JP2013152279A - 撮影レンズ系及びそれを備えた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力の低減、雑音の低減、より大きな撮影倍率の確保及び高い光学性能を維持ができる撮影レンズ系、及びこの撮影レンズ系を備えた撮像装置を提供すること。
【解決手段】最も物体側に配置された最物体側レンズ群と、最も像側に配置された最像側レンズ群と、最物体側レンズ群と最像側レンズ群との間に配置された複数のレンズ群を含み、複数のレンズ群の何れかが第1フォーカシングレンズ群である撮影レンズ系であって、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、第1の撮影モードでは、第1フォーカシングレンズ群のみが像側に移動し、第2の撮影モードでは、撮影レンズ系中の少なくとも2つのレンズ群が移動し、無限遠物体へ合焦した状態では、撮影レンズ系中の第1フォーカシングレンズ群と少なくとも1つのレンズ群の位置は、第1の撮影モードと第2の撮影モードとで異なっており、Mn1>Mn2であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影レンズ系及びそれを備えた撮像装置に関する。
従来、至近距離物体への合焦に際して、複数のレンズ群を移動させる撮影レンズ系が知られている。この撮影レンズ系では、複数のレンズ群を移動させことで、至近距離物体までの撮影距離の短縮を図っている。ここで、至近距離物体とは、通常の合焦範囲における近距離物体の位置よりも、更に撮像装置側に位置する物体のことである。
例えば、特許文献1には、正屈折力の第1レンズ群を物体側に移動させて、通常の合焦を行う撮影レンズ系が開示されている。そして、特許文献1の撮影レンズ系では、至近距離物体への合焦を行う際に、第1レンズ群よりも後のレンズ群を移動させている。
また、特許文献2には、望遠端にて、正屈折力の第3レンズ群を像側に移動させて通常の合焦を行う撮影レンズ系が開示されている。そして、特許文献2の撮影レンズ系では、至近距離の物体への合焦を行う際に、第1レンズ群と第2レンズ群を移動させている。
特開平1−298307号公報 特開平11−352402号公報
しかしながら、特許文献1、2の撮影レンズ系では、正屈折力の第1レンズ群は重量が大きくなりやすい。しかも、第1レンズ群を保持する枠が直接外気に接する構成であるため、合焦時のレンズ群の移動に伴って大きな移動音が発生し、この移動音が雑音になりやすい。ここで、動画撮影では、撮像と録音を同時に行うことから、移動音が雑音として録音される可能性がある。そのため、特許文献1、2の撮影レンズ系は、動画撮影用の撮影レンズ系としては不向きである。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、合焦時の消費電力の低減、合焦に伴って発生する雑音の低減、より大きな撮影倍率(最大撮影倍率)の確保及び高い光学性能を維持ができる撮影レンズ系、及びこの撮影レンズ系を備えた撮像装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮影レンズ系は、
最も物体側に配置された最物体側レンズ群と、
最も像側に配置された最像側レンズ群と、
前記最物体側レンズ群と前記最像側レンズ群との間に配置された複数のレンズ群を含み、
前記複数のレンズ群の何れかが第1フォーカシングレンズ群である撮影レンズ系であって、
無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、
第1の撮影モードでは、前記第1フォーカシングレンズ群のみが像側に移動し、
第2の撮影モードでは、前記撮影レンズ系中の少なくとも2つのレンズ群が移動し、
無限遠物体へ合焦した状態では、
前記撮影レンズ系中の前記第1フォーカシングレンズ群と少なくとも1つのレンズ群の位置は、前記第1の撮影モードと前記第2の撮影モードとで異なっており、
n1>Mn2であることを特徴とする。
ここで、
n1は、前記第1の撮影モードにおける前記第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔、
n2は、前記第2の撮影モードにおける前記第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、
いずれも、無限遠物体合焦時の間隔、
である。
上記の構成によれば、合焦の際に移動するレンズ群の数を、2つの撮影モードで異ならせているので、それぞれの撮影モードに適した撮影レンズが実現できる。より具体的には、第1の撮影モードの撮影レンズ系では、合焦時の消費電力の低減、合焦に伴って発生する雑音の低減及び所定の光学性能の維持を実現でき、第2の撮影モードの撮影レンズ系では、より大きな撮影倍率(最大撮影倍率)の確保と高い光学性能の維持が実現できる。
また、本発明の撮像装置は、撮影レンズ系と、前記撮影レンズの像側に配置され、前記撮影レンズにより形成された像を電気信号に変換する撮像素子とを有することを特徴とする。
上記の構成によれば、第1の撮影モードでは、雑音の少ない音声記録画像が得られ、第2の撮影モードでは、撮影倍率が大きく高解像の画像が得られる撮像装置を実現できる。
本発明によれば、合焦時の消費電力の低減、合焦に伴って発生する雑音の低減、より大きな撮影倍率(最大撮影倍率)の確保及び高い光学性能を維持ができる撮影レンズ系、及びこの撮影レンズ系を備えた撮像装置を提供することができる。
本発明の実施例1の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、それぞれ、(a)は第1の撮影モードで無限遠物体合焦時、(b)は第1の撮影モードで近距離物体合焦時、(c)は第2の撮影モードで無限遠物体合焦時、(d)は第2の撮影モードで近距離物体合焦時、のレンズ断面図である。 本発明の実施例2の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例3の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例4の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例5の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例6の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例7の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例8の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例9の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 (a)〜(h)は、実施例1の撮影レンズ系の収差図であって、第1の撮影モードにおける無限遠物体合焦時と近距離物体合焦時の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例1の撮影レンズ系の収差図であって、第2の撮影モードにおける無限遠物体合焦時と近距離物体合焦時の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例2の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例2の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例3の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例3の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例4の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例4の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例5の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例5の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例6の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例6の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例7の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例7の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例8の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例8の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例9の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例9の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 本発明によるリアフォーカスレンズ系を交換レンズとして用いたレンズ交換式カメラの断面図である。 本発明によるデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 図29のデジタルカメラの後方斜視図である。 図29のデジタルカメラの主要部の内部回路の構成ブロック図である。
以下に、本発明にかかる撮影レンズ系及び撮像装置の実施形態及び実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態及び実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本実施形態の撮影レンズ系は、最も物体側に配置された最物体側レンズ群と、最も像側に配置された最像側レンズ群と、最物体側レンズ群と最像側レンズ群との間に配置された複数のレンズ群を含み、複数のレンズ群の何れかが第1フォーカシングレンズ群である撮影レンズ系であって、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、第1の撮影モードでは、第1フォーカシングレンズ群のみが像側に移動し、第2の撮影モードでは、撮影レンズ系中の少なくとも2つのレンズ群が移動し、無限遠物体へ合焦した状態では、撮影レンズ系中の第1フォーカシングレンズ群と少なくとも1つのレンズ群の位置は、第1の撮影モードと第2の撮影モードとで異なっており、Mn1>Mn2であることを特徴とする。
ここで、
n1は、第1の撮影モードにおける第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔、
n2は、第2の撮影モードにおける第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、
いずれも、無限遠物体合焦時の間隔、
である。
本実施形態の撮影レンズ系では、最物体側レンズ群と最像側レンズ群との間に配置された複数のレンズ群を含み、複数のレンズ群の何れかが第1フォーカシングレンズ群となっている。そのため、第1フォーカシングレンズ群のみ、あるいは第1フォーカシングレンズ群と他のレンズ群で合焦することができる。このようにすることで、例えば、撮影機能の違いに応じて、合焦時に移動させるレンズ群を異ならせることが可能となる。
具体的には、実施形態の撮影レンズ系では、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、第1の撮影モードでは、第1フォーカシングレンズ群のみが像側に移動し、第2の撮影モードでは、撮影レンズ系中の少なくとも2つのレンズ群が移動する。
このように、第1の撮影モードでは、合焦時に移動させるレンズ群が第1フォーカシングレンズ群1つなので、移動させるレンズ群の軽量化が図れる。移動させるレンズ群の軽量化は、フォーカシング動作の際の消費電力(駆動電力)の低減、駆動音の低減に有利となる。また、第1フォーカシングレンズ群をウォブリング動作させる場合も、ウォブリング動作の際の消費電力(駆動電力)の低減や、駆動音の低減が行える。なお、ウォブリングとは、フォーカシングレンズ群を微小量動かす動作のことである。
動画撮影では、周囲の音声を記録しながら動画の撮影が行なわれる。また、動画の撮影中は、フォーカシング動作やウォブリングの動作が頻繁に行なわれる。上記のように、第1の撮影モードでは、フォーカシング動作時やウォブリングの動作時に、消費電力の低減や駆動音の低減が行える。このようなことから、第1の撮影モードとしては、例えば、動画撮影が適している。
一方、第2の撮影モードでは、合焦時に、撮影レンズ系中の少なくとも2つのレンズ群が移動する。このように、第2の撮影モードでは、移動させるレンズ群が少なくとも2つあるので、第1の撮影モードに比べて、レンズ群の移動に伴って生じる収差変動をより小さく抑えると共に、大きな撮影倍率(最大撮影倍率)を確保することができる。このように、第2の撮影モードでは、レンズ系の光学性能を高く維持することができる。
静止画撮影では、動画撮影に比べて高い光学性能が必要とされる。一方で、撮影中(撮影の瞬間)には、フォーカシング動作やウォブリングの動作はほとんど行なわれない。上記のように、第2の撮影モードでは、高い光学性能を持つレンズ系が実現できる。このようなことから、第2の撮影モードとしては、例えば、静止画撮影が適している。
また、実施形態の撮影レンズ系では、無限遠物体へ合焦した状態では、撮影レンズ系中の第1フォーカシングレンズ群と少なくとも1つのレンズ群の位置は、第1の撮影モードと第2の撮影モードとで異なっている。
このようにすることで、第1の撮影モードとは異なる高い光学性能を、第2の撮影モードで得ることができる。
加えて、実施形態の撮影レンズ系では、無限遠物体へ合焦した状態で、Mn1>Mn2となっている。
ここで、
n1は、第1の撮影モードにおける第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔、
n2は、第2の撮影モードにおける第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、
いずれも、無限遠物体合焦時の間隔、
である。
合焦時、第1フォーカシングレンズ群は所定の範囲で移動する。この所定の範囲は、第1フォーカシングレンズ群の移動量になる。ここで、上述のように、第1の撮影モードでは、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、第1フォーカシングレンズ群のみが移動する。そこで、第1フォーカシングレンズ群1つで合焦を行なうためには、第1フォーカシングレンズ群の移動量をできるだけ大きくすることが好ましい。
そこで、無限遠物体へ合焦した状態で、Mn1>Mn2にすると、第2の撮影モードよりも第1の撮影モードの方で、第1フォーカシングレンズ群を物体側に位置させることができる。これにより、第1フォーカシングレンズ群とその像側にあるレンズ群との間隔を広くすることができる。このように、第1の撮影モードでは、第1フォーカシングレンズ群の移動量を大きくできるので、第1フォーカシングレンズ群のみの移動で合焦することが可能となる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、第1フォーカシングレンズ群の屈折力は負屈折力であり、第1フォーカシングレンズ群よりも物体側に位置するレンズ群全体での屈折力が正屈折力であることが好ましい。
このようにすることで、第1フォーカシングレンズ群を像側へ移動させたときに、より近距離にある物体へ合焦すること、すなわち、近距離物体側における合焦可能な距離の短縮化ができる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、第2の撮影モードで、最物体側レンズ群と最像側レンズ群が静止していることが好ましい。
上述のように、第2の撮影モードでは、合焦時、少なくとも2つのレンズ群が移動する。そのため、第2の撮影モードでは、第1の撮影モードに比べると、レンズ群の移動音、すなわち雑音が大きくなる。しかしながら、最物体側レンズ群と最像側レンズ群とが静止しているので、第2の撮影モードで合焦を行なっても、雑音の外部への漏れを低減することができる。また、撮影レンズ系内へのゴミの進入を抑えやすくなる。なお、最物体側レンズ群と最像側レンズ群の静止は、例えば、接着によってその位置を固定することで実現できる。また、他の方法として、これらのレンズ群を、押圧部材を介してビス止めし、その位置を固定させても良い。このようにすれば、最物体側レンズ群と最像側レンズ群とで形成される空間の密閉度をより高くできるので、雑音の外部への漏れの低減やゴミの侵入防止を、より確実に行なうことができる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、少なくとも2つのレンズ群のうち、1つのレンズ群の屈折力は負屈折力で、もう1つのレンズ群の屈折力は正屈折力であり、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、第2の撮影モードで移動する少なくとも2つのレンズ群は、第1フォーカシングレンズ群を含まないことが好ましい。
このようにすることで、第2の撮影モードにおいて、合焦時の収差の変動を低減しやすくなる。また、このようにすることは、近距離物体側における合焦可能な距離の短縮化と、良好な光学性能の確保の両立に有利となる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、第2の撮影モードで移動する少なくとも2つのレンズ群のうちの1つのレンズ群が、第1フォーカシングレンズ群であることが好ましい。
このようにすることで、第2の撮影モードにおいて、合焦時の収差の変動を低減しやすくなる。また、このようにすることは、近距離物体側における合焦可能な距離の短縮化と、良好な光学性能の確保の両立に有利となる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、第1フォーカシングレンズ群が負の屈折力を有し、且つ2枚以下のレンズからなり、以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
−1.2≦fn/finf1≦−0.2 (1)
ただし、
nは、第1フォーカシングレンズ群の焦点距離、
inf1は、第1の撮影モードにおける撮影レンズ系全系の焦点距離であって、無限遠物体合焦時の焦点距離、
である。
この構成は、第1フォーカシングレンズ群の軽量化と移動量の短縮化の両立を行いやすくするための構成である。また、第1フォーカシングレンズ群を2枚以下のレンズ構成とすることは、フォーカシングレンズ群の軽量化に有利となる。そして、条件式(1)は、第1フォーカシングレンズ群の好ましい焦点距離を特定するものである。
条件式(1)の下限値を下回らないように適切な負の屈折力を確保することで、第1フォーカシングレンズ群の移動量を抑えることができる。また、第1フォーカシングレンズ群の有効径を小さくできるので、フォーカシング動作を行なうための機械的構造への負担を軽減しやすくなる。なお、ここでの第1フォーカシングレンズ群の移動量とは、無限遠物体合焦時における第1フォーカシングレンズ群の位置と、近距離物体合焦時における第1フォーカシングレンズ群の位置との差である。
条件式(1)の上限値を上回らないように負の屈折力が過剰になるのを抑えることで、合焦時における第1フォーカシングレンズ群の停止精度を緩和できる。また、条件式(1)の上限値を上回らないようにすることは、合焦に伴って生じる収差変動の低減に有利となる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、第1フォーカシングレンズ群が1枚のレンズからなることが好ましい。
このようにすることで、第1フォーカシングレンズ群の更なる軽量化ができる。そして、この軽量化によって、駆動電力の低減、雑音の低減、合焦時の停止精度の緩和が行える。このように、第1フォーカシングレンズ群を1枚のレンズにすることは、軽量化及びそれに伴う効果の発揮に有利となる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、第1フォーカシングレンズ群が負の屈折力を有し、第1フォーカシングレンズ群の物体側直前に配置された正屈折力のレンズ群を有し、複数のレンズ群は、該正屈折力のレンズ群を含み、且つ、少なくとも1つのレンズ群は該正屈折力のレンズ群を含み、以下の条件式(2)、(3)を満足することが好ましい。
0<Mp12/finf2≦0.45 (2)
0.1≦Mp12/Mn12≦3.0 (3)
ただし、
p12=Mp1−Mp2、Mn12=Mn1−Mn2であって、
p1は、第1の撮影モードにおける正屈折力のレンズ群と像面との間隔、
p2は、第2の撮影モードにおける正屈折力のレンズ群と像面との間隔、
n1は、第1の撮影モードにおける第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔、
n2は、第2の撮影モードにおける第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、
inf2は、第2の撮影モードにおける撮影レンズ系全系の焦点距離であって、
上記間隔及び焦点距離は、いずれも、無限遠物体合焦時の間隔及び焦点距離、
である。
無限遠物体合焦時、第2の撮影モードよりも第1の撮影モードの方で、正屈折力のレンズ群と第1フォーカシングレンズ群とを物体側に位置させることが好ましい。このようにすると、第1の撮影モードにおいて、第1フォーカシングレンズ群の移動に必要な移動量を、一層確保しやすくなる。
p12は、第1の撮影モードにおける正屈折力のレンズ群の位置と、第2の撮影モードにおける正屈折力のレンズ群の位置との差である。条件式(2)は、この位置の差について、好ましい差を特定するものである。なお、この差は、正屈折力のレンズ群の移動量を表している。Mp12の値は正であることから、無限遠物体合焦時、第2の撮影モードよりも第1のモードの方で、正屈折力のレンズ群は物体側に位置する。
条件式(2)の下限値を下回らないように正屈折力のレンズ群の適切な移動量を確保することは、第1フォーカシングレンズ群の適切な移動量の確保に有利となる。
条件式(2)の上限値を上回らないようにすることで、第1の撮影モードと第2の撮影モードの両方において、合焦に伴って生じる収差変動を低減しやすくなる。
条件式(3)は、正屈折力のレンズ群の移動量に対する第1フォーカシングレンズ群の好ましい移動量を特定するものである。条件式(3)は条件式(2)を満足することを前提としている。
条件式(3)の下限を下回らないように正屈折力のレンズ群の適切な移動量を確保すること、及び、条件式(3)の上限を上回らないように第1フォーカシングレンズ群の適切な移動量を確保することが好ましい。このようにすることで、正屈折力のレンズ群の移動に伴って生じる収差変動を小さくしつつ、第1フォーカシングレンズ群の適切な移動量の確保につながる。
特に、第1フォーカシングレンズ群がウォブリング機能を持つ場合は、条件式(3)の下限値を下回らないようにすることが好ましい。このようにすることで、第1フォーカシングレンズ群と正屈折力のレンズ群との間で、物理的な接触や衝突が発生することを避けることができる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、最物体側レンズ群と最像側レンズ群は、第1の撮影モード及び第2の撮影モードのいずれにおいても静止していることが好ましい。
このようにすることで、第1の撮影モード及び第2の撮影モードのいずれにおいても、合焦時の雑音が低減できるほか、撮影レンズ系内へのゴミの進入を抑えやすくなる。なお、第1の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態と、第2の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態との間で、状態が切り替わった時においても、同様の効果が得られる。なお、最物体側レンズ群と最像側レンズ群の静止は、例えば、接着によってその位置を固定することで実現できる。また、前述のような他の方法でも良い。
また、本実施形態の撮影レンズ系は、最物体側レンズ群と第1フォーカシングレンズ群との間に、第2フォーカシングレンズ群と第3フォーカシングレンズ群を有し、複数のレンズ群は、第2フォーカシングレンズ群と第3フォーカシングレンズ群を含み、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、第2の撮影モードでは、第2フォーカシングレンズ群と第3フォーカシングレンズ群が移動することが好ましい。
このようにすることは、近距離物体側における合焦可能な距離の短縮化と、この短縮化に伴って発生する収差変動の低減の両立に有利となる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、第2フォーカシングレンズ群の屈折力は負屈折力、第3フォーカシングレンズ群の屈折力は正屈折力であり、第3フォーカシングレンズ群は、第2フォーカシングレンズ群と第1フォーカシングレンズ群との間に位置し、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、第2の撮影モードでは、第2フォーカシングレンズ群は像側に移動し、第3フォーカシングレンズ群は物体側に移動することが好ましい。
このようにすることで、撮影レンズ系の全長の変化を抑えながら、近距離物体の撮影時の撮影倍率の絶対値を大きくしやすくなる。第2フォーカシングレンズ群が像側に移動することで、正の球面収差と正の像面湾曲が発生し、第3フォーカシングレンズ群が物体側に移動することで負の球面収差と負の像面湾曲が発生する。そのため、特に、球面収差と像面湾曲のそれぞれについて、発生した収差(収差変動)を互いに打ち消しあうことができる。その結果、近距離側の物体、特に、より至近距離にある物体に対して、良好な収差補正状態を維持したままで合焦が可能となる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、第3フォーカシングレンズ群は、第1フォーカシングレンズ群の物体側直前に配置され、第2の撮影モードよりも第1の撮影モードの方で、第3フォーカシングレンズ群が物体側に位置することが好ましい。
第1の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態と、第2の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態との間で状態が切り替わった時、レンズ群が移動する。そこで、このようにすることで、状態が切り替わった時に移動するレンズ群と第3フォーカシングレンズ群を共通にできる。その結果、移動するレンズ群の数の増加を抑えられるので、コストを低減することができる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、最物体側レンズ群の屈折力が正屈折力であることが好ましい。
このようにすることで、至近物体撮影時の適切なワーキングディスタンスの確保に有利となる。
また、本実施形態の撮影レンズ系では、第1フォーカシングレンズ群が光軸方向に所定の移動量で往復運動を行い、所定の移動量は、第1の撮影モードでの無限遠物体から近距離物体への合焦の際の移動量よりも小さいことが好ましい。
このようにすることで、第1フォーカシングレンズ群を、いわゆるウォブリングレンズ群とすることができる。このためには、所定の移動量は、被写体像のコントラストを変化させて、合焦状態を検知することができる程度の量であることが好ましい。第1フォーカシングレンズ群は、小型化、軽量化に有利なレンズ群である。そこで、第1フォーカシングレンズ群にウォブリング機能を持たせることで、他のレンズ群を往復運動させた場合に比べて、レンズ群の駆動電力を低減しやすくなる。
また、本実施形態の撮影レンズ系は、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
0.3≦βinf2MAX≦1.5 (4)
ただし、
βinf2MAXは、第2の撮影モードにおける撮影レンズ系の最大撮影倍率の絶対値、
である。
第2の撮影モードにおいて、撮影倍率は無限遠物体合焦時から近距離物体合焦時までの間で変化する。撮影倍率をβinf2MAXは、この変化する撮影倍率のうちで最大となる撮影倍率である。条件式(4)を満足することで、撮影レンズ系の全長の短縮化と所定の光学性能の確保した上で、撮影倍率の大きな被写体像を得ることができる。
条件式(4)の下限値を下回らないような最大撮影倍率を確保することで、所定の光学性能を確保した上で、より撮影倍率が大きい被写体像を得ることができる。
条件式(4)の上限値を上回らないように最大撮影倍率が過剰になるのを抑えることが、撮影レンズ系の全長の短縮化と所定の光学性能の確保の点で好ましい。
また、本実施形態の撮影レンズ系は、以下の条件式(5)、(6)を満足することが好ましい。
0.01≦Mn12/finf2≦0.60 (5)
0.1≦Mninf1MAX/finf1≦0.5 (6)
ただし、
n12=Mn1−Mn2、Mninf1MAX=Mn3−Mn4であって、
n1は、第1の撮影モードにおける第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔、
n2は、第2の撮影モードにおける第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、
いずれも、無限遠物体合焦時の間隔、
n3は、第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、第1フォーカシングレンズ群が像面から最も遠くに位置した時の間隔、
n4は、第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、第1フォーカシングレンズ群が像面に最も近く位置した時の間隔であって、
いずれも第1の撮影モードにおける間隔であり、
inf1は、第1の撮影モードにおける撮影レンズ系全系の焦点距離、
inf2は、第2の撮影モードにおける撮影レンズ系全系の焦点距離であって、
いずれも、無限遠物体合焦時の焦点距離、
である。
条件式(5)、(6)は、第1フォーカシングレンズ群の好ましい移動量を特定するものである。
条件式(5)の下限値を下回らないようにすることは、第1フォーカシングレンズ群の適切な移動量の確保に有利となる。
条件式(5)の上限値を上回らないようにすることで、第1フォーカシングレンズ群の位置の変化に伴う収差変動を低減しやすくなる。
条件式(6)の下限値を下回らないように第1フォーカシングレンズ群の適切な移動量を確保することは、撮影距離の短縮に有利となる。
条件式(6)の上限値を上回らないように第1フォーカシングレンズ群の移動量が過剰に大きくなるのを抑えることは、メカ構成等の小型化に有利となる。
また、本実施形態の撮像装置は、上記の撮影レンズ系と、撮影レンズ系の像側に配置され、撮影レンズ系により形成された像を電気信号に変換する撮像素子とを有する。
上述の撮影レンズ系を備えることで、このレンズ系の利点を活かした撮像装置を提供することができる。
また、機能(作用効果)をより確実にする上で、上述の各条件式は上限値、下限値を以下のようにすることが、好ましい。
条件式(1)について、
下限値を−0.8、更には−0.6とすることがより好ましい。
上限値を−0.28、更には−0.31とすることがより好ましい。
条件式(2)について、
下限値を0.05、更には0.08とすることがより好ましい。
上限値を0.3、更には0.18とすることがより好ましい。
条件式(3)について、
下限値を0.4、更には0.53とすることがより好ましい。
上限値を2.0、更には1.0とすることがより好ましい。
条件式(4)について、
下限値を0.5、更には0.7とすることがより好ましい。
上限値を1.2、更には1.0とすることがより好ましい。
条件式(5)について、
下限値を0.1、更には0.12とすることがより好ましい。
上限値を0.4、更には0.2とすることがより好ましい。
条件式(6)について、
下限値を0.13、更には0.17とすることがより好ましい。
上限値を0.4、更には0.3とすることがより好ましい。
なお、上述の撮影レンズ系は、複数の構成を同時に満足してもよい。このようにすることが、良好な撮影レンズ系、及び撮像装置を得る上で好ましい。また、好ましい構成の組み合わせは任意である。また、各条件式について、より限定した条件式の数値範囲の上限値あるいは下限値のみを限定しても構わない。
以下に、本発明に係る撮影レンズ系、及び撮像装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
以下、本発明の撮影レンズ系の実施例1〜9について説明する。実施例1〜9のレンズ断面図を、それぞれ図1〜図9に示す。図1〜図9中、第1レンズ群はG1、第2レンズ群はG2、開口絞りはS、第3レンズ群はG3、第4レンズ群はG4、第5レンズ群はG5、像面はIで示してある。なお、像面Iの位置には、撮像面を持つ撮像素子が配置される。
なお、図1〜図9では、第5レンズ群G5と像面Iの間に、光学素子は配置されていない。しかしながら、この間に、光学素子として、付着したゴミを振動により弾き飛ばす振動フィルター、3枚の平行平板を重ね合わせたローパスフィルター、透過波長域を制限するフィルター、撮像素子(CCD、C−MOS)の撮像面を保護するカバーガラスなどの概略平行平板を配置してもよい。そして、撮影レンズ系を交換レンズとして使用する場合、撮像素子や上述の光学素子をカメラ本体側に持たせるようにするとよい。
また、図1〜図9の各々において、(a)は第1の撮影モードで無限遠物体合焦時、(b)は第1の撮影モードで近距離物体合焦時、(c)は第2の撮影モードで無限遠物体合焦時、(d)は第2の撮影モードで近距離物体合焦時、のレンズ断面図である。また、図中、破線は、合焦状態の変化及び撮影モードの切り替わりに関係なく常に静止していることを示し、点線は、合焦状態が変化したときに静止していることを示している。また、第4レンズ群G4については、(b)において、レンズ断面の下に左右方向の矢印が描かれている。これは、第4レンズ群G4でウォブリングを行なうことを示している。
実施例1〜7、9の撮影レンズ系は、図1〜7、9のそれぞれに示すように、物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群G1と、負屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正屈折力の第3レンズ群G3と、負屈折力の第4レンズ群G4と、正屈折力の第5レンズ群G5とで構成されている。
実施例8の撮影レンズ系は、図8に示すように、物体側から順に、正屈折力の第1レンズ群G1と、負屈折力の第2レンズ群G2と、明るさ絞りSと、正屈折力の第3レンズ群G3と、負屈折力の第4レンズ群G4と、負屈折力の第5レンズ群G5とで構成されている。
各実施例とも、第1レンズ群G1は最物体側レンズ群で、第5レンズ群G5は最像側レンズ群である。また、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4は、それぞれ、第2フォーカシングレンズ群、第3フォーカシングレンズ群、第1フォーカシングレンズ群である。
実施例1では、物体側から順に、第1レンズ群G1は、2枚の両凸正レンズと、両凹負レンズと、両凸正レンズとから構成されている。第2レンズ群G2は、両凹負レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズとの接合レンズとから構成されている。第3レンズ群G3は、両凸正レンズと、両凸正レンズと像側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズとから構成されている。第4レンズ群G4は物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズで構成されている。第5レンズ群G5は、両凹負レンズと、両凸正レンズとで構成されている。
実施例2は、次の点で実施例1と異なる。第1レンズ群G1において、負レンズが像側に凸面を向けた負メニスカスレンズで、最も像側にある正レンズが、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
実施例3は、次の点で実施例1と異なる。第1レンズ群G1において、最も物体側にある正レンズが、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
実施例4は実施例3と同じである。
実施例5は、次の点で実施例1と異なる。第1レンズ群G1において、最も像側にある正レンズが、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第2レンズ群G2において、物体側の物体側にある負レンズが、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。第3レンズ群G3において、像側にある正レンズが、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
実施例6は実施例3と同じである。
実施例7は、次の点で実施例3と異なる。第3レンズ群G3において、像側にある正レンズが、像側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
実施例8は、次の点で実施例1と異なる。第5レンズ群G5において、正レンズが、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。
実施例9は、次の点で実施例1と異なる。第1レンズ群G1において、最も像側にある正レンズが、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズである。第2レンズ群G2において、物体側の負レンズが、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズである。
上記の実施例1〜9において、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2及び第3レンズ群G3の3つのレンズ群は、第4レンズ群G4(第1フォーカシングレンズ群)よりも物体側に位置している。この3つのレンズ群全体の焦点距離は、実施例1では38.382mmである。このように、実施例1において、3つのレンズ群全体の屈折力は正屈折力となっている。なお、実施例2〜9についても、3つのレンズ群全体の屈折力は、実施例1と同様に正屈折力である(3つのレンズ群全体の焦点距離の記載は省略する)。
各レンズ群と明るさ絞り(以下、光学部品とする)の動きを表1〜4に示す。各表において、OBは光学部品が物体側に移動することを、IMは光学部品が像側に移動することを、Sは光学部品が静止していることを示している。
第1の撮影モードにおいて、無限遠物体から近距離物体への合焦したときの、各レンズ群の動きを表1に示す。なお、各レンズ群のこの動きは、図1〜9における(a)と(b)からもわかる。
Figure 2013152279
第2の撮影モードにおいて、無限遠物体から近距離物体への合焦したときの、各レンズ群の動きを表2に示す。各レンズ群のこの動きは、図1〜9における(c)と(d)からもわかる。
Figure 2013152279
表2から分かるように、第2の撮影モードでは、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、第1レンズ群G1(最物体側レンズ群)と第5レンズ群G5(最像側レンズ群)は静止している。なお、第1レンズ群G1と第5レンズ群G5は、第1の撮影モードにおいても、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し静止している(表1参照)。また、明るさ絞りSも、第1および第2の撮影モードで静止している。第1レンズ群G1、明るさ絞りS及び第5レンズ群G5の静止は、例えば、接着によってその位置を固定することで実現できる。また、前述のような他の方法でも良い。
また、第2の撮影モードでは、無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、第4レンズ群G4(第1フォーカシングレンズ群)とは別に、第2レンズ群G2(負屈折力のレンズ群・第2フォーカシングレンズ群)と第3レンズ群G3(正屈折力のレンズ群・第3フォーカシングレンズ群)の2つのレンズ群が移動している。第2レンズ群G2は像側に移動し、第3レンズ群G3は物体側に移動する。
また、後述の数値実施例において、明るさ絞りSと第3レンズ群の間隔は、例えば実施例1では、d14の値が第1の撮影モードでは8.00、第2の撮影モードでは、近距離物体合焦時で1.00となっている。よって、第2の撮影モードよりも第1の撮影モードの方で、第3レンズ群G3が物体側に位置している。実施例2〜9についても同様である。
第2レンズ群の動きを表3に示す。表3において、
(A)は、第1の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態から、第2の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態に変化した場合(図1〜9における(a)と(c))、
(B)は、第1の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態から、第2の撮影モードで近距離物体に合焦している状態に変化した場合(図1〜9における(a)と(d))、
(C)は、第2の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態から、第2の撮影モードで近距離物体に合焦している状態に変化した場合(図1〜9における(c)と(d))、
を、それぞれ示している。
Figure 2013152279
第3レンズ群の動き(D)、(E)を表4に示す。表4において、
(D)は、第1の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態から、第2の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態に変化した場合(図1〜9における(a)と(c))、
(E)は、第1の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態から、第2の撮影モードで近距離物体に合焦している状態に変化した場合(図1〜9における(a)と(d))、
を、それぞれ示している。
Figure 2013152279
表4の(D)から分かるように、第2の撮影モードよりも第1の撮影モードの方で、第3レンズ群G3は物体側に位置している。なお、この第3レンズ群G3は、第4レンズ群G4の物体側直前に配置され、正屈折力を有するレンズ群である。また、表4の(E)から分かるように、第2の撮影モードよりも第1の撮影モードの方で、第4レンズ群G4は物体側に位置している。
第4レンズ群の動き(F)を表5に示す。表5において、
(F)は、第1の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態から、第2の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態に変化した場合(図1〜9における(a)と(c))、
(G)は、第1の撮影モードで近距離物体に合焦している状態から、第2の撮影モードで無限遠物体に合焦している状態に変化した場合(図1〜9における(b)と(c))、
を、それぞれ示している。
Figure 2013152279
なお、第4レンズ群G4は、無限遠物体から近距離物体へ合焦する際の動きとは別に、所定の移動量で往復運動する。この往復運動はウォブリングであって、第4レンズ群G4が静止の状態のときでも往復運動が行なわれる。なお、所定の移動量は、無限遠物体から近距離物体への合焦の際の移動量よりも小さい。
ウォブリングは、合焦位置の前後で、フォーカシングレンズ群を常に微小量動かす動作である。このようにすることで、像のコントラストの変化を測定することができる。そして、このコントラストの変化から、合焦状態の変化(合焦状態からのずれ)を検出することができる。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。記号は上記の外、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズ面間の間隔、ndは各レンズのd線の屈折率、νdは各レンズのアッベ数である。また、焦点距離は全系の焦点距離、FNO.はFナンバー、ωは半画角、f1、f2…は各レンズ群の焦点距離である。なお、全長は、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカスを加えたものである。fb(バックフォーカス)は、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算して表したものである。
第1無限遠は第1の撮影モードで無限遠物体合焦時を、第1近距離は第1の撮影モードで近距離物体合焦時を、第2無限遠は第2の撮影モードで無限遠物体合焦時を、第2近距離は第2の撮影モードで近距離物体合焦時を、それぞれ表している。
数値実施例1
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 221.925 4.50 1.65262 40.21
2 -56.848 0.10
3 57.542 3.59 1.64755 57.96
4 -418.348 1.30
5 -60.491 1.60 1.84624 23.79
6 356.420 0.10
7 32.467 4.06 1.49184 69.73
8 -230.963 可変
9 -125.899 1.20 1.70704 55.47
10 20.165 3.02
11 -50.372 1.20 1.65856 32.00
12 18.484 3.07 1.84190 25.40
13 -99.983 可変
14(絞り) ∞ 可変
15 84.248 2.96 1.59429 60.87
16 -35.357 0.10
17 35.942 4.00 1.66755 57.05
18 -22.599 1.20 1.84666 23.78
19 -263.159 可変
20 112.142 1.20 1.72763 54.75
21 18.598 可変
22 -25.000 1.20 1.48826 70.17
23 40.000 4.50 1.87378 34.67
24 -36.507 16.58
像面(撮像面) ∞

各種データ
像高 11.15
全長 100.582
fb 16.579
第1無限遠 第1近距離 第2無限遠 第2近距離
倍率 0 -0.30 0 -1.0
焦点距離 72.23 57.55 60.52 53.05
FNO. 2.88 3.11 2.88 5.80
画角2ω 17.23 16.24 20.37 5.57
d8 4.95 4.95 2.81 16.39
d13 12.44 12.44 14.57 1.00
d14 8.00 8.00 11.76 1.00
d19 0.14 8.80 3.69 14.45
d21 19.57 10.91 12.25 12.25

群焦点距離
f1=36.51 f2=-29.83 f3=26.53 f4=-30.81 f5=66.09
数値実施例2
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 8316.838 4.50 1.65231 32.49
2 -45.159 0.10
3 59.876 3.59 1.62974 58.85
4 -301.934 1.30
5 -47.650 1.60 1.87324 34.37
6 -1908.805 0.10
7 25.401 4.06 1.49179 69.74
8 295.878 可変
9 -2492.550 1.20 1.71540 48.47
10 16.137 3.02
11 -52.153 1.20 1.64041 33.48
12 16.240 3.07 1.86343 34.31
13 -69.922 可変
14(絞り) ∞ 可変
15 80.673 2.96 1.50793 67.92
16 -57.818 0.10
17 44.229 4.00 1.69458 55.94
18 -19.099 1.20 1.85141 25.20
19 -52.733 可変
20 54.807 1.20 1.83657 43.81
21 15.108 可変
22 -28.418 1.20 1.48800 70.20
23 40.000 4.50 1.86821 31.76
24 -34.056 17.15
像面(撮像面) ∞

各種データ
像高 11.15
全長 100.580
fb 17.152
第1無限遠 第1近距離 第2無限遠 第2近距離
倍率 0 -0.60 0 -1.0
焦点距離 75.91 52.97 66.03 56.95
FNO. 3.25 3.63 3.03 5.80
画角2ω 16.69 14.88 18.54 9.69
d8 4.81 4.81 2.81 9.90
d13 6.09 6.09 8.08 1.00
d14 8.00 8.00 14.70 1.00
d19 0.10 13.68 2.64 16.34
d21 25.52 11.94 16.28 16.28

群焦点距離
f1=37.34 f2=-37.06 f3=26.69 f4=-25.28 f5=53.27
数値実施例3
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 -153.120 4.50 1.66725 47.37
2 -38.005 0.10
3 66.243 3.59 1.63406 57.95
4 -103.232 1.30
5 -39.947 1.60 1.87823 37.39
6 -265.288 0.10
7 25.464 4.06 1.48800 70.20
8 -203.232 可変
9 -80.026 1.20 1.73089 54.45
10 16.544 3.02
11 -55.279 1.20 1.64209 33.33
12 15.660 3.07 1.86130 33.03
13 -74.942 可変
14(絞り) ∞ 可変
15 71.138 2.96 1.48800 70.20
16 -63.595 0.10
17 117.510 4.00 1.68743 56.22
18 -15.265 1.20 1.85801 27.46
19 -32.758 可変
20 39.116 1.20 1.60188 60.40
21 14.742 可変
22 -25.495 1.20 1.49563 69.29
23 40.000 4.50 1.83692 43.46
24 -36.907 19.47
像面(撮像面) ∞

各種データ
像高 11.15
全長 100.582
fb 19.468
第1無限遠 第1近距離 第2無限遠 第2近距離
倍率 0 -0.60 0 -1.0
焦点距離 65.91 44.15 58.70 44.08
FNO. 3.11 3.67 2.88 5.80
画角2ω 18.95 17.30 20.34 11.19
d8 2.81 2.81 2.81 6.82
d13 5.01 5.01 5.01 1.00
d14 8.00 8.00 18.67 1.00
d19 0.10 19.76 2.90 23.62
d21 26.28 6.62 12.81 9.77

群焦点距離
f1=32.02 f2=-28.42 f3=29.33 f4=-40.05 f5=77.80
数値実施例4
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 -246.883 4.50 1.64481 58.09
2 -37.380 0.10
3 91.646 3.59 1.61028 36.60
4 -88.866 1.30
5 -33.240 1.60 1.88229 40.23
6 -147.073 0.10
7 35.024 4.06 1.48802 70.20
8 -66.541 可変
9 -36.257 1.20 1.74337 52.85
10 22.083 3.02
11 -23.196 1.20 1.64503 33.33
12 24.380 3.07 1.86047 37.55
13 -24.723 可変
14(絞り) ∞ 可変
15 79.949 2.96 1.54697 64.26
16 -68.497 0.10
17 45.502 4.00 1.69132 56.07
18 -18.417 1.20 1.85542 26.55
19 -48.342 可変
20 45.054 1.20 1.60101 60.46
21 14.197 可変
22 -36.412 1.20 1.50083 62.79
23 40.000 4.50 1.88300 40.77
24 -37.873 14.92
像面(撮像面) ∞

各種データ
像高 11.15
全長 98.843
fb 14.922
第1無限遠 第1近距離 第2無限遠 第2近距離
倍率 0 -0.60 0 -1.0
焦点距離 53.78 42.70 39.61 43.89
FNO. 2.98 3.28 2.88 5.80
画角2ω 23.18 20.37 28.59 11.42
d8 3.88 3.88 2.81 11.00
d13 8.12 8.12 9.18 1.00
d14 6.07 6.07 22.61 1.00
d19 0.10 16.50 6.02 24.44
d21 26.85 10.44 4.38 7.57

群焦点距離
f1=35.51 f2=-34.73 f3=26.68 f4=-35.00 f5=50.75
数値実施例5
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 1850.029 4.50 1.68479 30.22
2 -45.610 0.10
3 56.684 3.59 1.64657 58.01
4 -239.131 1.30
5 -46.644 1.60 1.84666 23.78
6 1439.275 0.10
7 20.917 4.06 1.49167 69.75
8 107.010 可変
9 137.127 1.20 1.72833 45.39
10 14.790 3.02
11 -49.220 1.20 1.64460 33.92
12 15.367 3.07 1.85590 26.70
13 -124.726 可変
14(絞り) ∞ 可変
15 61.593 2.96 1.48846 70.14
16 -36.630 0.10
17 -2774.053 4.00 1.66549 57.14
18 -18.127 1.20 1.84666 23.78
19 -44.282 可変
20 63.092 1.20 1.71258 55.27
21 17.768 可変
22 -25.769 1.20 1.54244 64.64
23 302855.432 4.50 1.68180 30.39
24 -25.090 25.18
像面(撮像面) ∞

各種データ
像高 11.15
全長 108.582
fb 25.178
第1無限遠 第1近距離 第2無限遠 第2近距離
倍率 0 -0.60 0 -1.0
焦点距離 101.25 60.87 98.97 53.14
FNO. 4.39 4.92 4.38 5.80
画角2ω 12.44 11.06 12.69 8.34
d8 3.24 3.24 2.81 5.90
d13 3.66 3.66 4.09 1.00
d14 7.16 7.16 8.56 1.00
d19 0.97 17.00 1.92 20.28
d21 29.46 13.43 27.11 16.31

群焦点距離
f1=33.75 f2=-29.49 f3=34.27 f4=-35.10 f5=123.46
数値実施例6
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 -384.561 4.50 1.66960 32.12
2 -41.352 0.10
3 50.720 3.59 1.64418 58.12
4 -231.483 1.30
5 -42.090 1.60 1.84666 23.78
6 -1306.032 0.10
7 24.583 4.06 1.48801 70.20
8 -75.294 可変
9 -60.714 1.20 1.73719 53.62
10 15.727 3.02
11 -40.972 1.20 1.64522 33.44
12 15.858 3.07 1.85923 28.25
13 -58.365 可変
14(絞り) ∞ 可変
15 86.122 2.96 1.48824 70.17
16 -43.966 0.10
17 196.250 4.00 1.68207 56.44
18 -16.094 1.20 1.84666 23.78
19 -34.370 可変
20 42.804 1.20 1.55281 63.79
21 14.435 可変
22 -25.188 1.20 1.50883 67.82
23 57.077 4.50 1.76703 48.11
24 -26.093 21.45
像面(撮像面) ∞

各種データ
像高 11.15
全長 100.582
fb 21.447
第1無限遠 第1近距離 第2無限遠 第2近距離
倍率 0 -0.60 0 -1.0
焦点距離 59.75 41.98 64.32 45.50
FNO. 3.34 3.82 2.99 5.80
画角2ω 21.21 18.70 19.19 11.22
d8 0.14 0.14 2.81 5.38
d13 6.24 6.24 3.57 1.00
d14 6.06 6.06 12.90 1.00
d19 4.05 24.13 0.10 25.80
d21 23.74 3.66 20.85 7.05

群焦点距離
f1=28.35 f2=-24.10 f3=29.90 f4=-40.00 f5=64.81
数値実施例7
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 -133.266 4.50 1.68542 43.61
2 -33.934 0.10
3 50.701 3.59 1.64858 57.91
4 -133.433 1.30
5 -32.534 1.60 1.84666 23.78
6 -159.283 0.10
7 33.630 4.06 1.48800 70.20
8 -43.171 可変
9 -32.752 1.20 1.77033 49.87
10 19.603 3.02
11 -23.392 1.20 1.65686 46.71
12 19.637 3.07 1.85035 31.61
13 -26.582 可変
14(絞り) ∞ 可変
15 318.449 2.96 1.48800 70.20
16 -35.608 0.10
17 -1399.570 4.00 1.68119 56.47
18 -14.673 1.20 1.84667 23.78
19 -30.191 可変
20 25.206 1.20 1.48802 70.20
21 13.335 可変
22 -32.526 1.20 1.62882 58.89
23 62.237 4.50 1.55590 44.92
24 -19.977 17.54
像面(撮像面) ∞

各種データ
像高 11.15
全長 100.582
fb 17.535
第1無限遠 第1近距離 第2無限遠 第2近距離
倍率 0 -0.60 0 -1.0
焦点距離 59.76 40.81 60.77 46.62
FNO. 3.52 3.83 3.05 5.80
画角2ω 21.34 18.76 19.88 10.10
d8 0.46 0.46 2.81 7.57
d13 8.11 8.11 5.75 1.00
d14 3.33 3.33 14.52 1.00
d19 1.33 28.28 0.13 24.08
d21 30.91 3.96 20.92 10.49

群焦点距離
f1=27.46 f2=-25.40 f3=32.53 f4=-60.01 f5=106.91
数値実施例8
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 170.733 4.50 1.67906 56.56
2 -62.309 0.10
3 55.992 3.59 1.66652 57.09
4 -408.165 1.30
5 -63.993 1.60 1.84666 23.78
6 230.919 0.10
7 36.352 4.06 1.48988 69.97
8 -129.940 可変
9 -176.369 1.20 1.71614 55.14
10 21.573 3.02
11 -24.019 1.20 1.67309 37.73
12 33.646 3.07 1.83539 24.07
13 -41.833 可変
14(絞り) ∞ 可変
15 741.056 2.96 1.67772 56.62
16 -34.053 0.10
17 69.172 4.00 1.60197 60.40
18 -21.967 1.20 1.84666 23.78
19 -60.245 可変
20 78.301 1.20 1.72900 54.70
21 33.209 可変
22 -50.168 1.20 1.54095 64.77
23 19.947 3.20 1.70647 43.25
24 12954.948 16.74
像面(撮像面) ∞

各種データ
像高 11.15
全長 100.582
fb 16.737
第1無限遠 第1近距離 第2無限遠 第2近距離
倍率 0 -0.20 0 -1.0
焦点距離 69.07 52.64 58.18 39.76
FNO. 2.96 3.00 2.88 5.80
画角2ω 17.94 17.88 21.46 3.00
d8 4.85 4.85 2.81 19.50
d13 15.66 15.66 17.69 1.00
d14 8.00 8.00 9.53 1.00
d19 0.10 15.62 8.07 16.61
d21 17.64 2.12 8.13 8.13

群焦点距離
f1=35.86 f2=-26.58 f3=31.28 f4=-80.00 f5=-404.81
数値実施例9
単位mm
面データ
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 736.850 4.50 1.64231 33.31
2 -49.055 0.10
3 57.047 3.59 1.62409 40.42
4 -413.948 1.30
5 -52.542 1.60 1.85354 25.99
6 730.454 0.10
7 24.765 4.06 1.49199 69.72
8 112.273 可変
9 115.684 1.20 1.71077 55.33
10 14.935 3.02
11 -83.024 1.20 1.63934 41.67
12 14.728 3.07 1.86420 40.46
13 -114.864 可変
14(絞り) ∞ 可変
15 66.550 2.96 1.55027 63.99
16 -56.974 0.10
17 34.901 4.00 1.70049 55.71
18 -19.476 1.20 1.84666 23.78
19 -63.227 可変
20 60.865 1.20 1.88300 40.77
21 12.486 可変
22 -25.000 1.20 1.48904 70.07
23 40.000 4.50 1.85998 28.20
24 -27.362 13.13
像面(撮像面) ∞

各種データ
像高 11.15
全長 96.557
fb 13.129
第1無限遠 第1近距離 第2無限遠 第2近距離
倍率 0 -0.60 0 1.0
焦点距離 84.20 61.02 70.27 61.82
FNO. 3.50 3.65 3.30 5.80
画角2ω 15.31 13.09 17.35 8.63
d8 6.03 6.03 2.81 12.65
d13 7.62 7.62 10.84 1.00
d14 5.05 5.05 11.46 1.00
d19 0.93 10.80 3.31 13.76
d21 24.89 15.02 16.10 16.10

群焦点距離
f1=40.52 f2=-43.28 f3=23.54 f4=-18.00 f5=44.34
以上の実施例1〜9の収差図をそれぞれ図10〜図27に示す。また各図中、”FIY”は最大像高を示す。
これらの収差図において、(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ、第1の撮影モード、無限遠物体合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
また、(e)、(f)、(g)、(h)は、それぞれ、第1の撮影モード、近距離物体合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
また、(i)、(j)、(k)、(l)は、それぞれ、第2の撮影モード、無限遠物体合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
また、(m)、(n)、(o)、(p)は、それぞれ、第2の撮影モード、近距離物体合焦時における球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。
次に、各実施例における条件式(1)〜(6)の値を掲げる。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5
(1) fn/finf1 -0.427 -0.333 -0.608 -0.651 -0.347
(2) Mp12/finf2 0.062 0.101 0.182 0.418 0.014
(3) Mp12/Mn12 0.514 0.725 0.792 0.737 0.595
(4) βinf2MAX 1 1 1 1 1
(5) Mn12/finf2 0.121 0.14 0.229 0.567 0.024
(6) Mninf1MAX/finf1 0.12 0.179 0.298 0.305 0.158
条件式 実施例6 実施例7 実施例8 実施例9
(1) fn/finf1 -0.669 -1.004 -1.158 -0.214
(2) Mp12/finf2 0.106 0.184 0.026 0.091
(3) Mp12/Mn12 2.366 1.12 0.161 0.729
(4) βinf2MAX 1 1 1 1
(5) Mn12/finf2 0.045 0.164 0.163 0.125
(6) Mninf1MAX/finf1 0.336 0.451 0.225 0.117
図28は、電子撮像装置としての一眼ミラーレスカメラの断面図である。図28において、1は一眼ミラーレスカメラ、2は鏡筒内に配置された撮影レンズ系、3は撮影レンズ系2を一眼ミラーレスカメラ1に着脱可能とする鏡筒のマウント部である。マウント部3としては、スクリュータイプのマウントやバヨネットタイプのマウント等が用いられる。この例では、バヨネットタイプのマウントを用いている。また、4は撮像素子面、5はバックモニタである。なお、撮像素子としては、小型のCCD又はCMOS等が用いられている。
そして、一眼ミラーレスカメラ1の撮影レンズ系2として、例えば上記実施例1〜9に示した本発明の撮影レンズ系が用いられる。
図29、図30は、本発明に係る撮像装置の構成の概念図を示す。図29は撮像装置としてのデジタルカメラ40の外観を示す前方斜視図、図30は同後方斜視図である。このデジタルカメラ40の撮影光学系41に、本発明の撮影レンズ系が用いられている。
この実施形態のデジタルカメラ40は、撮影用光路42上に位置する撮影光学系41、シャッターボタン45、液晶表示モニター47等を含み、デジタルカメラ40の上部に配置されたシャッターボタン45を押圧すると、それに連動して撮影光学系41、例えば実施例1の撮影レンズ系を通して撮影が行われる。撮影光学系41によって形成された物体像が、結像面近傍に設けられた撮像素子(光電変換面)上に形成される。この撮像素子で受光された物体像は、処理手段によって電子画像としてカメラ背面に設けられた液晶表示モニター47に表示される。また、撮影された電子画像は記録手段に記録することができる。
図31は、デジタルカメラ40の主要部の内部回路を示すブロック図である。なお、以下の説明では、前述した処理手段は、例えばCDS/ADC部24、一時記憶メモリ17、画像処理部18等で構成され、記憶手段は、記憶媒体部19等で構成される。
図31に示すように、デジタルカメラ40は、操作部12と、この操作部12に接続された制御部13と、この制御部13の制御信号出力ポートにバス14及び15を介して接続された撮像駆動回路16並びに一時記憶メモリ17、画像処理部18、記憶媒体部19、表示部20、及び設定情報記憶メモリ部21を備えている。
上記の一時記憶メモリ17、画像処理部18、記憶媒体部19、表示部20、及び設定情報記憶メモリ部21は、バス22を介して相互にデータの入力、出力が可能とされている。また、撮像駆動回路16には、CCD49とCDS/ADC部24が接続されている。
操作部12は、各種の入力ボタンやスイッチを備え、これらを介して外部(カメラ使用者)から入力されるイベント情報を制御部に通知する。制御部13は、例えばCPUなどからなる中央演算処理装置であって、不図示のプログラムメモリを内蔵し、プログラムメモリに格納されているプログラムにしたがって、デジタルカメラ40全体を制御する。
CCD49は、撮像駆動回路16により駆動制御され、撮影光学系41を介して形成された物体像の画素ごとの光量を電気信号に変換し、CDS/ADC部24に出力する撮像素子である。
CDS/ADC部24は、CCD49から入力する電気信号を増幅し、かつ、アナログ/デジタル変換を行って、この増幅とデジタル変換を行っただけの映像生データ(ベイヤーデータ、以下RAWデータという。)を一時記憶メモリ17に出力する回路である。
一時記憶メモリ17は、例えばSDRAM等からなるバッファであり、CDS/ADC部24から出力されるRAWデータを一時的に記憶するメモリ装置である。画像処理部18は、一時記憶メモリ17に記憶されたRAWデータ又は記憶媒体部19に記憶されているRAWデータを読み出して、制御部13にて指定された画質パラメータに基づいて歪曲収差補正を含む各種画像処理を電気的に行う回路である。
記憶媒体部19は、例えばフラッシュメモリ等からなるカード型又はスティック型の記録媒体を着脱自在に装着して、これらのフラッシュメモリに、一時記憶メモリ17から転送されるRAWデータや画像処理部18で画像処理された画像データを記録して保持する。
表示部20は、液晶表示モニター47などにて構成され、撮影したRAWデータ、画像データや操作メニューなどを表示する。設定情報記憶メモリ部21には、予め各種の画質パラメータが格納されているROM部と、操作部12の入力操作によってROM部から読み出された画質パラメータを記憶するRAM部が備えられている。
このように構成されたデジタルカメラ40は、撮影光学系41として本発明の撮影レンズ系を採用することで、広画角、小型でありながら、画質を劣化させずに高解像の画像を得るのに有利な撮像装置とすることが可能となる。
以上のように、本発明に係る撮影レンズ系及び撮像装置は、雑音の少ない音声記録画像や撮影倍率が大きく高解像の画像を得る場合に有用である。
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
G3…第3レンズ群
G4…第4レンズ群
G5…第5レンズ群
S…開口絞り
I…像面
1…一眼ミラーレスカメラ
2…撮影レンズ系
3…鏡筒のマウント部
4…撮像素子面
5…バックモニタ
12…操作部
13…制御部
14、15…バス
16…撮像駆動回路
17…一時記憶メモリ
18…画像処理部
19…記憶媒体部
20…表示部
21…設定情報記憶メモリ部
22…バス
24…CDS/ADC部
40…デジタルカメラ
41…撮影光学系
42…撮影用光路
45…シャッターボタン
47…液晶表示モニター
49…CCD
本発明の実施例1の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、それぞれ、(a)は第1の撮影モードで無限遠物体合焦時、(b)は第1の撮影モードで近距離物体合焦時、(c)は第2の撮影モードで無限遠物体合焦時、(d)は第2の撮影モードで近距離物体合焦時、のレンズ断面図である。 本発明の実施例2の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例3の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例4の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例5の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例6の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例7の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例8の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 本発明の実施例9の撮影レンズ系のレンズ断面図であって、図1と同様のレンズ断面図である。 (a)〜(h)は、実施例1の撮影レンズ系の収差図であって、第1の撮影モードにおける無限遠物体合焦時と近距離物体合焦時の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例1の撮影レンズ系の収差図であって、第2の撮影モードにおける無限遠物体合焦時と近距離物体合焦時の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例2の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例2の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例3の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例3の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例4の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例4の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例5の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例5の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例6の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例6の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例7の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例7の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例8の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例8の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 (a)〜(h)は、実施例9の撮影レンズ系の収差図であって、図10と同様の収差図である。 (i)〜(p)は、実施例9の撮影レンズ系の収差図であって、図11と同様の収差図である。 本発明による撮影レンズ系を交換レンズとして用いたレンズ交換式カメラの断面図である。 本発明によるデジタルカメラの外観を示す前方斜視図である。 図29のデジタルカメラの後方斜視図である。 図29のデジタルカメラの主要部の内部回路の構成ブロック図である。
Figure 2013152279

Claims (17)

  1. 最も物体側に配置された最物体側レンズ群と、
    最も像側に配置された最像側レンズ群と、
    前記最物体側レンズ群と前記最像側レンズ群との間に配置された複数のレンズ群を含み、
    前記複数のレンズ群の何れかが第1フォーカシングレンズ群である撮影レンズ系であって、
    無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、
    第1の撮影モードでは、前記第1フォーカシングレンズ群のみが像側に移動し、
    第2の撮影モードでは、前記撮影レンズ系中の少なくとも2つのレンズ群が移動し、
    無限遠物体へ合焦した状態では、
    前記撮影レンズ系中の前記第1フォーカシングレンズ群と少なくとも1つのレンズ群の位置は、前記第1の撮影モードと前記第2の撮影モードとで異なっており、
    n1>Mn2であることを特徴とする撮影レンズ系。
    ここで、
    n1は、前記第1の撮影モードにおける前記第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔、
    n2は、前記第2の撮影モードにおける前記第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、
    いずれも、無限遠物体合焦時の間隔、
    である。
  2. 前記第1フォーカシングレンズ群の屈折力は負屈折力であり、
    前記第1フォーカシングレンズ群よりも物体側に位置するレンズ群全体での屈折力が正屈折力であることを特徴とする請求項1に記載の撮影レンズ系。
  3. 無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、前記第2の撮影モードで、
    前記最物体側レンズ群と前記最像側レンズ群が静止していることを特徴とする請求項1または2に記載の撮影レンズ系。
  4. 前記少なくとも2つのレンズ群のうち、1つのレンズ群の屈折力は負屈折力で、もう1つのレンズ群の屈折力は正屈折力であり、
    無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、前記第2の撮影モードで移動する前記少なくとも2つのレンズ群は、前記第1フォーカシングレンズ群を含まないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮影レンズ系。
  5. 無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、前記第2の撮影モードで移動する前記少なくとも2つのレンズ群のうちの1つのレンズ群が、前記第1フォーカシングレンズ群であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮影レンズ系。
  6. 前記第1フォーカシングレンズ群が負の屈折力を有し、且つ2枚以下のレンズからなり、
    以下の条件式(1)を満足することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮影レンズ系。
    −1.2≦fn/finf1≦−0.2 (1)
    ただし、
    nは、前記第1フォーカシングレンズ群の焦点距離、
    inf1は、前記第1の撮影モードにおける前記撮影レンズ系全系の焦点距離であって、無限遠物体合焦時の焦点距離、
    である。
  7. 前記第1フォーカシングレンズ群が1枚のレンズからなることを特徴とする請求項6に記載の撮影レンズ系。
  8. 前記第1フォーカシングレンズ群が負の屈折力を有し、
    前記第1フォーカシングレンズ群の物体側直前に配置された正屈折力のレンズ群を有し、
    前記複数のレンズ群は、該正屈折力のレンズ群を含み、且つ、
    前記少なくとも1つのレンズ群は該正屈折力のレンズ群を含み、
    以下の条件式(2)、(3)を満足することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮影レンズ系。
    0<Mp12/finf2≦0.45 (2)
    0.1≦Mp12/Mn12≦3.0 (3)
    ただし、
    p12=Mp1−Mp2、Mn12=Mn1−Mn2であって、
    p1は、前記第1の撮影モードにおける前記正屈折力のレンズ群と像面との間隔、
    p2は、前記第2の撮影モードにおける前記正屈折力のレンズ群と像面との間隔、
    n1は、前記第1の撮影モードにおける前記第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔、
    n2は、前記第2の撮影モードにおける前記第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、
    inf2は、前記第2の撮影モードにおける前記撮影レンズ系全系の焦点距離であって、
    上記間隔及び焦点距離は、いずれも、無限遠物体合焦時の間隔及び焦点距離、
    である。
  9. 無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、
    前記最物体側レンズ群と前記最像側レンズ群は、前記第1の撮影モード及び前記第2の撮影モードのいずれにおいても静止していることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮影レンズ系。
  10. 前記最物体側レンズ群と前記第1フォーカシングレンズ群との間に、第2フォーカシングレンズ群と第3フォーカシングレンズ群を有し、
    前記複数のレンズ群は、該第2フォーカシングレンズ群と該第3フォーカシングレンズ群を含み、
    無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、
    前記第2の撮影モードでは、該第2フォーカシングレンズ群と該第3フォーカシングレンズ群は移動することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の撮影レンズ系。
  11. 前記第2フォーカシングレンズ群の屈折力は負屈折力、
    前記第3フォーカシングレンズ群の屈折力は正屈折力であり、
    前記第3フォーカシングレンズ群は、前記第2フォーカシングレンズ群と前記第1フォーカシングレンズ群との間に位置し、
    無限遠物体から近距離物体への合焦に際し、
    前記第2の撮影モードでは、前記第2フォーカシングレンズ群は像側に移動し、前記第3フォーカシングレンズ群は物体側に移動することを特徴とする請求項10に記載の撮影レンズ系。
  12. 前記第3フォーカシングレンズ群は、前記第1フォーカシングレンズ群の物体側直前に配置され、
    前記第2の撮影モードよりも前記第1の撮影モードの方で、前記第3フォーカシングレンズ群が物体側に位置することを特徴とする請求項11に記載の撮影レンズ系。
  13. 前記最物体側レンズ群の屈折力が正屈折力であることを特徴とする請求項11または12に記載の撮影レンズ系。
  14. 前記第1フォーカシングレンズ群が光軸方向に所定の移動量で往復運動を行い、
    該所定の移動量は、第1の撮影モードでの無限遠物体から近距離物体への合焦の際の移動量よりも小さいことを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の撮影レンズ系。
  15. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の撮影レンズ系。
    0.3≦βinf2MAX≦1.5 (4)
    ただし、
    βinf2MAXは、前記第2の撮影モードにおける撮影レンズ系の最大撮影倍率の絶対値、
    である。
  16. 以下の条件式(5)、(6)を満足することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の撮影レンズ系。
    0.01≦Mn12/finf2≦0.60 (5)
    0.1≦Mninf1MAX/finf1≦0.5 (6)
    ただし、
    n12=Mn1−Mn2、Mninf1MAX=Mn3−Mn4であって、
    n1は、前記第1の撮影モードにおける前記第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔、
    n2は、前記第2の撮影モードにおける前記第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、
    いずれも、無限遠物体合焦時の間隔、
    n3は、前記第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、前記第1フォーカシングレンズ群が像面から最も遠くに位置した時の間隔、
    n4は、前記第1フォーカシングレンズ群と像面との間隔であって、前記第1フォーカシングレンズ群が像面に最も近く位置した時の間隔であって、
    いずれも前記第1の撮影モードにおける間隔であり、
    inf1は、前記第1の撮影モードにおける前記撮影レンズ系全系の焦点距離、
    inf2は、前記第2の撮影モードにおける前記撮影レンズ系全系の焦点距離であって、
    いずれも、無限遠物体合焦時の焦点距離、
    である。
  17. 請求項1から16のいずれか1項に記載の撮影レンズ系と、
    前記撮影レンズ系の像側に配置され、前記撮影レンズ系により形成された像を電気信号に変換する撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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