JP2013183291A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】垂直信号線から出力される複数の画素信号を重み付け加算する場合に、画素信号を増幅器(PGA)により増幅する際に発生する誤差(ノイズや応答遅れによる誤差)や、画素信号をA/D変換する際に発生する誤差(ノイズによる変換誤差や量子化誤差)を含むことなく重み付け加算を行うことができる、固体撮像装置を提供する。
【解決手段】本発明の固体撮像装置では、垂直信号線VLから出力される複数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれを、重み付け加算回路10内の複数のコンデンサC1,C2,C3により一旦保持する。そして、コンデンサC1,C2,C3に保持されたそれぞれの画素信号(より正確には画素信号により充電された電荷)をコンデンサC1,C2,C3上で加算し、ノードNa上に重み付け加算された画素信号を生成する。その後、ノードNa上に生成された画素信号をPGA11に出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、固体撮像装置に関する。
近年、ビデオカメラや電子カメラが広く普及している。これらのカメラには、CCD型やCMOS型の撮像装置が使用されている。CMOS型撮像装置とは、受光画素に蓄積された信号電荷を画素部に備わったMOSトランジスタの制御電極に導き、増幅された信号を主電極から出力するものである。
例えば、図8は、CMOS型の固体撮像装置を示す回路図である。この図8に示すように、固体撮像装置1Aは、2次元状に配置された複数の画素PXからなる画素部2と、垂直走査回路3と、水平走査回路4と、画素PXの各列に対応して設けられ対応する列の画素PXの画素信号が供給される垂直信号線VLと、各垂直信号線VLに接続されたPGA(Programmable-Gain Amplifiers)と、このPGAから出力される信号をA/D(アナログ/デジタル)変換するADCとを有している。なお、画素PXの数は、この図8に示す例では、6×4(6行、4列)であるが、その数はこれに限定されない。また、図8において、符号Grで示す画素PXは、Gr(緑)を感知する画素であり、符号Rで示す画素PXは、R(赤)を感知する画素であり、符号Bで示す画素PXは、B(青)を感知する画素である。このように、画素部2には、Gr(緑)を感知する画素と、R(赤)を感知する画素と、B(青)を感知する画素とが交互に配列されている。なお、画素PXの構成(回路構成)は、図9に示す構成となる(詳細については後述する)。
そして、上記CMOS型の固体撮像装置において画素信号のダイナミックレンジを拡大する場合には、中心となる画素とその周辺の複数点の画素とを合成してダイナミックレンジを拡大する方法が用いられることがある。例えば、図10の画像の重み付けの例に示すように、同色の画素R1と、画素R2と、画素R3とを重み付けして加算することがある。すなわち、画素R1から垂直信号線VLを介して出力される信号Sig1と、画素R2から垂直信号線VLを介して出力される信号Sig2と、画素R3から垂直信号線VLを介して出力される信号Sig3との、それぞれの信号レベルを重み付け加算し(一定の割り合いで加算し)、ノイズに対する信号のダイナミックレンジを改善することがある。
例えば、画素R1の出力信号Sig1の信号レベルをSig1とし、画素R2の出力信号Sig2の信号レベルをSig2とし、画素R3の出力信号Sig3の信号レベルをSig3とした場合に、「重み付け加算値=Sig1+2×Sig2+Sig3」などと重み付け加算する。
なお、このような重み付け加算を行う場合は、画素R1,R2,R3からそれぞれ出力される出力信号Sig1,Sig2,Sig3を、固体撮像装置1A内(チップ内)のADC(A/D変換回路)または外部に設けたA/D変換回路によりデジタルデータ(デジタル値)に変換し、このデジタル値に変換された画素信号を用いて重み付け加算する方法が用いられている。
これは、垂直信号線VLから出力される信号Sig1,Sig2,Sig3は、垂直信号線VLから同時には出力されず時系列的に順次に出力されるため、信号Sig1,Sig2,Sig3を一旦デジタルデータに変換してメモリ等に格納した後に、このメモリ等に格納されたデジタル値を用いて重み付け加算を行うためである。
なお、関連する固体撮像装置がある(特許文献1を参照)。この特許文献1に記載の固体撮像装置は、限られたスペースに配置することが可能なADCを含んだ固定撮像装置を提供することを目的としている。この固体撮像装置では、垂直読出線を介して出力された画素の信号がノードに電位として保持され、複数のコンデンサが、画素の信号が保持されるノードと容量結合されている。そして、トランジスタを制御して複数のコンデンサの対極の電圧を順次切替えることにより、ノードの電位を階段状に下降させる。比較器は、ノードの電位と画素の暗状態における電位とを比較しており、ノードの電位の方が低くなったときにデジタル値の上位ビットを決定する。それに続いて、デジタル値の下位ビットの変換を開始する。
また、関連する撮像装置がある(特許文献2を参照)。この特許文献2に記載の撮像装置は、撮像装置において、固体撮像素子の蓄積期間を動的に変更することなく、できる限り人間の目の特性に合ったリニアリティの実現と、ダイナミックレンジの拡大を図ることを目的とする。この特許文献2に記載の撮像装置では、センサチップは、規格に定められた既存の1フレーム期間より短い露光期間で、1フレーム期間内で複数回画素部から読み出した撮像信号をNチャンネル並列に出力する。フレームメモリはこの撮像信号を複数フレーム分蓄積する。フレーム加算回路はフレームメモリから読み出した複数フレームの信号を加算して、規格の1フレーム分の信号を作成する。これにより、ダイナミックレンジは最大でNの2乗倍にすることができる。
特開2010−239604号公報 特開2009−239398号公報
上述のように、CMOS型固体撮像装置において画素信号のダイナミックレンジを拡大する方法として、画素から出力された画素信号を撮像装置内または外部に設けたA/D変換回路によりA/D(アナログ/デジタル)変換処理を行った後に、このデジタル値に変換された画素信号を用いて重み付け加算する方法が用いられている。
図11は、上述した画素信号をデジタル値に変換するA/D変換回路の例を示す図であり、通常のA/D変換回路の構成を示す図である。この図11に示すA/D変換回路において、PGA(増幅器)11及びADC(A/D変換回路)12の構成は、上記特許文献1に記載の固体撮像装置と同様な構成である。この図11に示す回路は、PGA11の後段に積分型のADC12を接続して構成されており、このPGA11とADC12とは、図8に示す固体撮像装置1Aにおいて、各列の垂直信号線VLごとに設けられているものである。
このADC12では、最初にダーク信号Vdarkを読み込み、これをコンパレータCP1の入力端子(−)に接続されるコンデンサC10に保持し、次に、PGA11から画素信号を読み込み、この画素信号の電圧レベルをノードVcmに保持する。そして、コンデンサCの対極の電位を変化させることにより、ノードVcmの電圧を変化させ、このノードVcmの電圧とコンデンサC10に蓄積された電圧(ダーク電位Vdark)とをコンパレータCP1によって比較することでA/D変換を行っている。なお、このA/D変換の際には、コース(coarse)変換により画素信号のデジタル値の上位ビット(例えば、上位3ビット)を決定し、ファイン(fine)変換により画素情報の下位ビット(例えば、下位12ビット)を決定するようにし、画素信号のA/D変換処理を高速に行なうようにしている(詳細については特許文献1を参照)。
そして、図10に示す同色の画素R1,R2,R3の出力信号Sig1,Sig2,Sig3に対して重み付け加算を行う場合は、個々の信号Sig1,Sig2,Sig3をPGAにより増幅し、この増幅された画素信号をADC12によりデジタルデータ(デジタル値)に変換して一旦メモリに格納し、このメモリに格納されたデジタル値を用いて重み付け加算を行う方法が用いられている。
しかしながら、このデジタル値に変換された画素データにより重み付け加算する方法においては、画素信号をPGAにより増幅する際に発生する誤差や、画像信号をA/D変換する際に発生する変換誤差をそのまま含んで加算が行われることになる。例えば、画素信号をPGAにより増幅する際に発生するノイズや応答遅れに起因する誤差や、ADC12内で発生するノイズ(例えば、切り替えスイッチにより発生するノイズ等)に起因する変換誤差や量子化誤差が、重み付け加算の際にそのまま加算されることになる。このため、画素信号をPGAにより増幅する際に発生する誤差や、画素信号をデジタル値(デジタルデータ)に変換する際に発生する変換誤差や量子化誤差を含むことなく、画素信号の重み付け加算を行える方法が提供されることが望まれていた。
本発明は、斯かる実情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、固体撮像装置の垂直信号線から出力される複数の画素信号を重み付け加算する場合に、画素信号を増幅器により増幅する際に発生する誤差(ノイズや応答遅れに起因する誤差)や、画素信号をA/D変換する際に発生する誤差(ノイズによる変換誤差や量子化誤差)を含むことなく重み付け加算を行うことができる、固体撮像装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の固体撮像装置は、行列状に配置された複数の受光画素中の選択行の画素信号を列ごとに出力する垂直信号線と、前記垂直信号線から出力される画素信号を所定数ごとに一旦保持するとともに、この保持した複数の画素信号から1つの画素信号を合成して出力する信号合成部と、前記信号合成部から出力される合成された画素信号を増幅する増幅器と、を備えることを特徴とする。
本発明の固体撮像装置においては、固体撮像装置の垂直信号線と、この垂直信号線から出力される画素信号を増幅する増幅器との間に、上記垂直信号線から順次に出力される複数の画素信号を一旦保持するとともに、この保持された複数の画素信号から1つの画素信号を合成する信号合成部を設ける。
これにより、固体撮像装置の垂直信号線から出力される複数の画素信号を重み付け加算する場合に、画素信号を増幅器により増幅する際に発生する誤差(ノイズや応答遅れに起因する誤差)や、画素信号をA/D変換する際に発生する誤差(ノイズによる変換誤差や量子化誤差)を含むことなく重み付け加算を行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係わる固体撮像装置の構成を示す図である。 重み付け加算回路10の構成を示す図である。 重み付け加算回路の動作(重み付け加算あり)を説明するためのタイムチャートである。 重み付け加算回路10の動作(重み付け加算なし)を説明するためのタイムチャートである。 本発明の第2の実施形態に係わる固体撮像装置の構成を示す図である。 第2の実施形態の変形例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係わる固体撮像装置の構成を示す図である。 CMOS型の固体撮像装置の例を示す図である。 画素回路の例を示す図である。 画素信号の重み付けの例を示す図である。 一例としてのA/D変換回路の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
(画素回路についての説明)
最初に、CMOS型固体撮像装置内の画素部を構成する画素PXについて簡単に説明する。図9は、画素回路の構成を示す図であり、1つの画素PX、垂直信号線VL、及び定電流源TDを示す回路図である。
図9に示す画素回路は、光電変換部としてのフォトダイオードPDと、電荷を受け取って電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部としてのフローティングディフュージョンFDと、フローティングディフュージョンFDの電位をリセットするリセットトランジスタRSTと、フローティングディフュージョンFDの電位に応じた信号を垂直信号線VLに供給する選択トランジスタSELと、フォトダイオードPDからフローティングディフュージョンFDに電荷を転送する電荷転送部としての転送トランジスタTXと、フローティングディフュージョンFDの電位に応じた信号を出力する増幅部としての増幅トランジスタSFとを有している。
図9において、VDDは電源電位である。なお、画素PXのトランジスタSF,TX,RST,SELは、全てNMOSトランジスタである。転送トランジスタTXのゲートは行毎に共通に接続され、そこには、転送トランジスタTXを制御する制御信号φTXが垂直走査回路3から供給される。リセットトランジスタRSTのゲートは行毎に共通に接続され、そこには、リセットトランジスタRSTを制御する制御信号φRSTが垂直走査回路3(図8を参照)から供給される。選択トランジスタSELのゲートは行毎に共通に接続され、そこには、選択トランジスタSELを制御する制御信号φSELが垂直走査回路3から供給される。
各画素PXのフォトダイオードPDは、入射光の光量(被写体光)に応じて信号電荷を生成する。各画素PXの転送トランジスタTXは、制御信号φTXのハイレベル期間にオンし、フォトダイオードPDの電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。リセットトランジスタRSTは、制御信号φRSTのハイレベル期間(電源電位VDDの期間)にオンし、フローティングディフュージョンFDをリセットする。
増幅トランジスタSFは、そのドレインが電源電位VDDに接続され、そのゲートがフローティングディフュージョンFDに接続され、そのソースが選択トランジスタSELのドレインに接続されている。選択トランジスタSELのソースは、垂直信号線VLに接続されている。定電流源TDは、垂直信号線VLに対応する画素PXの選択トランジスタSELがオンされたときに、当該垂直信号線VLに電流を流す。
各画素PXの増幅トランジスタSFは、フローティングディフュージョンFDの電圧値に応じて、選択トランジスタSELを介して垂直信号線VLに電圧を出力する。選択トランジスタSELは、制御信号φSELのハイレベル期間にオンし、増幅トランジスタSFのソースを垂直信号線VLに接続する。
なお、以下の説明において、画素R1(図10を参照)内のフォトダイオードPDを「フォトダイオードPD1」と呼び、画素R1内の転送トランジスタTXを「転送トランジスタTX1」と呼び、画素R1内のフローティングディフュージョンFDを「フローティングディフュージョンFD1」と呼び、画素R1内の増幅トランジスタSFを「増幅トランジスタSF1」と呼ぶことがある。画素R2および画素R3についても同様である。
(固体撮像装置の構成の説明)
次に、本発明の固体撮像装置の構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係わる固体撮像装置の構成を示す図である。この図1に示す固体撮像装置1は、図8に示す従来の固体撮像装置1Aと比較して、垂直信号線VLのそれぞれに重み付け加算回路10を新たに追加した点が異なり、他の構成は、図8に示す固体撮像装置1Aと同様である。このため、対応する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この図1に示すように、重み付け加算回路10は、垂直信号線VLの信号出力側のノードNa接続される回路であり、垂直信号線VLから順次に出力される所定の複数の画素信号(例えば、図10に示す画素R1,R2,R3の出力信号)を保持するとともに、この保持した画素信号に対して重み付け加算を行い、この重み付け加算された画素信号をノードNa上に出力する。この重み付け加算回路10からノードNa上に出力される重み付け加算された画素信号は、可変ゲインアンプであるPGA11により増幅され、このPGA11により増幅された画素信号が、ADC12によりデジタル値(デジタルデータ)に変換される。
図2は、上記重み付け加算回路10の構成を示す図である。
この図2に示す重み付け加算回路10は、垂直信号線VLから順次に出力される複数の画素信号(この図に示す例では、3つの画素信号Sig1,Sig2,Sig3)のそれぞれを、スイッチSW1,SW2,SW3を介してコンデンサC1,C2,C3に保持し、このコンデンサC1,C2,C3に保持された画素信号Sig1,Sig2,Sig3を重み付け加算する。すなわち、コンデンサC1,C2,C3に保持された電荷を加算(より正確には電荷をコンデンサC1,C2,C3上で再分配)することにより、ノードNa上に電圧信号(重み付け加算された画素信号)を生成する。この重み付け加算された画素信号は、スイッチSW4を介してPGA11に出力される。
PGA11は、差動増幅器(AM1)と、スイッチPGA_AZと、コンデンサC11と、可変コンデンサC12とを備える。差動増幅器AM1の正(+)入力にはリファレンス電圧VREFが接続され、負(−)入力にはコンデンサC11を介して画素信号入力が接続される。差動増幅器AM1の出力は、負帰還用の可変コンデンサC12およびスイッチPGA_AZに接続されると共に、ADC12内のスイッチSPL(図11を参照)に接続される。また、可変コンデンサC12によってPGA11のゲインを変更可能である。このPGA11のゲインは、フィルムのISO感度(例えば、ISO100,200等)に応じて切り替えられるものである。
上述したように重み付け加算回路10は、コンデンサC1,C2,C3と、スイッチSW1,SW2,SW3とで構成される。
そして、コンデンサC1の一端はスイッチSW1を介してノードNaに接続され、このコンデンサC1の他端は回路グランドGに接続されている。このスイッチSW1は、垂直信号線VLから出力される画素信号Sig1をコンデンサC1に保持するためのスイッチである。例えば、画素信号Sig1が垂直信号線VL(ノードNa)に出力されるタイミング(信号Sig1の出力期間)において、スイッチSW1をオンにすると(スイッチSW2,SW3,SW4はオフ状態)、このスイッチSW1を通してコンデンサC1に電荷が充電され、このコンデンサC1に画素信号Sig1が保持される。
また、コンデンサC2の一端はスイッチSW2を介してノードNaに接続され、このコンデンサC2の他端は回路グランドGに接続されている。このスイッチSW2は、画素信号Sig2をコンデンサC2に保持するためのスイッチである。例えば、画素信号Sig2が垂直信号線VL(ノードNa)に出力されるタイミング(信号Sig2の出力期間)において、スイッチSW2をオンにすると(スイッチSW1,SW3,SW4はオフ状態)、このスイッチSW2を通してコンデンサC2に電荷が充電され、このコンデンサC2に画素信号Sig2が保持される。
また、コンデンサC3の一端はスイッチSW3を介してノードNaに接続され、このコンデンサC3の他端は回路グランドGに接続されている。このスイッチSW3は、画素信号Sig3をコンデンサC3に保持するためのスイッチである。例えば、画素信号Sig3が垂直信号線VL(ノードNa)に出力されるタイミング(信号Sig3の出力期間)において、スイッチSW3をオンにすると(スイッチSW1,SW2,SW4はオフ状態)、このスイッチSW3を通してコンデンサC3に電荷が充電され、このコンデンサC3に画素信号Sig3が保持される。
なお、図2に示す回路において、スイッチSW1,SW2,SW3,SW4は接点記号で示されているが、実際にはMOSトランジスタや半導体スイッチ等である。また、PGA11内のスイッチPGA_AZ等についても同様である。
また、重み付け加算回路10の動作は、重み付け加算制御部21により制御される。この重み付け加算制御部21は、重み付け加算回路10内の各スイッチSW1,SW2,SW3のオン/オフを制御するとともに、ノードNaとPGA11の入力端子(−)との間に挿入されるスイッチSW4のオン/オフ(接続/開放)(すなわち、導通状態と非導通状態との切り替え)を制御する。この重み付け加算制御部21内には、画素信号保持部22と、画素信号合成部23とが設けられている。
画素信号保持部22は、垂直信号線VL上に画素信号Sig1,Sig2,Sig3が出力されるそれぞれのタイミングに合わせて、スイッチSW1,SW2,SW3のオン/オフを制御することにより、画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれを、当該画素信号に対応するコンデンサC1,C2,C3のそれぞれに保持させる。
また、画素信号合成部23は、画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれが対応するコンデンサC1,C2,C3に保持された後に、スイッチSW1,SW2,SW3を一括してオンにすることにより、コンデンサC1,C2,C3に充電された電荷を加算し(より正確には電荷をコンデンサC1,C2,C3上で再分配し)、ノードNa上に重み付け加算された画素信号(電圧信号)を生成させる。また、画素信号合成部23は、ノードNa上に重み付け加算された画素信号が生成された後に、スイッチSW4をオンにし、この重み付け加算された画素信号をPGA11に向けて出力する。
(重み付け加算回路10の動作の説明)
上述したように、重み付け加算回路10では、コンデンサC1を信号Sig1により充電し、コンデンサC2を信号Sig2により充電し、コンデンサC3を信号Sig3により充電した後に、スイッチSW1,SW2,SW3を同時にオンし(スイッチSW4はオフ)、コンデンサC1,C2,C3に充電された電荷によりノードNa上に電位を発生させることにより、信号Sig1,Sig2,Sig3の重み付け加算を行う。この場合、信号Sig1,Sig2,Sig3に対する重み付けの割り合いは、コンデンサC1、コンデンサC2、コンデンサC3の静電容量比で決まる。
この場合に、信号Sig1によりコンデンサC1に保持される電荷Q1は、
Q1=C1×Sig1、となり、
信号Sig2によりコンデンサC2に保持される電荷Q2は、
Q2=C2×Sig2、となり、
信号Sig3によりコンデンサC3に保持される電荷Q3は、
Q3=C3×Sig3、となる。
従って、コンデンサC1,C2,C3に保持されている電荷の合計Qtotalは、
Qtotal=C1×Sig1+C2×Sig2+C3×Sig3、
となる。
また、コンデンサC1,C2,C3の合計容量Ctotalは、
Ctotal=C1+C2+C3、となる。
従って、スイッチSW1,SW2,SW3を同時にオン(スイッチSW4はオフ)にした場合のノードNaの電位をVNaで表すと、
VNa=Qtotal/(C1+C2+C3)、となる。
ここで、C1:C2:C3=a:b:c、とすると、
Qtotal=C1×Sig1+(b/a)×C1×Sig2+(c/a)×C1×Sig3、となる。
従って、VNa=Qtotal/Ctotal、であるので、
VNa={C1×Sig1+(b/a)×C1×Sig2+(c/a)×C1×Sig3}/(C1+C2+C3)、
となる。
さらに、上記に説明したように、C1:C2:C3=a:b:c、であるので、
VNa={C1×Sig1+(b/a)×C1×Sig2+(c/a)×C1×Sig3}/(C1+(b/a)C1+(c/a)C1)
={Sig1+(b/a)×Sig2+(c/a)×Sig3}/(1+(b/a)+(c/a))
となる。
そして、例えば、C1:C2:C3=a:b:c=1:2:1、とすると、
VNa=(Sig1+(2/1)×Sig2+(1/1)×Sig3)/(1+(2/1)+(1/1))、
=(Sig1+2×Sig2+Sig3)/4、となる。
すなわち、信号Sig1と、Sig2と、Sig3に対して、「1:2:1」の重み付け加算を行うことができる。
このように、図2に示す重み付け加算回路10では、垂直信号線VLから出力される画素信号Sig1,Sig2,Sig3を、アナログ信号のままで重み付け加算してノードNaに電位(電圧信号)を発生させ、このノードNaに発生した電位をPGA11により増幅して、ADC12に出力する。このため、垂直信号線VLから出力される画素信号に対して重み付け加算を行う際に、PGA11において発生するノイズや、ADC12における変換誤差(例えば、スイッチの切り替えノイズの影響による誤差や量子化誤差)の影響を受けることなく、アナログ信号により重み付け加算を行うことができる。
なお、上述した例では、重み付けを行う3つの画素信号Sig1,Sig2,Sig3に対して、中心の画素信号Sig2に最も高い重み付けを与える例を示したが(通常は中心の画素信号Sig2に対して最も高い重み付けを与える)、とくにこれに限定されず、画素信号Sig1やSig3に対して最も高い重み付けを与えるようにしてもよい。
また、重み付け加算を行う画素信号の数は3つに限定されず、5つの画素信号や、7つの画素信号(基本的には奇数個の画素信号)に対して重み付け加算を行うこともできる。なお、基本的には奇数個の画素信号に対して重み付け加算であるが、偶数個の画素信号に対して重み付け加算することも可能である。
また、コンデンサC1,C2,C3の静電容量の比を、「C1:C2:C3=1:1:1」とすることにより、画素信号Sig1,Sig2,Sig3の平均化を行うこともできる。さらには、スイッチSW1,SW2,SW3を定常的にオフのままとすることにより、固体撮像装置1を、重み付け加算なしの通常の回路(後述する図4を参照)として動作させることもできる。
(重み付け加算回路10の動作タイミングについて説明)
図3は、重み付け加算回路10の動作を説明するためのタイムチャートである。この図に示すタイムチャートにおいて、図3(A)は、赤色の画素R1(図10を参照)内の選択トランジスタSEL1と、リセットトランジスタRST1と、転送トランジスタTX1のオン/オフ状態(H状態にてオン)を示している。また、図3(B)は、赤色の画素R2(図10を参照)内の選択トランジスタSEL2と、リセットトランジスタRST2と、転送トランジスタTX2のオン/オフ状態(H状態にてオン)を示し、図3(C)は、赤色の画素R3(図10を参照)内の選択トランジスタSEL3と、リセットトランジスタRST3と、転送トランジスタTX3のオン/オフ状態(H状態にてオン)を示している。
また、図3(D)は、重み付け加算回路10内の各スイッチSW1,SW2,SW3のオン/オフ状態(H状態にてオン)と、スイッチSW4のオン/オフ状態(H状態にてオン)を示している。また、図3(E)は、PGA11内のスイッチPGA_AZのオン/オフ状態(H状態にてオン)と、PGA11の出力信号PGA_outとを示している。
以下、図3を参照して、重み付け加算回路10における動作の流れについて説明する。
まず、最初に、時刻T1以前においては、図3(A)〜図3(C)に示すトランジスタ(SEL,RST,TX)が全てオフであり、また、図3(D)に示すスイッチSW1,SW2,SW3,SW4も全てオフであるとする。また、図3(E)に示すように、PGA11内のスイッチPGA_AZもオフであるとする。なお、この時刻T1以前の状態においては、スイッチSW4がオフのため、PGA11からは信号PGA_outは出力されていない。
そして、時刻T1から画素信号Sig1,Sig2,Sig3に対する重み付け加算処理が開始される。また、この重み付け加算処理の開始の際に、スイッチSW4をオフにするとともに、PGA11内のスイッチPGA_AZをオン(増幅ゲインを“0”)にし、PGA11における信号増幅動作を停止させておく。
そして、時刻T2に至ると、画素R1の画素信号Sig1のコンデンサC1への保持動作(コンデンサC1への充電動作)が開始される。この場合、図3(A)に示すように、時刻T1において、画素R1内の選択トランジスタSEL1がオンとなり、リセットトランジスタRST1がオフとなり、この状態が時刻T4まで継続される。
また、図3(D)に示すように、時刻T1において、画素信号保持部22により、重み付け加算回路10内のコンデンサC1に繋がるスイッチSW1がオンにされ、この状態が時刻T4まで継続される。
そして、時刻T1と時刻T4との間の時刻T3において、図3(A)に示すように、期間tの間、画素R1内において転送トランジスタTX1がオンになる。これにより、フォトダイオードPD1により検出された電荷が転送トランジスタTX1を介してフローティングディフュージョンFD1に転送されて電圧信号が生成され、この電圧信号を増幅トランジスタSF1により増幅した信号が選択トランジスタSEL1を介して垂直信号線VLに出力される。そして、この垂直信号線VLから出力される信号(画素信号Sig1)によりスイッチSW1を介してコンデンサC1を充電する。
そして、時刻T4に至り、図3(A)に示すように、画素R1において、選択トランジスタSEL1がオフになり、リセットトランジスタRST1がオンになることにより、垂直信号線VLへの画素信号Sig1の出力が停止する。画素信号保持部22では、時刻T4においてスイッチSW1をオフにすることにより、画素信号Sig1のコンデンサC1による保持が完了する。
続いて、時刻T5に至ると、画素R2の画素信号Sig2のコンデンサC2への保持動作(コンデンサC2の充電動作)が開始される。この場合、図3(B)に示すように、時刻T5において、画素R2内の選択トランジスタSEL2がオンとなり、リセットトランジスタRST2がオフとなり、この状態が時刻T7まで継続される。
また、図3(D)に示すように、時刻T5において、画素信号保持部22により、重み付け加算回路10内のコンデンサC2に繋がるスイッチSW2がオンにされ、この状態が時刻T7まで継続される。
そして、時刻T5と時刻T7との間の時刻T6において、図3(B)に示すように、期間tの間、画素R2内の転送トランジスタTX2がオンになる。これにより、画素R2内のフォトダイオードPD2により検出された電荷が転送トランジスタTX2を介してフローティングディフュージョンFD2に転送されて電圧信号が生成され、この電圧信号を増幅トランジスタSF2により増幅した信号が選択トランジスタSEL2を介して垂直信号線VLに出力される。そして、この垂直信号線VLから出力される信号(画素信号Sig2)によりスイッチSW2を介してコンデンサC2を充電する。
そして、時刻T7に至り、図3(B)に示すように、画素R2において、選択トランジスタSEL2がオフになり、リセットトランジスタRST2がオンになることにより、垂直信号線VLへの画素信号Sig2の出力が停止する。画素信号保持部22では、時刻T7においてスイッチSW2をオフにすることにより、画素信号Sig2のコンデンサC2による保持が完了する。
続いて、時刻T8に至ると、画素R3の画素信号Sig3のコンデンサC3への保持動作(コンデンサC3の充電動作)が開始される。この場合、図3(C)に示すように、時刻T8において、画素R3内の選択トランジスタSEL3がオンとなり、リセットトランジスタRST3がオフとなり、この状態が時刻T10まで継続される。
また、図3(D)に示すように、時刻T8において、画素信号保持部22により、重み付け加算回路10内のコンデンサC3に繋がるスイッチSW3がオンにされ、この状態が時刻T10まで継続される。
そして、時刻T8と時刻T10との間の時刻T9において、図3(C)に示すように、期間tの間、画素R3内において転送トランジスタTX3がオンになる。これにより、画素R3内のフォトダイオードPD3により検出された電荷が転送トランジスタTX3を介してフローティングディフュージョンFD3に転送されて電圧信号が生成され、この電圧信号を増幅トランジスタSF3により増幅した信号が選択トランジスタSEL3を介して垂直信号線VLに出力される。そして、この垂直信号線VLから出力される信号(画素信号Sig3)によりスイッチSW3を介してコンデンサC3を充電する。
そして、時刻T10に至り、図3(C)に示すように、画素R3において、選択トランジスタSEL3がオフになり、リセットトランジスタRST3がオンになることにより、垂直信号線VLへの画素信号Sig3の出力が停止する。画素信号保持部22では、時刻T10においてスイッチSW3をオフにすることにより、画素信号Sig3のコンデンサC3による保持が完了する。
そして、時刻T10において、画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれについて、コンデンサC1,C2,C3への保持が完了した後、時刻T11において、図3(E)に示すように、PGA11内のスイッチPGA_AZをオフすることにより、この時刻T11以降、PGA11における画素信号の増幅動作を開始させる。
そして、時刻T12に至り、重み付け加算が開始される。すなわち、図3(D)に示すように、時刻T12において、画素信号合成部23によりスイッチSW1,SW2,SW3を同時にオンし、この状態を時刻T13まで継続させる。これにより、コンデンサC1,C2,C3に充電された電荷が加算され、この電荷により重み付け加算された電圧信号(画素信号)がノードNa上に生成される。
その後、時刻T14において、図3(D)に示すように、画素信号合成部23によりスイッチSW4をオンにし、このスイッチSW4のオン状態を時刻T15まで継続させる。これにより、ノードNaの生成された電圧信号(重み付け加算された画素信号)がPGA11に向けて出力される。
このため、図3(D)に示すように、時刻T14以降、PGA11から信号PGA_out(重み付け加算した画素信号を増幅した信号)が出力される。このPGA11から出力される信号PGA_outはADC12に入力され(図11を参照)、ADC12内のノードVcmにその信号レベルが保持されるとともに、このノードVcmに保持された信号のA/D変換が行われる。
また、図4は、重み付け加算なしの場合の動作を説明するためのタイムチャートである。上述したように、重み付け加算回路10を、重み付け加算なしの回路として動作させることもできる。この重み付け加算回路10を、重み付け加算なしの回路として動作させる場合は、この図4に示すように、画素信号保持部22は、コンデンサC1,C2,C3のそれぞれに繋がるスイッチSW1,SW2,SW3を常時オフにする。
そして、時刻T1において、PGA11内のスイッチPGA_AZをオフにし、この時刻T1以降において、PGA11における画素信号の増幅動作を開始させる。そして、画素信号保持部22は、時刻T2〜時刻T3の期間において、スイッチSW4をオンし、垂直信号線VLから出力される画素信号(図示せず)をPGA11に入力させ、PGA11から画素信号を増幅した信号PGA_outを出力させる。
このようにして、重み付け加算回路10を、重み付け加算なしの回路として動作させることも可能である。
[第2の実施形態]
上述した第1の実施形態の重み付け加算回路10においては、信号Sig1,Sig2,Sig3の重み付け加算を行うために、コンデンサC1,C2,C3のそれぞれの静電容量を、重み付けの割り合いに応じて異なる値に設定していた。これに対して、本発明の第2の実施形態として、同じ静電容量のコンデンサを使用して重み付け加算を行う例について説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係わる重み付け加算回路10Aの構成を示す図である。図5(A)に示す重み付け加算回路10Aは、図2に示す重み付け加算回路10と比較して、コンデンサC1,C2,C2’,C3の静電容量を全て同じ値とし、スイッチSW2に2つのコンデンサC2とC2’とを並列に接続した点が異なる。他の構成は、図2に示す重み付け加算回路10と同様である。このため、対応する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
このように、同じ静電容量である2つのコンデンサC2,C2’を並列に接続することにより、同じ静電容量のコンデンサC1,C2,C2’,C3を用いて、画素信号Sig1,Sig2,Sig3に対する重み付けの割り合いを「1:2:1」とすることができる。
また、固体撮像装置(チップ)上に異なる静電容量のコンデンサ素子を形成することなく、同じ静電容量のコンデンサ素子を形成すればよいので、固体撮像装置の製造工程を簡易にすることもできる。
また、図5(A)示す例では、1つのスイッチSW2に2つのコンデンサC2,C2’を並列に接続する例を示しているが、例えば、図5(B)に示すように、2つのコンデンサC2,C2’をそれぞれを独立にし、2つのスイッチSW2,SW2’を用いて個々にノードNaに接続するようにしてもよい。そして、重み付け加算を行う場合は、2つのスイッチSW2,SW2’を同時にオン/オフする。
このようにしても、同じ静電容量のコンデンサC1,C2,C2’,C3を用いて、画素信号Sig1,Sig2,Sig3に対する重み付けの割り合いを「1:2:1」とすることができる。
なお、このような構成にすることにより、例えば、スイッチSW2を常時オフに制御することにより、画素信号Sig1,Sig2,Sig3の平均化を行うことができる。また、図6(A)に示すように、コンデンサC2’に繋がるスイッチSW2’の一端を、コンデンサC2とスイッチSW1との接続点に接続する構成とすることもできる。
また、スイッチSW1,SW2,SW3のそれぞれに接続するコンデンサの個数は、任意に設定することが可能である。例えば、スイッチSW1に1個のコンデンサを、スイッチSW2に2個のコンデンサを、スイッチSW3に3個のコンデンサをそれぞれ接続することにより、画素信号Sig1,Sig2,Sig3に対する重み付けの割り合いを「1:2:3」とすることができる。
また、各スイッチSW1,SW2,SW3に複数のコンデンサを接続する場合には、各コンデンサごとにスイッチを設けるようにしてもよい。例えば、図6(B)に示すように、スイッチSW2に2つのコンデンサC2,C2’を接続する場合に、コンデンサC2’に対してスイッチSW2’を設け、また、スイッチSW3に3つのコンデンサC3,C3’,C3’’を接続する場合に、コンデンサC3’,C3’’のそれぞれに対してスイッチSW3’,SW3’’を設けるようにしてもよい。この図6(B)に示す例では、各コンデンサC2’,C3’,C3’’のそれぞれに設けたスイッチSW2’,SW3’,SW3’’のオン/オフを制御することにより、重み付けの割り合いを適宜に変更することが可能になる。
また、スイッチSW1,SW2,SW3は数は、3つに限定されず、例えば、5個や7個(基本的には奇数個)であってもよく、それぞれのスイッチに接続されるコンデンサの個数を設定することにより、所望の割り合いで重み付け加算を行うことができる。すなわち、重み付け加算回路10Aでは、任意の個数のコンデンサのそれぞれに対してスイッチを設けることにより、任意の数の画素信号に対して、任意の重み付けを設定することが可能になる。
[第3の実施形態]
上述した第1の実施形態の重み付け加算回路10、および第2の実施形態の重み付け加算回路10Aにおいては、垂直信号線VLとPGA11との信号接続点であるノードNaに重み付け加算回路を接続する例を示したが、これに限定されず、重み付け加算回路を、PGA11の出力側に配置することもできる。
図7は、本発明の第3の実施形態に係わる重み付け加算回路10Bの構成を示す図である。この図7に示す重み付け加算回路10Bは、図2に示す重み付け加算回路10と同様の構成であり、この重み付け加算回路10BがPGA11の出力側のノードNbに接続される点だけが異なる。
すなわち、図2に示す重み付け加算回路10では、垂直信号線VLから出力される信号に対して重み付け加算を行うが、図7に示す重み付け加算回路10Bでは、PGA11の出力信号PGA_outに対して重み付け加算を行うものである。なお、図7に示す重み付け加算回路10Bの動作は、図2に示す重み付け加算回路10と同様であり、重複する説明は省略する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、ここで本発明と上記実施形態とにおける対応関係について補足して説明する。
上記実施形態において、本発明における固体撮像装置は、固体撮像装置1が対応し、本発明における受光画素は、図8および図9に示す画素PXが対応する。また、本発明における合成部は、重み付け加算回路10が対応し、本発明における増幅器はPGA11が対応する。また、本発明における容量素子は、コンデンサC1,C2,C3が対応し、本発明における第1スイッチは、スイッチSW1,SW2,SW3が対応し、本発明における第2スイッチは、スイッチSW4が対応する。
また、本発明における画素信号保持手段は、画素信号保持部22と、この画素信号保持部22により制御されるスイッチSW1,SW2,SW3と、コンデンサC1,C2,C3とが対応する(「画素信号保持部22」で総称される)。
また、本発明における画素信号合成手段は、画素信号合成部23と、この画素信号合成部23により制御されるスイッチSW1,SW2,SW3と、コンデンサC1,C2,C3とが対応する(「画素信号合成部23」で総称される)。
(1)そして、上記実施形態において、固体撮像装置1は、行列状に配置された複数の受光画素PX中の選択行の画素信号を列ごとに出力する垂直信号線VLと、垂直信号線VLから出力される画素信号を所定数ごとに一旦保持するとともに、この保持した複数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3から1つの画素信号を合成して出力する重み付け加算回路10と、重み付け加算回路10から出力される合成された画素信号を増幅するPGA11と、を備える。
このような構成の固体撮像装置1では、固体撮像装置1の垂直信号線VLと、画素信号を増幅するPGA11との間に、重み付け加算回路10を配置する。この重み付け加算回路10は、垂直信号線VLから順次に出力される複数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3を一旦保持するとともに、この保持した複数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3から1つの画素信号を合成し、この合成された画素信号をPGA11に出力する。
これにより、固体撮像装置1の垂直信号線VLから出力される複数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3を重み付け加算する場合に、画素信号をPGA11により増幅する際に発生する誤差(ノイズや応答遅れに起因する誤差)や、画素信号をA/D変換する際に発生する誤差(ノイズによる変換誤差や量子化誤差)を含むことなく重み付け加算を行うことができる。
(2)また、上記実施形態において、重み付け加算回路10は、所定数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれに対応して設けられる容量素子であって、画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれを保持するための複数のコンデンサC1,C2,C3と、所定数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれをコンデンサC1,C2,C3に保持することにより、行列状に配置された受光画素PX中の所定数の選択行の画素信号を保持する画素信号保持部22と、複数のコンデンサC1,C2,C3に保持されたそれぞれの画素信号Sig1,Sig2,Sig3を1つの画素信号に合成する画素信号合成部23と、を備える。
このような構成の固体撮像装置1では、重み付け加算回路10を備え、この重み付け加算回路10では、画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれが垂直信号線VLから出力された際に、画素信号保持部22によりスイッチSW1,SW2,SW3のオン/オフを制御し、画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれを当該画素信号に対応するコンデンサC1,C2,C3に保持する。そして、画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれがコンデンサC1,C2,C3に保持された後に、画素信号合成部23によりスイッチSW1,SW2,SW3を一括してオンにすることにより、複数のコンデンサC1,C2,C3に保持されたそれぞれの画素信号Sig1,Sig2,Sig3を1つの画素信号に合成する。
これにより、固体撮像装置1の垂直信号線VLから出力される複数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3を重み付け加算する場合に、コンデンサC1,C2,C3を用いた簡易な方法により、画素信号Sig1,Sig2,Sig3を、垂直信号線VLの出力点(ノードNa)上においてアナログ信号により重み付け加算することができる。このため、画素信号をPGA11により増幅する際に発生する誤差や、画素信号をA/D変換する際に発生する誤差を含むことなく重み付け加算を行うことができる。
(3)また、上記実施形態において、重み付け加算回路10は、所定数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれに対応して設けられるコンデンサC1,C2,C3であって、その静電容量が画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれの重み付けの割り合いに応じて設定される複数のコンデンサC1,C2,C3を備え、画素信号保持部22は、画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれを当該画素信号に対応するコンデンサC1,C2,C3を充電することにより保持し、画素信号合成部23は、画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれが当該画素信号に対応するコンデンサC1,C2,C3により全て保持された後に、複数のコンデンサC1,C2,C3に保持された電荷を当該複数のコンデンサC1,C2,C3上で再分配することにより複数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3の重み付け加算を行う。
これにより、コンデンサC1,C2,C3のそれぞれの静電容量を所望の値に設定することにより、画素信号Sig1,Sig2,Sig3に対する重み付けの割り合いを所望の値に設定することができる。
(4)また、上記実施形態において、重み付け加算回路10は、静電容量が同じ値の複数のコンデンサC1,C2,C2’,C3を備え、画素信号保持部22は、画素信号Sig1,Sig2,Sig3の重み付けの割り合いに応じて、それぞれの画素信号に対して複数のコンデンサC1,C2,C2’,C3の内から1または複数個のコンデンサを割り当て、それぞれの画素信号Sig1,Sig2,Sig3を当該画素信号に割り当てられたコンデンサを充電することにより保持し、画素信号合成部23は、それぞれの画素信号Sig1,Sig2,Sig3が当該画素信号に割り当てられたコンデンサにより全て保持された後に、複数のコンデンサC1,C2,C2’,C3に充電された電荷を当該複数のコンデンサC1,C2,C2’,C3上で再分配することにより複数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3の重み付け加算を行う。
このような構成の固体撮像装置1では、図5に示すように、複数のコンデンサC1,C2,C2’,C3の静電容量を同じ値とし、画素信号Sig1,Sig2,Sig3の重み付けの割り合いに応じて、それぞれの画素信号Sig1,Sig2,Sig3に対して上記複数のコンデンサC1,C2,C2’,C3の内から1または複数個のコンデンサを割り当てる。そして、それぞれの画素信号Sig1,Sig2,Sig3により当該画素信号に割り当てられた1または複数のコンデンサを充電することにより、当該画素信号を保持させる。そして、それぞれの画素信号Sig1,Sig2,Sig3のコンデンサによる保持が全て完了した後に、コンデンサC1,C2,C2’,C3に保持された電荷をコンデンサC1,C2,C2’,C3上で加算することにより画素信号Sig1,Sig2,Sig3を重み付け加算する。
これにより、同じ静電容量のコンデンサC1,C2,C2’,C3を用いて、画素信号Sig1,Sig2,Sig3の重み付け加算を行うことができる。
(5)また、上記実施形態において、上記所定数の画素信号は、同色の画素信号が3つ以上の奇数個(たとえば、3つまたは5つ)の画素信号である。
これにより、同色の3つの画素信号または5つの画素信号などの奇数個の画素信号に対して、垂直信号線VLの出力点(ノードNa)上においてアナログ信号による重み付け加算を行うことができる。
(6)また、上記実施形態において、上記所定数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3に対する重み付けの割り合いは、上記コンデンサC1,C2,C3に順次に保持される複数の画素信号の内の真ん中の画素信号に対する重み付けが最も大きくなるように設定される。
これにより、中心となる画素信号Sig2の画素情報を強調するとともに、周辺の画素信号Sig1,Sig2を重み付け加算することにより、ノイズに対するダイナミックレンジを改善することができる。
(7)また、上記実施形態において、重み付け加算回路10は、垂直信号線VLの信号出力側のノードNaと複数のコンデンサC1,C2,C3のそれぞれとを選択的に接続するスイッチSW1,SW2,SW3を備え、画素信号保持部22は、画素信号Sig1,Sig2,Sig3を保持する際に、当該画素信号に対応するコンデンサとノードNaとをスイッチSW1,SW2,SW3により接続し、当該画素信号により当該画素信号に対応するコンデンサC1,C2,C3を充電させ、画素信号合成部23は、画素信号Sig1,Sig2,Sig3を合成する際に、複数のコンデンサC1,C2,C3とノードNaとをそれぞれ接続するスイッチSW1,SW2,SW3を一括してオンにすることにより、複数のコンデンサC1,C2,C3に充電された電荷によりノードNa上に重み付け加算された画素信号を生成する。
このような構成の固体撮像装置1では、垂直信号線VLに画素信号Sig1が出力された際に、スイッチSW1をオンにし、画素信号Sig1によりコンデンサC1を充電することにより、画素信号Sig1をコンデンサC1に保持する。また、垂直信号線VLに画素信号Sig2が出力された際に、スイッチSW2をオンにし、画素信号Sig2によりコンデンサC2を充電することにより、画素信号Sig2をコンデンサC2に保持する。また、垂直信号線VLに画素信号Sig3が出力された際に、スイッチSW3をオンにし、画素信号Sig3によりコンデンサC3を充電することにより、画素信号Sig3をコンデンサC3に保持する。そして、画素信号Sig1,Sig2,Sig3がコンデンサC1,C2,C3に保持された後に、コンデンサC1,C2,C3とノードNaとを接続するスイッチSW1,SW2,SW3を一括してオンにすることにより、コンデンサC1,C2,C3に充電された電荷によりノードNa上に重み付け加算された画素信号を生成させる。
これにより、スイッチSW1,SW2,SW3をオン/オフ制御することにより、垂直信号線VLから出力される画素信号Sig1,Sig2,Sig3を、当該画素信号に対応するコンデンサC1,C2,C3に保持することができる。また、スイッチSW1,SW2,SW3をオン/オフ制御することにより、コンデンサC1,C2,C3に充電された電荷を加算し、ノードNa上に重み付け加算された画素信号を生成させることができる。
(8)また、上記実施形態において、重み付け加算回路10は、ノードNaとPGA11とを選択的に接続するSW4を備え、画素信号保持部22は、垂直信号線VLから所定数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれが出力される際に、当該画素信号に対応するスイッチSW1,SW2,SW3をオンにし、当該画素信号により当該画素信号に対応するコンデンサC1,C2,C3を充電し、画素信号合成部23は、上記所定数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれによるコンデンサC1,C2,C3への充電が全て完了した後に、複数のコンデンサC1,C2,C3とノードNaとを接続するそれぞれのスイッチSW1,SW2,SW3を一括してオンにし、複数のコンデンサC1,C2,C3に充電された電荷によりノードNa上に重み付け加算された画素信号を生成させるととともに、ノードNa上に重み付け加算された画素信号が生成された後に、ノードNaとPGA11とを接続するスイッチSW4をオンにすることにより当該重み付け加算された画素信号をPGA11に向けて出力する。
このような構成の固体撮像装置1では、垂直信号線VLから複数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3のそれぞれが出力された際に、当該画素信号に対応するスイッチをオンにし、当該画素信号により当該画素信号に対応するコンデンサを充電する。そして、複数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3によるコンデンサC1,C2,C3への充電が全て完了した後に、スイッチSW1,SW2,SW3を一括してオンにし、コンデンサC1,C2,C3に充電された電荷を加算(より正確にはコンデンサC1,C2,C3上で電荷を再分配)してノードNaに重み付け加算された画素信号を生成させる。そして、ノードNa上に重み付け加算された画素信号が生成された後に、ノードNaとPGA11とを接続するスイッチSW4をオンにすることにより当該重み付け加算された画素信号をPGA11に向けて出力する。
これにより、固体撮像装置1の垂直信号線VLから出力される複数の画素信号Sig1,Sig2,Sig3を垂直信号線VLの出力点(ノードNa)上において重み付け加算した後に、この重み付け加算された画素信号をPGA11に向けて出力することができる。このため、重み付け加算回路10において重み付け加算処理を行う際に、PGA11からの影響を受けることがなくなる。また、重み付け加算処理中にPGA11から不要な信号が出力されることを回避できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の固体撮像装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 固体撮像装置
2 画素部
3 垂直走査回路
4 水平走査回路
10,10A,10B 重み付け加算回路
11 PGA
12 ADC(A/D変換回路)
20 重み付け加算制御部
21 画素信号保持部
22 画素信号合成部
C1,c2,C3 コンデンサ
PX,R1,R2,R3 画素
Sig1,Sig2,Sig3 画素信号
Na ノード

Claims (8)

  1. 行列状に配置された複数の受光画素中の選択行の画素信号を列ごとに出力する垂直信号線と、
    前記垂直信号線から出力される画素信号を所定数ごとに一旦保持するとともに、この保持した複数の画素信号から1つの画素信号を合成して出力する信号合成部と、
    前記信号合成部から出力される合成された画素信号を増幅する増幅器と、
    を備えることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記信号合成部は、
    前記所定数の画素信号のそれぞれに対応して設けられる容量素子であって、前記画素信号のそれぞれを保持するための複数の容量素子と、
    前記所定数の画素信号のそれぞれを前記容量素子に保持することにより、前記行列状に配置された受光画素中の所定数の選択行の画素信号を保持する画素信号保持手段と、
    前記複数の容量素子に保持されたそれぞれの画素信号を1つの画素信号に合成する画素信号合成手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記信号合成部は、
    前記所定数の画素信号のそれぞれに対応して設けられる容量素子であって、その静電容量が前記画素信号のそれぞれの重み付けの割り合いに応じて設定される複数の容量素子を備え、
    前記画素信号保持手段は、
    前記画素信号のそれぞれを当該画素信号に対応する容量素子を充電することにより保持し、
    前記画素信号合成手段は、
    前記画素信号のそれぞれが当該画素信号に対応する容量素子により全て保持された後に、前記複数の容量素子に充電された電荷を当該複数の容量素子上で再配分することにより前記複数の画素信号の重み付け加算を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記信号合成部は、
    静電容量が同じ値の複数の容量素子を備え、
    前記画素信号保持手段は、
    前記画素信号の重み付けの割り合いに応じて、それぞれの画素信号に対して前記複数の容量素子の内から1または複数個の容量素子を割り当て、それぞれの画素信号を当該画素信号に割り当てられた容量素子を充電することにより保持し、
    前記画素信号合成手段は、
    前記それぞれの画素信号が当該画素信号に割り当てられた容量素子により全て保持された後に、前記複数の容量素子に充電された電荷を当該複数の容量素子上で再配分することにより前記複数の画素信号の重み付け加算を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の固体撮像装置。
  5. 前記所定数の画素信号は、同色の画素信号が3つ以上の奇数個の画素信号である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記所定数の画素信号に対する重み付けの割り合いは、前記容量素子に順次に保持される複数の画素信号の内の真ん中の画素信号に対する重み付けが最も大きくなるように設定される
    ことを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
  7. 前記信号合成部は、
    前記垂直信号線の信号出力側のノードと前記複数の容量素子のそれぞれとを選択的に接続する複数の第1スイッチを備え、
    前記画素信号保持手段は、
    前記画素信号を保持する際に、当該画素信号に対応する容量素子と前記ノードとを前記第1スイッチにより接続し、当該画素信号により当該画素信号に対応する容量素子を充電させ、
    前記画素信号合成手段は、
    前記画素信号を合成する際に、前記複数の容量素子と前記ノードとをそれぞれ接続する前記第1スイッチを一括してオンにすることにより、前記複数の容量素子に充電された電荷により前記ノード上に重み付け加算された画素信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記信号合成部は、
    前記ノードと前記増幅器とを選択的に接続する第2スイッチを備え、
    前記画素信号保持手段は、
    前記垂直信号線から前記所定数の画素信号のそれぞれが出力される際に、当該画素信号に対応する前記第1スイッチをオンにし、当該画素信号により当該画素信号に対応する前記容量素子を充電し、
    前記画素信号合成手段は、
    前記所定数の画素信号のそれぞれによる前記容量素子への充電が全て完了した後に、
    前記複数の容量素子と前記ノードとを接続するそれぞれの前記第1スイッチを一括してオンにし、前記複数の容量素子に充電された電荷により前記ノード上に重み付け加算された画素信号を生成させるととともに、
    前記ノード上に前記重み付け加算された画素信号が生成された後に、前記ノードと前記増幅器とを接続する前記第2スイッチをオンにすることにより当該重み付け加算された画素信号を前記増幅器に向けて出力する
    ことを特徴とする請求項7に記載の固体撮像装置。
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