JP2013185091A - タイヤトレッド用ゴム組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速走行時の操縦安定性、高速走行性能の持続性、ウェット性能及び耐摩耗性を従来レベル以上に向上するようにしたタイヤトレッド用ゴム組成物を提供する。
【解決手段】溶液重合スチレンブタジエンゴムS−SBR1を30〜70重量%と溶液重合スチレンブタジエンゴムS−SBR2を70〜30重量%とからなるスチレンブタジエンゴム100重量部に、窒素吸着比表面積が130〜400m2/gのカーボンブラックを40〜80重量部、シリカを30〜90重量部、芳香族変性テルペン樹脂を2〜10重量部配合したゴム組成物であって、前記S−SBR1のスチレン量が30〜38重量%、ビニル量が60〜80重量%、ガラス転移温度が−20〜−5℃、重量平均分子量が100万〜180万であり、前記S−SBR2のガラス転移温度が−30℃以上−20℃未満、重量平均分子量が100万〜180万であることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、タイヤトレッド用ゴム組成物に関し、更に詳しくは高速走行時の操縦安定性、高速走行性能の持続性、ウェット性能及び耐摩耗性を従来レベル以上に向上するようにしたタイヤトレッド用ゴム組成物に関する。
高性能自動車向けの空気入りタイヤに求められる性能は多岐にわたり、特に高速走行時の操縦安定性、湿潤路面での安定性(ウェット性能)、耐摩耗性が優れることに加え、アウトバーンやサーキットで高速走行を長時間行ったときのタイヤ性能の変化(摩耗肌や熱ダレ)が抑制され、優れた性能の持続性に優れることが要求されている。また例えば雨が上がったときのサーキットなどのように、走行路面がウェット状態からセミウェット状態に刻々と変化する場合においても、高速走行性能、グリップ性能が持続的に優れることが求められている。
特許文献1は、ウェット状態からセミウェット状態、更にドライ状態に変化するときのグリップ性能維持を改良するため、ガラス転移温度(Tg)が−30℃〜0℃のスチレンブタジエン共重合体ゴムの単独、或いは二種以上のSBRを混合した平均Tgが−30℃〜0℃のブレンドからなるSBR100重量部に、シリカ50重量部以上を含む充填剤80〜180重量部、100〜150℃の軟化点を有する樹脂5〜60重量部を配合したゴム組成物を提案している。しかしながら、SBRのTgを調節するだけでは、高速走行時の操縦安定性、高速走行性能の持続性、ウェット性能及び耐摩耗性に対する需要者の要求に十分に応えるには必ずしも十分ではなかった。
特開2007−321046号公報
本発明の目的は、高速走行時の操縦安定性、高速走行性能の持続性、ウェット性能及び耐摩耗性を従来レベル以上に向上するようにしたタイヤトレッド用ゴム組成物を提供することにある。
上記目的を達成する本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、溶液重合スチレンブタジエンゴムS−SBR1を30〜70重量%と溶液重合スチレンブタジエンゴムS−SBR2を70〜30重量%とからなるスチレンブタジエンゴム100重量部に、窒素吸着比表面積が130〜400m2/gのカーボンブラックを40〜80重量部、シリカを30〜90重量部、芳香族変性テルペン樹脂を2〜10重量部配合したゴム組成物であって、前記S−SBR1のスチレン量が30〜38重量%、ビニル量が60〜80重量%、ガラス転移温度が−20〜−5℃、重量平均分子量が100万〜180万であり、前記S−SBR2のガラス転移温度が−30℃以上−20℃未満、重量平均分子量が100万〜180万であることを特徴とする。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、スチレン量が30〜38重量%、ビニル量が60〜80重量%、ガラス転移温度が−20〜−5℃、重量平均分子量が100万〜180万のS−SBR1を30〜70重量%とガラス転移温度が−30℃以上−20℃未満、重量平均分子量が100万〜180万のS−SBR2を70〜30重量%とからなるスチレンブタジエンゴム100重量部に、シリカを30〜90重量部、芳香族変性テルペン樹脂を2〜10重量部配合したことにより、高速走行時の操縦安定性、高速走行性能の持続性、ウェット性能及び耐摩耗性を従来レベル以上に向上することができる。
前記芳香族変性テルペン樹脂の軟化点は80℃以上100℃未満であることが好ましい。
本発明のゴム組成物は、前記スチレンブタジエンゴム100重量部に対し、下記式(I)で示される環状ポリスルフィドを0.2〜5重量部配合することが好ましい。環状ポリスルフィドを配合することにより、グリップ性能を長く持続し耐ブローアウト性を向上すると共に、高温状態におけるゴム強度を高くしてゴム組成物の耐摩耗性を一層改良することができる。このため高速走行時の操縦安定性、ウェット性能、グリップ性能の持続性及び耐摩耗性を一層向上することができる。
Figure 2013185091
(式(I)中、Rは置換もしくは非置換の炭素数4〜8のアルキレン基、置換もしくは非置換の炭素数4〜8のオキシアルキレン基、xは平均3〜5の数、nは1〜5の整数である。)
前記シリカの配合量に対し、シランカップリング剤を2〜20重量%、炭素数7〜20のアルキル基を有するアルキルトリエトキシシランを0.1〜20重量%配合することが好ましい。これによりゴム組成物の粘度が増大するのを抑制し、ゴム組成物の加工性を一層向上することができる。
このゴム組成物をトレッド部に使用した空気入りタイヤは、高速走行時の操縦安定性、高速走行性能の持続性、ウェット性能及び耐摩耗性を従来レベル以上に向上することができる。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物において、ゴム成分は、高分子量かつ高ガラス転移温度を有する溶液重合スチレンブタジエンゴム(以下「S−SBR1」という)と高分子量かつS−SBR1より低いガラス転移温度を有する溶液重合スチレンブタジエンゴム(以下「S−SBR2」という)とで構成されたスチレンブタジエンゴムである。すなわち30〜70重量%のS−SBR1と70〜30重量%のS−SBR2の合計がスチレンブタジエンゴム100重量%になる。
S−SBR1は、スチレン量が30〜38重量%、ビニル量が60〜80重量%、ガラス転移温度(以下「Tg」という)が−20〜−5℃、重量平均分子量(以下「Mw」という)が100万〜180万の溶液重合されたスチレンブタジエンゴムである。
S−SBR1のスチレン量は30〜38重量%、好ましくは32〜37重量%である。S−SBR1のスチレン量が30重量%未満であると、ゴム強度が低くなり、またグリップ性能も低下する。またS−SBR1のスチレン量が38重量%を超えると、耐摩耗性が悪化する。なおS−SBR1のスチレン量は赤外分光分析(ハンプトン法)により測定するものとする。
S−SBR1のビニル量は60〜80重量%、好ましくは62〜70重量%である。S−SBR1のビニル量が60重量%未満であると、グリップ性能が低下する。またS−SBR1のビニル量が80重量%を超えると、硬くなりすぎてグリップ性能が低下する。なおS−SBR1のビニル量は赤外分光分析(ハンプトン法)により測定するものとする。
S−SBR1のTgは−20〜−5℃、好ましくは−18〜−7℃である。S−SBR1のTgが−20℃より低いと、グリップ性能が低下する。またS−SBR1のTgが−5℃より高いと、耐摩耗性が悪化する。なお本明細書においてS−SBR1及びS−SBR2のTgは示差走査熱量測定(DSC)により20℃/分の昇温速度条件によりサーモグラムを測定し、転移域の中点の温度とする。また、S−SBR1及びS−SBR2が油展品であるときは、油展成分(オイル)を含まない状態におけるS−SBR1及びS−SBR2のガラス転移温度とする。
S−SBR1のMwは100万〜180万、好ましくは120万〜160万である。S−SBR1のMwが100万未満であると、ゴム強度が低下する。またMwが180万を超えると、ゴム組成物の加工性が悪化する。なお本明細書においてS−SBR1及びS−SBR2のMwはゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により標準ポリスチレン換算により測定するものとする。
スチレンブタジエンゴム100重量%中のS−SBR1の含有量は30〜70重量%、好ましくは35〜65重量%である。S−SBR1の含有量が30重量%未満であると、ウェット性能が悪化する。またS−SBR1の含有量が70重量%を超えると、高温時のゴム硬度が低下し操縦安定性及びグリップ性能の持続性が悪化する。また耐摩耗性が悪化する。
S−SBR2は、Tgが−30℃以上−20℃未満、Mwが100万〜180万の溶液重合されたスチレンブタジエンゴムである。
S−SBR2のTgは−30℃以上−20℃未満、好ましくは−28〜−22℃である。S−SBR2のTgが−30℃より低いと、グリップ性能が低下する。またS−SBR2のTgが−20℃より高いと、耐摩耗性が悪化する。
S−SBR2のMwは100万〜180万、好ましくは110万〜150万である。S−SBR2のMwが100万未満であると、ゴム強度が低下する。またMwが180万を超えると、ゴム組成物の加工性が悪化する。
スチレンブタジエンゴム100重量%中のS−SBR2の含有量は70〜30重量%、好ましくは65〜35重量%である。S−SBR2の含有量が30重量%未満であると、高温時のゴム硬度が低下し操縦安定性及びグリップ性能の持続性が悪化する。また耐摩耗性が悪化する。またS−SBR2の含有量が70重量%を超えると、ウェット性能が悪化する。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、芳香族変性テルペン樹脂を配合することにより操縦安定性及びウェット性能を向上する。芳香族変性テルペン樹脂の配合量は、スチレンブタジエンゴム100重量部に対し2〜10重量部、好ましくは3〜8重量部にするとよい。芳香族変性テルペン樹脂の配合量が2重量部未満であると、操縦安定性及びウェット性能を十分に高くすることができない。芳香族変性テルペン樹脂の配合量が10重量部を超えると、ゴム組成物の粘着性が増大し、成形ロールに密着するなど成形加工性及び取り扱い性が悪化する。
芳香族変性テルペン樹脂は、テルペンと芳香族化合物とを重合することにより得られる。テルペンとしては、例えばα−ピネン、β−ピネン、ジペンテン、リモネンなどが例示される。芳香族化合物としては、例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、インデンなどが例示される。なかでも芳香族変性テルペン樹脂としてスチレン変性テルペン樹脂が好ましい。このような芳香族変性テルペン樹脂は、ジエン系ゴムとの相溶性が良好であるため、ゴム組成物の0℃のtanδを高くし、ウェットグリップ性能が向上する。
芳香族変性テルペン樹脂としては、好ましくは軟化点が80℃以上100℃未満、より好ましくは80〜95℃であるものを使用するとよい。芳香族変性テルペン樹脂の軟化点が80℃未満であると、ウェット性能を改良する効果が十分に得られない。また、芳香族変性テルペン樹脂の軟化点が100℃以上であると、耐摩耗性が悪化する傾向がある。なお、芳香族変性テルペン樹脂の軟化点はJIS K6220−1(環球法)に準拠し測定したものとする。
芳香族変性テルペン樹脂の水酸基価は、好ましくは30KOHmg/g以下、より好ましくは0〜25KOHmg/gにする。芳香族変性テルペン樹脂の水酸基価を30KOHmg/g以下にすることにより、0℃のtanδが増加し、ウェットグリップ性能が向上する。なお、芳香族変性テルペン樹脂の水酸基価は、JIS K1557−1に準拠して測定するものとする。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、好ましくは下記式(I)で示された環状ポリスルフィドを配合することにより、高いレベルのグリップ性能を長く持続すると共に、摩耗肌を抑制し、耐ブローアウト性を向上することができる。また、高温状態におけるゴム強度を高くするため、ゴム組成物の耐摩耗性を改良することができる。このため高速走行時の操縦安定性、ウェット性能、グリップ性能の持続性及び耐摩耗性を一層向上することができる。
Figure 2013185091
(式(I)中、Rは置換もしくは非置換の炭素数4〜8のアルキレン基、置換もしくは非置換の炭素数4〜8のオキシアルキレン基、xは平均3〜5の数、nは1〜5の整数である。)
上記式(I)の環状ポリスルフィドにおいて、Rがアルキレン基又はオキシアルキレン基であり、その炭素数は好ましくは4〜8、より好ましくは4〜7であるとよい。また、アルキレン基及びオキシアルキレン基に対する置換基としては、例えばフェニル基、ベンジル基、メチル基、エポキシ基、イソシアネート基、ビニル基、シリル基などを例示することができる。Sは硫黄である。xは好ましくは平均3〜5、より好ましくは平均3.5〜4.5にするとよい。また、nは好ましくは1〜5、より好ましくは1〜4の整数である。このような環状ポリスルフィドは、通常の方法で製造することができ、例えば特開2007−92086号公報に記載の製造方法を例示することができる。
本発明において、環状ポリスルフィドの配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し、0.2〜5重量部、好ましくは1〜4重量部にするとよい。環状ポリスルフィドの配合量が0.2重量部未満であると、グリップ性能を高いレベルで長く持続する効果及び耐ブローアウト性を向上する効果が得られない。またゴム組成物の耐摩耗性が低下するのを十分に抑制することができない。なお環状ポリスルフィドの配合量が5重量部を超えると加工性が悪化する。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物において、上記式(I)の環状ポリスルフィドは加硫剤として作用する。加硫剤は、環状ポリスルフィド単独であってもよいし、他の加硫剤を共に使用してもよい。他の加硫剤としては、硫黄が好ましい。硫黄の配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し、0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜4重量部にするとよい。硫黄を配合するときは、硫黄に対する環状ポリスルフィドの重量比(環状ポリスルフィド/硫黄)が好ましくは1/5〜10/1、より好ましくは1/4〜4/1にするとよい。(環状ポリスルフィド/硫黄)の重量比をこのような範囲内にすることにより、グリップ性能を高いレベルで長く持続する効果及び耐ブローアウト性を向上すると共に、耐摩耗性が改良する。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、スチレンブタジエンゴム100重量部に対し窒素吸着比表面積が130〜400m2/gのカーボンブラックを40〜80重量部、シリカを30〜90重量部配合する。
本発明のゴム組成物に使用するカーボンブラックとしては、窒素吸着比表面積(N2SA)が130〜400m2/g、好ましくは140〜390m2/gである。カーボンブラックのN2SAが130m2/g未満であると、グリップ性能が低下する。またカーボンブラックのN2SAが400m2/gを超えると、耐摩耗性が悪化する。カーボンブラックのN2SAはJIS K6217−2に準拠して求めるものとする。
カーボンブラックの配合量は、スチレンブタジエンゴム100重量部に対し40〜80重量部、好ましくは50〜70重量部である。カーボンブラックの配合量が40重量部未満であると、ゴム強度及び発熱性が悪化する。またカーボンブラックの配合量が80重量部を超える耐摩耗性が悪化し、ウェット性能も悪化する。
本発明において、シリカの配合量は、スチレンブタジエンゴム100重量部に対し30〜90重量部、好ましくは40〜80重量部である。シリカの配合量が30重量部未満であると、ゴム組成物のウェット性能が悪化する。またシリカの配合量が90重量部を超えると、ゴム強度及び発熱性が悪化する。
シリカとしては、タイヤトレッド用ゴム組成物に通常使用されるシリカ、例えば湿式法シリカ、乾式法シリカあるいは表面処理シリカなどを使用することができる。
本発明のゴム組成物において、シリカと共にシランカップリング剤を配合することにより、シリカの分散性を向上しスチレンブタジエンゴムとの補強性をより高くする。シランカップリング剤は、シリカ配合量に対して好ましくは2〜20重量%、より好ましくは5〜15重量%配合するとよい。シランカップリング剤の配合量がシリカ重量の2重量%未満の場合、シリカの分散性を向上する効果が十分に得られない。また、シランカップリング剤が20重量%を超えると、シランカップリング剤同士が重合してしまい、所望の効果を得ることができなくなる。
シランカップリング剤としては、特に制限されるものではないが、硫黄含有シランカップリング剤が好ましく、例えばビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−オクタノイルチオプロピルトリエトキシシラン等を例示することができる。なかでもビス−(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドが好ましい。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、炭素数7〜20のアルキル基を有するアルキルトリエトキシシランを配合することが好ましい。このアルキルトリエトキシシランは、下記式(II)で表されるシラン化合物である。
Figure 2013185091
(式(II)中、R1は炭素数7〜20のアルキル基、OEtはエトキシ基を表す。)
1で表わされる炭素数7〜20のアルキル基としては、具体的には、例えば、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基等が挙げられる。なかでもジエン系ゴムとの相溶性の観点から、炭素数8〜10のアルキル基が好ましく、オクチル基、ノニル基がより好ましい。
アルキルトリエトキシシランを配合することにより、シリカの凝集や粘度上昇を抑制し、ウェット性能に優れたタイヤを作製することができる。特にゴム組成物の粘度が大きくなるのを抑制し加工性を優れたものにすることができる。
この理由は明らかでないが、炭素数7〜20のアルキルトリエトキシシランが、シリカとシランカップリング剤との反応(シラニゼーション)を促進してシリカの分散性を向上させるためと考えられる。またS−SBR1及びS−SBR2とシランカップリング剤との反応に作用し、粘度が増大するのを抑制するものと考えられる。
炭素数7〜20のアルキルトリエトキシシランの配合量は、シリカ配合量に対して0.1〜20質量%、好ましくは0.5〜10質量%、より好ましは1〜6質量%である。アルキルトリエトキシシランの配合量をこのような範囲にすることにより、ウェット性能、操縦安定性及び耐摩耗性を高いレベルで維持しながら、ゴム組成物の粘度増加を抑制し、優れた加工性を維持することができる。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、カーボンブラック、シリカ以外の他の充填剤を配合することができる。他の充填剤としては、例えばクレー、マイカ、タルク、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン等が例示される。
タイヤトレッド用ゴム組成物には、加硫又は架橋剤、加硫促進剤、老化防止剤、可塑剤、加工助剤、液状ポリマー、熱硬化性樹脂などのタイヤトレッド用ゴム組成物に一般的に使用される各種配合剤を配合することができる。このような配合剤は一般的な方法で混練してゴム組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの配合剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。タイヤトレッド用ゴム組成物は、公知のゴム用混練機械、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を使用して、上記各成分を混合することによって製造することができる。
本発明のタイヤトレッド用ゴム組成物は、空気入りタイヤに好適に使用することができる。このゴム組成物をトレッド部に使用した空気入りタイヤは、高速走行時の操縦安定性、高速走行性能の持続性、ウェット性能及び耐摩耗性を従来レベル以上に向上することができる。
以下、実施例によって本発明を更に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1〜3に示す配合からなる27種類のタイヤトレッド用ゴム組成物(実施例1〜12、比較例1〜15)を、硫黄、加硫促進剤及び環状ポリスルフィドを除く成分を、1.8Lの密閉型ミキサーで160℃、5分間混練し放出したマスターバッチに、硫黄、加硫促進剤及び環状ポリスルフィドを加えてオープンロールで混練することにより調製した。なお表1〜3において、油展オイルを含むSBRについて、括弧内に各ゴム成分の正味の配合量を記載した。
得られた27種類のタイヤトレッド用ゴム組成物を所定形状の金型中で、160℃、20分間プレス加硫して加硫ゴムサンプルを作製し、下記に示す方法でゴム硬度、引張り破断強度、動的粘弾性率(0℃及び60℃のtanδ)及び耐摩耗性を評価した。
ゴム硬度
得られた試験片のゴム硬度を、JIS K6253に準拠し、デュロメータのタイプAにより温度60℃で測定した。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数として、表1〜3の「ゴム硬度(60℃)」の欄に示した。この指数が大きいほど、60℃でのゴム硬度が高く機械的特性が優れること、また空気入りタイヤにしたときタイヤ温度が高くなっても操縦安定性が優れることを意味する。
引張り破断強度
得られた試験片から、JIS K6251に準拠してJIS3号ダンベル型試験片(厚さ2mm)を打ち抜き、500mm/分の引張り速度で試験を行い、引張り破断強度を測定した。得られた結果は、比較例1の値を100とする指数として、表1〜3の「破断強度(60℃)」の欄に示した。この指数が大きいほど、60℃での引張り破断強度が大きく機械的特性が優れること、また空気入りタイヤにしたときタイヤ温度が高くなっても耐摩耗性及び操縦安定性が優れることを意味する。
ウェット性能(0℃のtanδ)及び発熱性(60℃のtanδ)
得られた加硫ゴムサンプルのウェット性能及び発熱性を、それぞれの指標であることが知られている損失正接tanδ(0℃)及びtanδ(60℃)により評価した。tanδは、東洋精機製作所社製粘弾性スペクトロメーターを用いて、初期歪み10%、振幅±2%、周波数20Hz、温度0℃及び60℃の条件下で測定した。得られた結果は比較例1の値を100とする指数として、表1〜3の「tanδ(0℃)」及び「tanδ(60℃)」の欄に示した。tanδ(0℃)の指数が大きいほど、ウェット性能が優れることを意味する。またtanδ(60℃)の指数が大きいほど、発熱が大きく空気入りタイヤにしたときグリップ性能が優れることを意味する。
耐摩耗性
得られた加硫ゴムサンプルのランボーン摩耗を、JIS K6264−2に準拠して、岩本製作所社製ランボーン摩耗試験機を使用し、温度20℃、荷重15N、スリップ率50%の条件で測定した。得られた結果は、比較例1を100とする指数として、表1〜3の「耐摩耗性」の欄に示した。この指数が大きいほど、耐摩耗性が優れることを意味する。
Figure 2013185091
Figure 2013185091
Figure 2013185091
なお、表1〜3において使用した原材料の種類を下記に示す。
・S−SBR1:溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が36重量%、ビニル量が64重量%、Mwが147万、Tgが−13℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、旭化成ケミカルズ社製タフデンE680
・S−SBR2a:溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が37重量%、ビニル量が42重量%、Mwが126万、Tgが−27℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、旭化成ケミカルズ社製タフデンE581
・S−SBR3:溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が27重量%、ビニル量が69重量%、Mwが78万、Tgが−18℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、日本ゼオン社製NS460
・S−SBR4:溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が47重量%、ビニル量が52重量%、Mwが66万、Tgが−6℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、日本ゼオン社製NS462
・S−SBR5:溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が23重量%、ビニル量が70重量%、Mwが49万、Tgが−23℃、非油展品、日本ゼオン社製NS616
・S−SBR6:溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が41重量%、ビニル量が41重量%、Mwが116万、Tgが−19℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、JSR社製HP755B
・S−SBR2b:溶液重合スチレンブタジエンゴム、スチレン量が41重量%、ビニル量が25重量%、Mwが101万、Tgが−30℃、ゴム成分100重量部に対しオイル分37.5重量部を含む油展品、Dow Chemical社製SLR6430
・オイル:昭和シェル石油社製エキストラクト4号S
・シリカ:ローディア社製Zeosil 1165MP
・カーボンブラック1:東海カーボン社製シースト9、N2SA=142m2/g
・カーボンブラック2:コロンビアンカーボン社製CD2019、N2SA=340m2/g
・テルペン樹脂1:軟化点が85℃の芳香族変性テルペン樹脂、ヤスハラケミカル社製YSレジンTO−85
・テルペン樹脂2:軟化点が125℃の芳香族変性テルペン樹脂、ヤスハラケミカル社製YSレジンTO−125
・環状ポリスルフィド1: 前記式(I)において、R=(CH22O(CH22、X(平均)=4、n=2〜3の環状ポリスルフィド、環状ポリスルフィド1の調製は以下の通り行った。
1,2−ジクロロエタン1.98g(0.02mol)と30%多硫化ソーダ(Na24)水溶液1197g(2mol)をトルエン(500g)に加えた後、更にテトラブチルアンモニウムブロマイド0.64g(0.1mol)を入れ、50℃で2時間反応させた。続いて反応温度を90℃に上げ、ジクロロエチルホルマール311g(1.8mol)をトルエン300gに溶かした溶液を1時間かけて滴下し、更に5時間反応させた。反応後、有機層を分離し、減圧下90℃で濃縮して、上述した還状ポリスルフィドを405g得た(収率96.9%)。
・環状ポリスルフィド2: 前記式(I)において、R=(CH26、X(平均)=4、n=1〜4の環状ポリスルフィド、環状ポリスルフィド2の調製は以下の通り行った。
コンデンサーと温度計付きの三つ口フラスコに、窒素雰囲気下、硫化ソーダ無水物8g(0.102mol)、硫黄9.8g(0.306mol)及びテトラヒドロフラン(THF)50gを入れて80℃で1時間反応させ、次いでこれに温度80℃で、1,6−ジクロロヘキサン15.5g(0.10mol)のTHF20g溶液を2時間滴下し、さらに同温度で2時間反応させた。反応終了後、有機相の塩を濾別し、有機相を減圧下90℃で濃縮することにより、上述の構成からなる環状ポリスルフィド2として20.2g(収率95%)を得た。
・カップリング剤:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、エボニックデグサ社製Si69
・アルキルシラン:オクチルトリエトキシシラン、信越化学工業社製KBE−3083
・ステアリン酸:日油社製ビーズステアリン酸YR
・亜鉛華:正同化学工業社製酸化亜鉛3種
・硫黄:鶴見化学工業社製金華印油入微粉硫黄
・加硫促進剤:加硫促進剤CBS、大内新興化学工業社製ノクセラーCZ−G
表2,3から明らかなように実施例1〜12のタイヤトレッド用ゴム組成物は、高速走行時の操縦安定性(ゴム硬度(60℃)及び引張り破断強度(60℃))、グリップ性能(60℃のtanδ)、高速走行性能の持続性(ゴム硬度(60℃)及び引張り破断強度(60℃))、ウェット性能(0℃のtanδ)及び耐摩耗性が向上することが確認された。
表1から明らかなように比較例2のゴム組成物は、S−SBR4のスチレン量が38重量%を超え、ビニル量が60重量%未満、Mwが100万未満であるので、引張り破断強度(60℃)及び耐摩耗性が悪化する。比較例3のゴム組成物は、本発明のS−SBR1を配合せず、S−SBR2aだけを配合したので、ウェット性能(0℃のtanδ)及びグリップ性能(60℃のtanδ)が悪化する。比較例4のゴム組成物は、S−SBR1の配合量が30重量%未満なので、ウェット性能(0℃のtanδ)が悪化する。比較例5のゴム組成物は、S−SBR1の配合量が70重量%を超えるので、ゴム硬度(60℃)、耐摩耗性が悪化する。
比較例6及び7のゴム組成物は、本発明のS−SBR2を配合せず、S−SBR3及びS−SBR4のMwが100万未満、Tgが−20℃より高いので、いずれも引張り破断強度(60℃)が悪化する。比較例8のゴム組成物は、本発明のS−SBR1を配合せず、S−SBR3のスチレン量が30重量%未満、Mwが100万未満であるので、ウェット性能(0℃のtanδ)及び引張り破断強度(60℃)が悪化する。比較例9のゴム組成物は、本発明のS−SBR1を配合せず、S−SBR4のスチレン量が38重量%を超え、ビニル量が60重量%未満、Mwが100万未満であるので、引張り破断強度(60℃)が悪化する。
表2から明らかなように比較例10のゴム組成物は、シリカの配合量が30重量部未満、カーボンブラック1の配合量が80重量部を超えるので、ウェット性能(0℃のtanδ)が悪化する。比較例11のゴム組成物は、シリカの配合量が90重量部を超え、カーボンブラック1の配合量が40重量部未満なので、グリップ性能(60℃のtanδ)及び引張り破断強度(60℃)が悪化する。比較例12のゴム組成物は、芳香族変性テルペン樹脂を配合しないので、ウェット性能(0℃のtanδ)及びグリップ性能(60℃のtanδ)が悪化する。比較例13のゴム組成物は、S−SBR6のスチレン量が38重量%を超え、ビニル量が60重量%未満であるので、ウェット性能(0℃のtanδ)、グリップ性能(60℃のtanδ)及び耐摩耗性が悪化する。
表3から明らかなように比較例14のゴム組成物は、本発明のS−SBR2を配合せず、S−SBR5のMwが100万未満であるので、引張り破断強度(60℃)及び耐摩耗性が悪化する。比較例15のゴム組成物は、本発明のS−SBR1を配合せず、S−SBR2bのスチレン量が38重量%を超え、ビニル量が60重量%未満、Tgが−20℃より低いので、ウェット性能(0℃のtanδ)及びグリップ性能(60℃のtanδ)が悪化する。

Claims (5)

  1. 溶液重合スチレンブタジエンゴムS−SBR1を30〜70重量%と溶液重合スチレンブタジエンゴムS−SBR2を70〜30重量%とからなるスチレンブタジエンゴム100重量部に、窒素吸着比表面積が130〜400m2/gのカーボンブラックを40〜80重量部、シリカを30〜90重量部、芳香族変性テルペン樹脂を2〜10重量部配合したゴム組成物であって、前記S−SBR1のスチレン量が30〜38重量%、ビニル量が60〜80重量%、ガラス転移温度が−20〜−5℃、重量平均分子量が100万〜180万であり、前記S−SBR2のガラス転移温度が−30℃以上−20℃未満、重量平均分子量が100万〜180万であることを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物。
  2. 前記芳香族変性テルペン樹脂の軟化点が80℃以上100℃未満であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  3. 前記スチレンブタジエンゴム100重量部に対し、下記式(I)で示される環状ポリスルフィドを0.2〜5重量部配合したことを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
    Figure 2013185091
    (式(I)中、Rは置換もしくは非置換の炭素数4〜8のアルキレン基、置換もしくは非置換の炭素数4〜8のオキシアルキレン基、xは平均3〜5の数、nは1〜5の整数である。)
  4. 前記シリカの配合量に対し、シランカップリング剤を2〜20重量%、炭素数7〜20のアルキル基を有するアルキルトリエトキシシランを0.1〜20重量%配合したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤトレッド用ゴム組成物を使用した空気入りタイヤ。
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