JP2009296044A - 光送信装置および光送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1台の送受信装置が複数の波長に柔軟に対応することを課題とする。
【解決手段】光波長多重伝送装置は、送信する信号を所定の波長の光信号に変換して送信する送受信装置を複数備えている。光波長多重伝送装置は、複数の送受信装置各々によって送信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送受信装置によっても現に使用されていない不使用波長を判定する。複数の送受信装置各々は、信号の入力が無い場合に、光信号の送信を停止する。また、光信号の送信が停止された後、新たに入力された信号によって光信号の送信を再開する際に、光波長多重伝送装置において判定された不使用波長を取得する。複数の送受信装置各々は、送受信装置に送信する信号を、取得した不使用波長の光信号に変換して送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光送信装置および光送受信装置に関する。
従来、光通信ネットワークを構築する場合に、光ファイバケーブル1回線あたりの伝送容量を増大させることを目的として、光波長多重伝送(WDM:Wavelength Division Multiplexing)システムを用いることが多い(例えば、特許文献1など)。光波長多重伝送システムは、1本の光ファイバケーブルに複数の異なる波長の光信号を多重して送信するものである。
光波長多重伝送システムに用いられる光波長多重伝送装置は、一般的に、図8に示すように、複数の送受信装置と、波長多重部(合成器、Multiplexer)と、波長分離部(分波器、Demultiplexer)とを備える。送受信装置は、ルータ等の外部装置から入力された広帯域波長(Wide Band)の信号を狭帯域波長(Narrow Band)の光信号に変換する。波長多重部は、送受信装置から入力された光信号を多重(合成)して光ファイバケーブルに送信する。波長分離部は、光ファイバケーブルから入力された光信号を波長ごとの光信号に分離(分波)して送受信装置に出力する。なお、図8は、従来の光波長多重伝送システムを説明するための図である。
このような光波長多重伝送システムにおいて、光波長多重伝送装置は、常に、特定の送受信装置間で光信号の送受信を行う。具体的には、各送受信装置が変換する光信号の波長は固定されている。また、各送受信装置が受信する光信号の波長も固定されている。例えば、波長λ1の光信号を出力する送受信装置は、波長λ1の光信号を受信する送受信装置との間のみで光信号の送受信を行う。言い換えると、波長λ1の光信号を出力する送受信装置に接続されている外部装置は、波長λ1の光信号を受信する送受信装置に接続されている外部装置に対してのみ、信号を送信することができる。
特開2003−324456号公報
ところで、上記した従来の技術では、1台の送受信装置が複数の波長に柔軟に対応することができないという課題があった。
具体的に説明すると、近年、ネットワークの構成が多様化かつ複雑化することに伴い、送受信装置に接続される外部装置の数は増大する。すると、特定の送受信装置に接続される外部装置間でのみ信号を送受信するとは限らなくなり、外部装置は、他の送受信装置に接続する外部装置に対しても信号を送信したいというニーズが高まってくる。しかしながら、上記した従来の技術では、このようなニーズに応えることができない。
また、ネットワークの構成が多様化かつ複雑化することに伴い、送受信装置に外部装置を新たに接続することや、ネットワークの構成が変更になることも多くなる。しかしながら、上記した従来の技術では、波長ごとに特定の送受信装置同士が接続されていることから、新たな波長を設定した送受信装置を追加することで対応しなければならない。
そこで、本発明は、上記した従来の技術の課題を解決するためになされたものであり、1台の送受信装置が複数の波長に柔軟に対応することが可能な光送信装置および光送受信装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するため、複数の送信装置各々によって送信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送信装置によっても現に使用されていない不使用波長を判定する不使用波長判定手段を備える。また、複数の送信装置各々は、受信装置に送信する信号の入力が無い場合に、光信号の送信を停止する停止手段を備える。また、停止手段によって光信号の送信が停止された後、新たに入力された信号によって光信号の送信が再開される際に、不使用波長判定手段によって判定された不使用波長を取得する不使用波長取得手段を備える。また、受信装置に送信する信号を、不使用波長取得手段によって取得された不使用波長の光信号に変換して当該受信装置に送信する送信手段を備える。
1台の送受信装置が複数の波長に柔軟に対応することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る光送信装置および光送受信装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例として、本発明に係る光送信装置および光送受信装置(光波長多重伝送装置とも称する)を備える光波長多重伝送システムを説明する。また、以下では、実施例1における光波長多重伝送システムの原理を明らかにするために、まず、従来の光波長多重伝送システムについて説明する。次に、実施例1における光波長多重伝送システムの概要を説明し、続いて、構成、処理の手順および実施例1の効果を説明し、最後に、他の実施例を説明する。
[従来の光波長多重伝送システム]
まず、図8を用いて、従来の光波長多重伝送システムの一例を説明する。図8に示すように、従来の光波長多重伝送システムは、光波長多重伝送装置100aと光波長多重伝送装置100bとが、光ファイバケーブル30で接続される。なお、ここでは、光波長多重伝送装置100aから光波長多重伝送装置100bへ光信号が伝送される例について説明する。したがって、図8においては、説明の便宜上、必要な構成のみを図示するが、一般的には、光波長多重伝送装置100aおよび光波長多重伝送装置100bは、同様の機能を有し、同様の構成となる。
図8に示すように、光波長多重伝送装置100aは、複数の送受信装置1a−1〜1a−nと、波長多重部21aとを備える。光波長多重伝送装置10bは、複数の送受信装置1b−1〜1b−nと、波長分離部24bとを備える。
光波長多重伝送装置100aの送受信装置1a−1〜1a−nは、図示しない外部装置(例えば、ルータやスイッチといった中継装置など)が接続されており、外部装置から入力された広帯域波長の信号を、予め設定されている所定の狭帯域波長の光信号に変換して、波長多重部21aに出力する。
送受信装置1a−1〜1a−nに予め設定されている所定の狭帯域波長は、送受信装置1a−1〜1a−nによって異なる。例えば、送受信装置1a−1は、外部装置から入力された信号を波長λ1の光信号に変換する。また、送受信装置1a−2は、外部装置から入力された信号を波長λ2の光信号に変換する。また、送受信装置1a−nは、外部装置から入力された信号を波長λnの光信号に変換する。
波長多重部21aは、送受信装置1a−1〜1a−nから入力された波長λ1〜λnの光信号を多重して、光ファイバケーブル30を介して光波長多重伝送装置100bの波長分離部24bへ送信する。
波長分離部24bは、多重された光信号を波長λ1〜λnの光信号に分離して、送受信装置1b−1〜1b−nへ出力する。例えば、波長分離部24bは、分離した光信号の中から、波長λ1の光信号を送受信装置1b−1へ出力する。また、波長分離部24bは、波長λ2の光信号を送受信装置1b−2へ出力する。また、波長分離部24bは、波長λnの光信号を送受信装置1b−nへ出力する。送受信装置1b−1〜1b−nは、波長分離部24bから入力された光信号を広帯域波長の信号に変換して、図示しない外部装置へ送信する。
このように、従来の光波長多重伝送システムは、特定の送受信装置間でのみ光信号の伝送処理を行う。例えば、図8に示した光波長多重伝送システムでは、外部装置から送受信装置1a−1に入力された信号は、送受信装置1b−1に対してのみ送信される。すなわち、波長λ1は、送受信装置1a−1と送受信装置1b−1との間で光信号を伝送するための専用波長となる。同様に、外部装置から送受信装置1a−2に入力された信号は、送受信装置1b−2に対してのみ送信される。すなわち、波長λ2は、送受信装置1a−2と送受信装置1b−2との間で光信号を伝送するための専用波長となる。同様に、外部装置から送受信装置1a−nに入力された信号は、送受信装置1b−nに対してのみ送信される。すなわち、波長λnは、送受信装置1a−nと送受信装置1b−nとの間で光信号を伝送するための専用波長となる。
[実施例1における光波長多重伝送システムの概要]
次に、図1を用いて、実施例1における光波長多重伝送システムの概要を説明する。図1は、実施例1における光波長多重伝送システムの概要を説明するための図である。
実施例1における光波長多重伝送システムの概要を説明すると、まず、光波長多重伝送装置が、複数の送受信装置各々によって送信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送受信装置によっても現に使用されていない空き波長を判定する。また、各送受信装置は、対向する送受信装置に送信する信号の入力が無い場合に、光信号の送信を停止する。また、各送受信装置は、光信号の送信が停止された後、新たに入力された信号によって光信号の送信が再開される際に、光波長多重伝送装置によって判定された空き波長を取得する。そして、各送受信装置は、受信装置に送信する信号を、取得した空き波長の光信号に変換して、対向する送受信装置に送信する。
図1を用いて、光波長多重伝送装置200aから光波長多重伝送装置200bへ光信号が伝送される例を説明する。なお、図1においては、説明の便宜上、必要な構成のみを図示するが、一般的には、光波長多重伝送装置200aおよび光波長多重伝送装置200bは、同様の機能を有し、同様の構成となる。
図1に示すように、実施例1における光波長多重伝送装置200aは、複数の送受信装置10a−1〜10a−nと、波長多重部21aとを備える。また、光波長多重伝送装置200bは、複数の送受信装置10b−1〜10b−nと、波長分離部24bとを備える。なお、以下では、外部装置から光波長多重伝送装置200aに光信号が入力される例について説明するが、光波長多重伝送装置200aには電気信号が入力されてもよい。
光波長多重伝送装置200aは、複数の送受信装置各々によって送信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送受信装置によっても現に使用されていない空き波長を判定する。また、光波長多重伝送装置200aの送受信装置10a−1〜10a−nは、外部装置から入力された広帯域波長の光信号を狭帯域波長の光信号に変換して、波長変換後の光信号を波長多重部21aへ出力する。送受信装置10a−1〜10a−nは、図8に示した従来の送受信装置1a−1〜1a−nと異なり、外部装置から入力された光信号を固定の波長の光信号に変換するのではなく、動的に設定した波長の光信号に変換する。結果として、送受信装置10a−1〜10a−nは、複数の波長の光信号に変換することができる。
具体的には、送受信装置10a−1〜10a−nは、外部装置から入力された光信号の宛先情報に基づいて、送信先の送受信装置(送受信装置10b−1〜10b−nのいずれか)を判別する。また、送受信装置10a−1〜10a−nは、光波長多重伝送装置200aにおいて判定された不使用波長情報を取得して、空き波長を認識する。そして、送受信装置10a−1〜10a−nは、送信する光信号を、認識した空き波長の光信号に変換して、判別した送受信装置に送信する。
図1に示す例を用いて説明すると、送受信装置10a−nは、対向する送受信装置に送信する光信号の入力が無い場合に、光信号の送信を停止する(図1において『アイドル』と示す)。その後、送受信装置10a−nは、光信号の送信が停止された後、新たに入力された光信号によって光信号の送信を再開する。まず、送受信装置10a−nは、外部装置から入力された光信号の宛先情報に基づいて、送信先の送受信装置10b−nを判別する。また、送受信装置10a−nは、光波長多重伝送装置200aにおいて判定された不使用波長情報を取得して、空き波長λ1を認識する。なお、図1に示すように、この時、送受信装置10a−1は、波長λ1を使用していないアイドル状態にある。
そして、送受信装置10a−nは、送信する光信号を、認識した空き波長λ1の光信号に変換して、判別した送受信装置10b−nに送信する。この時、送受信装置10a−nは、波長λ1を占有して送信する。
一方、送受信装置10a−1は、対向する送受信装置に送信する光信号の入力が無い場合に、光信号の送信を停止する(図1において『アイドル』と示す)。その後、送受信装置10a−1は、光信号の送信が停止された後、新たに入力された光信号によって光信号の送信を再開する。まず、送受信装置10a−1は、外部装置から入力された光信号の宛先情報に基づいて、送信先の送受信装置10b−1を判別する。また、送受信装置10a−1は、光波長多重伝送装置200aにおいて判定された不使用波長情報を取得して、空き波長λ4を認識する。なお、図1に示すように、この時、送受信装置10a−4は、波長λ4を使用していないアイドル状態にある。
そして、送受信装置10a−1は、送信する光信号を、認識した空き波長λ4の光信号に変換して、判別した送受信装置10b−1に送信する。この時、送受信装置10a−1は、波長λ4を占有して送信する。
波長多重部21aは、送受信装置10a−1〜10a−nから入力された波長λ1〜λnの光信号を多重して、光ファイバケーブル30を介して光波長多重伝送装置200bの波長分離部24bへ送信する。波長分離部24bは、多重された光信号を波長λ1〜λnの光信号に分離して、送受信装置10b−1〜10b−nへ出力する。
このように、実施例1における送受信装置は、送受信装置に送信する光信号が外部装置から入力された場合に、送信先の送受信装置と、その時に使用されていない波長とを認識し、双方の送受信装置の波長を同一に設定して、空き波長を使って送信する。
このため、実施例1における光波長多重伝送システムにおいては、新規に送受信装置を追加しても、新たな波長を使用することなく、1台の送受信装置が複数の波長に柔軟に対応することで、複数の送受信装置に対して光信号を送信することができる。この結果、実施例1における光波長多重伝送装置を用いると、利用者は、外部装置やユーザ端末装置を接続する送受信装置を意識することなく、フレキシブルにネットワークを構成することができる。
[実施例1における光波長多重伝送システムの構成]
次に、図2〜図4を用いて、実施例1における光波長多重伝送システムの構成を説明する。図2は、実施例1における光波長多重伝送システムの全体構成を示すブロック図である。図3および図4は、実施例1における光波長多重伝送システムの構成を示すブロック図である。
まず、図2を用いて、実施例1における光波長多重伝送システムの全体構成を説明する。なお、図2においては、説明の便宜上、光波長多重伝送装置200aおよび光波長多重伝送装置200bが備える部の概要のみを示している。光波長多重伝送装置200aのより詳細な構成は、図3に示し、光波長多重伝送装置200bのより詳細な構成は、図4に示す。
図2に示すように、実施例1における光波長多重伝送システムは、同様の機能を有し、同様の構成となる光波長多重伝送装置200aと光波長多重伝送装置200bとが対向して接続されている。具体的には、光波長多重伝送装置200aの波長多重部21aを介して送信された光信号は、光波長多重伝送装置200bの波長分離部24bにて受信される。反対に、光波長多重伝送装置200bの波長多重部21bを介して送信された光信号は、光波長多重伝送装置200aの波長分離部24aにて受信される。
ここで、実施例1における光波長多重伝送システムは、送受信装置が、送信先の送受信装置に送信する光信号を空き波長の光信号に変換して送信するにあたり、図2の(1)〜(8)に示す一連の情報のやりとりを行うものである。送受信装置10a−1から送受信装置10b−1へ光信号が伝送される例を説明する。
まず、光波長多重伝送装置200aにおいて、送信波長モニタ部25aが、波長多重部21aをモニタすることで、複数の送受信装置各々によって送信される光信号各々の波長を監視している。また、送信波長モニタ部25aが、図示していない変換波長記憶部50aに監視結果を通知することで、変換波長記憶部50aが、いずれの送受信装置によっても現に使用されていない空き波長を判定している。
また、実施例1における光波長多重伝送装置200aにおいては、送信波長モニタ部25aのみならず、受信制御部30aも、波長分離部24aをモニタすることで、複数の送受信装置各々によって受信される光信号各々の波長を監視している。また、受信制御部30aが、図示していない変換波長記憶部50aに監視結果を通知することで、変換波長記憶部50aが、いずれの送受信装置によって現に使用されていない空き波長を判定している。
さて、光信号の送信を停止していた送受信装置10a−1が、新たに入力された光信号によって、光信号の送信を再開しようとしたとする。まず、送受信装置10a−1は、図2の(1)および(2)に示すように、送信波長モニタ部25aおよび受信制御部30aによって監視された監視結果に基づいて、空き波長を取得する。すなわち、変換波長記憶部50aが、送信波長モニタ部25aおよび受信制御部30aによって通知された空き波長から、送信方向のみならず受信方向も含む両方向での空き波長を検索し、検索した空き波長を、送受信装置10a−1へ通知する。なお、以下では、空き波長がλ5であったとする。
すると、送受信装置10a−1は、図2の(3)および(4)に示すように、波長λ5の光信号を送信することを通知するトークン用データを、送受信装置10b−1へ送信する。
光波長多重伝送装置200bにおいては、波長分離部24bが、トークン用データを受信する。そして、受信制御部30bおよび波長スイッチ部29bが制御することで、トークン用データは、図2の(5)に示すように、送受信装置10b−1によって受信される。
すると、送受信装置10b−1は、図2の(6)および(7)に示すように、トークン用データによって通知された波長λ5の光信号を正常に受信できることを応答するレスポンスデータを、送受信装置10a−1へ送信する。
光波長多重伝送装置200aにおいては、波長分離部24aが、レスポンスデータを受信する。そして、受信制御部30aおよび波長スイッチ部29aが制御することで、レスポンスデータは、図2の(8)に示すように、送受信装置10a−1によって受信される。
こうして、実施例1における送受信装置10a−1は、送受信装置10a−1と送受信装置10b−1との間で、波長λ5の光信号によるリンクが確立したことを確認する。そして、送受信装置10a−1は、リンクが確立したことを確認した上で、波長λ5の光信号の送信を開始する。なお、送受信装置10a−1は、トークン用データを周期的に送り続けることによって、λ5の波長帯域を占有する。このため、送受信装置10a−1は、送信すべき光信号を全て送り終わったら、トークン用データの送信を止め、波長λ5の波長帯域を開放する。
[光波長多重伝送装置]
これまで説明してきた光波長多重伝送装置200aの詳細な構成を図3に示す。光波長多重伝送装置200aは、図3に示すように、まず、複数の送受信装置10a−1〜10a−nを備える。なお、図3においては、説明の便宜上、送受信装置10a−1および10a−2のみを図示している。また、光波長多重伝送装置200aは、図3に示すように、特に、波長多重部21a、波長分離部24a、送信波長モニタ部25a、受信制御部30a、波長スイッチ部29a、変換波長記憶部50aを備える。
波長多重部21aは、送受信装置10a―1〜10a−nから入力された波長λ1〜λnの光信号を多重して、光ファイバケーブルを介して光波長多重伝送装置200bの波長分離部24bへ送信する。波長分離部24aは、多重された光信号を波長λ1〜λnの光信号に分離して、送受信装置10a−1〜10a−nへ出力する。
送信波長モニタ部25aは、波長多重部21aをモニタすることで、複数の送受信装置10a−1〜10a−nによって送信される光信号各々の波長を監視する。また、送信波長モニタ部25aは、監視した波長を、変換波長記憶部50aに通知する。
受信制御部30aは、図3に示すように、特に、受信波長モニタ部26aと、PORT認識部27aと、O/E変換部28aとを備える。受信波長モニタ部26aは、波長分離部24aをモニタすることで、複数の送受信装置10a−1〜10a−nによって受信される光信号各々の波長を監視する。また、受信波長モニタ部26aは、監視した波長を、変換波長記憶部50aに通知する。
PORT認識部27aは、通常のデータを受信した場合と、トークン用データを受信した場合と、レスポンスデータを受信した場合とで、異なる動作を行う。
まず、通常のデータを受信した場合、PORT認識部27aは、O/E変換部28aにおいて電気信号に変換されたデータをO/E変換部28aから受信し、波長分離部24aによって受信された光信号のポート情報を認識する。また、PORT認識部27aは、認識したポート情報を、波長スイッチ部29aに通知する。
次に、トークン用データを受信した場合、PORT認識部27aは、O/E変換部28aにおいて電気信号に変換されたトークン用データをO/E変換部28aから受信し、トークン用データに含まれるポート情報および波長情報を認識する。また、PORT認識部27aは、認識したポート情報および波長情報を、波長スイッチ部29aに通知する。
次に、レスポンスデータを受信した場合、PORT認識部27aは、O/E変換部28aにおいて電気信号に変換されたレスポンスデータをO/E変換部28aから受信し、レスポンスデータに含まれるポート情報および波長情報を認識する。また、PORT認識部27aは、レスポンスデータに含まれるポート情報および波長情報を確認することで、リンクが確立したことを確認する。また、PORT認識部27aは、リンクが確立したことを確認すると、波長スイッチ部29aに通知する。
O/E変換部28aは、波長分離部24aによって受信された光信号を電気信号に変換し、PORT認識部27aに送信する。
波長スイッチ部29aは、通常のデータを受信した場合と、トークン用データを受信した場合と、レスポンスデータを受信した場合とで、異なる動作を行う。
まず、通常のデータを受信した場合、波長スイッチ部29aは、波長分離部24aによって受信された光信号を、PORT認識部27aによって通知されたポート情報に基づいて、送受信装置10a−1〜10a−nに振り分ける。
次に、トークン用データを受信した場合、波長スイッチ部29aは、PORT認識部27aによって通知されたポート情報によって識別される送受信装置に、PORT認識部27aによって通知された波長情報によって識別される波長で接続し、トークン用データを変換波長決定部14a−1〜14a−nのいずれかへ送信する。
次に、レスポンスデータを受信した場合、波長スイッチ部29aは、PORT認識部27aによって通知された確認を、PORT認識部27aによって通知されたポート情報によって識別される送受信装置に、PORT認識部27aによって通知された波長情報によって識別される波長で接続し、送信する。
変換波長記憶部50aは、波長λ1〜λnに対応づけて、現に使用中の波長であるのか、あるいは、現に使用していない波長(空き波長)であるのかを対応づけて記憶する。また、変換波長記憶部50aは、送信波長モニタ部25aおよび受信波長モニタ部26aによって波長を通知されると、通知された波長を用いて空き波長を検索し、検索した空き波長を、送受信装置10a−1〜10a−nへ通知する。
次に、送受信装置10a―1〜10a−n各々の構成を説明する。以下では、送受信装置10a−1を例に説明する。送受信装置10a−1は、図3に示すように、特に、I/F部11a−1と、O/E変換部12a−1と、アイドルパターン破棄部13a−1と、変換波長決定部14a−1と、データバッファ15a−1と、送信制御部16a−1と、E/O変換部17a−1と、O/E変換部18a−1と、E/O変換部19a−1とを備える。
I/F部11a−1は、送受信装置10a−1と図示しない外部装置とを接続するインタフェースである。また、I/F部11a−1は、図3に示すように、O/E変換部12a−1とE/O変換部19a−1と接続する。
O/E変換部12a−1は、光信号を電気信号に変換する。また、O/E変換部12a−1は、図3に示すように、アイドルパターン破棄部13a−1と接続する。具体的には、O/E変換部12a−1は、I/F部11a−1から受信した光信号を電気信号に変換し、アイドルパターン破棄部13a−1に送信する。
アイドルパターン破棄部13a−1は、アイドルパターンを破棄する。また、アイドルパターン破棄部13a−1は、図3に示すように、O/E変換部12a−1と変換波長決定部14a−1とに接続する。具体的には、アイドルパターン破棄部13a−1は、O/E変換部12a−1から電気信号の入力が無い場合に、アイドルパターンを破棄することで、送受信装置10a−1による光信号の送信を停止する。また、アイドルパターン破棄部13a−1は、O/E変換部12a−1から新たな電気信号の入力があった場合には、そのまま変換波長決定部14a−1に送信する。
変換波長決定部14a−1は、送受信装置10a−1にて光信号に変換する際の波長を決定する。また、変換波長決定部14a−1は、図3に示すように、アイドルパターン破棄部13a−1と、データバッファ15a−1と、変換波長記憶部50aとに接続する。
具体的には、変換波長決定部14a−1は、アイドルパターン破棄部13a−1から電気信号を受信すると、データバッファ15a−1に格納する。また、変換波長決定部14a−1は、アイドルパターン破棄部13a−1によって一旦光信号の送信が停止された後、新たに入力された信号をアイドルパターン破棄部13a−1から受信すると、変換波長記憶部50aから空き波長を取得する。また、変換波長決定部14a−1は、変換波長記憶部50aから空き波長を取得すると、取得した波長を、データバッファ15a−1に格納されている電気信号を変換する波長として、E/O変換部17a−1に設定する。また、変換波長決定部14a−1は、変換波長記憶部50aから空き波長を取得すると、トークン用データを作成して、送信を開始する。
また、変換波長決定部14a−1は、波長スイッチ部29aからトークン用データを受信すると、レスポンスデータを作成して、送信する。
データバッファ15a−1は、送受信装置10a−1が外部装置から受信した電気信号を格納する。また、データバッファ15a−1は、図3に示すように、変換波長決定部14a−1と送信制御部16a−1とに接続する。具体的には、データバッファ15a−1は、変換波長決定部14a−1から送信された電気信号を格納する。なお、データバッファ15a−1が格納する電気信号は、送信制御部16a−1によって制御されることで読み出され、送信される。また、データバッファ15a−1が格納する電気信号は、変換波長決定部14a−1によって設定された波長の光信号にE/O変換部17a−1によって変換され、送信される。
送信制御部16a−1は、光信号の送信を制御する。また、送信制御部16a−1は、図3に示すように、データバッファ15a−1とE/O変換部17a−1とに接続する。具体的には、送信制御部16a−1は、データバッファ15a−1によって格納されている電気信号を読み出し、送信する。
E/O変換部17a−1は、電気信号を光信号に変換する。具体的には、E/O変換部17a−1は、送信制御部16a−1によって制御されることでデータバッファ15a−1から読み出された電気信号を、変換波長決定部14a−1によって設定された波長の光信号に変換し、送信する。
O/E変換部18a−1は、光信号を電気信号に変換する。また、O/E変換部18a−1は、図3に示すように、波長スイッチ部29aとE/O変換部19a−1とに接続する。具体的には、O/E変換部18a−1は、波長スイッチ部29aから受信した光信号を電気信号に変換し、E/O変換部19a−1に送信する。
E/O変換部19a−1は、電気信号を光信号に変換する。また、E/O変換部19a−1は、図3に示すように、O/E変換部18a−1とI/F部11a−1とに接続する。具体的には、E/O変換部19a−1は、O/E変換部18a−1から受信した電気信号を光信号に変換し、I/F部11a−1に送信する。
なお、図4に示すように、光波長多重伝送装置200bも、光波長多重伝送装置200aと同様の構成となっている。
[実施例1における光波長多重伝送システムによる処理の手順]
続いて、図5〜図7を用いて、実施例1における光波長多重伝送システムによる処理の手順を説明する。図5−1〜図5−3は、実施例1における光波長多重伝送システムによる処理の手順を示すフローチャートである。図6および図7は、トークン用データおよびレスポンスデータを説明するための図である。
なお、図5−1および図5−3は、光波長多重伝送装置200aにおける処理の手順を説明するフローチャートである。必要に応じ、送受信装置10a−1を例に説明する。また、図5−2は、光波長多重伝送装置200bにおける処理の手順を説明するフローチャートである。必要に応じ、送受信装置10b−1を例に説明する。また、図5−1〜図5−3は、光波長多重伝送装置200aと光波長多重伝送装置200bとの間で連続して行われる処理の手順を示すものである。
図5−1に示す手順を説明する。まず、光波長多重伝送装置200aにおける送受信装置10a−1が、図示しない外部装置からデータを受信したとする(ステップS101)。なお、このデータは、送受信装置10a−1のアイドルパターン破棄部13a−1においてアイドルパターンの破棄が行われた後に、新たに受信されたものである。すると、データは、O/E変換部12a−1によって、光信号から電気信号に変換される。また、データは、アイドルパターン破棄部13a−1および変換波長決定部14a−1を経由した後、データバッファ15a−1に格納される。
データバッファ15a−1は、データを格納すると、送信要求を発行する(ステップS102)。すると、送信制御部16a−1が、データバッファ15a−1によって発行された送信要求を受け付ける(ステップS103)。
一方、送受信装置10a−1において、変換波長決定部14a−1は、変換波長記憶部50aから、空き波長を取得する(ステップS104)。そして、変換波長決定部14a−1は、取得した空き波長を、送受信装置10a−1において光信号を変換する波長として決定し、E/O変換部17a−1に設定する(ステップS105)。
さらに、変換波長決定部14a−1は、OTU(Optical Channel Transport Unit)フレームの空きOHに、ポート情報および波長情報を設定する(ステップS106)。例えば、変換波長決定部14a−1は、図6に示すOTUフレームの空きOH『RES』に、図7に示すように、ポート情報および波長情報を設定する。
ここで、『RES』は、図6に示すように、3バイト分の情報を設定することができる。このため、例えば、変換波長決定部14a−1は、図7に示すように、1バイトを用いて、トークン用データもしくはレスポンスデータの識別用のコード(『AAh』もしくは『55h』)を設定する。また、変換波長決定部14a−1は、図7に示すように、1バイトを用いて、ポート番号(『0』〜『255』)を設定する。また、変換波長決定部14a−1は、図7に示すように、1バイトを用いて、波長コード(『1』〜『88』)を設定する。
そして、変換波長決定部14a−1は、トークン用データの送信を開始する(ステップS107)。送信されたトークン用データは、波長多重部21aによって波長多重され、対向する光波長多重伝送装置200bに送信される(ステップS108)。
次に、図5−2に示す手順を説明する。まず、光波長多重伝送装置200bにおいて、波長分離部24bが、波長を分離する(ステップS201)。すると、O/E変換部28bが、光信号を電気信号に変換し、PORT認識部27bが、トークン用データを受信する(ステップS202)。
PORT認識部27bは、受信したトークン用データから、ポート情報および波長情報を取得する(ステップS203)。そして、PORT認識部27bは、取得したポート情報および波長情報を、波長スイッチ部29bに通知する(ステップS204)。
すると、波長スイッチ部29bは、通知されたポート情報で識別される送受信装置10b−1に、通知された波長情報で識別される波長の光信号で接続し(ステップS205)、トークン用データを送信する(ステップS206)。
一方、送受信装置10b−1の変換波長決定部14b−1が、トークン用データを受信する(ステップS207)。変換波長決定部14b−1は、受信したトークン用データに基づいて、波長をE/O変換部17b−1に設定する(ステップS208)。さらに、変換波長決定部14b−1は、OTUフレームの空きOHに、ポート情報および波長情報を設定する(ステップS209)。例えば、変換波長決定部14b−1は、図6に示すOTUフレームの空きOH『RES』に、図7に示すように、ポート情報および波長情報を設定する。
そして、変換波長決定部14b−1は、レスポンスデータの送信を開始する(ステップS210)。送信されたレスポンスデータは、波長多重部21bによって波長多重され、対向する光波長多重伝送装置200aに送信される(ステップS211)。
次に、図5−3に示す手順を説明する。まず、光波長多重伝送装置200aにおいて、波長分離部24aが、波長を分離する(ステップS301)。すると、O/E変換部28aが、光信号を電気信号に変換し、PORT認識部27aが、レスポンスデータを受信する(ステップS302)。
PORT認識部27aは、受信したレスポンスデータから、ポート情報および波長情報を取得する(ステップS303)。そして、PORT認識部27aは、取得したポート情報および波長情報から、光波長多重伝送装置200aと光波長多重伝送装置200bとの間でリンクが確立したことを確認し(ステップS304)、波長スイッチ部29aに通知する(ステップS305)。
すると、波長スイッチ部29aは、通知されたポート情報で識別される送受信装置10a−1に、リンクが確立されたことを通知する(ステップS306)。
一方、送受信装置10a−1の送信制御部16a−1が、リンクが確立されたことの確認を受信する。すると、送信制御部16a−1は、データバッファ15a−1に対して送信許可を出し(ステップS307)、データ送信を開始する(ステップS308)。
その後、送受信装置10a−1は、アイドルパターン破棄部13a−1においてアイドルパターンの破棄が行われたか否かを判定し(ステップS309)、破棄が行われない限りは(ステップS309否定)、送信制御部16a−1による送信を継続する(ステップS310)。一方、破棄が行われた場合には(ステップS309肯定)、送信制御部16a−1によるデータ送信を停止し(ステップS311)、変換波長決定部14a−1によるトークン用データの送信も停止し(ステップS312)、使用していた波長帯域を開放する。
[実施例1の効果]
上記してきたように、実施例1によれば、光波長多重伝送装置は、複数の送受信装置各々によって送信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送受信装置によっても現に使用されていない空き波長を判定する。また、光波長多重伝送装置は、複数の送受信装置各々によって受信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送受信装置によっても現に使用されていない空き波長を判定する。そして、複数の送受信装置各々は、送信先の装置に送信する信号の入力が無い場合に、アイドルパターンを破棄し、光信号の送信を停止する。また、複数の送受信装置各々は、光信号の送信を停止した後、新たに入力された信号によって光信号の送信を再開する際に、判定された空き波長を取得する。そして、複数の送受信装置各々は、送信先の装置に送信する信号を、送信方向および受信方向の両方向について空き波長と判定された波長の光信号に変換して装置に送信する。
このようなことから、実施例1によれば、1台の送受信装置が複数の波長に柔軟に対応することが可能になる。言い換えると、実施例1によれば、限られた波長帯域において、1台の送受信装置が、複数の送受信装置に対して光信号を送信することが可能になる。さらに、実施例1によれば、送受信装置に所定の波長が固定的に設定されるわけではないので、波長数以上の送受信装置を接続することも可能になる。また、実施例1によれば、両方向について空き波長と判定された波長の光信号に変換するので、送信側と受信側の光モジュールが一体型の場合に対応することが可能になる。
また、実施例1によれば、複数の送受信装置各々は、空き波長の光信号を送信することを通知するトークン用データを、送信先の装置に送信する。また、複数の送受信装置各々は、送信したトークン用データに対するレスポンスデータを、送信先の装置から受信する。複数の送受信装置各々は、受信したレスポンスデータが正常応答であること(リンクを確立したこと)を条件として、送信先の装置に送信する信号を、空き波長の光信号に変換して送信する。このようなことから、実施例1によれば、リンクを確立したことを確認した上で光信号を送信することで、通信を確実に行うことが可能になる。
[他の実施例]
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上記した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
実施例1においては、光波長多重伝送装置200aと光波長多重伝送装置200bとが同様の機能を有し、同様の構成であるものとして説明してきた。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。例えば、光波長多重伝送装置200aが、送信側としての機能のみを有し、光波長多重伝送装置200bが、受信側としての機能のみを有する場合にも、本発明を同様に適用することができる。この場合には、送受信装置は、各々、送信装置、受信装置として機能することになる。
また、実施例1においては、光波長多重伝送装置200aと光波長多重伝送装置200bとが、トークン用データとレスポンスデータとを送受信することでリンクを確立し、リンクを確立したことを確認した上で、データの送信を再開する手法を説明してきた。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。送信側の光波長多重伝送装置200aは、トークン用データを送信しなくてもよい。この場合には、レスポンスデータを受信することもない。すなわち、送信側の光波長多重伝送装置200aは、空き波長を取得後、リンク確立を確認することなく、取得した空き波長で光信号を変換してもよい。
また、実施例1においては、送信用の光モジュールと受信用の光モジュールとが一体型であることを想定し、送信側の光波長多重伝送装置200aは、送信方向のみならず受信方向も含む両方向で空きとなっている空き波長を使用する手法を説明してきた。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、送信用の光モジュールと受信用の光モジュールとが一体型でない場合には、光波長多重伝送装置200aは、送信方向のみの空き波長を取得して、取得した空き波長の光信号に変換すればよい。
[システム構成等]
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順(例えば、図5−1〜図5−3など)、制御手順、具体的名称、各種の信号やパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
例えば、実施例1においては、変換波長記憶部50aが、送信波長モニタ部25aから受信した波長情報と、受信制御部30aから受信した波長情報とを用いて、両方向に共通の空き波長を検索する手法を説明した。しかしながら、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、変換波長決定部14a−1が、変換波長記憶部50aから2つの波長情報を取得し、変換波長決定部14a−1自身で空き波長を決定してもよい。その他、各部において行われる処理も、適宜、他の部にて行ってもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示(例えば、図3および図4など)の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)受信装置に送信する信号を所定の波長の光信号に変換して当該受信装置に送信する送信装置を複数備えた光送信装置であって、
複数の送信装置各々によって送信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送信装置によっても現に使用されていない不使用波長を判定する不使用波長判定手段を備え、
前記複数の送信装置各々は、
受信装置に送信する信号の入力が無い場合に、光信号の送信を停止する停止手段と、
前記停止手段によって光信号の送信が停止された後、新たに入力された信号によって光信号の送信が再開される際に、前記不使用波長判定手段によって判定された不使用波長を取得する不使用波長取得手段と、
受信装置に送信する信号を、前記不使用波長取得手段によって取得された不使用波長の光信号に変換して当該受信装置に送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする光送信装置。
(付記2)前記複数の送信装置各々は、
前記不使用波長取得手段によって取得された不使用波長の光信号を送信することを通知する波長通知を前記受信装置に送信する波長通知送信手段と、
前記波長通知送信手段によって送信された波長通知に対する応答を前記受信装置から受信する応答受信手段とをさらに備え、
前記送信手段は、前記応答受信手段によって受信された応答が正常応答であることを条件として、受信装置に送信する信号を、前記不使用波長取得手段によって取得された不使用波長の光信号に変換して当該受信装置に送信することを特徴とする付記1に記載の光送信装置。
(付記3)送信先の装置に送信する信号を所定の波長の光信号に変換して当該装置に送信する送受信装置を複数備えた光送受信装置であって、
複数の送受信装置各々によって送信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送受信装置によっても現に使用されていない不使用波長を判定する送信不使用波長判定手段と、
複数の送受信装置各々によって受信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送受信装置によっても現に使用されていない不使用波長を判定する受信不使用波長判定手段とを備え、
前記複数の送受信装置各々は、
送信先の装置に送信する信号の入力が無い場合に、光信号の送信を停止する停止手段と、
前記停止手段によって光信号の送信が停止された後、新たに入力された信号によって光信号の送信が再開される際に、前記送信不使用波長判定手段によって判定された不使用波長および前記受信不使用波長判定手段によって判定された不使用波長を取得する不使用波長取得手段と、
送信先の装置に送信する信号を、前記不使用波長取得手段によって取得された不使用波長の内、前記送信不使用波長判定手段および前記受信不使用波長判定手段の双方によって不使用波長と判定された波長の光信号に変換して当該装置に送信する送信手段と、
を備えたことを特徴とする光送受信装置。
実施例1における光波長多重伝送システムの概要を説明するための図である。 実施例1における光波長多重伝送システムの全体構成を示すブロック図である。 実施例1における光波長多重伝送システムの構成を示すブロック図である。 実施例1における光波長多重伝送システムの構成を示すブロック図である。 実施例1における光波長多重伝送システムによる処理の手順を示すフローチャートである。 実施例1における光波長多重伝送システムによる処理の手順を示すフローチャートである。 実施例1における光波長多重伝送システムによる処理の手順を示すフローチャートである。 トークン用データおよびレスポンスデータを説明するための図である。 トークン用データおよびレスポンスデータを説明するための図である。 従来の光波長多重伝送システムを説明するための図である。
符号の説明
100a 光波長多重伝送装置
1a−1 送受信装置
100b 光波長多重伝送装置
1b−1 送受信装置
30 光ファイバケーブル
200a 光波長多重伝送装置
10a−1 送受信装置
11a−1 I/F部
12a−1 O/E変換部
13a−1 アイドルパターン破棄部
14a−1 変換波長決定部
15a−1 データバッファ
16a−1 送信制御部
17a−1 E/O変換部
18a−1 O/E変換部
19a−1 E/O変換部
21a 波長多重部
24a 波長分離部
25a 送信波長モニタ部
26a 受信波長モニタ部
27a PORT認識部
28a O/E変換部
29a 波長スイッチ部
30a 受信制御部
50a 変換波長記憶部

Claims (3)

  1. 受信装置に送信する信号を所定の波長の光信号に変換して当該受信装置に送信する送信装置を複数備えた光送信装置であって、
    複数の送信装置各々によって送信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送信装置によっても現に使用されていない不使用波長を判定する不使用波長判定手段を備え、
    前記複数の送信装置各々は、
    受信装置に送信する信号の入力が無い場合に、光信号の送信を停止する停止手段と、
    前記停止手段によって光信号の送信が停止された後、新たに入力された信号によって光信号の送信が再開される際に、前記不使用波長判定手段によって判定された不使用波長を取得する不使用波長取得手段と、
    受信装置に送信する信号を、前記不使用波長取得手段によって取得された不使用波長の光信号に変換して当該受信装置に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする光送信装置。
  2. 前記複数の送信装置各々は、
    前記不使用波長取得手段によって取得された不使用波長の光信号を送信することを通知する波長通知を前記受信装置に送信する波長通知送信手段と、
    前記波長通知送信手段によって送信された波長通知に対する応答を前記受信装置から受信する応答受信手段とをさらに備え、
    前記送信手段は、前記応答受信手段によって受信された応答が正常応答であることを条件として、受信装置に送信する信号を、前記不使用波長取得手段によって取得された不使用波長の光信号に変換して当該受信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の光送信装置。
  3. 送信先の装置に送信する信号を所定の波長の光信号に変換して当該装置に送信する送受信装置を複数備えた光送受信装置であって、
    複数の送受信装置各々によって送信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送受信装置によっても現に使用されていない不使用波長を判定する送信不使用波長判定手段と、
    複数の送受信装置各々によって受信される光信号各々の波長を監視し、いずれの送受信装置によっても現に使用されていない不使用波長を判定する受信不使用波長判定手段とを備え、
    前記複数の送受信装置各々は、
    送信先の装置に送信する信号の入力が無い場合に、光信号の送信を停止する停止手段と、
    前記停止手段によって光信号の送信が停止された後、新たに入力された信号によって光信号の送信が再開される際に、前記送信不使用波長判定手段によって判定された不使用波長および前記受信不使用波長判定手段によって判定された不使用波長を取得する不使用波長取得手段と、
    送信先の装置に送信する信号を、前記不使用波長取得手段によって取得された不使用波長の内、前記送信不使用波長判定手段および前記受信不使用波長判定手段の双方によって不使用波長と判定された波長の光信号に変換して当該装置に送信する送信手段と、
    を備えたことを特徴とする光送受信装置。
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