JP2013183647A - 茶の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】茶に含まれる成分を余すことなく摂取でき、しかも同時に良好な風味、ユニークな食感等、高い嗜好性を感じさせるような茶を提供する。
【解決手段】生の茶葉を蒸す蒸し工程と、蒸した茶葉から荒茶を得る荒茶調製工程と、荒茶を75〜95℃で、40〜100分乾燥させる火入れ乾燥工程と、前記乾燥工程の後に茶葉を押し捻りながら粉砕する粉砕工程とにより茶を製造する。
【選択図】図1

Description

本発明は、茶の製造方法に関する。
従来、茶の飲用方法としては、蒸し、荒茶製造、仕上げ等の各工程を経て加工された茶から、水や湯を用いて種々の成分を抽出したものを飲用するというのが一般的である。また、他にも、インスタント飲料のように上記のような抽出物を乾燥させたものに、再度水や湯を注いだものを飲用する方法や、抹茶のように茶を微粉砕した食品を水や湯に溶かしたものを飲用する方法が知られている。
ユニークな形態の茶の製造方法として、仕上げ茶を所定時間圧縮成形することにより、固形茶を製造する方法が知られている(特許文献1)。
特開平10−327754号公報
現代では、生活スタイルの変化から、茶を入れるために急須を使用するのが面倒であると感じる消費者が増えている。また、そもそも急須がない場合もある。このような場面では、インスタント茶やペットボトル入りの茶等利便性を最優先とした製品が重宝されるが、これらの製品では、茶本来のうま味や癒しを十分に味わえないのが実情である。
ところで、近年、茶に含まれる成分の様々な効能が注目されている。
他方、近年では、茶の嗜好性に着目した様々な商品が開発されており、風味、食感、外観等の観点からユニークな商品の開発も求められている。
そこで、本発明は、茶に含まれる成分を余すことなく摂取でき、しかも同時にユニークな風味、食感等、高い嗜好性を感じさせる茶を提供することを課題とする。
また、本発明は、簡単に持ち運びでき、好きなときにマグカップやペットボトル等手持ちの容器や食器を用いて簡単に飲食用に供することが出来る形態の茶を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明は、生の茶葉を蒸す蒸し工程と、蒸した茶葉から荒茶を得る荒茶調製工程と、荒茶をさらに乾燥させる火入れ乾燥工程と、
前記火入れ乾燥工程の後に茶葉に押圧力をかけて粉砕する粉砕工程と、を有し、前記火入れ乾燥工程を、75〜95℃で、40〜100分行うことを特徴とする。
このような製造方法により製造した茶は、水や湯に溶くことにより、茶葉ごと飲食することができ、嗜好性が高い。特に、火入れ乾燥工程の条件が、従来の煎茶等の茶の製造方法に比べて低温で長時間であることから、続く粉砕工程で広い粒度分布の粉砕物を得ることができ、水や湯に溶いて口に入れたときに、茶葉の適度な食感と、水や湯に抽出された茶の成分由来の風味を同時に味わうことができる。
また、茶葉に含まれる成分を余すことなく摂取することができるため、茶、乃至は茶に含まれる各種成分の様々な効能を享受できる機能性食品の製造方法としても有用である。
本発明の好ましい形態では、前記蒸し工程を、20〜60秒行うことを特徴とする。
このような条件で蒸し工程を行うことにより、茶葉の形をある程度保持した状態の荒茶を製造することができ、茶葉の粉砕工程において、より広い粒度分布の粉砕物、特に大きい粒度の粉砕物を適度な割合で含む粉砕物を得やすく、ユニークな食感、良好な風味を実現することができる。
本発明の好ましい形態では、前記粉砕工程は、茶葉を捻りながら行うことを特徴とする(押し捻り工法)。
押し捻り工法による粉砕工程を行うことにより、ひとつひとつの茶葉の粒度を一様に小さくしなくても、表面積を大きくすることができるので、適度な食感を残しながら、水や湯に溶かした時に茶葉の成分が抽出されやすくなるという利点がある。
このような粉砕は、好ましくは、臼を用いて行う。
臼を用いることにより、茶葉を、押圧力をかけながら捻り砕くことができるので、様々な粒度、形状の粉砕物の混合物を得やすくなり、よりユニークな食感、良好な風味を実現することができる。
本発明の好ましい形態では、前記臼は、上臼と回転する下臼とを備え、上臼及び下臼の相対する表面が、傾斜面に形成されていることを特徴とする。
このような臼を用いることにより、一定レベルに捻り砕かれた茶葉は、傾斜面を沿って落下することにより、速やかに臼の押圧力から解放される。これにより、適度な食感を残した状態で茶葉を粉砕することが容易となる。
本発明の好ましい形態では、前記上臼の表面及び下臼の表面の少なくとも一方に凹凸面が設けられ、該凹凸面の凸部の表面が曲面に形成されていることを特徴とする。
上臼の表面及び下臼の表面の何れか一方又は両方に凹凸面を設けることにより、相対する上臼と下臼の領域毎に、押圧力を変えることができるので、様々な粗さの粉砕物を同時に製造することが可能となる。また、凸部の表面を曲面に形成することにより、茶葉に過度なせん断力を与えることを防ぎ、適度に食感を残した状態で茶葉を粉砕することがより容易になる。即ち、茶葉の粉砕時に揉捻の様な作用を加えることが可能になり、ユニークな食感の粉砕物を得ることができる。
本発明の好ましい形態では、前記凹凸面には、互いに大きさの異なる複数の凸部が設けられていることを特徴とする。
このように大きさの異なる凸部を設けることで、相対する上臼と下臼の領域毎に、押圧力を変え、さらに茶葉が凸部にとどまる時間も変えることができるので、上記のように茶葉に捻りを加えながら粉砕する機能に加えて、より様々な粗さの粉砕物を同時に製造することが可能となる。
本発明の製造方法は、従来にない嗜好性の茶を製造することが出来る点で有用である。このようにして製造された茶は、水や湯に溶かす、乃至は分散させて飲食することができ、茶葉の適度な食感と、水や湯に抽出された茶の成分由来の風味を同時に味わうことができる。
また、このようにして製造された茶は、茶葉に含まれる成分を余すことなく食するのに適しているため、本発明は、茶、乃至は茶に含まれる各種成分の様々な効能を享受できる機能性食品の製造方法としても有用である。
また、本発明の製造方法により製造された茶は、簡単に持ち運びでき、好きなときにマグカップやペットボトル等手持ちの容器や食器を用いて簡単に飲食用に供することが出来る。
本発明の茶の製造方法の実施形態を示す工程図である。 本発明の茶の製造方法で用いる粉砕機の実施形態を示す概略正面図である。 図2の粉砕機に備えられる臼の概略図である。 図3の臼を構成する上臼及び下臼の表面の概略図である。 図4の臼を用いて茶葉を粉砕する際の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
茶(日本茶)の一般的な製造方法は、蒸し工程、荒茶調製工程、火入れ乾燥工程を含む。
本発明は、上記の一般的な茶の製造方法において、火入れ乾燥工程の後に、茶葉を押圧力をかけながら粉砕する粉砕工程、好ましくは押し捻りながら粉砕する工程を含む点に、第一の特徴がある(図1参照)。そして、本発明においては、この粉砕工程によって、微粉砕された粉茶(粉末)とせずに、一定の食感を残しつつ湯に溶いた部分も良好な風味が得られるように、上記火入れ乾燥工程の条件を、75〜95℃で、40〜100分行うことに第二の特徴がある。
以下、本発明の製造方法の各工程について説明する。
(1)蒸し工程
蒸し工程は、茶摘みした生の茶葉を蒸す工程である。蒸し工程は、通常の方法、条件で行うことができる。本発明においては、深蒸しに対して普通蒸しといわれる条件にて行うことがより好ましい。蒸し工程における蒸気量は、茶葉に対して好ましくは20〜50質量%、さらに好ましくは25〜35質量%である。また、蒸し時間は、好ましくは20〜60秒、さらに好ましくは25〜50秒、より好ましくは30〜40秒である。
(2)荒茶調製工程
荒茶調製工程は、上記蒸した茶葉から荒茶を調製する工程である。荒茶調製工程は、荒茶製造装置を用いて、通常の方法、条件で行うことができる。なお、荒茶の調製は、茶葉の水分量が通常3〜6質量%、好ましくは4〜5質量%になるように行う。
当該工程は、既存の荒茶製造装置を用いて行うことができる。
(3)火入れ乾燥工程
火入れ乾燥工程は、荒茶調製工程により得られた荒茶を乾燥させる工程である。
火入れ乾燥工程は、75〜95℃、好ましくは80〜95℃、さらに好ましくは90〜95℃で行う。また、当該工程は、40〜100分、好ましくは45〜80分、さらに好ましくは50〜60分行うことを特徴とする。
火入れ乾燥は、上記の条件で、水分量が好ましくは2〜4質量%、さらに好ましくは2〜3質量%になるように行う。このような水分量は、従来の茶に比して相対的に低いものである。上記の条件により、このような水分量とすることで、後述する粉砕により広い粒度分布の茶の粉砕物を得ることができ、良好な食感を実現できる。また、茶を食することを前提とした場合の風味も良好なものとなる。
(4)粉砕工程
粉砕工程は、火入れ乾燥により得られた茶葉を押圧力をかけながら粉砕する工程である。粉砕は、臼を用いて行うことができる。臼を用いることにより、茶葉を、押圧力をかけながら捻り砕くことができるので、様々な粒度、形状の粉砕物の混合物を得やすくなる。
また、この場合、臼を冷却しながら粉砕を行うことも、茶葉の色を鮮やかに維持し、風味の変化を防ぐ観点から、好ましい。
以下、本発明の製造方法に用いる臼の一実施形態について図2〜5を参照しながら説明する。
図2の符号1は、粉砕機を示す。図2に示すように、粉砕機1は、支持台を兼ねた本体2と、本体2の上部に配置された臼3と、臼3の上に配置された茶葉投入口としてのホッパー4と、臼3により粉砕された茶葉を排出する排出口5とを備える。臼3は、図3に示すように、水平に配置される上臼31と下臼32とを備え、全体または少なくとも歯の部分が耐摩耗性の金属で形成されている。上臼31には、冷却水等を循環させるジャケット33が設けられている。
本体2には、下臼32を回転させるための駆動モータ21が設けられている。駆動モータ21の出力軸22は、その軸線が鉛直になるように配置され、下臼32の回転軸と一致している。本体2には、駆動モータ21の回転制御装置(図示せず)が装備され、下臼32の回転速度を無段階に調整可能になっている。
下臼32は、図3に示すように円錐状に形成されている。円錐の表面の傾斜角度は、30度程度の緩い傾斜角度に設定されている。なお、傾斜角度は15〜60度程度の範囲で変更することができる。上臼31は、前記下臼32の表面形状に対応する逆すり鉢状に形成されている。
図4に示すように、上臼31と下臼32の相対する表面は、全体が凹凸面に形成されている。ここで、上臼31の表面の凸部3aの大きさ(深さ及び幅)と、下臼32の表面の凸部3bの大きさ(深さ及び幅)は、異なる。この実施形態では、図5に示すように、上臼31の凸部3aの幅Wが、下臼32の凸部3bの幅wの3倍程度に設定されている。上臼31の凸部3aの高さHは、下臼32の凸部3bの高さhと同程度に設定されている。
なお、上臼31と下臼32との間隔は、茶葉の大きさや直径、それらのバラツキ具合によっても左右されるが、平均的にみて、茶葉の直径をαとした場合、α/2前後に設定される。また、下臼32の凸部3bの表面形状としては、図4及び図5に示すように、下臼32の回転方向前側の部分が後ろ側の部分よりも少し鋭角に形成されている。このような形状とすることにより、下臼32の回転方向を逆にすることで、粉砕条件を容易に変えることが可能となる。上臼31の凸部3aの表面形状としては、スプーンの背面のような緩い湾曲面に形成されている。これにより、茶葉に過度なせん断力を与えることなく、揉捻を加えながら粉砕することが可能になる。
なお、凹凸面は、上臼31と下臼32の何れか一方に設けられていてもよく、また、上臼31又は下臼32の表面の一部に凹凸面が設けられていても良い。また、この凹凸面の形状としては、下臼32を回転させながら揉捻機能と粉砕機能を発揮できる形状であれば良い。また、凸部3a及び凸部3bは、下臼32の回転軸に対して凸部が連続するらせん状に形成してもよい。
次に、粉砕機1を用いた本発明における粉砕工程について説明する。
上述した方法により火入れ乾燥を終えた茶葉を、粉砕機1のホッパー4から臼3内に投入する。臼3内に投入された茶葉は、上臼31と回転する下臼32とにより押圧力を受け、捻られながら、粉砕される。
ここで、図5に模式的に示すように、上臼31の凸部3aの幅Wと、下臼32の凸部3bの幅wとが異なり、下臼32が回転することにより、部分によって、押圧力に差が生じるため、個々の茶葉によって強い押圧力で比較的細かく粉砕されるものと、弱い押圧力で、茶葉の形状を残したまま押しつぶされたような状態になるものとが生ずる。
なお、下臼32の回転速度を変化させたり、上臼31と下臼32の間隔を経時的に変化させたりすることにより、茶葉にかかる押圧力、捻りの度合いを部分的に変化させることができ、茶葉に対し、押し捻りの作用を効果的に与えることができる。
そして、上述したように、下臼32が傾斜面に形成されていることから、茶葉の一部は、粗粉砕されて速やかに下臼32の傾斜面に沿って臼の周囲方向へ滑り落ち、臼3外に押し出される。また、他の一部の茶葉は、臼の表面の凹凸にとどまり更に押圧力を受けてより細かく粉砕される。このようにして、粉砕された茶葉は、排出口5から粉砕機1外に排出される。
本発明の方法により製造された茶は、包装されて、包装入り茶として出荷することができる。包装は、例えば、1回の飲食用に適した量、例えば3〜10gごとに行うこともできる。
また、本発明の方法により製造された茶は、100gの水又は湯に、例えば1〜5g程度の割合で分散乃至は溶かすことで、茶葉を含めて飲食することができる。もちろん、茶の使用割合は、嗜好性に応じて適宜調節できる。
<試験例1>
火入れ乾燥工程の条件が、茶葉の食感や風味に与える影響を評価するために以下の試験を行った。
静岡産の生の茶葉を洗浄し、釜を用いて、蒸気量30質量%(茶葉に対し)、30〜40秒蒸した。続いて、荒茶調製装置を用いて、水分量が概ね5〜6%となるように荒茶を調製した。
調製した荒茶に対して、以下の条件で火入れ乾燥を行い、水分量を概ね3%程度とした。得られた茶葉をすり鉢内に投入し、スプーンの湾曲した背面により茶葉に押圧力をかけながらすり鉢を回転させつつ捻りながら粉砕し、サンプル1及びサンプル2を得た。
Figure 2013183647
得られた粉砕物を目視にて観察した。その結果、サンプル1は、茶葉の形をある程度残したものから、粉末状のもの、その中間的なものまで、さまざまな粒度の粉砕物がまんべんなく含まれていた。
一方、サンプル2は、全体として茶葉が切断されたような中間的な粒度のものが殆どを占めていた。
これより、火入れ工程を、比較的低い温度で、比較的長い時間行うことにより、その後の粉砕工程で、幅広い粒度分布の粉砕物を得られることが分かった。
また、サンプル1及びサンプル2について、5gを300ccの湯で溶き、茶葉を含め食した。
その結果サンプル1は、茶葉をかみ砕く食感を楽しむことができ、しかも、液体部分の味も茶の良好な甘みと苦みのバランスを味わうことができ、極めて美味であった。
一方、サンプル2は、茶葉をかみ砕くことが困難であり、口の中に残る傾向にあった。また、液体部分の味も若干薄く感じられた。
<試験例2>
蒸し工程の条件が、茶葉の食感や風味に与える影響を評価するために以下の試験を行った。
静岡産の生の茶葉を洗浄し、釜を用いて、蒸気量30質量%(茶葉に対し)で、表2に記載の時間、蒸し工程を行った。続いて、荒茶調製装置を用いて、水分量が概ね5〜6%となるように荒茶を調製した。
調製した荒茶に対して、以下の条件で火入れ乾燥を行い、水分量を概ね3%程度とした。得られたサンプル3及びサンプル4について、試験例1と同様に茶葉を粉砕した。
Figure 2013183647
得られた粉砕物を目視にて観察した。その結果、サンプル3、サンプル4の何れも、茶葉の形をある程度残したものから、粉末状のもの、その中間的なものまで、さまざまな粒度の粉砕物がまんべんなく含まれていた。
更に詳細には、サンプル3の方が、粒度の比較的大きいものの茶葉の針状の形状が維持されており、外観的にもきれいなものであった。
また、サンプル3及びサンプル4について、5gを300ccの湯で溶き、茶葉ごと食した。
その結果サンプル3、サンプル4ともに、茶葉をかみ砕く食感を楽しむことができ、しかも、液体部分の味も茶の良好な甘みと苦みのバランスを味わうことができ、極めて美味であった。
特に、サンプル3は、茶葉の食感をしっかり感じることができ、より嗜好性の高いものであった。また、液体部分の味も甘みが大きく感じられた。
本発明は、茶に含まれる成分を余すことなく摂取でき、しかも同時に良好な風味、ユニークな食感等、高い嗜好性を感じさせるような茶を提供することを可能にするものである。

Claims (7)

  1. 生の茶葉を蒸す蒸し工程と、
    蒸した茶葉から荒茶を得る荒茶調製工程と、
    荒茶をさらに乾燥させる火入れ乾燥工程と、
    前記火入れ乾燥工程の後に茶葉に押圧力をかけながら粉砕する粉砕工程と、を有し、
    前記火入れ乾燥工程を、75〜95℃で、40〜100分行うことを特徴とする、茶の製造方法。
  2. 前記蒸し工程を、20〜60秒行うことを特徴とする、請求項1に記載の茶の製造方法。
  3. 前記粉砕工程は、茶葉を捻りながら粉砕することを特徴とする、請求項1又は2に記載の茶の製造方法。
  4. 前記粉砕工程は、臼を用いて行うことを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の茶の製造方法。
  5. 前記臼は、上臼と回転する下臼とを備え、上臼及び下臼の相対する表面が、傾斜面に形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の茶の製造方法。
  6. 前記上臼の表面及び下臼の表面の少なくとも一方に凹凸面が設けられ、該凹凸面の凸部の表面が曲面に形成されていることを特徴とする、請求項5に記載の茶の製造方法。
  7. 前記凹凸面には、互いに大きさの異なる複数の凸部が設けられていることを特徴とする、請求項6に記載の茶の製造方法。
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