JP2013140221A - 光コネクタ清掃工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】光コネクタアダプタ等の位置決めハウジングを使用することなく、光コネクタの接合面の清掃をむらなく行える技術の提供。
【解決手段】清掃体の供給および引取りを行う送り機構と、前記送り機構を収容する収容体11と、清掃体を光コネクタの接合面に押し付ける清掃体押圧部材と、この清掃体押圧部材の清掃体受け面に沿って配置された清掃体に光コネクタを押さえ込むコネクタ押さえ部材62とを有し、清掃体押圧部材を収容する押圧部材収容壁部83又はコネクタ押さえ部材62にコネクタ位置決め部が設けられている光コネクタ清掃工具1を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光コネクタの接合面を、清掃テープの送り移動によって拭き取り清掃する光コネクタ清掃工具に関する。
光コネクタは、突き合わせ接合用の先端面(接合面。以下、接合端面)に汚れや異物が付着していると、着脱時の損傷や伝送損失の増大などの原因になるため、突き合わせ接続に先だって、接合端面を清掃する必要がある。
これに鑑みて、近年では、光コネクタの接合端面の清掃に好適に使用できる清掃工具(光コネクタ清掃工具)が提供されている。
光コネクタ清掃工具としては、清掃テープを送り移動するテープ送り機構が組み込まれた工具本体を有し、該工具本体から突出するヘッド部先端に巻き掛けた清掃テープを、前記ヘッド部先端によって光コネクタの接合端面に押圧した状態で送り移動して、前記接合端面を拭き取り清掃する方式のものがある(以下、第1従来工具。例えば特許文献1)。
また、光コネクタ清掃工具としては、糸状の清掃体を、回転駆動可能な回転シャフト先端のヘッド部に巻き掛けた構成のものもある(以下、第2従来工具。例えば特許文献2)。この光コネクタ清掃工具は、前記ヘッド部を光コネクタの接合端面に押圧したまま、前記ヘッド部及び回転シャフトの軸回り回転と糸状清掃体の送り移動とによって前記接合端面を清掃する。
第1、第2従来工具は、作業者が手指で把持可能な工具本体から突出する筒状突出部の先端に前記ヘッド部を有する。前記筒状突出部は、光コネクタアダプタに挿入することで、光コネクタアダプタに該筒状突出部とは反対の側から挿入嵌合された光コネクタの接合端面に前記ヘッド部が対面するように、光コネクタアダプタによって光コネクタに対して位置決めできる。
なお、第1、第2従来工具は、光コネクタレセプタクルに組み込まれたフェルールの接合端面の清掃についても、筒状突出部をレセプタクルハウジングのコネクタ穴に挿入することで、レセプタクルハウジングを位置決めハウジングとして利用して行なうことができる。
特許第4163083号公報 特許第4579330号公報
ところで、上述の清掃工具(第1従来工具及び第2従来工具)は、光コネクタアダプタに挿入嵌合された光コネクタの接合端面の清掃のみならず、光コネクタアダプタに挿入嵌合されていない光コネクタの接合端面の清掃にも使用される。この場合は、片手の手指で光コネクタを把持し、もう一方の手の手指で清掃工具を把持して、清掃工具のヘッド部に巻き掛けられた清掃体を光コネクタの接合端面に押圧し、前記清掃体を送り移動する。
しかしながら、この場合の清掃は、清掃工具のヘッド部の光コネクタの接合端面に対する押圧向きを安定させることが容易でなく、清掃ムラが生じやすいのが実情であった。
ところで、光コネクタとしては、例えばSC形光コネクタ、MT形光コネクタ、MPO形光コネクタのように、光ファイバの先端面を接合端面に露出させて前記光ファイバ先端部に組み立てられるものが一般的である。光ファイバの先端面を接合端面に露出させて組み立てられる光コネクタを、以下、ファイバ先端露出形光コネクタとも言う。
ここで、SC形光コネクタ(SC:Single fiber Coupling optical fiber connector)は、JIS C 5973に制定されるF04形光コネクタ、あるいは、IEC(国際電気標準化会議) 60874−14:1993、又はIEC 60874−19:1995に準拠する光コネクタを指す。MT形光コネクタ(MT:Mechanically Transferable)は、JIS C 5981に制定されるF12形光コネクタ、あるいはIEC 60874−16:1994に準拠する光コネクタを指す。MPO形光コネクタ(MPO:Multi-fiber Push On)は、JIS C5982に制定されるF13形光コネクタ、あるいはIEC
61754−7に準拠する光コネクタを指す。
また、近年、例えば光素子(受光素子又は発光素子)をハウジングに組み込んで回路基板上に実装したモジュールに取り付けて前記光素子に対して光ファイバを光結合する光コネクタとして、前記モジュールのハウジング上面に接合させる接合面を形成したボディに、光ファイバの先端部が前記接合面に沿う向きで内挿固定される構成の光コネクタが実用化されている。この光コネクタを、以下、表面実装型光コネクタとも言う。
この表面実装型光コネクタとしては、アクリル樹脂等の、屈折率が空気よりも大きい透明プラスチック製の板状のボディを用い、該ボディに内挿固定した光ファイバ先端の入射光又は出射光を反射してボディ片面の接合面に概ね直交する屈曲した光路を形成する凹所をボディに設けたものが提案されている。前記凹所は、その内面の一部が、前記入射光又は出射光を反射する反射面とされている。この表面実装型光コネクタを、以下、屈曲光路透過型光コネクタとも言う。
前記屈曲光路透過型光コネクタは、前記光素子に位置決めして前記接合面をハウジング上面に接合し前記モジュールに取り付けることで、前記凹所の反射面を介して形成される光路を以て光素子と光ファイバとを光結合できる。なお、前記モジュールの光素子は、前記モジュールのハウジングに形成された透光窓を介して、ハウジング上面側に対する受発光が可能になっている。
前記屈曲光路透過型光コネクタは、ボディに内挿固定された光ファイバ先端の入射光又は出射光の光路が、接合面の中央部を通る構成となっている。そして、屈曲光路透過型光コネクタは、接合面中央部の汚れや異物の付着が伝送損失の増大に与える影響が大きいため、前記モジュールのハウジング上面への接合面の接合に先だって、特に接合面中央部の清掃を確実に行う必要がある。しかしながら、これまで、屈曲光路透過型光コネクタの接合面中央部の清掃をむら無く容易に実現できる光コネクタ清掃工具が無いのが実情である。
前記屈曲光路透過型光コネクタは、小型化が進展しており、指先で所望の向きに安定に把持することが容易でないサイズのものが多々存在する。
第1、第2従来工具は、作業者が手指で工具本体を把持して操作し、ヘッド部を屈曲光路透過型光コネクタの接合面中央部に位置合わせして押圧することで、清掃テープを屈曲光路透過型光コネクタの接合面中央部に押し付け可能である。しかしながら、この工具を使用した清掃は、ヘッド部先端の接合面中央部に対する押圧向きの安定化が難しく、接合面中央部をむら無く清掃することは容易でない。特にサイズが小さい屈曲光路透過型光コネクタの接合面の清掃は、工具のヘッド部先端の接合面中央部に対する押圧向きの安定化がより難しく、清掃ムラの問題がより顕著になる傾向になる。
このような事情に鑑みて、屈曲光路透過型光コネクタの接合面中央部の清掃は、作業者が綿棒を用いて手作業で行っているのが実情である。しかしながら、綿棒を用いた手作業での清掃は、作業者の技量に依存するため、良好な清掃状態を安定に得ることが難しい、作業性が低いといった問題があった。
本発明は、前記課題に鑑みて、光コネクタアダプタ等の位置決めハウジングを使用することなく、光コネクタの接合面の清掃をむらなく行える光コネクタ清掃工具の提供を目的としている。
上記課題を解決するために、本発明では以下の構成を提供する。
第1の発明は、光コネクタの接合面を、送り移動される清掃体により拭き取り清掃する光コネクタ清掃工具であって、前記清掃体の供給および引取りを行う送り機構と、前記送り機構を収容する収容体と、前記清掃体を前記光コネクタの接合面に当接させるための清掃体押圧部材と、この清掃体押圧部材を収容しかつ該清掃体押圧部材の清掃体受け面に沿って配置された清掃体を表出させる押圧部材収容壁部に脱着可能あるいは前記清掃体受け面に垂直の方向にスライド移動可能に取り付けられ、前記光コネクタを前記清掃体に押さえ込むコネクタ押さえ部材とを有し、前記コネクタ押さえ部材又は前記押圧部材収容壁部に前記光コネクタを前記清掃体押圧部材の前記清掃体受け面に沿って配置された清掃体に対して位置決めするためのコネクタ位置決め部が設けられていることを特徴とする光コネクタ清掃工具を提供する。
第2の発明は、前記光コネクタは、前記接合面が形成されたボディに光ファイバの先端部が前記接合面に沿う方向に内挿固定され、前記光ファイバの入射光又は出射光の光路を前記光ファイバ先端の光軸に対して曲げて前記接合面を通るように形成する光軸変更部が前記ボディに設けられていることを特徴とする第1の発明の光コネクタ清掃工具を提供する。
第3の発明は、前記収容体に一体あるいは別体に構成され前記収容体から前側に延出する筒状延出部を有し、この筒状延出部の先端部を構成する押圧部材収容壁部に前記清掃体押圧部材が収容され、前記コネクタ押さえ部材は、前記押圧部材収容壁部にその軸線方向にスライド移動可能に外挿された筒状本体と、この筒状本体に突設され、前記清掃体押圧部材の前側に張り出すコネクタ押さえ部が形成された押さえ片部とを有することを特徴とする第1又は2の発明の光コネクタ清掃工具を提供する。
第4の発明は、前記コネクタ押さえ部材は、前記筒状本体の外周あるいは後側に向かって突出し前記収容体からその前側に離隔させて配置された指掛け部を有し、前記収容体を握った手の手指で前記指掛け部を後側へ引っ張り操作可能に構成されていることを特徴とする第3の発明の光コネクタ清掃工具を提供する。
第5の発明は、前記コネクタ押さえ部材の前記押さえ片部の前記コネクタ押さえ部に、光コネクタを収容するコネクタ収容溝と、該コネクタ収容溝の溝幅方向両側の内壁面における前記コネクタ収容溝の溝底から離隔した位置に突設され前記光コネクタの前記コネクタ収容溝からの脱落を規制するコネクタ保持突部とが形成され、前記コネクタ収容溝及び/又はコネクタ保持突部が前記コネクタ位置決め部として機能することを特徴とする第3又は4の発明の光コネクタ清掃工具を提供する。
第6の発明は、前記筒状延出部の前記押圧部材収容壁部外周に、前記コネクタ押さえ部材の筒状本体が後側から当接される抜け止め突部が突設され、前記コネクタ押さえ部材はその前端が前記抜け止め突部に当接する位置が、前記押圧部材収容壁部に対する工具前側への移動限界位置とされていることを特徴する第3〜5のいずれか1つの発明の光コネクタ清掃工具を提供する。
第7の発明は、前記送り機構に設けられて前記収容体にその前後方向に移動可能に収容された支持枠を前記収容体に対して前方向に弾性付勢する付勢手段とを有し、前記送り機構は、前記清掃体を前記ヘッド部材に供給する供給リールと、前記ヘッド部材を経た前記清掃体を巻き取る巻取リールとを前記支持枠に取り付けて構成され、前記筒状延出部は前記送り機構に設けられて前記支持枠からその前側へ延出され、前記収容体は、前記支持枠が、前記収容体に対して後側へ相対移動されることで、前記巻取リールを巻取り方向に回転駆動させて前記清掃体を送り移動させる駆動部を有することを特徴する第3〜6のいずれか1つの発明の光コネクタ清掃工具を提供する。
本発明によれば、コネクタ押さえ部材によって、光コネクタを、清掃体押圧部材の清掃体受け面に沿って配置された清掃体に押さえ込むことができる。また、コネクタ押さえ部材及び/又は前記押圧部材収容壁部に設けられたコネクタ位置決め部によって、光コネクタの接合面を清掃体に位置合わせした状態で清掃できる。したがって、光コネクタアダプタ等の位置決めハウジングを使用することなく、光コネクタを接合面の清掃をむらなく行える。
本発明の光コネクタ清掃工具の一実施形態の光コネクタ清掃工具を示す斜視図である。 コネクタ押さえ部材を取り外した状態の前記実施形態の光コネクタ清掃工具の斜視図である。 前記実施形態の光コネクタ清掃工具の正断面図である。 前記実施形態の光コネクタ清掃工具に用いられる駆動体を示す正面図である。 前記実施形態の光コネクタ清掃工具の内部構造を示す分解斜視図である。 前記実施形態の光コネクタ清掃工具に用いられるヘッド部材を示す斜視図である。 前記実施形態の光コネクタ清掃工具のヘッド部材付近の、押圧部材収容壁部を取り外した状態を示す平面図である。 図7の正断面である。 前記実施形態の光コネクタ清掃工具に用いられる送り機構の収容部分を示す平面図である。 前記実施形態の光コネクタ清掃工具に用いられる送り機構を示す平面図である。 前記実施形態の光コネクタ清掃工具に用いられる送り機構を示す正面図である 前記実施形態の光コネクタ清掃工具に用いられる送り機構を示す斜視図である。 前記実施形態の光コネクタ清掃工具に用いられる送り機構を示す底面側からの斜視図である。 前記送り機構のトラバース機構に用いられるガイド部材の斜視図である。 前記送り機構のトラバース機構に用いられる回転部材の斜視図である 前記実施形態の光コネクタ清掃工具の使用方法を示す工程図である。 収容体の図1とは反対側の外観を示す斜視図である。 コネクタ押さえ部材の正面側から構造を示す斜視図である。 コネクタ押さえ部材の後面側から構造を示す斜視図である。 コネクタ押さえ部材の構造を説明する図であり、(a)は背面図、(b)は押さえ片部側から見た構造を示す図、(c)は平面図、(d)は指掛け部側から見た構造を示す図、(e)は正面図、(f)は正断面図である。 コネクタ取付部と光コネクタとの関係を説明する拡大図である。 清掃対象の光コネクタの一例を示す斜視図である。 図1の光コネクタ清掃工具を用いて清掃する光コネクタ(光軸変更部付き光コネクタ)の一例を示す図であって、(a)は背面側から見た図(平面図)、(b)は側面図、(c)は接合面側から見た図(下面図)である。 図1の光コネクタ清掃工具を用いて光コネクタを清掃する作業の一例を示す斜視図である。 図1の光コネクタ清掃工具を用いて光コネクタを清掃する作業の一例を示す斜視図である。 図1の光コネクタ清掃工具を用いて光コネクタを清掃する作業の一例を示す斜視図である。 図1の光コネクタ清掃工具を用いて光コネクタを清掃する作業の一例を示す斜視図である。 前記実施形態の光コネクタ清掃工具に用いられる送り機構の動作を示す工程図であり、(a)は初期状態を示す断面図であり、(b)は収容体が前方移動した状態を示す断面図である。 図28(a)、(b)を前筒部材を取り外した状態で示した図である。 光コネクタの溝部と、ヘッド部材の先端ヘッド部の突条部との関係を説明する図である。 図23の光コネクタ外側にカバー部材を取り付けて、図1の光コネクタ清掃工具を用いて接合面の清掃を行なう例を説明する斜視図である。 図31の次の工程を説明する図である。 図31のカバー付き光コネクタの前筒部材前端部による位置決め状態を説明する図である。 図23の光コネクタにカバー部材を装着して組み立てたカバー付き光コネクタを示す図であって、(a)は背面側から見た図(平面図)、(b)は側面図、(c)は接合面側から見た図(下面図)である。 図23の光コネクタ外側に装着するカバー部材の一例を示す図であって、(a)は背面側から見た斜視図、(b)は背面側とは反対のカバー開口側から見た斜視図である。 本発明に係る実施形態の光コネクタ清掃工具の他の例を説明する斜視図である。 図36の光コネクタ清掃工具の構造を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態である光コネクタ清掃工具1(以下、単に「清掃工具」ともいう)を、図面を参照して説明する。
図1〜図5に示すように、清掃工具1は、清掃体2の供給および引取り(巻き取り)を行う送り機構3(図3参照)と、送り機構3が組み立てられた支持枠35と、該支持枠35を収容する収容体11と、前記支持枠35から収容体11外側に延出する筒状延出部20とを有している。また、この清掃工具1は、筒状延出部20(以下、単に延出部とも言う)の先端において清掃体2を光コネクタ70の接合面に押し当てるヘッド部材23(清掃体押圧部材)と、光コネクタ70を前記ヘッド部材23との間に清掃体2を挟み込むようにして清掃体2に押さえ込むコネクタ押さえ部材62と、を備えている。
以下の説明においては、延出部20の支持枠35に対する延出方向、すなわち延出部20の先端側(図3の右方)を前、その反対方向を後、として説明する。
図3に示すように、収容体11は、筒状のケース部12と、ケース部12内にあってケース部12に対し位置決めして組み込まれた駆動体13とを有する。
ケース部12の前端には、延出部20が挿通する挿通口12aが形成されている。ケース部12の後端には、送り機構3等を出し入れする開口部12bが形成されている。
図4、図5に示すように、駆動体13は、長板状の基板53と、基板53の内面53aから基板53の厚さ方向に突出して形成された挿入凸部54と、基板53の一方の側縁部に内面53a側に突出して形成された厚板部55と、基板53の前端部に形成された押圧部57と、基板53の後端部から内面53a側に延出して形成された後端板58とを備えている。
図4に示すように、厚板部55の内側面には、鋸歯状のギア受け部56(駆動部)が形成されている。
ギア受け部56は、送り機構3に対する駆動体13の前方移動によって巻取リール31を巻取り方向に回転駆動させる駆動部であって、基板53の長手方向に並んだ複数の受け歯部56aからなる。
なお、本形態例では、鋸歯状のギア受け部56が採用されているが、巻取リール31を駆動させるための構成はこれに限らず、巻取リール31に回転方向の力を加えることができるものであれば、例えば巻取リール31の外周縁に当接して摩擦により巻取リール31に回転方向の力を加えるものなど、他の構成を採用してもよい。
図4、図5に示すように、押圧部57は、付勢手段40を押圧する押圧板57aと、その周縁に形成された筒状の保持筒部57bとを有する。ここで押圧板57aは、基板53の内面から基板53の厚さ方向に突出して、前後方向に対して直交するように形成されている。保持筒部57bは、付勢手段40の位置ずれを規制するものであり、付勢手段40の後端部を収容するように作られている。
図5に示すように、駆動体13の基板53の外面53cには、係止突起53bが突出して形成されている。図17に示すように、係止突起53bはケース部12の係止穴12cに係止可能である。
駆動体13は、係止突起53bが係止穴12cに係止することによってケース部12に対し位置決めされており、支持枠35に対してケース部12とともに移動する。
図6に示すように、ヘッド部材23は、ガイド筒部81の挿通孔87に挿入可能な挿入部91と、挿入部91の前端に形成された外観概ねブロック状の先端ヘッド部28と、この先端ヘッド部28の後端両側に突設されたフランジ部92とを備えている。
この先端ヘッド部28の先端面は、清掃体2を光コネクタ70の接合面72(図23(b)、(c)参照)に押し当てる押当て面24(清掃体受け面)となる。
図6〜図8に示すように、先端ヘッド部28には、基端部から先端方向に向かって、テープ状の清掃体2を導くガイドスリット26A、26Bが形成されている。さらに先端ヘッド部28には、ガイドスリット26の前端部から先端ヘッド部28の外面にかけてガイド口部25が形成されている。
ここでガイド口部25は、送り機構3(供給リール30)からの清掃体2を押当て面24に導く(または押当て面24を通過した清掃体2を送り機構3(トラバース機構120のガイド部材122および巻取リール31)に導く)ためのものである。このように先端ヘッド部28のガイド口部25は、清掃体2が押当て面24から外れることを防ぐ。
図6〜図8に示すように、ヘッド部材23の挿入部91は板状に形成されている。図8に示すように、ガイド筒部81の前端部の内側には、平坦な一対の回転止面84が互いに平行に形成されている。挿入部91は、一方面側の平坦部93Aと他方面側の平坦部93Bとをガイド筒部81前端の一対の回転止面84に沿わせて、一対の回転止面84の間に開口する挿通孔87に挿入されてガイド筒部81に対して回り止めされている。これにより、ヘッド部材23がガイド筒部81に対して軸回り回転しないように回り止めされている。
またこの挿入部91には、係合爪93aを有する弾性片93bが形成されている。係合爪93aは、ガイド筒部81に形成された係合開口部81a(係合凹部)(図5参照)の前縁に係止することにより、ヘッド部材23の前方移動を規制することができる。
図8における符号94は、ガイド筒部81の前端とヘッド部材23のフランジ部92との間に設けられた付勢手段(例えばコイルスプリングなどのバネ部材)を示す。この付勢手段94は、光コネクタ70の接合面72に押し当てたヘッド部材23を前方に弾性付勢するためのものである。
図3、図7、図8に示すように、ヘッド部材23には、供給リール30から引き出されたテープ状の清掃体2(清掃テープ)が巻き回されている。
ここで清掃体2は、連続的に繰り出し可能な程度に軟質で一方向に連続するテープ状のものであれば、特に限定されるものではなく、公知の適当な清浄布(不織布や織布)をテープ状に加工したものを採用することができる。具体的には、例えばポリエステルやナイロンなどの極細の繊維で構成されたテープを使用することができる。なおテープ状の清掃体2としては、その幅は1.0〜2.5mm程度が好適であり、厚さは0.1〜0.2mm程度が好適である。
テープ状の清掃体2は、供給リール30からガイド筒部81内側を貫通する挿通孔87を経て、ヘッド部材23に至る。このヘッド部材23において、清掃体2は、挿入部91の平坦部93A、ガイドスリット26Aを経て先端ヘッド部28の押当て面24に至り、ガイド口部25、ガイドスリット26B、通過口92B、平坦部93Bを通り、挿通孔87を通り、さらに後述するトラバース機構120のガイド部材122を経て巻取リール31に達するように巻回される。
なお逆にテープ状の清掃体2を、供給リール30からガイド筒部81内側の挿通孔87を経てヘッド部材23に達し、平坦部93B、通過口92B、ガイドスリット26B、ガイド口部25を経て押当て面24に至り、ガイドスリット26A、平坦部93A、挿通孔87を通り、さらにトラバース機構120のガイド部材122を経て巻取リール31に達するように巻回すこともできる。
図3、図5、図9〜図13に示すように、送り機構3は、テープ状の清掃体2を巻装した供給リール30(供給手段)と、使用後の清掃体2を巻取って回収する巻取リール31(引取り手段)とを有する。また、この送り機構3は、巻取リール31の一端側に装着された第1のギヤ38と、巻取リール31の他端側に固定された第2のギヤ130と、前記ヘッド部材23を経たテープ状清掃体2が通過するガイド部材122とを有する。この送り機構3は、巻取リール31の回転軸線に直交する面内で前記ガイド部材122が回転しないように阻止すると同時に、巻取リール31の回転軸線に平行な方向への直線移動を許容(もしくは案内)するためのレール状の回転阻止部材138と、前記ガイド部材122に係合してこれを前記方向へ往復移動させるための回転部材126と、巻取リール31の回転を前記回転部材126に伝達するための中間回転伝達体128とをさらに有する。また、この送り機構3は、供給リール30、巻取リール31、回転部材126、および中間回転伝達体128をそれぞれ回転自在に支持する支持枠35を備えている。
ここで、第2のギヤ130と、ガイド部材122と、回転阻止部材138と、回転部材126と、中間回転伝達体128とは、テープ状の清掃体2の走行位置を、巻取リール31に至る手前の位置において巻取リール31の回転軸線と平行な方向に往復移動させるためのトラバース機構120を構成している。また中間回転伝達体128は、同心状に2段重ねに設けた大径ギヤ128Aおよび小径ギヤ128Bによって構成され、また回転部材126は、同軸上に設けた被動ギヤ部126Aおよび円柱部126Bによって構成されている。なお、上記の回転部材126は、巻取リール31の回転に連動する回転運動を、前記ガイド部材122の往復直線運動に変換するための運動変換機構を構成している。これらの詳細については、後に改めて説明する。
図3および図9に示すように、支持枠35は、基板41と、供給リール30を回転自在に支持する供給リール支持軸32と、巻取リール31を回転自在に支持する巻取リール支持軸33と、回転部材126を回転自在に支持する回転部材支持軸136と、中間回転伝達体128を回転自在に支持する中間回転伝達体支持軸132と、基板41の両側縁部に形成された側板44A、44Bと、両側板44A、44B間に設けられた仕切板43と、基板41の前端部に形成された前端板46を備えている。ここで仕切板43は、両側板44A、44B間の空間を、筒体基部収容部36と付勢手段収容部37とに区画するためのものである。
筒体基部収容部36は、延出部20を構成するガイド筒部81の筒体基部81bを収容するように作られている。そして一方の側板44Aの後端近傍には、筒体基部81bの後方移動を規制する規制板42Aが形成され、仕切板43の後端部にも、筒体基部81bの後方移動を規制する規制板42Bが形成されている。また前端板46には、延出部20が挿通する凹部46aが形成されている。
このような構成により、筒体基部収容部36は、筒体基部81bの後方移動を規制板42A、42Bにより規制するとともに、前端板46によって前方移動を規制することになる。
付勢手段収容部37は、他方の側板44Bと仕切板43との間の空間であって、付勢手段40を収容する。一方前端板46の後面には、付勢手段収容部37内の付勢手段40の前端部に挿入されて付勢手段40を位置決めする保持突起39が後方に突出して形成されている(図3参照)。
ここで、支持軸32、33、132、136の位置は、供給リール30、トラバース機構120の回転部材126およびガイド部材122、巻取リール31の設置位置(前後方向位置)が、筒体基部収容部36および付勢手段収容部37より後方寄りとなるように定められている。
図示の例では、供給リール支持軸32は、供給リール30がトラバース機構120(回転部材126とガイド部材122)および巻取リール31の後方に位置するように、巻取リール支持軸33の後方に定められている。またその巻取リール支持軸33は、巻取リール31がトラバース機構120(回転部材126とガイド部材122)の後方に位置するように、回転部材支持軸136および中間ギヤ支持軸132の後方に定められている。
基板41には、リール30、31の径方向に対し垂直に延出する延出板45A、45Bが形成され、延出板45A、45Bの先端には、それぞれリール30、31に向けて突出する係止爪45Aa、45Baが形成されている。各延出板45A、45Bは弾性的に曲げ変形可能であり、各係止爪45Aa、45Baはリール30、31に対し接近および離間する方向に移動可能である。
図11〜図13に示すように、供給リール30は、繰り出すべきテープ状の清掃体2が巻付けられる胴部47Aと、胴部47Aの一端に設けられた第1フランジ板48Aと、胴部47Aの他端に設けられた第2フランジ板49Aとを備えている。また巻取リール31も、同様にテープ状の清掃体2が巻付けられる胴部47Bと、胴部47Bの一端に設けられた第1フランジ板48Bと、胴部47Bの他端に設けられた第2フランジ板49Bとを備えている。そして各第1フランジ板48A、48Bの外面には、周方向に沿って配列された複数の係止凹部(図示略)が形成されており、延出板45A、45Bの係止爪45Aa、45Baが前記係止凹部に係合することにより、リール30、31の逆方向回転が阻止されるようになっている。また第2フランジ板49A、49Bの外面には、周方向に沿って配列された複数の係止凸部(図示略)が形成されている。なおリール30、31は、胴部47A、47Bに支持軸32、33(図9参照)を挿通させることによって支持枠35に装着されている。
さらに巻取リール31の第2フランジ板49Bの外面側には、前述の第1のギヤ38が配設され、同じく巻取リール31の第1フランジ板48Bの外面側には、第2のギヤ130が固定されている。
第1のギヤ38は、図10、図11に示すように、円板状の基板89と、基板89の一方の面に形成された歯車部88とを有する。基板89の他方の面には、巻取リール31の係止凸部(図示略)に係止する係止突起(図示略)が形成されている。そして歯車部88は、駆動体13のギヤ受け部56の受け歯部56aに噛み合う歯部88aを有する。ここで、第1のギヤ38は、巻取リール31の第2フランジ板49Bに重ねて配置され、基板89の係止突起(図示略)が第2フランジ板49Bの係止凸部(図示略)に係止されるため、第1のギヤ38の回転に従って巻取リール31も回転する。一方、第1のギヤ38が巻取り方向とは逆の方向に回転する場合には、係止突起(図示略)は、係止凸部(図示略)には係止されない。
図3に示すように、付勢手段40は、前方に相対移動した状態の収容体11を、支持枠35に反力をとって後方に付勢するものであって、コイルスプリングなどのバネ部材が好適に用いられる。その場合、前端板46(図9参照)に反力をとって駆動体13の押圧部57(図4、図5参照)を後方に付勢することができる。
図2、図5、図7、図8に示すように、筒状延出部20は、ガイド筒部81と、該ガイド筒部81にその軸線方向(工具前後方向)にスライド移動可能に外挿して設けられた後筒部材82と、この後筒部材82の前端部に外挿して組み付けた前筒部材83とを有して構成されている。
図3、図5に示すように、前記ガイド筒部81は、既述のように支持枠35(図3参照)の筒体基部収容部36に組み込んで支持枠35に組み付けられたブロック状の筒体基部81bと、この筒体基部81bから前側へ延出する延出筒部81cとを有する。
筒体基部81bの駆動体13に対面する側には、前後方向に互いに平行に延在する一対の突条81dが突設され、この一対の突条81dの間に、駆動体13の挿入凸部54が挿入される凸部案内溝81eが確保されている。
図5に示すように、後筒部材82は、その後端部に形成された係止長孔82aに、ガイド筒部81の延出筒部81cの後端部外周に突出する係止爪81fを入り込ませている。係止孔82aは後筒部材82の軸線方向に沿って細長に延在形成されている。後筒部材82は、その後端がガイド筒部81の筒体基部81bに当接する位置と、前記係止長孔82a後端に位置する部分が前記係止爪81fに係合する位置との間で、ガイド筒部81に対してスライド移動可能である。
また、後筒部材82は、その後端部外周に突設されたフランジ部82bと、ガイド筒部81の筒体基部81bとの間に介在配置された後筒付勢手段85によってガイド筒部81に対して工具前側へ弾性付勢されている。図示例の後筒付勢手段85は具体的にはコイルスプリングであり、後筒部材82の前記フランジ部82bから後側の部分、及びガイド筒部81の延出筒部81cに外挿して、後筒部材82のフランジ部82bと、ガイド筒部81の筒体基部81bとの間に介在配置されている。
図5、図8に示すように、前筒部材83は角筒状に形成されている。前筒部材83は、その後端部を後筒部材82の前端部に外挿している。前筒部材83の内側孔は、後筒部材82を収容可能な後端部から前側が後端部に比べて狭く形成されている。前筒部材83は、その内側孔の後端部とその前側部分との境界の段差面83aを、後筒部材82前端面に当接させている。また、前筒部材83は、その後端部に形成された係止孔83bに、後筒部材82前端部外周に突設された固定突起82cを嵌め込んで、後筒部材82に取り付けられている。
なお、後筒部材82前端部外周面からの固定突起82cの突出寸法は僅かであり、前筒部材83は、後筒部材82に対してその前方向に強く引っ張ることで、後筒部材82から抜き出すことが可能である。前筒部材83は後筒部材82から抜き出すことで、その内側の清掃等を楽に行なうことができる。
固定突起82cは、前筒部材83が後筒部材82前端部から不用意に抜け出さないように係止する機能を果たす。
ここで、送り機構3のうち、ヘッド部材23を経たテープ状の清掃体2の走行位置を、巻取リール31に至る手前の位置において巻取リール31の回転軸線と平行な方向に往復移動させるためのトラバース機構120について、図10〜図15を参照して、さらに詳細に説明する。
トラバース機構120は、図14に示すようなガイド部材122と、前記運動変換機構としての図15に示すような回転部材126、および前述の回転阻止部材138とを備えている。このうちガイド部材122は、全体として厚板長板状に作られるとともに、その厚さ方向が巻取リール31の回転軸線と平行となるように配置されている。そしてそのガイド部材122には、厚さ方向に対して直交する方向(すなわち巻取リール31の回転軸線に直交する方向)に貫通する貫通ガイド部124が形成され、かつガイド部材122の長さ方向の一端側には、前記回転阻止部材138が相対的に摺動可能に挿入される断面U字状の凹溝部122Aが、厚さ方向に沿って形成され、また長さ方向の他端側には、前記回転部材126の円柱部126Bが貫通する断面略円形の貫通孔122Cが、厚さ方向に沿って形成され、さらにその貫通孔122Cの内側の一部には、前記回転部材円柱部126Bの外周面126Cに形成された連続凹溝状の係合案内部126Dに差し込まれる突起状の係合部122Dが形成されている。
前記ガイド部材122における貫通ガイド部124は、その内側空間の断面形状について、巻取リール31の回転軸線に平行な方向(したがってそのガイド部材122の直線往復移動方向)の最小間隔が、テープ幅Wよりもわずかに大きく、かつそれに直交する方向の最小間隔が、テープ幅Wよりも小さい距離となるように、例えば断面形状が長方形もしくは楕円形状(図示の例では長方形)となるように作られている。またその貫通ガイド部124の内面の貫通方向両端部分(開口端付近)は、それらの内面が外側に向かって滑らかなテーパー状に拡大するように作られている。
一方前記回転阻止部材138は、全体としてレール状をなすものであり、そのレール長さ方向が巻取リール31の回転軸線に平行な方向に沿うように配設され、かつその回転阻止部材138は、ガイド部材122の断面U字形状の凹溝部122Aに対応する凸状阻止面138Aを備えている。そして前記ガイド部材122の凹溝部122Aに回転阻止部材138の凸状阻止面138Aが相対的に摺動自在に差し込まれて、巻取リール31の回転軸線に直交する面内でのガイド部材138の回転が阻止されると同時に、巻取リール31の回転軸線に平行な方向へのガイド部材122の直線移動が許容もしくは案内されるようになっている。
一方前記回転部材126は、図15に示すように、円柱状をなす外周面126Cを有する円柱部126Bと、その円柱部126Bにおける軸線方向の一端側に固定された被動ギヤ部126Aとによって構成されている。そして円柱部126Bの外周面126Cには、ガイド部材122の突起状の係合部122Dが係合する連続凹溝状の係合案内部126Dが形成されている。この連続凹溝状の係合案内部126Dは、円柱部外周面126Cの周方向には無端に連続し、しかも外周面126Cにおける軸線方向に平行な方向の位置が、その軸線方向に沿って連続的に変位するように定められている。具体的には、その係合案内部126の円柱部126Bの外周面126C上の軌跡Pが、その外周面126Cを平面状に展開したときに、正弦波もしくはそれに近い波状となり、かつ360°周回した位置で原位置に戻るように定められている。なおこの円柱部外周面126C上の係合案内部126Dの軌跡については、円柱部126Bを、その軸線に対し傾斜する面で切断したときに現れる楕円形状の断面の周縁形状もしくはそれに近い形状と表現することもできる。
なおここで回転部材126の円柱部126Bについて「円柱」と表現しているが、これは厳密な意味での中実円柱に限られることを意味するものではなく、中空な円筒をも含むことはもちろんである。
さらに前記回転部材126の円柱部126Bは、ガイド部材122の貫通孔122Cに相対的に摺動可能に貫通挿入され、その貫通孔122Cの内面の突起状の係合部122Dが、回転部材円柱部126Bの外周面126Cの凹溝状の係合案内部126Dに、その係合案内部126Dの長さ方向(連続方向)に相対的に摺動可能に差し込まれ(係合され)ている。
ここで上述の回転部材126は、その回転軸線が巻取リール31の回転軸線と平行となるように、回転自在に支持されている。そして回転部材126の一端側の被動ギヤ部126Aは、図11に示すように、中間回転伝達体128の小径ギヤ128Bに噛み合っている。中間回転伝達体128は、上述の小径ギヤ128Bと、大径ギヤ128Bとを、共通の軸線を中心とするように一体に重ね合わせたもので、巻取リール31の回転軸線と平行な軸線を中心として回転自在に支持されている。そして中間回転伝達体128の大径ギヤ128Aは、巻取リール31の第1フランジ板48Bに固定された第2のギヤ130に噛み合っている。
したがって回転部材126には、巻取リール31の回転時に、中間回転伝達体128を介して巻取リール31の回転が伝達されて、軸中心に回転することになる。そしてこの回転部材126の係合案内部126Dには、ガイド部材122の係合部122Dが摺動可能に係合しており、その係合案内部126Dは、前述のようにその位置が軸線方向に沿って連続的に変位するように定められている。このため、図16(a)〜(c)に示すように、ガイド部材122は、回転部材126の回転に伴って、その回転軸線に沿った方向に直線的に移動せしめられることになる。しかも係合案内部126Dは、円柱状外周面126Cの周方向には無端に連続していることから、上記の回転部材126の回転に伴うガイド部材122の直線運動は、所定のストロークの往復運動となる。ここで、上述のような作用面から見れば、前記係合案内部126Dおよび係合部122Dは、回転部材126が回転したときにガイド部材122をその回転部材126の回転軸線と平行な方向に往復移動させ得るような形状に作られている、と言うこともできる。
なお図16(a)〜(c)において、Tは往復動する回転部材126の片道分の移動距離、Wはテープ状の清掃体2(清掃テープ)のテープ幅、Lは巻取リール31のフランジ部間の距離である。また、図16(a)〜(c)は、第2のギヤ130、大径ギヤ128A、小径ギヤ128B、被動ギヤ部126Aの間のギヤ比を、図示の例では巻取リール31が6回転する間に、回転部材126が1回転するように定めた場合を例示している。
次に、清掃工具1のコネクタ押さえ部材62について説明する。
図1、図18から図20(a)〜(f)に示すように、図示例のコネクタ押さえ部材62は、前筒部材83にその軸線方向にスライド移動可能に外挿された筒状本体63と、この筒状本体63から前側に突設された門形の押さえ片部64と、筒状本体63からその後側に突出された指掛け部65とを有する。
指掛け部65は、外観角筒状の筒状本体63の4面の側壁部の一つから、工具後側に行くに従って筒状本体63の軸線から離隔するように湾曲して形成されている。
このコネクタ押さえ部材62は、前筒部材83に対して、筒状本体63前端が前筒部材83前端外周に突設されている抜け止め突部83c(図24等参照)にその後ろ側から当接する位置が前筒部材83に対する前側への移動限界位置となっている。但し、図示例の抜け止め突部83cは、その前側及び後側が傾斜面(図示例では湾曲面)になっており、
前筒部材83に対して、筒状本体63を強く引っ張ることで、筒状本体63が抜け止め突部83cを乗り越えて、前筒部材83から抜き出し可能である。また、前筒部材53から取り外した状態のコネクタ押さえ部材62の筒状本体63を前筒部材83前端から外挿することも可能である。
前記前筒部材83は断面外形が長方形の角筒状に形成されている。コネクタ押さえ部材62の筒状本体63は、その内側孔の断面外形が前筒部材83の外周の4面に面接触する細長8角形をなしている。このコネクタ押さえ部材62の筒状本体63は、特定の2つの向きでのみ前筒部材83に挿入可能である。
図示例の清掃工具1の延出部20は、清掃工具1の延出方向(前後方向)の長さを短くするため、収容体11内側にて付勢手段40をその前方のガイド筒部81と並べたことにより、収容体11前端中央からずれた位置に設けられている。コネクタ押さえ部材62は、図1に示すように、指掛け部65が、細長容器状の収容体11の中心軸線の仮想延長に対する延出部20のずれ方向とは反対の方向に向かって筒状本体63から突出する向き(第1の向き)と、延出部20を介して図1とは反対の方向に向かって突出する向き(第2の向き)でのみ前筒部材83に対して取り付け可能である。コネクタ押さえ部材62を第1の向きで取り付けた場合、第2の向きに比べて省スペース化の点で有利であり、例えば、清掃工具1を狭隘な作業スペースに差し入れて光ファイバの接合面を清掃する作業を楽に行えるといった利点がある。
前記収容体11は、作業者が手指で把持することができる細長形状に形成されている。
前筒部材83に筒状本体63を外挿して取り付けたコネクタ押さえ部材62の指掛け部65は、収容体11を把持する手の手指を使って引っ張り操作可能な位置に配置される。
なお、指掛け部65の形状は、収容体11を把持する手の手指を使って引っ張り操作可能であれば良く、図示例の形状に限定されない。
指掛け部65は、例えば、筒状本体63後端からその軸線に垂直の方向に突出する形状とすることも可能である。
図示例のコネクタ押さえ部材62は、プラスチック製の一体成形品である。
押さえ片部64は、筒状本体63の内側孔を介して互いに対面する側壁部から筒状本体63軸線方向に突出された一対の脚部64aを、筒状本体63軸線方向に垂直に延在する橋絡部64bによって橋絡した門形に構成されている。
前記橋絡部64bの延在方向中央部には、清掃工具1を用いて接合面の清掃を行なう光コネクタ70を取り付けるコネクタ取付部66が形成されている。
前記橋絡部64bの延在方向中央部は、前筒部材83内側に収容されているヘッド部材23の先端ヘッド部28の押当て面24の前方にて、該押し当て面24に対向する位置に配置されている。
図18、図19、図21に示すように、コネクタ取付部66は、橋絡部64bの延在方向中央部に、その先端ヘッド部28に対向する側に光コネクタ70を収容するコネクタ収容溝66aと、該コネクタ収容溝66aに収容した光コネクタ70のコネクタ収容溝66aからの脱落を規制するコネクタ保持突部66bを形成した構成になっている。
ここで、光コネクタ70の一例について説明する。
図22、図23(a)〜(c)は、前記光コネクタ清掃工具1を用いて接合面の清掃を行う適用対象の光コネクタの一例を示す。
図22、図23(a)〜(c)に例示した光コネクタ70は、光ファイバ先端部を内挿固定するボディとして、アクリル樹脂等の、屈折率が空気よりも大きい透明プラスチック製の板状のボディ71を用いたものである。
図示例の光コネクタ70の前記ボディ71には、光ファイバ61の先端部が、ボディ71片面の接合面72に沿う向きで内挿固定されている。また、前記ボディ71には、前記光ファイバ61先端の入射光又は出射光を反射して前記接合面72に交差する屈曲した光路H(図23(b)参照)を形成する凹所73が形成されている。前記凹所73は、前記光ファイバ61先端の光軸(具体的には、後述の裸光ファイバ61b先端の光軸)上に位置する。
前記凹所73の前記光ファイバ61側には、前記光ファイバ61先端に接近するにしたがいボディ71の接合面72からの距離が増大するように、前記接合面72及び光ファイバ61先端の光軸に対して傾斜する内面73aが形成されている。この凹所73は、前記内面73aが、ボディ71と該凹所73内側の空気との屈折率差によって、光ファイバ61先端の入射光又は出射光を反射する反射面(光軸変更部)として機能する。以下、前記内面73aを反射面とも言う。
図22、図23(a)〜(c)に例示した光コネクタ70には、前記反射面73aによって、前記接合面72に直交する仮想垂直線に沿う向きで接合面72中央部と交差する屈曲した光路Hが形成される。
前記光ファイバ61先端から出射された出射光は、前記光路Hを以て光コネクタ70のボディ71内を進行して、接合面72中央部から出射される。光コネクタ70の接合面72側から前記光ファイバ61に入射される入射光は、前記光路Hを以てボディ71内を進行して、光ファイバ61にその先端から入射する。
図22、図23(a)〜(c)に例示した光コネクタ70は、光ファイバ61として光ファイバテープ心線61Aを用い、該光ファイバテープ心線61Aの先端部をボディ71に内挿固定した構成になっている。光ファイバテープ心線61Aの先端には裸光ファイバ61bが口出しされている。光ファイバテープ心線61Aは、複数本の裸光ファイバ61bが被覆材によって一括被覆されたテープ状の被覆部61aの先端部と、該被覆部61a先端から突出する裸光ファイバ61bとをボディ71に挿入して、ボディ71に固定されている。
前記ボディ71は、概ね長方形の接合面72を有する長方形板状に形成されている。光ファイバテープ心線61Aの被覆部61aの先端部は、ボディ71の長手方向片端から中央部に向かって延在形成された孔(不図示)に内挿固定されている。また、光ファイバテープ心線61Aの被覆部61a先端から突出する複数本の裸光ファイバ61bは、ボディ71に形成された不図示の位置決め溝あるいは位置決め孔によって接合面72に沿う向きで互いに平行に高精度に位置決めされている。
光ファイバテープ心線61Aは、テープ状の被覆部61aの両面及び被覆部61a先端から突出する裸光ファイバ61bがボディ71の接合面72に沿う向きで、ボディ71に固定されている。
前記光路Hは、前記反射面73aによって、複数本の裸光ファイバ61bのそれぞれについて形成される。前記光路Hは、具体的には、前記裸光ファイバ61bについて、その先端面から入射又は出射する光(裸光ファイバ61bにその先端面から入射する入射光、又は裸光ファイバ61b先端面から出射する出射光)の光路である。
各裸光ファイバ61b先端(光ファイバ61先端)は、前記凹所73の反射面73aから離隔して配置されている。裸光ファイバ61b先端面と反射面73aとの間にはボディ71の一部が存在する。ボディ71の裸光ファイバ61b先端面に対面する面は、裸光ファイバ61b先端の光軸に概ね垂直に形成されている。裸光ファイバ61bは、ボディ71に対して、その先端面を接近配置あるいは突き当てて光結合されている。
光コネクタ70について、ボディ71の接合面72におけるその長手方向に垂直の方向を、以下、幅方向とも言う。光ファイバテープ心線61A先端に口出しされている複数本の裸光ファイバ61bは、ボディ71内においてボディ71幅方向に横並びに配列されている。
ボディ71の凹所73は、前記反射面73aによって、光ファイバテープ心線61Aの複数本の裸光ファイバ61bについて前記光路Hを互いに平行に形成するべく、ボディ71の接合面72とは反対の背面76から窪んで、ボディ71幅方向に延在する溝状に形成されている。
図23(c)に示すように、前記反射面73aによって、光ファイバテープ心線61Aの複数本の裸光ファイバ61bについてそれぞれ形成される光路Hは、ボディ71の接合面72において、その長手方向中央部にてボディ幅方向に一列に配列される。
前記接合面72の長手方向中央部の光路Hが配列されている領域を、以下、入出射領域77とも言う。
図23(b)、(c)に示すように、ボディ71の接合面72の長手方向中央部には、ボディ幅方向に延在する溝部74が形成されている。前記反射面73aによって、光ファイバテープ心線61Aの複数本の裸光ファイバ61bについてそれぞれ形成される光路Hは、具体的には、前記溝部74の溝底面74aを通るように形成される。図示例の光コネクタ70は、前記溝部74の溝底面74aが前記入出射領域77となっている。
なお、図示例の光コネクタ70の前記溝部74の溝底面74aは、前記接合面72に沿う平坦面に形成されている。
次に、テープ状の清掃体2を用いての清掃工具1の使用方法、及び使用時の各部の動作の一例について説明する。
ここでは、一例として、清掃工具1を用いて、図22、図23を参照して説明した光コネクタ70の接合面72を清掃する場合について説明する。
前記光コネクタ70は、前記溝底面74aを含む接合面72長手方向中央部に汚れや異物が付着していると伝送損失に与える影響(伝送損失の増大)が大きい。このため、前記光コネクタ70の溝底面74aを含む接合面72長手方向中央部は、清掃による汚れや異物の除去の必要性が高い。
なお、本明細書において、光コネクタ70の接合面72の長手方向中央部は、溝底面74aを含むものとして扱う。
前記光コネクタ70の接合面72を清掃工具1を用いて清掃するには、まず、図24に示すように、光コネクタ70をコネクタ押さえ部材62のコネクタ取付部66に取り付ける。
光コネクタ70をコネクタ取付部66に取り付ける作業は、その作業性の確保に鑑みて、橋絡部64bを前筒部材83前端から前側へ離隔させた位置に配置する(図24の状態)か、あるいは、前筒部材83から取り外した状態で行なう。
この取り付け作業は、光コネクタ70をコネクタ取付部66のコネクタ収容溝66aに収容する。
コネクタ収容溝66aは、押さえ片部64の橋絡部64bの延在方向中央部の先端ヘッド部28に対向する側に、該橋絡部64bの延在方向及び筒状本体63の軸線方向に垂直の方向に延在形成されている。図19等に示すように、このコネクタ収容溝66aは、橋絡部64bの両側に開口している。
また、コネクタ保持突部66bは、コネクタ収容溝66aの溝幅方向両側の内壁面における前記コネクタ収容溝溝底から離隔した位置に突設されている。図示例のコネクタ押さえ部材62にあっては、コネクタ保持突部66bは、前記内壁面の溝底とは反対側の端部に突設され、コネクタ収容溝66aの延在方向全長にわたって延在形成されている。
図21、図23に示すように、前記ボディ71の接合面72幅方向両端部には、ボディ長手方向に沿って切り欠き部71aが延在形成されている。
光コネクタ70は、コネクタ収容溝66aにその延在方向片端から挿入する。光コネクタ70は、コネクタ収容溝66aに対して、その光ファイバ61が延出されている後面78a(図22参照)とは反対の先端部から挿入していく。また、光コネクタ70は、その背面76を溝底側としてコネクタ収容溝66aに挿入する。
これにより、ボディ71の幅方向両側の、前記切り欠き部71aが形成された部分がコネクタ収容溝66aの溝底とコネクタ保持突部66bとの間にがたつくことなく保持される。また、このコネクタ取付部66では、コネクタ収容溝66aの内壁面及び/又はコネクタ保持突部66bが、光コネクタ70を先端ヘッド部28に対して位置決めする位置決め部として機能する。
図23(b)、(c)に示すように、光コネクタ70の切り欠き部71aは、ボディ71の先端から後端部(後面78a側の端部)まで延在形成されており、ボディ71の後端部には形成されていない。そして、光コネクタ70は、前記切り欠き部71aから後側の、切り欠き部71aが形成されていない切り欠き部非形成部がコネクタ保持突部66bに突き当たるまでコネクタ収容溝66aに挿入することで、コネクタ押さえ部材62のコネクタ取付部66に対して位置決めして取り付けることができる(図25参照)。
コネクタ取付部66に対する取り付け、位置決めが完了した光コネクタ70は、その接合面72の長手方向中央部が、先端ヘッド部28の押当て面24に対して正対する位置に配置される。
このとき、光コネクタ70の溝部74は、コネクタ押さえ部材62の橋絡部64bの延在方向に沿って延在している。また、このとき、光コネクタ70の溝部74は、清掃体2(清掃テープ)の、先端ヘッド部28の押当て面24に沿って巻き回された部分に正対して配置される。
また、図21に示すように、光コネクタ70は、コネクタ取付部66に対する取り付けが完了したときに、その接合面72形成部分が、コネクタ押さえ部材62のコネクタ保持突部66bに比べて先端ヘッド部28側に僅かに突出した状態となる。
したがって、コネクタ押さえ部材62の指掛け部64を引っ張り操作して、光コネクタ70の接合面24に清掃体2を押し当てる際に、コネクタ保持突部66bが障害になるこはない。また、光コネクタ70の接合面24に清掃体2を押し当てるとき、コネクタ取付部66は、光コネクタ70を清掃体2に押さえ込むコネクタ押さえ部として機能する。
コネクタ取付部66への取り付けが完了したら、光コネクタ70の接合面24に清掃体2を押し当てて清掃する清掃作業を行なう。
この作業は、例えば、コネクタ押さえ部材62の指掛け部64の引っ張り操作、によって行なうことができる。
図21に示すように、光コネクタ70のコネクタ取付部66に対する取り付けが完了したら、コネクタ押さえ部材62の指掛け部64の引っ張り操作によって、図26、図27に示すように、前筒部材83前端に、コネクタ押さえ部材62の押さえ片部64(具体的には橋絡部64b)を当接させることができる。
そして、指掛け部64の引っ張り操作を継続して前筒部材83及び後筒部材82を収容体11に対して相対的に後側へ向かって移動する。
図28(a)は、コネクタ押さえ部材62の指掛け部64の引っ張り操作によって、前筒部材83前端にコネクタ押さえ部材62の押さえ片部64を当接させたが、前筒部材83の収容体11に対する後側への相対移動は開始されていない、初期状態(非使用時)を示す。
この初期状態においては、収容体11は、延出部20および送り機構3に対して相対的に比較的後方に位置している。
コネクタ押さえ部材62の指掛け部64の引っ張り操作によって、前筒部材83を収容体11に対して相対移動(後側へ向かって移動)させれば、光コネクタ70を先端ヘッド部28に接近させることができ、さらに、光コネクタ70を先端ヘッド部28の押当て面24に巻き回されている清掃体2に当接させることができる。
なお、コネクタ押さえ部材62の指掛け部64の引っ張り操作にかえて、収容部11を把持する手とは別の手でコネクタ押さえ部材62を収容部11に向かって押圧することでも、光コネクタ70を先端ヘッド部28の押当て面24に巻き回されている清掃体2に当接させることは可能である。
図28(b)に示すように、光コネクタ70を、先端ヘッド部28の押当て面24に巻き回されている清掃体2に当接した後、指掛け部64の引っ張り操作等によって、後方への移動をさらに継続すると、収容体11は延出部20に対して相対的に前方に移動する。このとき、延出部20の筒体基部81bは、図9に示す規制板42A、42Bによって後方移動が規制された状態で筒体基部収容部36に収容されているため、送り機構3の前後方向位置は大きく変化しない。このため、付勢手段40は駆動体13により圧縮され、支持枠35からの反力により駆動体13を後方に付勢する状態となる。
図28(b)に示すように、収容体11の駆動体13が回転筒部82に対して相対的に前方移動すれば、挿入凸部54も筒体基部81bの凸部案内溝81eに挿入された状態で前方移動する。
またここで駆動体13が送り機構3に対し相対的に移動すれば、ギヤ受け部56によって、第1のギヤ38に回転方向の力が与えられる。この第1のギヤ38の回転に伴って巻取リール31も回転するため、テープ状の清掃体2は、ガイド部材122の貫通ガイド部124を経て、後述するように巻取リール31の軸線方向に沿って移動(トラバース)せしめられながら、巻取リール31の胴部47に巻取られる。
これに伴ってテープ状の清掃体2が供給リール30から引き出され、ヘッド部材23の押当て面24を通って送り移動される。このような清掃体2の送り移動によって、接合面72に付着しているゴミや埃、油分などの汚れが確実に拭き取られる。
この清掃工具1は、指掛け部64の後方への移動により、清掃体2への光コネクタ70の押さえ込みと、清掃体2の送り移動とを同時に実現できる。この清掃工具1は、指掛け部64を引っ張り操作等によって後方へ移動させるだけで、光コネクタ70の接合面72の清掃を簡単に実現できる。
なお、図29(a)、(b)は、上述の動作をコネクタ押さえ部材の図示を省略して示したものである。
既述のように、光コネクタ70はコネクタ押さえ部材62のコネクタ取付部66に取り付けることで、溝部74が、清掃体2(清掃テープ)の、先端ヘッド部28の押当て面24に沿って巻き回された部分に正対して配置される。また、このとき、光コネクタ70は、テープ状の清掃体(清掃テープ)の幅方向に対してボディ長手方向が垂直の向きで、接合面72の長手方向中央部が先端ヘッド部28の押当て面24に正対される。
また、図25等のように、光コネクタ70としては、接合面72の溝部74を介して両側にガイドピン75が突設された構成のものと、ガイドピン75が無くガイドピン穴が接合面72に開口している構成のものとがある。
ガイドピン付きの光コネクタ70の清掃の場合、テープ状の清掃体は接合面72のうち一対のガイドピン75の間の領域に押し当てる。
図6に示すように、先端ヘッド部28の押当て面24は、先端ヘッド部28両側のガイド口部25間にわたって延在する細長形状に形成されている。押当て面24は、先端ヘッド部28両側のガイド口部25の間隔方向を長手方向とする細長形状に形成されている。
先端ヘッド部28には、押当て面24の幅方向中央部に、光コネクタ70の溝部74の溝底面74aに清掃体2を押し込んで溝底面74aの清掃を確実に行なうための突条部27が、押当て面24のその長手方向全長にわたって延在形成されている。
図30に示すように、光コネクタ70は、コネクタ押さえ部材62のコネクタ取付部66に取り付けた後、コネクタ押さえ部材62の前筒部材83に対するスライド移動によって、ボディ71の溝部74を先端ヘッド部28の突条部27に位置合わせして、先端ヘッド部28に向かって押圧される。ボディ71の溝部74には、前記突条部27を清掃体2とともに収容できる。そして、前記溝底面74aを、突条部27によって清掃体2を押し当てて確実に清掃できる。
なお、清掃工具としては、ヘッド部材23に突条部27を具備していない構成も採用可能である。例えば、光コネクタ70の溝部54の深さは微小であることが多く、接合面72に押し付けた清掃テープの厚みによって溝部54内の清掃も可能である場合がある。
以上のようにして清掃が終了した後、コネクタ押さえ部材62を収容体11に向かって押圧する押圧力を解除すれば、清掃工具は付勢手段の弾性付勢力によって図28(a)の初期状態に復帰する。
上述のコネクタ押さえ部材62は、既述の光コネクタのみならず、例えば、図31〜図33に示すように、既述の光コネクタ70にカバー部材59を装着してなるカバー付き光コネクタ70Aの清掃、先端ヘッド部28への押さえ込みにも利用できる。
ここで、前記カバー付き光コネクタ70Aについて説明する。
図34(a)〜(c)、図35(a)、(b)に示すように、前記カバー部材59は、光コネクタ70のボディ71の背面76を覆うカバー天板部59aの片面側に、前記ボディ71の長方形状の前記背面76の外周の4辺に対応する4面の外壁面(後面78a、側面78b、78c、先端面78d)のうちの光ファイバ61が延出されている後面78aを除く3面を覆うコ字状側壁部592を立設した構成のカバー部材本体591を有する。そして、このカバー部材59は、カバー部材本体591の内側に嵌合した光コネクタ70を収容して、前記光コネクタ70の接合面72を表出させた状態で光コネクタ70外側に装着される。
前記コ字状側壁部592は、光コネクタ70の背面76の一対の長辺に沿って延在する一対の側面78b、78cを覆う一対のカバー側板部59b、59cと、前記光コネクタ70の前記後面78aとは反対の先端面78dを覆うカバー端板部59dとによって、カバー天板部59aの片面側にコ字状に形成されている。カバー側板部59b、59cは、長方形板状のカバー天板部59aの平面視一対の長辺に沿ってカバー天板部59aに対して垂直に立設され、互いに平行に延在形成されている。カバー端板部59dは、カバー天板部59aの平面視一対の短辺の片方に沿ってカバー天板部59aに対して垂直に立設され、一対のカバー側板部59b、59cの延在方向片端間を塞ぐように、カバー側板部59b、59cに垂直に形成されている。
また、このカバー部材59は、前記カバー端板部59dのカバー天板部59aとは反対の突端に突設された第1位置決め突部59eを有する。この第1位置決め突部59eは、前記カバー端板部59dの突端から、カバー天板部59aとは反対の側へ突出された突片である。
また、カバー部材59は、カバー端板部59d側の先端部とは反対の基端部に、一対のカバー側板部59b、59cのカバー天板部59aとは反対の突端部間を橋絡する橋絡片である第2位置決め突部59fを有する。第2位置決め突部59fは、一対のカバー側板部59b、59cの基端部(カバー端板部59dとは反対側の端部)間を橋絡している。第2位置決め突部59fは、一対のカバー側板部59b、59cに対して、カバー天板部59aとは反対のカバー開口側に突出して形成されている。
光コネクタ70は、カバー部材59のカバー部材本体591の一対のカバー側板部59b、59cの基端部側から、カバー天板部59aに沿わせるようにして、カバー端板部59dに向かって押し込んで行くことで、カバー部材本体591内側に収容できる。光コネクタ70は、その先端面78dをカバー部材59のカバー端板部59dに当接させる。カバー部材59の第2位置決め突部59fは、カバー側板部59b、59cに対してその突端からカバー天板部59aとは反対の側に位置するため、カバー部材本体591内側への光コネクタ70の収容作業の障害にならない。
図34(b)等に示すように、カバー付き光コネクタ70Aにおいて、光コネクタ70は、そのボディ背面76をカバー天板部59aに当接させ、ボディ71両側の側面78b、78cをカバー側板部59b、59cの互いに対面する内面側に当接させ、先端面78dをカバー部材59のカバー端板部59dに当接させてカバー部材59内側に嵌め込まれる。
カバー付き光コネクタ70Aは、光コネクタ70の接合面72側が、カバー側板部59b、59c及びカバー端板部59dの突端から若干突出し、溝部74全体がカバー部材59外側に配置される構成になっている。溝部74の溝底面74aは、カバー側板部59b、59c及びカバー端板部59dの突端からカバー天板部59aとは反対のカバー部材59外側に配置される。また、光コネクタ70は、ボディ71長手方向中央部が、カバー部材59のカバー側板部59b、59cの延在方向中央部、該延在方向における第1、第2位置決め突部59e、59f間の位置に配置される。
図33に示すように、カバー付き光コネクタ70Aは、カバー部材59の第1、第2位置決め突部59e、59fを、前筒部材83のその前端開口部を介して互いに対面する壁部間に嵌め込み可能になっている。これにより、先端ヘッド部28に対する位置決めを容易に行なうことができる。
図36、図37に示す清掃工具210は、送り機構として供給リール223及び巻取リール224を収容する収容体部221(収容体)に、この収容体部221から延出する筒状延出部222が一体に形成された本体ケース220を有している。また、この清掃工具210は、筒状延出部222先端内側に設けたヘッド部材230(清掃体押圧部材)に、供給リール223から巻取リール224へ送り移動されるテープ状の清掃体2を巻き回してある。この清掃工具210は、巻取リール224に一体に固定したダイヤル225の本体ケース220外側に露呈させた部分を回転操作して、供給リール223に巻き付けられている清掃体2を供給リール223から巻取リール224に引き取っていく構成のものである。
この清掃工具210は、筒状延出部222に挿脱可能に外挿されたコネクタ押さえ部材62(図36では図示を省略)を有し、このコネクタ押さえ部材62によって、光コネクタを、ヘッド部材230に巻き回されて筒状延出部222先端に露呈する清掃体2に押し付けることができる。そして、この清掃工具210は、光コネクタの接合面を清掃体2に押し付けた状態で、ダイヤル225を回転操作することで、光コネクタの接合面を清掃できる。
この清掃工具210の筒状延出部222は、ヘッド部材230を収容する押圧部材収容壁部(前筒部材)として機能する。
この清掃工具210の筒状延出部222は、収容体部221前端部において、その片側に設けられたダイヤル225を避けるべく、ダイヤル225とは反対の側にずれた位置に設けられている。コネクタ押さえ部材62の筒状延出部222に対する取り付け向きは、指掛け部65が筒状延出部222に外挿されている筒状本体63からダイヤル225に向かって斜め後方(図37において右側が後)へ突出する第1の向き(図37に例示した向き)と、ダイヤル225とは反対の側に斜め後方へ突出する第2の向きとがある。筒状延出部222は、その軸線方向に垂直の断面外形が長方形状である。コネクタ押さえ部材62としては、例えば、前記第1の向きあるいは第2の向きでのみ筒状延出部222に筒状本体63を外挿可能なように、筒状延出部222の内側孔の断面形状を調整した構成とする。
コネクタ押さえ部材62は、筒状延出部222に対する取り付け向きが第1の向きであれば、第2の向きに比べて省スペース化の点で有利である。
この清掃工具210は、既述の図1等に例示した清掃工具1とは異なり、光コネクタの接合面を清掃する際に、ダイヤル225の回転操作と、コネクタ押さえ部材62の指掛け部64の引っ張り操作とを要するが、コネクタ押さえ部材62によって光コネクタのヘッド部材230に対する位置決めを確実に行なえ、接合面をくまなく清掃できる点は既述の清掃工具1と同様である。
以上、本発明を最良の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の最良の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば光コネクタの具体的構成は、本発明の技術的思想に適合する限り、なんら限定されるものではない。上述の実施形態では、光コネクタとして、図23(a)〜(c)に例示した多心用の表面実装型光コネクタを例示したが、これに限定されず、例えば単心用の表面実装型光コネクタも適用可能である。
また、表面実装型光コネクタには限定されず、種々のファイバ先端露出形光コネクタも適用可能である。例えば、多心光コネクタであるMT形光コネクタ、MPO形光コネクタ、単心光コネクタであるSC形光コネクタ、LC形光コネクタ、MU形光コネクタ等も適用可能である。
なお、光ファイバ先端に組み立てられた表面実装形光コネクタは、コネクタから延出する光ファイバが、コネクタ押さえ部材の押さえ片部64と干渉しにくいため、本発明に係る実施形態の清掃工具を用いた清掃に適用する光コネクタとして好適である。
1…光コネクタ清掃工具、2…テープ状の清掃体、3…送り機構、5…回転機構、11…収容体、13…駆動体、20…延出部、21…延出筒体、23…清掃体押圧部材(ヘッド部材)、24…清掃体受け面(押当て面)、28…先端ヘッド部、30…供給リール、31…巻取リール、35…支持枠、40…付勢手段、56…ギア受け部(駆動部)、62…コネクタ押さえ部材、63…筒状本体、64…押さえ片部、65…指掛け部、66…コネクタ押さえ部(コネクタ取付部)、66a…コネクタ収容溝、66b…コネクタ保持突部、81…ガイド筒部、82…後筒部材、83…押圧部材収容壁部(前筒部材)、83c…抜け止め突部、87…挿通孔、210…光コネクタ清掃工具、222…筒状延出部、230…清掃体押圧部材(ヘッド部材)。

Claims (7)

  1. 光コネクタの接合面を、送り移動される清掃体により拭き取り清掃する光コネクタ清掃工具であって、
    前記清掃体の供給および引取りを行う送り機構と、前記送り機構を収容する収容体と、前記清掃体を前記光コネクタの接合面に当接させるための清掃体押圧部材と、この清掃体押圧部材を収容しかつ該清掃体押圧部材の清掃体受け面に沿って配置された清掃体を表出させる押圧部材収容壁部に脱着可能あるいは前記清掃体受け面に垂直の方向にスライド移動可能に取り付けられ、前記光コネクタを前記清掃体に押さえ込むコネクタ押さえ部材とを有し、
    前記コネクタ押さえ部材又は前記押圧部材収容壁部に前記光コネクタを前記清掃体押圧部材の前記清掃体受け面に沿って配置された清掃体に対して位置決めするためのコネクタ位置決め部が設けられていることを特徴とする光コネクタ清掃工具。
  2. 前記光コネクタは、前記接合面が形成されたボディに光ファイバの先端部が前記接合面に沿う方向に内挿固定され、前記光ファイバの入射光又は出射光の光路を前記光ファイバ先端の光軸に対して曲げて前記接合面を通るように形成する光軸変更部が前記ボディに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ清掃工具。
  3. 前記収容体に一体あるいは別体に構成され前記収容体から前側に延出する筒状延出部を有し、この筒状延出部の先端部を構成する押圧部材収容壁部に前記清掃体押圧部材が収容され、
    前記コネクタ押さえ部材は、前記押圧部材収容壁部にその軸線方向にスライド移動可能に外挿された筒状本体と、この筒状本体に突設され、前記清掃体押圧部材の前側に張り出すコネクタ押さえ部が形成された押さえ片部とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光コネクタ清掃工具。
  4. 前記コネクタ押さえ部材は、前記筒状本体の外周あるいは後側に向かって突出し前記収容体からその前側に離隔させて配置された指掛け部を有し、前記収容体を握った手の手指で前記指掛け部を後側へ引っ張り操作可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の光コネクタ清掃工具。
  5. 前記コネクタ押さえ部材の前記押さえ片部の前記コネクタ押さえ部に、光コネクタを収容するコネクタ収容溝と、該コネクタ収容溝の溝幅方向両側の内壁面における前記コネクタ収容溝の溝底から離隔した位置に突設され前記光コネクタの前記コネクタ収容溝からの脱落を規制するコネクタ保持突部とが形成され、前記コネクタ収容溝及び/又はコネクタ保持突部が前記コネクタ位置決め部として機能することを特徴とする請求項3又は4に記載の光コネクタ清掃工具。
  6. 前記筒状延出部の前記押圧部材収容壁部外周に、前記コネクタ押さえ部材の筒状本体が後側から当接される抜け止め突部が突設され、前記コネクタ押さえ部材はその前端が前記抜け止め突部に当接する位置が、前記押圧部材収容壁部に対する工具前側への移動限界位置とされていることを特徴する請求項3〜5のいずれか1項に記載の光コネクタ清掃工具。
  7. 前記送り機構に設けられて前記収容体にその前後方向に移動可能に収容された支持枠を前記収容体に対して前方向に弾性付勢する付勢手段とを有し、
    前記送り機構は、前記清掃体を前記ヘッド部材に供給する供給リールと、前記ヘッド部材を経た前記清掃体を巻き取る巻取リールとを前記支持枠に取り付けて構成され、
    前記筒状延出部は前記送り機構に設けられて前記支持枠からその前側へ延出され、
    前記収容体は、前記支持枠が、前記収容体に対して後側へ相対移動されることで、前記巻取リールを巻取り方向に回転駆動させて前記清掃体を送り移動させる駆動部を有することを特徴する請求項3〜6のいずれか1項に記載の光コネクタ清掃工具。
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