JP2016150186A - 着座姿勢マネキン及びシートの評価をするための情報を得る方法 - Google Patents

着座姿勢マネキン及びシートの評価をするための情報を得る方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016150186A
JP2016150186A JP2015030304A JP2015030304A JP2016150186A JP 2016150186 A JP2016150186 A JP 2016150186A JP 2015030304 A JP2015030304 A JP 2015030304A JP 2015030304 A JP2015030304 A JP 2015030304A JP 2016150186 A JP2016150186 A JP 2016150186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mannequin
chest
seat
posture
pelvis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015030304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6507702B2 (ja
Inventor
佳臣 西垣
Yoshiomi Nishigaki
佳臣 西垣
川野 健二
Kenji Kawano
健二 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2015030304A priority Critical patent/JP6507702B2/ja
Priority to DE102016202397.7A priority patent/DE102016202397A1/de
Priority to US15/046,157 priority patent/US10006837B2/en
Publication of JP2016150186A publication Critical patent/JP2016150186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6507702B2 publication Critical patent/JP6507702B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • G01M99/001Testing of furniture, e.g. seats or mattresses
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09BEDUCATIONAL OR DEMONSTRATION APPLIANCES; APPLIANCES FOR TEACHING, OR COMMUNICATING WITH, THE BLIND, DEAF OR MUTE; MODELS; PLANETARIA; GLOBES; MAPS; DIAGRAMS
    • G09B23/00Models for scientific, medical, or mathematical purposes, e.g. full-sized devices for demonstration purposes
    • G09B23/28Models for scientific, medical, or mathematical purposes, e.g. full-sized devices for demonstration purposes for medicine
    • G09B23/30Anatomical models
    • G09B23/32Anatomical models with moving parts

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

【課題】骨盤部と胸部とが相対移動可能に接続される着座姿勢マネキンに関し、胸部をシートバックに凭れかけさせない着座姿勢を表現可能とすること。【解決手段】シート90を評価するために用いられる着座姿勢マネキン1であって、シートクッション91に載せることが可能な骨盤部4を備え、シートバック92と対向する位置に配置可能であり骨盤部4との相対的な位置が変化可能な胸部3を備え、胸部3の傾きを変更可能な傾き調整装置18を備え、検出手段61により検出された結果を利用し前記傾き調整装置18をコントロールする処理装置63を備えている構成とする。【選択図】図2

Description

本発明は、着座姿勢マネキン及びシートの評価をするための情報を得る方法に関する。詳しくは、シートへの着座状態を確認するために使用する着座姿勢マネキンに関する。
従来から、人が着座する際の座(腰掛)となるシートクッションと、人が着座した際の背凭れとなるシートバックと、を備える椅子(以下「シート」と称する)が広く利用されている。このようなシートを備える車両にマネキンを搭載し、車両衝突時における車両と人体の挙動との関係性を示す情報を収集することが知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載されたマネキンは、代表的な体形を一つ再現することで、車両衝突時の人体の代表的な挙動を再現することを可能にしたものである。そのため、このマネキンを使用すれば車両衝突時の各種情報を収集することが可能となる。
このような車両衝突時の情報とは異なり、シートの快適性の指標となる情報を収集するために使用されるマネキンが開発されている(特許文献2及び3参照)。特許文献2に記載のマネキンは、脊柱の位置を調整することが可能なマネキンである。このマネキンは肩と骨盤との間にロッドを配置しており脊柱の移動範囲を規制している。特許文献3に記載のマネキンは、快適な姿勢というものに個人差があることに着目して作られたものであり、一つのマネキンの設定を変えることで、快適な姿勢を複数種類表現することを可能にしている。各個人が取りたい姿勢の特徴とシートの形状があわないと、座圧分布や姿勢に反映されるため、このようなことに関連する情報を収集することで、シートの快適性などを検討する材料とすることができる。このような情報を収集するために使用するマネキンは特許文献3に記載されるように、シートの形状にマネキンの形状がある程度追従するように構成されている。
特開2013−257287号公報 米国特許出願公開第2009/0025492号明細書 特開2014−61161号公報
ところで、特許文献1に記載のマネキンは、シートの快適性などを検討するために使用されることは意図されていない。そのため、シートに載置されたマネキンはシート形状にあわせて形状変化することはあっても、快適な姿勢を保つような調整ができるようには構成されていない。特許文献2に記載のマネキンは肩と骨盤がロッドで固定されているため、実質的に骨盤部と胸部とが相対移動可能に構成されているわけではない。特許文献3に記載のマネキンは、シートの快適性などを検討するために使用されるものである。したがって、このマネキンは、シートにもたれかかるように変形可能に構成されている。このマネキンは人体の胸郭周りに相当する部分をシートバックに凭れかけさせて使用することを意図している。このため、腰椎の部分が屈曲して、胸部がシートバックから離れると、図2に二点鎖線で示すように、マネキンの上半身は大腿部に向けて倒れこんでしまう場合がある。マネキンの胸部がシートバックにもたれかかっている場合、当該構造であっても支障は無いが、人間の着座姿勢は、そのようなものばかりではない。例えば、頭部を支える負担を軽減させるため胸郭周りをシートバックにつけず、着座者の骨盤周りのみをシートバックに当接させるように着座することも想定される。特許文献3に記載されているマネキンでは、このような着座姿勢を表現することが困難であった。
本発明は、上記した点に鑑みて創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、骨盤部と胸部とが相対移動可能に接続される着座姿勢マネキンに関し、胸部をシートバックに凭れかけさせない着座姿勢を表現可能とすることにある。
上記課題を解決するために、着座姿勢マネキンは次の手段をとる。
先ず、第1の手段は、シートを評価するために用いられる着座姿勢マネキンであって、シートクッションに載せることが可能な骨盤部と、シートバックと対向する位置に配置可能であり、前記骨盤部との相対的な位置が変化可能な胸部と、前記胸部の傾きを変更可能な傾き調整装置と、検出手段により検出された結果を利用し、前記傾き調整装置をコントロールする処理装置と、を備える着座姿勢マネキンである。
この第1の手段によれば、胸部をシートバックに凭れかけさせない姿勢をとることが可能と成り得る。したがって、一つの着座姿勢マネキンで表現可能な着座姿勢の多様性を高めることが可能と成り得る。
第2の手段は、第1の手段における頭部と、前記頭部と前記胸部をつなぐ頚椎部と、が備えられ、前記処理装置は、前記頚椎部が垂直軸と略平行となるように前記傾き調整装置をコントロール可能な着座姿勢マネキンである。
この第2の手段によれば、頭部を支えるための負担を抑制した姿勢(頭部快適状態)をとろうとする挙動を再現することが可能と成り得る。したがって、頭部快適状態を維持するために必要な制御量を計測することができ得る。また、この制御量をシートの快適性の指標とすることが可能と成り得る。
第3の手段は、骨盤部と胸部が相対移動可能に接続された着座姿勢マネキンをシートに着座させ、シートの評価をするための情報を得る方法であって、検出手段により検出された結果を利用して演算し、前記演算の結果をもとに傾き調整手段の制御をすることにより着座姿勢マネキンの胸部の傾きを調整し、シートの評価をするための情報を得る方法である。
この第3の手段によれば、検出手段により検出された結果をもとに演算し、前記演算の結果をもとに傾き調整手段の制御をすることにより着座姿勢マネキンの胸部の傾きを調整し、シートの評価をするための情報を得ることが可能となる。そのため、従来では得られなかった着座姿勢における情報を得ることが可能と成り得る。そのため、従来ではできなかったシートの評価をすることが可能と成り得る。
本明細書により開示する技術によれば、骨盤部と胸部とが相対移動可能に接続される着座姿勢マネキンに関し、胸部をシートバックに凭れかけさせない着座姿勢を表現することが可能と成り得る。また、従来では得られなかった着座姿勢における情報を得ることが可能と成り得る。
実施例の着座姿勢マネキンを通常着座状態でシートに着座させた状態を表す斜視図である。 着座姿勢マネキンの側面図である。 第一変形例の着座姿勢マネキンの側面図である。 第二変形例の着座姿勢マネキンの側面図である。
以下に、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。なお、本明細書における上下方向、前後方向等の方向表示は、着座姿勢マネキン1の通常着座状態における方向を示している。つまり、図1に示すXが示す方向が前側であり、Yが示す方向が左側であり、Zが示す方向が上側である。
実施例の着座姿勢マネキン1は、人体が乗物用シート90へ着座した際の着座姿勢を表現するための着座姿勢マネキン1である。着座姿勢マネキン1は、シートクッション91に載せることが可能な骨盤部4を備え、前記骨盤部4に対して相対移動可能に接続され、シートバック92の上部と対向する位置に配置可能な胸部3を備える。また、胸部3の傾きを変更可能な傾き調整装置18と、を備える。傾き調整装置18は、検出手段61により検出された結果をもとに胸部3を調整可能なように構成されている。
図1は本発明が適用される実施例の着座姿勢マネキン1をシートクッション91とシートバック92とヘッドレスト93を有したシート90に着座させた状態を示す。ただし、腰椎部カバー82については一部省略して記載している。
着座姿勢マネキン1は、シート90に着座した際の着座姿勢を再現するために使用されるマネキンである。そのため、胸部3と骨盤部4とが相対変位可能に接続されている。また、本実施例の着座姿勢マネキン1は一つのマネキンで複数の種類の人体を表現可能なマネキンである。より詳しくは、頭部2と胸部3とがなす角度を設定することにより個人差を表現することが可能なマネキンである。また、大腿部5と骨盤部4がなす角度の許容範囲を変更可能なマネキンである。
ここで、着座姿勢マネキン1の頭部2と胸部3の相対角度を調節可能としている理由について説明する。人間の頭部は頚椎及びその周辺の筋肉で胸部と繋がっている。繋がってはいるものの頭部と胸部の相対的な位置は唯一に定められるものではなく、ある程度の自由度がある。ところで、頭部と胸部との相対的な位置が変わると、頭部重量を首周りの筋力で支える力が変化する。これは、頭部と胸部との相対的な位置をある特定の位置にすれば、首周りの筋力を最も使用しない状態(以後、頭部快適状態という)となることを意味している。この頭部快適状態というのは、無重力状態で脱力したときに体が自然にバランスをとる状態である。そして、この自然にバランスをとる状態が人によって異なる。その違いは頭部と胸部との相対角度の違いとして現れる。頭部快適状態における頭部と胸部との相対角度について、本明細書においては首付角と定義する。
人によって首付角に違いがあるということは、首回りの筋力を最も使用しない状態とする頭部と胸部の相対位置(相対角度)は、人によって違うということである。この違いを表現することができる着座姿勢マネキン1とするために、本実施例ではバネ部材と首付角調整機構30を直列に配設した構成を採用している。
次に、着座姿勢マネキン1の骨盤部4と大腿部5の相対角度を調節可能としている理由について説明する。人間の骨盤部と大腿部の相対角度を狭めていくと苦痛に感じるようになる。これは、臀部や大腿部裏側にある各筋肉の延びに対する許容値を超えるためである。この各筋肉の延びに対する許容値には個人差がある。つまり、骨盤部と大腿部の相対角度の許容値には個人差がある。本発明においては、この骨盤部と大腿部の相対角度の許容値をLヒップ角と定義する。
人によってLヒップ角に違いがあるということは、着座状態において、シートクッション91に対する骨盤部の向きに違いが生じるということである。この骨盤部の向きの違いから骨盤部と接続されている腰椎の曲がり方に違いが生じることになる。この違いを表現することができる着座姿勢マネキン1とするために、実施例では、胸部3と骨盤部4とをバネ部材で接続し、さらには当該骨盤部4と大腿部5との相対角度が調整可能にできるように構成している。
次に実施例の着座姿勢マネキン1の全体像を説明する。着座姿勢マネキン1は、複数の主要部を直列状に接続させることで形成されている。主要部は剛性体若しくは弾性体により形成されている。剛性体同士を接続する部位は互いに回動自在に接続されている。剛性体と弾性体を接続する部位は互いに密着固定されている。本実施例においては、前記剛性体として、頭部2と、胸部3と、骨盤部4と、大腿部5と、小腿部6と、足部7と、を設けている。また、前記弾性体を有する部位として腰椎部12と、頚椎部11と、を設けている。剛性体と接続する弾性体としてはバネ部材が好ましく、本実施例では板バネを使用している。
腰椎部12及び頚椎部11を形成する弾性体は、所定の範囲では変形しても弾性力によりもとの形状に戻ろうとするものである。しかし、着座姿勢マネキン1は着座姿勢を再現するために使用されるものであるため、適度に変形可能な弾性体が腰椎部12などとして選択されている。したがって、着座姿勢マネキン1の腰椎部12における屈曲箇所より上方に位置する胸部3がシート90に接触していないと腰椎部12は前屈するように屈曲する。このため、着座姿勢を保つことが困難となる虞がある。そこで、本実施例の着座姿勢マネキン1においては、胸部3の角度を調整可能な傾き調整装置18を備えている。傾き調整装置18は所定箇所に設置された検出手段61における検出結果をもとに胸部3を調整するように制御されるものである。
検出手段61はアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換手段62と接続されており、A/D変換手段62は演算可能な処理装置63であるコンピュータと接続されている。処理装置63はデジタル信号からアナログ信号に変換するD/A変換手段64とも接続されており、D/A変換手段64は増幅手段65と接続されている。増幅手段65は、傾き調整装置18と接続されている。傾き調整装置18の出力はA/D変換手段62に入力され、処理装置63における演算に利用される。
本実施例の検出手段61は、角度或いは角速度を検出可能なジャイロセンサを用いている。当該ジャイロセンサにより検知された結果をもとに、傾き調整装置18として使用される慣性ロータ14の操作をする。慣性ロータ14は円盤状のロータを回転させることにより反動トルクを発生させることができる。本実施例においては、ジャイロセンサにより得られた検出結果をもとに処理装置63によりロータの回転方向や回転速度などが定められ反動トルクの向きや大きさが調整される。反動トルクは、胸部3の傾きが所定の傾きを維持するようにコントロールされる。胸部3の傾きをコントロールするため、処理装置63ではフィードバック制御が行われている。
例えば、頭部快適状態を維持しようとすると、頚椎部11と垂直軸とがなす角度が0度前後の状態であることを維持することが考えられる。この例について、以下に説明する。頭部快適状態とするため、ジャイロセンサにより頚椎部11と垂直軸がなす角度を検出する。この検出結果に対してA/D変換を行い、処理装置63に入力する。処理装置63により演算された結果はD/A変換手段64に出力される。D/A変換手段64を経た信号は増幅手段65により増幅され、傾き調整装置18に伝達される。本実施例の傾き調整装置18は慣性ロータ14であるため、増幅手段65を経た信号はロータの回転をコントロールする。慣性ロータ14に伝達された信号により操作されたロータの回転により生じる反動トルクは、胸部3の傾きを変えるように働く。この際、慣性ロータ14の出力はA/D変換を経て処理装置63に入力される。この一連の流れを繰り返すことにより、頚椎部11と垂直軸とがなす角度が0度前後で維持されるように胸部3の角度を変化させる。この際、頚椎部11と垂直軸とがなす角度が0度前後となるように揺れ動くことを繰り返しつつ、徐々に目的の角度に収束するように胸部3が動くことになる。
次に、各部位について、説明する。着座姿勢マネキン1の頭部2は通常着座状態のときに胸部3よりも上側に位置する部位であり、頚椎部11により胸部3と接続される部位である。また、ヘッドレスト93があるシート90に対して通常着座状態のときにヘッドレスト93の前側に位置することになる部位である。本実施例の頭部2には頚椎部11が接続されている。
頚椎部11は頭部2と胸部3の間を連結する部位である。本実施例の頚椎部11は板バネ53と首付角調整機構30を直列的に配設して構成している。頚椎部11の板バネ53は、垂直状に伸びる場合、頭部2を支えることができるが、所定の角度より大きく傾くと頭部2の重さにより屈曲するように形成されている。板バネ53の一端は頭部2と固定されており、他端は首付角調整機構と接続されている。首付角調整機構は胸部3に対して板バネ53が固定される向きを調整可能としている。このため、この首付角調整機構30は胸部3と頭部2との相対角度を調節固定する機能を有する。なお、本実施例においては、頚椎部11に検出手段61であるジャイロセンサを固定している。
首付角調整機構30は頚椎部11の構成要素である板バネ53の一端と接続される変位部材32を有している。また、頭部2と胸部3との間において板バネ53と首付角調整機構30とは直列的に配設されている。首付角調整機構30を構成する変位部材32は回転軸33を中心に回転可能である。所望の位置まで回転させた変位部材32は変位部材固定螺子31で固定することができる。また、固定した変位部材32を回転させたい場合は変位部材固定螺子31を緩めることで回転させることができる。このようにして胸部3と頭部2との間の連結角度を調整することができる。
本実施例の胸部3は通常着座状態のときに骨盤部4よりも上側に位置する部位であり、変形可能な腰椎部12により骨盤部4と接続される部位である。また、シート90に着座するときにシートバック92の前側に対向するように位置する部位である。胸部3は首付角調整機構30と接続されている。着座者が頭部を支える負担が最も小さい状態である頭部快適状態は、板バネ53と垂直軸とのなす角度が0度に近い状態とすることで表現可能となる。この状態とするため、胸部3の傾きが調整される。本実施例の胸部3には慣性ロータ14が取り付けられているが、慣性ロータ14の中心軸は胸部3の重心を貫通するように配置されている。
胸部3と接続される腰椎部12は胸部3と骨盤部4の間を連結する部位である。本実施例の腰椎部12は弾性変形可能な板バネを用いて形成している。腰椎部12を形成する板バネ55は着座姿勢マネキン1が乗物用シート90に着座した際に、乗物用シート90の形状に概略沿うことが可能なように弾性力が定められている。また、腰椎部12に用いられる板バネ55は、所定の形状である場合に、胸部3より上側の部位を支えることが可能なように構成されている。
腰椎部12に接続される骨盤部4は腰椎部12の一端側に密着固定される部位であり、通常着座状態のときに主にシートクッション91上の後側に位置することになる部位である。骨盤部4には大腿部5が回動可能に接続されている。
骨盤部4と接続される大腿部5は通常着座状態のときにシートクッション91上に前後方向に延びるように位置する部位である。大腿部5は骨盤部4に対して回動可能な範囲が規制されている。本実施例においては大腿部5が回動可能な範囲を調整可能なLヒップ角調整機構40が備えられている。Lヒップ角調整機構40により設定された範囲でのみ大腿部5が回動可能なため、着座者の柔軟性などの個人差を表現することが可能となっている。
本実施例におけるLヒップ角調整機構40は大腿部5側の骨盤部4の端部位置を調整可能とする構造である。大腿部5の端部は骨盤部4の端部と当接する構造であるため、骨盤部4の端部の位置が変わることにより、大腿部5と骨盤部4とが当接する位置が変わる。このようにして、大腿部5が回動できる角度範囲を設定可能としている。なお、大腿部5が回動できる角度範囲を設定するということは、大腿部5と骨盤部4との最小相対角度を設定するということである。
Lヒップ角調整機構40は骨盤部4の大腿部5側端部に設けた調節部材41を有する。調節部材41は当接プレート43の両端部から扇形の延設部を当接プレート43に対して垂直方向に延設して構成される構造である。骨盤部4には当該調節部材41を貫通するような調節部材回動軸44が設けられている(図2参照)。なお、延設部の形状など、各種形状は本実施例に即する必要性はない。
調節部材回動軸44を中心に回動可能な調節部材41を所望の位置まで回動させてから調節部材固定螺子42で固定することができる。固定した調節部材41を回動させたい場合は調節部材固定螺子42を緩めることで回動させることができる。
本実施例の大腿部5は骨盤部4に対して回動軸35により回動可能に取り付けられている。一方、大腿部5には、前記当接プレート43に当接してそれ以上の回動が阻止される係止部36が設けられており、図2でみて大腿部5の時計回り方向のそれ以上の回動が阻止される。このようにして骨盤部4に対する大腿部5のいわゆる前屈方向の回動規制を調整可能としている。本実施例の大腿部5は小腿部6に接続されている。
本実施例の小腿部6は大腿部5に対して回動可能に接続されている。小腿部6は通常着座状態のときに主にシートクッション91よりも前側に位置することになる部位である。小腿部6は足部7に接続されている。
本実施例の足部7は小腿部6に回動可能に接続されている。通常着座状態のときに小腿部6よりも下側に位置することになる部位である。
胸部3、骨盤部4、大腿部5、小腿部6には錘70を着脱することが可能な錘取り付け部71と、当該錘取り付け部71に取り付けられた錘70が備え付けられている。当該錘70を取り替えることにより各部の重量が調整可能に構成されている。
図2に示すように、着座姿勢マネキン1の胸部3、腰椎部12、骨盤部4及び大腿部5には接面部8が形成されている。本実施例の接面部8は、着座姿勢マネキン1がシート90と接触する面側に形成される。この接面部8はシート90と接触しうる部分であり、着座姿勢マネキン1に対してシート90からの力を伝えうる部分である。
図1に示すように、本実施例の接面部8としては、胸部カバー81と、腰椎部カバー82と、骨盤部カバー83と、大腿部カバー84と、を設けている。胸部カバー81は、胸部3を覆うように後側(着座時のシートバック92側)に設けられている。腰椎部カバー82は、5つの腰椎部カバー構成要素82aからなり腰椎部12を覆うように後側(着座時のシートバック92側)に上下方向に連続して設けられている。骨盤部カバー83は、骨盤部4を覆うように後側(着座時のシートバック92及び/又はシートクッション91側)に設けられている。大腿部カバー84は、大腿部5を覆うように下側(着座時のシートクッション91側)に設けられている。なお、腰椎部カバー構成要素82aは5つである必要性は無いが、腰椎の曲線に沿うよう2つ以上あることが望ましい。
腰椎部12の周りは湾曲する部位であることから、腰椎部カバー82においては、複数の腰椎部カバー構成要素82aを組み合わせた構成としている。腰椎部カバー構成要素82aは、プレートを略C字形状の弧を描くように反らせた弧状プレートの中央から支持棒(図示せず)を突出させており、腰椎部12に対する支持部材としての役割を担う。
図2は着座姿勢マネキン1に板バネ(53,55)の変位状態を読み取るために使用される位置確認手段50を備えた状態を示している。この位置確認手段50は、本実施形態では頚椎部11の周りと腰椎部12の周りに設けられている。
腰椎部12の周りに設けられる位置確認手段50を例にして説明すると、当該位置確認手段50は骨盤部4に設けた棒状体51と、胸部3に設けた位置認識部52と、を有する構成である。位置認識部52には格子状の評価表示部を設けている。当該評価表示部は棒状体51の先端部が評価表示部のどの部分に位置するのかによって評価内容を読み取ることに利用される。当該位置確認手段50を用いれば、胸部3と骨盤部4の相対的な位置の差が理解でき、腰椎部12である板バネ55の変位状態が理解できる。
次に、本実施例の着座姿勢マネキン1の使用方法を説明するが、本明細書においては、特定の首付角及びLヒップ角を有する人を想定着座者とする。
「第一の使用方法」
想定着座者の性質を表すように、首付角調整機構30及びLヒップ角調整機構40の角度設定をする。当該状態の着座姿勢マネキン1を想定着座者マネキンということにする。想定着座者マネキンをシートバック92を有するシート90に着座させる。また、傾き調整装置18により想定着座者マネキンの胸部3の角度を調整できるように制御設定をする。胸部3の傾きの調整が落ち着いたところで、腰椎部12の板バネ55の変形状態を確認する。腰椎部12の板バネ55の変形状態は胸部3及び骨盤部4に設けられた棒状体51及び位置認識部52からなる位置確認手段50を用いる。棒状体51の先端部が位置認識部52のどの部分に位置するのかを目視で判断することで、板バネ55の変形状態を確認する。なお、同時に、座圧分布など各情報を取り入れる。
各情報を記録した後、前記した想定着座者とは異なる想定着座者の性質を表すように首付角調整機構30及び/又はLヒップ角調整機構40の角度設定をする。その後、前記した方法と同様に想定着座者マネキンをシート90に着座させ、胸部3の傾きが落ち着いたところで、各情報を確認・記録する。
同じシート90で同様な作業を繰り返した後、他のシート90でも同様な作業を繰り返す。なお、この際、胸部3の傾きを調整する機能を停止させて、想定着座者マネキンをシート90に凭れかけさせる状態の情報を記録するものとしても良い。各情報をもとに各シート90の首付角及びLヒップ角の多様性への対応度を総合的に判断する。
「第二の使用方法」
特定の想定着座者を表すことになるように首付角調整機構30の角度及びLヒップ角調整機構40の角度を設定する。当該設定が行われた着座姿勢マネキン1である想定着座者マネキンをシートバック92及びヘッドレスト93のあるシート90に着座させる。傾き調整装置18により想定着座者マネキンの胸部3の角度を調整できるように制御設定をする。
想定着座者マネキンは人体と同様な重量を再現できるように構成されている。そのため、シートクッション91などの応力緩和により、時間経過につれて想定着座者マネキンは徐々に体勢が変化していく。想定着座者マネキンが体勢を所定の状態で維持するために必要な電流値や電圧などを記録し、着座者の負担を評価するための指標とする。例えば、姿勢を維持するために必要な制御量が他のシート90より小さい場合、乗員を支える能力が優れたシート90と判断することが可能となる。
「第三の使用方法」
特定の想定着座者を表すことになるように首付角調整機構30の角度を設定する。当該設定が行われた着座姿勢マネキン1である想定着座者マネキンをシートバック92及びヘッドレスト93のあるシート90に着座させる。傾き調整装置18により想定着座者マネキンの胸部3の角度を調整できるように制御設定をする。
車両の振動を再現し、シート90を振動させる。すると振動により想定着座者マネキンは体勢を維持するのが困難となっていく。想定着座者マネキンが体勢を所定の状態で維持するために必要な電流値などを記録し、着座者の負担を評価するための指標とする。第二の使用方法と同じように、姿勢を維持するために必要な制御量が他のシート90より小さい場合、乗員を支える能力が優れたシート90と判断することが可能となる。
本実施例の着座姿勢マネキン1は、シート90を評価するために用いられる着座姿勢マネキン1であって、シートクッション91に載せることが可能な骨盤部4を備えている。そして、シートバック92と対向する位置に配置可能であり、前記骨盤部4との相対的な位置が変化可能な胸部3を備えている。また、前記胸部3の傾きを変更可能な傾き調整装置18を備えている。更には、検出手段61により検出された結果を利用し、前記傾き調整装置18をコントロールする処理装置63を備えている。このため、胸部3をシートバック92に凭れかけさせない姿勢をとることが可能と成り得る。したがって、一つの着座姿勢マネキン1で表現可能な着座姿勢の多様性を高めることが可能と成り得る。
また、多様な着座姿勢における座り心地に関する物理量(着座位置、身体各部の角度、腰椎の湾曲度、アイポイント、シート90の撓み形状、座圧分布など)を計測することが可能となる。また、シート90などに入力される振動により、着座姿勢のバランスが崩れても、バランスをとるように動かすことが可能と成り得る。このため、振動に起因して姿勢が変化する場合などにおける、着座状態の情報の変化を計測することが可能と成り得る。また、応力緩和などにより着座時間に応じてシート90による支持形態が変化する場合であっても、それに応じた着座状態の情報の変化を計測することが可能と成り得る。
本実施例の着座姿勢マネキン1は、頭部2と、頭部2と胸部3をつなぐ頚椎部11を備えている。また、処理装置63は、頚椎部11が垂直軸と略平行となるように傾き調整装置18をコントロール可能である。このため、頭部2を支えるための負担を抑制した姿勢(頭部快適状態)をとろうとする挙動を再現することが可能と成り得る。したがって、頭部快適状態を維持するために必要な制御量を計測することができ得る。また、この制御量をシート90の快適性の指標とすることが可能と成り得る。
本実施例の着座姿勢マネキン1を用いて、シート90の評価をするための情報を得ることが可能となる。より具体的には、骨盤部4と胸部3が相対移動可能に接続された着座姿勢マネキン1をシート90に着座させ、シート90の評価をするための情報を得る方法である。この際、検出手段61により検出された結果を利用して演算し、前記演算の結果をもとに傾き調整装置18の制御をすることにより着座姿勢マネキン1の胸部3の傾きを調整し、シート90の評価をするための情報を得ることが可能となる。そのため、従来では得られなかった着座姿勢における情報を得ることが可能と成り得る。そのため、従来ではできなかったシート90の評価をすることが可能と成り得る。
本実施例の場合、ジャイロセンサの検知結果が所定の範囲に収まったところで、傾き調整装置18の操作を停止させることが可能であるが、この際、傾き調整装置18は胸部3を動かすための力が働かない状態となる。つまり、傾き調整装置18は姿勢を固定するものではなく、必要時に胸部3の傾きを調整するような力を発生させるものである。より詳しくは、胸部3に働く付勢力を調整することで胸部3の傾きを調整するものである。このため、傾き調整装置18により力が発生している場合であっても、シート90の形状などの要因により、とりうる姿勢が変わるものである。したがってシート90と着座姿勢の関係を表現し易いものとなっている。
本実施例の着座姿勢マネキン1は、胸部3の傾きを調整する機能が働く場合と働かない場合を切り替えることが可能であるため、一つの着座姿勢マネキン1で多くの特性を表現することが可能となる。
着座姿勢マネキン1は実施例以外にも各種態様で形成することが可能である。その一例を図面を用いて以下に説明する。
「第一変形例」
胸部3の傾きを調整する傾き調整装置18としては、実施例のように、慣性ロータ14を使用する態様とすることに限るものではない。傾き調整装置18は、胸部3を引っ張る力の調整を行うものとすることなども可能である。例えば、図3に示す第一の変形例のように、腰椎部12の前後において流体の出入りが可能なチューブ73を設ける構成とすることが考えられる。この場合、チューブ73は胸部3と骨盤部4に対して所定箇所で固定されている。
第一変形例の場合、図示しない電磁弁を操作することによりチューブ73に圧縮空気などの流体を導入すると、チューブ73を膨らませることが可能となる。チューブ73を膨らませれば、胸部3と骨盤部4とを近づけるような力を発生させることが可能となる。例えば、腰椎部12の前側に位置するチューブ73にのみ流体を導入することで、図3の二点鎖線で示すように胸部3の傾きを変えることが可能となる。チューブ73への流体の導入量などを調整することにより、胸部3を引っ張る力の大きさを調整することが可能となる。逆に膨らませたチューブ73から流体を排出すれば、当該力を解除若しくは低減することが可能となる。このように、流体を導入するチューブ73や導入量などを調整することにより、胸部3の傾きを調整することが可能となる。
「第二変形例」
第一変形例とは異なり、胸部3と骨盤部4とに接続されている紐状物や帯状物などを巻き取ることで、胸部3と骨盤部4とを近づけるような力を発生させるものとしても良い。例えば図4に示す第二変形例のように、帯状物75の一端が胸部3に接続され、骨盤部4に接続されたローラ77に帯状物75の他端側が接続されている構成とすることが可能である。この場合、巻き取る帯状物75の選定と、帯状物75の巻き取り量を調整することにより、胸部3を引っ張る力を調整することが可能となるため、胸部3の傾きを調整することが可能となる。
以上、一つの実施例と二つの変形例を用いて実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態のほか、その他各種の形態で実施可能なものである。例えば、処理手段は着座姿勢マネキンの外部に備えていなくても良く、内部に設けた処理手段に対して接続されるように構成することも可能である。
また、検出手段は着座姿勢マネキンに備えていなくても良い。例えば、着座姿勢マネキンの所定部分の状態を検出できるように、検出手段を着座姿勢マネキンとは別に設けることも可能である。
検出手段としてはジャイロセンサではなく、角度や角速度を検出可能なその他の検出装置としても良い。また、角度や角速度でなく位置などを検出する検出手段としても良い。これら検出手段は単独又は組み合わせにより使用するものとしても良い。
着座姿勢マネキンには剛性体の全ての部位が必要なわけでなく、足部や小腿部を設けない構造としても良い。また、頭部や胸部などの各部位は人体に模した形状にする必要性はなく、着座状態を表現できていればよい。
頭部や頚椎部を設けなくても頭部快適状態を表現することは可能である。胸部が所定の角度となるように設定すれば、おのずと頭部快適状態を表現可能となるからである。但し、頚椎部や頭部が備えられていれば、胸部の傾きをコントロールしない場合の頚椎部の負担を表現可能となるため、着座姿勢マネキンの利用範囲を広げることが可能と成り得る。なお、胸部と頭部は剛体結合しているものとすることも可能である。この場合であっても、胸部の傾きを所定の想定着座者の頭部快適状態の指標とすることが可能である。
Lヒップ角調整機構は骨盤部の代わりに大腿部に設けることも可能である。また、大腿部と骨盤部の回動軸を調節部材回動軸として使用することも可能であるし、各々を別々に設けることも可能である。
板バネなどのバネ部材の変位状態を把握するに際し、目視により棒状体と位置認識部の相対位置を読み取る必要性はない。例えば棒状体に設けた発信部からの信号を、位置認識部に設けた受信部により電気的に読み込ませ、そのデータを自動的に記録させるようにしても良い。
維持されるべき所定の角度は一つに定まる角度である必要性は無く、−3度から3度の間の角度など、幅を持たせることが可能である。また、ずれを許容する範囲と収束させたい範囲は必ずしも一致する必要性は無く、例えば−3度から3度の範囲を逸脱したとされた際に、−2度から2度の範囲で角度が収まるように制御することも可能である。
首付角とLヒップ角は双方を設定しなくても良く、首付角及びLヒップ角の何れか一つを設定した着座姿勢マネキンであっても想定着座者マネキンである。
骨盤部と大腿部は必ずしも、回動軸を介して接続されている必要は無く、骨盤部と大腿部との間に接続部を配置し、当該接続部に対して骨盤部及び/又は大腿部が回動可能な構成となるようにしても良い。
直接的に胸部の傾きを変更する場合に限らず、間接的に胸部の傾きを変更するように作用する場合も、胸部の傾きがコントロールされている状態に該当する。例えば、頚部や頭部などの傾きを調整するように移動させることで、胸部の傾きが調整されれば、本明細書でいう、胸部の傾きがコントロールされている状態に該当する。
実施例や変形例には胸部に腕部などが取り付けられていないが、胸部の両側面に腕部を取り付けるものとすることも可能である。ただし、着座姿勢マネキンを設ける目的は人体を模擬することではないため、なるべく簡素な構造であることが望ましい。
また、乗物としては、車両であることに限らず、飛行機やヘリコプターなど空中を飛行する乗物や、船舶や潜水艇など海面や海中などを移動する乗物としてもよい。また、着座姿勢マネキンは乗物用シート以外にも、家具に使用される椅子など、座位をとるものに使用することが可能である。
1 着座姿勢マネキン
2 頭部
3 胸部
4 骨盤部
5 大腿部
6 小腿部
7 足部
11 頚椎部
12 腰椎部
14 慣性ロータ
18 傾き調整装置
30 首付角調整機構
40 Lヒップ角調整機構
50 位置確認手段
51 棒状体
52 位置認識部
61 検出手段
63 処理装置
81 胸部カバー
82 腰椎部カバー
82a 腰椎部カバー構成要素
83 骨盤部カバー
84 大腿部カバー
90 シート
91 シートクッション
92 シートバック
93 ヘッドレスト

Claims (3)

  1. シートを評価するために用いられる着座姿勢マネキンであって、
    シートクッションに載せることが可能な骨盤部と、
    シートバックと対向する位置に配置可能であり、前記骨盤部との相対的な位置が変化可能な胸部と、
    前記胸部の傾きを変更可能な傾き調整装置と、
    検出手段により検出された結果を利用し、前記傾き調整装置をコントロールする処理装置と、
    を備える着座姿勢マネキン。
  2. 請求項1に記載の着座姿勢マネキンであって、
    頭部と、前記頭部と前記胸部をつなぐ頚椎部と、が備えられ、
    前記処理装置は、前記頚椎部が垂直軸と略平行となるように前記傾き調整装置をコントロール可能な着座姿勢マネキン。
  3. 骨盤部と胸部が相対移動可能に接続された着座姿勢マネキンをシートに着座させ、シートの評価をするための情報を得る方法であって、
    検出手段により検出された結果を利用して演算し、前記演算の結果をもとに傾き調整手段の制御をすることにより着座姿勢マネキンの胸部の傾きを調整し、シートの評価をするための情報を得る方法。
JP2015030304A 2015-02-19 2015-02-19 着座姿勢マネキン及び着座姿勢マネキンの姿勢を制御する方法 Expired - Fee Related JP6507702B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030304A JP6507702B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 着座姿勢マネキン及び着座姿勢マネキンの姿勢を制御する方法
DE102016202397.7A DE102016202397A1 (de) 2015-02-19 2016-02-17 Sitzhaltungsdummy und verfahren zur gewinnung von informationen zur bewertung eines sitzes
US15/046,157 US10006837B2 (en) 2015-02-19 2016-02-17 Seating posture mannequin and method for obtaining information for evaluating seat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030304A JP6507702B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 着座姿勢マネキン及び着座姿勢マネキンの姿勢を制御する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016150186A true JP2016150186A (ja) 2016-08-22
JP6507702B2 JP6507702B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=56577701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015030304A Expired - Fee Related JP6507702B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 着座姿勢マネキン及び着座姿勢マネキンの姿勢を制御する方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10006837B2 (ja)
JP (1) JP6507702B2 (ja)
DE (1) DE102016202397A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019040085A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 一般社団法人日本福祉用具評価センター 姿勢再現自立型または姿勢変更自立型の人体型ダミー
JP2019170623A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 マツダ株式会社 ドライバ状態判定装置
JP2022500665A (ja) * 2018-09-21 2022-01-04 ヒューマネティクス イノベイティブ ソリューションズ,インコーポレイテッド 複数リクライニング着座姿勢における人型試験デバイスのための頸部ブラケット設計

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI583334B (zh) * 2016-02-05 2017-05-21 張麗卿 形成三維電子人台之方法及三維電子人台系統
DE202018101657U1 (de) * 2018-03-23 2019-06-27 Adient Aerospace Llc Testattrappe für einen Sitz und Vorrichtung zum Testen eines Sitzes
CN113017256B (zh) * 2021-04-30 2022-02-15 江苏食品药品职业技术学院 一种基于人体工学的一体式可站立计算机桌椅装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094358A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Japan Science & Technology Corp 二脚歩行式人型ロボット
JP2013176495A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Toyota Boshoku Corp 着座快適評価方法
JP2014061161A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Toyota Boshoku Corp シート着座姿勢マネキン

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4669302A (en) * 1985-04-24 1987-06-02 Sealy, Incorporated Deflection and topography assessment mechanism anthropomorphically natural
US5394766A (en) * 1992-07-21 1995-03-07 The Walt Disney Company Robotic human torso
US6206703B1 (en) * 1999-03-01 2001-03-27 Lear Corporation Biofidelic human seating surrogate apparatus
US6131436A (en) * 1999-03-01 2000-10-17 Lear Corporation Method and system for wear testing a seat by simulating human seating activity and robotic human body simulator for use therein
DE102007062761B4 (de) * 2007-07-27 2013-09-12 Hyundai Motor Co. Vorrichtung zum Einstellen der Position der Wirbelsäule eines Dummy-Modells
KR100862254B1 (ko) * 2007-09-05 2008-10-09 현대자동차주식회사 인체 모형의 골반 어셈블리
KR20090064308A (ko) * 2007-12-14 2009-06-18 현대자동차주식회사 시트 편의성 평가용 인체모형 시스템
JP2013257287A (ja) 2012-06-14 2013-12-26 Toyota Motor Corp 人体ダミー

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094358A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Japan Science & Technology Corp 二脚歩行式人型ロボット
JP2013176495A (ja) * 2012-02-29 2013-09-09 Toyota Boshoku Corp 着座快適評価方法
JP2014061161A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Toyota Boshoku Corp シート着座姿勢マネキン

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019040085A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 一般社団法人日本福祉用具評価センター 姿勢再現自立型または姿勢変更自立型の人体型ダミー
JP7317276B2 (ja) 2017-08-25 2023-07-31 一般財団法人Jaspec 姿勢再現自立型または姿勢変更自立型の人体型ダミー
JP2019170623A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 マツダ株式会社 ドライバ状態判定装置
JP7102850B2 (ja) 2018-03-28 2022-07-20 マツダ株式会社 ドライバ状態判定装置
JP2022500665A (ja) * 2018-09-21 2022-01-04 ヒューマネティクス イノベイティブ ソリューションズ,インコーポレイテッド 複数リクライニング着座姿勢における人型試験デバイスのための頸部ブラケット設計
JP7101876B2 (ja) 2018-09-21 2022-07-15 ヒューマネティクス イノベイティブ ソリューションズ,インコーポレイテッド 複数リクライニング着座姿勢における人型試験デバイスのための頸部ブラケット設計

Also Published As

Publication number Publication date
JP6507702B2 (ja) 2019-05-08
US20160245726A1 (en) 2016-08-25
DE102016202397A1 (de) 2016-08-25
US10006837B2 (en) 2018-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016150186A (ja) 着座姿勢マネキン及びシートの評価をするための情報を得る方法
US7878080B2 (en) Apparatus for adjusting position of vertebral column of dummy model for estimating feeling of sitting in seat
US8944977B2 (en) Combination ergonomic task chair and exercise device
JP2009063984A (ja) 人体模型の骨盤アセンブリー
Matsumoto et al. Comparison of biodynamic responses in standing and seated human bodies
EP2156766B1 (en) Chair (variants)
KR20110117193A (ko) 자세를 역학적으로 교정하기 위한 방법 및 장치
JP2013528430A (ja) 座席装置
KR101394742B1 (ko) 인체공학적 시트조절 장치 및 방법
KR20110089646A (ko) 기능성 의자
EP3427127A1 (en) Occupant support device and system for controlling objects
JP6003454B2 (ja) シート着座姿勢マネキン
KR101527933B1 (ko) 환자 맞춤형 자세 교정 의자
Desta et al. Effects of inter-subject variability and vibration magnitude on vibration transmission to head during exposure to whole-body vertical vibration
KR101270195B1 (ko) 자세조절 겸용 운동장치
DeShaw et al. Effect of lumbar support on human-head movement and discomfort in whole-body vibration
KR101913499B1 (ko) 개인 맞춤형 시트제어 장치 및 방법
JP4889877B2 (ja) 椅子
JP5906809B2 (ja) 着座快適評価方法
JP2022048230A (ja) シート
JPH0998851A (ja) 車両用シート装置
JP3389736B2 (ja) 車両のシート装置
JP3245822U (ja) 無重力姿勢機能付きチェア
KR102630274B1 (ko) 바른 자세 유지를 도와주는 자세교정의자
Teng et al. Design of seat support height based on the analysis of biomechanical characteristics of lumbar and abdomen muscles

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190318

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6507702

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees