JP2013175788A - パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール - Google Patents

パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2013175788A
JP2013175788A JP2013119032A JP2013119032A JP2013175788A JP 2013175788 A JP2013175788 A JP 2013175788A JP 2013119032 A JP2013119032 A JP 2013119032A JP 2013119032 A JP2013119032 A JP 2013119032A JP 2013175788 A JP2013175788 A JP 2013175788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal layer
power module
layer
aluminum
ceramic substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013119032A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5613913B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Nagase
敏之 長瀬
Yoshiyuki Nagatomo
義幸 長友
Yoshio Kuromitsu
祥郎 黒光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2013119032A priority Critical patent/JP5613913B2/ja
Publication of JP2013175788A publication Critical patent/JP2013175788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5613913B2 publication Critical patent/JP5613913B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/26Layer connectors, e.g. plate connectors, solder or adhesive layers; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/31Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process
    • H01L2224/32Structure, shape, material or disposition of the layer connectors after the connecting process of an individual layer connector
    • H01L2224/321Disposition
    • H01L2224/32151Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/32221Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/32225Disposition the layer connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】比較的面積の大きくても、セラミック基板の反り、割れの発生を抑制することが可能なパワーモジュール用基板、このパワーモジュール用基板の製造方法及び、このパワーモジュール用基板を用いたパワーモジュールを提供する。
【解決手段】アルミニウムの板材からなる金属層13と、この金属層13の一方の面に配設されたセラミックス基板11と、このセラミックス基板11の上に配設され、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる回路層12と、を備え、金属層13が純度99.9%以上のアルミニウムの板材からなり、金属層13の少なくとも周縁部には、金属層13よりも剛性の高い材質で構成された枠部材41が接合されることによって、金属層13よりも厚肉とされた枠体部40が形成されている
【選択図】図2

Description

この発明は、大電流、高電圧を制御する半導体装置に用いられるパワーモジュール用基板、このパワーモジュール用基板の製造方法及びこのパワーモジュール基板を備えたパワーモジュールに関するものである。
半導体素子の中でも電力供給のためのパワーモジュールは発熱量が比較的高いため、これを搭載する基板としては、例えば、AlN(窒化アルミ)からなるセラミックス基板上にAl(アルミニウム)の金属板がAl−Si系のろう材を介して接合されたパワーモジュール用基板が用いられる。
この金属板は回路層として形成され、その金属板の上には、はんだ材を介してパワー素子の半導体チップが搭載される。
また、セラミックス基板の下面にも放熱のためにAl等の金属板が接合されて金属層とされ、この金属層を介して冷却器が接合された冷却器付パワーモジュール用基板が提案されている。このような冷却器付パワーモジュール用基板においては、電子部品から発生した熱を効率的に放散することが可能となる。
ここで、セラミックス基板は、回路層と金属層との間の絶縁性を確保するとともに、パワーモジュール用基板全体の剛性を確保する役割を有している。
さらに、近年では、パワーモジュールユニットにおいて、電子部品の高集積化、高密度化が進められており、例えば特許文献2、3に記載されているように、ひとつのセラミックス基板に複数の回路層を形成したパワーモジュール用基板が提案されている。
特開2001−148451号公報 特開平10−65075号公報 特開2007−194256号公報
しかしながら、複数の回路層を形成するために、比較的サイズの大きなセラミックス基板を用いた場合には、回路層や金属層の接合時や熱サイクル負荷時において、セラミックス基板に比較的大きな反りが発生し、割れが生じるおそれがあった。つまり、面積の大きなパワーモジュール用基板を構成する際には、その剛性を確保するために大きな面積のセラミックス基板を用いる必要があるが、大きなセラミックス基板を用いると割れや反りが発生してしまうことになるのである。
特に、例えば特許文献1の図4に示すように、パワーモジュール用基板を冷却器の天板部に直接接合した冷却器付パワーモジュール用基板では、パワーモジュール用基板の熱膨張係数はセラミックス基板に依存して比較的小さく、冷却器の天板部はアルミニウム等で構成されていて熱膨張係数が比較的大きいため、冷却器付パワーモジュールに熱サイクルが負荷された際に、熱膨張率の差によって熱応力が生じ、セラミックス基板に割れや反りが発生してしまう危険性がさらに高くなる。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、比較的面積の大きくても、セラミック基板の反り、割れの発生を抑制することが可能なパワーモジュール用基板、このパワーモジュール用基板の製造方法及び、このパワーモジュール用基板を用いたパワーモジュールを提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明のパワーモジュール用基板は、アルミニウムの板材からなる金属層と、この金属層の一方の面に配設されたセラミックス基板と、このセラミックス基板の上に配設され、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる回路層と、を備え、前記金属層が純度99.9%以上のアルミニウムの板材からなり、前記金属層の少なくとも周縁部には、前記金属層よりも剛性の高い材質で構成された枠部材が接合されることによって、前記金属層よりも厚肉とされた枠体部が形成されていることを特徴としている。
この構成のパワーモジュール用基板においては、アルミニウムの板材からなる金属層の少なくとも周縁部には、前記金属層よりも厚肉とされた枠体部が形成されていることから、金属層の剛性が向上することになり、パワーモジュール用基板自体の剛性を確保することが可能となる。よって、比較的面積の大きなパワーモジュール用基板を形成した場合に、セラミックス基板を分割して比較的面積を小さくすることが可能となり、セラミックス基板の反りや割れを抑えることができる。
また、金属層が純度99.9%以上のアルミニウム(いわゆる3Nアルミ)で構成されていることから、金属層の変形抵抗が小さく、アルミニウムとセラミックス基板との熱膨張係数の差に起因する熱応力(ひずみ)を金属層で効率的に吸収することが可能となり、セラミックス基板の反りや割れを確実に抑えることができる。なお、純度99.9%以上のアルミニウムによって金属層を構成した場合、剛性が低くなるが、枠体部を形成することによって、金属層全体の剛性を向上させることができる。
さらに、前記枠部材を前記金属層よりも剛性の高い材質で構成することによって、金属層全体の剛性を確実に向上させることが可能となる。
ここで、前記セラミックス基板が、前記金属層の一方の面に複数配設され、これら複数のセラミックス基板に回路層がそれぞれ形成されていることが好ましい。
この場合、金属層の上に、複数のセラミックス基板が配設され、このセラミックス基板の上に回路層が形成されていることから、セラミックス基板自体が分割されて比較的面積が小さくすることができ、セラミックス基板の反りや割れを抑えることが可能となる。よって、複数の回路層が形成された大型のパワーモジュール用基板を構成することが可能となる。
また、前記金属層の面積が、4000mm以上30000mm以下とされていることが好ましい。
この場合、前記金属層の面積が、4000mm以上とされているので、例えば複数のセラミックス基板を金属層上に配設することが可能となる。また、前記金属層の面積が、30000mm以下とされているので、枠体部によって金属層の剛性を確保することができる。
さらに、前記セラミックス基板の面積が、100mm以上4000mm以下とされていることが好ましい。
この場合、前記セラミックス基板の面積が、100mm以上とされているので、セラミックス基板の上に回路層を形成することができる。また、前記セラミックス基板の面積が、4000mm以下とされているので、セラミックス基板の反りや割れを確実に抑制することができる。
さらに、前記金属層が、冷却器の天板部とされることが好ましい。
この場合、金属層が冷却器の天板部としても役割を有することから、金属層の一方の面に配設されたセラミックス基板及び回路層を効率的に冷却することが可能となる。よって、回路層上に配設される電子部品から発生する熱を冷却器によって効率的に冷却することができ、電子部品が高集積、高密度に配設されたパワーモジュールユニットに適用することができる。
さらに、前記金属層には、アルミニウムの母相中に第2相が分散されてなる硬化層と、アルミニウムの単一相からなる軟質層と、が設けられていることが好ましい。
この場合、前記金属層に、アルミニウムの母相中に第2相が分散されてなる硬化層が形成されることにより、金属層全体の剛性をさらに向上させることができる。また、アルミニウムの単一相からなる軟質層を備えていることから、熱サイクル負荷時や接合時において発生する熱応力を軟質層によって吸収することができる。
また、本発明のパワーモジュール用基板の製造方法は、前述のパワーモジュール用基板を製造するパワーモジュール用基板の製造方法であって、前記金属層となるアルミニウム板の上に、前記セラミックス基板を配設し、このセラミックス基板上に回路層となる金属板を積層するとともに、前記金属層となるアルミニウム板の周縁部に枠体部を構成する枠部材を積層して、積層体を形成する積層工程と、前記積層体を積層方向に加圧するとともに加熱し、前記アルミニウム板と前記セラミックス基板との界面、前記セラミックス基板と前記金属板との界面、前記アルミニウム板と前記枠部材との界面に、それぞれ溶融アルミニウム層を形成する溶融工程と、冷却によって前記溶融アルミニウム層を凝固させる凝固工程と、を有していることを特徴としている。
この構成のパワーモジュール用基板の製造方法によれば、金属層となるアルミニウム板の周縁部に枠体部を構成する枠部材を積層するとともに、金属層となるアルミニウム板の一方の面に前記セラミックス基板を配設し、このセラミックス基板上に回路層となる金属板を積層した積層体を形成し、これを積層方向に加圧しながら加熱し、溶融アルミニウム層を形成し、これを凝固させていることから、枠体部の成形と、金属層とセラミックス基板と回路層との接合とを、一度に行うことができ、前述のパワーモジュール用基板を効率良く、かつ、確実に成形することができる。
なお、積層工程において、例えばAl−Si系等のろう材箔を、枠部材とアルミニウム板との間、アルミニウム板とセラミックス基板との間、セラミックス基板と金属板との間に配設することが好ましい。また、ろう材に替えて、銅層を介してこれらを積層してもよい。
さらに、本発明のパワーモジュール用基板の製造方法は、前述のパワーモジュール用基板を製造するパワーモジュール用基板の製造方法であって、前記金属層となるアルミニウム板の上に、前記第2相を構成する元素を含有したアルミ合金からなるろう材を介して前記セラミックス基板を配設し、このセラミックス基板上に回路層となる金属板を積層するとともに、前記金属層となるアルミニウム板の周縁部に、前記第2相を構成する元素を含有したアルミ合金からなるろう材を介して、枠体部を構成する枠部材を積層し、積層体を形成する積層工程と、前記積層体を積層方向に加圧するとともに加熱し、前記アルミニウム板と前記セラミックス基板との界面、前記セラミックス基板と前記金属板との界面、前記アルミニウム板と前記枠部材との界面に、それぞれ溶融アルミニウム層を形成する溶融工程と、冷却によって前記溶融アルミニウム層を凝固させる凝固工程と、を有し、前記溶融工程及び前記凝固工程により、前記金属層に、アルミニウムの母相中に第2相が分散されてなる硬化層を形成することを特徴としている。
この構成のパワーモジュール用基板の製造方法によれば、金属層に、硬化層と軟質層とが形成されたパワーモジュール用基板を製造することができる。なお、硬化層における第2相の分散状態は、ろう材に含まれる前記第2相を構成する元素量、溶融工程の温度及び時間、前記凝固工程の凝固速度等によって調整されることになる。
本発明のパワーモジュールは、前述のパワーモジュール用基板と、前記回路層上に搭載される電子部品と、を備えることを特徴としている。
この構成のパワーモジュールによれば、高集積、高密度のパワーモジュールユニットを構成することが可能となる。
本発明によれば、比較的面積の大きくても、セラミック基板の反り、割れの発生を抑制することが可能なパワーモジュール用基板、このパワーモジュール用基板の製造方法及び、このパワーモジュール用基板を用いたパワーモジュールを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態であるパワーモジュール用基板及びパワーモジュールの上面図である。 図1におけるX−X断面図である。 図1に示すパワーモジュール用基板の金属層の拡大説明図である。 図3に示す金属層に形成された硬化層の説明写真である。 本発明の第1の実施形態であるパワーモジュール用基板の製造方法を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態であるパワーモジュール用基板の概略説明図である。 本発明の他の実施形態であるパワーモジュール用基板の概略説明図である。 本発明の他の実施形態であるパワーモジュール用基板の上面図である。 図8におけるX−X断面図である。
以下に、本発明の実施形態について添付した図面を参照して説明する。図1、図2に本発明の第1の実施形態であるパワーモジュール用基板及びパワーモジュールを示す。
このパワーモジュール1は、回路層12が配設されたパワーモジュール用基板10と、回路層12の表面にはんだ層2を介して接合された半導体チップ3と、を備えている。ここで、はんだ層2は、例えばSn−Ag系、Sn−In系、若しくはSn−Ag−Cu系のはんだ材とされている。なお、本実施形態では、回路層12とはんだ層2との間にNiメッキ層(図示なし)が設けられている。
パワーモジュール用基板10は、金属層13と、この金属層13の一方の面(図2において上面)に複数配設されたセラミックス基板11と、このセラミックス基板11の上にそれぞれ配設された回路層12と、を備えている。本実施形態においては、ひとつの金属層13の上に、6つのセラミックス基板11及び回路層12が配設されている。
ここで、金属層13の面積(一方の面の面積)は、4000mm以上30000mm以下とされており、本実施形態では、140mm×60〜160mmの矩形平板状をなしている。
また、セラミックス基板11の面積(一方の面の面積)は、100mm以上4000mm以下とされている。
セラミックス基板11は、回路層12と金属層13との間の電気的接続を防止するものであって、本実施形態では、絶縁性の高いAlN(窒化アルミ)で構成されている。また、セラミックス基板11の厚さは、0.2mm以上1.5mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.635mmに設定されている。
回路層12は、図5に示すように、セラミックス基板11の一方の面に導電性を有する金属板22が接合されることにより形成されている。本実施形態においては、回路層12は、純度が99.9%以上のアルミニウムの圧延板からなる金属板22がセラミックス基板11に接合されることにより形成されている。ここで、セラミックス基板11と金属板22の接合には、融点降下元素であるSiを含有したAl−Si系のろう材箔24を用いている。ここで、回路層12の厚さは0.2mm以上2.5mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、1.0mmに設定されている。
金属層13は、図5に示すように、純度99.9%以上のアルミニウム板23からなり、この金属層13の一方の面にセラミックス基板11が接合されている。ここで、金属層13をなすアルミニウム板23とセラミックス基板11との接合には、融点降下元素であるSiを含有したAl−Si系のろう材箔25を用いている。ここで、金属層13の厚さは0.2mm以上2.5mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、1.0mmに設定されている。
そして、金属層13の周縁部には、図1及び図2に示すように、金属層13の一方の面に枠部材41が積層されることによって、金属層13よりも厚肉とされた枠体部40が形成されている。ここで、枠部材41は、金属層13を構成する純度99.9%以上のアルミニウム板23よりも剛性の高い材料で構成されており、本実施形態では、アルミニウム合金A1050で構成されている。また、枠部材41の厚さは、0.5mm以上5.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、1.5mmに設定されている。したがって、本実施形態では、金属層13に枠部材41が積層されることで画成された枠体部40の厚さは、2.5mmとされる。
また、金属層13には、図3に示すように、アルミニウムの母相中に第2相が分散してなる硬化層31と、アルミニウムの単一相からなる軟質層32と、が設けられている。硬化層31は、金属層13の一方の面側に形成されており、その厚さtpが5μm以上600μm以下とされている。
硬化層31においては、図4に示すように、アルミニウムの母相35中に第2相36が分散されている。本実施形態では、ろう材箔25に含有されたSiが濃縮してなる第2相36が分散されている。
なお、この硬化層31は、金属層13の一方の面のうちセラミックス基板11と接合されていない部分に形成されている。
以下に、前述したパワーモジュール用基板10の製造方法について説明する。
図5に示すように、純度99.9%以上のアルミニウム板23の一方の面の上に、厚さ5〜50μm(本実施形態では20μm)のAl−Si系のろう材箔25を配置する。本実施形態では、ろう材箔25を、アルミニウム板23の一方の面の全面を覆うように配置している。
そして、このろう材箔25が配置されたアルミニウム板23の上に、3つのセラミックス基板11が積層され、このセラミックス基板11の一方の面に、回路層12となる金属板22が、厚さ5〜50μm(本実施形態では14μm)のろう材箔24を介して積層される。さらに、アルミニウム板23の周縁部には、アルミニウム合金(A1050)からなる枠部材41が積層される。このようにして積層体20が形成される(積層工程)。
このようにして形成された積層体20を、一対のカーボン板51、51によって積層方向に挟み込む。このとき、セラミックス基板11及び金属板22が積層された部分と、枠部材41が積層された部分とで高さが異なる場合には、スペーサ52を介装させる。
そして、カーボン板51、51を互いに近接する方向に押圧することにより、積層体20をその積層方向に加圧(圧力0.5〜5kgf/cm)する。
このように積層体20を加圧した状態で真空炉内に装入して加熱し、ろう材箔24、25を溶融する(溶融工程)。ここで真空炉内の真空度は、10−3Pa〜10−5Paとされている。また、加熱条件は、630〜650℃×0.1〜0.5時間とされている。
この溶融工程によって、ろう材箔24、25が溶融し、アルミニウム板23とセラミックス基板11との界面、セラミックス基板11と金属板22との界面、アルミニウム板23と枠部材41との界面に、それぞれ溶融アルミニウム層が形成されることになる。また、アルミニウム板23の一方の面全体に溶融アルミニウム層が形成される。
次に、積層体20を冷却することによって溶融アルミニウム層を凝固させる(凝固工程)。
ここで、金属層13の一方の面上に配設されたろう材箔25が溶融することにより、金属層13の一方の面近傍には、ろう材箔25に含まれたSiの濃度が高い部分が生じることになり、このSi濃度が高い部分において、Si元素が濃縮した第2相36が晶出し、硬化層31が形成されることになる。なお、硬化層31における第2相36のサイズ、分布は、ろう材箔25におけるSiの含有量、溶融工程における加熱温度、凝固工程における冷却速度によって調整されることになる。
このようにして、ひとつの金属層13(面積4000mm以上30000mm以下)の上に、複数(6つ)のセラミックス基板11が配設され、このセラミックス基板11のそれぞれに回路層12が形成されたパワーモジュール用基板10が製造される。
以上のような構成とされた本実施形態であるパワーモジュール用基板10及びパワーモジュール1においては、面積4000mm以上30000mm以下とされた金属層13の上に、複数のセラミックス基板11が配設され、このセラミックス基板11の上にそれぞれ回路層12が形成されているので、セラミックス基板11の面積が100mm以上4000mm以下と比較的小さくなり、セラミックス基板11の反り及び割れの発生を抑えることができる。
そして、純度99.9%以上のアルミニウム板23からなる金属層13の周縁部に、金属層13よりも厚肉とされた枠体部40が形成されているので、金属層13自体の剛性が向上することになり、セラミックス基板11を前述のように分割しても、パワーモジュール用基板10全体の剛性を確保することができる。
また、金属層13が純度99.9%以上のアルミニウム板23で構成されているので、金属層13の変形抵抗が小さく、熱応力(ひずみ)を金属層13で効率的に吸収することが可能となり、セラミックス基板11の反りや割れを確実に抑えることができる。また、純度99.9%以上のアルミニウム板23は比較的剛性が低いが、枠体部40が形成されていることから金属層13全体の剛性を確保することができる。
そして、この枠体部40を構成する枠部材41が、金属層13を構成する純度99.9%のアルミニウム板23よりも剛性の高い材料であるアルミニウム合金(A1050)で構成されているので、枠体部40によって、金属層13全体の剛性を確実に向上させることが可能となる。
ここで、金属層13の面積が、4000mm以上30000mm以下とされているので、金属層13の上に複数のセラミックス基板11及び回路層12を形成することが可能となるとともに、枠体部40によって金属層13の剛性を確実に確保することができる。
さらに、セラミックス基板11の面積が、100mm以上4000mm以下とされているので、セラミックス基板11の上に回路層12を確実に形成することができるとともに、セラミックス基板11に負荷される熱応力を抑制でき、反りや割れを確実に抑制することができる。
さらに、金属層13に、アルミニウムの母相35中に第2相36が分散された硬化層31が形成されているので、金属層13全体の剛性をさらに向上させることができる。また、金属層13が、アルミニウムの単一相からなる軟質層32を備えていることから、熱応力をこの軟質層32によって吸収することができる。
また、前述のパワーモジュール用基板10の製造方法によれば、枠体部40の成形と、金属層13とセラミックス基板11と回路層12との接合とを、一度に行うことができ、本実施形態であるパワーモジュール用基板10を効率良く、かつ、確実に成形することができる。また、第2相36を構成する元素(本実施形態ではSi)を含むろう材箔25を用いることにより、金属層13に、硬化層31と軟質層32とを形成することができる。
なお、硬化層31における第2相36の分散状態は、ろう材箔25に含まれるSi量、溶融工程の温度及び時間、凝固工程の凝固速度等によって調整することが可能である。
次に、本発明の第2の実施形態について図6を参照して説明する。
この第2の実施形態であるパワーモジュール用基板110においては、金属層113の他方の面側に、冷却器部材である放熱フィン162が設けられており、金属層113が冷却器160の天板部161として利用されているのである。
このパワーモジュール用基板110は、第1の実施形態と同様にして、金属層113の一方の面に、複数のセラミックス基板111を積層し、このセラミックス基板111のそれぞれに回路層112を形成する。また、金属層113の周縁部に枠部材141を積層することによって、金属層113よりも厚肉とされた枠体部140を形成する。そして、金属層113の他方の面に複数の放熱フィン162を接合することによって製造される。
以上のような構成とされた本実施形態であるパワーモジュール用基板110においては、金属層113の他方の面に、放熱フィン162が配設され、金属層113が冷却器160の天板部161として利用されているので、金属層113の一方の面に配設されたセラミックス基板111及び回路層112を効率的に冷却することが可能となる。よって、回路層112上に配設される電子部品から発生する熱を冷却器160によって効率的に冷却することができ、電子部品が高集積、高密度に配設されるパワーモジュールユニットに適用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、金属層の一方の面側に枠部材を積層して枠体部を構成したもので説明したが、これに限定されることはなく、図7に示すように、金属層213の他方の面側に枠部材241を配設して枠体部240を形成したパワーモジュール用基板210であってもよい。
また、金属層の周縁部に枠体部を形成したものとして説明したが、これに限定されることはなく、図8及び図9に示すように、金属層313の周縁部のみでなく、金属層313の一方の面に積層された複数のセラミックス基板311同士の間にも枠部材341を配設して、枠体部340を形成したパワーモジュール用基板310であってもよい。
また、金属層の一方の面に、6つのセラミックス基板を配設したものとして説明したが、これに限定されることはなく、金属層の一方の面に配置されるセラミックス基板の個数は、金属層の大きさ、セラミックス基板の大きさ等を考慮して適宜設計変更することが可能である。
さらに、金属層に、硬化層と軟質層とが設けられたものとして説明したが、これに限定されることはなく、必ずしも硬化層が形成されていなくてもよい。
また、セラミックス基板の厚さ、材質、回路層の厚さ、材質については、本実施形態に限定されることはなく、適宜設計変更してもよい。
さらに、枠体部を構成する枠部材を、A1050からなるものとして説明したが、これに限定されることはなく、A6063等の他のアルミニウム合金であってもよいし、アルミナ(Al)等のセラミックスであってもよく、枠体部の材質に制限はない。
また、第2の実施形態において、冷却器として天板部にフィンを立設したものとして説明したが、これに限定されることはなく、冷却媒体の流路を有するものであってもよく、冷却器の構造に特に限定はない。
1 パワーモジュール
3 半導体チップ(電子部品)
10、110、210、310 パワーモジュール用基板
11、111、211、311 セラミックス基板
12、112、212、312 回路層
13、113、213、313 金属層
23 アルミニウム板
25 ろう材箔
31 硬化層
32 軟質層
35 母相
36 第2相
40、140、240、340 枠体部
41、141、241、341 枠部材
160 冷却器
161 天板部
162 放熱フィン

Claims (9)

  1. アルミニウムの板材からなる金属層と、この金属層の一方の面に配設されたセラミックス基板と、このセラミックス基板の上に配設され、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる回路層と、を備え、
    前記金属層が純度99.9%以上のアルミニウムの板材からなり、
    前記金属層の少なくとも周縁部には、前記金属層よりも剛性の高い材質で構成された枠部材が接合されることによって、前記金属層よりも厚肉とされた枠体部が形成されていることを特徴とするパワーモジュール用基板。
  2. 前記セラミックス基板が、前記金属層の一方の面に複数配設され、これら複数のセラミックス基板に回路層がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーモジュール用基板。
  3. 前記金属層の面積が、4000mm以上30000mm以下とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパワーモジュール用基板。
  4. 前記セラミックス基板の面積が、100mm以上4000mm以下とされていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板。
  5. 前記金属層が、冷却器の天板部とされることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板。
  6. 前記金属層には、アルミニウムの母相中に第2相が分散されてなる硬化層と、アルミニウムの単一相からなる軟質層と、が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板を製造するパワーモジュール用基板の製造方法であって、
    前記金属層となるアルミニウム板の上に、前記セラミックス基板を配設し、このセラミックス基板上に回路層となる金属板を積層するとともに、前記金属層となるアルミニウム板の周縁部に枠体部を構成する枠部材を積層して、積層体を形成する積層工程と、
    前記積層体を積層方向に加圧するとともに加熱し、前記アルミニウム板と前記セラミックス基板との界面、前記セラミックス基板と前記金属板との界面、前記アルミニウム板と前記枠部材との界面に、それぞれ溶融アルミニウム層を形成する溶融工程と、
    冷却によって前記溶融アルミニウム層を凝固させる凝固工程と、
    を有していることを特徴とするパワーモジュール用基板の製造方法。
  8. 請求項6に記載のパワーモジュール用基板を製造するパワーモジュール用基板の製造方法であって、
    前記金属層となるアルミニウム板の上に、前記第2相を構成する元素を含有したアルミ合金からなるろう材を介して前記セラミックス基板を配設し、このセラミックス基板上に回路層となる金属板を積層するとともに、前記金属層となるアルミニウム板の周縁部に、前記第2相を構成する元素を含有したアルミ合金からなるろう材を介して、枠体部を構成する枠部材を積層し、積層体を形成する積層工程と、
    前記積層体を積層方向に加圧するとともに加熱し、前記アルミニウム板と前記セラミックス基板との界面、前記セラミックス基板と前記金属板との界面、前記アルミニウム板と前記枠部材との界面に、それぞれ溶融アルミニウム層を形成する溶融工程と、
    冷却によって前記溶融アルミニウム層を凝固させる凝固工程と、を有し、
    前記溶融工程及び前記凝固工程により、前記金属層に、アルミニウムの母相中に第2相が分散されてなる硬化層を形成することを特徴とするパワーモジュール用基板の製造方法。
  9. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のパワーモジュール用基板と、前記回路層上に搭載される電子部品と、を備えたことを特徴とするパワーモジュール。
JP2013119032A 2013-06-05 2013-06-05 パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール Active JP5613913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013119032A JP5613913B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013119032A JP5613913B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009086068A Division JP2010238963A (ja) 2009-03-31 2009-03-31 パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013175788A true JP2013175788A (ja) 2013-09-05
JP5613913B2 JP5613913B2 (ja) 2014-10-29

Family

ID=49268358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013119032A Active JP5613913B2 (ja) 2013-06-05 2013-06-05 パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5613913B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190057709A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 현대오트론 주식회사 양면 냉각 파워 모듈 제조 방법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005217003A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Kyocera Corp 半導体素子収納用パッケージ
JP2005353956A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Sony Corp 放熱部材およびその製造方法ならびに半導体パッケージ
JP2008306107A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Mitsubishi Materials Corp パワーモジュール用基板並びにパワーモジュール
JP2009026957A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Ngk Insulators Ltd 絶縁フィン及びヒートシンク

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005217003A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Kyocera Corp 半導体素子収納用パッケージ
JP2005353956A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Sony Corp 放熱部材およびその製造方法ならびに半導体パッケージ
JP2008306107A (ja) * 2007-06-11 2008-12-18 Mitsubishi Materials Corp パワーモジュール用基板並びにパワーモジュール
JP2009026957A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Ngk Insulators Ltd 絶縁フィン及びヒートシンク

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190057709A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 현대오트론 주식회사 양면 냉각 파워 모듈 제조 방법
KR102030825B1 (ko) 2017-11-20 2019-10-10 현대오트론 주식회사 양면 냉각 파워 모듈 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5613913B2 (ja) 2014-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6171622B2 (ja) パワーモジュール用基板、パワーモジュール及びパワーモジュール用基板を製造する方法
JP5892281B2 (ja) ヒートシンク付きパワーモジュール用基板及びパワーモジュール
WO2011065457A1 (ja) 積層材およびその製造方法
JP2010098059A (ja) ヒートシンク付パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール、緩衝層付パワーモジュール用基板及びヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法
JP6146242B2 (ja) パワーモジュール用基板の製造方法
JP2010098057A (ja) ヒートシンク付パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール及び緩衝層付パワーモジュール用基板
JP5987418B2 (ja) ヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法
JP2010238963A (ja) パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール
JP6149654B2 (ja) パワーモジュール用基板の製造方法
JP2010238965A (ja) パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール
JP2012074612A (ja) パワーモジュール用基板の製造装置および製造方法
JP5613913B2 (ja) パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール
JP6183166B2 (ja) ヒートシンク付パワーモジュール用基板及びその製造方法
JP6201297B2 (ja) 銅板付きパワーモジュール用基板及び銅板付きパワーモジュール用基板の製造方法
JP5648705B2 (ja) ヒートシンク付パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール及び緩衝層付パワーモジュール用基板
JP2014072314A (ja) 半導体装置、及び半導体装置の製造方法
JP2010098058A (ja) ヒートシンク付パワーモジュール用基板、ヒートシンク付パワーモジュール及びヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法
JP5316167B2 (ja) パワーモジュール用基板、パワーモジュール用基板の製造方法及びパワーモジュール
JP5666372B2 (ja) 絶縁基板用積層材
JP5335361B2 (ja) ヒートシンク付パワーモジュール用基板及びヒートシンク付パワーモジュール
JP6237058B2 (ja) 銅板付きパワーモジュール用基板、及び銅板付きパワーモジュール用基板の製造方法
JP2012049437A (ja) パワーモジュール用基板およびその製造方法
JP5949817B2 (ja) パワーモジュール用基板の製造方法
JP6127852B2 (ja) ヒートシンク付パワーモジュール用基板及びその製造方法
JP2013211288A (ja) ヒートシンク付パワーモジュール用基板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5613913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150