JP2013166528A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の前突時において、シートへの着座者の臀部が自由に前方移動しようとすることを阻止するようにした車両用シートに関し、シートの構成を簡単にして、これの生産、組立が容易にできるようにする。
【解決手段】車両1の前突時にシートパッド19の前部を押し上げA可能にするパッド押上体20が、シートパッド19の前部下面側でそれぞれ車両1の幅方向に長く延びると共に車両1の前後方向で隙間29を置いて配置される複数本の棒材30と、前後方向で互いに隣り合う両棒材30,30が相対回動するようその各上端部同士を連結する連結材31とを有する。車両1の前突時に前方移動するシートパッド19上の着座者7の臀部7aがシートパッド19を介しパッド押上体20の後部側を前方に向けて押動Bする一方、パッド押上体20の前端部の前方移動をシートクッションフレーム18が阻止するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の前突時において、シートへの着座者の臀部が、この着座者の慣性力によって自由に前方移動しようとすることを阻止するようにした車両用シートに関するものである。
上記車両用シートには、従来、下記特許文献1,2に示されるものがある。これら各公報のものによれば、車両用シートは、車体側に支持されるシートクッションフレームと、このシートクッションフレーム上に支持されるシートパッドと、車両の前突時に上記シートパッドの前部を押し上げ可能にするパッド押上体とを備えている。
ここで、仮に、車両の走行中であって、上記シートへの着座者がシートベルトにより上記シート上に拘束されており、この状態で、車両がその前方の何らかの物体に衝突(前突)したとする。すると、この場合、着座者の臀部は、この着座者の慣性力により前方移動して、この臀部側が上記シートベルトの下側を前方にすり抜けるサブマリン現象が発生しようとする。そして、この現象が発生すると、シート上へのシートベルトによる着座者の拘束が不意に解除されることとなって、着座者の保護が阻害される結果となる。
しかし、前記従来の技術によれば、車両の前突時には、上記シートパッドの前部が上記パッド押上体により押し上げられる。このため、前突時に、上記着座者の臀部が自由に前方移動することは、上記のように押し上げられたシートパッドの前部により阻止されて上記サブマリン現象の発生が防止される。これにより、シート上へのシートベルトによる着座者の拘束が維持されて、着座者が保護されるようになっている。
特開2007−238016号公報 特開平7−25278号公報
ところで、上記特許文献1の車両用シートでは、パッド押上体は、エアバッグ装置で構成されており、このエアバッグ装置は、前突時に、その衝突を検出する衝突センサー、この衝突センサーの検出信号を入力して爆発するインフレータ、およびこのインフレータの燃焼ガスにより瞬間的に膨張して上記シートパッドの前部を押し上げるエアバッグを備えている。このため、この特許文献1のパッド押上体は、各部品自体が複雑であると共に部品点数が多くて、その全体構成が複雑であることから、このパッド押上体を含む車両用シートは、生産、組立が煩雑になると共に、その製造コストが高価になるおそれがある。
一方、上記特許文献2の車両用シートでは、パッド押上体は、リンク機構で構成されており、これは、シートクッションフレームの上面とシートパッドの下面との間に配置され、前後方向に列設されて互いに連結される第1〜第3リンク部材と、上記シートクッションフレームに形成され、前突時に、上記シートパッドの前部を押し上げるよう上記第1〜第3リンクを所定方向に案内するガイドスロープ部とを備えている。このため、この特許文献2のパッド押上体も、部品点数が多くて構成が複雑であることから、このパッド押上体を含む車両用シートも、生産、組立が煩雑になると共に、その製造コストが高価になるおそれがある。
また、上記特許文献2の車両用シートでは、前突時に着座者の臀部が前方移動するとき、この臀部に押動されて上記第1、第2リンクが屈曲し、これにより前記したようにシートパッドの前部が押し上げられるようになっている。
しかし、上記第1、第2リンクには、その屈曲時の高さを所定高さに保持したり、形状を所定形状に保持したりする機能は存在しないことから、前突時の着座者の臀部の前方移動が大きくなると、上記第1、第2リンクは互いに重なり合って前方に倒れてしまうおそれがある。よって、この車両用シートには、着座者を、より確実に保護する上で、改良の余地が残されている。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、車両の前突時において、シートへの着座者の臀部が、この着座者の慣性力によって自由に前方移動しようとすることを阻止するようにした車両用シートに関し、このシートの構成を簡単にして、これの生産、組立が容易にできるようにすると共に、その製造コストを安価にできるようようにし、かつ、このようにした場合でも、前突時の着座者の保護が、より確実に達成できるようにすることである。
請求項1の発明は、車体2側に支持されるシートクッションフレーム18と、このシートクッションフレーム18上に支持されるシートパッド19と、車両1の前突時に上記シートパッド19の前部を押し上げA可能にするパッド押上体20とを備えた車両用シートにおいて、
上記パッド押上体20が、上記シートパッド19の前部下面側でそれぞれ車両1の幅方向に長く延びると共に車両1の前後方向で隙間29を置いて配置される複数本の棒材30と、前後方向で互いに隣り合う両棒材30,30が相対回動するようその各上端部同士を連結する連結材31とを有し、
車両1の前突時に前方移動する上記シートパッド19上の着座者7の臀部7aが上記シートパッド19を介し上記パッド押上体20の後部側を前方に向けて押動Bする一方、このパッド押上体20の前端部の前方移動を上記シートクッションフレーム18が阻止するようにしたことを特徴とする車両用シートである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
請求項1の発明による効果は、次の如くである。
即ち、車両の前突時には、着座者の臀部は、この着座者の慣性力により前方移動して、この臀部側が上記シートベルトの下側を前方にすり抜けるサブマリン現象が発生しようとするが、この際、本発明によれば、前方移動する着座者の臀部が上記パッド押上体の後部側を前方に向けて押動する一方、このパッド押上体の前端部の前方移動は上記シートクッションフレームにより阻止される。
このため、上記着座者の臀部によるパッド押上体の後部側の押動により、このパッド押上体の各棒材は上記各隙間を狭めながら前後方向で互いに接近し、かつ、この際、前後方向で互いに隣り合う両棒材は上記各連結材を中心として互いに相対回動させられる。よって、上記パッド押上体はその前後方向の中途部が上方に突出するよう屈曲し、この屈曲部により上記シートパッドの前部が上方に押し上げられる。この結果、前突時に、着座者の臀部が自由に前方移動することは、上記パッド押上体の屈曲部により押し上げられたシートパッドの前部により阻止されて上記サブマリン現象の発生が防止され、シート上へのシートベルトによる着座者の拘束が維持されて、着座者が保護される。
そして、前突時に着座者を保護する上記パッド押上体は、上記したように、隙間を置いて配置される複数本の棒材と連結材とにより構成されたものであって、その構成は簡単である。よって、その分、シートの構成が簡単となって、このシートの生産、組立がより容易にできると共に、その製造コストを安価にすることができる。
しかも、前突時に大きく前方移動した着座者の臀部に押動されてパッド押上体が屈曲し、このパッド押上体の各棒材同士が互いに圧接したときには、このパッド押上体の屈曲部の高さや車体の側面視での形状が予定された高さや形状となって、これを保持することとなり、このため、このパッド押上体の屈曲部は外力に対し強固に精度よく対抗する。よって、前突時に着座者の臀部がそれ以上に自由に前方移動することは、上記パッド押上体の屈曲部により押し上げられたシートパッドの前部によって、より確実に阻止され、前突時の着座者の保護が、より確実に達成される。
実施例1を示し、車両用シートの側面図である。 実施例1を示し、図1の部分拡大図である。 実施例1を示し、車両用シートの斜視図である。 実施例2を示し、図2に相当する図である。
本発明の車両用シートに関し、車両の前突時において、シートへの着座者の臀部が、この着座者の慣性力によって自由に前方移動しようとすることを阻止するようにした車両用シートであって、このシートの構成を簡単にして、これの生産、組立が容易にできるようにすると共に、その製造コストを安価にできるようようにし、かつ、このようにした場合でも、前突時の着座者の保護が、より確実に達成できるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための形態は、次の如くである。
即ち、車両用シートは、車体側に支持されるシートクッションフレームと、このシートクッションフレーム上に支持されるシートパッドと、車両の前突時に上記シートパッドの前部を押し上げ可能にするパッド押上体とを備える。
上記パッド押上体は、上記シートパッドの前部下面側でそれぞれ車両の幅方向に長く延びると共に車両の前後方向で隙間を置いて配置される複数本の棒材と、前後方向で互いに隣り合う両棒材が相対回動するようその各上端部同士を連結する連結材とを有する。車両の前突時に前方移動する上記シートパッド上の着座者の臀部が上記シートパッドを介し上記パッド押上体の後部側を前方に向けて押動する一方、このパッド押上体の前端部の前方移動を上記シートクッションフレームが阻止するようにしている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例1を添付の図1〜3に従って説明する。
図1〜3において、符号1は、自動車で例示される車両である。また、矢印Frは、この車両1の進行方向の前方を示し、下記する左右とは、車両1の幅方向をいうものとする。
上記車両1の車体2の内部が車室3とされ、上記車体2は、車室3の下面を形成する板金製で剛性のあるフロアパネル4を備えている。上記車室3内に設置され、着座者7が車両1の前方を向いて着座可能なシート8が上記フロアパネル4上に支持されている。
上記シート8は、上記フロアパネル4上に締結具11により支持されるシートレール装置12と、このシートレール装置12上に前後に移動可能かつ前後所望位置で固定可能に支持されるシートクッション13と、このシートクッション13の後端部から上方に向かって突設されるシートバック14と、このシートバック14を上記シートクッション13に対し所望回動姿勢で固定させる不図示のリクライニング装置と、図1中一点鎖線で示すように上記シート8上に着座した着座者7を上記シート8上に解除可能に拘束するシートベルト15とを備えている。
上記シートクッション13は、上記シートレール装置12を介してフロアパネル4上に支持され、上記シートクッション13の骨格部材を構成するシートクッションフレーム18と、このシートクッションフレーム18をその上方から全体的に覆ってこのシートクッションフレーム18に支持され、着座者7を着座可能とさせる弾性的に伸縮自在なシートパッド19と、車両1の前突時に上記シートパッド19の前部を押し上げA可能にするパッド押上体20とを備えている。
上記シートクッションフレーム18は、その前部を構成して車両1の平面視で後方に向かって開くコの字形状をなし、プレス加工された板金製のフレーム本体22を有している。このフレーム本体22は、このフレーム本体22の前端部を構成し、左右に長く延びかつ上下に延びる前部板22aと、この前部板22aの後方で、左右に離れてそれぞれ前後方向に長く延びかつ上下に延び、その各前端部が上記前部板22aの左右各端部に固着される左右一対の側部板22b,22bとを有している。
また、上記シートクッションフレーム18は、上記フレーム本体22の左右側部板22b,22bの各後端部に溶接され、かつ、これら各後端部からそれぞれ後方に延出する左右側板23,23と、これら左右側板23,23の各後端部を互いに結合するクロスメンバ24と、上記左右側板23,23の前後方向の各中途部に架設されて張設される前後方向で複数本(3本)のS字ばね25と、上記フレーム本体22の前部板22aの上端縁部から後下方に向かって延びると共に、上記左右側部板22b,22bを互いに結合する板金製の傾斜板26とを備えている。
前記パッド押上体20は、上記シートパッド19の前部下面側で、上記傾斜板26の上面に沿ってそれぞれ車両1の幅方向に長く延びると共に、車両1の前後方向でわずかの隙間29を置いて上記傾斜板26上に配置される複数本(7本)の棒材30と、車両1の側面視(図1,2)で、前後方向で互いに隣り合う両棒材30,30が相対回動するようその各上端部同士を連結する連結材31とを有している。
上記各棒材30は、車両1の側面視(図1,2)で、それぞれ倒立台形状をなして互いに同形同大とされ、前後方向で等間隔に配置されている。また、上記各連結材31はそれぞれ車両1の幅方向に長く延びる帯板形状をなして互いに同形同大とされ、それぞれ弾性的に屈曲することにより上記両棒材30,30同士の相対回動が可能とされている。上記各棒材30と各連結材31とはいずれも弾性を有する樹脂製であって、互いに一体的に形成されている。
上記シートパッド19は、上記シートクッションフレーム18のフレーム本体22、左右各側板23、およびクロスメンバ24により支持され、かつ、上記各ばね25により弾性的に支持され、更に、上記パッド押上体20を介し上記シートクッションフレーム18の傾斜板26により支持される。
車両1の通常走行時には、図1中一点鎖線で示すように、着座者7は、その臀部7aが上記シートパッド19の後部側に着座した状態で、シートベルト15によりシート8上に拘束される。この場合、着座者7の臀部7aは、上記シートパッド19を介し上記シートクッションフレーム18のフレーム本体22、左右各側板23、およびクロスメンバ24により支持され、かつ、上記シートパッド19を介し上記シートクッションフレーム18の各ばね25により支持され、更に、上記シートパッド19とパッド押上体20とを介し上記シートクッションフレーム18の傾斜板26により支持される。また、この際、上記着座者7の臀部7aは、上記シートパッド19、各ばね25、およびパッド押上体20のそれぞれにより、弾性的に支持される。
ここで、仮に、車両1の走行中であって、図1中一点鎖線で示すように、上記シート8への着座者7がシートベルト15により上記シート8上に拘束されており、この状態で、車両1がその前方の何らかの物体に衝突(前突)したとする。
すると、この前突時には、着座者7の臀部7aは、この着座者7の慣性力により前方移動し始める。そして、このように前方移動する上記シートパッド19上の着座者7の臀部7aは、図1中二点鎖線で示すように、上記シートパッド19の前部側を前方に押動して弾性的に伸長変形させる。また、これと同時に、前方移動する着座者7の臀部7aは、上記シートパッド19を介し上記パッド押上体20の後部側を上記傾斜板26の上面に沿うよう前方に向けて押動Bする。一方、上記パッド押上体20の各棒材30のうち、前端側の棒材30は上記シートクッションフレーム18のフレーム本体22の前部板22aの上端縁部に接着や締結により固着されている。このため、上記パッド押上体20の前端部の前方移動は、上記シートクッションフレーム18により阻止される。
このため、車両1の前突時には、着座者7の臀部7aは、この着座者7の慣性力により前方移動して、この臀部7a側が上記シートベルト15の下側を前方にすり抜けるサブマリン現象が発生しようとするが、この際、上記した着座者7の臀部7aによるパッド押上体20の後部側の押動Bにより、このパッド押上体20の各棒材30は上記各隙間29を狭めながら前後方向で互いに接近し、かつ、この際、前後方向で互いに隣り合う両棒材30,30は上記各連結材31を中心として互いに相対回動させられる。
よって、上記パッド押上体20はその前後方向の中途部が上方に突出するよう円弧状に屈曲し、この屈曲部により上記シートパッド19の前部が上方に押し上げられる。この結果、前突時に、着座者7の臀部7aが自由に前方移動することは、上記パッド押上体20の屈曲部により押し上げられたシートパッド19の前部により阻止されて上記サブマリン現象の発生が防止され、シート8上へのシートベルト15による着座者7の拘束が維持されて、着座者7が保護される。
そして、前突時に着座者7を保護する上記パッド押上体20は、上記したように、隙間29を置いて配置される複数本の棒材30と連結材31とにより構成されたものであって、その構成は簡単である。よって、その分、シート8の構成が簡単となって、このシート8の生産、組立がより容易にできると共に、その製造コストを安価にすることができる。
しかも、前突時に大きく前方移動した着座者7の臀部7aに押動Bされてパッド押上体20が屈曲し、図1,2中二点鎖線で示すように、このパッド押上体20の各棒材30同士が互いに圧接したときには、このパッド押上体20の屈曲部の高さや車体2の側面視での形状が予定された高さや形状となって、これを保持することとなり、このため、このパッド押上体20の屈曲部は外力に対し強固に精度よく対抗する。よって、前突時に着座者7の臀部7aがそれ以上に自由に前方移動することは、上記パッド押上体20の屈曲部により押し上げられたシートパッド19の前部によって、より確実に阻止され、前突時の着座者7の保護が、より確実に達成される。
また、上記の場合、パッド押上体20の隙間29の前後幅寸法や棒材30の断面形状を適宜選択すれば、上記パッド押上体20の屈曲部の高さや形状を、所望のものにすることが容易にできて、実用上有益である。
なお、上記パッド押上体20の前端部の前方移動の阻止は、この前端部を上記シートクッションフレーム18のフレーム本体22の前部板22aの上端縁部に圧接させたり、係止させたりすることにより達成するようにしてもよい。また、上記パッド押上体20は、可撓性平板体もしくはシートで形成される連結材31と、この連結材31の下面に車体2の前後方向で隙間29を置いて接着もしくは一体成形される棒材30とにより形成してもよい。また、上記パッド押上体20の各棒材30の断面形状は倒立三角形状であってもよく、矩形や楕円形であってもよい。
以下の図4は、実施例2を示している。この実施例2は、前記実施例1と構成、作用効果において多くの点で共通している。そこで、これら共通するものについては、図面に共通の符号を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主に説明する。また、これら実施例における各部分の構成を、本発明の目的、作用効果に照らして種々組み合せてもよい。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例2を添付の図4に従って説明する。
図4において、上記パッド押上体20は、上記シートクッションフレーム18の傾斜板26の前上端部側から後方に向かってほぼ水平に延び、上記パッド押上体20は全体的に上記傾斜板26から上方に離れて位置している。そして、上記パッド押上体20は上記シートパッド19の前部下面に接着剤や縫合などにより接合されている。
上記シートパッド19は、その前部下面に対し後部下面が一段低く位置するよう形成され、このシートパッド19の前部下面から後部下面に到る縦向きの段差面37が上記パッド押上体20の後端部に当接するよう近接配置されている。
車両1の通常走行時には、図4中一点鎖線で示すように、着座者7は、その臀部7aが上記シートパッド19の後部側に着座した状態で、シートベルト15によりシート8上に拘束される。この場合、着座者7の臀部7aは、上記シートパッド19を介し上記シートクッションフレーム18のフレーム本体22、各側板23、およびクロスメンバ24により支持され、かつ、上記シートパッド19を介し上記シートクッションフレーム18の各ばね25により支持される。また、この際、上記着座者7の臀部7aは、上記シートパッド19、各ばね25、およびパッド押上体20とにより、より弾性的に支持される。
ここで、車両1の前突時に前方移動する上記シートパッド19上の着座者7の臀部7aは、図4中二点鎖線で示すように、上記シートパッド19の前部側を前方に押動して弾性的に伸長変形させる。また、これと同時に、前方移動する着座者7の臀部7aは、上記シートパッド19を介し上記パッド押上体20の後部側を前方に向けて押動Bするが、この際、上記したシートパッド19の前部側の前方への弾性変形により、このシートパッド19の前記段差面37が上記パッド押上体20の後部側を、より確実に前方に向けて押動Bする。
よって、図4中二点鎖線で示すように、上記パッド押上体20は、その前後方向の中途部が、より確実に上方に突出するよう円弧状に屈曲し、この屈曲部により上記シートパッド19の前部が、より確実に上方に押し上げられる。
なお、上記パッド押上体20は上記シートパッド19の前部下面に接合しないでもよく、この場合、上記パッド押上体20の前端部を上記シートクッションフレーム18の側板23の上端縁部に片持ち支持させてもよい。また、上記傾斜板26は設けなくてもよい。
1 車両
2 車体
3 車室
4 フロアパネル
7 着座者
7a 臀部
8 シート
13 シートクッション
14 シートバック
15 シートベルト
18 シートクッションフレーム
19 シートパッド
20 パッド押上体
22 フレーム本体
22a 前部板
22b 側部板
26 傾斜板
29 隙間
30 棒材
31 連結材
37 段差面
A 押し上げ
B 押動

Claims (1)

  1. 車体側に支持されるシートクッションフレームと、このシートクッションフレーム上に支持されるシートパッドと、車両の前突時に上記シートパッドの前部を押し上げ可能にするパッド押上体とを備えた車両用シートにおいて、
    上記パッド押上体が、上記シートパッドの前部下面側でそれぞれ車両の幅方向に長く延びると共に車両の前後方向で隙間を置いて配置される複数本の棒材と、前後方向で互いに隣り合う両棒材が相対回動するようその各上端部同士を連結する連結材とを有し、
    車両の前突時に前方移動する上記シートパッド上の着座者の臀部が上記シートパッドを介し上記パッド押上体の後部側を前方に向けて押動する一方、このパッド押上体の前端部の前方移動を上記シートクッションフレームが阻止するようにしたことを特徴とする車両用シート。
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US11312272B2 (en) 2017-08-14 2022-04-26 Ts Tech Co., Ltd. Conveyance seat

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