JP2013168753A - 増幅装置および増幅方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源投入後の発振を回避する。
【解決手段】増幅部1は、トランジスタ1aを有し、入力される信号を増幅する。制御部2は、電源が投入されたとき、トランジスタ1aのゲートにピンチオフ電圧を印加してからトランジスタ1aのドレインにドレインバイアス電圧を印加し、トランジスタ1aのゲートにゲートバイアス電圧を印加する。
【選択図】図1

Description

本件は、信号を増幅する増幅装置および増幅方法に関する。
現在、eNB(evolved Node B)やRRH(Remote Radio Head)などの移動体通信基地局のRF(Radio Frequency)部には、多数の信号増幅用トランジスタが用いられている。RF部に用いられる主なトランジスタの種類としては、LDMOS(Laterally Diffused Metal Oxide Semiconductor)、GaN、GaAsなどがある。
これらのトランジスタは、作動電圧付近でその動作の安定性が確保されているが、電源の立ち上がりの過渡領域で不安定な領域が存在するものがある。そのため増幅装置は、トランジスタの不安定領域で発振条件を満たすと、例えば、瞬間的なスプリアスが発生する。または、増幅装置は、過渡領域での電流上昇により装置アラームなどが発生する。
なお、従来、電源シーケンス回路をモノリシック集積回路自体に内蔵することによりモノリシック集積回路により構成する装置の小型化を図る電源シーケンス内蔵型モノリシック集積回路が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−140582号公報
このように、トランジスタには、電源の立ち上がりの過渡領域で不安定領域が存在するものがある。そのため、増幅装置は、トランジスタの不安定動作により発振条件を満たす場合があるという問題点があった。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、電源投入後の発振を回避する増幅装置および増幅方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、信号を増幅する増幅装置が提供される。この増幅装置は、トランジスタを有し、前記信号を増幅する増幅部と、電源が投入されたとき、前記トランジスタのゲートにピンチオフ電圧を印加してから前記トランジスタのドレインにドレインバイアス電圧を印加し、前記トランジスタのゲートにゲートバイアス電圧を印加する制御部と、を有する。
開示の装置および方法によれば、電源投入後の発振を回避することができる。
第1の実施の形態に係る増幅装置を説明する図である。 トランジスタのI−Vカーブを示した図である。 第2の実施の形態に係る増幅装置を示した図である。 ゲート電圧生成部の回路例を示した図である。 ゲートバイアス電圧、ピンチオフ電圧、ドレインバイアス電圧、およびドレインバイアス電流のタイムチャートを示した図である。 トランジスタが不安定となる電圧制御を示したフローチャートである。 トランジスタが不安定とならない電圧制御を示したフローチャートである。
以下、実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る増幅装置を説明する図である。図1に示すように、増幅装置は、増幅部1および制御部2を有している。図1に示す増幅装置の下方には、ゲートバイアス電圧、ピンチオフ電圧、ドレインバイアス電圧、およびドレインバイアス電流のタイミングチャートが示してある。
増幅部1は、トランジスタ1aを有し、入力される信号を増幅して出力する。
制御部2は、増幅装置の電源が投入されたとき、増幅部1が有するトランジスタ1aのゲートにピンチオフ電圧を印加してからトランジスタ1aのドレインにドレインバイアス電圧を印加し、ゲートにゲートバイアス電圧を印加する。
ここで、タイミングチャートのゲートバイアス電圧およびピンチオフ電圧は、トランジスタ1aのゲートに印加されるゲートバイアス電圧およびピンチオフ電圧を示している。また、タイミングチャートのドレインバイアス電圧は、トランジスタ1aのドレインに印加されるドレインバイアス電圧を示している。また、タイミングチャートのドレインバイアス電流は、トランジスタのドレインを流れるドレインバイアス電流を示している。また、図1に示すタイミングチャートの時間t0は、増幅装置の電源が投入されたときの時間を示している。
制御部2は、タイミングチャートのピンチオフ電圧に示すように、時間t0後(増幅装置の電源投入後)、トランジスタ1aのゲートにピンチオフ電圧を印加する。
制御部2は、タイミングチャートのドレインバイアス電圧に示すように、時間t1(t1>t0)において、トランジスタ1aのドレインにドレインバイアス電圧を印加する。
なお、トランジスタ1aのゲートには、ピンチオフ電圧が印加されているので、トランジスタ1aのドレインにドレインバイアス電圧を印加しても、トランジスタ1aのドレインには、ドレインバイアス電流は流れない。
制御部2は、タイミングチャートのゲートバイアス電圧に示すように、時間t2(t2>t1)において、トランジスタ1aのゲートにゲートバイアス電圧を印加する。これにより、トランジスタ1aのドレインには、タイミングチャートのドレインバイアス電流に示すように、ドレインバイアス電流が流れる。
図2は、トランジスタのI−Vカーブを示した図である。図2に示すI−Vカーブの横軸はドレインバイアス電圧を示し、縦軸は、ドレインバイアス電流を示す。なお、トランジスタ1aは、ゲートバイアス電圧の大きさによって、ドレインを流れるドレインバイアス電流(Idsq)の大きさが異なる。
従来の電圧印加方法では、まず、図1のトランジスタ1aのゲートに、ゲートバイアス電圧(Idsq設定電圧)を印加する。次いで、トランジスタ1aのドレインにドレインバイアス電圧を印加する。
これにより、トランジスタ1aのドレインを流れるドレインバイアス電流は、ドレインバイアス電圧の上昇に伴い、図2の軌跡A1に示すように変化し、Idsq設定電圧に応じた所望のドレインバイアス電流を得る。
図2の2点鎖線A2は、トランジスタ1aの不安定領域を示す。トランジスタ1aのI−Vカーブが、2点鎖線A2の領域内を通過するとき、トランジスタ1aの動作は不安定となる。
増幅装置は、トランジスタ1aの動作が不安定となると、トランジスタ1aと所定の増幅機能を実現するための周辺回路(図1では図示していない)とによって発振条件を満たし、発振する場合がある。
そこで、図1の制御部2は、増幅装置の電源が投入されたとき、増幅部1が有するトランジスタ1aのゲートにピンチオフ電圧を印加してからトランジスタ1aのドレインにドレインバイアス電圧を印加し、トランジスタ1aのゲートにゲートバイアス電圧(Idsq設定電圧)を印加する。
これにより、増幅装置の電源が投入されたとき、トランジスタ1aのドレインには、ゲートに入力されるピンチオフ電圧により、ドレインバイアス電圧を印加しても、ドレインバイアス電流が流れない。すなわち、トランジスタ1aのドレインバイアス電圧とドレインバイアス電流との関係は、軌跡A3aに示すように変化する。
そして、制御部2は、ゲートバイアス電圧(例えば、Idsq設定電圧)をトランジスタ1aのゲートに印加する。これにより、トランジスタ1aのドレインバイアス電流は、軌跡A3bに示すように変化する。
すなわち、図1の増幅装置では、トランジスタ1aのI−Vカーブは、2点鎖線A2に示す不安定領域を通過しない。つまり、図1の増幅装置では、電源投入時のトランジスタ1aの不安定動作を回避し、発振を回避することができる。
このように、増幅装置の制御部2は、電源が投入されたとき、増幅部1が有するトランジスタ1aのゲートにピンチオフ電圧を印加し、トランジスタ1aのドレインにドレインバイアス電圧を印加して、トランジスタ1aのゲートにゲートバイアス電圧を印加する。これにより、トランジスタ1aは、電源投入後、不安定領域を通過することなく立ち上がり、増幅装置は、発振を回避することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図3は、第2の実施の形態に係る増幅装置を示した図である。図3に示すように、増幅装置は、デジタル信号処理部11、DAC(Digital to Analog Convertor)12、発振器13,19、乗算器14,20、増幅器15、ドハティ増幅器16、カプラ17、アイソレータ18、ADC(Analog to Digital Convertor)21、ゲート電圧生成部22、およびドレイン電圧生成部23を有している。図3に示す増幅装置は、例えば、eNBやRRHに搭載される。
デジタル信号処理部11には、例えば、携帯電話機などの無線端末に送信するベースバンド信号(BB信号)が入力される。また、デジタル信号処理部11には、カプラ17、乗算器20、およびADC21を介して、無線端末に無線送信する信号のフィードバック信号が入力される。
無線端末に送信する信号は、増幅器15およびドハティ増幅器16によって歪が生じる。デジタル信号処理部11は、無線端末に無線送信する信号に対し、歪補償を実施するための歪補償係数を算出し、入力されるベースバンド信号に算出した歪補償係数を乗算して信号の歪を補償する。デジタル信号処理部11は、入力されるベースバンド信号とフィードバック信号とに基づいて、歪補償係数を算出する。
デジタル信号処理部11は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、CPU(Central Processing Unit)、またはDSP(Digital Signal Processor)によって形成される。
DAC12は、デジタル信号処理部11から出力されるデジタルのベースバンド信号をアナログのベースバンド信号に変換し、乗算器14に出力する。
乗算器14は、DAC12から出力されるベースバンド信号に、発振器13から出力される発振信号を乗算し、DAC12から出力されるベースバンド信号を無線周波数に周波数変換する。発振器13は、例えば、PLL(Phase Locked Loop)発振器である。
増幅器15は、LDMOS、GaN、またはGaAsのトランジスタを有し、乗算器14から出力される信号を増幅する。
ドハティ増幅器16は、増幅器15から出力される信号を所望の電力まで増幅し、カプラ17に出力する。ドハティ増幅器16は、分配器16a、キャリアアンプ16b、λ/4線路(図中λ/4)16c,16d、およびピークアンプ16eを有している。
分配器16aは、増幅器15から出力される信号を電力分配し、キャリアアンプ16bとピークアンプ16eに出力する。キャリアアンプ16bおよびピークアンプ16eは、信号を増幅するLDMOS、GaN、またはGaAsのトランジスタを有している。
キャリアアンプ16bから出力される信号は、λ/4線路16cによって位相が90度遅らされる。λ/4線路16dは、ピークアンプ16eに入力される信号の位相を90度遅らせる。これにより、λ/4線路16cから出力される信号と、ピークアンプ16eから出力される信号は同相で合成され、カプラ17に出力される。
キャリアアンプ16bは、A級〜AB級で動作し、ピークアンプ16eは、高効率のC級で動作する。ドハティ増幅器16は、入力信号レベルがピークアンプ16eのピンチオフ電圧を超えるまでは、キャリアアンプ16bが単独で動作する。このとき、キャリアアンプ16bの出力から見たインピーダンスは、例えば、ドハティ増幅器16に接続される負荷のインピーダンスをZo/2とすると2Zoとなる。
ドハティ増幅器16は、入力信号のレベルがピークアンプ16eのピンチオフ電圧を超えると、ピークアンプ16eが動作し始め、キャリアアンプ16bとともに負荷を駆動する。このとき、キャリアアンプ16bの出力から見たインピーダンスはZoに減少し、キャリアアンプ16bは出力電圧を一定に維持するために最大効率で動作する。
カプラ17は、ドハティ増幅器16で増幅された信号をアイソレータ18に出力するとともに、その信号の一部を乗算器20に出力する。
アイソレータ18は、カプラ17から出力される信号をアンテナに出力する。また、アイソレータ18は、アンテナによって受信された信号を、図3に図示していない受信機に出力する。受信機は、例えば、アンテナで受信された無線端末からの信号の復調処理を行い、eNBまたはRRHの上位装置へ出力する。
乗算器20は、カプラ17から出力される信号に、発振器19から出力される発振信号を乗算し、カプラ17から出力される信号をベースバンド信号の周波数に周波数変換する。
ADC21は、乗算器20から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換し、デジタル信号処理部11へ出力する。
ゲート電圧生成部22は、デジタル信号処理部11の制御に応じて、増幅器15が有するトランジスタと、ドハティ増幅器16のキャリアアンプ16bおよびピークアンプ16eが有するトランジスタのピンチオフ電圧およびゲートバイアス電圧を生成する。ゲート電圧生成部22は、DAC22aおよびオペアンプ回路22bを有している。以下では、増幅器15が有するトランジスタと、ドハティ増幅器16のキャリアアンプ16bおよびピークアンプ16eが有するトランジスタの3つのトランジスタを、単に増幅器のトランジスタまたは3つのトランジスタと呼ぶことがある。
ドレイン電圧生成部23は、デジタル信号処理部11の制御に応じて、増幅器のトランジスタのドレインバイアス電圧を生成する。
なお、図3に示す増幅器15およびドハティ増幅器16は、例えば、図1に示す増幅部1に対応する。また、図3に示すデジタル信号処理部11、ゲート電圧生成部22、およびドレイン電圧生成部23は、例えば、図1に示す制御部2に対応する。
デジタル信号処理部11は、増幅装置の電源が投入されたとき、増幅器のトランジスタのゲートにピンチオフ電圧を印加するよう、ゲート電圧生成部22を制御する。
次いで、デジタル信号処理部11は、増幅器のトランジスタのドレインにドレインバイアス電圧を印加するよう、ドレイン電圧生成部23を制御する。
次いで、デジタル信号処理部11は、増幅器のトランジスタのゲートにゲートバイアス電圧(Idsq設定電圧)を印加するよう、ゲート電圧生成部22を制御する。
これにより、増幅器のトランジスタのI−Vカーブは、例えば、図2の軌跡A3a,A3bに示すように変化し、トランジスタのドレインには、Idsq設定電圧に応じた、ドレインバイアス電流が流れる。
図4は、ゲート電圧生成部の回路例を示した図である。図4には、図3に示すDAC22aとオペアンプ回路22bとが示してある。オペアンプ回路22bは、増幅器15とドハティ増幅器16の3つのトランジスタに対応して3つ設けられるが、図4では、増幅器15が有するトランジスタに対応するオペアンプ回路22bのみを示している。
増幅装置の電源投入後、デジタル信号処理部11は、3つのトランジスタのゲートにピンチオフ電圧を印加するためのシリアルの制御信号(デジタル信号)をDAC22aに出力する。また、デジタル信号処理部11は、その後、3つのトランジスタのゲートにゲートバイアス電圧を印加するためのシリアルの制御信号をDAC22aに出力する。
DAC22aは、デジタル信号処理部11から出力される、3つのトランジスタに対応するシリアルの制御信号をアナログ信号に変換する。アナログ信号に変換された3つの制御信号は、増幅器15に対応するオペアンプ回路22bと、ドハティ増幅器16のキャリアアンプ16bおよびピークアンプ16eに対応する図示しないオペアンプ回路とに出力される。
オペアンプ回路22bは、抵抗22ba,22bbおよびオペアンプ22bcを有している。抵抗22baには、アナログ信号に変換された制御信号が入力される。
オペアンプ回路22bは、入力される制御信号を次の式(1)に基づいて増幅する。
G=−(R2/R1) …(1)
式(1)のGは利得を示す。R1は抵抗22baの抵抗値を示し、R2は抵抗22bbの抵抗値を示す。
式(1)に基づいて増幅された制御信号は、増幅器15のトランジスタのゲートに出力される。図4に図示しない残り2つのオペアンプ回路も同様に制御信号を増幅し、ドハティ増幅器16のキャリアアンプ16bおよびピークアンプ16eが有するトランジスタのゲートに出力する。
図3の説明に戻る。デジタル信号処理部11は、例えば、シリアルのデジタル信号によって、ドレイン電圧生成部23を制御する。デジタル信号処理部11から出力されるシリアルのデジタル信号には、3つのトランジスタのドレインバイアス電圧を生成するための信号(以下、制御信号と呼ぶことがある)が含まれている。ドレイン電圧生成部23は、デジタル信号処理部11から出力される制御信号に応じて、3つのトランジスタのドレインバイアス電圧を生成する。
図5は、ゲートバイアス電圧、ピンチオフ電圧、ドレインバイアス電圧、およびドレインバイアス電流のタイムチャートを示した図である。
図3に示す増幅装置は、図5に示す時間t0において、電源が投入されたとする。デジタル信号処理部11は、電源投入後、図5のピンチオフ電圧に示すように、3つのトランジスタのそれぞれのゲートにピンチオフ電圧が印加されるようにする。
デジタル信号処理部11は、図5のドレインバイアス電圧に示すように、時間t1(t1>t0)において、3つのトランジスタのドレインにドレインバイアス電圧が印加されるようにする。その後、デジタル信号処理部11は、図5のゲートバイアス電圧に示すように、時間t2(t2>t1)において、3つのトランジスタのそれぞれのゲートにゲートバイアス電圧が印加されるようにする。
これにより、3つのトランジスタのドレインには、図5のドレインバイアス電流に示すように、時間t2において、ドレインバイアス電流が流れる。
図6は、トランジスタが不安定となる電圧制御を示したフローチャートである。図3のデジタル信号処理部11は、本来、図6のフローチャートの動作を行わないが、トランジスタが不安定となる電圧制御を説明するために、以下の動作を行うものとする。デジタル信号処理部11は、増幅装置の電源投入後、以下に示すステップ処理を実行する。
[ステップS1]デジタル信号処理部11は、3つのトランジスタのゲートにゲートバイアス電圧(Idsq設定電圧)を印加する。
[ステップS2]デジタル信号処理部11は、3つのトランジスタのドレインにドレインバイアス電圧を印加する。
[ステップS3]デジタル信号処理部11は、バイアス電圧の設定を完了し、BB信号の入力を待つ。
以上の動作により、トランジスタのドレインバイアス電流は、電源投入後、図2に示した軌跡A1のように変化し、2点鎖線A2に示す不安定領域を通過する。そのため、トランジスタの動作は不安定となり、増幅装置は、トランジスタと所定の増幅機能を実現するための周辺回路とによって発振条件を満たす場合がある。増幅装置は、発振条件を満たして発振すると、瞬間的なスプリアスを発生する場合がある。瞬間的なスプリアスの発生は、電波法を違反する可能性がある。
また、増幅装置は、トランジスタの動作が不安定になり、発振条件を満たすと、過渡領域での電流上昇により装置アラームなどが発生する場合がある。過渡領域での電流上昇による装置アラームは、増幅装置を稼動状態にすることの妨げになる。
また、上記電圧制御を行う場合でも、増幅器15およびドハティ増幅器16のトランジスタが、不安定領域で発振条件を満たさないように、設計段階で周辺回路を設計することもできる。
しかし、大量生産したトランジスタを用いた場合、上記電圧制御では、トランジスタと増幅器15およびドハティ増幅器16の周辺回路とがばらついて発振条件を満たす場合がある。その場合は、緊急な設計変更が必要となり、その間、例えば、増幅装置の製造を停止せざるを得ない状況も生じる。
図7は、トランジスタが不安定とならない電圧制御を示したフローチャートである。すなわち、図7のフローチャートは、図3のデジタル信号処理部11の本来の動作を示す。デジタル信号処理部11は、増幅装置の電源投入後、以下に示すステップ処理を実行する。
[ステップS11]デジタル信号処理部11は、3つのトランジスタのゲートにピンチオフ電圧を印加する。
[ステップS12]デジタル信号処理部11は、3つのトランジスタのドレインにドレインバイアス電圧を印加する。
[ステップS13]デジタル信号処理部11は、3つのトランジスタのゲートに、ゲートバイアス電圧(Idsq設定電圧)を印加する。これにより、3つのトランジスタのドレインには、Idsq設定電圧に応じたドレインバイアス電流が流れる。
[ステップS14]デジタル信号処理部11は、バイアス電圧の設定を完了し、BB信号の入力を待つ。
以上の動作により、トランジスタのドレインバイアス電流は、電源投入後、図2に示す軌跡A3a,A3bのように変化し、2点鎖線A2に示す不安定領域内を通過しない。
このように、増幅装置のデジタル信号処理部11は、電源が投入されたとき、増幅器15およびドハティ増幅器16が有するトランジスタのゲートにピンチオフ電圧を印加し、トランジスタのドレインにドレインバイアス電圧を印加して、トランジスタのゲートにゲートバイアス電圧を印加する。
これにより、増幅装置は、電源投入後の増幅器15およびドハティ増幅器16のトランジスタの発振を回避することができる。
また、増幅装置は、トランジスタの発振を回避することにより、スプリアスの発生および電流上昇によるアラーム発生を回避できる。また、スプリアスの発生および電流上昇によるアラーム発生を回避できることにより、電波法の違反および増幅装置の稼動状態への妨げを回避できる。
また、増幅装置は、増幅器15およびドハティ増幅器16に大量生産されたトランジスタを用いた場合でも、トランジスタの発振を回避することができる。
なお、上記では、増幅器15とドハティ増幅器16の3つのトランジスタの電圧を制御するようにしたが、増幅器15とドハティ増幅器16とのどちらかのトランジスタの電圧を制御するようにしてもよい。例えば、デジタル信号処理部11は、増幅器15において、トランジスタが不安定になっても発振条件を満たすことがなければ、ドハティ増幅器16のトランジスタのみを電圧制御するようにしてもよい。
また、DAC22aの出力電圧が、トランジスタのゲートを駆動できる大きさを有している場合、オペアンプ回路22bは不要である。
また、上記では、BB信号を処理するデジタル信号処理部11によって、トランジスタの電圧制御を行うようにしたが、デジタル信号処理部11とは別の制御部が、トランジスタの電圧制御を行うようにしてもよい。この場合、制御部は、例えば、ASIC、FPGA、CPU、またはDSPによって形成することができる。
1 増幅部
1a トランジスタ
2 制御部

Claims (4)

  1. 信号を増幅する増幅装置において、
    トランジスタを有し、前記信号を増幅する増幅部と、
    電源が投入されたとき、前記トランジスタのゲートにピンチオフ電圧を印加してから前記トランジスタのドレインにドレインバイアス電圧を印加し、前記トランジスタのゲートにゲートバイアス電圧を印加する制御部と、
    を有することを特徴とする増幅装置。
  2. 前記制御部の制御に応じて、前記ピンチオフ電圧、前記ドレインバイアス電圧、および前記ゲートバイアス電圧を生成する生成部をさらに有することを特徴とする請求項1記載の増幅装置。
  3. 前記増幅部は、
    無線周波数に変換された前記信号を増幅する無線信号増幅器と、
    前記無線信号増幅器で増幅された前記信号を増幅するドハティ増幅器と、を備え、
    前記生成部は、前記無線信号増幅器の前記トランジスタおよび前記ドハティ増幅器の前記トランジスタのそれぞれの前記ピンチオフ電圧、前記ドレインバイアス電圧、および前記ゲートバイアス電圧を生成することを特徴とする請求項2記載の増幅装置。
  4. 信号を増幅する増幅装置の増幅方法において、
    電源が投入されたとき、前記信号を増幅する増幅部が有するトランジスタのゲートにピンチオフ電圧を印加し、
    前記トランジスタのドレインにドレインバイアス電圧を印加し、
    前記トランジスタのゲートにゲートバイアス電圧を印加する、
    ことを特徴とする増幅方法。
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