローター100に一体回転可能に連結された吸気カムシャフトの回転位相が遅角され、その吸気カムシャフトの回転により開閉される吸気バルブ8のバルブタイミングが遅らされる。更に、進角油室104及び遅角油室105の油圧を均衡させると、ベーン102の両側に作用する油圧が釣り合ってハウジング101に対するベーンローター100の回動が停止する。そして、その結果、吸気カムシャフトの回転位相が、ひいては吸気バルブ8のバルブタイミングが保持される。こうして機関運転中のバルブタイミング可変機構10は、機関運転状況に適した吸気バブルのバルブタイミングが得られるように動作される。
機関停止時には、進角油室104及び遅角油室105から油圧が抜かれる。このとき、このバルブタイミング可変機構10では、ベーンローター100が中間ロック機構による相対回動の係止が行われる位相(中間ロック位相)まで、自立的に変位されるようになっている。すなわち、このバルブタイミング可変機構10では、ロックピン106、スプリング107及びラチェット溝109によって、ベーンローター100及びハウジング101の相対回動の位相を中間ロック位相に案内するラチェット機構が構成されている。そして、このラチェット機構の働きで、ベーンローター100が中間ロック位相まで回動されるようになる。
例えば、機関停止が開始された時点でベーンローター100が、図4(a)、図5(a)に示すように、ハウジング101に対する相対回動範囲の遅角方向の端(最遅角位相)に位置していたとする。この状態で進角油室104及び遅角油室105の油圧が抜かれると、ベーンローター100は、ハウジング101に対して自由に回動可能となる。
一方、回転中の吸気カムシャフトには、吸気バルブの開閉に伴うトルク(カムトルク)が作用する。すなわち、バルブスプリングの付勢力に抗した吸気バルブの開弁に応じては、カムシャフト反回転方向のトルク、すなわち負のカムトルクが吸気カムシャフトに作用し、バルブスプリングの付勢力による助勢を受ける吸気バルブの閉弁に応じては、カムシャフト回転方向のトルク、すなわち正のカムトルクが吸気カムシャフトに作用する。そのため、回転中の吸気カムシャフトには、正と負のカムトルクが交番に作用する。
進角油室104及び遅角油室105から油圧が抜かれたことで、自由に揺動可能となったベーンローター100は、こうしたカムトルクの変動により、ハウジング101に対して揺動するようになる。この揺動により、ベーンローター100が進角方向に一定量回動すると、図4(b)及び図5(b)に示すように、ロックピン106がラチェット溝109の一段目に係合するようになる。これにより、ラチェット溝109の一段目に対するロックピン106の係合位相よりも遅角方向へのベーンローター100の回動が規制され、ベーンローター100の揺動範囲が進角方向に変位するようになる。
この状態で、ベーンローター100が更に進角方向に一定量回動すると、図4(c)及び図5(c)に示すように、ロックピン106がラチェット溝109の二段目に係合するようになる。これにより、ラチェット溝109の二段目に対するロックピン106の係合位相よりも遅角方向へのベーンローター100の回動が規制され、ベーンローター100の揺動範囲が進角方向に更に変位するようになる。
こうして、ベーンローター100は、ハウジング101に対して次第に進角方向に回動していくようになる。そして最終的にベーンローター100は、図4(d)及び図5(d)に示すように、中間ロック位相まで回動され、ロックピン106がロック穴108に係合されるようになる。そしてこれにより、十分な油圧を確保できない機関始動時にも、吸気バルブのバルブタイミングを、機関始動に最適なバルブタイミングに保持するようにしている。
ところで、こうしたバルブタイミング可変機構10を備える内燃機関では、機関始動時に、ウェイストゲートバルブ15を開くようにしている。ウェイストゲートバルブ15が開かれると、排気が排気タービン14を迂回して、触媒コンバーター16に直接流れ込むようになる。これにより、触媒コンバーター16に流入する排気の温度が高まり、触媒コンバーター16に設けられた排気の昇温が促進される。
一方、上述したように、この内燃機関では、機関停止時にバルブタイミング可変機構10の中間ロック機構を作動させるようにしている。しかしながら、状況によっては、機関停止時に中間ロック機構を作動させられないことがある。例えば、内燃機関が急停止されたときには、内燃機関の回転の完全停止に至るまでの時間が短すぎて、中間ロック位相までベーンローター100を回動し切れないことがある。
こうした場合、内燃機関の始動性を確保するため、機関始動の開始後、ベーンローター100を中間ロック位相まで速やかに回動して、中間ロック機構を作動させる必要がある。このときの中間ロック位相へのベーンローター100の回動は、カムトルクの変動によるベーンローター100の揺動と、ラチェット機構の働きとを利用して行うことが可能である。こうしたベーンローター100の回動は、カムトルクの変動によるベーンローター100の揺動の振幅が大きいほど、早期かつ確実に行うことができる。
そこで、本実施の形態では、このときのベーンローター100の回動をより早期かつ確実に行うことができるように、以下の態様でウェイストゲートバルブ15の制御を行うようにしている。すなわち、本実施の形態では、図6に示す始動時ウェイストゲートバルブ(WGV)制御ルーチンの処理を通じて、機関始動時のウェイストゲートバルブ15の制御を行っている。同ルーチンの処理は、機関始動の開始後、電子制御ユニット17によって、周期的に繰り返し実行されるものとなっている。
さて、本ルーチンの処理が開始されると、まずステップS100において、機関始動時であるか否かが判定される。ここで機関始動時でなければ(S100:NO)、そのまま今回の本ルーチンの処理が終了され、機関始動時であれば(S100:YES)、ステップS101に処理が進められる。
ステップS101に処理が進められると、そのステップS101において、中間ロック機構が作動しているか否かが判定される。ここで中間ロック機構が作動していなければ(S101:YES)、ステップS102に処理が進められる。そして、そのステップS102において、ウェイストゲートバルブ15が開かれた後、今回の本ルーチンの処理が終了される。一方、中間ロック機構が作動していれば(S101:NO)、ステップS103に処理が進められる。そして、そのステップS103において、ウェイストゲートバルブ15が閉じられた後、今回の本ルーチンの処理が終了される。
続いて、以上のように構成された本実施の形態の内燃機関の制御装置の機関始動時の制御動作を説明する。図7は、本実施の形態の制御装置が適用された内燃機関の機関始動時における(a)イグニッションスイッチ(IG)18の開閉、(b)ウェイストゲートバルブ(WGV)15の開度、及び(c)機関回転速度の推移の一例が示されている。なお、同図では、機関始動の開始時に中間ロック機構が作動しているときのイグニッションスイッチ18の開閉及び機関回転速度の推移が一点鎖線で、作動していないときのそれらの推移が実線でそれぞれ示されている。
同図の制御態様の一例では、時刻t0において、イグニッションスイッチ18がオンとされ、機関始動が開始されている。このとき、バルブタイミング可変機構10の中間ロック機構が作動していれば、ウェイストゲートバルブ15が開かれる。その結果、触媒コンバーター16には、排気タービン14を迂回して直接排気が流れ込むようになる。そのため、このときには、同触媒コンバーター16に流入する排気の温度が高まって、触媒の暖機性が向上される。
一方、機関始動の開始時にバルブタイミング可変機構10の中間ロック機構が作動していないときには、ウェイストゲートバルブ(WGV)15は閉じられる。このときの排気は、排気タービン14を通って流れるようになる。そのため、排気タービン14の回転抵抗のため、排気の流動抵抗が高まって、内燃機関の背圧が高くなる。そしてその結果、機関回転速度の上昇が鈍るようになる。
ここで、図8(a)、(c)に示すように、機関回転速度NEが低いときには、同機関回転速度NEが高いときに比して、カムトルクの変動周期が長くなる。そしてカムトルクの変動周期が長くなれば、正のカムトルクによるベーンローター100の進角方向への回動、負のカムトルクによるベーンローター100の遅角方向への回動がより長い時間継続するようになる。そのため、同図(b)、(c)に示すように、機関回転速度NEが低いときには、同機関回転速度NEが高いときに比して、カムトルクの変動に伴うベーンローター100の揺動振幅が大きくなる。したがって、ウェイストゲートバルブ15を閉じて内燃機関の背圧を高め、機関回転速度の上昇速度を遅くすれば、機関始動の開始後、カムトルクの変動に伴うベーンローター100の揺動振幅が大きい状態がより長く継続するようになる。そしてその結果、ベーンローター100が中間ロック位相に、より早期かつ確実に回動されるようになる。
以上説明した本実施の形態の内燃機関の制御装置によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本実施の形態では、機関始動の開始時にバルブタイミング可変機構10の中間ロック機構が作動しているときには、ウェイストゲートバルブ15を開き、作動していないときには、ウェイストゲートバルブ15を開くようにしている。そのため、中間ロック機構の非作動時には、内燃機関の背圧が高まって機関回転速度の上昇が抑えられて、カムトルクの変動に伴うベーンローター100の揺動振幅が大きくなる。したがって、中間ロック位相へのベーンローター100の自立回動をより早期かつ確実に行わせることができるようになる。
(2)機関始動の開始時にバルブタイミング可変機構10の中間ロック機構が作動しているときには、排気タービン14を迂回して触媒コンバーター16に排気が直接流れ込むようになり、触媒コンバーター16に流入する排気の温度が高まるようになる。そのため、このときには、触媒の暖機性を向上することができる。
(3)機関始動の開始時にバルブタイミング可変機構10の中間ロック機構が作動しているときには、内燃機関の背圧が低くなり、機関回転速度の上昇速度が高まるため、より短い時間で内燃機関の始動を完了することができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明の内燃機関の制御装置を具体化した第2の実施の形態を、図9を併せ参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態のものと、機能及び構成が同様の部材については、共通の符号を付してその詳細な説明は省略する。
第1の実施の形態では、ウェイストゲートバルブ15を開き、内燃機関の背圧を高めることで、機関始動時の中間ロック機構の作動をより早期かつ確実に行えるようにしていた。一方、ターボチャージャーには、排気タービンに吹き付ける排気の流速を調整する可変ノズルを備えたものがある。こうした可変ノズル付きターボチャージャーを備える内燃機関では、可変ノズルの開度制御により、内燃機関の背圧を昇降することができる。そこで、本実施の形態では、ターボチャージャーの可変ノズルの開度制御により、機関始動時の中間ロック機構の作動性を高めるようにしている。
ここでは、まず可変ノズル付きターボチャージャーの構成を説明する。図9に示すように、この種のターボチャージャーでは、その排気タービン30の外周に、複数の可変ノズル31が等間隔に配設されている。各可変ノズル31は、連動して回動され、それにより、隣接する可変ノズル31の間に形成される排気の流路の面積が変更されるようになっている。なお、同図(a)には、可変ノズル31が閉じられたときの状態が、同図(b)には、可変ノズル31が開かれたときの状態がそれぞれ示されている。
本実施の形態では、電子制御ユニット17は、機関始動の開始時に中間ロック機構が作動していないときには、作動しているときに比して、排気タービン30に吹き付ける排気の流速が高くなるように可変ノズル31の開度を制御している。例えば、中間ロック機構の作動時には、可変ノズル31を完全に閉じ、非作動時には、可変ノズル31を一定量開くようにしたり、中間ロック機構の作動時には、非作動時に比して、可変ノズル31の開度を小さくしたりする。
こうした場合にも、機関始動の開始時に中間ロック機構が作動していないときには、排気の流動抵抗が増して内燃機関の背圧が高まって、機関回転速度の上昇が抑えられる。そのため、カムトルクの変動に伴うベーンローター100の揺動の振幅を大きくして、中間ロック位相へのベーンローター100の回動をより早期かつ確実に行わせることが可能となる。
なお、機関始動の開始時に中間ロック機構が作動しているときには、排気タービン30に吹き付ける排気の流速が低下して、排気タービン30の回転に要する排気の熱損失が減るため、触媒コンバーター16に流入する排気の温度が高まるようになる。そのため、このときには、触媒の暖機性が向上されるようになる。また、中間ロック機構の作動時には、機関回転速度の上昇速度が高くなるため、より短い時間で内燃機関の始動を完了することができるようにもなる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・第1の実施の形態では、機関始動の開始時に中間ロック機構が作動していないときには、ウェイストゲートバルブ15を閉じ、作動しているときには、ウェイストゲートバルブ15を開くようにしていた。ウェイストゲートバルブ15の開度を段階的、或いは連続的に変更可能な場合には、機関始動の開始時における中間ロック機構の作動の有無により、ウェイストゲートバルブ15の開度を変更することで、機関始動時におけるより早期かつ確実な中間ロック機構の作動を可能とすることができる。すなわち、機関始動の開始時に中間ロック機構が作動していないときには、作動しているときに比してウェイストゲートバルブ15の開度を小さくすれば、排気タービン14を迂回する排気の流量が減少して、内燃機関の背圧が高まるようになる。そのため、機関回転速度の上昇が抑えられ、カムトルクの変動に伴うベーンローター100の揺動の振幅を大きくなり、中間ロック位相へのベーンローター100の回動をより早期かつ確実に行わせることができる。この場合にも、機関始動の開始時に中間ロック機構が作動しているときには、排気タービン14を迂回する排気の流量が増大されて、触媒コンバーター16に流入する排気の温度が高められるため、触媒の暖機性が向上されるようになる。
・上記実施の形態では、ウェイストゲートバルブ15や可変ノズル31の開度制御により排気の流動抵抗を大きくすることで、機関始動時における中間ロック機構の作動性を高めていたが、それ以外の方法で排気の流動抵抗を大きくしても、同様に機関始動時における中間ロック機構の作動性を高めることができる。例えば、排気通路にその流路面積を可変とするバルブを設置してその開度を小さくすることでも、内燃機関の背圧が高まって、ベーンローター100の揺動振幅が拡大されるようになる。したがって、機関始動の開始時に中間ロック機構が作動されていないときには、作動しているときに比して、内燃機関の排気通路における排気の流動抵抗が大きくなるようにすれば、機関始動時における中間ロック機構の作動性を高めることができる。一方、機関始動の開始時に中間ロック機構が作動しているときには、機関回転速度の上昇速度が高まるため、内燃機関の始動をより短時間で完了することが可能となる。
・上記実施の形態では、中間ロック機構のロックピン106及びスプリング107をラチェット機構としても利用するようにしていたが、同様の機能を有するラチェット機構を中間ロック機構とは完全に別個に設けるようにしても良い。
・上記実施の形態では、カムトルクの変動に伴うベーンローター100の揺動による中間ロック位相へのベーンローター100の自立回動をより確実に行うため、バルブタイミング可変機構10にラチェット機構を設けるようにしていた。そうしたラチェット機構が無くても、中間ロック位相へのベーンローター100の自立回動が可能であれば、ラチェット機構を割愛した構成としても良い。
・上記実施の形態では、ロックピン106をベーンローター100側に、ロック穴108をハウジング101側にそれぞれ設ける構成としていたが、ベーンローター100側にロック穴を、ハウジング101側にロックピンを設けるように中間ロック機構を構成しても良い。
・上記実施の形態では、ベーンローター100がカムシャフトと同期回転し、ハウジング101がクランクシャフトに駆動連結されたようにバルブタイミング可変機構10が構成されていた。これとは逆に、ハウジング101がカムシャフトと同期回転し、ベーンローター100がクランクシャフトに駆動連結されたようにバルブタイミング可変機構10を構成するようにしても良い。
・バルブタイミング可変機構10の構成は、上記実施の形態で例示したものに限らず適宜変更しても良い。要は、以下の構成(イ)〜(ハ)を有し、下記(イ)の第1の回転体と下記(ロ)の第2の回転体との相対回動を通じてバルブタイミングを可変とするバルブタイミング可変機構が設けられた内燃機関であれば、本発明の適用が可能である。
(イ)カムシャフトに駆動連結された第1の回転体。
(ロ)その第1の回転体と同軸を有して相対回動可能に配設されるとともにクランクシャフトに駆動連結された第2の回転体。
(ハ)第1及び第2の回転体の相対回動範囲の中間においてそれら回転体の相対回動を機械的に係止する中間ロック機構。
1…吸気通路、2…エアクリーナー、3…ターボチャージャー、4…コンプレッサー、5…インタークーラー、6…スロットルバルブ、8…吸気バルブ、9…燃焼室、10…バルブタイミング可変機構、11…排気バルブ、13…排気通路、14…排気タービン、15…ウェイストゲートバルブ、16…触媒コンバーター、17…電子制御ユニット、18…イグニッションスイッチ、19…クランク角センサー、20…カム角センサー、30…排気タービン、31…可変ノズル、100…ベーンローター(第1の回転体)、101…ハウジング(第2の回転体)、102…ベーン、103…凹部、104…進角油室、105…遅角油室、106…ロックピン(中間ロック機構、ラチェット機構)、107…スプリング(中間ロック機構、ラチェット機構)、108…ロック穴(中間ロック機構)、109…ラチェット溝(ラチェット機構)。

Claims (5)

  1. カムシャフトに駆動連結された第1の回転体と、その第1の回転体と同軸を有して相対回動可能に配設されるとともにクランクシャフトに駆動連結された第2の回転体と、それら回転体の相対回動範囲の中間においてそれら回転体の相対回動を機械的に係止する中間ロック機構とを備えるバルブタイミング可変機構と、排気タービンを迂回する排気の流量を調整するウェイストゲートバルブ付きのターボチャージャーと、を備える内燃機関の制御を行う内燃機関の制御装置において、
    機関始動の開始時に前記中間ロック機構による前記回転体の相対回動の係止がなされていないときには、同機関始動の開始時にその係止がなされているときに比して前記ウェイストゲートバルブの開度が小さくされる
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 機関始動時に前記中間ロック機構による前記回転体の相対回動の係止がなされていないときには、前記ウェイストゲートバルブが閉じられ、同機関始動時にその係止がなされているときには、同ウェイストゲートバルブが開かれる
    請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. カムシャフトに駆動連結された第1の回転体と、その第1の回転体と同軸を有して相対回動可能に配設されるとともにクランクシャフトに駆動連結された第2の回転体と、それら回転体の相対回動範囲の中間においてそれら回転体の相対回動を機械的に係止する中間ロック機構とを備えるバルブタイミング可変機構と、排気タービンに吹き付ける排気の流速を調整する可変ノズル付きのターボチャージャーと、を備える内燃機関の制御を行う内燃機関の制御装置において、
    機関始動の開始時に前記中間ロック機構による前記第1及び第2の回転体の相対回動の係止がなされていないときには、同機関始動の開始時にその係止がなされているときに比して、前記排気タービンへの排気の流速が高くなるように前記可変ノズルの開度が制御される
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. カムシャフトに駆動連結された第1の回転体と、その第1の回転体と同軸を有して相対回動可能に配設されるとともにクランクシャフトに駆動連結された第2の回転体と、それら回転体の相対回動範囲の中間においてそれら回転体の相対回動を機械的に係止する中間ロック機構とを備えるバルブタイミング可変機構を備える内燃機関の制御を行う内燃機関の制御装置において、
    機関始動の開始時に前記中間ロック機構による前記回転体の相対回動の係止がなされていないときには、同機関始動の開始時にその係止がなされているときに比して、当該内燃機関の排気通路における排気の流動抵抗が大きくされる
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  5. 前記バルブタイミング可変機構は、前記第1及び第2の回転体の相対回動の位相を、前記中間ロック機構による相対回動の係止が行われる位相に案内するラチェット機構を備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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