JP2013129339A - 遠隔操作方式搬送車両 - Google Patents

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光浩 若井
Tsutomu Maeda
努 前田
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Abstract

【課題】 遠隔操作により災害現場等における荷役の積み下ろしを可能とした遠隔操作方式搬送車両の提供。
【解決手段】 遠隔操作により無人走行する走行駆動部1上に格納スペースを有する荷役室2を備え、荷役室2の車両走行側面に開閉駆動機構4により上下方向に回動して開閉する扉3を備えた遠隔操作方式搬送車両において、荷役室2床部と扉3には搬送方向を同じくする第1コンベア23と第2コンベア31を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は遠隔操作方式搬送車両に関し、特に、遠隔操作により災害現場等における荷役の積み下ろしを可能とした遠隔操作方式搬送車両に関する。
火山の噴火、豪雨による土砂崩れ、原子力事故による放射性物質の漏洩等の災害現場では、作業員が近寄ることができないため、無人の作業車両や機器が投入される。
この作業車両や機器は、位置検出センサや障害物検出センサ等を備え、遠隔操作により移動や作業を行う構成となっている。
そして、このような技術に関して特許文献1、2が提案されている。
特開平7−72924号公報 特開平4−349082号公報
特許文献1、2の技術は災害地等を遠隔操作等により無人走行する車両についての技術であるが、災害現場において遠隔操作により荷役を積み下ろし可能な構造についての記載はない。
本発明は係る従来の問題点を解決するためになされたものであってその目的とするところは、遠隔操作により災害現場等における荷役の積み下ろしを可能とした遠隔操作方式搬送車両を提供することにある。
前記目的を達成するための手段として、請求項1記載の遠隔操作方式搬送車両では、遠隔操作により無人走行する走行駆動部上に格納スペースを有する荷役室を備え、荷役室の車両走行側面に開閉駆動機構により上下方向に回動して開閉する扉を備えた遠隔操作方式搬送車両において、
前記荷役室の床部と扉には搬送方向を同じくする第1コンベアと第2コンベアを備えることを特徴とする手段とした。
請求項2記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項1記載の遠隔操作方式搬送車両において、
前記扉を開閉駆動する開閉駆動機構と、扉の水平開状態で扉を昇降駆動する昇降駆動機構を備えることを特徴とする手段とした。
請求項3記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項2記載の遠隔操作方式搬送車両において、
前記走行駆動部には左右一対のクローラを備え、該左右のクローラを前後逆方向に駆動して車両の操舵を行う構成としたことを特徴とする手段とした。
請求項4記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遠隔操作方式搬送車両において、
前記開閉駆動機構と、昇降駆動機構と第1コンベアと、第2コンベアが遠隔操作により駆動操作されることを特徴とする手段とした。
請求項5記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項1記載の遠隔操作方式搬送車両において、
前記扉を開閉駆動する開閉駆動機構と、荷役室を扉方向に前傾傾斜させる前傾駆動機構を備えることを特徴とする手段とした。
請求項6記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項5記載の遠隔操作方式搬送車両において、
前記前傾駆動機構は、走行駆動部にそれぞれ電動モータで駆動する左右一対の前輪と左右一対の後輪を備え、左右一対の前輪と左右一対の後輪の少なくともいずれか一方が荷役室に対し昇降する昇降機構を備える構成としたことを特徴とする手段とした。
請求項7記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項6に記載の遠隔操作方式搬送車両において、
前記左右の車輪を前後逆方向に駆動して車両の操舵を行う構成としたことを特徴とする手段とした。
請求項8記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項5〜7のいずれか1項に記載の遠隔操作方式搬送車両において、
前記第1コンベアと第2コンベアは正逆回転駆動可能であることを特徴とする手段とした。
請求項9記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項5〜8のいずれか1項に記載の遠隔操作方式搬送車両において、
前記扉の水平開状態で扉を昇降駆動する昇降駆動機構を備えることを特徴とする手段とした。
請求項10記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項1〜9のいずれか1項に記載の遠隔操作方式搬送車両において、
前記開閉駆動機構と、前傾駆動機構と、第1コンベアと、第2コンベアが遠隔操作により駆動操作されることを特徴とする手段とした。
前記構成を採用したことにより、本発明では次の効果を有する。
請求項1記載の遠隔操作方式搬送車両では、荷役室の車両走行側面に開閉駆動機構により上下方向に回動して開閉する扉を備えた遠隔操作方式搬送車両において、荷役室の床部と扉には搬送方向を同じくする第1コンベアと第2コンベアを備えたので、扉を開くことで荷役室への荷役の積み込み、または、荷役室からの荷役の荷下ろし作業を第1コンベアと第2コンベアで連続的に行うことができる。
請求項2記載の遠隔操作方式搬送車両では、扉を開閉駆動する開閉駆動機構と、扉の水平開状態で扉を昇降駆動する昇降駆動機構を備えることで、荷役室への荷役の積み込み、または、荷役室からの荷役の荷下ろし作業は、荷役を水平状態に維持させた状態で行うことができる。
請求項3記載の遠隔操作方式搬送車両では、走行駆動部には左右一対のクローラを備え、該左右のクローラを前後逆方向に駆動して車両の操舵を行う構成としたので、狭いエリアでも容易に方向転換が行われる。
請求項4記載の遠隔操作方式搬送車両では、開閉駆動機構と、昇降駆動機構と、第1コンベアと、第2コンベアが遠隔操作により駆動操作されるので、災害現場等でも安全に荷役作業を行うことができる。
請求項5記載の遠隔操作方式搬送車両では、扉を開閉駆動する開閉駆動機構と、荷役室を扉方向に前傾傾斜させる前傾駆動機構を備えるので、扉と荷役室を同じ角度で前傾させることで、荷役の積み込みまたは荷下ろしを同一平面上において段差なくスムーズかつ連続して行うことができる。
請求項6記載の遠隔操作方式搬送車両では、前記前傾駆動機構は、走行駆動部にそれぞれ電動モータで駆動する左右一対の前輪と左右一対の後輪を備え、左右一対の前輪と左右一対の後輪の少なくともいずれか一方が荷役室に対し昇降する昇降機構を備える構成としたことで、前傾駆動機構を走行駆動部と荷役室との間に新たに設ける場合に比べ、機構を簡略化できるとともに、走行時の車高を高く維持しつつ、荷役の積み下ろし時における荷役室7の前傾角度を小さくすることができる。
請求項7記載の遠隔操作方式搬送車両では、左右の車輪を前後逆方向に駆動して車両の操舵を行う構成としたので、狭いエリアでも容易に方向転換が行われる。
請求項8記載の遠隔操作方式搬送車両では、第1コンベアと第2コンベアは正逆回転駆動可能であるので、荷役の積み込みと荷下ろしのいずれの作業も可能になる。
請求項9記載の遠隔操作方式搬送車両では、扉の水平開状態で扉を昇降駆動する昇降駆動機構を備えることで、荷役室への荷役の積み込み、または、荷役室からの荷役の荷下ろし作業は、荷役を水平状態に維持させた状態で行うことができる。
請求項10記載の遠隔操作方式搬送車両では、開閉駆動機構と、前傾駆動機構と、第1コンベアと、第2コンベアが遠隔操作により駆動操作されることで、災害現場等でも安全に荷役作業を行うことができる。
実施例1の遠隔操作方式搬送車両を示す斜視図である。 実施例1の遠隔操作方式搬送車両を示す正面図である。 実施例1の遠隔操作方式搬送車両を示す平面図である。 実施例1の遠隔操作方式搬送車両を示す右側面図である。 実施例1における扉の開閉作動を示す斜視図である。 実施例1における扉の開閉作動を示す右側面図である。 実施例1における扉の昇降作動を示す斜視図である。 実施例1における扉の昇降作動を示す右側面図である。 実施例2の遠隔操作方式搬送車両を示す斜視図である。 実施例2の遠隔操作方式搬送車両を示す正面図である。 実施例2の遠隔操作方式搬送車両を示す右側面図である。 実施例2における扉の開閉駆動機構を示す右側面図である。 実施例2における扉の開閉駆動機構及び前傾駆動機構の作動を示す斜視図である 実施例2における扉の開閉駆動機構及び前傾駆動機構の作動を示す正面図である。 実施例2における扉の開閉駆動機構及び前傾駆動機構の作動を示す右側面図である。
以下、図面に基づいて遠隔操作方式搬送車両を実現する最良の形態を説明する。
本発明の遠隔操作方式搬送車両は図1〜図8に示すように、左右一対のクローラ11、11を備えた走行駆動部1と、荷役の格納スペースを有する荷役室2と、扉3の開閉駆動機構4と、扉3の昇降駆動機構5と、を主な構成として備え、走行駆動部1のフレーム12上に荷役室2が配置されている。
前記クローラ11、11は、正逆回転可能であり、左右のクローラ11、11を前後逆方向に駆動することで車両の操舵を行うことができる。
前記荷役室2は、左右側壁2a、2aと後方側壁2bとで荷役の格納スペースが構成され、車両走行側面には上下方向に回動して開閉する扉3を備える。
また、荷役室2の上面前端部と後端部には、遠隔操作用の送受信部21、21と、走行路面の映像を撮影するカメラ22、22を備える。
また、荷役室2の床部と扉3には荷役の搬送方向を同じくする第1コンベア23と第2コンベア31を備える。また、第1コンベア23と第2コンベア31は正逆回転可能となっている。
前記扉3の開閉駆動機構4は、扉3と該扉3を支持するベース41との間に接続配置された第1シリンダ42を進退させることで、扉3の開閉を行うようになっている。
前記扉3の昇降駆動機構5は、扉3の水平開状態で該扉3を昇降させる機構であり、荷役室2の左右両側壁2a外面と扉3を支持するベース41との間に接続配置された平行リンク機構51を、該平行リンク機構51と側壁2aとの間に接続配置された第2シリンダ52を進退させることで、ベース41を駆動させ、これによりベース41に支持された扉3の昇降を行うようになっている。
また、図示は省略したが、この車両にはバッテリーが搭載され、このバッテリーにより各駆動機構の駆動を行うようになっている。
また、車両の走行及び各駆動機構の作動は、オペレータによる遠隔操作により行われる。
次に、実施例1の作用を説明する。
この実施例1では、上述のように構成されるため、搬送車両は荷役室2内に荷役を収容した状態で、オペレータによる遠隔操作で災害地等の目的地への搬送を行う。
<荷役室2内への荷役の積み込み>
荷役室2内への荷役の積み込みは、まず、図6に示すように、開閉駆動機構4により扉3を水平状態まで開いた後、図8に示すように、昇降駆動機構5により扉3を路面まで下降させる。
次に、扉3の第2コンベア31上に荷役を積み込んだ状態で昇降駆動機構5により扉3を上昇させる。この状態で、扉3の第2コンベア31と、荷役室2内床部の第1コンベア23が同一平面となる。
そこで、第2コンベア31と第1コンベア23を荷役室2内へ向けて回転駆動させることにより、扉3上の荷役を荷役室2内にスムーズに移動させることができる。
最後に、開閉駆動機構4により、扉3を閉じることで、荷役室2への荷役の積み込みを完了する。
なお、第2コンベア31を荷役室2内方向へ向けて回転駆動させた状態で、路面に置かれた荷役に向けて搬送車両を前進させることにより、自動で扉3上に荷役を引き込むことも可能である。
また、災害地等における荷役の積み込み作業も、以上の手順をオペレータが遠隔操作することで安全に行うことができる。
<荷役室2からの荷役の荷下ろし>
目的地における荷役室2からの荷役の荷下ろしは、先ず、図6に示すように、開閉駆動機構4により扉3を水平状態まで開いた後、第1コンベア23及び第2コンベア31を荷役室2外へ向けて回転駆動させることにより、荷役室2内から扉3上まで移動させる。
次に、図8に示すように、昇降駆動機構5により扉3を路面まで下降させた状態で、扉3上の荷役の荷下ろしを行う。
なお、この場合、第2コンベア31を車両前進方向に回転駆動させると同時に、車両を後進させることにより、扉3上から路面への荷役の荷下ろし作業を自動で行うことも可能である。
次に、実施例1の効果を説明する。
すなわち、この実施例1では、上述のように、遠隔操作により無人走行する走行駆動部1上に格納スペースを有する荷役室を2備え、荷役室2の車両走行側面に開閉駆動機構4により上下方向に回動して開閉する扉3を備え、荷役室2の床部と扉3には搬送方向を同じくする第1コンベア23と第2コンベア31を備えることで、扉3を開くことで荷役室への荷役の積み込み、または、荷役室からの荷役の荷下ろし作業を第1コンベアと第2コンベアで連続的に行うことができる。
また、扉3の水平開状態で扉3を昇降駆動する昇降駆動機構を備えることで、荷役室2への荷役の積み込み、または、荷役室2からの荷役の荷下ろし作業は、荷役を水平状態に維持させた状態で行うことができる。
また、走行駆動部1には左右一対のクローラ11、11を備え、該左右のクローラ11、11を前後逆方向に駆動して車両の操舵を行う構成としたので、狭いエリアでも容易に方向転換が行われる。
また、開閉駆動機構4と、昇降駆動機構5と、第1コンベア23と、第2コンベア31が遠隔操作により駆動操作されるので、災害現場等でも安全に荷役作業を行うことができる。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
この実施例2は、実施例1における遠隔操作方式搬送車両の変形例を示すものである。
すなわち、この実施例2では、図9〜図15に示すように、走行駆動部6と、荷役の格納スペースを有する荷役室7と、扉3の開閉駆動機構4と、扉3の昇降駆動機構5と、荷役室7を前傾駆動させる前傾駆動機構8と、を主な構成として備えている。
前記荷役室7は、左右側壁7a、7aと後方側壁7bと天井壁7cとで荷役の格納スペースが構成されている。そして、荷役室7の車両走行側面である前側開口部には、左右両側壁7a、7aの内側面に備えた開閉駆動機構4により上下方向に回動して開閉する扉3を備える。
また、左右側壁7b、7bは所定の幅が確保されており、この幅の部分にバッテリーが収容されている。
また、荷役室7の天井壁7cは所定の厚みが確保され、この厚み部分に遠隔操作用の送受信部71が収容されている。また、天井壁7cの前端部と後端部には、走行路面の映像を撮影するカメラ72、72を備える。
また、荷役室7の床部と扉3には荷役の搬送方向を同じくする第1コンベア23と第2コンベア31を備える。また、第1コンベア23と第2コンベア31は正逆回転可能となっている。
前記扉3の開閉駆動機構4及び扉3の昇降駆動機構5は、上記実施例1に記載の物と同じ構造であるため、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
前記前傾駆動機構8は、荷役室7を前傾駆動させる役目をなすもので、走行駆動部6にそれぞれ電動モータで駆動する左右一対の前輪61、61と、左右一対の中間輪62、62と、左右一対の後輪63、63を備え、荷役室7の左右側壁7a、7a外面に備えた昇降機構81、82、83により、荷役室7に対する前輪61、61と中間輪62、62と後輪63、63の高さをそれぞれ個別的に昇降させることで、荷役室7を所定の角度で前傾駆動させることができるようになっている。なお、昇降機構81、82、83は、油圧あるいはギアの歯合によるシリンダ81a、82a、83aが設けられ、シリンダ81a、82a、83aを進退させることで、荷役室7を部分的に昇降できるようになっている。
なお、各左右の車輪を前後逆方向に駆動して車両の操舵を行う。
また、車両の走行及び各駆動機構の作動は、オペレータによる遠隔操作により行われる
次に、実施例2の作用を説明する。
この実施例2では、上述のように構成されるため、搬送車両は荷役室7内に荷役を収容した状態で、オペレータによる遠隔操作で災害地等の目的地への搬送を行う。
<荷役室7内への荷役の積み込み>
荷役室7内への荷役の積み込みは、まず、図12に示す走行状態から、図15に示すように、開閉駆動機構4により扉3を水平状態まで開いた後、前傾駆動機構8における前輪61、61側である昇降機構81のシリンダ81aと中間輪62、62側の昇降機構82のシリンダ82aを縮める方向に駆動させることにより扉3の先端が路面に当接するまで荷役室7を前傾傾斜させる。
次に、この状態で、例えば、路面に横たわった負傷者に第2コンベア31の先端を接触させて第2コンベア31と第1コンベア23を荷役室7方向へ向けて回転駆動させた状態で搬送車両を前進させることにより、負傷者を荷役室7内に引き込み収容することができる。
次に、開閉駆動機構4により、扉3を閉じた後、昇降機構81のシリンダ81aと昇降機構82のシリンダ82aを元の状態に縮めて荷役室7を水平状態にすることで、荷役72への負傷者などの積み込みを完了する。
<荷役室7からの荷役の荷下ろし>
荷役室7からの荷役の荷下ろしは、まず、図12に示す走行状態から、図15に示すように、開閉駆動機構4により扉3を水平状態まで開いた後、前傾駆動機構8における前輪61、61側である昇降機構81のシリンダ81aと中間輪62、62側の昇降機構82のシリンダ82aを縮める方向に駆動させることにより扉3の先端が路面に当接するまで荷役室7を前傾傾斜させる。
次に、第2コンベア31と第1コンベア23を扉3方向へ向けて回転駆動させることにおより、負傷者の足が第2コンベア31の先端部まで移動した時点で、車両を後退させることにより、負傷者を路面に無理なく移動させることができる。
また、複数の荷役の積み込み荷下ろしを連続して行うことができる。
なお、荷役の積み下ろしは、開閉駆動機構4と昇降駆動機構5を上記実施例1と同様の手順で駆動させることで、荷役を水平状態に維持させた状態で行うことができる。
次に、実施例2の効果を説明する。
すなわち、この実施例2では、扉3を開閉駆動する開閉駆動機構4と、荷役室7を扉3方向に前傾傾斜させる前傾駆動機構8を備えるので、扉3と荷役室7を同じ角度で前傾させることで、荷役の積み込みまたは荷下ろしを同一平面上において段差なくスムーズに行うことができる。このため、特に、複数の荷役の積み下ろしを連続して行うことができるとともに、災害現場等における負傷者を無理なくスムーズに荷役室内に収容することができる。
また、前傾駆動機構8は、走行駆動部1にそれぞれ電動モータで駆動する左右一対の前輪61、61と左右一対の中間輪62、62と左右一対の後輪63、63を備え、荷役室7の左右側壁7a、7a外面に備えた昇降機構81、82、83により、荷役室7に対する前輪61、61と中間輪62、62と後輪63、63の高さをそれぞれ個別的に昇降させることで、荷役室7を所定の角度で前傾駆動させる構成としたことで、前傾駆動機構を走行駆動部と荷役室7との間に新たに設ける場合に比べ、機構を簡略化できるとともに、走行時の車高を高く維持しつつ、荷役の積み下ろし時における荷役室7の前傾角度を小さくすることができる。
また、左右の車輪を前後逆方向に駆動して車両の操舵を行う構成としたので、狭いエリアでも容易に方向転換が行われる。
また、第1コンベア23と第2コンベア31は正逆回転駆動可能であるので、荷役の積み込みと荷下ろしのいずれの作業も可能になる。
また、扉3の水平開状態で扉3を昇降駆動する昇降駆動機構5を備えることで、荷役室7への荷役の積み込み、または、荷役室7からの荷役の荷下ろし作業は、荷役を水平状態に維持させた状態で行うことができる。
また、開閉駆動機構4と、昇降駆動機構5と、前傾駆動機構8と、第1コンベア23と、第2コンベア31が遠隔操作により駆動操作されることで、災害現場等でも安全に荷役作業を行うことができる。
以上、実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施例1では、走行駆動部にクローラを備えたが、左右に合計4個以上の車輪であってもよい。
また、実施例1では、荷役室の上面を開放状態としたが、天井壁を設けるようにしてもよい。
また、実施例2では左右に合計6個の車輪を備える場合について説明したが、左右に合計4輪であっても本発明に含まれる。
また、実施例2では、前傾駆動機構8における前輪61、61側である昇降機構81のシリンダ81aと中間輪62、62側の昇降機構82のシリンダ82aを縮める方向に駆動させることにより扉3の先端が路面に当接するまで荷役室7を前傾傾斜させるとしたが、後輪63、63側である昇降機構83のシリンダ83aと中間輪62、62側の昇降機構82のシリンダ82aを伸ばす方向に駆動させることにより扉3の先端が路面に当接するまで荷役室7を前傾傾斜させることができる。
また、実施例2では、前傾駆動機構として、走行駆動部にそれぞれ電動モータで駆動する左右一対の前輪と左右一対の後輪を備え、左右一対の前輪と左右一対の後輪の少なくともいずれか一方が荷役室に対し昇降する昇降機構を備える構成としたが、この構成には限定されず、走行駆動部に対し荷役室を前傾駆動可能な全ての構造を含む。
1 走行駆動部
11 クローラ
12 フレーム
2 荷役室
2a 左右側壁
2b 後方側壁
21 送受信部
22 カメラ
23 第1コンベア
3 扉
31 第2コンベア
4 開閉駆動機構
41 ベース
42 第1シリンダ
5 昇降駆動機構
51 平行リンク機構
52 第2シリンダ
6 走行駆動部
61 前輪
62 中間輪
63 後輪
7 荷役室
7a 左右側壁
7b 後方側壁
7c 天井壁
71 送受信部
72 カメラ
8 前傾駆動機構
81 昇降機構
81a シリンダ
82 昇降機構
82a シリンダ
83 昇降機構
83a シリンダ

Claims (10)

  1. 遠隔操作により無人走行する走行駆動部上に格納スペースを有する荷役室を備え、荷役室の車両走行側面に開閉駆動機構により上下方向に回動して開閉する扉を備えた遠隔操作方式搬送車両において、
    前記荷役室の床部と扉には搬送方向を同じくする第1コンベアと第2コンベアを備えることを特徴とする遠隔操作方式搬送車両。
  2. 請求項2記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項1記載の遠隔操作方式搬送車両において、
    前記扉を開閉駆動する開閉駆動機構と、扉の水平開状態で扉を昇降駆動する昇降駆動機構を備えることを特徴とする遠隔操作方式搬送車両。
  3. 請求項3記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項2記載の遠隔操作方式搬送車両において、
    前記走行駆動部には左右一対のクローラを備え、該左右のクローラを前後逆方向に駆動して車両の操舵を行う構成としたことを特徴とする遠隔操作方式搬送車両。
  4. 請求項4記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遠隔操作方式搬送車両において、
    前記開閉駆動機構と、昇降駆動機構と第1コンベアと、第2コンベアが遠隔操作により駆動操作されることを特徴とする遠隔操作方式搬送車両。
  5. 請求項5記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項1記載の遠隔操作方式搬送車両において、
    前記扉を開閉駆動する開閉駆動機構と、荷役室を扉方向に前傾傾斜させる前傾駆動機構を備えることを特徴とする遠隔操作方式搬送車両。
  6. 請求項6記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項5記載の遠隔操作方式搬送車両において、
    前記前傾駆動機構は、走行駆動部にそれぞれ電動モータで駆動する左右一対の前輪と左右一対の後輪を備え、左右一対の前輪と左右一対の後輪の少なくともいずれか一方が荷役室に対し昇降する昇降機構を備える構成としたことを特徴とする遠隔操作方式搬送車両。
  7. 請求項7記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項6に記載の遠隔操作方式搬送車両において、
    前記左右の車輪を前後逆方向に駆動して車両の操舵を行う構成としたことを特徴とする遠隔操作方式搬送車両。
  8. 請求項8記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項5〜7のいずれか1項に記載の遠隔操作方式搬送車両において、
    前記第1コンベアと第2コンベアは正逆回転駆動可能であることを特徴とする遠隔操作方式搬送車両。
  9. 請求項9記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項5〜8のいずれか1項に記載の遠隔操作方式搬送車両において、
    前記扉の水平開状態で扉を昇降駆動する昇降駆動機構を備えることを特徴とする遠隔操作方式搬送車両。
  10. 請求項10記載の遠隔操作方式搬送車両では、請求項1〜9のいずれか1項に記載の遠隔操作方式搬送車両において、
    前記開閉駆動機構と、前傾駆動機構と、第1コンベアと、第2コンベアが遠隔操作により駆動操作されることを特徴とする遠隔操作方式搬送車両。
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