JP2013176495A - 着座快適評価方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1評価法により首部25を介した頭部20の支持方向が筋力を使わずに垂直方向となることを評価することができ、第2評価法により大腿部30に対する骨盤部35の角度を狭めていった場合に大腿部30に対する骨盤部35の角度が苦痛を感じないことを併せて評価することができる。このように評価できることにより、着座者が同じような体形でも、体格を構成する各要素の性質に鑑みた着座姿勢を考慮してシートに着座した際の快適性に関しての評価を行うことができる。
【選択図】図1
Description
本発明の第1の発明に係る着座快適評価方法は、シートに着座した際の快適性を評価する着座快適評価方法であって、首部を介した頭部の支持方向が筋力を使わずに垂直方向となることを評価する第1評価法と、大腿部に対する骨盤部の角度を狭めていった場合に大腿部に対する骨盤部の角度が苦痛を感じない限界角度内であることを評価する第2評価法と、を含むことを特徴とする。なお、大腿部に対する骨盤部の角度が苦痛を感じない角度とは、上体前屈方向の柔軟性に依存して設定される角度である。
この第1の発明に係る着座快適評価方法によれば、第1評価法により首部を介した頭部の支持方向が筋力を使わずに垂直方向となることを評価することができ、第2評価法により大腿部に対する骨盤部の角度を狭めていった場合に大腿部に対する骨盤部の角度が苦痛を感じないことを併せて評価することができる。このように評価できることにより、着座者が同じような体形でも、体格を構成する各要素の性質に鑑みた着座姿勢を考慮してシートに着座した際の快適性に関しての評価を行うことができる。
この第2の発明に係るシートによれば、着座快適性に優れたシートとできる。
この第2の発明に係るシートによれば、着座快適性に優れたシートとできる。
図1は、頭部快適状態に関しての首付角の測定を行うための計測装置50を例示する図である。図1に示す人体モデルPは、座となるシートクッション61と背凭れとなるシートバック66とを具備するシート装置60に着座している。このシート装置60には、計測装置50が配設されている。この計測装置50は、首付角の測定を行うためのものであり、詳しくは後に説明する。図1に示す人体モデルPは、通常の人間と同様、胴体10と、頭部20と、大腿部30とを具備する。胴体10は、胸部13を有する。また、胴体10と頭部20とは、首部25を介して結合される。つまり、頭部20の重量は、首部25を介して胸部13に支持される。なお、図示符号17は胴体10の腹部である。胴体10と大腿部30との間には、骨盤部35が介在される。
ここで着座快適評価方法は、次の第1評価法と第2評価法とを含む評価方法となっている。すなわち、第1評価法では、首部25を介した頭部20の支持方向が筋力を使わずに垂直方向となることを評価する。また、第2評価法では、大腿部30に対する骨盤部35の角度を狭めていった場合に大腿部30に対する骨盤部35の角度が苦痛を感じない限界角度内であることを評価する。詳しくは、次のとおりである。
頭部20と胸部13の相対角度を簡単に言い表すと、胸に対して首がどの角度で付いているかである。頭部20は、頚椎及びその周辺の筋肉で胸部13と繋がっている。当然ここにはある程度の自由度があるが、その中で首周りの筋力を最も使用しない状態を考える。なお、人体が無重力状態で脱力した時、体が自然にバランスする角度があり、この角度に個人差がある。しかし、重力のある環境で、力を抜いても頭部20には重量があるため、そこに重力が掛かり無重力状態と同様にはならない。
頭部20の重心21は、頚椎起点15の直上(直上線:S)に位置して、頭部20の重量を筋力で支える必要がない状態となっている。つまり、胸部13の角度を変えれば、無重力状態と同じになる。胸部13の角度も含めたこの状態を頭部快適状態(以後は頭部快適状態と表記する)と、この状態での頭部20と胸部13の相対角度を首付角(以後は首付角と表記する)と定義する。
これに対して図4(A)に示す人体モデルPは、頭部20の重心21が頚椎起点15の直上(直上線:S)に対して後側に位置している。このような図4(A)に示す人体モデルPが、図4(B)に示すように頚椎起点15の直上(直上線:S)に頭部20の重心21を移動させると、頭部20の重量を首部25の前側筋肉27の筋力で支えることとなる。このため、図4(B)に示す人体モデルPでは、頭部20の重心21の頚椎起点15の直上状態の維持する為に前側筋肉27の筋力を使い続けて筋疲労して頭部快適状態とはならない。
図5は、人体モデルPの骨盤部35に関して2種類のパターンを示す図である。図5(A)は、前屈方向の柔軟性に富んだ例である。これに対し、図5(B)は、前屈方向の柔軟性に乏しい例である。
骨盤部35と大腿部30の相対角度を簡単に言い表すと、大腿部30に対する骨盤部35の角度を狭めていって苦痛を感じない限界角度である。これを一般に言うヒップ角と区別して、リミットヒップ角(以後はLヒップ角と表記する)と定義する。
無重力状態で脱力した時の大腿部30と骨盤部35の角度と、今回定義しているLヒップ角は共通にはならない。無重力状態で体が自然にバランスする角度に比べ、今回定義するLヒップ角は、小さい角度となる。頼るものがない無重力状態で角度を小さくすることは、筋力を使う必要があるために快適ではない。しかし、重力がある環境でシートに座っている状態では、自身の重量をシートが支えるので、筋力を使うことはなく、Lヒップ角の状態が維持できる。
図6は、骨盤部35が立っている場合の首部25を介して頭部20を支持する胸部13の位置の例を示す図である。すなわち、図6(A)は、図5(A)に示すように骨盤部35が立っているタイプであり、Lヒップ角が小さく設定可能な人体モデルPの例となっている。ここで図6(A)では、図4(A)に示すように首付角が小さい、つまり胸部13を立てたいタイプの人体モデルPの例となっている。なお、図6(B)では、人体モデルPの首付角の変位状態が分かり易くなるように、鎖線にて図6(A)にて示す人体モデルPを図示している。
つまり、上記した着座快適評価方法に基づいてシートを設計した場合には、着座快適性に優れたシートすることができる。なお、このシートとしては、通常の家屋に置かれる椅子や、車両等の乗物に設置される乗物シート等の各種のシートに適用することができる。
なお、本発明に係る着座快適評価方法にあっては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、適宜個所を変更して構成されるものであってよい。すなわち、上記した実施の形態の着座快適評価方法には、上記したようにシート本来の機能に鑑みて適宜の設定要件および適宜の評価要件が加えられるものであってもよい。
13 胸部
15 頚椎起点
20 頭部
21 頭部の重心
25 首部
26 後側筋肉
27 前側筋肉
30 大腿部
35 骨盤部
50 計測装置
52,54,56 平面部
60 シート装置
61 シートクッション
66 シートバック
P 人体モデル
S 直上線
Claims (2)
- シートに着座した際の快適性を評価する着座快適評価方法であって、
首部を介した頭部の支持方向が筋力を使わずに垂直方向となることを評価する第1評価法と、大腿部に対する骨盤部の角度を狭めていった場合に大腿部に対する骨盤部の角度が苦痛を感じない限界角度内であることを評価する第2評価法と、を含むことを特徴とする着座快適評価方法。 - 請求項1に記載の着座快適評価方法に基づいて設計されることを特徴とするシート。
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