JP2013185935A - 時計用回転錘および時計用回転錘を備えたムーブメント及び時計 - Google Patents

時計用回転錘および時計用回転錘を備えたムーブメント及び時計 Download PDF

Info

Publication number
JP2013185935A
JP2013185935A JP2012050889A JP2012050889A JP2013185935A JP 2013185935 A JP2013185935 A JP 2013185935A JP 2012050889 A JP2012050889 A JP 2012050889A JP 2012050889 A JP2012050889 A JP 2012050889A JP 2013185935 A JP2013185935 A JP 2013185935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
rotating
oxide film
rotary
rotating weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012050889A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Araki
明子 荒木
Takuya Murazumi
拓也 村住
Takashi Niwa
隆 新輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2012050889A priority Critical patent/JP2013185935A/ja
Publication of JP2013185935A publication Critical patent/JP2013185935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)

Abstract

【課題】微細な構造においても装飾性を持続しつつ、微細構造の変形や劣化を抑制することができる回転錘を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る時計用回転錘は、回転軸を中心として回動する回転錘体2と、回転錘体に取り付けられる重錘4と、回転錘体を陽極酸化した酸化膜6とを有し、酸化膜側から入射される入射光が反射されて色彩を呈する時計用回転錘1において、酸化膜6は、入射光の回転錘体で反射される光と酸化膜の表面で反射される光との干渉光の波長分布により、回転錘体が色彩を呈するよう形成されることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、時計の姿勢変化により回動する時計用回転錘と、この回転錘の回動を時計の巻き上げに利用するムーブメントおよび時計に関するものである。
従来より、与えられた外部振動を利用して駆動源としてのぜんまいの巻き上げや発電機の発電を行う時計が知られている。かかる巻き上げや発電は、時計の運針に必要なエネルギーを蓄積することを目的としており、外部振動を時計内部に組み込まれた回転錘の回転運動に変換することを利用している。外部振動としては、腕時計における腕の振りや歩行による振動などが挙げられる。運針に必要なエネルギーの蓄積は、回転錘の回転トルクが大きいほど効果的に行われる。また、かかる蓄積は長期に亘り持続される必要がある。
また、かかる回転錘は、時計内部に組み込まれた部品であるが、時計外部から視認できるようになっており、上述のような回転トルクを得る機能に加えて、その装飾デザインが製品の魅力の一つとなっている。装飾デザインを設計するためには、エッチング、彫刻、印刷、蒸着およびシート状体の貼付等が採用される(特許文献1)。
一方、時計の構成部品は小型であり、精密な微細構造が求められる。時計の構成部品である回転錘も、かかる微細な構造で製作されている。つまり、回転錘は、かかる微細構造に装飾デザインを付与しなければならず、加えて上述の回転トルクを有効に且つ持続的に得るための構造も追及されなければならない。回転トルクを有効に且つ持続的に得るためには、かかる微細構造の変形や劣化を抑制することが必要になる。回転錘に色彩等の装飾デザインを施す場合、従来のような装飾工程においては、回転錘の微細構造に対する負荷が大きく、構造の微細さによって印刷や蒸着、およびシート状体の貼付物の劣化が生じ易いので、かかる微細構造の変形や劣化を抑制することが十分とは言えなかった。
特開2006−038713号公報
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、微細な構造においても装飾性を持続しつつ、微細構造の変形や劣化を抑制することができる時計用回転錘および時計用回転錘を備えたムーブメント及び時計を提供することにある。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の手段を提供する。
すなわち、本発明に係る時計用回転錘は、回転軸を中心として回動する回転錘体と、回転錘体に取り付けられる重錘と、回転錘体を酸化した酸化膜とを有し、酸化膜側から入射される入射光が反射されて色彩を呈する時計用回転錘において、酸化膜は、入射光の回転錘体で反射される光と酸化膜の表面で反射される光との干渉光の波長分布により、回転錘体が色彩を呈するよう形成されることを特徴とする
かかる構成により、微細構造においても装飾性を持続しつつ、微細構造の変形や劣化を抑制することができる。すなわち、かかる酸化膜は、その膜厚に基づく光の干渉が可視できる程に薄膜であるので、微細構造における被覆の膜厚精度を確保することができる。よって、回転錘の微細構造の細部までの色彩の発色と、回転錘体の微細構造の高精度な被覆とを同時に達成できる。複雑な工程を経ることなく、従って処理工程中や工程間における部品の変形を抑制することができ、装飾性と耐久性を同時に持続できるようになる。かかる酸化膜は、回転錘体自体を酸化した被膜なので回転錘体と一体となった膜として形成される。よって、回転錘体の微細な形状部分においても確実に膜厚を確保できるので、局所的に薄弱となる箇所が生じ難く、かかる薄弱箇所における腐食や劣化などによる装飾性の減退を抑制することができる。
また、本発明に係る時計用回転錘は、回転錘体と重錘とを固定する締結部材を有し、回転錘体は、締結部材が挿入される挿入孔を有し、挿入孔の内面には酸化膜が形成されている。
かかる構成により、上述の効果に加え、締結部材と回転錘体との微細な接合部においても装飾性と耐久性を持続可能とすることができるので、重錘からの回転伝達の効率を長期に亘って確保することができ、回転錘の回転トルクを有効に得ることができる。
すなわち、まず、腕の動きなどによる外部からの振動が重錘の回転力に変換され、その回転力が締結部材と回転錘体とを介して軸受に伝わることで、ぜんまいの巻上げに必要なエネルギーが伝達される。より詳しくは、締結部材と回転錘体との接合部を介して、前記回転力が伝達される。一方、重錘の回転力を高い効率で伝達するためには、かかる接合部の微細なクリアランスが伝達損失の原因になるおそれがある。そこで、たとえば、かかる微細なクリアランスを埋めるため、通常の表面処理であるめっき処理膜を形成することが考えられるが、めっき処理膜の品質を確保するには、締結部材が微細すぎるという問題がある。つまり、通常のめっき処理では、強引に薄膜化しようとするとピンホールにより長期にわたって劣化を防止することができず、接合部の伝達損失を長期間低減し続けることができないというおそれが生じてしまう。
かかる接合部に上述の酸化膜を形成することで、その膜厚に基づく光の干渉が可視できる程に薄膜であることを利用して、微細な接合部のクリアランスを適切に充填することができる。また、回転錘体自体の酸化膜により微細な形状部分においても確実に膜厚を確保できるので、局所的に薄弱となる箇所が生じ難く、かかる薄弱箇所における腐食や劣化などが生じる事態も回避することができる。その結果、かかる接合部における伝達損失が低減され、重錘からの回転伝達効率を長期に亘って確保することができるようになる。即ち、かかる酸化膜による表面処理により、装飾工程と耐久性を付与する工程とを同時に成立させることができる。
また、本発明に係る時計用回転錘は、回転錘体が締結部材と異なる材料で形成されており、締結部材が、挿入孔を貫通し重錘に固定されることで、回転錘体と重錘とが一体的に構成される。
かかる構成により、上述の効果に加え、回転錘体と締結部材が異なる材料であっても、装飾性と耐久性を持続可能とすることができるので、重錘からの回転伝達効率を長期に亘って確保することができ、回転錘としての機能を長期間維持することができる。すなわち、まず、通常薄い板状の回転錘体と重量の大きな回転重錘との締結には、専用の部材が用いられることが多く、したがって回転錘体と締結部材とは異なる材料となりやすい。かかる異材同士の接合は経時劣化が生じるので、保護膜が必要になる。しかし、例えばめっきを薄膜化して形成できたとしても、ピンホールによる劣化の発現確率が高まるので、経時劣化を低減することは困難となる。劣化が生じれば、締結部材および回転錘体との隙間が無視できなくなり、回転体の伝達効率が悪化する恐れが生じる。
かかる上述の構成により、上述の酸化膜を形成することで、その膜厚に基づく光の干渉が可視できる程に薄膜であることを利用して、微細な接合部を適切に充填することができる。さらにかかる充填が、異材同士の接合部を腐食等の劣化から保護するので、かかる接合部における伝達損失の低減が維持され、重錘からの回転伝達効率を長期に亘って確保することができるようになる。即ち、装飾工程に加え、耐久性を付与する工程も同時に成立させることができるようになる。
さらには、かかる構成により、異材である締結部材との接触により受ける腐食等から回転錘体を保護することができる。腐食により、回転錘体と締結部材との間に有意な隙間が生じると、回転錘体と重量部との相対位置のずれに起因する回転バランスの低下、回転錘体と重量部との接合面のずれによる両部材の劣化等が発生する。このような事態を回避することができる。
また、本発明に係る時計用ムーブメントは、上述の時計用回転錘と、時計用回転錘の回転トルクを伝達する輪列を有する。かかる構成により、上述の効果を備える時計用回転錘の動作により生じる回転トルクを輪列を介して時計の巻き上げに利用することができる時計用ムーブメントを提供することができる。
また、本発明に係る腕時計は、上述の時計用回転錘と、入射光を透過可能な外装体を有する。かかる構成により、上述の効果を備える腕時計を提供することができる。
本発明によれば、微細構造においても装飾性を持続しつつ、微細構造の変形や劣化を抑制し耐久性を確保することができる。
本発明に係る実施例の時計用回転錘を備える時計において、回転錘を含む自動巻機構を取り外した状態でムーブメントを表側からみた平面図である。 本発明に係る実施例の時計用回転錘を含む自動巻機構の平面図である 本発明に係る実施例の回転錘の平面図である。 (a)は、図3のAA’断面において重錘側を拡大した概略断面図である。(b)は、(a)を組み立てる前の概略断面図である、 図4において回転錘体の表面を拡大した概略断面図である。 (a)は反射光の波長と強度表したグラフ図である。(b)は酸化膜を通り反射・干渉した干渉光のグラフ図である。
本発明の実施例を図面に基づき説明する。なお、以下の実施例は、各図面において非限定的な例証として説明される。
まず、本発明の実施例における時計用回転錘を有する自動巻機構および自動巻機構を有するムーブメントを図1および図2に基づいて説明する。図1は、本実施例の時計用回転錘を備える時計において、回転錘を含む自動巻機構を取り外した状態でムーブメントを表側からみた平面図であり、図2は、本実施例の時計用回転錘を含む自動巻機構の平面図である。
図1、図2に示すように、本発明に係る部品(例えば、後述の回転錘1)が組み込まれた自動巻腕時計10は、ムーブメント100と、このムーブメント100を収納する不図示のケーシング(外装体)とにより構成され、ムーブメント100に不図示の文字板が取り付けられている。ムーブメント100は、基板を構成する地板102と、一番受105と、二番受106と、てんぷ受108と、アンクル受109とを備えている。二番受106は、一番受105と地板102との間に配置される。地板102には巻真案内孔103が形成されており、ここに巻真110が回転可能に組み込まれている。ここで、地板102の両側のうち、文字板が配置される側(図1、図2における紙面奥側)をムーブメント100の裏側、または単に裏側と称し、文字板が配置される側とは反対側(図1、図2における紙面手前側)をムーブメント100の表側、または単に表側と称する。ムーブメント100の裏側には、裏輪列と称される輪列や、おしどり140、かんぬき142、およびおしどり押さえ144を含む切換装置が配置されている。この切換装置により、巻真110の軸方向の位置が決定されるようになっている。
一方、ムーブメント100の表側には、表輪列と称される輪列、表輪列の回転を制御するための脱進・調速装置40、および自動巻機構60等が組み込まれている。
表輪列は、香箱車120、二番車124、三番車126、四番車128により構成されている。香箱車120は、一番受105と地板102とにより回転可能に支持されており、不図示のぜんまいを有している。そして、巻真110を回転させると不図示のつづみ車が回転し、さらにきち車、丸穴車(何れも不図示)、および角穴車118を介してぜんまいが巻き上げられる。さらに、角穴車118の歯部には、板状のこはぜ117が噛合されており、これにより、角穴車118の回転が規制されるようになっている。
一方、ぜんまいが巻き戻される際の回転力により香箱車120が回転し、さらに二番車124が回転するように構成されている。二番車124は、二番受106と地板102とにより回転可能に支持されている。二番車124が回転すると、三番車126が回転する。 三番車126は、一番受105と地板102とにより回転可能に支持されている。三番車126が回転すると、四番車128が回転する。四番車128は、一番受105と二番受106とにより回転可能に支持されている。四番車128が回転することにより脱進・調速装置40が駆動する。
脱進・調速装置40は、てんぷ136と、がんぎ車134と、アンクル138とを備えている。アンクル138は、アンクル受109と地板102とにより回転可能に支持されている。てんぷ136は、てんぷ受108と地板102とにより回転可能に支持されている。てんぷ136は、てん真136aと、てん輪136bと、ひげぜんまい136cとを有している。 このような構成のもと、脱進・調速装置40は、二番車124が1時間に1回転するように制御する。二番車124の回転に基づいて不図示の筒かなが同時に回転するように構成されており、この筒かなに取り付けられた不図示の分針が「分」を表示するようになっている。
また、筒かなには、二番車124に対するスリップ機構が設けられている。筒かなの回転に基づいて、日の裏車の回転を介し、筒車(何れも不図示)が12時間に1回転するように構成されている。そして、筒車に取付けられた不図示の時針が「時」を表示するようになっている。さらに、二番車124の回転により、三番車126の回転を介し、四番車128が1分間に1回転するように構成されている。四番車128には、不図示の秒針が取り付けられている。
回転錘1を有する自動巻機構60は、この自動巻機構60を構成する回転錘1をユーザーの腕の動きで動かし、香箱車120の不図示のぜんまいを巻き上げるものである。回転錘1は、ボールベアリング162と、回転錘体2と、重錘4とを有している。ボールベアリング162は、内輪と、外輪と、これら外輪と内輪との間に設けられた複数のボール(何れも不図示)とを有しており、内輪がボールベアリング止めねじ168を介して一番受105に固定されている。回転錘の回転トルクは、軸受としてのボールベアリングと輪列を構成する一番受105を介して、香箱車120の不図示のぜんまいを巻き上げる。
回転錘1を構成する回転錘体2の回転中心には、ボールベアリング162が配置され、ボールベアリング162の外輪と回転錘体2とが固定されている。また、回転錘体2の外周縁には、この外周縁に沿うように湾曲した重錘4が一体成形されている。回転錘体164のボールベアリング162の外輪には、回転錘かな178が設けられている。この回転錘かな178は、一番伝え車182の一番伝え歯車182aに噛合わされる。一番伝え歯車182aは、一番受105と地板102とにより回転可能に支持されている。さらに、一番伝え車182と一番受105との間には、つめレバー180が組み込まれている。つめレバー180は、一番伝え車182の軸心から偏心した形で取り付けられたものであって、引きつめ180a、および押しつめ180bを有している。これら引きつめ180a、および押しつめ180bは、二番伝え車184の二番伝え歯車184aに噛合わされる。二番伝え車184は、二番伝え歯車184aの他に二番伝えかな184bを有している。二番伝え歯車184aは、回転錘体164と一番受105との間に位置している。一方、二番伝えかな184bは、角穴車118と噛み合うようになっている。そして、二番伝え歯車184aに噛合うつめレバー180の引きつめ180a、および押しつめ180bは、二番伝え歯車184aの中心に向かって弾性力により付勢されている。
このような構成のもと、回転錘1が回転すると、回転錘かな178も同時に回転し、回転錘かな178の回転により、一番伝え車182が回転する。この一番伝え車182の軸心から偏心した形で取り付けられているつめレバー180は、一番伝え車182の回転により往復運動を行う。そして、引きつめ180a、および押しつめ180bにより二番伝え車184を一定の方向に回転させる。すると、二番伝え車184の回転により角穴車118が回転し、香箱車120の不図示のぜんまいを巻き上げる。
ここで、自動巻腕時計10の不図示のケーシングの裏側は、内部が視認可能なように透
明になっている。このため、不図示のケーシングを介して視認される回転錘1の表面が発色されており、自動巻腕時計10のデザイン性が向上されている。
次に、図3〜5に基づき、本実施例の回転錘について説明する。図3は、本実施例の回転錘の平面図、図4の(a)は、図3のAA’断面において重錘側を拡大した概略断面図、図4の(b)は、(a)を組み立てる前の概略断面図、図5は、図4において回転錘体の表面を拡大した概略断面図である。
図3および図4に示すように、回転錘1は、軸受としてのボールベアリング162の外輪が固定される軸受孔12、軸受孔から径方向に広がる回転錘体2、回転錘体2に取付けられる重錘4、回転錘体2と重錘4とを一体的に組み付ける締結部材としての締結ピン8を有している。重錘4は回転錘体2の少なくとも一部に取付けられており、軸受孔12を中心とした円周上において、ある角度域に片寄って配置される。締結ピン8は、大径部8aと大径部8aより径の小さい小径部8bとを有し、小径部8bは大径部8aより挿入方向の前方に形成されている。締結ピン8は、前述の軸受の軸に平行な軸である軸線Oに沿って、回転錘体2の挿入孔2aと重錘4の締結孔4aとに挿入される。挿入方向はムーブメント100の表側から裏側に向っている。回転錘体2の挿入孔2aは、重錘4の締結孔4aよりムーブメントの表側に位置している。よって、重錘4は回転錘体2の裏側から取り付けられるよう構成されている。締結ピン8の小径部8bの先端側は、締結ピン8が挿入された後、かしめにより拡径となり拡径部8cを形成する。
回転錘体2は例えばチタン材やチタン合金などで形成され、回転錘体2の表面は、表側の表側面2c、裏側の裏側面2bおよび締結ピン8が挿入される挿入孔2aを有している。裏側面2bは、重錘4の取付面4bと締結ピン8により面同士が接触している。表側面2c、裏側面2bおよび挿入孔2aには、酸化膜としての陽極酸化膜6が形成されている。陽極酸化膜6は、陽極酸化処理により酸化チタン膜として形成されている。回転錘体2の表側面2c、裏側面2b、および挿入孔2aの表面に形成される陽極酸化膜6をそれぞれ表側膜6c、裏側膜6b、および孔内膜6aと称する。表側膜6c、裏側膜6b、および孔内膜6aは、一度の陽極酸化処理により形成される。陽極酸化膜6の孔内膜6aは、締結ピン8の大径部8aおよび小径部8bに面しており、回転錘体2の挿入孔2aの表面に形成されている。なお、締結ピン8の材質は回転錘体と同材料のチタンであってもよく、異なる材料である鉄やステンレス等であってもよい。
外部からの振動が回転錘1に加わると、軸受孔12を中心とした円周上において片寄った位置に配置されている重錘4が位置変化されることで加速度が付与され、軸受に取付けられた軸受孔12を中心に重錘4が回転しようとする。重錘4は軸受と回転錘体2を介して接続されているので、重錘4から回転錘体2、さらに軸受という順番で回転力が伝達される。重錘4から回転錘体2へ回転力は、回転錘体2の裏側面2bと重錘4の取付面4bとの接触面、重錘4と締結ピン8の拡径部8c、締結ピン8の大径部8aおよび小径部8bと回転錘体2の挿入孔2aの間で伝達される。締結ピン8の大径部8aおよび小径部8bと回転錘体2の挿入孔2aの間の伝達については、陽極酸化膜6の孔内膜6aを介して行われる。かかる経路で外部振動が回転トルクに変換され伝達される。伝達された回転トルクは、輪列を伝わりぜんまいを巻上げる。
図5に示すように、回転錘体2の表側面2cには陽極酸化膜6が形成されている。外部から入ってくる光Liは、陽極酸化膜6の表側膜6cの表面で反射する反射光Lr1と、回転錘体2の表側面2cで反射する反射光Lr2とを有する。これら反射光同士の干渉光の波長分布が、可視領域の波長域であることから、回転錘体2の表面が色彩を呈することになる。例えば、室内の蛍光灯や外気中の日光などの様々な波長を含む波長分布を有する入射光Liが、回転錘1の表面に入射される。かかる波長分布の入射光Liが、陽極酸化膜6の表側膜6cの表面と回転錘体2の表側面2cで反射され、それぞれの波長分布を有する反射光Lr1、Lr2となる。反射光Lr1は、陽極酸化膜6での光の吸収や陽極酸化膜6表面での拡散反射等を入射光Liから除いた波長分布となる。反射光Lr2は、陽極酸化膜6表面での鏡面反射と拡散反射、陽極酸化膜6中の吸収や散乱による強度の減衰、回転錘体2への透過等を除いた波長分布となる。但し、本実施例の陽極酸化膜6は可視光領域の光の吸収が少ないので陽極酸化膜6内での光の減衰は小さい。これら波長分布を有する反射光Lr1と反射光Lr2とが干渉し、干渉光の波長分布を形成する。かかる干渉光の波長分布は、可視領域の波長を主とする分布となっており、前述の反射光の波長分布が様々な波長の強度を有していたのに対し、干渉光の波長分布は可視領域に集中した波長分布となる。
なお、波長分布は、図6(a)、(b)に示すように、例えば横軸を波長、縦軸を光の強度としたグラフの形状で表される。図6(a)は入射光のスペクトルの例であり、図6(b)は反射のスペクトルの例である。図6(a)、(b)のA、Bはそれぞれのグラフのピークの位置を表しており、図6(b)のBに示すように、Aと比較してBはピークの位置が異なる。Bは可視光領域に波長分布を有している。なお、入射光は単色光でもよく、その場合には、限定的な波長域の波長分布となる。
つまり、反射光同士の光路差は、可視領域の波長域と同程度であり、すなわち、陽極酸化膜6の表側膜6cの膜厚も、可視領域の波長域と同程度である。かかる膜厚の陽極酸化膜6が孔内膜6aとして、締結ピン8の表面である大径部8aおよび小径部8bと回転錘体2の挿入孔2aの間にも形成されている。
次に、回転錘体2に陽極酸化膜6を付与する方法と、回転錘1の組み立て方法について説明する。
まず、室温において、リン酸(H3PO4)などの電解液中に回転錘体2を浸漬して陽極に接続し、陰極との間を通電する陽極酸化処理を行う。所定の昇圧速度、保持電圧、降圧速度で設定される通電条件により電解液が電気分解され、回転錘体2の表面に陽極酸化膜6が形成される。これにより、表側膜6c、裏側膜6b、および孔内膜6aが同時に形成される。この後、回転錘体2を電解液から取り出し、純水で洗浄し、エアブローで乾燥させ、陽極酸化膜形成工程が終了する。回転錘体2は同時に複数個、電解液に浸漬し、陽極酸化処理を行うことができる。回転錘体2を陽極に接続する際、軸受孔12に陽極電極を引っ掛ける接続部位として利用することもできる。これにより、回転錘体2が電極の取付け部から受ける負荷を低減することができる。
そして、重錘4の外周部に回転錘体2を載置し、回転錘体2の挿入孔2aおよび重錘4の締結孔4aに締結ピン8を回転錘体2側から挿入する。重錘4は、重金属粉末を主成分とするコンパウンドを成形・焼成することにより形成されている。その後、締結ピン8の小径部8b側の先端をかしめ等の圧力によりつぶして変形させることにより、回転錘体2に重錘4を固定する。これらの工程により回転錘体2と重錘4が一体的に構成され回転錘1が組み立てられる。
かかる陽極酸化処理においては、回転錘体2の全体を一様な膜厚として形成したが、膜厚を連続的に変化させることができる。回転錘体2を電解液から引き上げるときにも、通電を継続しておき、引き上げ速度と印加電圧を調節することにより、連続的に変化する膜厚を形成することができる。これにより、外部から見るとグラデーションを伴った色彩を呈するようになる。かかる構成によれば、グラデーションの美麗な色彩を呈することを可能とするとともに、異なる膜厚間の段差が生じないため、劣化が生じやすい縁部分が形成されない。よって、装飾性とともに、耐久性を持続することができる。
また、陽極酸化膜6の表側膜6cと孔内膜6aとを異なる膜厚に形成することもできる。陰極側に針状の電極を使用し、針先端の周囲だけに通電するようにすることで、局所的に成膜条件を変化させることができる。この方法を利用して、回転錘体2の挿入孔2aに針電極を近接させ通電させることで、孔内膜6aの膜厚を他と異ならせることもできる。かかる構成により、回転錘体2の表面の装飾性と、挿入孔2aの耐腐食、耐磨耗性にそれぞれ有効な膜厚とすることができる。よって、時計用回転錘1としての装飾性と耐久性の持続が可能になる。
以上のように、締結ピン8および締結ピン8が挿入される挿入孔2aは非常に微細な構造である。前述の陽極酸化膜6により、このような微細構造においても装飾性を持続しつつ、微細構造の変形や劣化を抑制することができる。陽極酸化膜6の少なくとも表側膜6cが時計の透明な外装体を通して外部から視認され、孔内膜6aが締結部という微細な構造部分においても変形や劣化を抑制する保護膜となる。すなわち、陽極酸化膜6は、その膜厚に基づく光の干渉が可視できる程に薄膜であるので、微細な構造部分においても被覆の膜厚精度を確保することができる。よって、回転錘の微細構造の細部までの色彩の発色と、締結部分における高精度な被覆とを同時に達成できる。また後述するように、複雑な工程を経ることなく、従って処理工程中や工程間における部品の変形を抑制することができ、装飾性と耐久性を同時に持続できるようになる。陽極酸化膜6は、回転錘体2の表面自体を酸化した被膜なので、シート貼付や蒸着、めっきに比べ、回転錘体2と一体となった膜として形成される。よって、回転錘体2の微細な形状部分においても確実に膜厚を確保できるので、局所的に薄弱となる箇所が生じ難く、かかる薄弱箇所における腐食や劣化などによる装飾性の減退を抑制することができる。また、切削等に比べ負荷も少ない。
また、重錘4からの回転伝達の効率を長期に亘って確保することができ、回転錘1の回転トルクを有効に得ることができる。すなわち、まず、腕の動きなどに起因する外部からの振動が重錘4の回転トルクに変換され、その回転トルクが締結ピン8と回転錘体2とを介して軸受に伝わることで、ぜんまいの巻上げに必要なエネルギーが伝達される。より詳しくは、締結ピン8と回転錘体2との接合部を介して、前記回転力が伝達される。一方、重錘4の回転力を高い効率で伝達するためには、接合部である締結ピン8の大径部8aおよび小径部8bと回転錘体2の挿入孔2aの間の微細なクリアランスが伝達損失の原因になるおそれがある。そこで、たとえば、かかる微細なクリアランスを埋めるため、通常の表面処理であるめっき処理膜を形成することが考えられるが、めっき処理膜の品質を確保するには、締結ピン8が微細すぎるという問題がある。つまり、強引に薄膜化しようとすると微小な欠陥部としてのピンホールにより経年劣化が防止できず接合部の伝達損失が長期にわたり低減されないというおそれが生じてしまう。また、陽極酸化膜6は、回転錘体2自体を酸化した被膜なので回転錘体2と一体となった膜として形成される。よって、微細な挿入孔2aの構造においても確実に膜厚を確保できるので、局所的に薄弱となる箇所が生じ難く、かかる薄弱箇所における腐食や劣化などを抑制することができる。かかる接合部に陽極酸化膜6を形成することで、その膜厚に基づく光の干渉が可視できる程に薄膜であることを利用して、微細な締結ピン8と回転錘体2の挿入孔2aとの間のクリアランスを適切に充填することができる。また、かかる接合部における劣化や腐食による膜形状の変化を抑制することができる。その結果、かかる接合部における伝達損失が低減され、重錘4からの回転伝達効率を長期に亘って確保することができるようになる。長期に亘る伝達効率の確保により、回転錘1としての耐久性を確保することができるようになる。
また、回転錘体2と締結ピン8とがチタンと、鉄又はステンレス等というように、異なる材料であっても、絶縁体である陽極酸化膜6を介しており、電気化学的な腐食が起こらないため、装飾性と耐久性を持続可能とすることができる。従って、重錘からの回転伝達効率を長期に亘って確保することができ、回転錘としての機能を長期間維持することができる。すなわち、まず、通常薄い板状の回転錘体2と重量の大きな重錘4との締結に用いられる締結ピン8は、専用の部材が用いられることが多く、したがって回転錘体2と締結ピン8とは異なる材料となりやすい。かかる異材同士の接合は時間が経過すると経時劣化が生じるので、保護膜が必要になる。しかし、例えばめっきの保護膜とすると、強引に薄膜化して形成することになるので、ピンホールによる劣化の発現確率が高まるので、経時劣化を低減することは困難となる。劣化が生じれば、締結ピン8と回転錘体2との隙間が無視できなくなり、回転体1の伝達効率が悪化する恐れが生じる。そこで陽極酸化膜6を形成することで、その膜厚に基づく光の干渉が可視できる程に薄膜であることを利用して、微細な接合部である締結ピン8の大径部8aおよび小径部8bと回転錘体2の挿入孔2aの間を適切に充填することができる。また、陽極酸化膜6は、回転錘体2自体を酸化した被膜なので回転錘体2と一体となった膜として形成される。よって、微細な挿入孔2aの構造においても確実に膜厚を確保できるので、孔内膜6aに局所的に薄弱となる箇所が生じ難く、かかる薄弱箇所における腐食や劣化などを抑制することができる。さらにかかる充填が、異材同士の接合部を腐食等の劣化から保護するので、かかる接合部における伝達損失の低減が維持され、重錘4からの回転伝達効率を長期に亘って確保することができるようになる。長期に亘る伝達効率の確保により、回転錘1としての耐久性を確保することができるようになる。
また、異材である締結ピン8との接触により受ける腐食等から回転錘体2を保護することができる。腐食により、回転錘体2と締結ピン8との間に有意な隙間が生じると、回転錘体2と重量部である重錘4との相対位置のずれに起因する回転バランスの低下、回転錘体2と重錘4との接合面のずれによる両部材の劣化等が発生する。このような事態を回避することができ、長期に亘る回転錘1としての信頼性、耐久性を確保することができる。
また、回転錘1を搭載する時計は外部から入ってくる入射光Liを透過する透明な外装体を部分的に有している。陽極酸化膜6の表側膜6cの表面で反射する反射光Lr1と、回転錘体2の表側面2cで反射する反射光Lr2と、これらを有する入射光Liとは、かかる透明な外装体を透過することができるので、少なくとも回転錘体2の表側面2cと陽極酸化膜6の表側膜6cが色彩を呈する時計を提供できるようになる。
また、回転錘体表面と挿入孔内面の酸化膜である表側膜6c、裏側膜6b、および孔内膜6aの形成を同時に行うことができるので、製作工程を低減することができ、回転錘体2に与える負荷を低減することができる。よって、回転錘1の耐久性を持続することができる。
以上、本発明を実現するための形態を実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
たとえば、本実施例においては回転錘1で発生した回転トルクをぜんまいの巻き上げに伝達したが、時計内に搭載される発電機の回転子に伝達してもよい。また、本実施例においては酸化膜を陽極酸化膜で説明してきたが、加熱により形成した酸化膜でもよい。
本発明は、時計用回転錘および時計用回転錘を備えたムーブメント及び時計に利用することができる。
1 回転錘
2 回転錘体
4 重錘
6 陽極酸化膜(酸化膜)
8 締結ピン(締結部材)
12 軸受孔

Claims (5)

  1. 回転軸を中心として回動する回転錘体と、前記回転錘体に取り付けられる重錘と、前記回転錘体を陽極酸化した酸化膜とを有し、前記酸化膜側から入射される入射光が反射されて色彩を呈する時計用回転錘において、
    前記酸化膜は、前記入射光の前記回転錘体で反射される光と前記酸化膜の表面で反射される光との干渉光の波長分布により、前記回転錘体が前記色彩を呈するよう形成されることを特徴とする時計用回転錘。
  2. 前記回転錘体と前記重錘とを固定する締結部材を有し、
    前記回転錘体は、前記締結部材が挿入される挿入孔を有し、
    前記挿入孔の内面には前記酸化膜が形成されていることを特徴とする請求項1の時計用回転錘。
  3. 前記回転錘体は、前記締結部材と異なる材料で形成されており、
    前記締結部材が、前記挿入孔を貫通し前記重錘に固定されることで、前記回転錘体と前記重錘とが一体的に構成されることを特徴とする請求項2の時計用回転錘。
  4. 前記請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の時計用回転錘と、前記時計用回転錘の回転トルクを伝達する輪列を有することを特徴とする時計用ムーブメント。
  5. 前記請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の時計用回転錘と、前記入射光を透過可能な外装体とを有することを特徴とする時計。
JP2012050889A 2012-03-07 2012-03-07 時計用回転錘および時計用回転錘を備えたムーブメント及び時計 Pending JP2013185935A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012050889A JP2013185935A (ja) 2012-03-07 2012-03-07 時計用回転錘および時計用回転錘を備えたムーブメント及び時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012050889A JP2013185935A (ja) 2012-03-07 2012-03-07 時計用回転錘および時計用回転錘を備えたムーブメント及び時計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013185935A true JP2013185935A (ja) 2013-09-19

Family

ID=49387489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012050889A Pending JP2013185935A (ja) 2012-03-07 2012-03-07 時計用回転錘および時計用回転錘を備えたムーブメント及び時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013185935A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021152552A (ja) * 2019-03-14 2021-09-30 セイコーエプソン株式会社 時計用部品、時計用ムーブメントおよび時計

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028364A (ja) * 1973-07-13 1975-03-22
JPS59170297A (ja) * 1983-03-17 1984-09-26 Seiko Instr & Electronics Ltd 腕時計用文字板
JPH0734293A (ja) * 1993-07-16 1995-02-03 Horie:Kk チタン装飾品及びその発色方法
JP2000312549A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Daiwa Seiko Inc 魚釣り用リールの構成部材
JP2006038713A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Seiko Epson Corp 時計

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028364A (ja) * 1973-07-13 1975-03-22
JPS59170297A (ja) * 1983-03-17 1984-09-26 Seiko Instr & Electronics Ltd 腕時計用文字板
JPH0734293A (ja) * 1993-07-16 1995-02-03 Horie:Kk チタン装飾品及びその発色方法
JP2000312549A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Daiwa Seiko Inc 魚釣り用リールの構成部材
JP2006038713A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Seiko Epson Corp 時計

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021152552A (ja) * 2019-03-14 2021-09-30 セイコーエプソン株式会社 時計用部品、時計用ムーブメントおよび時計
JP7207458B2 (ja) 2019-03-14 2023-01-18 セイコーエプソン株式会社 時計用部品、時計用ムーブメントおよび時計

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20160139567A1 (en) Split-seconds device with epicycloidal train for a timepiece
JP2007279045A (ja) フォイール・セットの単方向回転駆動のためのリバーサ機構
JP5954929B2 (ja) 装飾部品、時計、および装飾部品の製造方法
JP2013001989A (ja) 装飾部品、時計、及び装飾部品の製造方法
JP2010261906A (ja) 時計用歯車及び時計
JP2020067353A (ja) 時計部品および時計
JP2013185935A (ja) 時計用回転錘および時計用回転錘を備えたムーブメント及び時計
JP5964089B2 (ja) 時計用回転錘および時計用回転錘を備えた時計
JP5595254B2 (ja) 部品、時計、および部品の製造方法
JP2013194298A (ja) 装飾部品、時計部品、時計および装飾部品の製造方法
JP6128857B2 (ja) 装飾構造体、回転錘および時計
JP2011102780A (ja) 時計用部品および時計
JP7135914B2 (ja) 時計
JP7217170B2 (ja) 温度補償型てんぷ、ムーブメント及び時計
JP2016057268A (ja) 時計部品、ムーブメント、時計及び時計部品の製造方法
JP2018096814A (ja) 時計用ムーブメントおよび機械式時計
JP2013194297A (ja) 装飾部品、時計部品、時計、及び装飾部品の製造方法
JP7268565B2 (ja) ムーブメントおよび時計
JP7347103B2 (ja) 時計
JP7407626B2 (ja) 時計用歯車、ムーブメント及び時計
JP2004191380A (ja) 一方向の回転を許容するとともに逆方向の回転を防止するように設計された装置
JP7476768B2 (ja) テンプ、ムーブメント、機械式時計およびテンプの製造方法
JP7327180B2 (ja) 時計
US20220342369A1 (en) Horological mechanism for displaying at least the single time indication and timepiece comprising such a mechanism
JP2012132798A (ja) 時計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160614