JP2013124480A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電動モータのモータ軸を支持するための軸受を常時適正に潤滑する。
【解決手段】 電動モータ36のモータ軸45にモータ軸内油路61を設け、このモータ軸内油路61と減速機ケーシング13との間に、外部配管64、潤滑油ポンプ65等からなる潤滑油供給系統63を設ける。これにより、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯溜された潤滑油Lを、外部配管64、潤滑油ポンプ65等を用いてモータ軸内油路61へと導き、該モータ軸内油路61を通じて上側軸受48と下側軸受52とに供給することができる。この結果、減速機12の上側に配置された電動モータ36のモータ軸45を支持する上側軸受48と下側軸受52とを、遊星歯車減速機構17,18,19等を潤滑するための潤滑油Lを利用して適正に潤滑することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械に関し、特に上部旋回体を旋回させる旋回装置を備えた建設機械に関する。
一般に、建設機械の代表例としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回輪を介して旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部側に設けられた作業装置とにより大略構成されている。そして、下部走行体と上部旋回体との間には旋回装置が設けられ、この旋回装置を作動させることにより下部走行体上で上部旋回体が旋回する構成となっている。
この場合、油圧ショベルの旋回装置は、通常、上部旋回体に取付けられ入力回転を減速して出力する減速機と、該減速機の上側に設けられ減速機にモータ軸の回転を入力する旋回モータと、減速機によって減速されたモータ軸の回転を旋回輪に出力する出力軸とを備えて構成されている。
ここで、旋回モータとして電動モータを用いた電動式の旋回装置が提案されており、この電動式の旋回装置は、電動モータの回転を減速機によって減速して出力軸に伝達することにより、下部走行体上で上部旋回体を旋回させることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−39990号公報
ところで、電動式の旋回装置に用いられる電動モータは、通常、減速機の減速機ケーシングに取付けられて上,下方向に延びるモータケーシングと、該モータケーシング内に上,下方向に延びた状態で収容されるモータ軸と、該モータ軸とモータケーシングとの間に上,下に離間して設けられモータ軸を回転可能に支持する上側軸受および下側軸受とを備えている。そして、旋回装置の電動モータは、モータ軸を支持する各軸受に対し、グリース等の潤滑剤を定期的に給脂することにより、モータ軸の円滑な回転を長期に亘って保つようになっている。
しかし、グリース等のゲル状の潤滑剤は、通常、液状の潤滑油に比較して粘性が高いため、軸受の転動体が内輪と外輪との間で高速で転動するときに、転動体の外周面にグリースによる充分な油膜を形成することができず、転動体の外周面で油膜切れが発生する。このため、グリースを用いて軸受の潤滑を行う場合には、モータ軸の回転数を低く設定しなければならないという問題がある。
また、電動モータの軸受に対するグリースの給脂作業は、通常、減速機からモータケーシングを取外した状態で行う必要があるため、この給脂作業が非常に煩雑であるという問題がある。一方、煩雑な給脂作業を怠った場合には、軸受の寿命や耐久性が低下してしまうという問題がある。
さらに、例えば寒冷地において油圧ショベルの上部旋回体を旋回させる場合に、軸受に給脂したグリースの粘性が熱によって低下するまでの間は、モータ軸の円滑な回転が阻害されてしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、旋回装置を構成する電動モータのモータ軸を支持するための軸受を、常時適正に潤滑することができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回輪を介して旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記下部走行体と上部旋回体との間に設けられ前記上部旋回体を旋回させる旋回装置とを備え、前記旋回装置は、前記上部旋回体に取付けられ、上,下方向に延びる減速機ケーシング内に減速機構とブレーキ装置が設けられたブレーキ付き減速機と、該減速機の上側に取付けられたモータケーシングに上側軸受および下側軸受を介してモータ軸が支持され、電力が供給されることにより前記モータ軸が回転する電動モータと、前記減速機によって減速された前記モータ軸の回転を前記旋回輪に出力する出力軸とからなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記電動モータの前記モータ軸には、前記上側軸受と下側軸受とに潤滑油を供給するモータ軸内油路を設け、前記モータ軸内油路と前記減速機ケーシングとの間には、前記減速機ケーシングの貯油空間内に貯留された潤滑油を前記モータ軸内油路に供給する潤滑油供給系統を設けたことにある。
請求項2の発明は、前記モータ軸内油路は、前記モータ軸内を上,下方向に延び上端側が軸端面に開口する軸方向油路と、該軸方向油路から前記上側軸受に潤滑油を供給する上側油路と、前記軸方向油路から前記下側軸受に潤滑油を供給する下側油路とにより構成したことにある。
請求項3の発明は、前記潤滑油供給系統は、前記モータ軸内油路と前記減速機ケーシングとの間を接続し前記電動モータの前記モータケーシングの外部に配置される外部油路と、該外部油路に設けられ前記減速機ケーシングの貯油空間内の潤滑油を前記モータ軸内油路に供給する潤滑油ポンプとにより構成したことにある。
請求項4の発明は、前記電動モータの前記モータケーシングには、前記上側軸受に供給された後の潤滑油を前記減速機ケーシング内に戻す上側軸受潤滑油戻り油路と、前記下側軸受に供給された後の潤滑油を前記減速機ケーシング内に戻す下側軸受潤滑油戻り油路とを設け、前記上側軸受潤滑油戻り油路と下側軸受潤滑油戻り油路の流出口は、前記減速機の減速機構を構成する複数段の遊星歯車減速機構のうち最上段の遊星歯車減速機構よりも上側位置に開口する構成としたことにある。
請求項5の発明は、前記モータ軸内油路は、上端が前記モータ軸の軸端面に開口する別系統からなる2本のモータ軸内油路により構成し、一方のモータ軸内油路は前記上側軸受に潤滑油を供給し、他方のモータ軸内油路は前記下側軸受に潤滑油を供給する構成としたことにある。
請求項6の発明は、前記モータ軸の上端側の端部には凹窪状の油溜め部を設け、前記2本のモータ軸内油路は前記モータ軸の軸線とは偏心した位置に設け、前記2本のモータ軸内油路の上端は前記油溜め部に開口する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、減速機ケーシングの貯油空間内に貯溜された潤滑油を、潤滑油供給系統によってモータ軸内油路へと導き、該モータ軸内油路を通じてモータ軸を支持する上側軸受と下側軸受とに供給することができる。これにより、減速機の上側に配置された電動モータのモータ軸を支持する上側軸受と下側軸受とを、減速機構を潤滑するための潤滑油を利用して適正に潤滑することができ、これら各軸受によって支持されるモータ軸を長期に亘って円滑に回転させることができる。
従って、モータケーシング内に収容されたモータ軸の各軸受に対してグリースを給脂する必要がなく、この煩雑な給脂作業を不要とすることができる。しかも、減速機ケーシングの貯油空間内に貯溜された潤滑油は、グリースに比較して粘性が低いので、モータ軸が高速で回転したとしても各軸受が油膜切れを生じることがない。また、例えば寒冷地において旋回装置を作動させる場合に、潤滑油の粘性によってモータ軸の円滑な回転が阻害されることがない。この結果、モータ軸を支持する上側軸受および下側軸受の寿命や耐久性を良好に保つことができ、旋回装置全体の信頼性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、モータ軸の軸端面に開口した軸方向油路に導入された潤滑油は、上側油路を通じてモータ軸の外周面に取付けられた上側軸受に供給されると共に、下側油路を通じてモータ軸の外周面に取付けられた下側軸受に供給される。この場合、モータ軸内油路を流れる潤滑油は、モータ軸が回転するときの遠心力を受けるので、この遠心力を利用して、潤滑油をモータ軸の外周面に取付けられた上側軸受と下側軸受とに効率良く供給することができる。
請求項3の発明によれば、外部油路に設けた潤滑油ポンプにより、減速機ケーシング内の潤滑油をモータ軸内油路に圧送することができるので、モータ軸を支持する上側軸受と下側軸受とに対して大量の潤滑油を供給することができる。従って、大量の潤滑油によって各軸受を常に適正に潤滑することができ、モータ軸を長期に亘って円滑に回転させることができる。また、外部油路を電動モータを構成するモータケーシングの外部に配置することにより、この外部油路を通じてモータ軸内油路に供給される潤滑油を冷却することができる。
請求項4の発明によれば、モータ軸内油路からモータ軸の上側軸受に供給された潤滑油は、モータケーシングに設けられた上側軸受潤滑油戻り油路を通じて減速機ケーシング内へと環流し、モータ軸内油路からモータ軸の下側軸受に供給された潤滑油は、モータケーシングに設けられた下側軸受潤滑油戻り油路を通じて減速機ケーシング内へと環流する。従って、潤滑油供給系統の外部油路と、モータ軸内油路と、上側軸受潤滑油戻り油路と、下側軸受潤滑油戻り油路とからなる潤滑油の循環経路を形成することができ、減速機ケーシングの貯油空間内に貯溜された潤滑油を、減速機構とモータ軸の上側軸受および下側軸受とに対して十分に供給することができる。
この場合、潤滑油が上側軸受潤滑油戻り油路を流れることにより、モータケーシングを冷却することができるので、電動モータの作動時の発熱を抑えることができ、電動モータの耐久性をも高めることができる。
しかも、上側軸受潤滑油戻り油路と下側軸受潤滑油戻り油路の流出口は、減速機ケーシング内に設けられた最上段の遊星歯車減速機構よりも上側に開口するので、旋回装置の作動時に、減速機ケーシングの貯油空間内に貯留された潤滑油の液面が、最上段の遊星歯車減速機構よりも低い位置まで低下したとしても、減速機ケーシング内に環流する潤滑油によって最上段の遊星歯車減速機構を確実に潤滑することができる。
請求項5の発明によれば、別系統からなる2本のモータ軸内油路のうち、一方のモータ軸内油路を流れる潤滑油を上側軸受に供給し、他方のモータ軸内油路を流れる潤滑油を下側軸受に供給することにより、上側軸受と下側軸受とに対してほぼ均等に潤滑油を供給することができる。これにより、上側軸受と下側軸受とをほぼ同じ条件でバランス良く潤滑することができ、長期に亘ってモータ軸を安定して支持することができる。
請求項6の発明によれば、2本のモータ軸内油路をモータ軸の軸線から偏心した位置に設けた場合でも、これら2本のモータ軸内油路の上端をモータ軸の上端部に設けた油溜め部に開口させることにより、各モータ軸内油路に対して均等に潤滑油を供給することができる。
本発明の第1の実施の形態による旋回装置を備えた油圧ショベルを示す正面図である。 第1の実施の形態による旋回装置を示す断面図である。 図2中の電動モータ、モータ軸、モータ軸内油路、潤滑油戻り油路等を拡大して示す要部拡大の断面図である。 モータ軸、モータ軸内油路、潤滑油戻り油路等を図3中の矢示IV−IV方向からみた断面図である。 第2の実施の形態による電動モータ、モータ軸、モータ軸内油路、潤滑油戻り油路等を拡大して示す要部拡大の断面図である。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1ないし図4は本発明の第1の実施の形態を示している。ここで、1は建設機械の代表例である油圧ショベルを示し、該油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とにより大略構成されている。上部旋回体3の前部側には作業装置4が俯仰動可能に設けられ、この作業装置4を用いて掘削作業等を行うものである。また、下部走行体2と上部旋回体3との間には後述の旋回輪5が設けられ、上部旋回体3は旋回輪5を介して下部走行体2上に旋回可能に支持されている。
5は下部走行体2と上部旋回体3との間に設けられた旋回輪を示し、該旋回輪5は、図1に示す下部走行体2の丸胴2A上に固定された内輪5Aと、上部旋回体3のベースとなる旋回フレーム3Aの下面側に固定された外輪5Bと、内輪5Aと外輪5Bとの間に設けられた多数の鋼球5C(1個のみ図示)とにより構成されている。また、内輪5Aの内周側には、全周に亘って内歯5Dが形成されている。そして、後述の旋回装置11が作動して旋回フレーム3Aに固定された外輪5Bが内輪5Aの周囲を回転することにより、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回動作を行う構成となっている。
次に、本実施の形態による旋回装置11について説明する。この旋回装置11は、旋回輪5を介して下部走行体2上に支持された上部旋回体3を旋回させるもので、後述の減速機12、電動モータ36、出力軸53等により構成された電動式の旋回装置として構成されている。
12は上部旋回体3の旋回フレーム3A上に上,下方向に延びる状態で取付けられたブレーキ付きの減速機で、該減速機12は、後述する電動モータ36から入力される入力回転を減速して出力軸53に出力するものである。ここで、減速機12は、後述の減速機ケーシング13と、1段目の遊星歯車減速機構17と、2段目の遊星歯車減速機構18と、3段目の遊星歯車減速機構19とにより大略構成されている。また、1段目の遊星歯車減速機構17と2段目の遊星歯車減速機構18との間には、後述するブレーキ装置20が設けられている。
13は減速機12の外殻をなす減速機ケーシングで、該減速機ケーシング13は、旋回フレーム3Aの上面側に取付けられた円筒状の下段ケーシング14と、該下段ケーシング14の上端側に取付けられた円筒状の中段ケーシング15と、後述のブレーキケーシング21を挟んで中段ケーシング15の上側に取付けられた上段ケーシング16とからなり、旋回フレーム3Aの上面から上,下方向に延びている。
下段ケーシング14の下端側には、大径な環状の下フランジ部14Aが設けられ、該下フランジ部14Aは、ボルト14Bを用いて旋回フレーム3Aに締結されている。また、下段ケーシング14の上端側には、下フランジ部14Aよりも小径な環状の上フランジ部14Cが設けられている。
中段ケーシング15の下端側には、環状の下フランジ部15Aが設けられ、該下フランジ部15Aは、ボルト15Bを用いて下段ケーシング14の上フランジ部14Cに締結されている。また、中段ケーシング15の上端側には上フランジ部15Cが設けられ、該上フランジ部15Cには、後述のブレーキケーシング21の下フランジ部21Cが締結される構成となっている。一方、中段ケーシング15の内周側には、上,下方向に離間して2つの内歯車15D,15Eが、それぞれ全周に亘って形成されている。
一方、上段ケーシング16は、下端側に底部16Aが設けられると共に上端側が開口した有底円筒状に形成され、底部16Aの中心部には、後述する中間軸22が挿通される軸挿通孔16Bが穿設されている。上段ケーシング16の上端側には上フランジ部16Cが設けられ、該上フランジ部16Cには、後述するケーシング本体38の下フランジ部38Dが取付けられる構成となっている。また、上段ケーシング16の内周側には、内歯車16Dが全周に亘って形成されている。さらに、上段ケーシング16の下端側には、減速機ケーシング13の内部と外部とを連通させ、後述の外部配管64が接続される潤滑油流出口16Eが設けられている。
17は減速機ケーシング13の上段ケーシング16内に配設された1段目(最上段)の遊星歯車減速機構で、該遊星歯車減速機構17は、後述する電動モータ36のモータ軸45にスプライン結合された太陽歯車17Aと、該太陽歯車17Aと上段ケーシング16の内歯車16Dとに噛合し、太陽歯車17Aの周囲を自転しつつ公転する複数の遊星歯車17B(1個のみ図示)と、該各遊星歯車17Bを回転可能に支持し、後述する中間軸22の上端側にスプライン結合されたキャリア17Cとにより構成されている。
18は後述するブレーキ装置20を挟んで遊星歯車減速機構17の下側に配設された2段目の遊星歯車減速機構を示している。この遊星歯車減速機構18は、後述する中間軸22の下端側にスプライン結合された太陽歯車18Aと、該太陽歯車18Aと中段ケーシング15の内歯車15Dとに噛合し、太陽歯車18Aの周囲を自転しつつ公転する複数の遊星歯車18Bと、該各遊星歯車18Bを回転可能に支持するキャリア18Cとにより構成されている。
19は遊星歯車減速機構18の下側に配設された3段目(最下段)の遊星歯車減速機構で、該遊星歯車減速機構19は、2段目の遊星歯車減速機構18のキャリア18Cにスプライン結合された太陽歯車19Aと、該太陽歯車19Aと中段ケーシング15の内歯車15Eとに噛合し、太陽歯車19Aの周囲を自転しつつ公転する複数の遊星歯車19Bと、該各遊星歯車19Bを回転可能に支持するキャリア19Cとにより構成されている。そして、遊星歯車減速機構19のキャリア19Cは、後述する出力軸22の上端側にスプライン結合される構成となっている。
次に、1段目の遊星歯車減速機構17と2段目の遊星歯車減速機構18との間に設けられたブレーキ装置20について説明する。
20は1段目の遊星歯車減速機構17と2段目の遊星歯車減速機構18との間に設けられたブレーキ装置を示し、該ブレーキ装置20は、遊星歯車減速機構17によって減速された後述のモータ軸45の回転に対して制動力を付与するネガティブ型の湿式ブレーキ装置として構成されている。そして、ブレーキ装置20は、図3に示すように、後述のブレーキケーシング21、中間軸22、回転側ブレーキ板25、非回転側ブレーキ板26、ブレーキピストン27等により構成されている。
21はブレーキ装置20の外殻をなすブレーキケーシングで、該ブレーキケーシング21は、下端側に底部21Aが設けられると共に上端側が開口した有底円筒状に形成され、底部21Aの中心部には、後述の中間軸22が挿通される軸挿通孔21Bが穿設されている。ブレーキケーシング21の下端側には下フランジ部21Cが設けられ、該下フランジ部21Cは、減速機ケーシング13を構成する中段ケーシング15の上フランジ部15Cにボルト15Fを用いて締結されている。また、ブレーキケーシング21の上端側には、減速機ケーシング13の上段ケーシング16が複数のボルト16F(1本のみ図示)を用いて取付けられている。これにより、減速機ケーシング13の中段ケーシング15と上段ケーシング16との間にブレーキケーシング21が固定されている。
一方、ブレーキケーシング21の内周側には、後述の回転側ブレーキ板25と非回転側ブレーキ板26とが収容されるブレーキ板収容孔21Dと、後述のブレーキピストン27が挿嵌されるピストン挿嵌孔21Eとが同心状に形成され、ブレーキ板収容孔21Dの内周面には、ブレーキ板係合溝21Fが全周に亘って形成されている。さらに、ブレーキケーシング21のうちブレーキ板収容孔21Dに対応する部位には、後述の回転側ブレーキ板25および非回転側ブレーキ板26の近傍に開口する潤滑油流入口21Gが穿設され、ブレーキケーシング21のうちピストン挿嵌孔21Eに対応する部位には、後述の油室31に開口するブレーキ解除圧流入口21Hが穿設されている。
22はブレーキケーシング21内に配置された中間軸を示し、該中間軸22は、1段目の遊星歯車減速機構17と2段目の遊星歯車減速機構18との間を連結するものである。ここで、中間軸22の上端側は、上段ケーシング16の底部16Aに設けられた軸挿通孔16Bを通じて上段ケーシング16内に突出し、中間軸22の上端部は、1段目の遊星歯車減速機構17のキャリア17Cにスプライン結合されている。一方、中間軸22の下端側は、ブレーキケーシング21の軸挿通孔21Bを通じて中段ケーシング15内に突出し、中間軸22の下端部は、2段目の遊星歯車減速機構18の太陽歯車18Aにスプライン結合されている。
中間軸22と上段ケーシング16の底部16Aとの間には軸受23が設けられ、中間軸22とブレーキケーシング21の底部21Aとの間には軸受24が設けられている。従って、中間軸22は、軸受23,24によって回転可能に支持され、1段目の遊星歯車減速機構17のキャリア17Cの回転を、2段目の遊星歯車減速機構18の太陽歯車18Aに伝達する構成となっている。また、中間軸22の軸方向中間部には大径な円形状の鍔部22Aが設けられ、該鍔部22Aの外周面には、ブレーキ板係合溝22Bが全周に亘って形成されている。
25は中間軸22の鍔部22Aの外周側に配置された複数枚の回転側ブレーキ板を示し、該各回転側ブレーキ板25は、円環状の板体として形成され、後述の非回転側ブレーキ板26と軸方向に交互に重り合う状態で、ブレーキケーシング21のブレーキ板収容孔21D内に収容されている。回転側ブレーキ板25の内周側は、鍔部22Aの外周面に設けたブレーキ板係合溝22Bに軸方向に移動可能に係合し、各回転側ブレーキ板25は、中間軸22に対して軸方向に移動可能な状態で、当該中間軸22と一体に回転する構成となっている。
26はブレーキケーシング21の内周側に配置された複数枚の非回転側ブレーキ板を示し、該各非回転側ブレーキ板26は、円環状の板体として形成され、各回転側ブレーキ板25と軸方向に交互に重り合う状態で、ブレーキケーシング21のブレーキ板収容孔21Dに収容されている。非回転側ブレーキ板26の外周側は、ブレーキ板収容孔21Dの内周面に形成されたブレーキ板係合溝21Fに軸方向に移動可能に係合し、各非回転側ブレーキ板26は、ブレーキケーシング21に対して軸方向に移動可能となり、かつブレーキケーシング21に対して非回転となっている。
27はブレーキケーシング21のピストン挿嵌孔21Eに軸方向に摺動可能に挿嵌されたブレーキピストンで、該ブレーキピストン27は、回転側ブレーキ板25と非回転側ブレーキ板26とを押圧して摩擦係合させることにより、後述するモータ軸45の回転が伝達される中間軸22に制動力を付与するものである。ここで、ブレーキピストン27は、ピストン挿嵌孔21Eの各段部に摺動可能に挿嵌される大径筒部27Aと小径筒部27Bとにより、段付き円筒状に形成されている。
また、ブレーキピストン27の上端側には、複数の軸方向に延びる有底のばね収容穴27Cが設けられ、該ばね収容穴27Cと上段ケーシング16の底部16Aとの間には、ばね部材28が縮装されている。従って、ブレーキピストン27は、ばね部材28により下方に常時付勢され、各回転側ブレーキ板25と各非回転側ブレーキ板26とを押圧して両者を摩擦係合させる。これにより、各回転側ブレーキ板25が設けられた中間軸22の回転が規制される構成となっている。
ブレーキピストン27の大径筒部27Aとピストン挿嵌孔21Eとの間には、環状のシール部材29が設けられ、ブレーキピストン27の小径筒部27Bとピストン挿嵌孔21Eとの間には、環状のシール部材30が設けられている。これにより、ブレーキピストン27の大径筒部27Aと小径筒部27Bとの間の角隅部と、ブレーキケーシング21のピストン挿嵌孔21Eとの間には、各シール部材29,30によって上,下方向から挟まれた環状な油室31が形成され、この油室31には、ブレーキケーシング21に設けられたブレーキ解除圧流入口21Hが連通している。
32は油室31に圧油(ブレーキ解除圧)を供給するブレーキ解除圧管路を示し、33はブレーキ解除圧管路32の途中に設けられたブレーキ制御弁を示している。ここで、ブレーキ制御弁33は、例えば3ポート2位置の電磁弁からなり、電磁パイロット部に信号が供給されていないときには弁位置(a)を保持し、電磁パイロット部に信号が供給されたときには弁位置(b)に切換えられるものである。
従って、油圧ショベル1の停止時において電磁パイロット部に信号が供給されていない状態では、ブレーキ制御弁33が弁位置(a)を保持し、油室31内へのブレーキ解除圧の供給が停止される。これにより、ブレーキピストン27が、ばね部材28の付勢力によって各回転側ブレーキ板25と各非回転側ブレーキ板26とを摩擦係合させることにより、中間軸22に制動力が付与される。
一方、油圧ショベル1の作動時において電磁パイロット部に信号が供給されると、ブレーキ制御弁33が弁位置(b)に切換り、タンク34内の油が油圧ポンプ35によって吐出され、ブレーキ解除圧管路32、ブレーキ解除圧流入口21Hを通じて油室31内に供給される。これにより、ブレーキピストン27がばね部材28に抗して回転側ブレーキ板25等から離間し、中間軸22に対する制動が解除される構成となっている。
次に、旋回装置11の駆動源となる電動モータについて説明する。
36は減速機12の上側に設けられた電動モータを示し、該電動モータ36は、電力が供給されることにより旋回装置11を駆動するものである。ここで、電動モータ36は、後述のモータケーシング37と、モータ軸45と、上側軸受48および下側軸受52とにより大略構成されている。
37は電動モータ36の外殻をなすモータケーシングを示し、該モータケーシング37は、有蓋円筒状のケーシング本体38と、該ケーシング本体38の下端側に取付けられる底板39と、該底板39の下面に取付けられ後述の下側軸受52を位置決めする下板40と、ケーシング本体38の上端側に取付けられる蓋体41とにより大略構成されている。
ここで、ケーシング本体38は、円筒状をなす周壁部38Aと、該周壁部38Aの上端側に設けられた蓋部38Bとにより構成され、蓋部38Bの中心部には、後述の上側軸受48が取付けられる軸受嵌合孔38Cが上,下方向に貫通して設けられている。また、ケーシング本体38の下端側には下フランジ部38Dが設けられ、この下フランジ部38Dは、減速機ケーシング13を構成する上段ケーシング16の上フランジ部16Cに、ボルト42を用いて締結されている。
底板39は、ケーシング本体38の周壁部38Aの内周面に嵌合する円筒部39Aと、円筒部39Aの上端側から当該円筒部39Aの中心に向けて水平方向に張出す環状板部39Bと、該環状板部39Bの内周側から上向きに***した有蓋円筒状のボス部39Cとを有している。ボス部39Cの中心部には、後述のモータ軸45が挿通される軸挿通孔39Dが穿設され、ボス部39Cの内周側は、後述の下側軸受52が取付けられる軸受嵌合孔39Eとなっている。また、環状板部39Bには、モータケーシング37内に侵入した潤滑油等を減速機ケーシング13内に排出するための油抜き孔39Fが設けられている。さらに、底板39の下面側には中空な円板状の下板40が取付けられ、該下板40により、後述する下側軸受52を上,下方向で位置決めする構成となっている。
一方、蓋体41も中空な円板状に形成され、ボルト等(図示せず)を用いてケーシング本体38の蓋部38Bの上面側に取付けられるものである。ここで、蓋体41の中心部には、後述のモータ軸45が挿通される軸挿通孔41Aと、該軸挿通孔41Aよりも大径な有底穴41Bとが同心状に形成され、該有底穴41Bには、後述の位置決め部材49が嵌合する構成となっている。
そして、ケーシング本体38の周壁部38Aの内周側には固定子43が固定して設けられ、該固定子43の内周側には、後述のモータ軸45に取付けられた回転子44が僅かな隙間をもって配置されている。
45はモータケーシング37内に上,下方向に延びて設けられたモータ軸を示している。モータ軸45の上端側には、後述の上側軸受48が嵌合する上側軸受嵌合段部45Aが設けられ、モータ軸45の下端側には、後述の下側軸受52が嵌合する下側軸受嵌合段部45Bが設けられ、モータ45は、上側軸受48と下側軸受52とによって回転可能に支持されている。また、モータ軸45の上,下方向(軸方向)の中間部には回転子44が取付けられている。
ここで、モータ軸45の上端部は、上側軸受48から上方に突出し、蓋体41の軸挿通孔41Aに挿通されている。一方、モータ軸45の下端部は、下側軸受52から減速機ケーシング13の上段ケーシング16内に突出し、該上段ケーシング16内に配置された1段目の遊星歯車減速機構17の太陽歯車17Aにスプライン結合されている。
一方、モータ軸45のうち上側軸受嵌合段部45Aよりも僅かに下方には、全周に亘って上側環状溝45Cが設けられ、該上側環状溝45C内には、上側シール部材46が嵌着されている。また、モータ軸45のうち下側軸受嵌合段部45Bよりも僅かに上方には、全周に亘って下側環状溝45Dが設けられ、該上側環状溝45C内には、下側シール部材47が嵌着されている。
48はモータケーシング37とモータ軸45の上端側との間に設けられた上側軸受を示している。ここで、上側軸受48は、モータ軸45の上側軸受嵌合段部45Aに嵌合する内輪48Aと、ケーシング本体38の軸受嵌合孔38Cに嵌合する外輪48Bと、内輪48Aと外輪48Bとの間に設けられた複数の鋼球48C(転動体)とにより構成されている。そして、上側軸受48は、内輪48Aをモータ軸45の上側軸受嵌合段部45Aに嵌合し、外輪48Bをケーシング本体38の軸受嵌合孔38Cに嵌合することにより、モータ軸45の上端側をモータケーシング37に対して回転可能に支持する。
このとき、上側軸受48の内輪48Aは、モータ軸45の上側軸受嵌合段部45Aに当接し、上側軸受48の外輪48Bは、蓋体41の有底穴41Bに取付けられた位置決め部材49に当接する。これにより、上側軸受48を上,下方向で位置決めすることができる構成となっている。
50は上側軸受48の下側に位置してケーシング本体38の蓋部38Bに取付けられた閉塞板を示し、該閉塞板50は、ケーシング本体38内に潤滑油等が侵入するのを抑えるものである。ここで、閉塞板50は中空な円板状に形成され、その中心部にはモータ軸45が挿通される軸挿通孔50Aが穿設されている。また、閉塞板50の上面外周側には、上側軸受48の外輪48Bよりも大径な環状溝50Bが形成され、該環状溝50B内にはシール部材51が装着されている。そして、閉塞板50の軸挿通孔50Aをモータ軸45に挿通した状態で、この閉塞板50をケーシング本体38の蓋部38Bに取付けることにより、ケーシング本体38と閉塞板50との間をシール部材51によって液密にシールすることができる構成となっている。
一方、モータ軸45の上側環状溝45Cに嵌着された上側シール部材46は、閉塞板50に設けた軸挿通孔50Aの内周面に摺接し、モータ軸45の下側環状溝45Dに嵌着された下側シール部材47は、モータケーシング37を構成する底板39の軸挿通孔39Dの内周面に摺接する。これにより、固定子43および回転子44が収容されたモータケーシング37内に潤滑油等が侵入するのを抑える構成となっている。
52はモータケーシング37とモータ軸45の下端側との間に設けられた下側軸受を示している。ここで、下側軸受52は、モータ軸45の下側軸受嵌合段部45Bに嵌合する内輪52Aと、底板39の軸受嵌合孔39Eに嵌合する外輪52Bと、内輪52Aと外輪52Bとの間に設けられた複数の鋼球52Cとにより構成されている。そして、下側軸受52は、内輪52Aをモータ軸45の下側軸受嵌合段部45Bに嵌合し、外輪52Bを底板39の軸受嵌合孔39Eに嵌合することにより、モータ軸45の下端側をモータケーシング37に対して回転可能に支持する。
このとき、下側軸受52の内輪52Aは、モータ軸45の下側軸受嵌合段部45Bに当接し、下側軸受52の外輪52Bは、底板39に取付けられた下板40に当接する。これにより、下側軸受52を上,下方向で位置決めすることができる構成となっている。
次に、53は減速機ケーシング13内に回転可能に設けられた出力軸で、該出力軸53は、下段ケーシング14内に上,下の軸受54,55を介して回転可能に支持され、減速機ケーシング13内を上,下方向に延びている。ここで、出力軸53の上端側には雄スプライン部53Aが形成され、該雄スプライン部53Aは、3段目の遊星歯車減速機構19のキャリア19Cにスプライン結合されている。
一方、出力軸53の下端側にはピニオン53Bが一体に設けられ、該ピニオン53Bは、下段ケーシング14の下端部から下方に突出し、旋回輪5の内輪5Aに設けられた内歯5Dに噛合している。また、出力軸53の下端側には、ピニオン53Bと軸受55との間に位置して円板状のスリーブ56が挿嵌され、該スリーブ56は出力軸53と一体に回転する。そして、スリーブ56の外周面には、下段ケーシング14の下端部に設けられたオイルシール57の内周面が液密に摺接している。
このように、減速機ケーシング13の下端側をオイルシール57によってシールすることにより、減速機ケーシング13内には貯油空間58が形成され、該貯油空間58内に貯溜された潤滑油Lにより、減速機12を構成する各段の遊星歯車減速機構17,18,19を潤滑する構成となっている。
次に、本実施の形態に用いられるモータ軸内油路と、潤滑油供給系統とについて説明する。
61はモータ軸45に設けられたモータ軸内油路を示し、該モータ軸内油路61は、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯留された潤滑油Lを、電動モータ36のモータ軸45を支持する上側軸受48と下側軸受52とに供給するものである。
ここで、モータ軸内油路61は、モータ軸45の軸線O−O上を上,下方向に延び、上端側がモータ軸45の軸端面45Eに開口した有底な1本の軸方向油路61Aと、軸方向油路61Aの上端側から分岐して径方向に延び、上側軸受48の近傍でモータ軸45の外周面に開口した上側油路61Bと、軸方向油路61Aの下端側から分岐して径方向に延び、下側軸受52の近傍でモータ軸45の外周面に開口した下側油路61Cとにより構成されている。この場合、モータ軸45の軸端面45Eに開口した軸方向油路61Aの上端部には、スイベルジョイント(自在継手)62が接続されている。
63は減速機ケーシング13とモータ軸45のモータ軸内油路61との間に設けられた潤滑油供給系統を示し、該潤滑油供給系統63は、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯留された潤滑油Lをモータ軸内油路61に供給するものである。
ここで、潤滑油供給系統63は、電動モータ36を構成するモータケーシング37の外部に配置された外部油路としての外部配管64と、この外部配管64の途中に設けられた潤滑油ポンプ65とにより構成されている。この場合、外部配管64の一端側は、減速機ケーシング13を構成する上段ケーシング16の潤滑油流出口16Eに接続され、外部配管64の他端側は、スイベルジョイント62を介してモータ軸内油路61(軸方向油路61A)の上端部に接続されている。
従って、潤滑油ポンプ65を駆動することにより、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯留された潤滑油Lは、外部配管64を通じてモータ軸内油路61の軸方向油路61Aに導入され、軸方向油路61Aから上側油路61Bを通じて上側軸受48に供給されると共に、軸方向油路61Aから下側油路61Cを通じて下側軸受52に供給される。この場合、モータ軸内油路61を流れる潤滑油Lは、モータ軸45が回転するときの遠心力を受けるので、この遠心力を利用して、潤滑油Lをモータ軸45の外周面に取付けられた上側軸受48と下側軸受52とに効率良く供給することができる構成となっている。
66は外部配管64から分岐した分岐配管を示している。この分岐配管66の一端側は、潤滑油ポンプ65よりも下流側で外部配管64に接続され、分岐配管66の他端側は、ブレーキケーシング21の潤滑油流入口21Gに接続されている。従って、外部配管64を流れる潤滑油Lの一部は、分岐配管66から潤滑油流入口21Gを通じてブレーキケーシング21内に導入され、ブレーキ装置20の各回転側ブレーキ板25と各非回転側ブレーキ板26とを潤滑する構成となっている。
次に、67は上側軸受48に供給された後の潤滑油Lを減速機ケーシング13内に戻す上側軸受潤滑油戻り油路を示している。この上側軸受潤滑油戻り油路67は、図3および図4に示すように、電動モータ36のモータケーシング37に、上側軸受48から放射状に延びる複数本の油路として形成されている。
ここで、上側軸受潤滑油戻り油路67は、一端側がケーシング本体38の蓋部38Bに設けられた軸受嵌合孔38Cに開口し、ケーシング本体38の蓋部38Bに沿って径方向に延びる径方向油路67Aと、該径方向油路67Aの他端側からケーシング本体38の周壁部38Aに沿って軸方向(上,下方向)に延び、下端部が底板39の円筒部39Aの下面に開口した軸方向油路67Bとにより、全体として逆L字型に形成されている。この場合、上側軸受潤滑油戻り油路67の下端部は流出口67Cとなり、この流出口67Cは、減速機ケーシング13内に設けられた3段の遊星歯車減速機構17,18,19のうち最上段(1段目)の遊星歯車減速機構17よりも上側に位置し、遊星歯車17Bと上段ケーシング16の内歯車16Dとの噛合部に向けて開口している。
68は下側軸受52に供給された後の潤滑油Lを減速機ケーシング13内に戻す下側軸受潤滑油戻り油路を示している。この下側軸受潤滑油戻り油路68は、下側軸受52の下側に位置してモータケーシング37の下板40とモータ軸45との間に形成された円筒状の油路からなっている。この場合、下側軸受潤滑油戻り油路68の下端部は、モータ軸45の下端側を取囲む環状の流出口68Aとなり、この流出口68Aは、遊星歯車減速機構17よりも上側に位置し、太陽歯車17Aと遊星歯車17Bとの噛合部に向けて開口している。
従って、モータ軸内油路61を通じて上側軸受48に供給された潤滑油Lは、この上側軸受48を潤滑した後に、上側軸受潤滑油戻り油路67を通じて減速機ケーシング13内に戻り、1段目の遊星歯車減速機構17の遊星歯車17Bと上段ケーシング16の内歯車16Dとの噛合部に供給される。一方、モータ軸内油路61を通じて下側軸受52に供給された潤滑油Lは、この下側軸受52を潤滑した後に、下側軸受潤滑油戻り油路68を通じて減速機ケーシング13内に戻り、1段目の遊星歯車減速機構17の太陽歯車17Aと遊星歯車17Bとの噛合部に供給される構成となっている。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1の停止時においては、ブレーキ制御弁33が弁位置(a)を保持することにより、ブレーキ装置20の油室31内へのブレーキ解除圧の供給が停止される。これにより、ブレーキピストン27がばね部材28の付勢力によって各回転側ブレーキ板25と各非回転側ブレーキ板26とを摩擦係合させる。この結果、中間軸22に対して制動力が付与され、電動モータ36のモータ軸45が停止するため、上部旋回体3は下部走行体2上で静止した状態を保つ。
次に、油圧ショベル1を作動させると、ブレーキ制御弁33が弁位置(b)に切換わり、油圧ポンプ35によって吐出された圧油(ブレーキ解除圧)が、ブレーキケーシング21のブレーキ解除圧流入口21Hを通じて油室31内に供給される。これにより、ブレーキピストン27がばね部材28に抗して回転側ブレーキ板25等から離間し、各回転側ブレーキ板25と各非回転側ブレーキ板26との摩擦係合が解除されることにより、中間軸22に対する制動が解除される。
この状態で、電動モータ36に電力が供給されてモータ軸45が回転すると、このモータ軸45の回転が、減速機12の各遊星歯車減速機構17,18,19によって3段減速されて出力軸53に伝わり、ピニオン53Bは大きな回転力(トルク)をもって回転する。そして、ピニオン53Bが、旋回輪5の内輪5Aに設けた内歯5Dに噛合しつつ内輪5Aに沿って公転し、このピニオン53Bの公転力が減速機ケーシング13を介して旋回フレーム3Aに伝わることにより、上部旋回体3が下部走行体2上で旋回動作を行う。一方、電動モータ36への電力の供給を停止したときには、旋回動作によって電動モータ36が慣性回転して回生エネルギを発生することにより、上部旋回体3に対して制動力が作用する。
ここで、潤滑油供給系統63の潤滑油ポンプ65を作動させると、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯留された潤滑油Lは、上段ケーシング16の潤滑油流出口16Eから外部配管64、スイベルジョイント62を通じて、モータ軸内油路61の軸方向油路61Aに導入される。このようにして、軸方向油路61Aに導入された潤滑油Lは、上側油路61Bを通じて上側軸受48に供給されると共に下側油路61Cを通じて下側軸受52に供給されるので、これら上側軸受48と下側軸受52とを確実に潤滑することができる。
そして、上側軸受48を潤滑した後の潤滑油Lは、上側軸受潤滑油戻り油路67を通じて減速機ケーシング13内に還流するので、1段目の遊星歯車減速機構17の遊星歯車17Bと上段ケーシング16の内歯車16Dとの噛合部を潤滑することができる。一方、下側軸受52を潤滑した後の潤滑油Lは、下側軸受潤滑油戻り油路68を通じて減速機ケーシング13内に還流するので、1段目の遊星歯車減速機構17の太陽歯車17Aと遊星歯車17Bとの噛合部に供給することができる。
かくして、本実施の形態によれば、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯溜された潤滑油Lを、外部配管64、潤滑油ポンプ65等を用いてモータ軸内油路61へと導き、該モータ軸内油路61を通じて上側軸受48と下側軸受52とに供給することができる。これにより、減速機12の上側に配置された電動モータ36のモータ軸45を支持する上側軸受48と下側軸受52とを、遊星歯車減速機構17,18,19等を潤滑するための潤滑油Lを利用して適正に潤滑することができ、これら上側軸受48と下側軸受52によって支持されるモータ軸45を長期に亘って円滑に回転させることができる。
従って、モータケーシング37内に収容された上側軸受48と下側軸受52とに対してグリースを給脂する必要がなく、この煩雑な給脂作業を不要とすることができる。しかも、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯溜された潤滑油Lは、グリースに比較して粘性が低いので、モータ軸45が高速で回転したとしても、上側軸受48および下側軸受52が油膜切れを生じることがない。また、例えば寒冷地において旋回装置11を作動させる場合に、潤滑油Lの粘性によってモータ軸45の円滑な回転が阻害されることがない。この結果、モータ軸45を支持する上側軸受48および下側軸受52の寿命や耐久性を良好に保つことができ、旋回装置11全体の信頼性を高めることができる。
しかも、モータ軸内油路61内を流れる潤滑油Lは、モータ軸45が回転するときの遠心力を受けるので、この遠心力を利用して、潤滑油Lをモータ軸45の外周面に取付けられた上側軸受48と下側軸受52とに効率良く供給することができる。
また、外部配管64に設けた潤滑油ポンプ65によって、減速機ケーシング13内の潤滑油Lをモータ軸内油路61に圧送することができるので、上側軸受48と下側軸受52とに対して大量の潤滑油を供給することができる。従って、大量の潤滑油Lによって上側軸受48と下側軸受52を常に適正に潤滑することができ、モータ軸45を長期に亘って円滑に回転させることができる。さらに、外部配管64をモータケーシング37の外部に配置することにより、この外部配管64を通じてモータ軸内油路61に供給される潤滑油Lを冷却することができる。
しかも、上側軸受48を潤滑した潤滑油Lは、モータケーシング37に設けられた上側軸受潤滑油戻り油路67を通じて減速機ケーシング13内へと戻り、1段目の遊星歯車減速機構17の遊星歯車17Bと上段ケーシング16の内歯車16Dとの噛合部を潤滑する。また、下側軸受52に供給された潤滑油Lは、モータケーシング37に設けられた下側軸受潤滑油戻り油路68を通じて減速機ケーシング13内へと戻り、1段目の遊星歯車減速機構17の太陽歯車17Aと遊星歯車17Bとの噛合部を潤滑する。
このとき、潤滑油Lが上側軸受潤滑油戻り油路67を流れることにより、モータケーシング37を冷却することができるので、電動モータ36の作動時の発熱を抑えることができ、電動モータ36の耐久性をも高めることができる。
このように、潤滑油供給系統63の外部配管64と、モータ軸内油路61と、上側軸受潤滑油戻り油路67と、下側軸受潤滑油戻り油路68とからなる潤滑油Lの循環経路を形成することができ、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯溜された潤滑油Lを、各遊星歯車減速機構17,18,19とモータ軸45を支持する上側軸受48および下側軸受52とに対して十分に供給することができる。
しかも、上側軸受潤滑油戻り油路67と下側軸受潤滑油戻り油路68の下端部の流出口は、減速機ケーシング13内に設けられた最上段の遊星歯車減速機構17よりも上側に開口するので、旋回装置11の作動時に、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯留された潤滑油Lの液面が、最上段の遊星歯車減速機構17よりも低い位置まで低下したとしても、減速機ケーシング13内に環流する潤滑油Lによって最上段の遊星歯車減速機構17を確実に潤滑することができる。
次に、図5は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、モータ軸内油路を、モータ軸の軸端面に開口する別系統からなる2本のモータ軸内油路により構成したことにある。
図中、71は本実施の形態によるモータ軸を示し、該モータ軸71は、第1の実施の形態によるモータ軸45に代えて本実施の形態に用いたものである。ここで、モータ軸71は、第1の実施の形態によるものと同様に、上側軸受48が嵌合する上側軸受嵌合段部71Aと、下側軸受52が嵌合する下側軸受嵌合段部71Bと、上側シール部材46が嵌着される上側環状溝71Cと、下側シール部材47が嵌着される下側環状溝71Dとを有している。しかし、モータ軸71は、その上端側の軸端面71Eに後述の油溜め部72が設けられると共に、後述する2本のモータ軸内油路74,75が形成されている点で、第1の実施の形態によるモータ軸45とは異なるものである。
72はモータ軸71の軸端面71Eに設けられた凹窪状の油溜め部を示している。この油溜め部72は、モータ軸71の軸線O−Oと同心状に形成された有底穴からなり、その上端側には、スイベルジョイント73を介して外部配管64が接続されている。
74はモータ軸71に形成された一方のモータ軸内油路を示し、該モータ軸内油路74は、モータ軸71の軸線O−Oから偏心した位置に形成され、その上端側が油溜め部72に開口し、下端側が上側軸受48の近傍でモータ軸71の外周面に開口している。そして、モータ軸内油路74は、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯留された潤滑油Lを、上側軸受48に供給するものである。
75はモータ軸内油路74とは別個にモータ軸71に形成された他方のモータ軸内油路を示し、該モータ軸内油路75は、モータ軸71の軸線O−Oから偏心した位置に形成され、その上端側が油溜め部72に開口し、下端側が下側軸受52の近傍でモータ軸71の外周面に開口している。そして、モータ軸内油路75は、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯留された潤滑油Lを、下側軸受48に供給するものである。
第2の実施の形態は上述の如き構成を有するもので、潤滑油供給系統63の潤滑油ポンプ65を作動させると、減速機ケーシング13の貯油空間58内に貯留された潤滑油Lは、外部配管64、スイベルジョイント73を通じて油溜め部72に導入された後、一方のモータ軸内油路74を通じて上側軸受48に供給されると共に、他方のモータ軸内油路75を通じて下側軸受52に供給される。
この場合、第2の実施の形態においては、モータ軸71に別系統からなる2本のモータ軸内油路74,75を形成し、一方のモータ軸内油路74を通じて潤滑油Lを上側軸受48に供給し、他方のモータ軸内油路75を通じて潤滑油Lを下側軸受52に供給することにより、上側軸受48と下側軸受52とに対してほぼ均等に潤滑油Lを供給することができる。これにより、上側軸受48と下側軸受52とをほぼ同じ条件でバランス良く潤滑することができ、長期に亘ってモータ軸71を安定して支持することができる。
なお、上述した実施の形態では、1段目の遊星歯車減速機構17と2段目の遊星歯車減速機構18との間にブレーキ装置20を設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば2段目の遊星歯車減速機構18と3段目の遊星歯車減速機構19との間にブレーキ装置20を設ける構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、油圧ショベル1の旋回装置11を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば油圧クレーン等の他の建設機械に広く適用することができるものである。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
5 旋回輪
11 旋回装置
12 減速機
13 減速機ケーシング
20 ブレーキ装置
21 ブレーキケーシング
36 電動モータ
37 モータケーシング
45,71 モータ軸
48 上側軸受
52 下側軸受
53 出力軸
58 貯油空間
61,74,75 モータ軸内油路
63 潤滑油供給系統
64 外部配管(外部油路)
65 潤滑油ポンプ
67 上側軸受潤滑油戻り油路
67C,68A 流出口
68 下側軸受潤滑油戻り油路
72 油溜め部

Claims (6)

  1. 自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回輪を介して旋回可能に搭載された上部旋回体と、前記下部走行体と上部旋回体との間に設けられ前記上部旋回体を旋回させる旋回装置とを備え、
    前記旋回装置は、前記上部旋回体に取付けられ、上,下方向に延びる減速機ケーシング内に減速機構とブレーキ装置が設けられたブレーキ付き減速機と、該減速機の上側に取付けられたモータケーシングに上側軸受および下側軸受を介してモータ軸が支持され、電力が供給されることにより前記モータ軸が回転する電動モータと、前記減速機によって減速された前記モータ軸の回転を前記旋回輪に出力する出力軸とからなる建設機械において、
    前記電動モータの前記モータ軸には、前記上側軸受と下側軸受とに潤滑油を供給するモータ軸内油路を設け、
    前記モータ軸内油路と前記減速機ケーシングとの間には、前記減速機ケーシングの貯油空間内に貯留された潤滑油を前記モータ軸内油路に供給する潤滑油供給系統を設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記モータ軸内油路は、前記モータ軸内を上,下方向に延び上端側が軸端面に開口する軸方向油路と、該軸方向油路から前記上側軸受に潤滑油を供給する上側油路と、前記軸方向油路から前記下側軸受に潤滑油を供給する下側油路とにより構成してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記潤滑油供給系統は、前記モータ軸内油路と前記減速機ケーシングとの間を接続し前記電動モータの前記モータケーシングの外部に配置される外部油路と、該外部油路に設けられ前記減速機ケーシングの貯油空間内の潤滑油を前記モータ軸内油路に供給する潤滑油ポンプとにより構成してなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記電動モータの前記モータケーシングには、前記上側軸受に供給された後の潤滑油を前記減速機ケーシング内に戻す上側軸受潤滑油戻り油路と、前記下側軸受に供給された後の潤滑油を前記減速機ケーシング内に戻す下側軸受潤滑油戻り油路とを設け、
    前記上側軸受潤滑油戻り油路と下側軸受潤滑油戻り油路の流出口は、前記減速機の減速機構を構成する複数段の遊星歯車減速機構のうち最上段の遊星歯車減速機構よりも上側位置に開口する構成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
  5. 前記モータ軸内油路は、上端が前記モータ軸の軸端面に開口する別系統からなる2本のモータ軸内油路により構成し、一方のモータ軸内油路は前記上側軸受に潤滑油を供給し、他方のモータ軸内油路は前記下側軸受に潤滑油を供給する構成としてなる請求項1,2,3または4に記載の建設機械。
  6. 前記モータ軸の上端側の端部には凹窪状の油溜め部を設け、前記2本のモータ軸内油路は前記モータ軸の軸線とは偏心した位置に設け、前記2本のモータ軸内油路の上端は前記油溜め部に開口する構成としてなる請求項5に記載の建設機械。
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