JP2013183326A - 光伝送装置およびその接続確認方法 - Google Patents

光伝送装置およびその接続確認方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013183326A
JP2013183326A JP2012046426A JP2012046426A JP2013183326A JP 2013183326 A JP2013183326 A JP 2013183326A JP 2012046426 A JP2012046426 A JP 2012046426A JP 2012046426 A JP2012046426 A JP 2012046426A JP 2013183326 A JP2013183326 A JP 2013183326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical signal
unit
wavelength
connection port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012046426A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Ozawa
公夫 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2012046426A priority Critical patent/JP2013183326A/ja
Publication of JP2013183326A publication Critical patent/JP2013183326A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

【課題】波長多重化機能を有する光伝送装置において装置を構成する際に、ケーブルの接続操作の繰り返しを行うことなく、光信号の送信側と多重側の間の接続の対応関係を設定する。
【解決手段】光伝送装置は複数の光信号送信機21と、光信号送信機21から送信される各々波長の異なる光信号を受信する接続ポート14と、接続ポート14から受信した光信号を合波する合波部11を備えている。また、光信号送信機21と接続ポート14を識別する識別手段と、識別手段に基づいて光信号送信機21と接続ポート14の対応関係を関連づける手段を有している。
【選択図】 図1

Description

本発明は光伝送装置およびその接続確認方法に関する技術であり、特に光信号の多重化および分離を行う波長多重化装置と、その装置の接続確認の方法に関するものである。
情報通信の発展とともに光通信回線の通信量が増大しており、波長分割多重方式(WDM)等の大容量の通信用に関連した技術開発が盛んに進められている。波長分割多重方式では光信号の多重化や分離が重要な技術の1つであり、それに関わる光伝送装置および各装置の接続方法の検討が行われている。光信号の多重化や分離を行う光伝送装置である波長多重化装置での接続確認に関する技術としては、特許文献1に示すような技術が知られている。特許文献1では、光通信に用いられる波長多重化装置の光合波部および光分波部とトランスポンダを光ケーブルで接続する際に、主信号を通す前に行う接続関係の確認方法について開示されている。
特許文献1の波長多重化装置は、光合波部および光分波部と複数のトランスポンダが光ケーブルで接続されている。光合波部は接続されている光ケーブル毎に光検出器を備えている。各トランスポンダは接続の有無を表示するためのランプを備えている。ある1つのトランスポンダ側からの光ケーブルと光合波部の接続関係を確認する際、光合波部の光検出器が光を検出すると、該当するトランスポンダに備えられたランプの点灯が制御される。作業者はランプを目視で確認し、作業している光ケーブルとランプの点灯しているトランスポンダの比較から、正しい接続関係になっているかを判断することができる。また、試験用の光は光ケーブルの一端を光信号送信機につなぎ替えることによって得ている。
特許文献2では、光合波部の前後に光検出部を設け、前後の比較を行うことにより、接続の不具合を検出できる技術について開示されている。特許文献2記載の波長多重化装置は、波長可変光信号送信機と、光検出器と、光合波器と、光合波器で合波された光を分波して検出するモニター部からなる。光検出器で検出された波長の数と、合波後のモニター部で検出した波長の数を比較し、一致の有無により誤接続が検出できるとしている。
特開2002−26825号公報 特許第4500136号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術には次のような課題がある。近年の通信の大容量化により光通信回線において使用されるケーブルの数および伝送装置の数は著しく増大している。また、それに伴い各装置やその構成部品は小型化する傾向にある。特許文献1の技術では、人の作業により1つずつケーブルの接続およびランプの点灯の有無を確認している。よって作業数が膨大かつ複雑なものとなり、作業の困難性が高まり、確認の作業ミスによる誤接続の発生の可能性も高い。誤接続が分かった後の確認作業も再度、1つずつ行うためさらに困難を伴う可能性がある。また、接続確認した後に、装置の制御部の設定を人の作業で行う必要があり、効率が悪く、誤設定の可能性も生じる。
また、特許文献2に開示された技術には次のような課題がある。近年の波長多重化装置では波長可変光信号送信機と光合波器や光分波器の接続を行って装置が設置されたあとに、システム全体の仕様に基づいて装置内における波長設定が行われている。そのため、接続関係の認識および接続関係の情報の記憶と記憶された情報を利用して、波長可変光信号送信機の波長設定を行うことが必要となる。しかし、特許文献2の技術における光の合波器の前後のモニターでは既に確立された接続における信号のモニターは出来るが、新規に接続した際の波長可変送信器との合波器の接続関係の把握には使用できない。また、接続情報を認識して記憶し、波長設定を行う際に接続情報を利用する方法については開示されていない。
上記の課題を解決するため、本発明の光伝送装置は、複数の光信号送信機と、光信号送信機から送信される各々波長の異なる光信号を受信する接続ポートと、接続ポートから受信した光信号を合波する合波部を備えている。また、光信号送信機と接続ポートを識別する識別手段と、識別手段に基づいて光信号送信機と接続ポートの対応関係を関連づける手段を有している。
本発明によれば、装置を構成する際にケーブル接続操作の繰り返しを行わずに、接続の対応関係を設定し、対応関係の情報を保存することができる。その結果、作業性が向上する。また、装置の構成後に、通信で使用する光信号の波長が設定できるため、利便性が向上する。
本発明の第1の実施形態における構成の概要図である。 本発明の第1の実施形態のフロー図である。 本発明の第2の実施形態における構成の概要図である。 本発明の第2の実施形態のフロー図である。 本発明の第2の実施形態のフロー図である。 本発明の第2の実施形態のフロー図である。 本発明の第3の実施形態における構成の概要図である。 本発明の第3の実施形態のフロー図である。 本発明の第4の実施形態における構成の概要図である。
本発明の第1の実施形態について図1を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態の波長多重化装置の構成の概要を示している。本実施形態の波長多重化装置は、光多重分離ユニット10と、トランスポンダユニット20と、光多重分離ユニット10およびトランスポンダユニット20と信号ケーブルを介して接続された制御ユニット30からなる。トランスポンダユニット20は必要に応じて複数台備えられている。
光多重分離ユニット10は、光合波部11と、光分波部12と、制御部13とを備えている。光合波部11はトランスポンダユニット20からの光ケーブル43を接続するための接続ポート14を複数備えている。接続ポート14と光合波部11の間には、光カプラ16が備えられており光信号の一部が分岐される。分岐された先には光検出部17が備えられている。光合波部11、光分波部12、光検出部17は制御部13と信号ケーブルで接続されている。
光合波部11はアレイ導波路回折格子(AWG)と光スイッチを内部に備えている。アレイ導波路回折格子は、トランスポンダユニット20から送られてくる光信号を合波して多重化する機能を有している。光スイッチはアレイ導波路回折格子よりも接続ポート14側にある。光スイッチは光信号の経路をマトリックス状に変換可能であり、接続ポート14から入光してくる光信号は、光スイッチの制御によりアレイ導波路回折格子上の光信号の波長に応じた経路へ導かれる。よって、各接続ポート14では任意の波長の光信号を受けることができる。光信号の経路の変換は、例えば、光MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を用いた可動ミラーを制御することにより行う。各接続ポート14に入光してくる波長に対応した光スイッチ機能の制御は、制御ユニット30から送られてくる波長設定情報に基づいて制御部13が行う。波長設定情報とは、トランスポンダユニット20の波長可変光信号送信機21の識別情報と、その波長可変光信号送信機21が送出する光信号の波長と、光ケーブル43でつながっている接続ポート14の識別番号が関連づけられた情報のことをいう。トランスポンダユニット20の波長可変光信号送信機21の識別情報の代わりに、トランスポンダユニット20の識別情報を使用してもよい。光信号の波長は光通信回線の設計によって設定されており、ネットワーク等を通じてまたは直接入力されて制御システム30に記憶されている。光合波部11で合波された光信号は光ケーブル41へと送出され、光通信回線へと送られる。
光分波部12はアレイ導波路回折格子と光スイッチを内部に備えている。光分波部12は、光通信回線側からの光ケーブル42を通じて送られてくる多重信号をアレイ導波路回折格子により分波して波長毎の光信号に分離することができる。また、光スイッチはアレイ導波路回折格子よりも接続ポート15側にあり、光信号の経路をマトリックス状に変換可能である。よって、アレイ導波路回折格子で分波された各波長の光を光スイッチの制御により、任意の接続ポート15へ送出することができる。光スイッチ機能の制御は制御ユニット30からの波長設定情報に基づいて制御部13が行う。波長設定情報は、トランスポンダユニット20の光信号受光機22の識別情報と、その光信号受光機22が受信する光信号の波長と、光ケーブル44でつながっている接続ポート15の識別番号が関連づけられた情報のことをいう。
光検出部17にはフォトダイオードが備えられており、光信号を受光すると光が電気信号に変換され、光信号を電気的に検出することができる。また、光検出部17には波長識別が可能な光検出器を用いることがある。波長識別が可能な光検出器には、例えば、アレイ導波路回折格子と受光素子アレイが組み合わされた光検出器があげられる。アレイ導波路回折格子と受光素子アレイによる光検出器では、受光素子アレイにライン状の受光素子がならべられており、アレイ導波路回折格子で分波された光が波長ごとに異なる位置で検出される。受光素子としてはフォトダイオードが用いられる。波長の決定は各受光素子での検出強度が比較され、強度が最大となる位置からなされる。
トランスポンダユニット20は、波長可変光信号送信機21と、光信号受光機22と、制御部20からなる。波長可変光信号送信機21は半導体レーザーを備えており、受信した信号を任意の波長の光信号へと変換して送信する機能を有している。設定できる波長の例としては、国際電気通信連合の電気通信標準化部門(ITU−T)で規定されている193.100THz±100GHz×N(Nは整数)もしく193.100THz±50GHz×N(Nは整数)の周波数に相当する波長があげられる。波長の設定は制御ユニット30からの波長設定情報に基づいて制御部23が行う。また、光信号受光機22はフォトダイオードを用いた光の受光部を備えている。フォトダイオードにより受信した光信号は電気信号に変換される。変換された信号は電気信号として送出されるか、半導体レーザーで光信号に変換する装置を通して光信号として送出される。
制御ユニット30は、制御部31と、記憶部32と、送受信部33と、表示部34と、操作部35とを備えている。送受信部33は光多重分離ユニット10やトランスポンダユニット20との情報の送受信を行う。また、上位の制御ユニットや情報端末との通信信号の送受信機能も有することもある。記憶部32は、光多重分離ユニット10の各接続ポート14および15とトランスポンダユニット20の接続関係、各接続で使われている光の波長等を関連づけて保存したデータテーブルを有している。このデータテーブル上に保存された情報が波長設定情報として用いられる。また、記憶部32には、光多重分離ユニット10およびトランスポンダユニット20の接続確認や制御等を行うためのプログラムも記憶されている。表示部34は液晶ディスプレイなどからなり、操作や設定に関する方法や手順、各設定情報等が表示される。操作部35はキーボードやマウスで構成され、設定値や操作方法の選択などを入力する。表示部34にタッチパネルを備え、操作部35の一部または全ての機能を表示部と一体化させることがある。また、表示部34と操作部35は、制御ユニット30とケーブルや無線通信を介してつながった別の端末装置に備えられていることもある。制御部31は複数または単数のマイクロプロセッサーやメモリなどからなる。制御部31は記憶部32に記憶された設定情報やプログラムに基づいて、光多重分離ユニット10およびトランスポンダユニット20を制御する機能を有する。制御部31は、表示部34に操作や設定に関する方法や手順を表示することもある。また、制御部31は各ユニットから送られてくる情報を比較し関連づけ等を判断した上で記憶部32のデータテーブルに記憶させる機能を有する。
データテーブルには光合波部11側の設定情報として、接続ポート14の識別情報と、波長可変光信号送信機21の識別情報と、使用される光信号の波長が関連付けられて保存されている。光分波部12の設定情報としては、接続ポート15の識別番号と、光信号受光機22の識別情報と、使用される光信号の波長が関連付けられて保存されている。波長可変光信号送信機21や光信号受光機22の識別情報は、トランスポンダユニット20の識別情報でもよい。例えばトランスポンダユニット20を接続した位置やトランスポンダユニット20への信号ケーブルの番号等でもよく、複数台あるユニットを区別して制御する基となる情報であればよい。波長可変光信号送信機21や光信号受光機22の識別情報は、個別の割り振られた数字などの識別情報を設定しておいてもよく、また、使用される部品の製造番号などが用いられる方式でもよい。
光多重分離ユニット10の光合波部11の各接続ポート14とトランスポンダユニット20との接続の対応関係を確認する際の動作について、図2を参照しながら説明する。図2は対応関係を確認する際のフローの概略を示したものである。
トランスポンダユニット20と光多重分離ユニット10の光合波部11の接続ポート14を光ケーブル43で接続する作業が行われたとする。作業者は制御ユニット30でトランスポンダユニット20を接続した位置および識別情報を入力する設定を行い、トランスポンダユニット20を個別に認識して制御できるようにする。制御ユニット30での位置および識別情報を入力する設定は、作業者が行うのではなく、トランスポンダユニット20の接続および識別情報が電気的に自動検知されて設定される仕組みとしてもよい。次に作業者により制御ユニット30で接続の対応関係の確認の開始が選択されると(ステップ100)、制御ユニット30はトランスポンダユニット20へ光信号を発信する指示を出す(ステップ101)。対応関係の確認の開始についても作業者によらず、トランスポンダユニット20の接続が自動的に検知されて、開始が実行される方式としてもよい。
トランスポンダユニット20の制御部23は波長可変光信号送信機21を制御し、光信号を送信させる(ステップ102)。トランスポンダユニット1台ずつの接続確認を行う場合は、光の波長の識別等を行う必要がないので光の波長は任意でよく、例えば193.100THzの周波数に対応した波長とする。光多重分離ユニット10に備えられている光検出器17は光を検出すると(ステップ103)、光を検出した信号を制御部13へ送る。制御部13は光を検出した光検出器17が設置されている接続ポート14の識別情報を制御ユニット30へ送る(ステップ104)。識別情報は、例えば、各接続ポートに割り振られた番号とする。制御ユニット30は、光多重分離ユニット10から受けた接続ポートの識別情報とトランスポンダユニット20への指示情報を比較する(ステップ105)。この際、光の検出の有無だけでなく、トランスポンダユニット20から送信された光信号の波長と光検出器17で受信した光信号の波長の比較を行い、確認用の正しい光信号を検出できているかの確認を行うことがある。制御ユニット30は、光多重分離ユニット10から受けた接続ポート14の識別情報と光信号を発したトランスポンダユニット20の識別情報を関連づけて、データテーブルに保存する(ステップ106)。データテーブルへの保存が終わると、制御ユニット30はトランスポンダユニット20に対して、光信号を切る指示を出す(ステップ107)。トランスポンダユニット20の制御部23は、波長可変光信号送信機21を制御して光信号の送信を停止する(ステップ108)。トランスポンダユニット20の制御部23は、光信号の送信を停止したことを制御ユニット30へ伝達する(ステップ109)。制御ユニット30は、接続した位置および識別情報が入力されたトランスポンダユニット20の中に、接続の対応関係の確認が未完了のトランスポンダユニット20が残っているかを判断する(ステップ110)。接続の対応関係の確認が未完了のトランスポンダユニット20がある場合は、ステップ101から繰り返す。接続の対応関係の確認が未完了のトランスポンダユニット20が存在しないときは、接続確認を完了する(ステップ111)。複数台のトランスポンダユニット20の接続設定を行う場合は、トランスポンダユニット20が1台接続される毎に接続設定を行ってもよく、複数台の接続を行ってから接続設定を行っても良い。
複数台のトランスポンダユニット20を接続した後、接続の対応関係の確認を行う場合は、次のように行うこともできる。制御ユニット30において、複数台のトランスポンダユニット20の接続設定がされたとする。制御ユニット30はトランスポンダユニット20に光信号を出す指示を送る。その際、トランスポンダユニット毎に異なる波長設定で送信する指示を出す。トランスポンダユニット20の制御部23は受け取った波長情報に基づいて、波長可変光信号送信機21の波長を設定して光信号を送信させる。光合波部11の各接続ポート14に備えられた光検出器17は、光を検出するとその波長を制御部13に送る。この場合の光検出器17には波長識別が可能な光検出器を用いている。制御部13は接続ポートの識別情報と検出された光の波長を制御ユニット30へ送信する。制御ユニット30の制御部31は、送られてきた波長情報とトランスポンダユニット20へ指示した波長を比較し、一致した接続ポート14とトランスポンダユニット20を紐付ける。制御部は紐付けに基づいてデータテーブルに接続ポート14の識別情報とトランスポンダユニット20の識別情報を関連づけて保存する。接続設定が終わると、制御ユニット30はトランスポンダユニット20に光信号を切る指示を出す。トランスポンダユニット毎に異なる波長を用いる場合は、複数台の接続設定を同時に行うことができ、作業性が向上するとともに、取り違え等の間違いが少なくなる。波長の設定は、例えば、3台のトランスポンダユニットで設定する場合、193.100THz、193.200THz、193.300THzの周波数に相当する波長のように選択し、3台に重複しないように割り当てる。
また、制御ユニット30が光信号の送出と停止を指示する間、トランスポンダユニット20から光信号を送出し続ける例を記載したが、送出から停止の指示の間、送出と停止を繰り返してもよい。すなわち、送出時を1、停止時を0として認識するようなデジタル信号としてもよい。複数台の設置の例の場合は、トランスポンダユニット毎に波長を変える手段に替えて、送出と停止の繰り返しパターンに差を持たせることで接続の対応関係の確認を行うこともできる。
次に光多重分離ユニット10の光合波部11の接続ポート14とトランスポンダユニット20との各々接続において、実際の通信で使用される波長を設定する際の動作について説明する。光通信回線で使用される波長情報が制御ユニット30において設定される、もしくは、上位端末から波長情報が送られてきたとする。制御ユニット30の制御部31は記憶部33のデータテーブルの中に、関連付けられて保存された接続ポートおよびトランスポンダユニットの識別情報のデータに、波長データを関連づけて追加する。制御ユニット30は、各々のトランスポンダユニット20に対してデータテーブルに各々のトランスポンダユニットの識別情報と関連づけられて保存された光信号の波長の情報を送る。実際の通信で使用する波長の情報を受けたトランスポンダユニット20の制御部23は、波長可変光信号送信機21を制御して、受けた情報通りに波長の設定を行う。
第1の実施形態の技術を用いると、光多重化装置の可変波長光送信機と光合波部の接続ポートの接続確認を、ケーブル接続操作の繰り返し等を行わずに実施することが出来る。その結果、作業性が向上するとともに、人為的な間違いを抑制できる。また、本実施形態では実信号を通さなくとも、接続設定に関する情報を得ることができる。接続の対応関係および波長に関する情報を有することにより、装置が完成した状態で後から各ユニットの波長を端末操作で設定できるため利便性が向上する。
第2の実施形態について図3を参照して説明する。図3は第2の実施形態における波長多重化装置の構成の概要を示したものである。第1の実施形態の波長多重化装置では、光合波部側のみ、接続の対応関係の確認が可能であったが、第2の実施形態では光分波側の接続の対応関係の確認も可能である。第2の実施形態の波長多重化装置10は、光多重分離ユニット20と、トランスポンダユニット20と、光多重分離ユニット10およびトランスポンダユニット20と信号ケーブルを介して接続された制御ユニット30からなる。トランスポンダユニット20および制御ユニット30の構成は第1の実施形態と同じである。
光多重分離ユニット10は、光合波部11と、光分波部12と、制御部13とを備えている。光合波部11はトランスポンダユニット20からの光ケーブル43を接続するための接続ポート14を備えている。各接続ポート14と光合波部11の間には、光カプラ16が備えられており光信号の一部が分岐される。分岐された先には光検出部17が備えられている。光合波部11、光分波部12、光検出部17は制御部13と信号ケーブルを介して接続されている。
光合波部11はアレイ導波路回折格子と光スイッチを内部に備えている。光スイッチはアレイ導波路回折格子よりも接続ポート14側にある。光スイッチは光信号の経路をマトリックス状に変換可能である。光スイッチの制御により接続ポート14から入光してくる光信号は、アレイ導波路回折格子上の光信号の波長に応じた経路へ導かれる。よって、各接続ポート14では任意の波長の光信号を受けることができる。各接続ポート14に入光してくる波長に対応した光スイッチ機能の制御は制御ユニット30からの波長情報に基づいて制御部13が行う。光合波部11で合波された光信号は光ケーブル41へと送出され、光通信回線へと送られる。
光分波部12はアレイ導波路回折格子と光スイッチを内部に備えている。光分波部12は、光通信回線側からの光ケーブル42を通じて送られてくる多重信号をアレイ導波路回折格子によりで分波して波長毎の光信号に分離することができる。また、光スイッチはアレイ導波路回折格子よりも接続ポート15側にあり、光信号の経路をマトリックス状に変換可能である。よって、アレイ導波路回折格子で分波された各波長の光を光スイッチの制御により、任意の接続ポート15へ送出することができる。光スイッチ機能の制御は制御ユニット30からの波長設定情報に基づいて制御部13が行う。
光検出部17にはフォトダイオードが備えられており、光信号を受光すると光が電気信号に変換され、光信号を電気的に検出することができる。また、光検出器17として光の波長の識別が可能な光検出器を用いることもある。
光合波部11で合波された光信号が出力される光ケーブル41には、光スイッチ51が備えられており、光信号の経路を変えることができる。また、光合波部12への光ケーブル42上には光カプラ52が備えられている。光スイッチ51と光カプラ52の間は光ケーブル45で接続されている。光スイッチ51が光信号の経路を光ケーブル45側へ切り替えると、光信号は光ケーブル45を通り、光カプラ52から光ケーブル42へと入る経路を通る。光カプラ52は光ケーブル45からの光信号が光合波部12へと向かうように設置されている。
第2の実施形態における光多重分離ユニットの光合波部11および光分波部12の各接続ポート14および15とトランスポンダユニット20との接続の対応関係を調べる際の動作について図4と図5と図6を参照して説明する。図4は光合波部側の接続の対応関係を、図5および図6は光分波部側の接続の対応関係を調べる際のフローの概略を示している。
トランスポンダユニット20と光合波部11の接続ポート14をケーブル43で接続し、トランスポンダユニット20と光分波部12の接続ポート15と光ケーブル44で接続する作業が行われたとする。
制御ユニット30において、作業者は接続設定を行うトランスポンダユニット20の識別情報を設定する。識別情報の設定は信号ケーブルの接続等に基づいて自動的に行われる方式でもよい。接続の対応関係の確認動作を開始する設定がされると(ステップ120)、制御ユニット30はトランスポンダユニット20へ光信号を送信するように指示を出す(ステップ121)。トランスポンダユニット1台ずつの接続の対応関係の確認を行う場合は、光の波長の識別に必要がないため光の波長は任意でよく、例えば193.100THzとする。複数のトランスポンダユニットが接続された場合は、トランスポンダユニット毎に異なる波長で光信号を送信させる指示を出す。トランスポンダユニット20の制御部23は波長可変光信号送信機21を制御し、制御ユニット30からの波長情報に基づいて光信号を送信させる(ステップ122)。
光多重分離ユニット10の光合波部11の各接続ポート14に備えられた光検出器17は、光を検出するとその波長情報を制御部13に送る(ステップ123)。制御部13は接続ポート14の識別情報と検出された光の波長を制御ユニット30へ送信する(ステップ124)。制御ユニット30の制御部31は波長情報とトランスポンダユニット20へ指示した波長を比較し(ステップ125)、一致した接続ポート14の識別情報とトランスポンダユニット20の識別情報を紐付ける。制御部31は紐付けに基づいて、記憶部33上のデータテーブルに接続ポート14とトランスポンダユニット20の識別情報を関連づけて保存する(ステップ126)。接続設定が終わると、制御ユニット30はトランスポンダユニット20に光信号を停止する指示を出す(ステップ127)。トランスポンダユニット20の制御部23は波長可変光信号送信機21を制御して、光信号の送信を停止させる(ステップ129)。制御ユニット30は接続の対応関係の確認が未完了のトランスポンダユニットの有無を確認し(ステップ130)、残っている場合はステップ121へ戻って繰り返す。残っていない場合は、光多重部側の接続の対応関係の確認は終了となる(ステップ131)。
トランスポンダユニット毎に異なる波長を用いる場合は、複数台の接続設定を同時に行うことができ、作業性が向上するとともに、取り違え等の間違いが少なくなる。
光合波部11の各接続ポート14とトランスポンダユニット20の接続の対応関係の確認が完了すると、光分波部12の各接続ポート15とトランスポンダユニット20の接続の対応関係の確認に進む(ステップ140)。
制御ユニット30は光合波部11との接続の対応関係の確認が完了しているトランスポンダユニット20に光信号を送信する指示を出す(ステップ141)。指示を受けたトランスポンダユニット20の制御部23は波長可変光信号送信機21に光信号を送信させる(ステップ142)。また、制御ユニット30は光多重分離ユニット10へ光信号を光分岐側へ送る指示を出す(ステップ143)。光多重分離ユニット10の制御部13は光合波部11および光スイッチ51を制御して光分波部側へ光信号が送信される経路を作る(ステップ144)。制御ユニット30は光多重分離ユニット10に対し、光分波部12の所定の1つの接続ポート15から光信号が送出される状態にする指示を出す(ステップ145)。光多重分離ユニット10の制御部13は光分波部12を制御して1つの接続ポート15から光信号が送出されるようにして、その接続ポート15の識別情報を制御ユニットに送る(ステップ146)。光多重分離ユニット10から送出されている光信号を光信号受光機22で検出した場合(ステップ147)、トランスポンダユニット20の制御部23は、検出したことを示す情報を、制御ユニット30に送信する(ステップ148)。ステップ147で光信号が検出されなかった場合は、ステップ145に戻る。制御ユニット30は、光信号が送出された接続ポート15の識別情報と光信号を検出したトランスポンダユニット20の識別情報を関連付けてデータテーブルに保存する(ステップ149)。接続の対応関係が未確認のトランスポンダユニット20がある場合は(ステップ150)、ステップ145に戻り接続の対応関係の確認作業を繰り返す。ステップ150で接続の対応関係の確認が未完了なトランスポンダユニットがない場合は、制御ユニット30はトランスポンダユニット20へ光信号の送信を停止する指示を出す(ステップ151)。光信号の送信停止の指示を受けたトランスポンダユニット20の制御部23は、波長可変光信号送信機21を制御して、光信号の送信を停止する(ステップ152)。トランスポンダユニット20は光信号の停止が完了したことを制御ユニット30に伝達する(ステップ153)。制御ユニット30は光多重分波ユニット10に光スイッチ51を光ネットワークで使用される経路に戻す指示を出す(ステップ154)。光波長分波ユニット10の制御部13は、光スイッチ51を制御して、光信号の経路を通常の光通信回線側の経路に戻す(ステップ155)。以上により光分波部12側の接続の対応関係の確認も完了となる(ステップ156)。
また、ステップ147で光信号が検出されなかった場合は、ステップ145に戻る。
光信号を1つのトランスポンダユニット20から送出する例を示したが、複数のトランスポンダユニット20を使用しても良い。この場合、制御ユニット30はトランスポンダユニット20毎に異なる波長の光信号を送信する指示を出す。各トランスポンダユニット20から送出された波長の異なる光信号は、光合波部11で多重化され、光分波部12で再度、波長毎に分波される。制御ユニット30は光分波部12の各接続ポート15で異なる波長の光信号が送信されるように、光多重分離ユニット10に指示を出す。光多重分離ユニット10の制御部13は制御ユニット30からの指示の通り、光信号を波長毎に各接続ポート15から送出させるように光分波部12を制御する。光多重分離ユニット10の制御部13は接続ポート15の識別情報と波長の組み合わせの情報を制御ユニット30に送信する。トランスポンダユニット20の制御部23は光信号受光機22で光信号を検出すると、検出した波長情報を制御ユニット30へ送信する。制御ユニット30は、光多重分離ユニット20からの接続ポート15の識別情報と波長の情報およびトランスポンダユニット20が検出した光信号の波長を比較する。制御ユニット30は波長が一致した接続ポート15の識別情報とトランスポンダユニット20の識別情報を関連づけてデータベースに保存する。複数のトランスポンダユニットから信号を送信すると、1台のときと比べて、効率よく接続の対応関係の設定が可能となる。
以上により光合波部11および光分波部12の接続ポート14および15とトランスポンダユニット20の接続の対応関係の全ての情報を、制御ユニット30はデータテーブルとして得ることができる。
次に光多重分離ユニット10の光合波部11および光分波部12の各接続ポート14および15とトランスポンダユニット20との接続で、実際の通信時に使用される波長を設定する際の動作について説明する。光通信回線で使用される波長情報が制御ユニット30において設定される、もしくは、上位端末から波長情報が送られてきたとする。制御ユニット30の制御部31はデータテーブルの中に、関連付けられて保存された接続ポートおよびトランスポンダユニットの識別情報のデータに、その組み合わせで使用される波長を追加する。制御ユニット30は、各トランスポンダユニット20に対して設定波長の情報を送る。設定波長の情報を受けたトランスポンダユニット20の制御部23は、波長可変光信号送信機21を制御して波長の設定を行う。トランスポンダユニット20の制御部23は、波長設定情報を光信号受光機22で正しい波長の光信号を受信しているかの確認や、検出した光信号のノイズの除去に用いることもある。光多重分離ユニット10の制御部13は各接続ポート14および15の設定波長の情報に基づいて、光合波部11および光分波部12のスイッチ機能の制御を行う。
第2の実施形態の技術を用いると、光多重分離ユニットの接続ポートとトランスポンダユニットの全ての接続の対応関係の確認を、ケーブルの脱着等を繰り返し行わずに実施できる。その結果、作業性が向上するとともに、人為的な間違いを抑制できる。また、本実施形態では実信号を通さなくとも、全ての接続の対応関係に関する設定情報を得ることができる。接続設定に関する情報を有することにより、装置が完成した状態で後から各ユニットの波長を端末操作で設定できるため利便性が向上する。
第3の実施形態の構成について図7を参照して説明する。図7は第3の実施形態における波長多重化装置の構成の概要を示したものである。第2の実施形態の波長多重化装置では光合波部側から分岐した光信号を用いて光合波部側の接続の対応関係の確認を行ったが、第3の実施形態では光分波部側に独自の光送信機が備えられている。
第3の実施形態の波長多重化装置は、光多重分離ユニット10と、トランスポンダユニット20と、光送信ユニット60と、各ユニットと信号ケーブルを介して接続された制御ユニット30からなる。トランスポンダユニット20および制御ユニット30の構成は第1の実施形態と同じである。
光多重分離ユニット10は、光合波部11と、光分波部12と、制御部13とを備えている。光合波部11はトランスポンダユニット20からの光ケーブル43を接続するための接続ポート14を備えている。各接続ポート14と光合波部11の間には、光カプラ16が備えられており光信号の一部が分岐される。分岐された先には光検出部17が備えられている。光合波部11、光分波部12、光検出部17は制御部13と信号ケーブルを介して接続されている。
光合波部11はアレイ導波路回折格子と光スイッチを内部に備えている。光スイッチはアレイ導波路回折格子よりも接続ポート14側にある。光スイッチは光信号の経路をマトリックス状に変換可能である。光スイッチの制御により接続ポート14から入光してくる光信号は、アレイ導波路回折格子上の光信号の波長に応じた経路へ導かれる。よって、各接続ポート14では任意の波長の光信号を受けることができる。各接続ポート14に入光してくる波長に対応した光スイッチ機能の制御は制御ユニット30からの波長情報に基づいて制御部13が行う。
光分波部12はアレイ導波路回折格子と光スイッチを内部に備えている。光分波部12は、光通信回線側からの光ケーブル42を通じて送られてくる多重信号をアレイ導波路回折格子によりで分波して波長毎の光信号に分離することができる。また、光スイッチはアレイ導波路回折格子よりも接続ポート15側にあり、光信号の経路をマトリックス状に変換可能である。よって、アレイ導波路回折格子で分波された各波長の光を光スイッチの制御により、任意の接続ポート15へ送出することができる。光スイッチ機能の制御は制御ユニット30からの波長設定情報に基づいて制御部13が行う。
光検出部17にはフォトダイオードが備えられており、光信号を受光すると光が電気信号に変換され、光信号を電気的に検出することができる。また、光検出器17として、光の波長の識別が可能な光検出器を用いることもある。
光ネットワーク側から光分波部12への光ケーブル42には光カプラ61が備えられており、光送信ユニット60からの光を光分波部に入光することができる。光カプラ61は光ケーブル42側から光分波部12側に光信号が進むように設置されている。
光送信ユニット60は半導体レーザーを備え、単波長の光を送信することができる。光送信ユニット60は波長固定型または波長可変型のどちらでも良い。
第3の実施形態における光多重分離ユニット10の光合波部11および光分波部12の各接続ポート14および15とトランスポンダユニット20との接続の対応関係を調査する際の動作について図8を参照して説明する。図8は接続の対応関係を調査する際のフローの概略を示している。
光多重分離ユニット10の光合波部11の各接続ポート14とトランスポンダユニット20の接続の対応関係の確認方法は実施形態1のステップ100からステップ111または実施形態2のステップ120からステップ131と同一である。
光合波部側の接続ポートとトランスポンダユニットの接続の対応関係の確認が終わると、光分波部側の接続ポート15とトランスポンダユニット20の接続の対応関係の確認へと移る(ステップ160)。制御ユニット30は光送信ユニット60に光信号を送出する指示を出す(ステップ161)。光送信ユニット60は光信号を送信する(ステップ162)。光信号は光ケーブル42を通って光分波部12へと入光する。制御ユニット30は光多重分離ユニット10に対して、光分波部12の光スイッチを制御し入光された光を1つの接続ポート15から送出する指示を出す(ステップ163)。光多重分離ユニット10の制御部13は1つの接続ポート15にのみ光を送出するように光分波部12の光スイッチを制御をするとともに、光を送出する接続ポート15の識別情報を制御ユニット30に送信する(ステップ164)。トランスポンダユニット20の光信号受光機22が光信号を検出すると(ステップ165)、制御部13は光信号の検出を制御ユニット30に伝達する(ステップ166)。ステップ165で光信号を検出しない場合は、ステップ163に戻り、他の接続ポート15について繰り返す。制御ユニット30は光信号が送出された接続ポート15の識別情報と、光信号を検出したトランスポンダユニット20の識別情報を関連づけてデータテーブルに保存する(ステップ168)。まだ確認が終わっていないトランスポンダユニット20が存在する場合は、ステップ163に戻り他の接続ポート15からの光信号の送信を繰り返す。ステップ168で全てのトランスポンダユニット20の接続確認の完了を検知すると、制御ユニット30は光送信ユニット60に光信号を停止する指示を送る(ステップ169)。光信号の停止の指示を受けた光送信ユニット60は光信号の送出を停止する(ステップ170)。以上で、光分波部の接続の対応関係の確認は終了となる(ステップ171)。
第3の実施形態における上記の例では、光合波部11側から接続の対応関係の確認を行ったが、光分波部12側に光送信ユニット60を備えているので、光分波部12側の接続の対応関係の確認から行っても良い。光合波部側と光分波部側で同時に接続の対応関係の確認が行われても良い。また、光分波部側のみの接続関係の確認が行われても良い。第3の実施形態の技術は、光合波部側を持たず光分波部側のみが独立した装置においても、接続の対応関係の確認に用いることができる。光分波部側のみの確認は光合波側の接続の対応関係の確認動作を省いて行う。
光多重分離ユニット10の光合波部11および光分波部12の各接続ポート14および15とトランスポンダユニット20との接続で使用される波長設定時の動作は、第2の実施形態と同一である。
第3の実施形態の技術を用いると、光多重分離ユニットの接続ポートとトランスポンダユニットの全ての接続の対応関係の確認を、実際にケーブル脱着操作をせずに行うことができる。光分波部側の光送信ユニットは光信号を送信できればよく比較的安価なユニットを使用することができる。第3の実施形態においても、実信号を通さずに全ての接続の接続設定に関する情報を得ることができる。接続設定に関する情報を有することにより、装置が完成した状態で後から各ユニットの波長を端末操作で設定できるため利便性が高い。
第1から第3の実施形態において、光分波部と接続ポートの間に光カプラと光検出器を設けて、接続ポートでの光の波長や出力状態を検出しても良い。検出された情報は制御ユニットに送り、トランスポンダユニット側の受光情報と合わせ、通信が正常に行われているかの監視に用いることができる。
次に第4の実施形態について図9を参照して説明する。図9は第4の実施形態における光伝送装置の構成を示したものである。
本実施形態の光伝送装置70は、複数の光信号送信機71と、複数の接続ポート72と、合波部73からなる。接続ポート72は光信号送信機71から波長の異なる光信号を受信する。合波部73は接続ポート72で受信した光信号を合波する。本実施形態の光伝送装置は、光信号送信機71と接続ポート72を識別する識別手段74と、識別手段74に基づいて、光信号送信機71と接続ポート72の対応関係を関連づける手段を有する。
本実施形態の光伝送装置を用いると、装置を構成する際にケーブル接続操作の繰り返しを行わずに、接続の対応関係を設定し、保存することができる。その結果、作業性が向上する。また、装置の構成後に、通信で使用する光信号の波長が設定できるため、利便性が向上する。
本発明は、波長分割多重方式の光通信において、光信号の多重化および分離を行う光伝送装置である波長多重化装置に利用することができる。
10 光多重分離ユニット
11 光合波部
12 光分波部
13 制御部
14 接続ポート
15 接続ポート
16 光カプラ
17 光検出器
20 トランスポンダユニット
21 波長可変光信号送信機
22 光信号受光機
23 制御部
30 制御ユニット
31 制御部
32 記憶部
33 送受信部
34 表示部
35 操作部
41 光ケーブル
42 光ケーブル
43 光ケーブル
44 光ケーブル
51 光スイッチ
52 光カプラ
60 光送信ユニット
70 光伝送装置
71 光信号送信機
72 接続ポート
73 合波部
74 光信号送信機と接続ポートの識別手段
75 接続の対応関係を関連づける手段
100−111 接続の対応関係の確認時の動作
121−131 接続の対応関係の確認時の動作
140−156 接続の対応関係の確認時の動作
160−171 接続の対応関係の確認時の動作

Claims (8)

  1. 複数の光信号送信機と、前記光信号送信機から送信される各々波長の異なる光信号を受信する接続ポートと、前記接続ポートから受信した前記光信号を合波する合波部とを備え、前記光信号を送信した光信号送信機および前記光信号を受信した接続ポートを識別する識別手段と、前記識別手段に基づいて前記光信号送信機と前記接続ポートの対応関係を関連づける手段を有することを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記接続ポートと前記合波部の間に光信号の検出手段を有し、前記識別手段が、前記検出手段により光信号を検出した前記接続ポートの識別情報と光信号を送信した前記光信号送信機の識別情報を基に識別する手段であることを特徴とする請求項1記載の光伝送装置。
  3. 前記接続ポートと前記合波部の間に光信号の検出手段を有し、前記識別手段が、前記検出手段により検出された光信号の波長を識別し前記光信号送信機の送信した光信号の波長情報と比較することにより行われる手段であることを特徴とする請求項1記載の光伝送装置。
  4. 前記光信号送信機と前記接続ポートの対応関係を関連づけて記憶されたデータに、光信号の波長情報を関連づける手段を有することを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の光伝送装置。
  5. 前記光信号送信機から送信される光信号の波長を、前記光信号送信機と関連づけられて記憶された光信号の波長情報に基づいて設定する制御手段を有することを特徴とする請求項4記載の光伝送装置。
  6. 波長の異なる光が含まれる光信号を波長ごとに分波する分波部と、前記分波部より分波された光信号を波長ごとに送出する接続ポートと、前記接続ポートから送出された光信号を受光して検知する手段を有する光信号受光機とを備え、前記接続ポートと前記光信号受光機の対応関係を確認する確認手段と、前記確認手段により関連づけられた前記接続ポートと前記光信号受光機の対応関係を関連づける手段を有することを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の光伝送装置。
  7. 光信号送信機から光信号を送信し、接続ポートを介して受信した前記光信号を光検出器で検出し、前記光信号を検出した接続ポートの識別情報と前記光信号を送信した光信号送信機の識別情報を関連づけることを特徴とする光伝送装置の接続確認方法。
  8. 複数の光信号送信機から波長の異なる光信号を同時に送信し、接続ポートを介して受信した前記光信号を光検出器で検出し、前記光信号を検出した接続ポートの識別情報および検出した光信号の波長と前記光信号送信機の識別情報および送信した光信号の波長を比較し、光信号の波長が一致した前記接続ポートの識別情報と前記光信号送信機の識別情報を関連づけることを特徴とする光伝送装置の接続確認方法。
JP2012046426A 2012-03-02 2012-03-02 光伝送装置およびその接続確認方法 Pending JP2013183326A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012046426A JP2013183326A (ja) 2012-03-02 2012-03-02 光伝送装置およびその接続確認方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012046426A JP2013183326A (ja) 2012-03-02 2012-03-02 光伝送装置およびその接続確認方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013183326A true JP2013183326A (ja) 2013-09-12

Family

ID=49273691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012046426A Pending JP2013183326A (ja) 2012-03-02 2012-03-02 光伝送装置およびその接続確認方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013183326A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018194540A (ja) * 2017-03-17 2018-12-06 フルークコーポレイションFluke Corporation 積分球を搭載した光学測定装置を使用した光コネクタの極性及び損失測定
WO2023161987A1 (ja) * 2022-02-22 2023-08-31 日本電気株式会社 光通信装置、光通信装置の制御方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018194540A (ja) * 2017-03-17 2018-12-06 フルークコーポレイションFluke Corporation 積分球を搭載した光学測定装置を使用した光コネクタの極性及び損失測定
JP7381192B2 (ja) 2017-03-17 2023-11-15 フルークコーポレイション 光学測定装置及びそれを用いた光学測定方法
WO2023161987A1 (ja) * 2022-02-22 2023-08-31 日本電気株式会社 光通信装置、光通信装置の制御方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5726334B2 (ja) 波長多重光通信装置
EP2357737A2 (en) Fault localization method and fault localization device in a passive optical network, and passive optical network having the fault localization device
JP4672273B2 (ja) 波長多重光伝送システム及びそれにおける送信波長制御方法
US11165529B2 (en) Optical wavelength multiplex transmission system, optical wavelength multiplex apparatus, and standby system checking method
EP3633878B1 (en) Wavelength selective switch and transmission system
JP4376263B2 (ja) 光波長多重システム
JP2012244530A (ja) ファイバ誤接続検出方法及びノード装置
JP2006005934A (ja) 自己監視型受動型光加入者網
US20230318702A1 (en) Failure detection apparatus, cable branching device, and transmission path surveillance method
US20120318965A1 (en) Optical transmission system and optical transmission method
JP2013183326A (ja) 光伝送装置およびその接続確認方法
JP2009296044A (ja) 光送信装置および光送受信装置
US7917033B2 (en) Wavelength-multiplexing optical transmission system and wavelength-multiplexing optical transmission method
JP4851380B2 (ja) 光心線識別方法及び識別装置
JP4914409B2 (ja) Wdm伝送装置
JP2023126569A (ja) 光モジュール及び光通信システム
US8406624B2 (en) Degree extending method and optical hub node apparatus
JP5228503B2 (ja) 光伝送路の接続状態監視方法およびシステム
JP4906830B2 (ja) パストレース方法及びトランスペアレントネットワークシステム
KR102018481B1 (ko) Rf 오버레이 광신호 전송 장치
JP4793282B2 (ja) 通信システム、通信装置、通信方法および通信プログラム
US20230155675A1 (en) Failure detection device, failure detection method, and failure-detection-program recording medium
JP4927618B2 (ja) 光心線識別方法及び識別装置
JP3588657B2 (ja) 光線路監視システム
KR101433808B1 (ko) 양방향 동일 파장을 사용하는 광스위칭 기능 내장형 광통신 단말장비