JP2013181631A - ボールジョイント用ダストカバー - Google Patents

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哲雄 池田
Hiromitsu Tomiyama
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Abstract

【課題】リップの摩耗量が所定量に達したことを警告することができる安価なボールジョイント用ダストカバーを提供する。
【解決手段】筒状のダストカバー20の本体26が、ボールスタッド19の軸部21に嵌合した第1内周リップ34と第2内周リップ35を有する第1端部29と、ソケットに嵌合固定された第2端部とを備える。第1端部29に埋設された芯金27の内径部(芯金27の環状板36の内径部36a)が、第1内周リップ34内に配置されている。第1内周リップ34の摩耗が進行すると、芯金27の内径部が露出して、回転する軸部21に摺接する。摺接に伴う異音(金属接触音)で運転者に警告を与える。
【選択図】図3

Description

本発明はボールジョイント用ダストカバーに関する。
一般に、ボールジョイント用ダストカバーは、筒状をなし、上端部と下端部とを有している。上端部は、ボールスタッドの軸部の外周に嵌合するとともに、ナックルの下端面に接触している。下端部は、ボールスタッドの下端に設けられた球頭部を保持するソケットの外周に嵌合している。
特許文献1では、ダストカバーの上端部の端面に、ナックルの下端面に弾性的に接触する二重リップが設けられている。その二重リップの内側リップから離隔した位置に、補強環を埋設しており、その補強環によって、内側リップの横逃げを抑制して、ナックルの下端面に対する内側リップの押圧力を維持している。
特許第2784587号公報
しかしながら、長期の使用でリップの摩耗量が増大してシール性能が損なわれた場合、水等の侵入でボールジョイントの機能が低下するおそれがある。
そこで、本発明の目的は、リップの摩耗量が所定量に達したことを警告することができる安価なボールジョイント用ダストカバーを提供することである。
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、ボールスタッド(19)の軸部(21)がナックル(15)に締付固定され、前記ボールスタッドの球頭部(22)がソケット(17)に保持されたボールジョイント(13)に用いられるダストカバー(20;20A)であって、ゴムを含む中空の本体(26)と、環状の芯金(27;27A)と、を備え、前記本体は、前記芯金を埋設し、前記軸部に嵌合した第1端部(29)と、前記ソケットに嵌合固定された第2端部(31)と、を含み、前記第1端部は、前記軸部に弾性的に接触する複数の内周リップ(34,35)を含み、前記芯金は、何れか1つの内周リップ内に配置された内径部(36a)を含み、当該内周リップの摩耗に伴って、前記芯金の内径部が露出して前記軸部に摺接するように構成されているボールジョイント用ダストカバーを提供する。
また、請求項2のように、前記軸部と前記芯金の内径部との距離(D1)が、前記芯金の内径部が配置された内周リップの高さ(H1)よりも小さい所定量に設定されていてもよい。
また、請求項3のように、前記芯金の内径部に、複数の凹部(38)が周方向に離隔して設けられていてもよい。
請求項1の発明によれば、長期の使用で、リップの摩耗が進行して、摩耗量が所定量に達すると、芯金の内径部が、リップから露出し、回転する軸部と摺接する。その摺接に伴って、警告音としての異音(金属接触音)が発生するので、リップの摩耗量が所定量に達したことを運転者に認知させることができる。したがって、摩耗量が所定量を超える前に、ボールジョイントを交換する等のメンテナンスの実施を促すことが可能となる。しかも、これを、芯金を用いた簡単な構造でコスト安価に実現することができる。
請求項2の発明によれば、軸部と芯金の内径部との距離を、内周リップの高さよりも小さい所定量に設定することにより、警告音を発すべき摩耗量を容易に設定することができる。
請求項3の発明によれば、回転する軸部に対して摺接する、芯金の内径部の領域が、周方向に断続的に配置されるので、警告音を、より認知されやすい耳障りな音にすることができる。その結果、認知効果を高くすることができる。
本発明の一実施形態のボールジョイント用ダストカバーがアウターボールジョイントに適用されたステアリング装置の模式図である。 アウターボールジョイントとその周辺の構造の概略断面図である。 ダストカバーの第1端部の拡大断面図であり、初期状態を示している。 ダストカバーの第1端部の拡大断面図であり、内周リップの摩耗が進行した状態を示している。 本発明の別の実施形態のダストタタバーに用いられる芯金の平面図である。
以下には、図面を参照して、本発明の実施形態を具体的に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るボールジョイント用ダストカバーが適用されたステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2と、転舵輪( 図示せず) を転舵するラックアンドピニオン機構により構成された転舵機構3とを備えている。
操舵部材2は、ステアリングシャフト4および中間軸5を介して、転舵機構3に連結されている。操舵部材2の回転は、ステアリングシャフト4および中間軸5を介して転舵機構3に伝達される。
転舵機構3は、ピニオン軸6およびラック軸7を備えている。ピニオン軸6は、中間軸5に連結された軸部8と、この軸部8の先端に設けられたピニオン9とを含む。操舵部材2の回転は、ステアリングシャフト4および中間軸5を介してピニオン軸6に伝達される。
ラック軸7は、車両の左右方向に沿って延びている。ラック軸7には、ラック10が形成されている。ピニオン9およびラック10は、互いに噛み合わされている。ピニオン軸6の回転は、ラック10およびピニオン9により、ラック軸7の軸方向移動に変換される。
ラック軸7は筒状のハウジング11に挿通されている。ラック軸7の両端部は、それぞれハウジング11から突出している。ラック軸7の各端部には、インナーボールジョイント12を介して、タイロッド14の一端が連結されている。また、各タイロッド14の他端(いわゆるタイロッドエンド)には、アウターボールジョイント13が設けられている。図示はしないが、転舵輪は、ナックル15(ナックルアーム)を介してアウターボールジョイント13に連結されている。また、アウターボールジョイント13の上部とナックル15との間を覆う本実施形態のダストカバー20が設けられている。
操舵操作(回転操作)では、前述したように、操舵部材2の回転がステアリングシャフト4および中間軸5によってピニオン軸6に伝達され、ピニオン9の回転がラック10を通じてラック軸7の軸方向移動に変換される。そのときのラック軸7の軸方向移動は、インナーボールジョイント12を介してタイロッド14に伝えられ、さらに、タイロッド14の動きがアウターボールジョイント13を介してナックル15へと伝えられる。その結果、転舵輪(図示せず)が転舵される。
図2に示すように、アウターボールジョイト13は、タイロッド14の一部を構成するハウジング16と、ハウジング16の一端に設けられたソケット17と、ソケット17に樹脂製の軸受部材18を介して傾動可能に且つ回転可能に支持されボールスタッド19と、ソケット17とナックル15との間を少なくとも覆う本実施形態のダストカバー20とを備えている。
ボールスタッド19は、一端21aと他端21bと中間のテーパ部21cとを有する軸部21と、軸部21の他端21bに一体に形成された球頭部22とを備えている。
軸部21の中間のテーパ部21cは、一端21aに向かうにしたがって、径が小さくなっている。軸部21のテーパ部21cが、ナックル15(ナックルアーム)のテーパ孔23に挿通され嵌合されている。軸部21の一端21aに設けられたねじ部24に、ナット25が嵌合され、ナット25は、ナックル15の一端面15aに係合している。ナット25の締付によって、ナット25がナックル15の一端面15aを押圧することにより、ナックル15のテーパ孔23に、軸部21のテーパ部21cに押し付けられている。その結果、ナックル15にボールスタッド19が、締付固定されている。
ダストカバー20は、例えばクロロプレンゴム等のゴムにより形成された中空の本体26と、本体26に埋設された環状の芯金27とを備えている。
ダストカバー20の本体26は、軸部21に嵌合した第1開口28を有し、芯金27を埋設した第1端部29と、ソケット17に嵌合した第2開口30を有する第2端部31と、第1端部29と第2端部31とを接続する筒状の胴部32とを備えている。
第1端部29は、ナックル15の他端面15bに対向する環状の端面29aと、第1端部29の端面29aから軸部21の軸方向に突出して第1開口28を取り囲み、ナックル15の他端面15bに弾性的に接触する環状の軸方向リップ33と、軸部21の外周(テーパ部21c)に弾性的に接触する複数の内周リップとしての第1内周リップ34および第2内周リップ35とを備えている。第2内周リップ35は、第1内周リップ34よりもナックル15側に配置されている。
図3に示すように、芯金27は、内径部36aと外径部36bとを有し、軸部21に直交して配置された環状板36と、環状板36の外径部36bから軸部21と平行に延設された円筒板37とを備えている。内径部36aおよび外径部36bは同心の円形をなしている。
環状板36の内径部36a(芯金27の内径部に相当)は、複数の内周リップ34,35のうちの何れか1つに、本実施形態では、第1内周リップ34に埋設されている。
すなわち、ダストカバー20の装着状態で、芯金27の内径部(環状板36の内径部36a)と軸部21との距離D1が、第1内周リップ34のリップ高さH1よりも小さい所定量に設定されている(D1<H1)。その所定量(距離D1)が、警告音(異音)を発生するときの、第1内周リップ34の摩耗量に相当する。したがって、距離D1の設定により、警告音を発生させるべき摩耗量を容易に設定することができる。
本実施形態によれば、長期の使用で、第1内周リップ34の摩耗が進行して、摩耗量が所定量に達すると、図4に示すように、芯金27の内径部(環状板36の内径部36a)が、第1内周リップ34から露出し、回転する軸部21に摺接する。その摺接に伴って、警告音としての異音(金属接触音)が発生するので、第1内周リップ34の摩耗量が所定量に達したことを運転者に認知させることができる。
したがって、第1内周リップ34の摩耗量が所定量を超える前に、アウターボールジョイント13を交換する等のメンテナンスの実施を促すことが可能となる。しかも、これを、芯金27を用いた簡単な構造でコスト安価に実現することができる。
なお、第1内周リップ34から芯金27が露出する状態となって、第1内周リップ34の機能が減退したとしても、残りのリップである第2内周リップ35によって、シール性が確保されているので、全体としてのシール性としては問題ない。
なお、本発明と前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、図5に示すように、芯金27Aの内径部(環状板36の内径部36a)に、周方向に並ぶ複数の凹部38を設けていてもよい。この場合、回転する軸部21に摺接する、芯金27Aの内径部(環状板の内径部36a)の領域が、周方向に断続的に配置されることになる。したがって、警告音として、より耳障りな異音(金属接触音)を発生させることができ、認知効果を高くすることができる。
また、芯金27の内径部(環状板36の内径部36a)を、第1内周リップ34に代えて、第2内周リップ35に配置してもよい。また、内周リップが3つ以上設けられ、そのうちの何れか1つの内周リップに、芯金の内径部が配置されていてもよい。
その他、本発明の請求項記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
13…アウターボールジョイント、14…タイロッド、15…ナックル、17…ソケット、18…軸受部材、19…ボールスタッド、20;20A…ダストカバー、21…軸部、21a…一端、21b…他端、21c…テーパ部、22…球頭部、23…テーパ孔、24…ねじ部、25…ナット、26…本体、27;27A…芯金、28…第1開口、29…第1端部、30…第2開口、31…第2端部、32…胴部、33…軸方向リップ、34…第1内周リップ、35…第2内周リップ、36…環状板、36a…内径部(芯金の内径部)、36b…外径部、37…円筒板、38…凹部、D1…(軸部と芯金の内径部との)距離、H1…(第1内周リップの)高さ

Claims (3)

  1. ボールスタッドの軸部がナックルに締付固定され、前記ボールスタッドの球頭部がソケットに保持されたボールジョイントに用いられるダストカバーであって、
    ゴムを含む中空の本体と、環状の芯金と、を備え、
    前記本体は、前記芯金を埋設し、前記軸部に嵌合した第1端部と、前記ソケットに嵌合固定された第2端部と、を含み、
    前記第1端部は、前記軸部に弾性的に接触する複数の内周リップを含み、
    前記芯金は、何れか1つの内周リップ内に配置された内径部を含み、当該内周リップの摩耗に伴って、前記芯金の内径部が露出して前記軸部に摺接するように構成されているボールジョイント用ダストカバー。
  2. 請求項1において、前記軸部と前記芯金の内径部との距離が、前記芯金の内径部が配置された内周リップの高さよりも小さい所定量に設定されているボールジョイント用ダストカバー。
  3. 請求項1または2において、前記芯金の内径部に、複数の凹部が周方向に離隔して設けられているボールジョイント用ダストカバー。
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