JP2013189814A - 横引きスクリーン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】横引きスクリーン装置のラッチ機構を、取付け用工具を使用せずに組み付け、使用部品の解体をも容易にする。
【解決手段】ラッチ6を取り付ける框材2に、ラッチ穴16と、框材の表裏の一方側に穿設された第1の穴17と、他方側に穿設された第2の穴18とを設ける。ラッチ受け7に係止する鉤部21を有する操作板22の挿通孔23を設けた基端側をラッチ穴に挿入するラッチ部材20と、框材の一方側において上下摺動自在の摘み部31を備えた第1の操作部材30と、框材の他方側において摘み部41を備えた第2の操作部材40とによって構成される。ラッチ部材の操作板の基端部をラッチ穴に挿入し、第1の操作部材に設けた係合板32を框材の第1の穴と第2の穴とに挿入すると共に、ラッチ部材の操作板に設けた挿通孔にも挿通し、係合板の先端部の弾性係止片33を、第2の穴の外側に位置する第2の操作部材の係止孔42を通してその孔縁に係止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、可動框を受け框や他の可動框に留めるためのラッチ機構を備えた横引きスクリーン装置に関し、特に、上記ラッチ機構を可動框や受け框に組み付けるに際して取付け用工具を使用せずに取り付け可能にし、分別廃棄のための解体をも容易に行えるようにした横引きスクリーン装置に関する。
従来の横引きスクリーン装置では、可動框を受け框に留める際に用いるラッチ機構を、取付用ネジを使用して該可動框や受け框に固定するのが一般的である。この取付用ネジを用いる場合、ラッチ機構の固定及び取り外しの際にネジ操作用の工具が必要となり、ラッチ機構の組み付け作業に時間が掛かるだけでなく作業が面倒であり、固定状態においてネジが目視されるため外観上の美観を損ねるという問題もあった。
これに対し、特許文献1には、家具や建具等のラッチ取付部にマグネットラッチを装着するに際し、マグネットラッチが収容されている筺体に弾性変形する爪部を設け、ラッチ取付部に設けた装着孔内にその爪部を係止させて固定する装着構造が開示されている。
上記特許文献1に開示の装着構造では、マグネットラッチが収容されている筺体を、単に押入するだけで、工具を用いることなく装着することができるが、ラッチの係脱のために外部操作する摘み部等の操作部材を備えないものであり、つまり、該装着構造は、単にマグネットラッチ等をラッチ取付部に装着する場合に適用できるものである。そのため、ラッチ受けに係止する鉤部を備えたラッチの係脱のために摘み部等の外部操作する操作部材を備える場合には、上記装着構造をラッチの装着構造として利用するのには困難性がある。
特開2006−265944号公報
本発明の技術的課題は、横引きスクリーン装置におけるラッチ機構であって、ラッチ受けに係止する鉤部を備えたラッチの係脱操作のために摘み部等の操作部材を備えたものにおいて、そのラッチ機構をスクリーン装置における可動框や受け框等の框材に対して、取付け用工具を使用せずに組み付けできるようにし、また、使用部品の分別廃棄のための解体をも容易にできるようにした構成を提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、上記ラッチ機構を一つの構成要素としてユニット化してスクリーン装置に取り付けることなく、該ラッチ機構を構成するのに必要な部片を、工具を用いることなく直接的にスクリーン装置の框材に取り付ける構成とすることにより、上記ラッチ機構の組立を省略できると同時に、可動框や受け框に必要とする加工を少なくした横引きスクリーン装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、スクリーンの一端に取り付けた可動框と、該スクリーンを張設したときに該可動框が当接する受け框又は他の可動框との間に、ラッチとそれが係合するラッチ受けとからなるラッチ機構を備え、該ラッチ機構を備える上記一対の框における一方の框材に上記ラッチを取り付け、他方の框材に上記ラッチ受けを取り付けた横引きスクリーン装置において、上記ラッチを取り付ける一方の框材は、他方の框材におけるラッチ受けの取付面に対向する衝合面に穿設されたラッチ穴と、該框材の表裏の一方側の側壁に穿設された第1の穴と、同他方側の側壁に穿設された第2の穴とを有し、上記ラッチは、先端側に上記ラッチ受けに係止する鉤部を備えた操作板の基端側を上記框材のラッチ穴に上下動可能に挿入できるようにしたラッチ部材と、上記框材の表裏の一方側の側壁に沿って上下に摺動自在の摘み部を備えた第1の操作部材と、上記框材の他方の側壁に沿って上下動可能な摘み部を上記第1の操作部材と共に上下摺動可能にした第2の操作部材とによって構成され、上記ラッチ部材は、上記鉤部を有する操作板の上記ラッチ穴に挿入する基端部に、上記第1の操作部材の係合板が挿通される挿通孔を備えたものとし、上記第1の操作部材は、上記框材の上記一方側の側壁に沿って上下に摺動自在の摘み部に、上記第1の穴と第2の穴とに上下動可能に挿入される係合板を備え、該係合板は上記ラッチ部材の保持のために操作板に穿設された上記挿通孔にも挿通し、該係合板の先端部においては、上記第2の穴及びその外側に位置させる第2の操作部材の係止孔を通して突出する部位に、該係止孔の孔縁に弾性的に係止する弾性係止片が設けられ、上記第2の操作部材は、上記框材の上記他方側の側壁に沿って上下に摺動可能な摘み部に、上記第1の操作部材の係合板の上記弾性係止片を弾性的に係止させる上記係止孔を備えたものとし、上記第1又は第2の操作部材の上下動に伴う上記ラッチ部材の鉤部の上動により、該鉤部を他方の框材に設けた上記ラッチ受けの下部の係止壁から離脱可能に形成していることを特徴とする横引きスクリーン装置が提供される。
本発明に係る横引きスクリーン装置の好ましい実施形態によれば、上記ラッチ部材の鉤部が、その先端から下方に傾く傾斜面を有し、上記ラッチ受けの係止壁に上記鉤部の傾斜面が当接する位置関係で上記ラッチ機構が配設され、ラッチ受けに対するラッチの係合動作時に、上記ラッチ部材の鉤部の傾斜面が上記係止壁で押し上げられ、該傾斜面が上記係止壁を超えたところで鉤部が該係止壁に係止されるものとして構成される。この場合に、上記ラッチ及び上記ラッチ受けからなるラッチ機構が上下に対称な形状をなし、スクリーン装置自体が該ラッチ機構を上下反転状態で使用可能に形成されたものとすることができる。
また、本発明に係る横引きスクリーン装置の他の好ましい実施形態によれば、上記第2の操作部材における摘み部が、その係止孔の孔縁に弾性的に係止する上記弾性係止片を該孔縁から離脱させるための操作用孔を、該弾性係止片を離脱操作可能なものとして上記摘み部の表面に開口させたものとして構成される。
更に、上記ラッチ受けが、上記ラッチ部材の鉤部が挿入される受け筺に、該鉤部が係止する係止壁を有し、該受け筺に、ラッチ受けを取り付ける框材に設けた装着孔にその内側から弾性的に係止する係止片を備えたものとして構成される。
上記構成を有する横引きスクリーン装置において、上記ラッチ機構におけるラッチを一方の框材に取り付けるに際しては、該框材のラッチ穴に、先端側に鉤部を備えたラッチ部材の操作板の基端側を挿入し、次いで、該框材の一方側の側壁に穿設した第1の穴から該框材の他方側の第2の穴に向けて、第1の操作部材を構成する摘み部の背面側の係合板を挿入するが、その際に、該係合板をラッチ部材における操作板の基端側に設けた挿通孔にも挿通し、該係合板の先端部は、上記第2の穴の外側に位置する第2の操作部材における摘み部に設けた係止孔を通して突出させ、その突出した部位に設けた弾性係止片を該係止孔の孔縁に弾性的に係止させる。それによって、上記框材にラッチ部材を上下に摺動自在に取り付けることができる。
上記框材からのラッチの離脱は、上記第2の操作部材の摘み部に設けた操作用孔を通して、上記弾性係止片を上記係止孔の孔縁から離脱させるだけで、第1の操作部材及び第2の操作部材を框材から取り外すことができ、それによってラッチ部材も框材のラッチ穴から取り外すことができる。
本発明に係る横引きスクリーン装置によれば、ラッチ機構をスクリーン装置における可動框や受け框等の框材に設置するに際し、取付け用工具を使用せずに組み付けることができ、また、使用部品の分別廃棄のための解体をも容易に行うことができる。
更に、上記ラッチ機構を一つの構成要素としてユニット化してスクリーン装置に取り付けることなく、該ラッチ機構の構成に必要な部片を、工具を用いることなく直接的にスクリーン装置の框材に取り付ける構成としたことにより、上記ラッチ機構を一つのユニットとして組み立てるのを省略できると同時に、可動框や受け框に必要とする加工を非常に少なくすることができる。
本発明のスクリーン装置におけるラッチとそれが取り付けられる可動框の要部分解斜視図である。 上記ラッチ及び可動框の分解拡大平面図である。 可動框におけるラッチの組み付け状態を示す拡大断面図である。 上記可動框におけるラッチの組み付け状態を示す要部拡大斜視図である。 上記可動框に対して組み付けたラッチを取り外す状態を示すスクリーン装置の一部透視要部斜視図である。 受け框にラッチ受けを取り付ける状態を示す要部斜視図である。 受け框にラッチ受けを取り付けた状態の拡大断面図である。
図1〜図7は、本発明に係る横引きスクリーン装置において用いるところのラッチ6及びラッチ受け7からなるラッチ機構、及びそれらの取付構造を説明するためのもので、図1〜図5は、その一例としてのラッチ6の構成、及び横引きスクリーン装置においてスクリーン5の一端に取り付けられる可動框1の框材2に該ラッチを取り付けるための構成を示し、図6及び図7は、上記ラッチが係合するラッチ受け7の構成、及び上記可動框1が衝当する受け框3の框材4に該ラッチ受け7を取り付けるための構成を示している。
なお、上記可動框1は、一定の断面形状を有する框材2の上下端に図示を省略したガイド部材を取り付けて上下横枠にガイドさせるものであり、同様に、上記受け框3は、断面形状が一定の框材4の上下端を図示しないコーナー部材で上下の横枠等に連結し、スクリーン枠を形成するものである。
ここでは、上記ラッチ機構を横引きスクリーン装置における可動框1と受け框3との間に設ける場合について説明するが、必要に応じて、上記ラッチを受け框3に設け、ラッチ受け7を可動框1に設けることもでき、また、該ラッチ機構を左右両開きのスクリーン装置における左右一対の可動框間に設けることもできる。
即ち、上記ラッチ機構は、それを備える横引きスクリーン装置の一対の框における一方の框材に上記ラッチを取り付け、他方の框材に上記ラッチ受けを取り付けたものとすることができる。
上記ラッチを取り付ける可動框1の框材2は、受け框3に対面する框本体11と、その背後側に突設された一対の対向壁12,13を備え、該対向壁12,13の間にスクリーン取付溝14を形成して、該スクリーン取付溝14の口部をスクリーン5の巻取り軸(図示省略)側に開口させている。図5においては、本発明に係る横引きスクリーン装置の一部を示しているが、このスクリーン装置は、スクリーン5の一端部に該部を挟持するようにして取り付けた弾性的拡開傾向をもつ合成樹脂製の取付部材15を、上記対向壁12,13の間に形成されたスクリーン取付溝14の口部に弾性的に係合させ、該スクリーン5の他端を、スクリーン5の巻取りによる開方向にばねの付勢力が付与された図示しない巻取り軸に取り付け、上記可動框1を上下の横枠に沿って開閉方向に移動させることによりスクリーン5の開閉操作を可能にするものである。
なお、上記ラッチ機構を備える横引きスクリーン装置自体の全体的構成は、既に一般的に知られているものであるから、ここではその詳細な図示を省略している。
上記可動框1の框材2に上記ラッチ6を取り付けるため、該可動框1の框材2には、受け框3の框材4におけるラッチ受け7の取付面4aに対向する框本体11の衝合面11aにラッチ穴16が穿設され、また、該框材2の一方側の側壁には第1の穴17が、他方側の側壁には第2の穴18が穿設されている。図示の実施例においては、上記第1及び第2の穴17,18を、スクリーン取付溝14を形成する対向壁12,13に設けているが、それらの穴17,18は、それぞれ、框本体11における同じ側の側壁に設けることもできる。従って、上記框材2の一方側の側壁とは、框本体11及び対向壁12を含めた該対向壁12側(図2及び図3の上側)の側壁を意味し、同他方側の側壁とは、框本体11及び対向壁13を含めた該対向壁13側(図2及び図3の下側)の側壁を意味している。更に、框材2における上記スクリーン取付溝14の底壁で上記ラッチ穴16に対向する位置に、上記ラッチ穴16と同形のガイド穴19が穿設されている。
上記ラッチ6は、図1〜図5から分かるように、先端側にラッチ受け7に係止する鉤部21を備えた操作板22の基端側を上記框材2のラッチ穴16及びガイド穴19に上下動可能に挿入するようにしたラッチ部材20と、上記框材2の一方側の側壁を形成する上記対向壁12に沿って上下に摺動自在の摘み部31を備えた第1の操作部材30と、上記框材2の他方の側壁を形成する上記対向壁13に沿って上下動可能な摘み部41を、上記第1の操作部材30と共に上下摺動可能にした第2の操作部材40とによって構成されている。
更に具体的に説明すると、上記ラッチ部材20は、先端側に上記ラッチ受け7に係止する鉤部21が設けられ、該鉤部21には、ガイド板24を介して操作板22が一体に連設されている。上記鉤部21を含むラッチ部材20は、その先端から上方及び下方に互いに対称に傾斜する傾斜面21aを有していて、上下に上記ラッチ受け7に係止する鉤部分が形成され、上記操作板22及びガイド板24も上下に対称な形状をなすものとしている。これは、スクリーン装置自体を上下反転させ、該ラッチ機構を上下反転状態で使用可能に形成する場合にも対応させるようにしているためである。しかしながら、スクリーン装置自体を上下反転状態で使用することを前提としない場合には、上下対称形状にする必要はなく、上記ラッチ部材20に下方の鉤部分のみを設ければよい。
また、上記操作板22の基端部には、上記第1の操作部材30の摘み部31に設けた係合板32が挿通される挿通孔23を備えている。上記鉤部21と操作板22との間に設けた平板状のガイド板24は、ラッチ穴16が穿設された框本体11の衝合面11aに当接して摺動し、該衝合面11aに沿ってラッチ部材20を安定的に上下方向に摺動可能にするものである。
上記ラッチ部材20の操作板22は、上記ガイド板24が框本体11の衝合面11aに当接するところまでラッチ穴16に挿入され、しかも、該操作板22の基端部を上記框材2のスクリーン取付溝14の底壁のガイド穴19に挿入することによって、該操作板22の挿通孔23を設けた基端部が上記可動框1のスクリーン取付溝14内まで挿入されている。上記框材2のラッチ穴16及びガイド穴19は、操作板22の先端の鉤部21がラッチ受け7に係脱できる範囲内で上下動できるような上下方向長さを有するものとする必要がある。そして、基端部に挿通孔23を設けた上記操作板22は、上記係合板32の嵌入により操作板22を係合板32の上下動に追随して昇降するように形成している。
一方、上記第1の操作部材30は、上記框材2の一方側の側壁の外面に沿って上下に摺動自在の摘み部31を備え、該摘み部31を框材2に保持させるため、該框材2における第1の穴17と第2の穴18とに上下動可能に挿入される係合板32を一体に連設している。上記第1の穴17及び第2の穴18の上下方向の長さは、係合板32の上下方向長さよりも少なくとも鉤部21の昇降長さだけ大であり、その長さによって、ラッチの係脱に必要な該係合板32の上下動の範囲が設定される。また、該係合板32は、框材2における第1の穴17に挿入した後、上記ラッチ部材20の操作板22に穿設された挿通孔23に挿通され、そのうえで框材2における第2の穴18に挿入され、該係合板32の先端部は、上記第2の穴18を通して框材2の外側に突出させ、上記框材2における他方側の側壁の外面に沿って上下に摺動可能とした第2の操作部材40の係止孔42を通して、該第2の操作部材40の表面側に突出させている。
上記第2の操作部材40は、上記框材2における第1の操作部材30の配設側とは反対側の側壁に沿って摺動する上記摘み部41を備え、上記係止孔42を該摘み部41に設けている。そして、上記第1の操作部材30の係合板32の先端部には、上記第2の穴18及びその外側の第2の操作部材40の係止孔42を通して表面側に突出する部位に、該係止孔42の孔縁に弾性的に係止する弾性係止片33が設けられている。従って、上記係合板32の先端部を第2の操作部材40における上記摘み部41の係止孔42を通して突出させるに際しては、該弾性係止片33が係合板32内に没入して該第2の操作部材40の係止孔42を通過し、該係止孔42の通過後には係合板32から突出する状態に復帰して係止孔42の孔縁に弾性的に係止することになる。それにより、上記第2の操作部材40を構成する上記摘み部41が、上記框材2の側壁に沿って摺動するように上記第1の操作部材30に保持されることになる。
また、上記第2の操作部材40における摘み部41は、図3および図5に明瞭に示すように、該摘み部41の係止孔42の孔縁に弾性的に係止する上記弾性係止片33を該孔縁から離脱させるための操作用孔42aを、該係止孔42に連通するものとして上記摘み部41の表面に開口させている。従って、上記摘み部41に設けた操作用孔42aを通して、マイナスドライバーその他の操作棒70により上記係合板32の弾性係止片33を該係合板32の面内に没入させ、該弾性係止片33を上記係止孔42の孔縁から離脱させるだけで、第1の操作部材30及び第2の操作部材40を框材2から取り外すことができ、それによってラッチ部材20も框材2のラッチ穴16から取り外すことができる。
上記構成を有する横引きスクリーン装置において、上記ラッチ機構におけるラッチを一方の框材に取り付けるに際しては、該框材のラッチ穴16及びガイド穴19に、先端側に鉤部21を備えたラッチ部材20の操作板22の基端側を挿入し、次いで、該框材の一方側の側壁に穿設した第1の穴17から該框材の他方側の第2の穴18に向けて、第1の操作部材30における摘み部31の背面側の係合板32を挿入するが、その際に、該係合板32をラッチ部材20における操作板22の基端側に設けた挿通孔23にも挿通し、該係合板32の先端部は、上記第2の穴18の外側に位置する第2の操作部材40における摘み部41に設けた係止孔42を通して突出させ、その突出した部位に設けた弾性係止片33を該係止孔42の孔縁に弾性的に係止させる。それによって、上記框材にラッチ部材20を上下に摺動自在に取り付けることができる。
一方、図6及び図7に示すように、上記受け框3を構成する框材4において、前記可動框1の衝合面11aに対向する取付面4aには、上記ラッチ6に対応させてラッチ受け7を取り付ける装着孔62を設けている。該ラッチ受け7は、上記ラッチ部材20の鉤部21が挿入される受け筺51を上記装着孔62に挿入して框材4に取り付けられるもので、該受け筺51の口部上下端に上記ラッチ部材20の鉤部21が係止する係止壁53を上下対称に付設している。これは、前述したように、ラッチ機構を上下反転状態で使用可能に形成する場合に対応させるようにしたもので、スクリーン装置自体を上下反転状態で使用しない場合には、該係止壁53を受け筺51の口部下端のみに設ければよい。
上記受け筺51の框材4に対する取り付けは、該受け筺51の上下の面に、該框材4の装着孔62の内側に弾性的に突出して係止する係止片52を設け、それにより、上記装着孔62に対して該受け筺51を押入するだけで該係止片52を該装着孔62の内側に係止できるようにしたものである。また、上記受け框3の框材4から該ラッチ受け7を取り外すため、上記受け筺51における係止片52の外側部位に操作孔54を穿設し、該操作孔54から先端が尖った操作棒を挿入することにより、框材4の装着孔62の周辺裏側に弾性的に突出して係止している係止片52を没入させて、装着孔62の裏側に対する係止を離脱させ、それによって、上記受け筺51を装着孔62から取り出すことができるようにしている。
上記ラッチ部材20に対するラッチ受け7の位置関係は、スクリーンの張設に際して、ラッチ部材20の鉤部21の先端から下方に傾く傾斜面21aが、上記框材4のラッチ受け7の係止壁53の上端に当接するようにして配設され、ラッチ受け7に対するラッチ6の係合時には、上記ラッチ部材20の鉤部21の傾斜面21aが上記係止壁53で押し上げられ、該傾斜面21aが上記係止壁53を超えたところで鉤部21が該係止壁53に係止されるものとしている。
上記ラッチ受け7に係止しているラッチ部材20を離脱させる際には、ラッチ6における第1または第2の操作部材30,40の摘み部31,41の上動に伴う上記ラッチ部材20の鉤部21の上動により、該鉤部21を上記ラッチ受け7の下部の係止壁53から離脱させればよい。
1 可動框
2 框材
3 受け框
4 框材
5 スクリーン
6 ラッチ
7 ラッチ受け
11a 衝合面
12,13 対向壁
16 ラッチ穴
20 ラッチ部材
21 鉤部
22 操作板
23 挿通孔
30 第1の操作部材
31,41 摘み部
32 係合板
33 弾性係止片
40 第2の操作部材
42 係止孔

Claims (5)

  1. スクリーンの一端に取り付けた可動框と、該スクリーンを張設したときに該可動框が当接する受け框又は他の可動框との間に、ラッチとそれが係合するラッチ受けとからなるラッチ機構を備え、該ラッチ機構を備える上記一対の框における一方の框材に上記ラッチを取り付け、他方の框材に上記ラッチ受けを取り付けた横引きスクリーン装置において、
    上記ラッチを取り付ける一方の框材は、他方の框材におけるラッチ受けの取付面に対向する衝合面に穿設されたラッチ穴と、該框材の表裏の一方側の側壁に穿設された第1の穴と、同他方側の側壁に穿設された第2の穴とを有し、
    上記ラッチは、先端側に上記ラッチ受けに係止する鉤部を備えた操作板の基端側を上記框材のラッチ穴に上下動可能に挿入できるようにしたラッチ部材と、上記框材の表裏の一方側の側壁に沿って上下に摺動自在の摘み部を備えた第1の操作部材と、上記框材の他方の側壁に沿って上下動可能な摘み部を上記第1の操作部材と共に上下摺動可能にした第2の操作部材とによって構成され、
    上記ラッチ部材は、上記鉤部を有する操作板の上記ラッチ穴に挿入する基端部に、上記第1の操作部材の係合板が挿通される挿通孔を備えたものとし、
    上記第1の操作部材は、上記框材の上記一方側の側壁に沿って上下に摺動自在の摘み部に、上記第1の穴と第2の穴とに上下動可能に挿入される係合板を備え、該係合板は上記ラッチ部材の保持のために操作板に穿設された上記挿通孔にも挿通し、該係合板の先端部においては、上記第2の穴及びその外側に位置させる第2の操作部材の係止孔を通して突出する部位に、該係止孔の孔縁に弾性的に係止する弾性係止片が設けられ、
    上記第2の操作部材は、上記框材の上記他方側の側壁に沿って上下に摺動可能な摘み部に、上記第1の操作部材の係合板の上記弾性係止片を弾性的に係止させる上記係止孔を備えたものとし、
    上記第1又は第2の操作部材の上下動に伴う上記ラッチ部材の鉤部の上動により、該鉤部を他方の框材に設けた上記ラッチ受けの下部の係止壁から離脱可能に形成している、
    ことを特徴とする横引きスクリーン装置。
  2. 上記ラッチ部材の鉤部が、その先端から下方に傾く傾斜面を有し、上記ラッチ受けの係止壁に上記鉤部の傾斜面が当接する位置関係で上記ラッチ機構が配設され、ラッチ受けに対するラッチの係合動作時に、上記ラッチ部材の鉤部の傾斜面が上記係止壁で押し上げられ、該傾斜面が上記係止壁を超えたところで鉤部が該係止壁に係止されるものとした、
    ことを特徴とする請求項1に記載の横引きスクリーン装置。
  3. 上記ラッチ及び上記ラッチ受けからなるラッチ機構が上下に対称な形状をなし、スクリーン装置自体が該ラッチ機構を上下反転状態で使用可能に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の横引きスクリーン装置。
  4. 上記第2の操作部材における摘み部が、その係止孔の孔縁に弾性的に係止する上記弾性係止片を該孔縁から離脱させるための操作用孔を、該弾性係止片を離脱操作可能なものとして上記摘み部の表面に開口させている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の横引きスクリーン装置。
  5. 上記ラッチ受けが、上記ラッチ部材の鉤部が挿入される受け筺に、該鉤部が係止する係止壁を有し、該受け筺に、ラッチ受けを取り付ける框材に設けた装着孔にその内側から弾性的に係止する係止片を備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の横引きスクリーン装置。
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