JP2013140004A - 燃焼器燃料ノズル及び燃焼器への燃料供給方法 - Google Patents

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Ronald James Chila
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Johnie F Mcconnaughhay
ジョニー・エフ・マックコノヘイ
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Abstract

【課題】
改善された燃料ノズル及び燃料混合の均一性を改善する燃焼器へ燃料を供給するための方法を提供すること。
【解決手段】
燃焼器燃料ノズルは、中心本体及び該中心本体の少なくとも一部を円周方向に取り囲む内側シュラウドを含む。内側シュラウドは下流面を有している。 燃料ノズルは、中心本体と内側シュラウドとの間の内側環状流路、内側シュラウドの少なくとも一部を円周方向に取り囲む外側環状流路、及び中心本体から実質的に半径方向外側に延在する第1の複数の燃料ポートを含む。第1の複数の燃料ポートは内側シュラウドの下流面の上流にある。燃焼器燃料ノズルに燃料を供給する方法は、中心本体と内側シュラウドとの間の内側環状流路を通って作動流体を流す段階と、中心本体から内側シュラウドに対して第1の燃料を噴射する段階と、作動流体の少なくとも一部を、内側シュラウドの少なくとも一部を円周方向に取り囲む外側環状流路を通って流す段階を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、全体的には燃焼器燃料ノズル及び燃焼器へ燃料を供給する方法に関する。
ガスタービンは発電のための商業運転に広く使用されている。一般に、ガスタービン燃焼器は、空気等の圧縮作動流体と混合した液体及び/又は気体燃料で作動する。どちらか一方の燃料でガスタービンを運転する融通性は、ガスタービンの運転者にとっては大きな利点がある。
運転温度、つまり燃焼ガス温度が高くなるに従ってガスタービンの熱量効率が高くなることが広く知られている。また、高温燃焼ガス温度は、燃焼器の燃焼ゾーンにリッチ混合気を供給することで達成できることも公知である。しかしながら、リッチ液体又は気体混合気からもたらされる高い燃焼温度により、排気エミッションに望ましくない窒素酸化物又はNOxの発生が著しく増える。NOxレベルは、リーン空燃比での燃焼により、又は燃焼器内に水等の添加物を噴射することで低減できる。
リーン混合気をもたらすために、燃料及び空気は燃焼前に予混合できる。予混合は、内側流れ領域及び外側流れ領域の複数の燃料噴射ポートを含む二系統燃料の燃焼器燃料ノズルで行うことができる。ガスタービンサイクルは種々の運転モードを経るので、燃料は作動流体と混合するために内側及び/又は外側流れ領域に噴射される。燃焼前に液体及び/又は気体燃料を作動流体と予混合させることができる種々の二系統燃料ノズルが存在する。
米国特許第6367262号明細書
しかしながら、改善された燃料ノズル及び燃料混合の均一性を向上する燃焼器へ燃料を供給するための方法は有用である。
本発明の態様及び利点は、以下の説明で示すが、以下の説明から自明とすること、又は本発明の原理から知ることもできる。
本発明の一実施形態は、中心本体及び該中心本体の少なくとも一部を円周方向に取り囲み下流面を有している内側シュラウド、中心本体と内側シュラウドとの間の内側環状流路、内側シュラウドの少なくとも一部を円周方向に取り囲む外側環状流路、及び中心本体から実質的に半径方向外側に延在する第1の複数の燃料ポートを含む燃焼器燃料ノズルである。第1の複数の燃料ポートは内側シュラウドの下流面の上流にある。
本発明の他の実施形態は、中心本体及び該中心本体の少なくとも一部を円周方向に取り囲み下流面を有している内側シュラウド、中心本体と内側シュラウドとの間の内側環状流路、内側シュラウドの少なくとも一部を円周方向に取り囲む外側環状流路を含む燃焼器燃料ノズルである。第1の複数の燃料ポートは中心本体から実質的に半径方向外側に延在し、第1の複数の燃料ポートは内側シュラウドの下流面の上流にあり、第2の複数の燃料ポートは内側シュラウドから半径方向内側に延在する。
また、本発明は、燃焼器燃料ノズルに燃料を供給する方法を含み、本方法は、中心本体と内側シュラウドとの間の内側環状流路を通って作動流体を流す段階と、中心本体から内側シュラウドに対して第1の燃料を噴射する段階とを含む。本方法は、作動流体の少なくとも一部を、内側シュラウドの少なくとも一部を円周方向に取り囲む外側環状流路を通って流す段階をさらに含む。
当業者であれば、明細書を検討することで本実施形態の特徴部及び態様等を理解できるはずである。
添付図の参照を含む本明細書の残りの部分において、当業者にとって最良の形態を含む本発明の完全且つ有効な開示をより詳細に説明する。
本発明に関する例示的なガスタービンの単純化した断面図。 図1に示す燃焼器の単純化した断面図。 図2に示すノズル組立体の斜視図。 本発明の一実施形態によるノズルの斜視図。 図4に示すノズルの断面図。 図4に示すノズルの一部の斜視図。 図4に示すノズルの一部の拡大斜視図。
以下に本発明の実施形態を詳細に説明するが、1以上の実施例は、添付図面に関連して例示する。詳細な説明では、数字及び文字表示を図面の特徴部を参照するために使用する。図面及び詳細な説明における同じ又は類似の表示は本発明の同じ又は類似の部品を示すために用いる。本明細書で用いる場合、用語「第1の」、「第2の」、及び「第3の」は、ある部品を他と区別するために代替え的に使用でき、個々の部品の部位又は重要性を意味することは意図されていない。さらに、用語「上流」及び「下流」は流体通路における部品の相対的位置を関する。例えば、流体が部品Aから部品Bに流れる場合、部品Aは部品Bの上流にある。対照的に、部品Bが部品Aから流体を受け入れる場合、部品Bは部品Aの下流にある。
各実施例は本発明を例示するものであり本発明を限定するものではない。実際には、当業者であれば、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく変形及び変更が可能であることを理解されたい。例えば、一実施形態の一部として例示又は記載される特徴部は、他の実施形態に使用してさらに他の実施形態をもたらすことができる。従って、本発明は、添付の請求項及び均等物の範囲に入るものとしてこのような変形例及び変更例をカバーすることが意図されている。
本発明の種々の実施形態は、燃焼器燃料ノズル及び燃焼器に燃料を供給する方法を含む。一般に、燃料ノズルは、中心本体、下流面を備える内側シュラウド、内側環状流路、及び外側環状流路を備える。作動流体は、中心本体、内側環状流路、及び/又は外側環状流路を通って流れることができる。内側シュラウドの下流面の上流に位置する第1の複数の燃料ポートは、中心本体を通って実質的に半径方向外側に延在する。このようにして作動流体が内側環状流路を通って流れ、液体燃料が第1の複数の燃料ポートを通って噴射されると、燃料の一部は気化して作動流体と混合することができる。残りの液体燃料は内側シュラウド上でプリフィルム化して下流面で剥離することができるので、残りの液体燃料の微細な噴霧がもたらされ、燃焼のために作動流体と一層混合するようになっている。
本発明の例示的な実施形態は、例示目的でガスタービンに組み込まれた燃焼器燃料ノズルとの関連で説明されるが、当業者であれば、本発明の実施形態は、任意の燃料ノズルに適用可能であり、請求項に記載しない限りガスタービンの燃料ノズルに限定されないことを理解できるはずである。
図1は、本発明の範疇にある一般的なガスタービン10を示す。ガスタービン10は、中央部を囲む1以上の燃焼器14の前部の圧縮機12及び後部のタービン16を含む。一般に圧縮機12及びタービン16は、共通ロータ18を共用する。圧縮機12は、運動エネルギを作動流体(空気)に与えて高エネルギ状態にする。圧縮作動流体は圧縮機12から流出して各燃焼器14に流入する。
図2を参照すると、各燃焼器14は、一端に端部カバー組立体30、他端にトランジションピース32を備える。端部カバー組立体30は1以上の燃料ノズル34を備える。ケーシング36は各燃焼器14を取り囲み、圧縮機12から流入する圧縮作動流体を閉じ込めるようになっている。ケーシング36の内側のライナ38は、各燃焼器14の一部の周囲を取り囲み燃焼器14の燃焼室40を規定するようになっている。圧縮作動流体は、希釈通路42を通って流入してライナ38の外側を進んで(矢印で示すように)ライナ38を冷却するようになっている。圧縮作動流体の一部は、混合穴44を通って燃焼室40に入り、圧縮作動流体の残部は、端部カバー30において反対方向に向かい、1以上の燃料ノズル34を通って燃焼室に入る。
図3は、図2に示す端部カバー組立体30の斜視図である。各燃料ノズル34は、燃料を圧縮作動流体と混合する。燃料及び作動流体の混合物は、図2に示す燃焼室40で着火して高温、高圧、及び高速の燃焼ガスを発生するようになっている。燃焼ガスは、トランジションピース32を通ってタービン16に流入し、膨張して仕事を産出する。
図4は、本発明の一実施形態による燃料ノズル34の斜視図を示し、図5は、図4に示す燃料ノズル34の断面図を示す。図4及び5に示すように、燃料ノズル34は全体的には中心本体50、図5に示す内側シュラウド52、及び外側シュラウド54を含む。中心本体50及び内側シュラウド52は、中心本体50と内側シュラウド52との間の内側環状流路56を形成し、内側環状流路は、軸方向流れ領域58をもたらす。内側シュラウド52及び外側シュラウド54は、内側シュラウド52の少なくとも一部を円周方向に取り囲むと共に半径方向流れ領域62をもたらす外側環状流路60を形成する。
図5に示すように、中心本体50は、燃料ノズル34を通り燃焼室40に入る流体連通を可能にする。中心本体50は、作動流体、液体及び/又は気体燃料を流すように構成できる。ノズル34は、中心本体50と内側シュラウド52との間を半径方向に延在する複数のベーン64を含むことができ、作動流体がベーン64を横切り軸方向流れ領域58を通って流れると、作動流体に軸方向旋回を付与するようになっている。特定の実施形態では、中心本体50は、端部カバー組立体30を貫通して及び/又は内側シュラウド52及び外側シュラウド54を貫通して後装できるので、中心本体50は燃料ノズル34から取り外すこと及び/又は交換することができる。このようにして、燃料ノズル34の中心本体50の交換/修理に必要なコスト及び停止時間を著しく低減できる。中心本体50は、半径方向外側に広がること及び/又は半径方向内側に収束するができ、中心本体50は、例えば、円形、筒型、又は対称ではない任意の形状とすることができる。
図5に示すように、内側シュラウド52は、中心本体50の少なくとも一部を円周方向に取り囲み、中心本体と内側シュラウド52との間に内側環状流路56を形成する。内側環状流路56は、中心本体50と内側シュラウド52との間の軸方向流れ領域58をもたらす。内側シュラウド52は、作動流体を軸方向流れ領域58を通って案内する。内側シュラウド52は、1以上の流体回路66を含むことができ、1以上の流体回路66は、液体又は気体燃料を流すように構成することができる。内側シュラウド52は下流面68を備える。特定の実施形態では、下流面68は、所定の箇所で終端することができる。例えば、鋭角エッジ又はナイフエッジは、終端部において下流面68に沿って形成することができる。他の方法として又は追加的に、内側シュラウド52は、中心本体50に向かって収束して内側環状流路56の幅を狭くするようになっている。このようにして、作動流体が軸方向流れ領域58を通って流れると、収束する内側シュラウド52は作動流体を加速して、作動流体を中心本体50に沿った軸方向に向かわせる。同様に、内側シュラウド52は、外側シュラウド54からそれることができる。このようにして、作動流体が外側環状流路58から半径方向流れ領域62に入ると、それた内側シュラウド52は、軸方向流れ領域58から半径方向流れ領域62を分離する障壁を提供することができ、作動流体を内側シュラウド52の下流面68から軸方向で下流に向かわせることができる。
外側シュラウド54は、内側シュラウド52及び/又は中心本体50の少なくとも一部を円周方向に取り囲み、燃料ノズル34を通って流れる作動流体及び/又は燃料を閉じ込めるようになっている。図5に明瞭に示すように、外側シュラウド54は1以上の流体回路70を含むことができ、1以上の流体回路70は、液体又は気体燃料を流すように構成できる。外側シュラウド54は、内側シュラウド52と別体とすること、又は一体的に結合することができる。外側シュラウド54及び/又は内側シュラウド52は、例えばストラット74又は構造体を支持する他の任意の方法によって燃焼器にしっかりと結合することができる。このようにして、中心本体50は、後装方式で内側シュラウド52及び外側シュラウド54を貫通して挿入できる。さらに、外側シュラウド54は、燃料ノズル34を流れる作動流体及び/又は燃料を半径方向に旋回させる構造を含むことができる。例えば、図6に示すように、外側シュラウド54は、外側シュラウドを通る複数の角度付き通路72を含むことができる。角度付き通路72は、半径方向流れ領域62内において作動流体と液体又は気体燃料との混合を促進するために、作動流体及び/又は液体もしくは気体燃料に半径方向の旋回を付与することができる。さらに、特定の実施形態では、角度付き通路72は、燃料ノズル34を通って流れる作動流体及び/又は燃料に対して、中心本体50の軸方向流れ領域58内の半径方向に延在するベーン64による旋回と同じ方向の又は逆方向の、半径方向旋回を付与することができる。外側シュラウド54は、内側シュラウドの下流面68の下流で半径方向内側に収束することができる。このようにして、予混合された作動流体及び燃料は、燃料ノズル34を出て燃焼のために燃焼室34に入って膨張する前に圧縮及び/又は加速状態になるので、燃料ノズル34の出口面での保炎又は逆火のリスクが低減する。
図7は、図4に示す燃料ノズル34の一部の拡大断面図を示す。図6及び7に示すように、燃料ノズル34は、中心本体50、内側シュラウド52、及び外側シュラウド54の1以上において複数の燃料ポートを含むことができる。各燃料ポートは、半径方向、軸方向、及び/又は方位方向に角度を付けることができ、燃料ポートを通って燃料ノズル34に流入する燃料に旋回を与える及び/又は付与するようになっている。各燃料ポートは、気体及び/又は液体燃料を流すように構成できる。特定の実施形態では、図7に示すように、第1の複数の燃料ポート82は、中心本体50を通って実質的に半径方向外側に延在すること、及び複数の燃料ポートの1以上とは独立又は連動して作動することができる。第1の複数の燃料ポート82は内側シュラウド52の下流面68の上流にあり、気体又は液体燃料を供給するように構成できる。このようにして、第1の複数の燃料ポート82が液体燃料を中心本体50から内側環状流路56へ半径方向外側に噴射する場合、軸方向流れ領域58を通って移動する際に液体燃料の少なくとも一部が気化されて作動流体と混合される。しかしながら、液体燃料の残部は内側シュラウド52に当たる。その結果、軸方向流れ領域58の作動流体により、残りの液体燃料は、プレフィルム化した液体燃料が収束する内側シュラウドの下流面68を横切って移動する際に、内側シュラウド52上にプレフィルムをもたらす。プリフィルム化した燃料はナイフエッジ化した下流面68から離れる際に、小滴に分けて軸方向流れ領域58及び半径方向流れ領域62内で形成される逆回転空気流に分配することができる。その結果、非常に微細で安定性のある液体燃料噴霧がもたらされて、燃焼前に改善された燃料及び作動流体の混合を得ることができるので、燃焼エミッションの制御に必要な水又は他の添加物の量が低減し、液体燃料で運転しながらガスタービンの全体効率をさらに改善することができる。さらに、液体燃料は、中心本体50から半径方向外側に噴射されるので、内側シュラウド52は、少なくとも部分的に軸方向流れ領域58内の液体燃料及び作動流体の混合物を半径方向流れ領域62と分離することになり、ガスタービンの運転時に、内側及び外側の燃料混合の良好な分割制御が可能になる。
第2の複数の燃料ポート84は、内側シュラウドから軸方向流れ領域58へ半径方向内側に燃料を導くことができ、複数の燃料ポートの1以上と独立又は連動して作動することができる。第2の複数の燃料ポート84は、気体又は液体燃料を流すように構成できる。気体燃料が第2の複数の燃料ポート84から軸方向流れ領域58に噴射される場合、気体燃料は、少なくとも部分的に作動流体と混合することになり、内側シュラウドの下流面68を横切って移動する。特定の実施形態では、内側シュラウドの下流面68は、収束して所定の箇所で終端することができる。その結果、内側シュラウドの下流面68は、作動流体及び気体燃料の混合物を加速して中心本体50に沿って実質的に軸方向に導くことができるので、少なくとも部分的に軸方向流れ領域58を半径方向流れ領域62と分離して、結果的にガスタービンの運転時に、内側及び外側の燃料混合の良好な分割制御が可能になる。
第3の複数の燃料ポート86は、外側シュラウド54から半径方向内側に延在することができ、複数の燃料ポートの1以上と独立又は連動して作動することができる。いくつかの実施形態では、第3の複数の燃料ポート86は、複数の角度付き通路72上に配置することができる。第3の複数の燃料ポート86は、気体又は液体燃料を流すように構成することができる。このようにして、気体燃料が第3の複数の燃料ポート86から半径方向流れ領域62に噴射されると、気体燃料は、少なくとも一部が作動流体と混合して燃焼室40内で燃焼するようになっている。さらに、半径方向流れ領域62で予混合される作動流体及び燃料は、少なくとも一部が軸方向流れ領域から分離されるので、ガスタービンの運転時に、内側及び外側の燃料混合の良好な分割制御が可能になる。
内側シュラウド52の下流面68の下流の第4の複数の燃料ポート88は、中心本体50を通って実質的に半径方向外側に延在することができ、液体又は気体燃料を流すように構成することができる。特定の実施形態では、液体燃料は、第4の複数の燃料ポート88から燃料ノズル34の半径方向流れ領域62に噴射することができる。このようにして、液体燃料及び作動流体が半径方向流れ領域62に移動する際に、液体燃料の少なくとも一部は気化して作動流体と混合する。しかしながら、液体燃料の残部は、それぞれ軸方向流れ領域58及び半径方向流れ領域62からの逆旋回作動流体によって引き起こされる激しい剥離作用によってエアブラストされ得る。液体燃料がこの剥離作用を受けると、液体燃料は、さらに気化するので、微細な安定した液体燃料の噴霧がもたらされる。その結果、気化した液体燃料は、燃焼前に作動流体と良好に予混合することができる。
図1−7を参照して図示及び説明した種々の実施形態は、燃焼器10への燃料供給方法を提供する。本方法は、中心本体50と内側シュラウド52との間の内側環状流路56を通って作動流体を流す段階と、中心本体50から内側シュラウド52に対して第1の燃料を噴射する段階と、作動流体の少なくとも一部を、内側シュラウド52の少なくとも一部を円周方向に取り囲む外側環状流路60を通して流す段階とを含む。特定の実施形態では、本方法は、作動流体を液体燃料と予混合するために、液体燃料を中心本体50から半径方向外側に内側環状流路56へ噴射する段階をさらに含む。さらに、本方法は、内側シュラウド52に沿って液体燃料をプリフィルム化する段階をさらに含み、内側シュラウドは、中心本体 50に向かって半径方向内側に収束し、下流面68は所定箇所で終端する。例えば、下流面68はナイフエッジを形成できる。本方法は、内側環状流路56を通って流れる作動流体を第1の方向に旋回させる段階と、外側環状流路60を通って流れる作動流体を第2の方向に旋回させる段階とを含み、第1の方向は第2の方向とは逆方向である。
本明細書は、最良の形態を含む実施例を用いて本発明を開示し、さらに、あらゆる当業者があらゆるデバイス又はシステムを実施及び利用すること並びにあらゆる包含の方法を実施することを含む本発明を実施することを可能にする。本発明の特許保護される範囲は、請求項によって定義され、当業者であれば想起される他の実施例を含むことができる。このような他の実施例は、請求項の文言と差違のない構造要素を有する場合、或いは、請求項の文言と僅かな差違を有する均等な構造要素を含む場合には、本発明の範囲内にあるものとする。
10 ガスタービン
12 圧縮機
14 燃焼器
16 タービン
18 共通ロータ
34 燃料ノズル

Claims (20)

  1. 中心本体と、
    前記中心本体の少なくとも一部を円周方向に取り囲み、下流面を有する内側シュラウドと、
    前記中心本体と前記内側シュラウドとの間の内側環状流路と、
    前記内側シュラウドの少なくとも一部を円周方向に取り囲む外側環状流路と、
    前記中心本体を通って実質的に半径外側に延在する第1の複数の燃料ポートと
    を備える燃焼器燃料ノズルであって、前記第1の複数の燃料ポートは前記内側シュラウドの前記下流面の上流にある、燃焼器燃料ノズル。
  2. 前記内側シュラウドの前記下流面は所定の箇所で終端する、請求項1記載の燃焼器燃料ノズル。
  3. 前記内側シュラウドは、前記中心本体に向かって収束して内側環状流路を狭くするようになっている、請求項1記載の燃焼器燃料ノズル。
  4. 前記中心本体と前記内側シュラウドとの間で半径方向に延在する複数のベーンをさらに備える、請求項1記載の燃焼器燃料ノズル。
  5. 前記内側シュラウドから半径方向内側に延在する第2の複数の燃料ポートをさらに備える、請求項1記載の燃焼器燃料ノズル。
  6. 前記内側シュラウドの少なくとも一部を円周方向に取り囲む外側シュラウドをさらに備える、請求項1記載の燃焼器燃料ノズル。
  7. 前記外側シュラウドから半径方向内側に延在する第3の複数の燃料ポートをさらに備える、請求項6記載の燃焼器燃料ノズル。
  8. 前記中心本体を通って実質的に半径方向外側に延在する第4の複数の燃料ポートをさらに備え、前記第4の複数の燃料ポートは、前記内側シュラウドの前記下流面の下流にある、請求項6記載の燃焼器燃料ノズル。
  9. 前記外側シュラウドを通る複数の角度付き通路をさらに備える、請求項6記載の燃焼器燃料ノズル。
  10. 中心本体と、
    前記中心本体の少なくとも一部を円周方向に取り囲み、下流面を有する内側シュラウドと、
    前記中心本体と前記内側シュラウドとの間の内側環状流路と、
    前記内側シュラウドの少なくとも一部を円周方向に取り囲む外側環状流路と、
    前記中心本体を通って実質的に半径外側に延在する第1の複数の燃料ポートと、
    前記内側シュラウドから半径方向内側に延在する第2の複数の燃料ポートと
    を備える燃焼器燃料ノズルであって、前記第1の複数の燃料ポートは前記内側シュラウドの前記下流面の上流にある、燃焼器燃料ノズル。
  11. 前記内側シュラウドの前記下流面は所定の箇所で終端する、請求項10記載の燃焼器燃料ノズル。
  12. 前記内側シュラウドは、前記中心本体に向かって収束して内側環状流路を狭くするようになっている、請求項10記載の燃焼器燃料ノズル。
  13. 前記中心本体と前記内側シュラウドとの間で半径方向に延在する複数のベーンをさらに備える、請求項10記載の燃焼器燃料ノズル。
  14. 前記中心本体は、前記内側シュラウドを貫通して後装される、請求項10記載の燃焼器燃料ノズル。
  15. 前記内側シュラウドの少なくとも一部を円周方向に取り囲む外側シュラウドをさらに備える、請求項10記載の燃焼器燃料ノズル。
  16. 前記外側シュラウドから半径方向内側に延在する第3の複数の燃料ポートをさらに備える、請求項14記載の燃焼器燃料ノズル。
  17. 前記中心本体を通って実質的に半径方向外側に延在する第4の複数の燃料ポートをさらに備え、前記第4の複数の燃料ポートは、前記内側シュラウドの前記下流面の下流にある、請求項14記載の燃焼器燃料ノズル。
  18. 前記外側シュラウドを通る複数の角度付き通路をさらに備える、請求項14記載の燃焼器燃料ノズル。
  19. 燃焼器燃料ノズルへ燃料を供給する方法であって、
    中心本体と内側シュラウドとの間の内側環状流路を通って作動流体を流す段階と、
    前記中心本体から前記内側シュラウドに対して第1の燃料を噴射する段階と、
    前記内側シュラウドの少なくとも一部を円周方向に取り囲む外側環状流路を通って作動流体の一部を流す段階と
    を含む方法。
  20. 前記第1の燃料を前記内側シュラウドに沿ってプリフィルム化する段階をさらに含み、前記第1の燃料は液体燃料であり、前記内側シュラウドは所定箇所で終端する下流面を含む、請求項19記載の方法。
JP2012275238A 2012-01-05 2012-12-18 燃焼器燃料ノズル及び燃焼器への燃料供給方法 Pending JP2013140004A (ja)

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