JP2013134795A - 再生装置、モード設定装置、及び再生方法 - Google Patents

再生装置、モード設定装置、及び再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】用途を判別することが可能な再生装置を提供する。
【解決手段】再生装置100は、再生装置100の用途が移動用と据置用のいずれであるかを判別し、判別した用途に応じた再生方法でBD116のコンテンツを再生する。位置取得部134は、基準時における位置に関する情報である基準位置情報113と現在の位置に関する情報である現在位置情報114とを取得する。移動判断部136は、基準位置情報113と現在位置情報114とを比較することによって移動したか否かを判断する。出力部140は、移動判断部136によって移動したと判断された場合にはBD116のコンテンツを予め定められた簡易モードで出力する。移動判断部136によって移動していないと判断された場合には、出力部140は、簡易モードとは異なる再生方法として予め定められた据置モードで出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、再生装置、モード設定装置、及び再生方法に関する。
BD(Blu−ray Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)等といった光ディスクに記録されたコンテンツを再生する再生装置や、光ディスクにコンテンツを記録する記録装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
光ディスクには種々の規格があり、随時新しい規格が定められる。例えば、BDの場合、Profil1e.1、Profile2.0、Profile5.0などの規格(プロファイル)がある。Profile1.1は、Picture−in−Picture、及びVirtual Packageを含むBonus Viewと言われる機能を提供する。Profile2.0は、BD−J Network Access(Blu−ray Disc Java(登録商標))、及びProgressive Playlistを含むBD−Liveと言われる機能を提供する。Profile5.0は、Stereoscopic 3Dと言われる機能を提供する。
これらの規格はBDに関して定められており、その再生装置や記録装置に関するものではない。そのため、BDの再生装置や記録装置は、その用途にかかわらずこれらの規格に対応している。
特開2010−146695号公報
しかしながら、BDのプロファイルには、BDの再生装置や記録装置の用途によっては使用に適さない機能、又は使用頻度が低いと考えられる機能も含まれている。
例えば、BDの再生装置が車載用である場合、一般的に、家庭用である場合に比べて表示画面は小さくその解像度も低い場合が多い。そのため、Picture−in−Pictureを利用した場合に、子画面に表示される文字や画像は潰れてしまい、利用者はそれらを認識できない可能性がある。
また例えばBDの再生装置が車載用である場合、スペースの都合上、家庭用である場合よりも一般的に、装置の小型化が望まれる。しかし、Virtual Packageに対応するにはメモリが必要となるため、BDの再生装置が大型化してしまうことがある。拡張メモリを外部に取り付けるとしても、BDの車載用の再生装置では、そのためのスペースを確保することも困難なことが多い。
さらに、Picture−in−Picture及びVirtual Packageでは処理が複雑になることが多い。このような場合には、ファームウェアにおいて実行する処理も複雑になり、そのファイルサイズが大きくなることが多い。そのようなファームウェアの更新及び開発に要するコストは大きくなることが多い。その上、複雑な処理を実行するためには、高性能の演算装置、大容量のメモリ、消費電力の増加に対応できる電源、増加する発熱量を放出するための冷却ファンなどを搭載して、再生装置の性能を向上させることが要求されることもある。そのため、BDの再生装置は、構造が複雑になったり、大型になったりしてしまう可能性がある。
このように、BDの再生装置や記録装置の用途にかかわらずあらゆるプロファイル仕様に対応することは、BDの再生装置の構造の複雑化又は大型化をもたらすことがあり、またファームウェアの更新や開発のために利用者や開発者に多くの負担が生じることがあるという問題がある。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、用途を判別することが可能な再生装置などを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る再生装置は、
第1の時刻における位置に関する第1位置情報を取得する第1位置取得手段と、
前記第1の時刻より後の第2の時刻における位置に関する第2位置情報を取得する第2位置取得手段と、
前記第1位置情報と前記第2位置情報とを比較することによって移動したか否かを判断する移動判断手段と、
前記移動判断手段によって移動したと判断された場合には媒体に記録された情報を第1モードで再生し、前記移動判断手段によって移動していないと判断された場合には前記第1モードとは異なる第2モードで前記媒体に記録された情報を再生する再生手段と、を備え、
前記第1モードは、前記第2モードよりも再生に利用する機能が制限された再生モードであることを特徴とする。
前記第1位置情報は、無線通信システムを利用することにより前記第1の時刻に特定される位置を示す情報であり、
前記第2位置情報は、前記無線通信システムを利用することにより前記第2の時刻に特定される位置を示す情報であってもよい。
前記第1位置情報は、前記第1の時刻に撮像装置により撮影された画像に関する撮像情報であり、
前記第2位置情報は、前記第2の時刻に前記撮像装置により撮影された画像に関する撮像情報であってもよい。
振動に関する信号に基づいて振動が発生したか否かを判断する振動判断手段をさらに備え、
前記再生手段は、前記移動判断手段によって移動したと判断された場合、及び、前記振動判断手段によって振動が発生したと判断された場合のうち少なくとも一方が判断された場合には前記媒体に記録された情報を前記第1モードで再生し、前記移動判断手段によって移動していないと判断され、かつ、前記振動判断手段によって振動が発生していないと判断された場合には前記媒体に記録された情報を前記第2モードで再生してもよい。
本発明の第2の態様に係るモード設定装置は、
制御モードである第1モードと、前記第1モードよりも使用可能な機能が多い第2モードが予め定義されたモード定義情報を記憶しているモード定義情報記憶手段と、
第1の時刻における位置に関する第1位置情報を取得する第1位置取得手段と、
前記第1の時刻より後の第2の時刻における位置に関する第2位置情報を取得する第2位置取得手段と、
前記第1位置情報と前記第2位置情報とを比較することによって移動したか否かを判断し、移動したと判断した場合には、前記モード定義情報を参照して前記第1モードを前記制御モードに設定し、移動していないと判断した場合には、前記モード定義情報を参照して前記第2モードを前記制御モードに設定する移動判断手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第3の態様に係る再生方法は、
第1の時刻における位置に関する第1位置情報を取得する第1位置取得ステップと、
前記第1の時刻より後の第2の時刻における位置に関する第2位置情報を取得する第2位置取得ステップと
前記第1位置情報と前記第2位置情報とを比較することによって移動したか否かを判断する移動判断ステップと、
前記移動判断ステップにより移動したと判断された場合には媒体に記録された情報を第1モードで再生し、移動していないと判断された場合には前記第1モードとは異なる第2モードで前記媒体に記録された情報を再生する再生ステップと、を備え、
前記第1モードは、前記第2モードよりも再生に利用する機能が制限された再生モードであることを特徴とする。
本発明によれば、第1の時刻における位置に関する第1位置情報と第1の時刻より後の第2の時刻における位置に関する第2位置情報とを比較することによって移動したか否かを判断する。これによって、移動を伴う用途であるか否かを判別することが可能になる。
実施の形態1に係る再生装置の物理的な構成を示す図である。 実施の形態1に係る再生装置の機能的な構成を示す図である。 実施の形態1に係るモード設定処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係る初期設定処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係る出力処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2に係る再生装置の物理的な構成を示す図である。 実施の形態2に係る再生装置の機能的な構成を示す図である。 モード設定部の機能的な構成を示す図である。 実施の形態2に係る初期設定処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2に係る出力処理の流れを示すフローチャートである。 モード設定処理の流れを示すフローチャートである。 モード設定処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態3に係る記録装置の物理的な構成を示す図である。 実施の形態3に係る記録装置の機能的な構成を示す図である。 実施の形態3に係る記録処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態4に係る記録装置の機能的な構成を示す図である。 実施の形態4に係る記録処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、全図を通じて、同一の構成要素及び処理には同一の符号を付す。また、全実施の形態を通じて、同一の構成要素及び処理について重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る出力装置としての再生装置について図を参照して説明する。
本実施の形態に係る再生装置は、媒体としてのBD(Blu−ray Disc)に記録された情報が示すコンテンツを再生(出力)する装置である。再生装置は、所定の時間内に移動したか否かに基づいて再生装置の用途を判別し、判別した用途に応じた再生方法(出力モード,再生モード)でBDのコンテンツを再生する。
再生装置の用途には例えば据置用(第2の用途)と移動用(第1の用途)がある。据置用の例として、再生装置を家庭で設置して用いる場合を挙げることができる。移動用の例として、カーナビゲーションシステムに搭載されたBDの再生装置や、携帯用のBDの再生装置などを挙げることができる。
据置用に適した出力モード(第2モード)としてフル対応モードが予め設定されている。フル対応モードは例えば、BDの主要な規格(例えば、Profil1e.1、Profile2.0、Profile5.0)に対応できる出力モードである。
移動用に適した出力モード(第1モード)として簡易モードが予め設定されている。簡易モードは例えば、BDの主要な規格(例えば、Profil1e.1、Profile2.0、Profile5.0)により提供される機能のうち、Picture−in−Picture、及びVirtual Packageを含むBonus Viewが制限されたものである。
なお、据置用に適した出力モードが媒体などの規格により提供される機能のいずれに対応するかは適宜定められてよく、移動用に適した出力モードは据置用に適した出力モードよりも対応する機能が制限されたものであれば適宜定められてよい。
なお、BDは光ディスクの一例であって、光ディスクは例えばDVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)などを含む。媒体は、光ディスクの他に、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)などを含む。コンテンツは、動画像、静止画像、音声などのいずれか1つ又は複数を含むものであってよく、本実施の形態では動画像と音声とを含む。
再生装置100は物理的には、図1に示すように、記憶部101と、入力部102と、計時部103と、通信部104と、読取部105と、CPU(Central Processing Unit)106と、ROM(Read Only Memory)107と、RAM(Random Access Memory)108と、表示部109と、スピーカ110とを備える。
記憶部101は、HDD、フラッシュメモリなどの記憶媒体であり、モード定義情報111と、設定モード情報112と、基準位置情報113と、現在位置情報114と、制御プログラム115とを記憶している。
モード定義情報111は、再生装置100の用途に応じて異なる再生方法(出力モード,再生モード)を定義する情報であり、ユーザ、製造者などにより設定される。本実施の形態に係るモード定義情報111には、据置用に適した出力モードがフル対応モードであることとその内容が設定されており、移動用に適した出力モードが簡易モードであることとその内容が設定されている。
設定モード情報112は、出力モードを示す情報である。設定モード情報112には、再生装置100が判別した再生装置100の用途に応じたフル対応モード又は簡易モードが再生装置100により設定される。
基準位置情報(第1位置情報)113は、再生装置100の基準となる位置(基準位置)とその基準位置が特定された時間(基準位置の位置特定日時・時刻)とが関連付けられた情報である。
現在位置情報(第2位置情報)114は、再生装置100の現在の位置(現在位置)とその現在位置が特定された時間(現在位置の位置特定日時・時刻)とが関連付けられた情報である。
制御プログラム115は、再生装置100を制御するためのソフトウェアプログラムであって、モード設定モジュールと出力制御モジュールとを含む。
モード設定モジュールは、再生装置100が所定の時間内に移動したか否かに基づいてその用途を判別し、判別した用途に応じた出力モードを再生装置100に設定するためのソフトウェアプログラムである。
出力制御モジュールは、再生装置100に設定されている出力モードで、BD116に記録された情報が示すコンテンツを出力するためのソフトウェアプログラムである。
なお、これらの記憶部101に記憶された情報111〜115の一部又は全部は、ROM107に記憶されてもよい。
入力部102は、例えばユーザが操作する種々のボタン、スイッチなどにより構成され、ユーザの操作に応じた情報を出力する。入力部102は例えば、主電源ボタン、副電源ボタン、出力開始ボタン、出力停止ボタンなどを含む。
主電源ボタンは、再生装置100に主電源の投入と切断を切り替えるためのボタンである。
副電源ボタン(電源投入手段)は、主電源が投入されただけの状態である待機状態と主電源が投入されて再生装置100が各種の処理を実行できる状態である電源投入状態とを切り替えるためのボタンである。主電源が投入された状態で副電源ボタンが押下されると、入力部102は待機状態と副電源投入状態とを切り替えることを示す副電源切替情報を出力する。なお、例えば入力部102が1つの電源ボタンを備え、その電源ボタンの操作によって電源が切断された状態と電源投入状態とが切り替えられてもよい。
出力開始ボタンは、BD116に記録された情報が示すコンテンツを再生する処理(出力処理)を開始させるためのボタンである。副電源投入状態で出力開始ボタンが押下されると、入力部102は出力開始情報を出力する。
出力停止ボタンは、出力処理を停止させるためのボタンである。出力処理の実行中に出力停止ボタンが押下されると、入力部102は出力終了情報を出力する。
なお、入力部102は、タッチパネル、ソフトウェアプログラムを実行することによって表示部109に表示される操作パネルなどで実現されてもよい。
計時部103は、例えば水晶振動子などを備えて時刻を測定するチップで構成され、現在の時刻を示す現在時刻情報を出力する。
通信部104は、例えばCPU106から要求を受けると、端末装置(図示せず)と無線又は有線で通信する通信インタフェースである。
端末装置は自身の位置を示す情報を取得する機能を有する装置であって、特定した位置を示す情報を再生装置100へ送信する。端末装置は、例えば再生装置100のユーザが携帯する携帯電話機、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、GPS内臓のデジタルカメラなどである。
端末装置は例えば、無線通信システムを利用することにより自身の位置を特定する。
する。端末装置の位置を示す情報の例として、GPS(Global Positioning System)を利用することにより得られる緯度と経度を示す情報、携帯電話などの通信ネットワークに利用される無線基地局の位置や衛星の軌道を示す情報、Wi−Fi(登録商標)アクセスポイントのMACアドレス(Media Access Control Address)とその位置とが関連付けられた情報などを挙げることができる。
端末装置は、ユーザが再生装置100を使用する間、再生装置100と通信可能に、望ましくは再生装置100から通信可能な数メートル程度の範囲内で、再生装置100に伴って移動する。
読取部105は、例えば発光素子、レンズ、モータ、受光素子などから構成され、BD116に記録された情報をBD116から読み取るとともにサーボ信号を出力する。サーボ信号は、トラッキングエラー(TE)信号、フォーカスエラー(FE)信号、コンテンツ出力時の高周波(RF)信号などのいずれか1つ又は複数であってよい。
CPU106は、記憶部101、ROM107及びRAM108に記憶された情報を適宜参照しながら制御プログラム115を実行することによって、再生装置100の全体的な制御を行う。ROM107は、プログラムなどの各種の情報を記憶する読み取り可能な記憶装置であって、例えばEPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)などである。RAM108は、CPU106の作業領域として機能する読み書き可能な記憶装置である。
表示部109は例えば液晶パネルなどの画像を表示する装置である。スピーカ110は音声を出力する装置である。
再生装置100は、CPU106が他の要素101〜105,107〜110と協働して制御プログラム115を実行することによって、図2に示す機能を発揮する。
本実施の形態に係る再生装置100は機能的には、同図に示すように、モード定義情報記憶部121と、設定モード情報記憶部122と、位置情報記憶部123と、移動判断回数初期化部131と、位置情報初期化部132と、初期モード設定部133と、位置取得部134と、経過時間判断部135と、移動判断部136と、移動判断回数カウント部137と、入力受付部138と、設定モード判断部139と、出力部140とを備える。
モード定義情報記憶部121はモード定義情報111を記憶している。設定モード情報記憶部122は設定モード情報112を記憶している。位置情報記憶部123は基準位置情報113と現在位置情報114とを記憶している。モード定義情報記憶部121と設定モード情報記憶部122と位置情報記憶部123とのそれぞれは、各情報111〜114を記憶している記憶部101の領域により実現される。
移動判断回数初期化部131は、再生装置100が移動したか否かが後述する移動判断部136により判断された回数(移動判断回数)Nを示す移動判断回数情報を記憶する領域を例えばRAM108に確保し、移動判断回数情報に0を設定する。このような移動判断回数初期化部131は例えば、モード設定モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。
位置情報初期化部132は、位置情報記憶部123が記憶している基準位置情報113と現在位置情報114とをクリアする。このクリア処理では、各情報113,114に所定の初期値が設定されてもよいし、各情報113,114が削除されてもよい。このような位置情報初期化部132は例えば、モード設定モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。
初期モード設定部133は、設定モード情報記憶部122が記憶している設定モード情報112に初期値を設定する。本実施の形態では初期値として簡易モードが設定モード情報112に設定される。このような初期モード設定部133は例えば、モード設定モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。
位置取得部134は、端末装置の位置を示す情報を取得し、その直後に現在時刻情報を取得する。位置取得部134は、取得した位置を示す情報と現在時刻情報とを関連付けることによって位置情報を生成する。位置取得部134は位置情報記憶部123を参照し、基準位置情報113がクリアされているか否かを判断する。基準位置情報113がクリアされていると判断した場合には、生成した位置情報を基準位置情報113として位置情報記憶部123に記憶させる。基準位置情報113がクリアされていないと判断した場合、すなわち基準位置情報113に基準位置が既に設定されている場合には、位置取得部134は生成した位置情報を現在位置情報114として位置情報記憶部123に記憶させる。
このような位置取得部134は例えば、計時部103と通信部104とモード設定モジュールを実行するCPU106とにより実現される。なお、基準位置情報113を記憶させる位置取得部134は第1位置取得手段に相当し、現在位置情報114を記憶させる位置取得部134は第2位置取得手段に相当する。
これまでの説明から分かるように本実施の形態では、再生装置100の位置とは厳密にはズレがある端末装置の位置が再生装置100の位置として扱われる。また本実施の形態では、再生装置100の位置が特定された時刻(位置特定時刻)とは厳密にはズレがある位置情報が生成された時刻が位置特定時刻として扱われる。
このように再生装置100の位置や位置特定時刻にはある程度の誤差が許容される。それぞれについて許容される誤差の量は、再生装置100の位置が特定される精度、位置特定時刻の精度、再生装置100が移動したか否かを判別するための所定の時間(後述するTH×N(秒))、再生装置100のユーザの移動手段として想定されるものなどに応じて適宜定められる。
例えばBD116のコンテンツを視聴する場合、ユーザ自身は通常静止している。そのため、移動中にBD116の再生装置100を利用する場合、ユーザは自動車、電車などの乗り物に乗っていると考えられる。そこで、自動車、電車などの乗り物を利用して移動したか否かが、数十秒〜数分間の所定の時間における再生装置100の位置の変化を用いて判別されるとする。この場合、再生装置100の位置の誤差は例えば、その所定の時間から位置特定時刻の誤差を除いた時間に移動し得る距離より短い範囲で許容され得る。したがってこの場合には例えば、再生装置100の位置についての誤差は数メートル〜数百メートル程度許容され、位置特定時刻についての誤差は数秒〜1分程度許容され得る。
経過時間判断部135は、基準位置情報113又は現在位置情報114に含まれる直近の位置特定時刻からの経過時間TSが予め定められた閾値TH(秒)以上経過したか否かを判断する。
詳細には例えば、経過時間判断部135は、位置取得部134が位置情報を生成すると位置情報記憶部123を参照し、位置取得部134によって生成されたその位置情報を取得する。ここで、現在位置情報114が記憶されている場合には、経過時間判断部135は現在位置情報114を取得し、現在位置情報114が記憶されていない場合には、経過時間判断部135は基準位置情報113を取得する。そして、経過時間判断部135は、継続的に又は所定の時間間隔で計時部103から現在時刻情報を取得し、取得した現在位置情報114又は基準位置情報113に含まれる位置特定時刻からの経過時間TSを算出する。これによって、経過時間判断部135は、経過時間TSを計測する。経過時間判断部135は、経過時間TSと閾値THとを比較することによって、経過時間TSが閾値TH以上経過したか否かを判断する。
そして、経過時間判断部135は、経過時間TSが閾値TH以上経過したと判断した場合に、位置情報を生成するように位置取得部134へ指示を出力する。経過時間TSが閾値TH以上経過していないと判断した場合に、経過時間判断部135は、上述の経過時間TSの計測と閾値TH以上経過したか否かの判断とを繰り返す。
このような経過時間判断部135は例えば、計時部103とモード設定モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。
移動判断部136は、位置取得部134によって現在位置情報114の設定がなされると、その現在位置情報114と基準位置情報113とを位置情報記憶部123から取得して比較する。移動判断部136は、比較した結果、現在位置情報114と基準位置情報113とのそれぞれが示す基準位置と現在位置とが同じであるか否かを判断する。
同じであると判断した場合、再生装置100は移動していないので、移動判断部136は、据置用に適した出力モードとして予め定められているフル対応モードを設定モード情報112に設定する。同じでないと判断した場合、再生装置100は移動しているので、移動判断部136は、移動用に適した出力モードとして予め定められている簡易モードを設定モード情報112に設定する。
なお、移動判断部136は、判断の結果に応じて設定すべき出力モードが設定モード情報112に設定されていない場合に、設定モード情報112に出力モードを設定すればよい。すなわち、移動判断部136が出力モードを設定するとは、設定モード情報112を必ず更新することを意味するのではなく、判断の結果に応じて設定すべき出力モードが設定モード情報112に設定されている状態にすることを意味する。
このような移動判断部136は例えば、モード設定モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。
移動判断回数カウント部137は移動判断回数Nを計数する。このような移動判断回数カウント部137は、モード設定モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。
入力受付部138は、ユーザの操作に基づいて出力開始情報又は出力終了情報を受け付ける。このような入力受付部138は例えば、入力部102と副電源投入状態のCPU106とにより実現される。
設定モード判断部139は、入力受付部138が出力開始情報を受け付けると、設定モード情報記憶部122が記憶している設定モード情報112を参照する。そして、設定モード判断部139は、参照した設定モード情報112に設定されている出力モードがフル対応モードであるか簡易モードであるかを判断する。このような設定モード判断部139は例えば、出力制御モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とによって実現される。
出力部140は、再生装置100に設定されている出力モードでBD116に記録されている情報のコンテンツを出力する。
詳細には例えば、出力部140は、設定モード判断部139から判断の結果を示す情報を取得し、その情報に対応するモード定義情報111をモード定義情報記憶部121から取得する。出力部140は、取得したモード定義情報111が示す方法に従って、BD116に記憶されている情報を読み取り、読み取った情報を表示部109とスピーカ110とで出力することができる情報に変換する。そして、出力部140は変換した情報(画像と音声)を出力する。このような出力部140は例えば、読取部105と出力制御モジュールを実行するCPU106とRAM108と表示部109とスピーカ110と必要に応じてROM107とにより実現される。
これまで、本実施の形態に係る再生装置100の構成について説明した。ここから、本実施の形態に係る再生装置100が実行する処理について説明する。
再生装置100は、例えば待機状態のCPU106が副電源切替情報を受け付けた場合に制御プログラム115のモード設定モジュールを実行することによって、図3に示すモード設定処理を実行する。
同図に示すように、再生装置100は各種パラメータを初期化する初期設定処理(ステップS101)を行なう。本実施の形態に係る初期設定処理(ステップS101)の詳細を図4に示す。
移動判断回数初期化部131は、同図に示すように、移動判断回数Nを示す移動判断回数情報に0を設定する(ステップS111)。
位置情報初期化部132は、位置情報記憶部123が記憶している位置情報(基準位置情報113と現在位置情報114)をクリアする(ステップS112)。
初期モード設定部133は、設定モード情報112に初期値として簡易モードを設定する(ステップS113)。
位置取得部134は、基準位置情報113に再生装置100の基準位置を設定する(ステップS114)。
詳細には例えば、位置取得部134は、端末装置から位置を示す情報を取得するとともに計時部103から現在時刻情報を取得し、これらの情報を関連付けることによって位置情報を生成する。位置情報記憶部123の基準位置情報113はクリアされているので、位置取得部134は、生成した位置情報を基準位置情報113として位置情報記憶部123に記憶させる。
ここから図3を再び参照する。
同図に示すように、経過時間判断部135は、経過時間TSが閾値TH以上経過したか否かを判断する(ステップS102)。
詳細には例えば、経過時間判断部135は、位置取得部134からの指示を受けて、位置情報記憶部123に記憶されている基準位置情報113又は現在位置情報114を参照する。ここでは、現在位置情報114は位置情報クリア処理(ステップS112)においてクリアされているため、経過時間判断部135は基準位置情報113を参照する。そして、経過時間判断部135は、継続的に又は所定の時間間隔で計時部103から現在時刻情報を取得し、参照した基準位置情報113に含まれる時刻と取得した現在時刻情報が示す時刻との差である経過時間TSを算出する。経過時間判断部135は、算出した経過時間TSと閾値THとを比較し、比較した結果に基づいて、経過時間TSが閾値TH以上経過したか否かを判断する。
経過時間TSが閾値TH以上でないと判断した場合、すなわち経過時間TSが閾値TH以上経過していないと判断した場合(ステップS102;No)、経過時間判断部135は経過時間判断処理(ステップS102)を継続する。
経過時間TSが閾値TH以上であると判断された場合、すなわち経過時間TSが閾値TH以上経過していると判断された場合(ステップS102;Yes)、位置取得部134は、経過時間判断部135からの指示を受けて、現在位置情報114に再生装置100の現在位置を設定する(ステップS103)。
詳細には例えば、位置取得部134は、経過時間判断部135からの指示を受けると、端末装置から位置を示す情報を取得する。この情報を取得した位置取得部134は、計時部103から現在時刻情報を取得し、これらの情報を関連付けることによって位置情報を生成する。位置情報記憶部123の基準位置情報113に基準位置が既に設定されているので、位置取得部134は、生成した位置情報を現在位置情報114として位置情報記憶部123に記憶させる。これにより、位置取得部134は、現在位置情報114に再生装置100の現在位置を設定する。
移動判断部136は、位置情報記憶部123に記憶されている基準位置情報113と現在位置情報114とを取得し、それぞれによって示される基準位置と現在位置とが同じであるか否かを判断する(ステップS104)。
ここで、基準位置と現在位置とが同じであるか否かは、予め定められた幅をもって判断されてよい。例えば、基準位置と現在位置とのズレが予め定められた範囲以内である場合に基準位置と現在位置とは同じであり、基準位置と現在位置とのズレがその範囲を超える場合に基準位置と現在位置とは同じでないと判断されてよい。
詳細には例えば、位置が緯度と経度により表され、基準位置が(基準緯度,基準経度)により、現在位置が(現在緯度,現在経度)により表されるとする。この場合例えば、基準緯度と現在緯度の差の絶対値が閾値以下であり、かつ、基準経度と現在経度の差の絶対値が閾値以下であるときに基準位置と現在位置とは同じであると判断され、それ以外のときに基準位置と現在位置とは同じでないと判断されてよい。また例えば、((基準緯度−現在緯度)+(基準経度−現在経度)(1/2)により算出される値又は基準位置と現在位置とから算出される両位置間の距離が閾値以下であるときに基準位置と現在位置とは同じであると判断され、それ以外のときに基準位置と現在位置とは同じでないと判断されてよい。
基準位置と現在位置とが同じでないと判断した場合、すなわち再生装置100が移動していると判断した場合(ステップS104;No)、移動判断部136はモード設定処理を終了する。すなわち、移動判断部136は設定モード情報112の設定を変更せず、初期設定処理(ステップS101)において設定された簡易モードのままとする。これによって、移動判断部136は設定モード情報112に簡易モードを設定する。
基準位置と現在位置とが同じであると判断した場合、すなわち再生装置100が移動している場合(ステップS104;Yes)、移動判断部136は設定モード情報112にフル対応モードを設定する(ステップS105)。移動判断回数カウント部137は、移動判断部136の指示を受けて、移動判断回数Nをインクリメント、すなわち移動判断回数Nに1を加算する(ステップS106)。これにより、移動判断回数Nは1となる。
移動判断回数カウント部137は、インクリメントした移動判断回数Nが予め定められた閾値N(閾値Nは例えば2とする。)回以上であるか否かを判断する(ステップS107)。
ここでは移動判断回数Nは1であるため、移動判断回数Nが閾値N(2)回以上でないと判断する。なお、閾値Nは任意の値(自然数)であってよく、閾値Nが3以上である場合には上述のステップS102からステップS106までの処理が繰り返される。したがって、再生装置100が移動したか否かを判断する所定の時間は閾値TH(秒)×N(回)となる。
移動判断回数Nが閾値N回以上でないと判断した場合に(ステップS107;No)、経過時間判断部135は、移動判断回数カウント部137の指示を受けて、経過時間判断処理(ステップS102)を行う。
経過時間TSが閾値TH以上経過したと判断されると(ステップS102;Yes)、上述のように、位置取得部134は位置情報を生成する。ここでは、位置情報記憶部123の基準位置情報113には基準位置が既に設定され、現在位置情報114には現在位置が既に設定されている。そのため、位置取得部134は生成した位置情報を現在位置情報114に上書きすることによって、現在位置を設定する(ステップS103)。
上述と同様に、移動判断部136は移動判断処理(ステップS104)を実行する。基準位置と現在位置とが同じであると判断した場合(ステップS104;No)、移動判断部136はモード設定処理を終了する。
基準位置と現在位置とが同じであると判断した場合には(ステップS104;Yes)、移動判断部136は設定モード情報112にフル対応モードを設定する(ステップS105)。移動判断回数カウント部137は、移動判断回数Nをインクリメントする(ステップS106)。これにより、移動判断回数Nは2となる。
移動判断回数カウント部137は移動判断回数の判断処理(ステップS107)を実行する。ここでは移動判断回数Nは2であるため、移動判断回数Nが閾値N(2)回以上であると判断する。
移動判断回数Nが閾値N回以上であると判断した場合に(ステップS107;Yes)、移動判断回数カウント部137はモード設定処理を終了する。
このようにモード設定処理では、再生装置100の基準位置と、基準位置が特定されてから閾値TH(秒)以上経過した後の再生装置100の位置(現在位置)とが同じであるか否かを判断する。これによって、少なくとも閾値TH(秒)の間に、再生装置100が移動したか否かを判断することができる。再生装置100が移動する場合の用途は移動用であり、再生装置100が移動しない場合の用途は据置用であるため、モード設定処理を実行することによって再生装置100の用途が移動用であるか据置用であるかを再生装置100が自動で判別することが可能になる。
モード設定処理ではさらに、再生装置100が自動で判別した用途に応じた出力モードが再生装置100に設定される。そのため、ユーザが出力モードを設定するなどの手間を省くことが可能になる。
本実施の形態によれば、閾値N回のすべての移動判断処理(ステップS104)において基準位置と現在位置とが同じであると判断された場合に、すなわち移動していないと判断された場合に、設定モード情報112にフル対応モードが設定される。また、閾値N回の移動判断処理(ステップS104)のうち1回でも基準位置と現在位置とが同じでないと判断された場合、すなわち移動したと判断された場合、設定モード情報112に簡易モードが設定される。
フル対応モードでは、頻繁に配布されるファームウェアを再生装置100にインストールし、かつハードウェアを高性能なものにしなければ、BD116の再生ができないことがある。これに対して、簡易モードであれば、フル対応モードよりも対応する機能が制限されるので、ファームウェアが更新されていない場合や、ハードウェアの性能が高くなくても、BD116を再生できることが多くなる。
したがって、閾値N回の移動判断処理(ステップS104)のうち1回でも移動したと判断された場合、設定モード情報112に簡易モードを設定することによって、BD116の再生ができなくなることを防ぐことが可能になる。すなわち、これによって、今後出現する新しい規格に対応したBDであっても再生することができることが多くなるため、再生互換性を保つことが可能になる。
再生装置100は、例えば待機状態のCPU106が出力開始情報を受け付けた場合に出力制御モジュールを実行することによって、図5に示す出力処理を実行する。
同図に示すように、設定モード判断部139は、設定モード情報記憶部122に記憶されている設定モード情報112を取得し、取得した設定モード情報112が示す出力モードが簡易モードとフル対応モードとのいずれであるかを判断する(ステップS121)。
簡易モードと判断された場合(ステップS121;簡易モード)、出力部140は、簡易モードに対応するモード定義情報111を参照することによって、BD116のコンテンツを簡易モードで再生する(ステップS122)。
フル対応モードと判断された場合(ステップS121;フル対応モード)、出力部140は、フル対応モードに対応するモード定義情報111を参照することによって、BD116のコンテンツをフル対応モードで再生する(ステップS123)。出力終了情報を受け付けると、出力部140は出力処理を終了する。
このような出力処理を実行することによって、フル対応モードが設定モード情報112に設定されている場合には、BD116のコンテンツはBDの主要なプロファイルに対応する出力モードで出力される。一般に主要なプロファイルに対応するにはファームウェアを頻繁に更新し、かつ十分に高性能なハードウェアとする必要がある。
上述のモード設定処理においてフル対応モードが設定されるのは、再生装置100の用途が据置用である場合である。据置用であれば再生装置100の小型化の要求は、移動用で要求される程には強くなく、再生装置100がある程度大型になることは許容される。そのため、据置用であれば再生装置100を高性能なハードウェアとすることもできる。
また、据置用であれば、例えば常時ネットワークに接続し、ネットワークを介してファームウェアを容易に更新することができる。そのため、更新頻度が増えたとしてもそれによるユーザの負担の増加は比較的少ない。また、ファームウェアを記憶させたフラッシュメモリを接続する箇所を設けることも容易である。
したがって、据置用であれば、主要なプロファイルに対応することは比較的容易である。ユーザは大きな手間を掛けることなく、BDのプロファイルにより提供される多くの機能を利用してBD116のコンテンツを楽しむことが可能になる。
これに対して、設定モード情報112に簡易モードが設定されている場合には、コンテンツはフル対応モードよりも機能が制限された出力モードで再生される。
移動用であれば再生装置100の小型化が強く望まれ、高性能なハードウェアとすることは困難なことが多い。また、移動用の再生装置100の場合、ネットワークやフラッシュメモリなどによりファームウェアを配布して更新するとしても、上述のように移動用の再生装置100は小型化が望まれるので、それらを接続する箇所を設けることが困難なことが多い。フル対応モードよりも対応する機能を制限することで、ファームウェアを頻繁に更新しなくても、またハードウェアの性能が高くなくても、あらゆるBD116のコンテンツを容易に楽しむことが可能になる。
また、移動用であれば表示画面は小さいものが多いので、例えばBonus Viewを利用してもユーザはその機能を楽しめないことが多いばかりでなく、むしろコンテンツの画像が見にくくなってしまうこともある。したがって、再生装置100が移動用である場合、フル対応モードよりも対応する機能を制限することで、ユーザはあらゆるBD116のコンテンツを容易にかつ快適に楽しむことが可能になる。
一般に据置用であっても、工場から出荷されてユーザの下で設置されるまでの前後や転居などでは再生装置100の位置が変化する。本実施の形態では再生装置100は、副電源が投入されるたびに実行されるモード設定処理において基準位置情報113をクリアして設定する。これによって、据置用を誤って移動用と判別することがなくなるか又は減少し、再生装置100の用途を判別する精度を向上させることが可能になる。
一般に再生装置100の用途が移動用から据置用へ、又はその逆に変更されることがある。本実施の形態では再生装置100は、副電源が投入されるたびに実行されるモード設定処理において基準位置情報113をクリアして設定する。これによって、再生装置100の用途が変更された場合であっても、それに対応して正確にその用途を判別することが可能になる。
以上、本発明の実施の形態1について説明したが、実施の形態1は上述のものに限定されない。
例えば、設定モード情報112に設定される初期値は、簡易モードに代えて、フル対応モードであってもよい。この場合、図3に示すモード設定処理に含まれる移動判断処理において同じでないと判断した場合(ステップS104;No)、移動判断部136は設定モード情報112に簡易モードを設定し、再生装置100はモード設定処理を終了するとよい。また、移動判断処理において同じであると判断した場合(ステップS104;Yes)、移動判断部136は設定モード情報112の設定内容を変更せず、移動判断回数カウント部137が移動判断回数の判断処理(ステップS107)を実行するとよい。
例えば、本実施の形態では再生装置100は端末装置と通信することによって、位置を示す情報を取得したが、再生装置100自身がGPS(Global Positioning System)を利用することにより得られる緯度と経度を示す情報、携帯電話などの無線通信に利用される無線基地局の位置や衛星の軌道を示す情報、Wi−Fi(登録商標)アクセスポイントのMACアドレス(Media Access Control Address)とその位置とが関連付けられた情報などを取得する装置を備えてもよい。これらの位置を示す情報を位置取得部134自身が取得し、それを含む位置情報を生成するとよい。これによって、再生装置100のより正確な位置を特定することができ、再生装置100が移動したか否かを判断する精度を向上させることが可能になる。
例えば、再生装置100がGPS機能を備える場合、再生装置100が自身の場所を示す情報を取得することができるので、再生装置100によりBD116の再生に必要なリージョン情報が設定されてもよい。
例えば、再送装置100は、通信部104に代えて、再生装置100の姿勢を検出し、検出した姿勢を示す情報を出力する地磁気センサなどのセンサを備えてもよい。そして、位置取得部134は、センサから出力される姿勢(例えば、方向)を示す情報と姿勢を特定した時刻を示す情報とを含む情報を位置に関する情報(位置情報)として取得又は生成してもよい。移動判断部136は、基準位置情報113に含まれる再生装置100の姿勢(基準姿勢)と現在位置情報に含まれる再生装置100の姿勢(現在姿勢)とが同じである場合に据置用と判別し、同じでない場合に移動用と判断するとよい。
例えば、再生装置100の通信部104は、再生装置100の周辺の画像を撮影するカメラなどの撮像装置と通信し、位置取得部134は撮像装置から撮影された画像を示す撮像情報を取得してもよい。再生装置100が車載用である場合、ユーザの移動手段として自動車が想定される場合などの撮像装置の具体例として、ドライブレコーダ、バックモニタのために車に設けられたカメラを挙げることができる。
位置取得部134が撮像情報を取得する場合、位置取得部134は取得した撮像情報と撮影した時刻を示す情報とを含む情報を位置情報として取得又は生成してもよい。移動判断部136は、基準位置情報113に含まれる再生装置100の周辺の画像(基準画像)と現在位置情報114に含まれる再生装置100の周辺の画像(現在画像)とが同じである場合に据置用と判別し、同じでない場合に移動用と判断する。
画像が同じであるか否かは例えば、対応する各画素の画素値の差の絶対値和を閾値と比較することによって判断されるとよい。詳細には例えば、その絶対値和が閾値以下である場合には、移動判断部136は基準画像と現在画像とが同じであると判断し、その絶対値和が閾値より大きい場合には、移動判断部136は基準画像と現在画像とが同じでないと判断するとよい。
例えば、再生装置100は表示部109とスピーカ110とを備えることとしたが、再生装置100は表示部109とスピーカ110とのいずれか一方のみを備えるものであってもよい。例えば音楽が記録された光ディスクのコンテンツを再生する再生装置100場合、再生装置100は表示部109を備えず、スピーカ110のみを備えてもよいし、再生データを別の表示部、スピーカに出力させてもよい。
例えば、本実施の形態ではモード設定処理は再生装置100の電源を投入した時に実行されることとしたが、モード設定処理は、再生装置100の電源を初めて投入した時やそれから定期的に(例えば1ヵ月ごとに)実行されてもよい。また、モード設定処理は、ユーザがモード設定処理を実行するための所定の操作を入力部102に行なった時に実行されてもよい。
例えば、本実施の形態では閾値N回の移動判断処理(ステップS104)のうち1回でも基準位置と現在位置とが同じでないと判断された場合、設定モード情報112に簡易モードが設定されることとしたが、設定モード情報112に出力モードを設定する方法はこれに限られない。閾値N回の移動判断処理(ステップS104)のうち予め定められた閾値以上の回数において基準位置と現在位置とが同じでないと判断された場合、設定モード情報112に簡易モードが設定されてもよい。これにより、再生装置100の用途をより正確に判別することが可能になる。
例えば、本実施の形態では再生装置100の用途を自動的に判別することで、用途に応じて対応するBDのプロファイルを切り替えることとしたが、用途に応じて切り替える対象はBDのプロファイルに限られない。
用途に応じて切り替える対象は例えば、表示部109へ出力する画像情報が示す画像の解像度であってもよい。この場合、出力部140は例えば、表示部109の解像度に適合するように画像情報が示す画像の解像度を切り替えるとよい。具体例を挙げると、映像出力がアナログ方式である場合、その解像度は、据置用であるときには高解像度(例えば、1920ピクセル×1080ピクセル)とされ、移動用であるときには低解像度(例えば、1280ピクセル×720ピクセル)とされるとよい。
このように、再生装置100の用途に応じて表示部109へ出力する画像情報が示す画像の解像度を切り替えることによって、表示部109に応じた解像度を自動的に生成して出力することができる。これによって、ユーザが用途に応じた解像度を設定する手間を省くことが可能になる。
用途に応じて切り替える対象は例えば、消費電力量であってもよい。具体的には例えば、据置用であるときには読取部105の制御方法を通常の設定とし、移動用であるときには読取部105の制御方法を低消費電力となる設定としてもよい。
このように、再生装置100の用途に応じて消費電力のモードを切り替えることによって、ユーザの利便性を損なわずに消費電力を抑制することが可能になる。
例えば、本実施の形態では本発明に係る出力装置の例としてBD116のコンテンツを出力する再生装置100により説明したが、本発明に係る出力装置は再生装置100に限られない。例えば、出力装置は、デジタル放送を受信してそのコンテンツを表示部とスピーカとに出力する装置であってもよい。デジタル放送においても種々の機能が提供されるが、据置用である場合には例えばすべての機能又は主要な機能を利用して出力するように制御し、移動用である場合には提供される機能の一部を制限して出力するように制御されるとよい。この場合、出力装置は物理的には、読取部105に代えて、又はそれに加えて、デジタル放送を受信する受信部を備えるとよい。また、機能的には、入力受付部がデジタル放送の視聴の開始又は終了の指示を示す情報を受け付け、出力部がデジタル放送のコンテンツを出力するとよい。
このような出力装置はデジタル放送を視聴することができるテレビ装置、携帯電話、スマートフォンなどに適用することができ、ユーザは、それぞれの用途に適した出力モードでデジタル放送を楽しむことが可能になる。
例えば、本実施の形態では位置取得部134は、位置情報記憶部123の基準位置情報113がクリアされているか否かによって位置情報を基準位置情報113として記憶させるか現在位置情報114として記憶させるかを判断することとした。しかし、いずれの情報として位置情報記憶部123に位置情報を記憶させるかを判断する方法はこれに限られない。例えば、位置取得部134は、初期モード設定部133の指示を受けて位置情報を生成した場合にはその位置情報を基準位置情報113として、経過時間判断部135の指示を受けて位置情報を生成した場合にはその位置情報を現在位置情報114として、位置情報記憶部123に記憶させてもよい。これによっても実施の形態1と同様の効果を奏する。
例えば、端末装置が位置に加えてその位置を特定した時刻を含む位置情報を送信し、通信部104がその位置情報を取得してもよい。この場合、取得した位置情報に含まれる時刻を位置特定時刻情報として用いることができるので、通信部104は現在時刻情報を計時部103から取得する必要はなく、位置が特定されたより正確な時刻を取得することが可能になる。これによっても実施の形態1と同様の効果を奏する。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る出力装置としての再生装置は、BDに記録された情報が示すコンテンツを再生する装置であって、再生装置が所定の時間内に移動したか否かに加えて、再生装置の移動に伴う振動が検出されるか否かに基づいて用途を判別し、判別した用途に応じた出力モードでBDのコンテンツを再生する。
再生装置200は本実施の形態に特徴的な構成として物理的には、図6に示すように、制御プログラム215を記憶している記憶部101と読取部205とを備える。
制御プログラム215は、初期設定モジュールと出力制御モジュールとを含むソフトウェアプログラムである。
初期設定モジュールは、再生装置200がその用途を判別するための初期設定を行うソフトウェアプログラムである。
出力制御モジュールは、BD116に記録された情報が示すコンテンツを出力するためのソフトウェアプログラムである。出力制御モジュールは、再生装置200が所定の時間内に移動したか否かと再生装置200の移動に伴う振動が検出されたか否かに基づいて用途を判別して出力モードを設定するためのソフトウェアプログラムを含む。
なお、本実施の形態においても実施の形態1と同様に、再生装置200の用途には据置用と移動用とがあり、それぞれに適した出力モードとしてフル対応モードと簡易モードとがモード定義情報111に設定されている。
読取部205は、実施の形態1に係る読取部105の構成に加えて、サーボ信号を通過させることによって再生装置200の振動に関する信号(振動検出用信号)Sを出力するバンドパスフィルタを備える。このバンドパスフィルタは、サーボ信号のうち再生装置200の移動に伴う振動に固有の周波数成分を通過させるフィルタであって、例えば数十から数百ヘルツの信号を通過させる。なお、バンドパスフィルタは例えば、ソフトウェアプログラムをCPU106が実行することによって実現されてもよい。
再生装置200は、CPU106が他の要素101〜104,107〜110,205と協働して制御プログラム215を実行することによって、図7に示す機能を発揮する。すなわち、同図に示すように、再生装置200は本実施の形態に特徴的な構成として機能的には、振動検出カウンタ初期化部251と、基準位置取得部252と、モード設定部253とを備える。
振動検出カウンタ初期化部251は、再生装置200の移動に伴う振動を検出した回数を計数するためのカウンタ(振動検出カウンタ)Cを示す振動検出カウンタ情報を記憶する領域を例えばRAM108に確保し、振動検出カウンタ情報に0を設定する。
基準位置取得部252は、出力モードの初期値を設定した初期モード設定部133から指示を受けて端末装置の位置を示す情報を取得し、その直後に現在時刻情報を取得する。基準位置取得部252は、取得した位置を示す情報と現在時刻情報とを関連付けることによって位置情報を生成する。基準位置取得部252は、生成した位置情報を基準位置情報113として位置情報記憶部123に記憶させる。このような基準位置取得部252は例えば、計時部103と通信部104と初期設定モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。なお、基準位置取得部252は第1位置取得手段に相当する。
モード設定部253は、再生装置200が所定の時間内に移動したか否かと再生装置200の移動に伴う振動が検出されたか否かに基づいて用途を判別し、判別した用途に応じた出力モードを設定する。モード設定部253は、図8に示すように、実施の形態1に係る再生装置100と同様の経過時間判断部135と、移動判断部136と、移動判断回数カウント部137とを備える。モード設定部253は、さらに、現在位置取得部261と、振動検出時間判断部262と、信号取得部263と、振動検出カウント部264と、振動判断部265とを備える。
現在位置取得部261は、経過時間TSが閾値TH(秒)以上経過したと判断した経過時間判断部135からの指示を受けて端末装置の位置を示す情報を取得し、その直後に現在時刻情報を取得する。現在位置取得部261は、取得した位置を示す情報と現在時刻情報とを関連付けることによって位置情報を生成する。現在位置取得部261は、生成した位置情報を現在位置情報114として位置情報記憶部123に記憶させる。このような現在位置取得部261は例えば、計時部103と通信部104と出力制御モジュールを実行するCPU106と必要に応じてROM107とにより実現される。なお、現在位置取得部261は第2位置取得手段に相当する。
振動検出時間判断部262は、再生装置200の移動に伴う振動を検出している時間(振動検出時間)TVが予め定められた閾値B(ミリ秒)以上経過したか否かを判断する。
詳細には、振動検出時間判断部262は、出力開始情報を受け付けた入力受付部138から指示を受けると、計時部103から現在時刻情報を取得しその時刻を振動検出の開始時刻として記憶する。その後、振動検出時間判断部262は、継続的に又は所定の時間間隔で計時部103から現在時刻情報を取得し、振動検出の開始時刻からの経過時間を振動検出時間TVとして算出する。これによって、振動検出時間判断部262は、振動検出時間TVを計測する。振動検出時間判断部262は、振動検出時間TVと閾値Bとを比較することによって、振動検出時間TVが閾値B以上経過したか否かを判断する。
そして、振動検出時間判断部262は、振動検出時間TVが閾値B以上経過したと判断した場合に、移動判断部136へ指示を出力する。振動検出時間TVが閾値B以上経過していないと判断した場合に、振動検出時間判断部262は、信号取得部263へ指示を出力する。このような振動検出時間判断部262は例えば、計時部103と出力制御モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。
信号取得部263は、振動検出時間TVの計測が開始されてから振動検出時間TVが閾値B以上経過したと判断されるまで振動検出時間判断部262から出力される指示を受けて、予め定められた閾値TH(ミリ秒)以上の時間分の振動検出用信号Sの取得(サンプリング)を繰り返す。閾値TH(ミリ秒)は閾値B(ミリ秒)よりも短く、そのため、信号取得部263は、複数個の振動検出用信号Sを取得する。
詳細には例えば、信号取得部263は、振動検出時間TVの計測を開始した振動検出時間判断部262から指示を受けて、振動検出用信号Sの取得を開始するとともにその時の現在時刻情報を計時部103から取得する。信号取得部263は、振動検出用信号Sの取得を継続するとともに、継続的に又は所定の時間間隔で現在時刻情報を計時部103から取得する。信号取得部263は、振動検出用信号Sを取得する時間(サンプリング時間)TSが閾値TH以上になると、振動検出用信号Sの取得を終了する。これによって、信号取得部263は、1回のサンプリングによるサンプリング信号を取得する。信号取得部263は、取得した1回分の振動検出用信号Sを振動検出カウント部264へ出力する。振動検出時間判断部262から指示を受けると、信号取得部263は再びサンプリング時間TSが閾値TH以上の振動検出用信号Sを取得し、これを繰り返す。このような信号取得部263は例えば、読取部105と計時部103と出力制御モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。
なお、再生装置200が例えば加速度センサなどの再生装置200の振動を検出し、検出した振動を示す信号を出力するセンサを備え、信号取得部263は、そのセンサからの信号を振動検出用信号Sとして取得してもよい。
振動検出カウント部264は、信号取得部263によって取得された振動検出用信号Sに基づいて、振動検出時間TVが閾値B(ミリ秒)以上経過するまでに再生装置200に振動が生じた回数を振動検出カウンタCにより計数する。
詳細には例えば、振動検出カウント部264は、信号取得部263が1回分の振動検出用信号Sを取得するごとにその振動検出用信号Sを取得し、閾値A(mV)を超える値を含むか否かを判断する。閾値Aを超える値を含む場合、振動検出カウント部264は、再生装置200に振動が生じたと判断して、振動検出カウンタCに1を加算して、振動検出時間判断部262へ指示を出力する。閾値Aを超える値を含まない場合、振動検出カウント部264は、再生装置200に振動が生じていないと判断して、振動検出カウンタCを変更せずに、振動検出時間判断部262へ指示を出力する。このような振動検出カウント部264は例えば、出力制御モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。
振動判断部265は、振動検出カウント部264によって計数された振動検出カウンタCの値と予め定められた閾値C(回)とを比較する。振動検出カウンタCが閾値C以上である場合、再生装置200の用途は振動を伴う態様で使用される移動用であるため、振動判断部265は、簡易モードを設定モード情報112に設定する。振動検出カウンタCが閾値C以上でない場合、再生装置200の用途は振動を伴わない態様で使用される据置用であるため、振動判断部265は、フル対応モードを設定モード情報112に設定する。このような振動判断部265は、出力制御モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。
これまで、実施の形態2に係る再生装置200の構成について説明した。ここから、実施の形態2に係る再生装置200が実行する処理について説明する。
再生装置200は、例えば待機状態のCPU106が副電源切替情報を受け付けた場合に制御プログラム215の初期設定モジュールを実行することによって、図9に示すモード設定処理を実行する。
振動検出カウンタ初期化部251は、図9に示すように、位置情報クリア処理(ステップS112)と簡易モード設定処理(ステップS113)との間に、振動検出カウンタCに0を設定する(ステップS215)。
再生装置200は、例えば副電源投入状態のCPU106が出力開始情報を受け付けた場合に制御プログラム215の出力制御モジュールを実行することによって、図10に示す出力処理を実行する。
モード設定部253は、図10に示すように、再生装置200が所定の時間内に移動したか否かと再生装置200の移動に伴う振動が検出されるか否かに基づいて用途を判別し、用途に応じた出力モードを設定する(ステップS224)。
モード設定処理(ステップS224)の詳細を図11及び図12に示す。
振動検出時間判断部262は、出力開始情報を受け付けた入力受付部138からの指示を受けて、振動検出時間TVの計測を開始する(ステップS231)。
信号取得部263は、振動検出時間TVの計測を開始した振動検出時間判断部262からの指示を受けて、振動検出用信号Sのサンプリングを開始する(ステップS232)。信号取得部263は、振動検出用信号Sを取得するとともにサンプリング時間TSを計測し、サンプリング時間TSが閾値TH(ミリ秒)を経過していないと判断した場合(ステップS234;No)、振動検出用信号Sのサンプリングを継続する(ステップS232)。
サンプリング時間TSが閾値TH(ミリ秒)を経過したと判断した場合(ステップS234;Yes)、信号取得部263は振動検出用信号Sのサンプリングを終了する。これによって、信号取得部263は1回分のサンプリング信号Sを取得し、そのサンプリング信号Sを振動検出カウント部264へ出力する。
振動検出カウント部264は、信号取得部263から出力されたサンプリング信号Sを取得すると、そのサンプリング信号Sに閾値A(mV)を超える値が含まれるか否かを判断する(ステップS235)。
振動検出用信号Sに閾値A(mV)以上の値が含まれると判断した場合(ステップS235;Yes)、振動検出カウント部264は、その判断の結果に基づく指示を振動検出カウント部264から受けて振動検出カウンタCに1を加算する。これによって、振動検出カウント部264は振動検出カウンタCをインクリメントする(ステップS236)。
振動検出回数の計数処理(ステップS236)が実行され後、又は、振動検出用信号Sに閾値A(mV)以上の値が含まれないと判断された場合、(ステップS235;No)、振動検出時間判断部262は、振動検出カウント部264の指示を受けて、振動検出時間TVが閾値B(ミリ秒)以上経過したか否かを判断する(ステップS237)。
振動検出時間TVが閾値B以上経過していないと判断された場合(ステップS237;No)、信号取得部263と振動検出カウント部264とは、上述の振動検出用信号Sのサンプリング処理(ステップS232)から振動検出回数の計数処理(ステップS236)までを再び実行する。これによって、閾値B(ミリ秒)の振動検出時間TVの間に再生装置200に振動が検出された回数が振動検出カウンタCにより計数される。
振動検出時間TVが閾値B以上経過したと判断された場合(ステップS237;Yes)、振動判断部265は、振動検出カウンタCを示す情報を振動検出カウント部264から取得し、振動検出カウンタCが閾値C(回)以上であるか否かを判断する(ステップS238)。
振動検出カウンタCが閾値C(回)以上でないと判断された場合(ステップS238;No)、再生装置200は振動を伴わない態様で使用されている、すなわち再生装置200の用途は据置用であると判別することができるため、移動判断部136は、設定モード情報112にフル対応モードを設定し(ステップS239)、経過時間判断部135へ経過時間TSの計測を開始する指示を出力する。なお、本実施の形態ではこれから説明するように、再生装置の移動に伴う振動が検出されるか否かに基づいて用途を判別する処理が後続するため、フル対応モード設定処理(ステップS239)は実行されなくてもよい。
続けて、図12に示すように、経過時間判断部135による経過時間判断処理(ステップS102)から移動判断部136による移動判断処理(ステップS104)までが実行される。基準位置と現在位置とが同じであると判断された場合(ステップS104;Yes)、移動判断部136によるフル対応モード設定処理(ステップS105)から移動判断回数カウント部137による移動判断回数の判断処理(ステップS107)までが実行される。移動判断回数Nが閾値N回以上でないと判断された場合に(ステップS107;No)、経過時間判断部135は、経過時間判断処理(ステップS102)を行う。移動判断回数Nが閾値N回以上であると判断した場合に(ステップS107;Yes)、移動判断回数カウント部137はモード設定処理を終了する。
基準位置と現在位置とが同じでないと判断した場合(ステップS104;Yes)、移動判断部136は設定モード情報112に簡易モードを設定し(ステップS240)、モード設定処理を終了する。
振動検出カウンタCが閾値C(回)以上であると判断された場合(ステップS238;Yes)、再生装置200は振動を伴う態様で使用されている、すなわち再生装置200の用途は移動用であると判別することができる。設定モード情報112には初期設定処理において設定された簡易モードが設定されているので、移動判断部136は、設定モード情報112の設定を変更することなく、モード設定処理(ステップS224)を終了する。
このようなモード設定処理(ステップS224)を実行することによって、再生装置200の移動に伴う振動が検出された場合、又は、再生装置200が移動した場合、再生装置200の用途は移動用であると判別して、簡易モードが設定される。また、再生装置200の移動に伴う振動が検出されず、かつ、再生装置200が移動していない場合、再生装置200の用途は据置用であると判別して、フル対応モードが設定される。
本実施の形態によれば、振動が検出されるか否かに基づいて用途が判別される。振動検出によれば比較的短時間で判断することができるので、用途が移動用である場合には、移動に基づいて判別する場合よりも、早く判別して出力モードを設定することが可能になる。
また、振動検出に基づく用途の判別に続いて、移動したか否かに基づいて用途が判別される。そして、最終的に移動用でない、すなわち据置用であると判別された場合にフル対応モードが設定される。そのため、用途が誤って据置用であると判別される可能性が低くなり、据置用であることを正確に判別して、フル対応モードでBD116のコンテンツを楽しむことが可能になる。
さらに、初期設定処理において簡易モードを設定しておくことにより、実施の形態1と同様に再生互換性を保つことが可能になる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る記録装置について図を参照して説明する。本実施の形態に係る記録装置は、媒体としてのBDにコンテンツを示す情報(コンテンツ情報)を記録する装置である。本実施の形態に係る記録装置は、所定の時間内に移動したか否かに基づいて記録装置の用途を判別し、判別した用途に応じた記録方法(記録モード)でBDにコンテンツを示す情報を記録する。本実施の形態に係る記録装置はBDに記録するためのコンテンツとしてデジタル放送を受信する。
記録装置の用途には例えば実施の形態1と同様の据置用と移動用がある。据置用に適した記録モード(第2モード)は例えば、Profil1.1、Profile2.0、Profile5.0に対応できるフル対応モードである。移動用に適した記録モード(第1モード)は例えば、Profil1.1、Profile2.0、Profile5.0)により提供される機能のうちBonus Viewが制限された簡易モードである。本実施の形態では、実施の形態1と同様に、モード定義情報111には据置用に適した記録モードがフル対応モードであることとその内容が設定されており、移動用に適した記録モードが簡易モードであることとその内容が設定されている。
なお、据置用に適した記録モードが媒体などの規格により提供される機能のいずれに対応するかは適宜定められてよく、移動用に適した記録モードは据置用に適した記録モードよりも対応する機能が制限されたものであれば適宜定められてよい。
記録装置300は本実施の形態に特徴的な構成として物理的には、図13に示すように、
制御プログラム315を記憶している記憶部101と入力部302と書込部371と受信部372とを備える。
制御プログラム315は、モード設定モジュールと記録制御モジュールとを含むソフトウェアプログラムである。
モード設定モジュールは、実施の形態1と同様に、記録装置300が所定の時間内に移動したか否かに基づいてその用途を判別し、判別した用途に応じた記録モードを記録装置300に設定するためのソフトウェアプログラムである。
記録制御モジュールは、記録装置300に設定されている記録モードでコンテンツ情報をBD116に記録するためのソフトウェアプログラムである。
入力部302は、ユーザが操作する種々のボタン、スイッチなどにより構成され、ユーザの操作に応じた情報を出力する。詳細には例えば入力部302は、主電源ボタン、副電源ボタンなどに加えて、記録開始ボタン、記録停止ボタンを含む。
記録開始ボタンは、ユーザが指定するチャンネルのデジタル放送のコンテンツを示す情報をBD116に記録する処理(記録処理)を開始させるためのボタンである。副電源投入状態で記録開始ボタンが押下されると、入力部302は記録開始情報を出力する。
記録停止ボタンは、記録処理を停止させるためのボタンである。記録処理の実行中に記録停止ボタンが押下されると、入力部302は記録終了情報を出力する。
書込部371は、BD116に情報を記録するための発光素子、レンズ、モータ、受光素子などから構成される。書込部371は、BD116に情報を記録するとともにサーボ信号を出力する。
受信部372は、例えばチューナなどから構成され、ユーザが指定するチャンネルのデジタル放送を受信し、受信した情報を出力する。
記録装置300は、CPU106が他の要素101,103,104,106〜108,302,371,372と協働して制御プログラム315を実行することによって、図14に示す機能を発揮する。同図に示すように、記録装置300は本実施の形態に特徴的な構成として機能的には、入力受付部338と設定モード判断部339とコンテンツ取得部375と記録部376とを備える。
入力受付部338は、ユーザの操作に基づいて記録開始情報又は記録終了情報を受け付ける。このような入力受付部338は例えば、入力部302と副電源投入状態のCPU106とにより実現される。
設定モード判断部339は、入力受付部338が記録開始情報を受け付けると、設定モード情報記憶部122が記憶している設定モード情報112を参照する。そして、設定モード判断部339は、参照した設定モード情報112に設定されている記録モードがフル対応モードであるか簡易モードであるかを判断する。このような設定モード判断部339は例えば、記録制御モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とによって実現される。
コンテンツ取得部375は、ユーザが指定するチャンネルのデジタル放送のコンテンツ情報を取得する。このようなコンテンツ取得部375は、受信部372と記録制御モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とによって実現される。
記録部376は、記録装置300に設定されている記録モードで、コンテンツ取得部375によって取得されたコンテンツ情報をBDに記録する。
詳細には例えば、記録部376は、設定モード判断部339から判断の結果を示す情報を取得し、その情報に対応するモード定義情報111をモード定義情報記憶部121から取得する。記録部376は、取得したモード定義情報111が示す方法に従って、コンテンツ取得部375によって取得されたコンテンツ情報を適宜変換してBDに記録する。このような記録部376は例えば、書込部371と記録制御モジュールを実行するCPU106とRAM108と必要に応じてROM107とにより実現される。
これまで本実施の形態に係る記録装置300の構成について説明した。ここから、本実施の形態に係る記録装置300が実行する処理について説明する。
記録装置300は、例えば待機状態のCPU106が副電源切替情報を受け付けた場合に制御プログラム315のモード設定モジュールを実行することによって、実施の形態1に係る再生装置100と同様のモード設定処理を実行する。これにより、記録装置300は、記録装置300が移動したか否かに基づいて記録装置300の用途を判別し、判別した用途に応じた記録モードを設定モード情報に設定する。
記録装置300は、例えば待機状態のCPU106が記録開始情報を受け付けた場合に制御プログラム315の記録制御モジュールを実行することによって、図15に示す記録処理を実行する。
同図に示すように、コンテンツ取得部375はユーザが指定するチャンネルのデジタル放送を受信し、それによってコンテンツ情報を取得する(ステップS324)。
設定モード判断部339は、設定モード情報記憶部122に記憶されている設定モード情報112を取得し、取得した設定モード情報112が示す記録モードが簡易モードとフル対応モードとのいずれであるかを判断する(ステップS321)。
簡易モードと判断された場合(ステップS321;簡易モード)、記録部376は、簡易モードに対応するモード定義情報111を参照することによって、簡易モードでコンテンツ情報をBD116に記録する(ステップS322)。
フル対応モードと判断された場合(ステップS321;フル対応モード)、記録部376は、フル対応モードに対応するモード定義情報111を参照することによって、フル対応モードでコンテンツ情報をBD116に記録する(ステップS323)。記録終了情報を受け付けると、記録部376は記録処理を終了する。
以上、本発明の実施の形態3について説明した。
本実施の形態によれば、実施の形態1と同様に記録装置300が用途を判別することが可能になる。
また、記録装置300が用途に応じた記録モードを設定するので、記録装置300の用途に応じた記録モードでBD116などの媒体に情報を記録することができる。したがって、記録装置300の用途が据置用である場合、主要なプロファイルに対応するフル対応モードでコンテンツ情報を媒体に記録してそれを容易に楽しむことが可能になる。また、記録装置300の用途が移動用である場合、フル対応モードよりも対応する機能が制限された簡易モードでコンテンツ情報をBD116に記録するので、ファームウェアを頻繁に更新しなくても、またハードウェアの性能が高くなくても容易に記録することが可能になる。
なお、本実施の形態ではデジタル放送のコンテンツ情報をBD116に記録する例により説明した。しかし、BDに記録する情報が示すコンテンツはデジタル放送のコンテンツに限られない。BDに記録する情報が示すコンテンツは、例えば光ディスク、フラッシュメモリなどの媒体に記録された情報が示すコンテンツなどであってもよい。この場合、記録装置は例えば、受信部372に代えて、媒体に記録された情報を読み取るための読取部を備えるとよい。これによって、種々手段によって提供されるコンテンツを記録装置300の用途に応じた記録モードでBDなどの媒体に記録することが可能になる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る記録装置は、実施の形態3と同様にデジタル放送のコンテンツのコンテンツ情報をBDに記録する装置である。本実施の形態に係る記録装置は、実施の形態2と同様に再生装置が所定の時間内に移動したか否かと再生装置の移動に伴う振動が検出されるか否かとに基づいて用途を判別し、判別した用途に応じた記録モードでBDにコンテンツ情報を記録する。
記録装置400は本実施の形態に特徴的な構成として物理的には、図13に示すように、記憶部101が記憶している制御プログラム415を備える。
制御プログラム415は、初期設定モジュールと記録制御モジュールとを含むソフトウェアプログラムである。
初期設定モジュールは、実施の形態2と同様に、記録装置400がその用途を判別するための初期設定を行うソフトウェアプログラムである。
記録制御モジュールは、記録装置400に設定されている記録モードでコンテンツ情報をBD116に記録するためのソフトウェアプログラムである。記録制御モジュールは、記録装置400が所定の時間内に移動したか否かと記録装置400の移動に伴う振動が検出されたか否かとに基づいて用途を判別して記録モードを設定するためのソフトウェアプログラムを含む。
なお、本実施の形態においても実施の形態3と同様に、記録装置400の用途には据置用と移動用とがあり、それぞれに適した記録モードとしてフル対応モードと簡易モードとがモード定義情報111に設定されている。
記録装置400は、例えば待機状態のCPU106が副電源切替情報を受け付けた場合に制御プログラム415の初期設定モジュールを実行することによって、実施の形態2と同様の初期設定処理を実行する。
記録装置400は、CPU106が他の要素101,103,104,107,108,302,371,372と協働して制御プログラム415を実行することによって、図16に示す機能を発揮する。同図に示すように、記録装置400は機能的には、再生装置100,200又は記録装置300が備える要素の組み合わせにより構成される。
記録装置400は、例えば副電源投入状態のCPU106が記録開始情報を受け付けた場合に制御プログラム415の記録制御モジュールを実行することによって、図17に示す記録処理を実行する。
同図に示すように、コンテンツ取得部375がコンテンツ情報取得処理(ステップS324)を実行し、モード設定部253がモード設定処理(ステップS224)を実行する。
設定モード判断部339がモード判断処理(ステップS321)を実行する。判断の結果に基づいて、記録部376が簡易モード又はフル対応モードでコンテンツ情報をBD116に記録する(ステップS322又はS323)。
本実施の形態によれば、振動と移動とに基づいて記録装置400の用途が判別されるので、実施の形態3よりも正確に用途を判別することが可能になる。
以上、本発明の実施の形態及び変形例について説明したが、本発明は、実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、例えば各実施の形態及び各変形例を適宜組み合わせた態様、またそれらと均等な技術的範囲をも含む。
100,200 再生装置
101 記憶部
102,302 入力部
103 計時部
104 通信部
105,205 読取部
106 CPU
107 ROM
108 RAM
109 表示部
110 スピーカ
111 モード定義情報
112 設定モード情報
113 基準位置情報
114 現在位置情報
115,215,315,415 制御プログラム
116 BD
121 モード定義情報記憶部
122 設定モード情報記憶部
123 位置情報記憶部
131 移動判断回数初期化部
132 位置情報初期化部
133 初期モード設定部
134 位置取得部
135 経過時間判断部
136 移動判断部
137 移動判断回数カウント部
138,338 入力受付部
139,339 設定モード判断部
140 出力部
251 振動検出カウンタ初期化部
252 基準位置取得部
253 モード設定部
261 現在位置取得部
262 振動検出時間判断部
263 信号取得部
264 振動検出カウント部
265 振動判断部
300,400 記録装置
371 書込部
372 受信部
375 コンテンツ取得部
376 記録部

Claims (6)

  1. 第1の時刻における位置に関する第1位置情報を取得する第1位置取得手段と、
    前記第1の時刻より後の第2の時刻における位置に関する第2位置情報を取得する第2位置取得手段と、
    前記第1位置情報と前記第2位置情報とを比較することによって移動したか否かを判断する移動判断手段と、
    前記移動判断手段によって移動したと判断された場合には媒体に記録された情報を第1モードで再生し、前記移動判断手段によって移動していないと判断された場合には前記第1モードとは異なる第2モードで前記媒体に記録された情報を再生する再生手段と、を備え、
    前記第1モードは、前記第2モードよりも再生に利用する機能が制限された再生モードであることを特徴とする再生装置。
  2. 前記第1位置情報は、無線通信システムを利用することにより前記第1の時刻に特定される位置を示す情報であり、
    前記第2位置情報は、前記無線通信システムを利用することにより前記第2の時刻に特定される位置を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. 前記第1位置情報は、前記第1の時刻に撮像装置により撮影された画像に関する撮像情報であり、
    前記第2位置情報は、前記第2の時刻に前記撮像装置により撮影された画像に関する撮像情報である
    ことを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  4. 振動に関する信号に基づいて振動が発生したか否かを判断する振動判断手段をさらに備え、
    前記再生手段は、前記移動判断手段によって移動したと判断された場合、及び、前記振動判断手段によって振動が発生したと判断された場合のうち少なくとも一方が判断された場合には前記媒体に記録された情報を前記第1モードで再生し、前記移動判断手段によって移動していないと判断され、かつ、前記振動判断手段によって振動が発生していないと判断された場合には前記媒体に記録された情報を前記第2モードで再生する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の再生装置。
  5. 制御モードである第1モードと、前記第1モードよりも使用可能な機能が多い第2モードが予め定義されたモード定義情報を記憶しているモード定義情報記憶手段と、
    第1の時刻における位置に関する第1位置情報を取得する第1位置取得手段と、
    前記第1の時刻より後の第2の時刻における位置に関する第2位置情報を取得する第2位置取得手段と、
    前記第1位置情報と前記第2位置情報とを比較することによって移動したか否かを判断し、移動したと判断した場合には、前記モード定義情報を参照して前記第1モードを前記制御モードに設定し、移動していないと判断した場合には、前記モード定義情報を参照して前記第2モードを前記制御モードに設定する移動判断手段とを備える
    ことを特徴とするモード設定装置。
  6. 第1の時刻における位置に関する第1位置情報を取得する第1位置取得ステップと、
    前記第1の時刻より後の第2の時刻における位置に関する第2位置情報を取得する第2位置取得ステップと、
    前記第1位置情報と前記第2位置情報とを比較することによって移動したか否かを判断する移動判断ステップと、
    前記移動判断ステップにより移動したと判断された場合には媒体に記録された情報を第1モードで再生し、移動していないと判断された場合には前記第1モードとは異なる第2モードで前記媒体に記録された情報を再生する再生ステップと、を備え、
    前記第1モードは、前記第2モードよりも再生に利用する機能が制限された再生モードであることを特徴とする再生方法。
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