JP2013190011A - 緩衝装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】伸縮速度が中高速となっても車両における乗り心地を良好に保つことが可能な緩衝装置を提供することである。
【解決手段】本発明における課題解決手段は、シリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入されシリンダ1内を伸側室R1と圧側室R2に区画するピストン2と、圧力室R3と、圧力室R3を伸側圧力室7と圧側圧力室8とに区画するフリーピストン9と、フリーピストン9を附勢するばね要素10を備えた緩衝装置Dにおいて、ピストン2に積層されるバルブディスク12を設け、バルブディスク12に伸側ポート4を圧側室R2に連通する連通ポート12eと、連通ポート12eの外周を囲う環状弁座12dを設け、このバルブディスク12の環状弁座12dに伸側リーフバルブEVを離着座させ、環状弁座12dの内径を圧側ポート3の内縁に接する仮想円径よりも大径に設定した。
【選択図】図1

Description

本発明は、緩衝装置の改良に関する。
従来、この種の緩衝装置にあっては、車両の車体と車軸との間に介装されて、車体振動を抑制する目的で使用されており、たとえば、シリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されシリンダ内をピストンロッド側の伸側室とピストン側の圧側室に区画するピストンと、ピストンに設けられた伸側室と圧側室を連通する伸側ポートおよび圧側ポートと、伸側ポートを開閉する伸側の環状リーフバルブと、圧側ポートを開閉する圧側の環状リーフバルブと、圧力室と、圧力室を伸側室へ連通する伸側流路と、圧力室を圧側室へ連通する圧側流路と、圧力室内に摺動自在に挿入され圧力室を伸側室に連通される伸側圧力室と圧側室に連通される圧側圧力室とに区画するフリーピストンと、フリーピストンを附勢するコイルばねとを備えて構成されている。
このように構成された緩衝装置は、圧力室がフリーピストンによって伸側圧力室と圧側圧力室とに区画されており、伸側流路および圧側流路を介して伸側室と圧側室とが直接的には連通されてはいないが、フリーピストンが移動すると伸側圧力室と圧側圧力室の容積比が変化し、フリーピストンの移動量に応じて圧力室内の流体が伸側室と圧側室へ出入りするため、見掛け上、伸側室と圧側室とが伸側流路および圧側流路を介して連通されているが如くに振舞う。
そのため、この緩衝装置では、低周波数の振動の入力に対しては大きな減衰力を発生し、他方、高周波数の振動の入力に対しては小さな減衰力を発生することができ、車両が旋回中等の入力振動周波数が低い場面においては高い減衰力を確実に発生可能であるとともに、車両が路面の凹凸を通過するような入力振動周波数が高い場面においては低い減衰力を確実に発生させて、車両における乗り心地を向上させることができる(たとえば、特許文献1参照)。
また、上記した緩衝装置にあっては、圧力室を形成するハウジングをピストンナット代わりに利用してハウジングをピストンロッドの先端に螺着させることでピストン、および伸側と圧側の環状のリーフバルブをピストンロッドの先端に固定するようにしている。このように、ピストンロッドの先端に大きなハウジングを取り付けるために、その分、緩衝装置のストローク長が短くなる。
そのため、ピストンは、伸側と圧側のポートが設けられる底部と、底部の外周に設けられてシリンダの内周に摺接するピストンリングが装着される筒部とを備えていて、底部を薄くしても筒部の軸方向長を長くして、ピストンリングのシリンダに対する摺動長さを充分に確保でき、シリンダに対するピストンのガタつきや傾ぎを防止しつつも、筒部内に伸側の環状リーフバルブを収容することでハウジングを含めたピストン部の全長を短くすることができ、緩衝装置のストローク長の短縮を最小限に留めるようにしている。
特開2011−122676号公報
上記した緩衝装置は、圧側通路にオリフィスを設けてフリーピストンの動きを制御することで、上記のような周波数に感応した減衰力を発揮することができる、つまり、低周波振動の入力に対して大きな減衰力を発揮し、高周波振動の入力に対して小さな減衰力を発揮することができるが、緩衝装置の伸縮速度がある程度高くなるとリーフバルブが開弁するため、伸縮速度が中高速域にある場合には、リーフバルブの特性が顕著に現れるようになって周波数感応の効きが相対的には表れなくなる。
このような状況では、上記したようにリーフバルブの特性が支配的になるのであるが、特に、緩衝装置のストローク長の確保という観点から、伸側の環状リーフバルブをピストンの筒部内に収容するため、環状リーフバルブ径も小さく、また、伸側ポートの外周を囲って伸側の環状リーフバルブが離着座する環状弁座の内径も小さいことから、当該環状リーフバルブの撓み剛性が大きくなって、図5中の破線に示すように、緩衝装置の伸縮速度が中高速域にある際の減衰力が大きくなってしまう。
すると、緩衝装置の伸縮速度が低速域にある際には、周波数感応の効きが良く車両における乗り心地が非常に良い半面、緩衝装置の伸縮速度が中高速域にある際には減衰力過多となって、これがゴツゴツ感に繋がって車両における乗り心地が低速域に比較して相対的に悪くなって、却って、搭乗者に乗り心地が悪いことを印象付けてしまうという問題がある。
そこで、本発明は上記した問題を解決するために創案されたものであって、その目的とするところは、伸縮速度が中高速となっても車両における乗り心地を良好に保つことが可能な緩衝装置を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、シリンダと、当該シリンダ内に摺動自在に挿入され当該シリンダ内を伸側室と圧側室に区画するピストンと、当該ピストンに同一円上に設けられて上記伸側室と上記圧側室とに連通される複数の圧側ポートと、上記ピストンに同一円上であって上記圧側ポートよりも内周側に設けられて上記伸側室と上記圧側室とに連通される複数の伸側ポートと、上記圧側ポートを開閉する圧側バルブと、上記伸側ポートを開閉する伸側リーフバルブと、圧力室と、上記圧力室内に軸方向へ移動自在に挿入されて当該圧力室を伸側流路を介して上記伸側室に連通される伸側圧力室と圧側流路を介して上記圧側室に連通される圧側圧力室とに区画するフリーピストンと、当該フリーピストンの中立位置からの変位を抑制する附勢力を発生するばね要素とを備えた緩衝装置において、上記ピストンに積層されるバルブディスクを設け、当該バルブディスクが上記伸側ポートの下流出口を連通される連通ポートと、当該連通ポートの下流出口を上記圧側室へ連通する環状窓と、当該環状窓の外周を囲う環状弁座とを備え、上記伸側リーフバルブが上記環状弁座に離着座可能に上記バルブディスクに積層されてなり、上記環状弁座の内径は、上記各圧側ポートの内縁に接する仮想円径よりも大径に設定されることを特徴とする。
このように本発明の緩衝装置を構成することで、従来よりも外径が大径な伸側リーフバルブを使用することができ、かつ、伸側リーフバルブが伸側室からの圧力を受ける作用点を従来よりも外周側へシフトでき、伸側リーフバルブの撓み剛性を見かけ上の低くすることができる。
本発明の緩衝装置では、伸縮速度が中高速域にある際の減衰力を低くすることができ減衰力過多を解消して乗り心地を向上できるから、周波数感応が効く低速域における乗り心地の良さと中高速域における乗り心地の良さの差異が少なくなる。
よって、本発明の緩衝装置によれば、伸縮速度が中高速となっても車両における乗り心地を良好に保つことが可能となる。
一実施の形態における緩衝装置の縦断面図である。 一実施の形態における緩衝装置のピストンの平面図である。 一実施の形態における緩衝装置のバルブディスクの平面図である。 一実施の形態における緩衝装置の振動周波数に対する減衰力の変化を説明する図である。 一実施の形態における緩衝装置の減衰特性(減衰力速度特性)を説明する図である。
以下、図に基づいて本発明を説明する。本発明の緩衝装置Dは、図1に示すように、シリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入されシリンダ1内を伸側室R1と圧側室R2に区画するピストン2と、ピストン2に同一円上に設けられて伸側室R1と圧側室R2とに連通される複数の圧側ポート3と、ピストン2に同一円上であって圧側ポート3よりも内周側に設けられて伸側室R1と圧側室R2とに連通される複数の伸側ポート4と、圧側ポート3を開閉する圧側バルブPVと、伸側ポート4を開閉する伸側リーフバルブEVと、圧力室R3と、圧力室R3内に軸方向へ移動自在に挿入されて圧力室R3を伸側流路5を介して伸側室R1に連通される伸側圧力室7と圧側流路6を介して圧側室R2に連通される圧側圧力室8とに区画するフリーピストン9と、フリーピストン9を中立位置からの変位を抑制する附勢力を発生するばね要素10と、ピストン2に積層されるバルブディスク12とを備えて構成されている。この緩衝装置Dは、車両における車体と車軸との間に介装されて減衰力を発生し車体の振動を抑制するものである。なお、伸側室R1とは、車体と車軸が離間して緩衝装置Dが伸長作動する際に圧縮される室のことであり、圧側室R2とは、車体と車軸が接近して緩衝装置Dが収縮作動する際に圧縮される室のことである。そして、伸側室R1および圧側室R2さらには圧力室R3内には作動油等の流体が充満されていて、この流体には、作動油以外にも、たとえば、水、水溶液といった流体を使用することもできる。
ピストン2は、底部2aと、この底部2aの外周に設けられた筒部2bと、当該筒部2bの外周に装着されてシリンダ1の内周に摺接する環帯状のピストンリング2cと備えている。そして、ピストン2の底部2aは、ピストンロッド13が挿通可能なように環状とされていて、底部2aを貫くように圧側ポート3と伸側ポート4とがピストン2の軸方向に沿って設けられている。圧側ポート3は、複数設けられており、全てが同一円上に配置されて設けられ、全ての圧側ポート3が底部2aの伸側室側端に設けた環状窓2dに通じている。また、伸側ポート4も同様に複数設けられており、全てが同一円上に配置されて設けられ、全ての伸側ポート4の下流出口が底部2aの圧側室側端に設けた環状窓2eに通じている。そして、ピストン2の底部2aの圧側室側端には、環状窓2eの外周を覆う環状の座2fが設けられている。したがって、圧側ポート3は、ピストン2の上記の環状の座2fよりも外側に設けられ、他方の伸側ポート4は、ピストン2の上記の環状の座2fよりも内側に設けられている。
また、ピストン2の図1中上方となる伸側室側には、圧側ポート3を開閉する環状のリーフバルブでなる圧側バルブPVが積層されている。圧側バルブPVは、外周の撓みが許容されていて、外周がピストン2に着座した状態では圧側ポート3を閉塞し、圧側ポート3介して作用する圧側室R2の圧力が開弁圧に達して撓んで外周がピストン2から離座すると圧側ポート3を開放するようになっている。したがって、圧側バルブPVは、逆止弁としても機能しており、圧側室R2から伸側室R1へ向かう流体の流れのみを許容して圧側ポート3を一方通行の通路に設定するとともに、圧側室R2の圧力を受けて圧側ポート3を開放する際に、通過する流体の流れに抵抗を与えるようになっている。
他方、ピストン2における底部2aの図1中下方となる圧側室側には、バルブディスク12が積層されている。バルブディスク12は、筒状であって外径がピストン2の筒部2bの内径より小さい本体12aと、本体12aの図1中下端となる圧側室側端に設けた本体12aよりも外径が大径な大径部12bと、当該大径部12bの圧側室側端に設けた環状窓12cと、同じく大径部12bの圧側室側端であって環状窓12cの外周に設けた環状弁座12dと、当該環状窓12cから本体12a図1中上端となる伸側室側端へ通じてバルブディスク12の軸方向に沿って設けた連通ポート12eとを備えて構成されている。この連通ポート12eは、バルブディスク12に対して同一円状に設けられており、全てがピストン2の底部2aに設けた環状窓2eに対向可能とされている。
バルブディスク12の環状弁座12dの内径は、図2および図3に示すように、上記したピストン2に設けた全部の圧側ポート3の内縁を通る仮想円Cの直径よりも大径に設定されている。また、連通ポート12eは、一つ以上をバルブディスク12に設ければよいが、この実施の形態の場合、全ての伸側ポート4の流路面積の総和よりも全ての連通ポート12eの流路面積の方が大きくなるよう設定してある。
そして、このように構成されたバルブディスク12は、本体12aの外径がピストン2の筒部2bの内径よりも小さいので、本体12aをピストン2の筒部2b内へ進入させてピストン2の底部2aへ積層することができ、このようにバルブディスク12をピストン2の底部2aに積層すると、全ての連通ポート12eが環状窓2eに対向し、伸側ポート4の下流出口に通じるとともに、バルブディスク12における連通ポート12eよりも外周がピストン2に設けた座2fに当接して、ピストン2とバルブディスク12との間の隙間を介して伸側ポート4が圧側室R2に通じないようになっている。また、連通ポート12eの下流出口は、環状窓12cによって圧側室R2に通じている。
また、ピストン2の筒部2bとバルブディスク12の外周との間には、環状隙間が形成されるので、圧側ポート3の上流側を閉塞しないようになっている。したがって、バルブディスク12をピストン2の底部2aに積層することで、伸側ポート4と連通ポート12eとが連通され、これらによって、伸側室R1と圧側室R2とが連通されるようになっている。なお、連通ポート12eと伸側ポート4との連通に際し、ピストン2とバルブディスク12の周方向の位置決めを行うことができるのであれば、環状窓2eを省略することもできるし、ピストン2側ではなくバルブディスク12の伸側室側端に全ての連通ポート12eに連通されるとともに全ての伸側ポート4に対向可能な環状窓を設けるようにしてもよいし、ピストン2とバルブディスク12の対向端にそれぞれ環状窓を設けるようにしてもよい。
また、上記したバルブディスク12には、環状窓12cを開閉する環状のリーフバルブでなる伸側リーフバルブEVが積層されている。この伸側リーフバルブEVは、外周の撓みが許容されていて環状弁座12dに離着座可能とされ、環状弁座12dに着座した状態では伸側ポート4および連通ポート12eでなる通路を閉塞し、伸側ポート4および連通ポート12eを介して作用する伸側室R1の圧力が開弁圧に達して撓んで環状弁座12dから離座すると伸側ポート4および連通ポート12eでなる通路を開放するようになっている。したがって、伸側リーフバルブEVは、逆止弁としても機能しており、伸側室R1から圧側室R2へ向かう流体の流れのみを許容して伸側ポート4を一方通行の通路に設定するとともに、伸側室R1の圧力を受けて伸側ポート4を開放する際に、通過する流体の流れに抵抗を与えるようになっている。
ピストンロッド13は、シリンダ1の図中上端部から外方へ突出されていて、ピストンロッド13とシリンダ1との間は図示しないシールでシリンダ1内が液密状態とされている。図示したところでは、また、この緩衝装置Dの場合、ピストンロッド13の先端にピストン2、バルブディスク12および圧力室R3を形成するハウジング17が固定されていて、いわゆる片ロッド型の緩衝器として構成されており、図示はしないが、シリンダ1内に出入りするピストンロッド13の体積を補償する気室或いはリザーバが設けられる。また、緩衝装置Dは、片ロッド型ではなく、両ロッド型に設定されてもよく、その場合には、体積補償用ではなく流体の温度変化による体積変化を補償するアキュムレータ等を設けるようにすればよい。
そして、ピストンロッド13の先端の小径部13aの外周に、上述した圧側バルブPV、ピストン2、バルブディスク12および伸側リーフバルブEVに組付けた後に、圧力室R3を形成するハウジング17を上記小径部13aに螺着することで、ピストン2およびバルブディスク12がピストンロッド13に固定されるとともに、圧側バルブPVおよび伸側リーフバルブEVが外周側の撓みが許容された状態でのピストンロッド13に固定される。
ハウジング17は、ピストンロッド13の螺子部13bに螺合される鍔19付のナット部18と、ナット部18における鍔19の外周に開口部が加締められて一体化される有底筒状の筒部20とを備えて構成されている。そして、ナット部18および筒部20で圧側室R2内に圧力室R3を画成している。なお、ナット部18と筒部20との一体化に際し、上記加締め加工以外にも溶接等の他の方法を採用することも可能である。また、この実施の形態の緩衝装置Dにあっては、ハウジング17の筒部20の下端における外周の断面形状が円形以外の形状とされていて、当該筒部20を工具で把持して筒部20を回転させることでナット部18をピストンロッド13の螺子部13bへ容易に螺着することができるようになっている。
そして、上記のように形成される圧力室R3内には、フリーピストン9が摺動自在に挿入されて、圧力室R3は、図1中上方側の伸側圧力室7と下方側の圧側圧力室8に区画されている。
また、ナット部18は、上述のように側方に鍔19を備え、その内周には筒状の螺子部18aが形成され、この螺子部18aをピストンロッド13の螺子部13bに螺着することによって、ハウジング17をピストンロッド13の小径部13aに固定することが可能なようになっている。なお、筒部20の外周の断面形状を真円以外の形状、たとえば、一部を切欠いた形状や、六角形等の形状としておくことで、当該外周に係合する工具を用いてハウジング17をピストンロッド13に螺着する作業を容易とすることができる。
筒部20は、有底筒状であって、底部には、圧側流路6の一部を構成する固定オリフィス21が設けられ、筒部20の側部には圧側室R2をハウジング17内へ連通する二つの可変オリフィス22,23が設けられている。
他方、フリーピストン9は、有底筒状とされており、底部9aを図1中下方へ向けて筒部9bの外周を筒部20の内周に摺接させてハウジング17内に挿入されている。フリーピストン9は、上記のようにハウジング17内に摺動自在に挿入されると圧力室R3内を伸側圧力室7と圧側圧力室8とに区画する。なお、フリーピストン9の底部9aを図1中下方へ向けてハウジング17内に収容することで、フリーピストン9のナット部18における螺子部18aへの干渉を避けることができる。さらに、フリーピストン9は、この実施の形態の場合、筒部9bの外周に環状溝9cと、フリーピストン9の底部9aから環状溝9cへ通じる孔9dを備えている。
また、このフリーピストン9に、フリーピストン9のハウジング17に対する変位量に応じてその変位を抑制する附勢力を作用させるばね要素10が設けられており、このばね要素10は、伸側圧力室7内であってナット部18の鍔19とフリーピストン9の底部9aの図1中上端との間、および、圧側圧力室8内であって筒部20の底部とフリーピストン9の底部9aの図1中下端との間に、それぞれ、コイルバネ24,25を介装してある。これらコイルバネ24,25によってフリーピストン9は、圧力室R3内の所定の中立位置に位置決められた上で弾性支持されている。なお、上記中立位置は、フリーピストン9のハウジング17内でのストローク中心に一致した位置に限られない。
コイルバネ24は、フリーピストン9の筒部9b内の内周によって半径方向への著しい位置ずれが防止され、また、コイルバネ25は、その内周にフリーピストン9の凸部9eが挿通されることによって、著しい位置ずれが防止されており、これによって安定的にフリーピストン9に附勢力を作用させることが可能となる。また、フリーピストン9は、有底筒状となっているので、コイルバネ24を収容しつつハウジング17の筒部20との軸方向の摺動長を確保することができ、ハウジング17の軸方向の全長の長大化を招くことなく筒部20に対しての軸ぶれを防止することができ、摺動抵抗が過大とならないようになっている。なお、バネ要素10としては、フリーピストン9を弾性支持できればよいので、コイルバネ24,25以外のものを採用してもよく、たとえば、ゴムや皿バネ等の弾性体を用いてフリーピストン9を弾性支持するようにしてもよい。また、一端がフリーピストン9に連結される単一のバネ要素を用いる場合には、ナット部18あるいは筒部20に他端を固定するようにしてもよい。
さらに、フリーピストン9は、筒部9bの上端がハウジング17におけるナット部18の鍔19に当接するとそれ以上の図1中上方側への移動が規制され、反対に、底部9aの外周が筒部20の内周に設けた段部20aに当接するとそれ以上の図1中下方側への移動が規制されるようになっている。
そして、フリーピストン9には、その筒部9bの外周に円周に沿って形成される環状溝9cが設けられ、さらに、フリーピストン9の肉厚内部を通り環状溝9cと圧側圧力室8とを連通する孔9dが設けられている。また、筒部20における圧側室R2とハウジング17内を連通する可変オリフィス22,23が設けられており、この可変オリフィス22,23は、フリーピストン9がバネ要素10によって弾性支持されて中立位置にあるときには必ず上記環状溝9cに対向して圧側圧力室8と圧側室R2とを連通するとともに、フリーピストン9がストロークエンドまで変位する、すなわち、ナット部18の鍔19あるいは筒部20の段部20aに当接するまで変位するとフリーピストン9の筒部9bの外周に完全にオーバーラップされて閉塞されるようになっている。すなわち、この場合、圧側流路6は、環状溝9c、可変オリフィス22,23、孔9dおよび固定オリフィス21で構成されている。なお、図中では、可変オリフィス22,23を二つ設けているが、その数は任意である。
つまり、この緩衝装置Dの場合、フリーピストン9の中立位置からの変位量が任意の変位量となるときに、可変オリフィス22,23の開口全てが環状溝9cに対向する状況から筒部9bの外周に対向し始める状況に移行して徐々に可変オリフィス22,23の流路面積が減少し始め、圧側流路6における流路抵抗が徐々に増加する。したがって、上記任意の変位量は、環状溝9cの図中上下方向幅の設定および、可変オリフィス22,23の筒部20の内周側の開口位置によって設定される。そして、この実施の形態では、フリーピストン9の変位量の増加に伴って徐々に可変オリフィス22,23の流路面積が減少し、フリーピストン9がストロークエンドに達すると、可変オリフィス22,23が完全に筒部9bに対向して閉塞され、圧側流路6における流路抵抗が最大となり圧側圧力室8が固定オリフィス21のみによって圧側室R2に連通されるようになっている。
緩衝装置Dは、以上のように構成されるが、続いて緩衝装置Dの作動について説明する。
まず、フリーピストン9が圧力室R3内で移動することで実現される周波数感応特性について説明する。
フリーピストン9における中立位置からの変位量が可変オリフィス22,23を閉塞し始めない範囲内にある場合、フリーピストン9は、圧側流路6の抵抗を変化させることなく変位することが可能である。そして、緩衝装置Dへ入力される振動周波数が低い場合と高い場合で、ピストン速度が同じであるという条件下で考えると、まず、入力周波数が低い場合、入力される振動の振幅が大きくなり、フリーピストン9の振幅も、可変オリフィス22,23を閉塞し始めない範囲内で大きくなる。
フリーピストン9の振幅が上記の範囲で大きくなると、フリーピストン9がコイルバネ24,25から受ける附勢力が大きくなり、緩衝装置Dが伸長する場合、圧側圧力室8内の圧力は、伸側圧力室7内の圧力よりもコイルバネ24,25の附勢力分だけ小さくなり、逆に、緩衝装置Dが収縮する場合には、伸側圧力室7内の圧力は、圧側圧力室8内の圧力よりもコイルバネ24,25の附勢力分だけ小さくなる。
このように、緩衝装置Dが低周波振動を呈すると伸側圧力室7と圧側圧力室8にコイルバネ24,25の附勢力に見合った差圧が生じるので、伸側室R1と伸側圧力室7の差圧および圧側室R2と圧側圧力室8の差圧が小さくなり、伸側流路5、圧側流路6、伸側圧力室7および圧側圧力室8でなる見掛け上の流路を通過する流量は小さい。この見掛け上の流路を通過する流量が小さい分、圧側ポート3および伸側ポート4の流量は大きくなるので、緩衝装置Dが発生する減衰力が大きいまま維持される。
逆に、緩衝装置Dへの入力周波数が高い場合、入力される振動の振幅が小さくなり、フリーピストン9の振幅はより小さくなる。フリーピストン9の振幅が小さくなると、フリーピストン9がコイルバネ24,25から受ける附勢力が小さくなり、緩衝装置Dが伸長行程にあっても収縮行程にあっても、伸側圧力室7内の圧力と圧側圧力室8内の圧力とが略等しくなる。すると、伸側室R1と伸側圧力室7の差圧および圧側室R2と圧側圧力室8の差圧は大きくなるので、伸側流路5および圧側流路6を通過する流量も多くなる。
緩衝装置Dへ入力される振動の周波数が低い場合には、見掛け上の流路を通過する流量は小さく、入力周波数が高い場合には、見掛け上の流路を通過する流量は大きくなり、入力速度が同じであれば、伸側室R1から圧側室R2或いは圧側室R2から伸側室R1へ流れる流量は、入力周波数によらず等しくならなければならないため、圧側ポート3を開閉する圧側バルブPVおよび伸側ポート4を開閉する伸側リーフバルブEVを通過する流量は、入力周波数が低い場合には多くなって減衰力が高く、反対に、入力周波数が高い場合には少なくなって減衰力は低くなる。したがって、緩衝装置Dの伸縮速度が比較的低く、圧側バルブPVおよび伸側リーフバルブEVの特性が顕著に表れない状況では、緩衝装置Dの減衰力は、周波数に感応して図4に示すように推移することになる。
したがって、この緩衝装置Dにあっては、減衰力の変化を入力振動周波数に依存させることができ、ばね上共振周波数の振動の入力に対しては高い減衰力を発生することで車両の姿勢を安定させて、車両旋回時に搭乗者に不安を感じさせることを防止できるとともに、ばね下共振周波数の振動が入力されると必ず低い減衰力を発生させて車軸側の振動の車体側への伝達を絶縁して、車両における乗り心地を良好なものとすることができる。
次に、フリーピストン9の中立位置からの変位量が圧側流路6の流路抵抗を増加させる範囲内となる場合の緩衝装置Dにおける作動について説明する。
可変オリフィス22,23は、緩衝装置Dが伸長しても収縮しても、フリーピストン9が中立位置から変位して、その変位量に応じて、徐々に流路面積を小さくし、フリーピストン9が上下のいずれかストロークエンドに到達すると完全に閉塞されて流路面積を固定オリフィス21の流路面積と同じくして最小とする状況となる。
つまり、フリーピストン9が可変オリフィス22,23を閉塞し始めた後は変位量に応じて圧側流路6の流路抵抗を徐々に大きくし、フリーピストン9がストロークエンドに到達すると流路抵抗が最大となる。
ここで、フリーピストン9がストロークエンドまで変位するのは、伸側圧力室7もしくは圧側圧力室8への液体の流出入量が多い場合であり、具体的には、緩衝装置Dの伸縮の振幅が大きい場合である。
緩衝装置Dに入力される振動周波数が比較的高い場合、緩衝装置Dは、フリーピストン9が可変オリフィス22,23を閉塞し始める位置へ変位するまでは、比較的低い減衰力を発生しているが、フリーピストン9が可変オリフィス22,23を閉塞し始める位置を越えて変位するようになると、徐々に圧側流路6の流路抵抗が徐々に大きくなっていくので、フリーピストン9のそれ以上のストロークエンド側への移動速度が減少されて、見掛け上の流路を介しての液体の移動量も減少し、その分圧側ポート3および伸側ポート4を通過する液体量が増加することになり、緩衝装置Dの発生減衰力は徐々に大きくなっていく。
そして、フリーピストン9がストロークエンドに達すると、それ以上、見掛け上の流路を介しての液体の移動はなくなり、緩衝装置Dの伸縮方向を転ずるまでは液体は圧側ポート3および伸側ポート4のみを通過することになり、周波数に感応した特性が発揮されなくなり、緩衝装置Dは、大きな減衰力を発生することになる。
また、緩衝装置Dの伸縮速度が中高速域に達する場合には、固定オリフィス21、可変オリフィス22,23を液体が通過しづらくなって、フリーピストン9が圧力室R3内で移動しがたくなるため、フリーピストン9がストロークエンドに達した場合と同様に、フリーピストン9が移動することによる周波数に感応した特性が発揮されづらくなり、液体は、圧側ポート3および伸側ポート4を優先的に通過することになり、周波数に感応した特性が発揮されづらくなる。
このような状況、つまり、フリーピストン9がストロークエンドまで変位する場合や緩衝装置Dの伸縮速度が中高速に達する場合では、圧側バルブPVおよび伸側リーフバルブEVによる特性が顕著に表れるようになる。したがって、緩衝装置Dの減衰特性(減衰力速度特性)は、緩衝装置Dの伸縮速度が低速域にある場合には、速度が同じであっても緩衝装置Dの振動周波数によって図5中の斜線範囲内で減衰力が高低することになるが、緩衝装置Dの伸縮速度が中高速域にある場合には、図5に示すように、圧側バルブPVおよび伸側リーフバルブEVによる特性が支配的になって周波数に感応する特性がほとんど表れなくなる。
しかしながら、本発明の緩衝装置Dにあっては、ピストン2にバルブディスク12を積層してあって、バルブディスク12が伸側ポート4の下流出口に連通される連通ポート12eと、連通ポート12eの下流出口を上記圧側室へ連通する環状窓12cと、当該環状窓12cの外周を囲う環状弁座12dとを備え、伸側リーフバルブEVが環状弁座12dに離着座可にバルブディスク12に積層され、環状弁座12dの内径は、各圧側ポート3の内縁に接する仮想円径よりも大径に設定されているので、伸側リーフバルブEVの環状弁座12dへのシート径(環状弁座12dの内径)は、従来の緩衝装置のようにピストン2へ伸側ポート4の外周を囲う環状弁座を設けて伸側リーフバルブを積層させた場合のシート径よりも大径となるため、従来よりも外径が大径な伸側リーフバルブEVを使用することができ、かつ、伸側リーフバルブEVが伸側室R1からの圧力を受ける作用点を従来よりも外周側へシフトでき、伸側リーフバルブEVの撓み剛性を見かけ上の低くすることができる。
したがって、従来の緩衝装置における伸縮速度が中高速域にある場合の減衰特性は、図5中破線で示すように、減衰係数が高くなるが、本発明の緩衝装置Dによれば、図5中実線で示すように、従来の緩衝装置より低い減衰係数で減衰力を発揮することができる。
このように、本発明の緩衝装置Dでは、伸縮速度が中高速域にある際の減衰力を低くすることができ減衰力過多を解消して乗り心地を向上できるから、周波数感応が効く低速域における乗り心地の良さと中高速域における乗り心地の良さの差異が少なくなる。よって、本発明の緩衝装置Dによれば、伸縮速度が中高速となっても車両における乗り心地を良好に保つことが可能となる。
なお、この緩衝装置Dにあっては、フリーピストン9がストロークエンドまで変位してしまうような高周波数で大振幅の振動が緩衝装置Dに対し入力されても、フリーピストン9の中立位置からの変位量が任意の変位量を超えるとフリーピストン9がストロークエンドに達するまでに緩衝装置Dは徐々に発生減衰力を大きくするので、低い減衰力から急激に高い減衰力に変化することが無くなる。つまり、フリーピストン9がストロークエンドに達して圧力室R3内を介して伸側室R1と圧側室R2の液体の交流ができなくなるときに急激に減衰力の大きさが変化してしまうことがなくなり、低減衰力から高減衰力への減衰力変化がなだらかとなる。さらに、フリーピストン9が圧力室R3における両端側のストロークエンドまで到る際に、徐々に発生減衰力を大きくするので、減衰力の急激な変化を抑制する機能は、緩衝装置Dの伸圧の両行程で発揮される。
したがって、この緩衝装置Dにあっては、高周波数で振幅が大きい振動が入力されても、発生減衰力がなだらかに変化することになって、搭乗者に減衰力の変化によるショックを知覚させずにすみ、車両における乗り心地を向上することができ、特に、急激な減衰力変化によって車体が振動しボンネットが共振して異音が発生してしまう事態も防止でき、この点でも車両における乗り心地を向上することができる。
また、本実施の形態における緩衝装置Dにあっては、伸側ポート4の全部の流路面積よりも連通ポート12eの全部の流路面積を大きくしたので、伸側リーフバルブEVが伸側ポート4を開いた際の減衰特性は伸側ポート4の流路面積で決定されるので、ピストン2を交換することで、緩衝装置Dの伸縮速度が中高速域にある際の減衰特性を変更することができる。したがって、バルブディスク12を用いる緩衝装置D以外で汎用されるピストン2を利用することが可能となり、特別なピストン2を利用する必要がないので、実用性が向上し、コストも低減される。なお、上記は、伸側ポート4の全部の流路面積よりも連通ポート12eの全部の流路面積を小さくすることを妨げるものではなく、このような構成を採用することも可能である。
また、伸側ポート4は、ピストン2に対して軸方向に沿って設けられ、連通ポート12eは、バルブディスク12に対して軸方向に沿って設けられているので、ピストン2やバルブディスク12に斜めにポートを開ける加工をせずに済み、焼結などの型を用いる加工方法を採用することも可能で、緩衝装置Dの加工コストを低減することができる。

さらに、ピストン2は、伸側ポート4と圧側ポート3とが設けられる底部2aと、底部2aの外周に設けられてシリンダ1の内周に摺接するピストンリング2cが装着される筒部2bとを備えているので、バルブディスク12を筒部2b内に挿入することができるだけでなく、シリンダ1との嵌合長(ピストンリング2cの軸方向長さ)を確保することができ、シリンダ1に対するガタつきを防止しつつも、ピストン2とバルブディスク12の全体の軸方向長さを短くして緩衝装置Dのストローク長も確保することができる。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
本発明の緩衝装置は、車両の制振用途に利用することができる。
1 シリンダ
2 ピストン
2a ピストンの底部
2b ピストンの筒部
2c ピストンリング
3 圧側ポート
4 伸側ポート
5 伸側流路
7 伸側圧力室
6 圧側流路
8 圧側圧力室
9 フリーピストン
10 ばね要素
12 バルブディスク
12e 連通ポート
12c 環状窓
12d 環状弁座
D 緩衝装置
EV 伸側リーフバルブ
PV 圧側バルブ
R1 伸側室
R2 圧側室
R3 圧力室

Claims (4)

  1. シリンダと、当該シリンダ内に摺動自在に挿入され当該シリンダ内を伸側室と圧側室に区画するピストンと、当該ピストンに同一円上に設けられて上記伸側室と上記圧側室とに連通される複数の圧側ポートと、上記ピストンに同一円上であって上記圧側ポートよりも内周側に設けられて上記伸側室と上記圧側室とに連通される複数の伸側ポートと、上記圧側ポートを開閉する圧側バルブと、上記伸側ポートを開閉する伸側リーフバルブと、圧力室と、上記圧力室内に軸方向へ移動自在に挿入されて当該圧力室を伸側流路を介して上記伸側室に連通される伸側圧力室と圧側流路を介して上記圧側室に連通される圧側圧力室とに区画するフリーピストンと、当該フリーピストンの中立位置からの変位を抑制する附勢力を発生するばね要素とを備えた緩衝装置において、
    上記ピストンに積層されるバルブディスクを設け、当該バルブディスクが上記伸側ポートの下流出口に連通される連通ポートと、当該連通ポートの下流出口を上記圧側室へ連通する環状窓と、当該環状窓の外周を囲う環状弁座とを備え、上記伸側リーフバルブが上記環状弁座に離着座可能に上記バルブディスクに積層されてなり、上記環状弁座の内径は、上記各圧側ポートの内縁に接する仮想円径よりも大径に設定されることを特徴とする緩衝装置。
  2. 上記伸側ポートの全部の流路面積よりも上記連通ポートの全部の流路面積を大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の緩衝装置。
  3. 上記伸側ポートは、上記ピストンに対して軸方向に沿って設けられ、上記連通ポートは、上記バルブディスクに対して軸方向に沿って設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の緩衝装置。
  4. 上記ピストンは、上記伸側ポートと上記圧側ポートとが設けられる底部と、当該底部の外周に設けられて上記シリンダの内周に摺接するピストンリングが装着される筒部とを備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の緩衝装置。
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