JP2013169394A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前身頃外装体1と後身頃外装体2に吸収性本体3が取り付けられたタイプの使い捨ておむつであって,吸収性本体3の長さ方向の両端領域51においては,吸収性本体3を幅方向全域に亘って前身頃外装体1及び後身頃外装体2に接合することで,吸収性本体3の接合状態を安定させつつ,他方,吸収性本体3の両側部に配置された弾性伸縮部材4が存在する領域においては,吸収性本体3を部分的に前身頃外装体1及び後身頃外装体2から離間させることにより,弾性伸縮部材4の機能を効果的に発揮させることができるという知見に基づく。
【選択図】図4
Description
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
本発明の使い捨ておむつは,前身頃外装体1と,後身頃外装体2と,吸収性本体3を備える。吸収性本体3の前身頃側は,前身頃外装体1に固定され,吸収性本体3の後身頃側は,後身頃外装体2に固定される。また,吸収性本体3の前身頃側と後身頃側の間には,股下域が位置し,この股下域において,吸収性本体3は,前身頃外装体1及び後身頃外装体2のいずれにも固定されない。
また,吸収性本体3は,幅方向の左右両側部に,複数の弾性伸縮部材4が配置される。
この複数の弾性伸縮部材4は,吸収性本体3の長さ方向に沿って,少なくとも吸収性本体3の長さ方向の両端領域51には達しない長さで配置されている。
ここで,吸収性本体3は,その長さ方向の両端領域51において,前身頃外装体1及び後身頃外装体2に対して,幅方向全域に亘って接合されている。
さらに,吸収性本体3は,複数の弾性伸縮部材4が前身頃外装体1と後身頃外装体2に重なる箇所から,その幅方向に亘る伸縮領域52を有している。
この伸縮領域52は,幅方向の左右外側に位置する外側領域52aと,外側領域52aよりも幅方向の内側に位置する内側領域52bに区分される。
外側領域52aは,複数の弾性伸縮部材4のうち,少なくとも,吸収性本体3の幅方向の最も外側に位置する外側弾性伸縮部材4aが配置された領域である。この外側領域52aでは,吸収性本体3は,前身頃外装体1及び後身頃外装体2に対して接合されずに,離間している。
一方,この外側領域52aよりも幅方向内側に位置する内側領域52bにおいて,吸収性本体3は,前身頃外装体1及び後身頃外装体2に対して接合される。
さらに,本発明では,少なくとも外側弾性伸縮部材4aが配置された吸収性本体3の左右両側部に位置する外側領域52aにおいて,吸収性本体3を,前身頃外装体1及び後身頃外装体2から離間させる。このため,少なくとも外側弾性伸縮部材4aは,吸収性本体3と前身頃外装体の固定や,吸収性本体3と後身頃外装体2の固定の影響を受けずに収縮する。従って,吸収性本体3は,外側弾性伸縮部材4aが配置された箇所において,外側弾性伸縮部材4aの収縮力を利用して,着用者の肌に当接する方向に起立することができる。よって,本発明は,吸収性本体3と着用者の肌の密着性を高め,尿漏れ防止や着用感の向上といった効果を適切に発揮することができる。
このように,本発明によれば,吸収性本体3の位置ズレやヨレを防止しつつも,弾性伸縮部材の機能を十分に発揮することができるため,使い捨ておむつ全体の使用感や着用感が向上する。
そして,この中間領域53において,吸収性本体3は,両端領域51よりも狭く,かつ,伸縮領域52の内側領域52bよりも広い幅で,前身頃外装体1及び後身頃外装体2に対して接合されていることが好ましい。
なお,中間領域53における接合幅は一定であってもよいし,両端領域51から伸縮領域52に向かって段階的に狭くなるものであってもよいし,無段階的に徐々に狭くなるものであってもよい。
また,両端領域51の接合幅と伸縮領域52における内側領域52bの接合幅の差が大きいと,その差の生じた箇所において,外装体にシワが形成され,見映えや手触り感が悪くなる。この点,本発明は,両端領域51と伸縮領域52の間に中間領域53を設けて,各領域における接合幅の差を小さくすることにより,吸収性本体3の肌触りが滑らかなものとなり,着用感の向上を達成できる。
そして,前身頃外装体1と後身頃外装体2は,一対のサイドシール部11,21が形成された箇所からおむつの幅方向に亘る第1の領域12,22と,第1の領域12,22から吸収性本体の股下域が存在する方向に延出した第2の領域13,23によって形成されていることとしてもよい。
この場合,第2の領域13,23は,おむつの幅方向の幅が,第1の領域12,22よりも狭く,かつ,股下域に向かって漸次狭くなる形状であることが好ましい。
そして,吸収性本体3は,伸縮領域52が,前身頃外装体1と後身頃外装体2の第2の領域13,23を含む領域に位置するように,前身頃外装体1及び後身頃外装体2に接合されていることが好ましい。
ここで,本願明細書において,「A〜B」とは,「A以上B以下」であることを意味する。
また,本願明細書において,使い捨ておむつや吸収性本体の「長さ方向」というときは,基本的に,前身頃側と後身頃側を結ぶ方向(図2における上下方向)を意味し,「幅方向」というときは,基本的に,長手方向に直交する方向(図2における左右方向)を意味する。
図1は,使い捨ておむつ100の例を示す概略図であり,使い捨ておむつ100を前身頃外装体1側からみた状態を示している。図2は,図1に示された使い捨ておむつ100の展開図であり,使い捨ておむつ100を,吸収性本体3のトップシート32側からみた状態を示している。なお,図2においては,各所に配置された伸縮部材の位置関係を示すため,使い捨ておむつを構成する各種シート材を透過的に描画している。
以下,図面を用いて,本発明の使い捨ておむつ100の具体的な各部の構成について具体的に説明する。
前身頃外装体1及び後身頃外装体2は,着用者の腹部及び背部に接触するとともに,使い捨ておむつ100の着用時において,前身頃外装体1及び後身頃外装体2の間に位置する吸収性本体3を,吊持するための部材である。
また,後身頃外装体2についても同様に,腰周り端となる辺である長辺2aと,一対のサイドシール部21が形成された一対の両側辺2bと,長辺2aと略平行に形成され吸収性本体3が固定される辺である短辺2cと,一対の両側辺2bと短辺2cを結ぶ一対の斜辺2dを有する形状となっている。この場合に,一対の両側辺2bの一端同士を長辺2aで結び,一対の両側辺2bの他端同士を仮想の線で結んだ場合に,画定される略矩形状の領域が,後身頃外装体2の第1の領域22となる。他方,一対の斜辺2dの一端同士を短辺2cで結び,一対の斜辺2dの他端同士を仮想の線で結んだ場合に,画定される略台形状の領域が,後身頃外装体2の第2の領域23となる。
ただし,図2に示されるように,前身頃外装体1については,一対の斜辺1dの傾斜が,後身頃外装体2における一対の斜辺2dの傾斜よりも緩やかになっている。このため,前身頃外装体1と後身頃外装体2を接合した場合であっても,脚部周り開口部6は,前身頃外装体1側の方が比較的広く開けることとなり,着用者の脚部が動き易くなっている。
前身頃外装体1と後身頃外装体2は,例えば,インナーシート14,24とアウターシート15,25を重ね合わせることにより構成されている。インナーシート14,24は,着用者の肌に接する面(肌当接面)側に配置され,アウターシート15,25は,着用者の肌に接しない面(肌非当接面)側に配置される。インナーシート14,24とアウターシート15,25は,別途形成されたシート材であってもよいし,例えば一枚のシート材を使い捨ておむつの腰周り開口部の端縁に相当する位置で折り返すことにより一体的に形成されたものであってもよい。インナーシート14,24とアウターシート15,25は,例えば,柔軟な繊維不織布やプラスチックシートや,それらのラミネートシートによって形成されている。インナーシート14,24とアウターシート15,25の間は,例えばホットメルト接着剤によって接着される。さらに,インナーシート14,24とアウターシート15,25の間には,使い捨ておむつの幅方向に沿って,複数のタミー伸縮部材16,26や,複数のウエスト伸縮部材17,27が,伸長状態で固定されている。
タミー伸縮部材16,26は,前身頃外装体1及び後身頃外装体2の幅方向にわたって伸長状態で配置されており,収縮することにより,使い捨ておむつの腰周りにタミーギャザーを形成するための部材である。図2に示されるように,前身頃外装体1と後身頃外装体2には,使い捨ておむつの幅方向に沿って,複数のタミー伸縮部材16,26が配置されている。複数のタミー伸縮部材16,26は,前身頃外装体1と後身頃外装体2のうち,吸収性本体3が配置される腰周りの領域に配置される。また,複数のタミー伸縮部材16,26は,前身頃外装体1や後身頃外装体2を構成するインナーシート14,24とアウターシート15,25の間に伸長状態で固定されており,収縮することにより,前身頃外装体1と後身頃外装体2の腰周りの領域に,タミーギャザーを形成する。複数のタミー伸縮部材16,26の数は,例えば,10本〜30本,12本〜28本,15本〜25本であることが好ましい。また,複数のタミー伸縮部材16,26は,前身頃外装体1や後身頃外装体2の幅方向のほぼ全体にわたって,直線状に形成されていることが好ましく,複数のタミー伸縮部材16,26のそれぞれは,実質的に平行に配置されることが好ましい。
吸収性本体3は,前身頃外装体1と後身頃外装体2の間に架橋された状態で保持され,使い捨ておむつ100の着用時において,着用者の股下に位置し,着用者が***した尿などの液体を吸収保持するための部材である。図2に示されるように,吸収性本体3は,前身頃外装体1及び後身頃外装体2に接合される両端の辺を一対の短辺とし,一対の短辺の両端同士を結ぶ辺を一対の長辺とした略矩形状で形成されている。
吸収性本体3は,吸収体31と,トップシート32と,バックシート33と,一対の立体ギャザー34と,カバーシート35と,複数の弾性伸縮部材4を基本構成とする。また,この弾性伸縮部材4は,外側ギャザー伸縮部材41と内側ギャザー伸縮部材42に分けられる。
図3は,図2に示されたX−X線における使い捨ておむつ100の断面図を示している。以下,図面を参照して,吸収性本体3の各部の構成について説明する。
吸収体31は,尿などの液体を吸収し,吸収した液体を保持するための部材である。吸収体31は,液透過性のトップシート32と,液不透過性のバックシート33の間に配置される。吸収体31は,トップシート32を透過した液体を吸収する機能を有し,吸収性材料により構成される。吸収体31を構成する吸収性材料には,公知の材料を採用することができる。吸収性材料としては,例えば,フラッフパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートを用いることとしても良い。また,吸収性材料には,フラッフパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートのうち1種類を単独で用いてもよいし,2種類以上を併用することとしてもよい。吸収性材料は,通常,単層又は複数層のマット状に形成され,用いられる。また,吸収体31は,トップシート32とバックシート33の間の領域に封入されることが好ましい。すなわち,図3に示されるように,トップシート32とバックシート33は,吸収体31の周囲を囲うようして,互いに接合されることが好ましい。
トップシート32は,着用者の股下部の肌に直接接し,尿などの液体を吸収体31に透過させるための部材である。このため,トップシート32は,柔軟性が高い液透過性材料で構成される。また,トップシート32は,吸収体31の表面を被覆するように配置される。トップシート32を構成する不透過性材料の例は,織布,不織布,又は多孔性フィルムである。また,例えばポリプロピレンやポリエチレン,ポリエステル,ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維を親水化処理してさらに不織布にしたものを用いることとしてもよい。
バックシート33は,トップシート32を透過し吸収体31に吸収された液体が,漏出することを防止するための部材である。このため,バックシート33は,液不透過性材料によって構成される。そして,バックシート33は,吸収体31の底面からの液漏れを防止するため,吸収体31の底面を被覆するように配置される。バックシート33を構成する不透過材料の例は,ポリエチレン樹脂からなる液不透過性のフィルムである。特に,0.1〜4μmの微細な孔が複数形成された微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。また,図3に示されるように,バックシート33には吸収体31が載置され,載置された吸収体31の上面がトップシート32によって被覆され,吸収体31を被覆したトップシート32が,吸収体31の両側縁に沿って,バックシート33に接着されている。トップシート32とバックシート33は,例えば,ホットメルト接着剤やその他流動性のある接着剤を用いた接着方法により接着されてもよいし,ヒートシールのような熱溶着や超音波溶着により接着されていてもよい。
一対の立体ギャザー34は,吸収性本体3の両側縁部に沿って起立し,着用者が***した尿の横漏れを防止するための部材である。一対の立体ギャザー34は,吸収性本体3の両側縁部に沿って一対形成されるものであってもよいし,2対以上形成されてもよい。立体ギャザー34は,起立した状態(弾性伸縮部材が収縮した状態)において尿の防漏壁となるため,トップシート32を透過しなかった尿や,吸収体31により吸収しきれなった尿が,使い捨ておむつの脚部周り開口部などから漏出する事態を防止できる。
ただし,少なくとも,複数の弾性伸縮部材4は,吸収性本体3の股下域3aを中心として,前身頃外装体1と後身頃外装体2に重畳する長さで形成される。すなわち,吸収性本体3の長手方向において,複数の弾性伸縮部材4が配置される長さは,吸収性本体3の股下域3aの長さよりも長くなる。例えば,吸収性本体3の股下域3aの長さに対して,複数の弾性伸縮部材4の長さは,110%〜200%,120%〜180%,又は130%〜170%で形成される。
また,外側折返部341aにおいて折り返されたサイドシート34aの一部は,トップシート32とバックシート33を挟み込むように,トップシート32の表面(肌当接面)上に固定される。さらに,サイドシート34aは,トップシート32との固定線より幅方向内側にも延在しており,この延在している部分が,吸収体31の幅方向内方又は幅方向外方に向かって折り返され,内側折返部342aを形成する。そして,サイドシート34aの内側折返部342aには,使い捨ておむつの長手方向に沿って,複数の内側ギャザー伸縮部材42が配置される。
これにより,立体ギャザー34には,外側ギャザー部341と内側ギャザー部342が形成される。
カバーシート35は,バックシート33を補強し,かつ,その手触りを良くするための部材である。図3に示されるように,カバーシート35は,バックシート33の衣類と対抗する側に貼り合わせられる。カバーシート35は,サイドシート34aの一部に重畳して貼り合わせられるものであってもよい。カバーシート35を構成する材料としては,織布や不織布が用いられる。特に,カバーシート35を構成する材料として,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリエステルのような熱可塑性樹脂からなる不織布又は湿式不織布を用いることが好ましい。
続いて,図4及び図5を参照して,前身頃外装体1及び後身頃外装体2に対する吸収性本体3の接合態様について説明する。
図4は,基本的に図2に示された平面図と同様のものであるが,吸収性本体3が前身頃外装体1及び後身頃外装体2に接合される部分を,斜線で示している。
また,図5は,図4に示した使い捨ておむつの断面図を示している。図5(a)は,図4に示されたX1−X1線における断面図であり,図5(b)は,X2−X2線における断面図であり,図5(c)は,X3−X3線における断面図である。なお,図5は,基本的に,吸収性本体3と前身頃外装体1の接合部分の断面図を示しているが,これらの断面図は,対応する吸収性本体3と後身頃外装体2の接合部分の断面図と同様である。このため,吸収性本体3と後身頃外装体2の接合部分の断面図は省略する。
両端領域51は,吸収性本体3の長さ方向の両端部分に形成される領域である。すなわち,両端領域51は,吸収性本体3と前身頃外装体1が接合する領域の端部と,吸収性本体3と後身頃外装体2が接合する領域の端部に形成される。両端領域51は,吸収性本体3の長さ方向の端縁から,所定長さ,吸収性本体3の股下域3aが存在する方向に延びて形成されている。例えば,両端領域51は,吸収性本体3の長さ方向の端縁から,5mm〜50mm,10mm〜45mm,又は15mm〜40mm程度の範囲で,吸収性本体3の股下域3aに向かって形成されることが好ましい。また,例えば,両端領域51は,吸収性本体3が前身頃外装体1に接合された領域と,吸収性本体3が後身頃外装体2に接合された領域のそれぞれにおいて,5%〜30%,又は10%〜20%の割合の面積で形成されていることが好ましい。
続いて,吸収性本体3が前身頃外装体1及び後身頃外装体2に重なる領域には,伸縮領域52が存在する。伸縮領域52は,吸収性本体3の左右両側部に配置された複数の弾性伸縮部材4が,前身頃外装体1と後身頃外装体2に重なる箇所から,吸収性本体3の幅方向に亘って形成された領域である。伸縮領域52は,吸収性本体3に形成される各領域のうち,最も股下域3aに近接した位置に形成される。すなわち,伸縮領域52は,吸収性本体3を,前身頃外装体1と後身頃外装体2の股下域3a側の端部に接合する領域である。
さらに,吸収性本体3が前身頃外装体1及び後身頃外装体2に重なる領域には,中間領域53が存在することが好ましい。中間領域53は,吸収性本体3の長さ方向において,両端領域51と伸縮領域52の間に位置する領域である。中間領域53には,両端領域51と同様に,吸収性本体3の両側部に配置された複数の弾性伸縮部材4が位置しないものであってもよいし,伸縮領域52に位置する弾性伸縮部材4の一部が延在するものであってもよい。なお,中間領域53は,両端領域51と伸縮領域52の間を繋ぐものであり,必須の要素ではない。
また,両端領域51と伸縮領域52の間に中間領域53を設けて,各領域における接合幅の差を小さくすることにより,外装体に不要なシワが入らず,見映えや手触り感が良好になる。
例えば,吸収性本体3の伸縮領域52における外側領域52aには,吸収性本体3の左右両側部に配置された複数の弾性伸縮部材4のすべてが含まれ,弾性伸縮部材4のすべてが,前身頃外装体1及び後身頃外装体2から離間したものであってもよい。
また,例えば,吸収性本体3は,両端領域51と伸縮領域52の間に,中間領域53が複数形成されたものであってもよい。
2 後身頃外装体
3 吸収性本体
3a 股下域
4 弾性伸縮部材
4a 外側弾性伸縮部材
5 腰周り開口部
6 脚部周り開口部
11,21 サイドシール部
12,22 第1の領域
13,23 第2の領域
14,24 インナーシート
15,25 アウターシート
16,26 タミー伸縮部材
17,27 ウエスト伸縮部材
31 吸収体
32 トップシート
33 バックシート
34 立体ギャザー
34a サイドシート
341 外側ギャザー部
341a 外側折返部
342 内側ギャザー部
342a 内側折返部
35 カバーシート
41 外側ギャザー伸縮部材
42 内側ギャザー伸縮部材
51 両端領域
52 伸縮領域
52a 外側領域
52b 内側領域
53 中間領域
53a 接合領域
53b 非接合領域
61 第1の接合部
62 第2の接合部
63 第3の接合部
100 使い捨ておむつ
Claims (3)
- 前身頃外装体(1)と,後身頃外装体(2)と,吸収性本体(3)を有し,
前記吸収性本体(3)の前身頃側が,前記前身頃外装体(1)に固定され,
前記吸収性本体(3)の後身頃側が,前記後身頃外装体(2)に固定され,
前記吸収性本体(3)の前記前身頃側と前記後身頃側の間に位置する股下域は,前記前身頃外装体(1)及び前記後身頃外装体(2)のいずれにも固定されない
使い捨ておむつであって,
前記吸収性本体(3)は,幅方向の左右両側部に,複数の弾性伸縮部材(4)が配置され,
前記複数の弾性伸縮部材(4)は,前記吸収性本体(3)の長さ方向に沿って,少なくとも前記吸収性本体(3)の長さ方向の両端に位置する両端領域(51)には達しない長さで配置されており,
前記吸収性本体(3)は,
前記長さ方向の両端領域(51)において,前記前身頃外装体(1)及び前記後身頃外装体(2)に対して,幅方向全域に亘って接合されており,
前記吸収性本体(3)は,
前記複数の弾性伸縮部材(4)が前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)に重なる箇所から,その幅方向に亘る伸縮領域(52)において,
前記複数の弾性伸縮部材(4)のうち,少なくとも,前記吸収性本体(3)の幅方向の最も外側に位置する外側弾性伸縮部材(4a)が配置された外側領域(52a)では,前記前身頃外装体(1)及び前記後身頃外装体(2)から離間しており,
前記外側領域(52a)よりも幅方向内側の内側領域(52b)では,前記前身頃外装体(1)及び前記後身頃外装体(2)に対して接合されている
使い捨ておむつ。 - 前記吸収性本体(3)は,前記両端領域(51)と前記伸縮領域(52)の間に,中間領域(53)を有し,
前記吸収性本体(3)は,前記中間領域(53)において,前記両端領域(51)よりも狭く,かつ,前記伸縮領域(52)の前記内側領域(52b)よりも広い幅で,前記前身頃外装体(1)及び前記後身頃外装体(2)に対して接合されている
請求項1に記載の使い捨ておむつ。 - 前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)は,それぞれの左右両側部を対応させて重ね合わせた状態で接合する一対のサイドシール部(11,21)を有しており,
前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)は,
前記一対のサイドシール部(11,21)が形成された箇所からおむつの幅方向に亘る第1の領域(12,22)と,
前記第1の領域(12,22)から前記吸収性本体の股下域が存在する方向に延出した第2の領域(13,23)によって形成されており,
前記第2の領域(13,23)は,おむつの幅方向の幅が,前記第1の領域(12,22)よりも狭く,かつ,前記股下域に向かって漸次狭くなる形状であり,
前記吸収性本体(3)は,前記伸縮領域(52)が,前記前身頃外装体(1)と前記後身頃外装体(2)の第2の領域(13,23)を含む領域に位置するように,前記前身頃外装体(1)及び前記後身頃外装体(2)に接合されている
請求項1又は請求項2に記載の使い捨ておむつ。
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