JP2013145907A - 固体撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】
従来、固体撮像素子を微細化した場合、画素の回路でリーク電流が大きくなり、画像のSN比が劣化するという問題があった。
【解決手段】
本発明に係る固体撮像素子は、第1の素子分離手段による素子分離領域を有する第1の半導体基板と、第2の素子分離手段による素子分離領域を有する第2の半導体基板とを有し、前記第1の半導体基板の主面と前記第2の半導体基板の主面とは対向して位置され、前記第1の半導体基板の主面および前記第2の半導体基板の主面には、各々を電気的に接続する接続部が設けられたことを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複数の半導体基板で構成される固体撮像素子に関する。
近年、CCD型固体撮像素子やCMOS型固体撮像素子(増幅型固体撮像素子とも呼ばれる)を用いたビデオカメラや電子スチルカメラなどが広く一般に普及している。これらの固体撮像素子は、光電変換部を有する複数の単位画素が2次元マトリクス状に配置され、光電変換部では受光量に応じた電荷が蓄積される。特に、CMOS型固体撮像素子では、各単位画素において、光電変換部で蓄積された電荷は転送トランジスタでフローティング容量部(FD:浮遊拡散領域)に転送され、フローティング容量部で信号電荷を電圧に変換する。フローティング容量部で電圧に変換された電気信号は、増幅トランジスタで増幅され、選択トランジスタを介して各列毎に設けられた垂直信号線に出力される。
また、CMOS型固体撮像素子は、複数の単位画素が配置された有効画素領域の周辺に配置された信号処理回路をCMOSで形成し、各単位画素をフォトダイオードおよびNMOSで形成している。尚、フォトダイオードは既存のCMOSプロセスにはないため、フォトダイオードの工程を既存のCMOSプロセスに追加している。このようなCMOSプロセスを使用したCMOS型固体撮像素子は、CMOSプロセスの微細化技術の進歩により、配線幅やトランジスタの縮小など回路の微細化が可能となった。
一方、固体撮像素子の周辺回路(信号処理部など)の高速化を図るため、画素と周辺回路とを別々の半導体基板に配置し、各単位画素の出力信号をマイクロバンプによって周辺回路に受け渡すようにした固体撮像素子が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−013089号公報
ところが、微細化されたCMOSプロセスを用いて形成された固体撮像素子は、リーク電流の許容値が極端に小さく、僅かなリーク電流によってショットノイズが発生し、SN比が劣化するという問題が生じる。このような問題を防ぐためには、光電変換部からフローティング容量部に電荷を転送するための転送トランジスタのリーク電流をフェムトアンペアレベルに抑えなければならない。
一方、微細化されたCMOSプロセスでは、素子分離領域の微細化が可能なシャロートレンチ分離(以降、STIと称する)が用いられる。しかし、STIは、従来のLOCOS酸化膜による素子分離(以降、LOCOS分離と称する)などに比較してリーク電流が大きくなることが知られている。さらに、微細化されたCMOSプロセスでは、ゲート絶縁膜が薄くなるためリーク電流が増大するという問題も生じる。
本発明の目的は、固体撮像素子の回路を微細化した場合でも、リーク電流を抑えたノイズの少ない画像が得られる固体撮像素子を提供することである。
本発明に係る固体撮像素子は、第1の素子分離手段による素子分離領域を有する第1の半導体基板と、第2の素子分離手段による素子分離領域を有する第2の半導体基板とを有し、前記第1の半導体基板の主面と前記第2の半導体基板の主面とは対向して位置され、前記第1の半導体基板の主面および前記第2の半導体基板の主面には、各々を電気的に接続する接続部が設けられたことを特徴とする。
特に、前記第1の半導体基板には、光電変換部と、前記光電変換部から電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、前記電荷保持部の電荷をリセットするリセットトランジスタと、前記電荷保持部の電荷を電気信号に変換する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタが出力する電気信号を前記接続部を介して前記第2の半導体基板側の周辺回路に読み出す選択トランジスタとで構成される画素の回路が配置され、前記第2の半導体基板には、前記画素の回路から前記接続部を介して読み出される電気信号を外部に出力する走査回路を含む周辺回路が配置されることを特徴とする。
或いは、画素の回路は、受光側画素部の回路と、出力側画素部の回路とに分けて構成され、前記第1の半導体基板には、前記光電変換部と、前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、前記電荷保持部の電荷をリセットするリセットトランジスタと、前記電荷保持部の電荷を電気信号に変換して前記第2の半導体基板側の出力側画素部の回路に前記接続部を介して出力する増幅トランジスタとで構成される前記受光側画素部の回路が配置され、前記第2の半導体基板には、前記受光側画素部の回路から前記接続部を介して入力される電気信号を前記周辺回路に読み出す選択トランジスタで構成される出力側画素部の回路と、前記出力側画素部の回路から電気信号を外部に出力する走査回路を含む周辺回路とが配置されることを特徴とする。
または、画素の回路は、受光側画素部の回路と、出力側画素部の回路とに分けて構成され、前記第1の半導体基板には、前記光電変換部と、前記接続部を介して前記第2の半導体基板側の出力側画素部の回路に接続される前記電荷保持部に前記光電変換部から電荷を転送する転送トランジスタと、前記電荷保持部の電荷をリセットするリセットトランジスタとで構成される受光側画素部の回路が配置され、前記第2の半導体基板には、前記受光側画素部の回路の前記電荷保持部に保持される電荷を電気信号に変換して出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタが出力する電気信号を前記周辺回路に読み出す選択トランジスタとで構成される出力側画素部の回路と、前記出力側画素部の回路から電気信号を外部に出力する走査回路を含む周辺回路とが配置されることを特徴とする。
さらに、前記接続部は、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを接続するマイクロバンプで構成されることを特徴とする。
また、前記第1の半導体基板に配置された前記転送トランジスタのゲート酸化膜の膜厚は、前記第2の半導体基板に配置されたトランジスタのゲート酸化膜の膜厚より厚いことを特徴とする。
特に、前記第1の素子分離手段としてLOCOS(Local Oxidation of Silicon)を用い、前記第2の素子分離手段としてSTI(Shallow Trench Isolation)を用いることを特徴とする。
さらに、前記第1の半導体基板の背面から受光する背面照射型固体撮像素子であることを特徴とする。
本発明では、画素部の回路と周辺回路とを異なる素子分離方法によって素子分離領域を形成した2つの半導体基板をマイクロバンプで接続して固体撮像素子を構成するので、周辺回路を微細化した場合でも、画素部の回路でのリーク電流を抑えることができ、ノイズの少ない画像を得ることができる。
第1の実施形態に係る固体撮像素子101の回路図である。 第1の実施形態に係る固体撮像素子101の半導体構造を示す上面図である。 第1の実施形態の単位画素(1,1)の半導体構造を示す上面図である。 第1の実施形態の単位画素(1,1)の回路図である。 第1の実施形態に係る固体撮像素子101の半導体構造を示す断面図である。 第2の実施形態に係る固体撮像素子201の回路図である。 第2の実施形態の単位画素(1,1)の半導体構造を示す上面図である。 第2の実施形態の単位画素(1,1)の回路図である。 第3の実施形態に係る固体撮像素子301の回路図である。 第3の実施形態の単位画素(1,1)の半導体構造を示す上面図である。 第3の実施形態の単位画素(1,1)の回路図である。 従来の固体撮像素子901の半導体構造を示す断面図である。
以下、本発明に係る固体撮像素子の各実施形態について、図面を用いて詳しく説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る固体撮像素子101について図1を用いて説明する。固体撮像素子101は、第1の素子分離手段(LOCOS分離)で素子分離領域を形成したセンサ基板102(第1半導体基板)と、第1の素子分離手段とは異なる第2の素子分離手段(STI)で素子分離領域を形成した周辺回路基板103(第2半導体基板)とに回路を分けて構成される。周辺回路は、単位画素から電気信号を読み出すための回路であり、垂直走査回路、水平走査回路などからなる。尚、周辺回路は、NMOS,PMOS,CMOSによって作られ、微細化されたトランジスタが用いられる。
固体撮像素子101は、2行2列の単位画素P(n,m)[nは行番号を表す1〜2の自然数,mは列番号を表す1〜2の自然数]と、垂直走査回路VSCANと、水平読み出し回路HREADと、水平走査回路HSCANと、垂直信号線VLINE(m)と、定電流源PW(m)とで構成される。尚、分かり易いように、図1では2行2列の単位画素の固体撮像素子101を描いてあるが、実際の固体撮像素子では、例えば1600×1200など数百万画素がマトリクス状に配置されている。また、本実施形態に係る固体撮像素子101は、背面から光を入射する背面照射型固体撮像素子である。このような背面照射型固体撮像素子は、光の入射面に回路や配線がないため、開口率を大きくすることができ、光によって発生した電荷を効率良く集めることができるので、単位画素の微細化が可能になる。
次に、単位画素P(n,m)の回路構成について説明する。尚、4つの単位画素P(n,m)は、タイミング信号φSEL(n),φRES(n),φTX(n)が行毎に異なることと、各単位画素の信号を読み出す垂直信号線VLINE(m)が列毎に異なること以外は基本的に同じ回路構成なので、ここでは単位画素P(1,1)を例に挙げて説明する。
単位画素(1,1)の回路は、フォトダイオードPD,転送トランジスタQT,リセットトランジスタQR,増幅トランジスタQA,選択トランジスタQSとで構成される。フォトダイオードPDに入射した光は光電変換され、光量に応じた電荷量として蓄積される。タイミング信号φTX(1)が転送トランジスタQTのゲートに入力されると、フォトダイオードPDに蓄積された電荷は、フローティング容量部FDに転送され、増幅トランジスタQAによって増幅される。増幅トランジスタQAによって増幅された信号は、タイミング信号φSEL(1)が選択トランジスタQSのゲートに入力されると、定電流源PW(1)とソースフォロアを構成する垂直信号線VLINE(1)に読み出される。尚、リセットトランジスタQRのゲートにタイミング信号φRES(1)が入力されると、FD部は電源Vddの電圧にリセットされる。尚、GNDは接地を示す。
垂直走査回路VSCANは、単位画素P(n,m)から行毎にm列分の信号を垂直信号線VLINE(m)に読み出すタイミング信号φSEL(n),φRES(n),φTX(n)を単位画素P(n,m)に与える。
水平読み出し回路HREADは、行毎に垂直信号線VLINE(m)に読み出されたm列の信号を列順に出力信号Voutとして固体撮像素子101の外部に出力する。尚、特に明記していないが、カラムアンプや相関二重サンプリング回路,出力アンプなどの回路は水平読み出し回路HREADに含まれる。
水平走査回路HSCANは、水平読み出し回路HREADに列順に出力信号Voutを出力するタイミング信号φH(m)を与える。
第1の実施形態に係る固体撮像素子101は、センサ基板102と周辺回路基板103の2つの半導体基板に回路を分けて構成されている。センサ基板102には、フォトダイオードPD,転送トランジスタQT,FD部,リセットトランジスタQR,増幅トランジスタQAなどの画素の回路が主に形成される。また、周辺回路基板103には、選択トランジスタQS,垂直走査回路VSCAN,水平読み出し回路HREAD,水平走査回路HSCAN,垂直信号線VLINE(m),定電流源PW(m)など主に周辺回路が形成される。
図1において、センサ基板102と周辺回路基板103との境界線151を跨いでつながっている信号線は、大きい黒丸印で描かれたマイクロバンプMB1〜MB9によって接続される。尚、同図において、境界線151を跨ぐように描かれている信号線のうち、大きい黒丸印で示されたマイクロバンプが描かれていない信号線は、2つの基板間を接続する信号線ではなく、センサ基板102または周辺回路基板103のいずれかの基板内で閉じた信号線であることを示す。例えば、センサ基板102上に形成されているリセットトランジスタQRおよび増幅トランジスタQAから電源Vddに接続されている信号線は、複数箇所で境界線151を跨ぐように描かれているが、周辺回路基板103側の電源Vddに接続される箇所はマイクロバンプMB4の部分のみである。
次に、固体撮像素子101の単位画素P(n,m)の半導体構造について図2を用いて説明する。尚、図2において、図1と同符号のものは同じものを示す。また、図2に示したセンサ基板102と周辺回路基板103は、素子が形成される面である主面側から見た様子を描いてある。4つの単位画素P(n,m)は同じ半導体構造なので、ここでは単位画素P(1,1)について説明する。図3は単位画素P(1,1)の半導体構造を示す図で、図4は図3に対応する単位画素P(1,1)の回路図である。尚、図3および図4において、図1および図2と同符号のものは同じものを示す。また、図3および図4において、単位画素P(1,1)の回路の中で、センサ基板102側に配置されるフォトダイオードPDを含む回路を受光側画素部P(1,1)aと称し、周辺回路基板103側に配置されるフォトダイオードPDを含まない回路を出力側画素部P(1,1)bとそれぞれ称する。特に、フォトダイオードPDが配置される側を単位画素P(1,1)a側(受光画素)とし、フォトダイオードPDが配置されない側を単位画素P(1,1)b側とする。尚、受光側画素部P(1,1)aと出力側画素部P(1,1)bとを併せて単位画素P(1,1)の回路が構成される。
図3に示した単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)および単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)の半導体構造は、図2と同様に、いずれも主面側から見た様子を描いてある。尚、実際に単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)と単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)とを接続する際には、点線円351内に描いたように、単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)の主面側を下に向けて、単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)の主面側に対向するように配置される。つまり、センサ基板102である単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)側のマイクロパッドMPAD1aと、周辺回路基板103である単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)側のマイクロパッドMPAD1bとが対向するようにマイクロバンプMB1を介して電気的に接続される。
次に、図3および図4を用いて、単位画素P(1,1)の動作について説明する。先ず、センサ基板102側の単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)において、タイミング信号φTX(1)が配線ML1からコンタクト部MD1を介して転送トランジスタQTのゲートQTgに入力されると、フォトダイオードPDに蓄積された電荷はフローティング容量部FD1に転送される。フローティング容量部FD1は、コンタクト部MD2から配線ML2およびコンタクト部MD3を介してフローティング容量部FD2に接続されている。従って、フローティング容量部FD1とフローティング容量部FD2とで構成されるフローティング容量部FDにフォトダイオードPDから転送された電荷が保持される。
また、フローティング容量部FDは、配線ML2およびコンタクト部MD6を介して増幅トランジスタQAのゲートQAgに接続されている。増幅トランジスタQAは、フローティング容量部FDで電圧に変換された信号を増幅し、増幅トランジスタQAのソースQsに出力する。増幅トランジスタQAのソースQsは、コンタクト部MDaを介してマイクロパッドMPAD1aに接続されており、マイクロバンプMB1を介して、周辺回路基板103側の単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)のマイクロパッドMPAD1bに接続される。
リセットトランジスタQRのゲートQRgに配線ML3およびコンタクト部MD4を介してタイミング信号φRES(1)が入力されると、フローティング容量部FDに保持されていた電荷は、コンタクト部MD5に接続されている電源Vddの電圧にリセットされる。
一方、周辺回路基板103側の単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)において、マイクロバンプMB1およびマイクロパッドMPAD1bを介して入力する増幅トランジスタQAの出力信号は、コンタクト部MDbを介して選択トランジスタQSのドレインQSdに入力される。ここで、タイミング信号φSEL(1)が配線ML4からコンタクト部MD7を介して選択トランジスタQSのゲートQSgに入力されると、増幅トランジスタQAの出力信号は選択トランジスタQSのソースQSsに出力され、コンタクト部MD8および配線ML5を介して垂直信号線VLINE(1)に読み出される。
尚、図4に示したタイミング信号φTX(1)を与えるマイクロバンプMB2と、タイミング信号φRES(1)を与えるマイクロバンプMB3と、電源Vddを与えるマイクロバンプMB4とは図3には描かれていないが、これらの信号は複数の画素を結ぶ配線を経て単位画素P(1,1)以外の領域に配置されている。また、マイクロバンプMB2〜MB4も、マイクロバンプMB1のマイクロパッドMPAD1aおよびマイクロパッドMPAD1bと同様にマイクロパッドを介して接続される。さらに、特に明記していないが、接地GNDについても、マイクロバンプを介してセンサ基板102側と周辺回路基板103側とが接続されている。
次に、図3に示した点線A−A'で単位画素P(1,1)をコの字型に切断したときの半導体断面構造について図5を用いて説明する。図5(a)の部分は、点線A−A'で切断した時の画素部分の回路で、センサ基板102側の単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)と、周辺回路基板103側の単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)との主面同士が対向するようにマイクロバンプMB1で接続した様子を示している。つまり、センサ基板102(第1の半導体基板)の主面と周辺回路基板103(第2の半導体基板)の主面とは対向して配置される。ここで、主面とは素子が配置される側の面である。
また、図5(b)の部分は、固体撮像素子101の画素部以外の回路、例えば垂直走査回路VSCAN,水平読み出し回路HREAD,水平走査回路HSCANなどの回路の一例としてインバータ回路を示した図である。尚、図5において、図3および図4と同符号のものは同じものを示す。
図5において、センサ基板102の単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)の背面側から入射する光は、P型半導体基板PSUBの背面側に形成された酸化膜501およびP+の注入領域502を介してフォトダイオードPDに入射される。尚、図5(a)は図3の点線A−A'で切断した様子を描いてあるので、フォトダイオードPDは入射する光に対して偏った位置に見えるが、実際には単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)の背面側に設けられたマイクロレンズなどによって、フォトダイオードPDに効率よく集光されるように配置されている。センサ基板102の各「画素」間は、電気的に分離されている。尚、LOCOS酸化膜による素子分離領域は画素内においても所定の領域に設けられている。また、フォトダイオードPDに隣接して転送トランジスタQTのゲートQTgが配置されている。先に説明したように、タイミング信号φTXが転送トランジスタQTのゲートQTgに与えられると、フォトダイオードPDに蓄積された電荷はフローティング容量部FD1に転送される。FD1は、配線ML2を介してフローティング容量部FD2に接続される。フローティング容量部FD2に隣接してリセットトランジスタQRのゲートQRgが配置されている。リセットトランジスタQRは、リセットトランジスタQRと増幅トランジスタQAとに電源Vddを供給するVdd拡散部を有する。Vdd拡散部に隣接してゲートQAgが配置されている。ここで、転送トランジスタQTのゲートQTgからフローティング容量部FD1に亘る領域と、リセットトランジスタQRのゲートQRgからフローティング容量部FD2に亘る領域との酸化膜の厚さは15nm以上100nm以下で好ましくは約50nmになるように形成される。
理解を容易にするために、センサ基板102側のマイクロパッドMPAD1aと周辺回路基板103側のマイクロパッドMPAD1bの接続部分を拡大して点線円510に示す。点線円510において、センサ基板102側の増幅トランジスタQAのソースに接続されたコンタクト部MDaの上にはマイクロパッドMPAD1aが配置される。一方、周辺回路基板103側の選択トランジスタQSのドレインQSdはコンタクト部MDbを介してマイクロパッドMPAD1bが配置されており、マイクロパッドMPAD1aとマイクロパッドMPAD1bとはマイクロバンプMB1を介して接続される。尚、マイクロバンプMB1は、インジューム(In)などの柔らかい金属で構成される。また、センサ基板102と周辺回路基板103との間にはインポーザIMPなどを挿入して固定しても構わない。
次に、マイクロバンプMB1を介して接続された周辺回路基板103側の単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)の断面図について説明する。マイクロバンプMB1およびマイクロパッドMPAD1bを介してセンサ基板102側から入力される信号は、選択トランジスタQSのドレインQSdに入力される。ここで、選択トランジスタQSの両側のP型ウェルPWL領域には、微細化が可能なSTIによる素子分離領域が配置されている。PWL領域の上には周辺回路基板103の背面側となるN型半導体基板NSUBがある。尚、周辺回路基板103は主面が下になるようにセンサ基板102に接続されるので、N型半導体基板NSUBが上に来ているが、製造時にはN型半導体基板NSUBの上にPWL領域が形成された後、選択トランジスタQSのソース/ドレインが形成され、さらにSTIが形成され、選択トランジスタQSのゲートQSgが形成される。ここで、周辺回路基板103は、微細化されたCMOSプロセスを用いて形成されるので、選択トランジスタQSのゲートQSsの部分の酸化膜の厚さは約10nm程度に形成される。
次に、図5(b)で示した固体撮像素子101の画素部以外の周辺回路について説明する。尚、図5(b)の周辺回路は、図5(a)のセンサ基板102または図5(a)の周辺回路基板103と、それぞれ連続した同じ基板上に形成されている。図5の(b)に示したセンサ基板102の領域には、P型半導体基板PSUBの上にLOCOS酸化膜があり、絶縁層503には配線MLcが配置されているだけである。尚、これらの各層は同じセンサ基板102に配置される単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)の回路に連続して形成されている。
図5の(b)の周辺回路基板103には、例えば垂直走査回路VSCAN,水平読み出し回路HREAD,水平走査回路HSCANなどの周辺回路が配置されるが、ここでは分かり易いように、インバータ回路を周辺回路基板103に形成した時の半導体構造を一例として描いてある。N型半導体基板NSUBにはインバータ回路のPMOS型トランジスタQ1が配置され、N型半導体基板NSUBに形成されたP型ウェルPWLの領域にはNMOS型トランジスタQ2が配置されている。また、トランジスタQ1とトランジスタQ2の両側には、STIによって形成された素子分離領域が配置されている。ここで、トランジスタQ1のゲートQ1gおよびトランジスタQ2のゲートQ2gのゲート酸化膜の厚さは、同じ周辺回路基板103上に配置されている選択トランジスタQSと同様に約10nm程度に形成されている。
次に、本実施形態に係る固体撮像素子101の特徴が分かり易いように、従来の固体撮像素子901について、図12を用いて説明する。図12に示した固体撮像素子901は、主面側から光を入射する一般的な固体撮像素子901の断面図を示しており、第1の実施形態の図5に対応する。固体撮像素子901は、N型半導体基板NSUBに形成されるP型ウェルPWLにフォトダイオードPD,転送トランジスタQT,フローティング容量部FD,リセットトランジスタQR,増幅トランジスタQA,選択トランジスタQSとが配置されている。同様に、画素以外の周辺回路においても、図5(b)と同様に、インバータ回路を構成するPMOSトランジスタQ1はN型半導体基板NSUB上に形成され、NMOSトランジスタQ2はN型半導体基板NSUB上に形成されたP型ウェルPWL上に形成されている。尚、図12の固体撮像素子901の素子分離領域はLOCOS酸化膜によって形成されている。従来の固体撮像素子901は、画素の回路も周辺回路も同一の半導体基板上に配置されていたので、回路規模の大きい周辺回路もLOCOS酸化膜によって素子分離領域が形成されていた。LOCOS酸化膜は、素子の微細化に不向きである。よって、従来の固体撮像素子は、周辺回路の微細化ができなかった。これを嫌い、固体撮像素子901の回路を微細化するには、微細化に不向きなLOCOS酸化膜ではなくSTIを用いて素子分離領域を用いればよいが、STIは画素回路でのリーク電流が問題となる。
これに対して、図5に示した第1の実施形態に係る固体撮像素子101は、センサ基板102側の素子分離領域はリーク電流の小さいLOCOS酸化膜を用い、周辺回路基板103側の素子分離領域は微細化が可能なSTIを用いている。このため、固体撮像素子101の周辺回路部分では回路の微細化を実現することができ、リーク電流が問題となるセンサ基板102側では、STIよりリーク電流の少ないLOCOS酸化膜による素子分離領域を形成しているので、ノイズの少ない画像を得ることができる。特に、カラムアンプや相関二重サンプリング回路など容量を用いる回路では、回路の面積が大きくなるので微細化されたトランジスタやMOS容量を用いることが小型化に有効である。尚、フォトダイオードPDからフローティング容量部に電荷を転送するための転送トランジスタのリーク電流の許容値はフェムトアンペアレベルで、僅かなリーク電流によってショットノイズが発生し、SN比が劣化するという問題が生じる。従って、センサ基板102側の回路にはリーク電流の少ないLOCOS酸化膜による素子分離領域を配置する。これに対して、周辺回路基板103側で要求されるリーク電流の許容値は比較的大きいので、STIによる素子分離領域を配置しても問題ない。尚、煩雑となるので、図面において、センサ基板102側のグランド電圧は、センサ基板102単独に示しているが、Vddと同様に周辺回路基板103からマイクロバンプを介して供給されてもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る固体撮像素子201について図6を用いて説明する。固体撮像素子201は、第1の素子分離手段(LOCOS分離)で素子分離領域を形成したセンサ基板202(第1半導体基板)と、第1の素子分離手段とは異なる第2の素子分離手段(STI)で素子分離領域を形成した周辺回路基板203(第2半導体基板)とに回路を分けて構成される。尚、第1の実施形態の図1と同符号のものは同じものを示す。
固体撮像素子201の回路構成は、第1の実施形態の固体撮像素子101と全く同じで、2行2列の単位画素P(n,m)と、垂直走査回路VSCANと、水平読み出し回路HREADと、水平走査回路HSCANと、垂直信号線VLINE(m)と、定電流源PW(m)とで構成される。
ここでは、第1の実施形態に係る固体撮像素子101と異なる部分について説明する。第2の実施形態に係る固体撮像素子201は、センサ基板202(第1半導体基板)と周辺回路基板203(第2半導体基板)とに配置される回路が少し異なる。
センサ基板202には、フォトダイオードPD,転送トランジスタQT,FD部,リセットトランジスタQR,増幅トランジスタQA,選択トランジスタQSなどの画素の回路が形成される。また、周辺回路基板203には、垂直走査回路VSCAN,水平読み出し回路HREAD,水平走査回路HSCAN,垂直信号線VLINE(m),定電流源PW(m)などの周辺回路が形成される。
図6において、センサ基板202と周辺回路基板203との境界線152を跨ぐ信号線は、大きい黒丸印で描かれたマイクロバンプMB2〜MB6,MB10〜MB13によって接続される。ここで、固体撮像素子201の4つの単位画素P(n,m)は同じ回路構成なので、単位画素P(1,1)を例に挙げて詳しく説明する。
図7は、固体撮像素子201の単位画素P(1,1)の回路図である。尚、図7において、図6と同符号のものは同じものを示す。単位画素P(1,1)の回路は、第1の実施形態の図4で説明した回路と全く同じで、フォトダイオードPDに蓄積された電荷は、転送トランジスタTXによってフローティング容量部FDに転送され、増幅トランジスタQAで増幅後、選択トランジスタQSによって垂直信号線VLINE(1)に読み出される。
尚、第1の実施形態の図4では選択トランジスタQSは周辺回路基板103側に配置されていたが、本実施形態では選択トランジスタQSはセンサ基板202側に配置されている。つまり、本実施形態では、単位画素P(1,1)を構成するフォトダイオードPD,転送トランジスタQT,FD部,リセットトランジスタQR,増幅トランジスタQA,選択トランジスタQSの全ての回路がセンサ基板202側に配置される。
図8は、固体撮像素子201の単位画素P(1,1)の半導体構造を示した図である。尚、図8において、図7と同符号のものは同じものを示す。図8に示したセンサ基板202と周辺回路基板203は、いずれも主面側から見た様子を描いてある。また、図8において、第1の実施形態と同様に、単位画素P(1,1)の回路の中で、センサ基板202側に配置される回路は単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)と称し、周辺回路基板203側に配置される回路は単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)と称している。図8では、図7で説明したように、単位画素P(1,1)を構成する全ての回路はセンサ基板202の単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)側に配置されているので、周辺回路基板203の単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)側には画素の回路は配置されていない。
第1の実施形態では、増幅トランジスタQAの出力は、マイクロバンプMB1を介して、周辺回路基板103に配置された選択トランジスタQSに接続されていたが、本実施形態では、図8に示したように、増幅トランジスタQAの出力は同じセンサ基板202上に配置された選択トランジスタQSに入力される。選択トランジスタQSのゲートQSgに配線ML6を介してタイミング信号φSEL(1)が与えられると、増幅トランジスタQAの出力は配線ML7に読み出される。配線ML7は、図7に示したように、マイクロバンプMB12に接続され、読み出された増幅トランジスタQAの出力は垂直信号線VLINE(1)として周辺回路基板203に配置されている水平読み出し回路HREADに入力される。
第2の実施形態に係る固体撮像素子201の単位画素P(1,1)の断面構造は、第1の実施形態で説明した図5と同様に構成される。但し、第2の実施形態では、選択トランジスタQSは図5のセンサ基板102(本実施形態のセンサ基板202に相当)側に配置される。この点以外の構成は図5と同じで、図7に示したマイクロバンプMB2〜MB4,マイクロバンプMB11〜MB12は、単位画素P(1,1)以外の領域で、図5の点線円510で説明したマイクロバンプMB1と同じ構造でセンサ基板202と周辺回路基板203とを接続する。
また、単位画素P(1,1)の回路は、すべてセンサ基板202側に配置されるので、第1の実施形態のセンサ基板102と同様に、素子分離領域はLOCOS酸化膜で構成される。また、周辺回路基板203は、第1の実施形態の周辺回路基板103と同様に、素子分離領域は微細化が可能なSTIで構成される。このため、固体撮像素子201の周辺回路基板203側では回路の微細化を実現することができる。一方、リーク電流が問題となるセンサ基板202側ではリーク電流の少ないLOCOS酸化膜による素子分離領域を形成しているので、ノイズの少ない画像を得ることができる。
特に、第2の実施形態に係る固体撮像素子201は、図8で説明したように、周辺回路基板203上には画素の回路は何も配置されていないので、周辺回路を周辺回路基板203のどこにでも配置することができ、さらに固体撮像素子201の小チップ化が可能になる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る固体撮像素子301について図9を用いて説明する。固体撮像素子301は、第1の素子分離手段(LOCOS分離)で素子分離領域を形成したセンサ基板302(第1半導体基板)と、第1の素子分離手段とは異なる第2の素子分離手段(STI)で素子分離領域を形成した周辺回路基板303(第2半導体基板)とに回路を分けて構成される。尚、第1の実施形態の図1と同符号のものは同じものを示す。
固体撮像素子301の回路構成は、第1の実施形態の固体撮像素子101と全く同じで、2行2列の単位画素P(n,m)と、垂直走査回路VSCANと、水平読み出し回路HREADと、水平走査回路HSCANと、垂直信号線VLINE(m)と、定電流源PW(m)とで構成される。
ここでは、第1の実施形態に係る固体撮像素子101と異なる部分について説明する。第3の実施形態に係る固体撮像素子301は、センサ基板302(第1半導体基板)と周辺回路基板303(第2半導体基板)とに配置する回路が少し異なる。
センサ基板302には、フォトダイオードPD,転送トランジスタQT,FD部,リセットトランジスタQRなどの画素の回路が配置される。また、周辺回路基板303には、増幅トランジスタQA,選択トランジスタQSの画素の回路の一部と、垂直走査回路VSCAN,水平読み出し回路HREAD,水平走査回路HSCAN,垂直信号線VLINE(m),定電流源PW(m)などの周辺回路が配置される。
図9において、センサ基板302と周辺回路基板303との境界線153を跨ぐ信号線は、大きい黒丸印で描かれたマイクロバンプMB2〜MB6,MB14〜MB17によって接続される。ここで、固体撮像素子301の4つの単位画素P(n,m)は同じ回路構成なので、単位画素P(1,1)を例に挙げて詳しく説明する。
図10は、固体撮像素子301の単位画素P(1,1)の回路図である。尚、図10において、図9と同符号のものは同じものを示す。単位画素P(1,1)の回路自体は、第1の実施形態の図4で説明した回路と全く同じで、フォトダイオードPDに蓄積された電荷は、転送トランジスタTXによってフローティング容量部FDに転送され、増幅トランジスタQAで増幅後、選択トランジスタQSによって垂直信号線VLINE(1)に読み出される。
第1の実施形態の図4では選択トランジスタQSだけが周辺回路基板103側に配置されていたが、本実施形態では選択トランジスタQSと増幅トランジスタQAとが周辺回路基板303側に配置される。つまり、本実施形態では、単位画素P(1,1)を構成する画素の回路において、フォトダイオードPD,転送トランジスタQT,FD部,リセットトランジスタQRの回路がセンサ基板302側に配置され、残りの単位画素P(1,1)を構成する増幅トランジスタQA,選択トランジスタQSの回路は周辺回路基板303側に配置される。
図11は、固体撮像素子301の単位画素P(1,1)の半導体構造を示した図である。尚、図11において、図10と同符号のものは同じものを示す。図11に示したセンサ基板302と周辺回路基板303は、主面側から見た様子を描いてある。また、図11において、第1の実施形態と同様に、単位画素P(1,1)の回路の中で、センサ基板302側に配置される回路は単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)と称し、周辺回路基板303側に配置される回路は単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)と称している。
尚、実際に単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)と単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)とを接続する場合は、点線円352内に描いたように、単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)の主面側を下に向けて、単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)の主面側に対向するように配置される。つまり、センサ基板302である単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)側のマイクロパッドMPAD14aと、周辺回路基板303である単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)側のマイクロパッドMPAD14bとが対向するようにマイクロバンプMB14を介して電気的に接続される。
第1の実施形態では、増幅トランジスタQAの出力は、マイクロバンプMB1を介して、周辺回路基板103に配置された選択トランジスタQSに接続されていた。これに対して、本実施形態では、図11に示したように、増幅トランジスタQAは周辺回路基板303の単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)側に配置されている。そして、増幅トランジスタQAのゲートQAgはセンサ基板302の単位画素P(1,1)a(受光側画素部P(1,1)a)側に配置されたフローティング容量部FD1,FD2と接続される。フローティング容量部FD1,FD2は配線ML2からマイクロパッドMPAD14aに接続され、マイクロバンプMB14を介して、周辺回路基板303の単位画素P(1,1)b(出力側画素部P(1,1)b)側に配置されたマイクロパッドMPAD14bに接続される。マイクロパッドMPAD14bは、配線ML8を介して増幅トランジスタQAのゲートQAgに接続される。増幅トランジスタQAの出力は、選択トランジスタQSに入力され、選択トランジスタQSのゲートQSgに配線ML4を介してタイミング信号φSEL(1)が与えられると、増幅トランジスタQAの出力は選択トランジスタQSから配線ML5に読み出される。配線ML5は、垂直信号線VLINE(1)として水平読み出し回路HREADに接続される。
尚、第3の実施形態に係る固体撮像素子301の単位画素P(1,1)の断面構造は、第1の実施形態で説明した図5と同様に構成される。但し、第3の実施形態では、増幅トランジスタQAおよび選択トランジスタQSは図5の周辺回路基板103(本実施形態の周辺回路基板303に相当)側に配置される。これ以外の構成は図5と同じで、図10に示したマイクロバンプMB14は図5の点線円510で説明したマイクロバンプMB1と同じ構造でセンサ基板302と周辺回路基板303とを接続する。また、図10に示したマイクロバンプMB2〜MB4は、単位画素P(1,1)以外の領域に配置される以外は、マイクロバンプMB14と同じである。
また、本実施形態に係る固体撮像素子301は、単位画素P(1,1)の回路の転送トランジスタQTのゲートQTgからフローティング容量部FD1に亘る領域と、リセットトランジスタQRのゲートQRgからフローティング容量部FD2に亘る領域とにおける素子分離領域はLOCOS酸化膜によって形成される。このためリーク電流を低く抑えることができ、ノイズの少ない画像を得ることができる。さらに、周辺回路基板303は、第1の実施形態の周辺回路基板103と同様に、素子分離領域は微細化が可能なSTIで構成される。このため固体撮像素子301の周辺回路基板303側では回路の微細化を実現することができる。
また、本実施形態においても、センサ基板302に配置された転送トランジスタQTのゲートQTgからフローティング容量部FD1に亘る領域と、リセットトランジスタQRのゲートQRgからフローティング容量部FD2に亘る領域とにおける酸化膜の膜厚は、第1の実施形態と同じなので、周辺回路基板303に配置されたトランジスタ(画素の回路を構成する増幅トランジスタQA,選択トランジスタQS、および周辺回路を構成するトランジスタQ1,Q2など)のゲート酸化膜の膜厚より厚くなり、薄いゲート酸化膜での電界集中によるリーク電流の発生を少なくすることができる。この結果、リーク電流に起因するショットノイズによって信号のSN比の劣化を防止することができ、ノイズの少ない画像が得られる。
特に、第3の実施形態に係る固体撮像素子301は、図11で説明したように、増幅トランジスタQAおよび選択トランジスタQSを周辺回路基板303上に配置しているので、第1の実施形態に係る固体撮像素子101や第2の実施形態に係る固体撮像素子201に比較して、センサ基板302に配置されるフォトダイオードPDの面積を大きくすることができる。この結果、より多くの電荷を蓄積することができ、SN比を向上することができる。また、配線スペースを大きく取ることができるので、歩留まりが向上する。
以上、各実施形態で説明してきたように、固体撮像素子101,固体撮像素子201,固体撮像素子301は、画素の回路と周辺回路とを異なる素子分離方法で素子分離領域を生成した2つの半導体基板を接続するので、撮像素子の微細化だけでなく、リーク電流を抑えたノイズの少ない画像を実現することができる。
尚、各実施形態では、分かり易いように、マイクロパッドはコンタクト部や金属配線とは別に形成されるように説明したが、コンタクト部や金属配線が連続するように広げて形成して、マイクロパッドの代わりに用いても構わない。
また、各実施形態では、センサ基板102,センサ基板202,センサ基板302にはLOCOS酸化膜による素子分離領域を配置するようにしたが、POLYバッファードLOCOSやリセスLOCOSやPN分離を用いても構わない。
101,201,301・・・固体撮像素子
102,202,302・・・センサ基板
103,203,303・・・周辺回路基板
P(n,m)・・・単位画素 VSCAN・・・垂直走査回路
HREAD・・・水平読み出し回路 HSCAN・・・水平走査回路
VLINE(m)・・・垂直信号線 PW(m)・・・定電流源
φSEL(n)・・・タイミング信号 φRES(n)・・・タイミング信号
φTX(n)・・・タイミング信号 PD・・・フォトダイオード
QT・・・転送トランジスタ QR・・・リセットトランジスタ
QA・・・増幅トランジスタ QS・・・選択トランジスタ
FD・・・フローティング容量部 Vdd・・・電源
本発明に係る固体撮像素子は、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)、POLYバッファードLOCOS、リセスLOCOS、PN分離のうちのいずれかを用いる第1の素子分離手段による素子分離領域を有する第1の半導体基板と、STI(Shallow Trench Isolation)を用いる第2の素子分離手段による素子分離領域を有する第2の半導体基板とを有し、前記第1の半導体基板の主面と前記第2の半導体基板の主面とは対向して位置され、前記第1の半導体基板の主面および前記第2の半導体基板の主面には、各々を電気的に接続する接続部が設けられ、前記第1の半導体基板はセンサ回路基板に対応し、前記第2の半導体基板は周辺回路基板に対応することを特徴とする。
特に、前記第1の半導体基板には、光電変換部と、前記光電変換部から電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、前記電荷保持部の電荷をリセットするリセットトランジスタと、前記電荷保持部の電荷を電気信号に変換する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタが出力する電気信号を前記接続部を介して前記第2の半導体基板側に読み出す選択トランジスタとが配置され、前記第2の半導体基板には、前記転送トランジスタ、前記リセットトランジスタおよび前記選択トランジスタを制御して前記接続部を介して電気信号を読み出す走査回路と、前記走査回路により読み出された電気信号を外部に出力する回路とが配置されることを特徴とする。
或いは、前記第1の半導体基板には、光電変換部と、前記光電変換部から電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、前記電荷保持部の電荷をリセットするリセットトランジスタと、前記電荷保持部の電荷を電気信号に変換して前記第2の半導体基板側に前記接続部を介して出力する増幅トランジスタとが配置され、前記第2の半導体基板には、前記第1の半導体基板側の前記増幅トランジスタが前記接続部を介して出力する電気信号を読み出す選択トランジスタと、前記転送トランジスタ、前記リセットトランジスタおよび前記選択トランジスタを制御して電気信号を読み出す走査回路と、前記走査回路により読み出された電気信号を外部に出力する回路とが配置されることを特徴とする。
または、前記第1の半導体基板には、光電変換部と、前記光電変換部から前記接続部を介して前記第2の半導体基板側に接続される電荷保持部に前記光電変換部から電荷を転送する転送トランジスタと、前記電荷保持部の電荷をリセットするリセットトランジスタとが配置され、前記第2の半導体基板には、前記第1の半導体基板側の前記電荷保持部に保持される電荷を前記接続部を介して読み出して電気信号に変換する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタが出力する電気信号を読み出す選択トランジスタと、前記転送トランジスタ、前記リセットトランジスタおよび前記選択トランジスタを制御して電気信号を読み出す走査回路と、前記走査回路により読み出された電気信号を外部に出力する回路とが配置されることを特徴とする。
さらに、前記接続部は、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを接続するマイクロバンプで構成されることを特徴とする。

Claims (8)

  1. 第1の素子分離手段による素子分離領域を有する第1の半導体基板と、
    第2の素子分離手段による素子分離領域を有する第2の半導体基板とを有し、
    前記第1の半導体基板の主面と前記第2の半導体基板の主面とは対向して位置され、
    前記第1の半導体基板の主面および前記第2の半導体基板の主面には、各々を電気的に接続する接続部が設けられたことを特徴とする固体撮像素子。
  2. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    前記第1の半導体基板には、光電変換部と、前記光電変換部から電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、前記電荷保持部の電荷をリセットするリセットトランジスタと、前記電荷保持部の電荷を電気信号に変換する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタが出力する電気信号を前記接続部を介して前記第2の半導体基板側の周辺回路に読み出す選択トランジスタとで構成される画素の回路が配置され、
    前記第2の半導体基板には、前記画素の回路から前記接続部を介して読み出される電気信号を外部に出力する走査回路を含む周辺回路が配置される
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  3. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    画素の回路は、受光側画素部の回路と、出力側画素部の回路とに分けて構成され、
    前記第1の半導体基板には、前記光電変換部と、前記光電変換部から前記電荷保持部に電荷を転送する転送トランジスタと、前記電荷保持部の電荷をリセットするリセットトランジスタと、前記電荷保持部の電荷を電気信号に変換して前記第2の半導体基板側の出力側画素部の回路に前記接続部を介して出力する増幅トランジスタとで構成される前記受光側画素部の回路が配置され、
    前記第2の半導体基板には、前記受光側画素部の回路から前記接続部を介して入力される電気信号を前記周辺回路に読み出す選択トランジスタで構成される出力側画素部の回路と、前記出力側画素部の回路から電気信号を外部に出力する走査回路を含む周辺回路とが配置される
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  4. 請求項1に記載の固体撮像素子において、
    画素の回路は、受光側画素部の回路と、出力側画素部の回路とに分けて構成され、
    前記第1の半導体基板には、前記光電変換部と、前記接続部を介して前記第2の半導体基板側の出力側画素部の回路に接続される前記電荷保持部に前記光電変換部から電荷を転送する転送トランジスタと、前記電荷保持部の電荷をリセットするリセットトランジスタとで構成される受光側画素部の回路が配置され、
    前記第2の半導体基板には、前記受光側画素部の回路の前記電荷保持部に保持される電荷を電気信号に変換して出力する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタが出力する電気信号を前記周辺回路に読み出す選択トランジスタとで構成される出力側画素部の回路と、前記出力側画素部の回路から電気信号を外部に出力する走査回路を含む周辺回路とが配置される
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の固体撮像素子において、
    前記接続部は、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板とを接続するマイクロバンプで構成される
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の固体撮像素子において、
    前記第1の半導体基板に配置された前記転送トランジスタのゲート酸化膜の膜厚は、前記第2の半導体基板に配置されたトランジスタのゲート酸化膜の膜厚より厚い
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の固体撮像素子において、
    前記第1の素子分離手段としてLOCOS(Local Oxidation of Silicon)を用い、
    前記第2の素子分離手段としてSTI(Shallow Trench Isolation)を用いる
    ことを特徴とする固体撮像素子。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の固体撮像素子において、
    前記第1の半導体基板の背面から受光する背面照射型固体撮像素子であることを特徴とする固体撮像素子。
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