JP2013120967A - ラジオ受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】FM−RDSチューナおよびDABチューナ双方から取得したサービスに関する情報を一元管理してサービスの一覧を統合して表示するラジオ受信機を提供する。
【解決手段】FM−RDS放送を受信するFM−RDS受信部20とDABを受信するDAB受信部10とを有するラジオ受信機であって、2つの受信部にて受信したサービスから取得した情報を蓄積するメモリ装置40と、メモリ装置40に蓄積された情報に基づいて、FM−RDSサービスとDABサービスとを区別せずにサービスの一覧を統合した統合サービスリストを生成する制御マイコン30と、生成された統合サービスリストを表示する表示装置60と、ユーザーが表示された統合サービスリストからサービスを選局するための入力装置50とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ラジオのデータ多重システム放送とデジタルラジオ放送とを受信することができるラジオ受信機に関するものである。
近年、RDS(Radio Data System)放送受信可能なチューナ(以降、FM−RDSチューナと記す)およびDAB(Digital Audio Broadcasting)放送受信チューナ(以降、DABチューナと記す)とが設けられ、互いに接続された構成のラジオ受信機、または、同一筐体にFM−RDSチューナとDABチューナとがセットになった構成のラジオ受信機が、欧州各国の活発なDAB普及活動により、車載機やポータブル機などにも普及しはじめようとしている。
FM−RDSサービスおよびDABサービスにはプログラムサービスを識別するためのIDが各サービス毎に付与されており、それぞれPI(Program Identification)、SId(Service Identification)と呼ばれている。当該コIDが同一の場合、該当するサービスはすべて同一内容が放送されているとみなすことができる。ラジオ受信機はこれら情報を蓄積することにより、受信中サービスに関するサイマルサービスを判別することが可能となる。特に欧州各国では、FM−RDSサービスとDABサービスとで同時放送している番組(以降、サイマルサービスと記す)が多く存在している。
ラジオ受信機はこの特長を活用し、FM−RDSチューナおよびDABチューナの受信状況に応じて良好な受信状態を維持することができる。特許文献1では、RDS規格に定義されているODA(Open Data Application)情報から得られたサイマルDABサービスを検索する方法を提案している。このODA情報(周波数、EId、SId)からは、受信中FM−RDSサービスに対するDABサービスのサイマル放送局に関する情報を得ることができ、FM−RDSおよびDAB双方のチューナの受信状況を比較することにより、より良い受信状態のサービスを選択することができる。
サービス名称も同様、サイマルサービス同士ではサービス名称は同一であるとみなすことができる。受信中サービスの受信状況が悪く、ラジオ受信機がサービス名称を取得しづらい状況や、受信中サービスがFM−RDSサービスかつダイナミックPSである場合、ラジオ受信機が受信中サービス以外のサイマルサービスにて取得したサービス名称で補完することができる。特許文献2では、受信中FM−RDSサービスがダイナミックPSであっても、記憶部に蓄積した、受信サービスと同一の放送局識別IDであるDABサービスのサービス名称を、プリセットメモリに記憶するサービス名称として利用している。
ここで、上記PIは、FM−RDS受信信号から復調したRDS多重データの全てのRDSデータフレーム(データグループ)のデータフォーマットの最初にある、サービスを識別するためのIDコード(放送局識別ID)である。
前記ダイナミックPSは、放送局がPS(Program Service name:プログラムサービスの名称)に放送局名称ではなく、数秒ごとに送信する情報を変化させて、広告や音楽情報などを送信する方法である。一般的には、PSは放送局名称を送信するのであるが、ドイツなどの普及地域の一部サービスではダイナミックPSが利用され始めており、ラジオ受信機では取得したPSから放送局名称を一意に特定できない欠点がある。
DABでは、各放送チャンネルに対応した搬送周波数群をアンサンブルと称し、各アンサンブルには複数のサービスが多重化されている。そして、各アンサンブルにはアンサンブルを識別するためのEId(Ensemble Identifier)が付与されている。さらにアンサンブルにて多重化されている各サービスにはSId(Service Identifier)コードが付与されている。これら情報はDAB受信信号から復調したFIC(Fast Information Channel)データに含まれている。
特開2001−308732号公報 特開2007−074085号公報
特許文献1で記されているように、受信したRDS多重データのODA情報からDABサイマル放送局に関する情報を得る方法においては、FM−RDS局がODA情報にDABサイマル放送局に関する情報を載せてくることは非常に稀である。また、欧州全域で現在FM−RDSカバレッジエリアがほぼ飽和している状況であり、DABの普及活動が活発化している欧州において、今後FM−RDS局がこの情報を整備し、拡充していくことはあまり期待できない。
特許文献2において、サイマルサービスを判別する方法は受信中サービスの放送局識別IDと同一コードのみを活用している。これはサイマル放送局を識別する方法としては一般的であり、受信中DABサービスの受信状況が悪化した際、受信良好なサービスに切り替えるサービスリンク機能を有するラジオ受信機も販売され始めつつある。DAB規格には、放送局から受信中サービスの放送局識別IDと異なるサイマルサービスに関する情報を提供するサービスリンク情報と、当該サイマルサービスを受信するためのアンサンブル情報を提供するOE(Other Ensemble)サービスが定義されている。
しかしながら、これらのサービスリンク情報、OEサービス情報は、現状は利用されておらず、FMおよびDABでそれぞれ専用の操作画面が用意されている。たとえば、プリセットチャンネル機能や受信可能なプログラムサービスリスト画面(一般的には、FMではステーションリスト画面、DABではサービスリスト画面といわれている)などがある。
そこで本発明では、ラジオ受信機がFM−RDSチューナやDABチューナが受信したサービスの受信履歴情報と、DABチューナが受信したアンサンブルから取得したサービスリンク情報およびOEサービス情報とからデータベースを構築して、サービスの一覧を統合して表示するラジオ受信機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のラジオ受信機は、FM−RDS放送を受信するFM−RDS受信部とDABを受信するDAB受信部とを有するラジオ受信機であって、2つの受信部にて受信したサービスから取得した情報を蓄積するメモリ装置と、メモリ装置に蓄積された情報に基づいて、FM−RDSサービスとDABサービスとを区別せずにサービスの一覧を統合した統合サービスリストを生成する制御部と、生成された統合サービスリストを表示する表示部と、ユーザーが表示された統合サービスリストからサービスを選局するための入力部とを備える。
ここで、メモリ装置は、FM−RDS受信部が取得した、プログラムサービスを識別するためのPIと、プログラムサービスの名称を示すPSと、受信品質レベルを算出するための情報と、サイマルDABサービス情報を含むODA情報とを蓄積する。
また、メモリ装置は、DAB受信部が取得した、アンサンブルを識別するためのEIdと、プログラムサービスを識別するためのSIdと、プログラムサービスの名称を示すService Labelと、Short PSマスクビットと、受信品質レベルを算出するための情報と、サービスリンク情報と、OEサービス情報とを蓄積する。
また、制御部は、Service Labelと、Short PSマスクビットから8バイトにしたプログラムサービスの名称に変換する。
また、制御部は、オーディオモードで音声出力に使用しないチューナやオーディオモード以外のモードのとき、あるいは2チューナ構成のセカンドチューナを用いて、メモリ装置に蓄積された受信履歴情報から受信可能なサービスを検索し、メモリ装置に蓄積されている受信履歴情報およびサイマルサービスに関する情報を更新する。
また、制御部は、プログラムサービスの名称を取得した方法に基づいて、名称の正確さを判断し、メモリ装置に蓄積する。
また、制御部は、プリセットメモリ動作時にダイナミックPSの影響を受けず、受信中サービスの放送局識別IDからメモリ装置に蓄積されたサービス名称を抽出し、抽出したサービス名称でプリセットメモリ情報を更新する。
また、制御部は、抽出したサービス名称でプリセットメモリ情報を更新する前に、ユーザーに新たなサービス名称を取得できたことを通知し、サービス名称の更新を促す。
また、制御部は、受信中サービスに関する受信品質を一定間隔で監視し、メモリ装置からサイマルサービス候補となる代替周波数を抽出し、ユーザーが放送内容を聴取できなくなる前に受信良好な周波数に切り替える。
また、制御部は、メモリ装置に蓄積された受信履歴情報、サイマルサービス情報から各サービスの受信可否を判定し、受信可能なサービスについて統合サービスリストを生成する。
また、制御部は、同一サイマルサービスの情報が統合サービスリストに重複して表示されないように統合サービスリストを生成する。
また、表示部は、現在受信しているサービスがFM−RDSかDABかをユーザーが判別できるようにした画面を表示する。
本発明のラジオ受信機によれば、受信中サービスの放送局識別IDからメモリ装置に蓄積したサイマルサービスに関するデータベースを構築することにより、効率的にサイマルサービスに関する情報を得られる。
また、ユーザーが受信可能なプログラムサービスリスト画面を表示するとき、FM−RDSおよびDABで放送されている同一サイマルサービスはFM−RDSサービス、DABサービスそれぞれを別サービスとして分けず、同じサービスとしてリスト表示することができ、ユーザーにFM−RDSおよびDABを意識させずに受信可能なサービスリストを提示できる。
本発明の一実施の形態におけるラジオ受信機の構成を示すブロック図 ラジオ受信機100におけるサイマルサービスに関する情報を検索するためのデータベースの一例を示すデータ構造図 ラジオ受信機100のFM−RDSサービス受信時の受信サービス履歴D1にデータを更新する処理手順を示すフロー図 ラジオ受信機100のDABサービス受信時の受信サービス履歴D1およびアンサンブルD5にデータを更新する処理手順を示すフロー図 ラジオ受信機100のFM−RDSサービス受信時のサービスリストD2にデータを更新する処理手順を示すフロー図 ラジオ受信機100のDABサービス受信時のサービスリストD2にデータを更新する処理手順を示すフロー図 ラジオ受信機100のFM−RDSサービス受信時のサービスリンクD3にデータを更新する処理手順を示すフロー図 ラジオ受信機100のDABサービス受信時のサービスリンクD3にデータを更新する処理手順を示すフロー図 ラジオ受信機100のDABサービス受信時のサービスリストD2およびOEサービスD4にデータを更新する処理手順を示すフロー図 ラジオ受信機100のサービスリストD2のサービス名称を更新する詳細な処理手順を示すフロー図 ラジオ受信機100のアンサンブルD5にデータを更新する詳細な処理手順を示すフロー図 ラジオ受信機100のサイマルサービス候補となるサービスの情報を検索する処理手順を示すフロー図 ラジオ受信機100のプリセットメモリ時のサービス名称を抽出する処理手順を示すフロー図 表示装置60に表示される統合サービスリストを説明するための図で、(a)従来のDABサービスリストの画面の一例を示す図、(b)従来のFMステーションリストの画面の一例を示す図、(c)統合サービスリストの1ページ目の画面の一例を示す図、(d)統合サービスリストの2ページ目の画面の一例を示す図
以下、本発明の一実施の形態におけるラジオ受信機について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態におけるラジオ受信機の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本発明のラジオ受信機100は、DAB受信部10と、AM/FM−RDS受信部20と、制御マイコン30と、メモリ装置40と、入力装置50と、表示装置60と、オーディオセレクタ部70とを備えて構成されている。
DAB受信部10は、DABフロントエンド部11、DABベースバンド処理部12、オーディオデコーダ部13、FICデータデコーダ部14を備えて構成されている。DABアンテナよりRF信号がDABフロントエンド部11に入力され、DABフロントエンド部11にて中間周波数信号をデジタル化した信号を出力し、DABベースバンド処理部12に入力される。DABベースバンド処理部12は入力されたデジタル信号を復調し、ラジオ放送のデジタルオーディオデータ信号とFICデータ信号に分離し、分離された信号はそれぞれオーディオデコーダ部13とFICデータデコーダ部14に送信される。
オーディオデコーダ部13は、DABベースバンド処理部12から出力されたラジオ放送のデジタルオーディオデータ信号を復号して、MPEG2(DAB)やMPEG4 HE−AAC v2(DAB+、DMB)のオーディオコーディックデータを抽出し、音声信号に変換してオーディオセレクタ部70へ送ることができるように構成されている。
FICデータデコーダ部14は、DABベースバンド処理部12から出力されたFIC(Fast Information Channel)データ信号を復号して、受信中アンサンブルのEIdや該アンサンブル中に含まれる各サービスのSId、サービスリンク情報、OEサービスなどの各種情報を抽出し、制御マイコン30へ送る。
ここで、上記サービスリンク情報には受信中アンサンブルに含まれるサービスに対して、各サービスのSIdに対するサイマルサービスに関する放送局識別IDをリスト化した情報が放送局から提供される。このリスト情報にはサイマルサービスとなるFM−RDSのPIおよびDABのSIdコードが含まれている。ラジオ受信機は受信中サービスの受信状況が悪化したときに、このリスト情報を利用して、他の受信良好なサイマルサービスに切り替えることができる。当該サービスリンク情報はDAB受信信号から復調したFICデータのFIG タイプ0 エクステンション6に含まれている。
OEサービスは、サービスリンク情報で得られたサイマルサービスの放送局識別IDのうち、DABサービスのSIdに対するEIdをリスト化した情報が放送局から提供される。ラジオ受信機は受信中DABサービスの受信状況が悪化したとき、これら情報から受信アンサンブル以外の他のアンサンブルに含まれるDABサイマルサービスを検索することができる。本情報はDAB受信信号から復調したFICデータのFIG タイプ0 エクステンション24に含まれている。
AM/FM−RDS受信部20は、AM/FMフロントエンド部21、AM/FM復調部22、RDSデータデコーダ部23、PLL復調部24を備えて構成されている。AM/FMアンテナよりRF信号がAM/FMフロントエンド部21に入力され、中間周波信号を出力する。AM/FM復調部22はAM/FMフロントエンド部21から出力された中間周波信号を入力信号として受信し、復調する。復調後、ラジオ放送信号とRDS信号に分離し、この分離した復調信号はそれぞれオーディオセレクタ部70とRDSデータデコーダ部23へ送信される。
RDSデータデコーダ部23は、AM/FM復調部22からのデータ放送の復調信号を復号して、PI、PS情報、ODA情報を含む各種情報を抽出し、制御マイコン30へ送る。PLL(Phase Locked Loop)復調部24は、ユーザーが選局したある周波数を同調させるための制御をおこなう。
制御マイコン30は、DAB受信部10とAM/FM−RDS受信部20の受信機能をに別個に機能させることができ、同時に受信することもできる構成となっている。また、それぞれ受信部は2つ以上のチューナを搭載した構成としても良い。さらに制御マイコン30は、RDSデータデコーダ部23あるいはFICデータデコーダ部14からそれぞれFM−RDSサービスあるいはDABサービスの受信品質を算出するための情報を取得する。
また、制御マイコン30は、入力装置50におけるユーザー操作(例えば、プリセットされたサービスリスト画面からあるサービスを選択して入力する操作など)を検出して、ユーザー操作に対応してラジオ受信機100の動作を制御したり、表示装置60に表示画面を生成するために必要な表示データを送る。
メモリ装置40はROM及びRAMを含み、ROMには制御マイコン30が実行するプログラムや所定のデータ等が記録される。RAMは、制御マイコン30が所定の処理や演算を行なう際に、データの一時的な記憶場所や本発明にて構築するデータベースのデータ保存先として使用される。また、これらのROMおよび/またはRAMは、制御マイコン30に内蔵されていてもよい。
入力装置50は、ラジオ受信機100に対してユーザーが入力操作を行うことができるように構成されている。なお、入力装置50はタッチパネルやハードキーなどのボタンを押して入力するものや赤外線通信などを使ったリモコンなどを含む。
表示装置60は、受信中サービスに関するステータス情報やRDSデータ、DABのFICデータで送信された情報と、ユーザーが聴取したいサービスを選局できるようにした画面とを表示できるように構成されたものであり、例えば、液晶ディスプレイから構成される。
このように構成された本実施の形態のラジオ受信機100の処理動作について図面を用いて詳細に説明する。まず、図2は本実施の形態におけるラジオ受信機100のメモリ装置40で構築するデータベースの一例を示すデータ構造図である。図2に示すようにラジオ受信機100のメモリ装置40に構築されているデータベースは、受信中サービスD0、受信サービス履歴D1、サービスリストD2、サービスリンクD3、OEサービスD4、アンサンブルD5の6つのデータ構造からなり、各データ構造の役割について以下に詳述していく。
まず、図中に記す各データ構造における表記について説明する。各データ構造は実線の四角形で表現しており、データ構造の詳細をわかりやすく表現するために点線にて3段に分割している。上段に記されている<<>>はデータ構造の名称である。中段は当該データ構造のキーデータ(属性データを一意に識別するためのデータ)であり、同じキーデータが重複しないことを意味し、そのキーデータに紐付く情報が一意であることを示している。下段はキーデータに関する属性データを示している。
図中の<<受信中サービス>>D0は、ユーザーが聴取している受信中サービスに関する情報を保持するためのデータ構造である。該データ構造では、制御マイコン30は受信中サービスに関する受信状況を記憶するために、下記4つの情報を蓄積できるようにしている。また、キーデータはユーザーが聴取中のサービスに関する情報であるため、不要としている。
(1)PLL復調部24にて同調させている周波数を保持するための「周波数」。
(2)RDSデータデコーダ部23またはFICデータデコーダ部14から取得した受信中サービスを識別するための「放送局識別ID」。制御マイコン30が取得したデコーダ部に応じて、PIまたはSIdが記憶され、後述するサイマルサービスを判定するときに必要な情報となる。
(3)ラジオ受信機100が同調している周波数がFM帯域あるいはDAB帯域かを判別するための「バンド種別」。制御マイコン30はこの種別により、使用チューナを判別することが可能となる。
(4)受信中サービスに応じたチューナからの電界強度やビットエラーレート(以降、BERと記す)などの情報から、制御マイコン30にて算出した受信品質レベルを示すための「受信品質」。制御マイコン30はこの情報からある閾値以上あれば、受信中サービスが聴取可能であると判別することが可能となる。
図中<<受信サービス履歴>>D1は、ラジオ受信機100がこれまで受信したサービスおよびその受信状況に関する情報を蓄積し、放送局識別IDから受信可能なサイマルサービスに切替できる周波数の候補を抽出するためのデータ構造である。該データ構造はある放送局識別IDからサイマルサービス候補となる周波数を導出するためにキーデータを周波数と放送局識別IDとし、属性データに下記3つの情報を蓄積できるようにしている。
(1)ラジオ受信機100が該周波数に同調していたときに、FM帯域あるいはDAB帯域かを判別するために記憶する「バンド種別」。
(2)ラジオ受信機100が該周波数に同調していたときに、制御マイコン30が最後に受信品質レベルを算出した値を記憶するための「ラスト受信品質」。
(3)該周波数の受信状況を検査するときに、上記(2)のラスト受信品質を算出してからの経過時間を求めるために記憶する「ラスト受信日時」。ラジオ受信機によっては時計を保有しないものも考えられるため、当該周波数を受信しなくなってから経過した時間を登録することでも良い。
本発明は車載機などの移動体受信を考慮しているため、制御マイコン30はラスト受信品質のみで該周波数が受信可能であるか判断せず、ラスト受信日時から求めた経過時間と合わせて、該周波数が受信可能であるか判別するようにするとよい。あるいはラスト受信日時がある一定時間以上経過しているときは、該周波数に同調させて受信品質および放送局識別IDを再検査する判断基準としてもよい。
また、データ構造はサイマルサービスの切替周波数を蓄積するため、制御マイコン30はDAB受信部10およびAM/FM−RDS受信部20を制御して、各周波数のラスト受信品質を極力新しい情報にしておくことが望ましい。たとえば、オーディオモードで音声出力に使用しないチューナやオーディオモード以外のときに、制御マイコン30はデータ構造に蓄積されている情報から、ラスト受信日時が古い順やラスト受信品質が悪い順などの基準に基づいて該当周波数を検索(以降、バックグラウンドサーチと記す)し、受信品質を常時更新することができる。あるいはそれぞれのチューナが2チューナ構成となっている場合は、バックグラウンドサーチに加え、制御マイコン30が音声出力中のチューナを効率よく制御し、1stチューナで音声出力し、2ndチューナで受信品質を更新すると尚よい。
図中<<サービスリスト>>D2は、ラジオ受信機100が同一放送局識別IDを同一サイマルサービスとして扱い、サイマルサービスに関するサービス名称および表示装置60に表示するための統合サービスリスト画面に必要な情報を抽出するためのデータ構造である。放送局識別IDからサービス名称を一意に導出するため、キーデータは放送局識別IDとし、属性データは下記4つとなる。
(1)ラジオ受信機100が放送局識別IDを受信中に取得した放送局名称を記憶する「サービス名称」。制御マイコン30は、該情報としてFM−RDSサービスではPS(Program Service name)を、DABサービスではService LabelをそれぞれRDSデータデコーダ部23とFICデータデコーダ部14から取得し、該データ構造に記憶させる。PSは最大8バイト、Service Labelは最大16バイトの文字列情報(以降、Long PSと記す)が取得できる。PSのデータを記憶する場合は上位8バイトにPSデータを、下位8バイトはアスキーコードのスペースやNULLでパディングしておくとよい。
(2)前記(1)のサービス名称から最大8バイトのサービス名称(略称)を変換するためのマスクビットを記憶する「Short PSマスクビット」。制御マイコン30はDABサービス受信中に、FICデータデコーダ部14から該情報を取得することができ、DABサービスのLong PSを最大8バイトのShort PSに変換できる。FM−RDSの場合、前記(1)の説明から0xFF00(固定値)を記憶させ、データ構造の共通化を図っている。
(3)制御マイコン30が取得したサービス名称に関するデータを記憶するための優先順位を判別する「PS種別区分」。サービス名称の特徴として、まずFM−RDSサービスでは多くの放送局がダイナミックPSを適用し、正確なサービス名称が得られにくいことが挙げられる。DABサービスではLong PSによる詳細なサービス名称が得られ、かつダイナミックPSのような運用がなされていない点が挙げられる。さらには、Short PSとサイマルFM−RDSサービスのPSは同一の情報とみなすことができるので、DABサービスのService Labelの方が正確なサービス名称であるということが言える。よって、該データからデータベースに優先的に記憶する順として、DAB Service Label、FM−RDS 通常PS、FM−RDS ダイナミックPSとしている。
(4)放送局識別IDに紐付くサイマルサービス候補の周波数から該サービスが受信できるか判別する「受信可否フラグ」。制御マイコン30は放送局識別IDに紐付く<<受信サービス履歴>>D1に蓄積されたサイマルサービスに切替可能な周波数が存在するかしないかで、放送局識別IDの受信可否を判断することができる。このときの各周波数の受信可否判断は<<受信サービス履歴>>D1のラスト受信品質およびラスト受信日時で説明した内容と同様である。ここで、制御マイコン30が受信可能と判断する場合に受信可能な周波数の個数が多いほど受信可能なレベルが高いと判定し、表示装置60にレベルを示すアイコンを表示する手段をとっても良い。
図中の<<サービスリンク>>D3は、ラジオ受信機100がRDSデータデコーダ部23より取得したODA情報およびFICデータデコーダ部14より取得したサービスリンク情報を用いて、受信中サービスの放送局識別IDと異なる放送局識別IDも制御マイコン30がサイマルサービスとして判別できるようにするためのデータ構造である。制御マイコン30が受信中サービスの放送局識別IDからサイマルサービスの放送局識別IDおよびサイマルサービスのバンドを判別できるように、キーデータを放送局識別ID、サイマルサービスの放送局識別ID(サイマル放送局識別ID)およびバンド種別(サイマル放送バンド種別)としている。
属性データである図中の「データ取得区分」は、RDSデータから取得したODA情報、あるいはDABデータから取得したサービスリンク情報であるかを判別するためのコードである。
特に、前述した<<受信中サービス>>D0から<<サービスリンク>>D3は、FM−RDSおよびDAB共通で使用できるデータ構造にしており、制御マイコン30は受信中サービスに関する情報から放送局名称やサイマルサービスなどの情報をFM−RDS、DAB共通に扱えるデータ構造としている。
図中の<<OEサービス>>D4は、ラジオ受信機100がFICデータデコーダ部14より取得したOEサービス情報と過去受信したアンサンブルのEIdと受信周波数から受信サービス履歴情報に変換するためのデータ構造である。該データ構造は、制御マイコン30が取得したEIdから、後述する<<アンサンブル>>D5によりDABチューナにて受信すべき周波数を導出できなかったSIdとEIdの組合せを蓄積し、キーデータはSIdとEIdとしている。これは制御マイコン30はEIdのみからDABチューナに受信すべき周波数を導出することができず、サイマルサービスの代替周波数として扱うことができないためである。ここで蓄積されているデータをサイマルサービスの代替周波数候補にする方法について、後述する。
図中の<<アンサンブル>>D5は、ラジオ受信機100がDABチューナであるアンサンブルを受信中に取得したEIdと受信周波数を蓄積し、あるEIdから受信すべき周波数を導出するためのデータ構造である。該データ構造のキーデータは周波数とEIdとしている。
他アンサンブルのサービス選局やバックグラウンドサーチなどの処理などにより、制御マイコン30が新たなEIdと周波数の組合せを検出し、該データ構造にそれら情報を更新するときに、取得したEIdが<<OEサービス>>D4に存在する場合は、<<OEサービス>>D4に登録されている組合せデータを<<受信サービス履歴>>D1に移行させ、より多くのサイマルサービスに関する情報を蓄積できるようにしている。組合せデータを<<受信サービス履歴>>D1に移行させた後は、<<OEサービス>>D4の当該データは削除してもよい。
図3、4は本実施の形態におけるラジオ受信機100において、それぞれ受信中サービスがFM−RDSサービス、DABサービスである場合に受信状況を更新する処理手順を示すフロー図である。
まず、図3のFM−RDSサービス受信中の処理フローについて、詳述する。ラジオ受信機100は図3に示すように、受信中FM−RDSサービスを識別するためのPIを取得する(ステップS01)。ステップS01にてPI取得後は、受信品質を一定時間間隔で監視するためにステップS02へ遷移する。
ステップS02では、制御マイコン30がAM/FM−RDS受信部20から電界強度などの受信品質を算出するためのパラメータを取得し、それらの値から受信品質を算出する。制御マイコン30は計算した結果の値がある閾値以上であれば、該当サービスが受信可能であると判別することができる。
次に、ステップS03では、受信周波数およびステップS01で取得したPIに紐付く情報を受信サービス履歴D1に蓄積する。ここでは、制御マイコン30は<<受信サービス履歴>>D1で定義された各データ項目に対して、周波数にはラジオ受信機100が受信している周波数を、放送局識別IDにはステップS01で取得したPIを、バンド種別にはFM−RDSを、ラスト受信品質にはステップS02で算出した受信品質を、ラスト受信日時にはラスト受信品質を算出した日時を、メモリ装置40に構築したデータベースに記憶させる。情報を定期的に更新することにより、FM−RDSのAF(Alternative Frequency)機能やサービスリンク機能の切替時の情報に活用できる。
ステップS04は、<<受信サービス履歴>>D1とは別に、ラジオ受信機100が最後に受信したサービスに関する情報として、<<受信中サービス>>D0に記憶するために必要な処理となる。受信周波数、放送局識別ID、バンド種別、受信品質それぞれにステップS03で用いたデータと同じ値が<<受信中サービス>>D0に記憶される。本処理まで完了すると、制御マイコン30は一定時間経過後、再度ステップS02から処理を繰り返し、受信中サービスの受信状況を常時最新の状態に保つようにしている。
次に、図4のDABサービス受信中に関する処理フローについて詳述する。ラジオ受信機100は図4に示すように、まず受信サービスを含むアンサンブルを識別するためのEIdを取得し(ステップS11)、引き続き受信サービスのSIdを取得する(ステップS12)。次に、図3と同様に受信品質を一定時間間隔で監視するためにステップS13へ遷移する。
ステップS13では、制御マイコン30はDAB受信部10から電界強度やBERなどの受信品質を算出するためのパラメータを取得し、それらの値から受信品質を算出する。制御マイコン30は、図3のステップS02同様、この値を用いて受信可能なサービスを判別することができるようになる。
ステップS14では、受信周波数およびS11で取得したEIdを<<アンサンブル>>D5に蓄積する。さらに、取得したEIdに該当する<<OEサービス>>D4に蓄積されているデータが存在する場合は、前述したように該当データを<<受信サービス履歴>>D1に移行させる。本処理については、図11にて詳述する。
ステップS15では、制御マイコン30は<<受信サービス履歴>>D1に定義されている各データ項目に対して、周波数にはラジオ受信機100が受信している周波数を、放送局識別IDにはS12で取得したSIdを、バンド種別にはDABを、ラスト受信品質にはステップS13で算出した受信品質を、ラスト受信日時にはラスト受信品質を算出した日時を、メモリ装置40に構築したデータベースに蓄積させる。
ステップS16では、FM−RDSサービスの図3のステップS04同様、<<受信中サービス>>D0に該当データを記憶させる。本処理まで完了すると、制御マイコン30は一定時間経過後、再度ステップS13から処理を繰り返し、受信中サービスの受信状況が常時最新の状態に保つようにしている。
次に、本実施の形態におけるラジオ受信機100において、これまでラジオ受信機100が受信したFM−RDSサービスあるいはDABサービスに関する情報を蓄積する処理手順について、それぞれ図5、6のフロー図を用いて説明する。
図5は、FM−RDSサービス受信中に取得したPIやPSなどのサービスに関する情報を<<サービスリスト>>D2に蓄積する処理手順を示している。まず、ステップS21にて、受信中FM−RDSサービスのPIおよびPSを取得する。ステップS22にて、制御マイコン30が取得したPSがサービス名称であるか区別できるように、ステップS21で取得したPSが通常PSかダイナミックPSか判定する。
ステップS23にて、制御マイコン30はステップS21で取得したPIと<<受信サービス履歴>>D1から、サイマルサービスとなる代替周波数とラスト受信品質を検索する。制御マイコン30は検索した結果、該当放送局識別IDに受信可能な周波数が存在する場合はTRUEとし、存在無しない場合はFALSEと判断する。
次に、ステップS24にて、ステップS21で取得したPIに関連する情報を<<サービスリスト>>D2に蓄積する。ここでは、制御マイコン30は<<サービスリスト>>D2の各データ項目に対して、放送局識別IDにPIを、サービス名称にPSを、Short PSマスクビットに0xFF00(固定値)を、PS種別区分にステップS22で判定した結果を、受信可否フラグにステップS23で判定した結果を、メモリ装置40に構築したデータベースに蓄積させる。ただし、ラジオ受信機100が取得したサービス名称をダイナミックPSが影響しないように正しくデータベースに蓄積するようにする。そのため、別途サービス名称に関する処理を行うが、その処理手順については、図10にて後に詳述する。
このとき、FM−RDSの場合はデータ構造をDABと共通化する目的から、PSは最大8バイトをサービス名称の先頭からデータを詰め、後続はスペースでパディングしておくとよい。このとき、スペースではなく、NULLとしてもよい。そのため、Short PSマスクビットは0xFF00の固定としている。
図6は、DABサービス受信中に取得したSIdやService Labelなどのサービスに関する情報を<<サービスリスト>>D2に蓄積する処理手順を示している。まず、ステップS31にて、制御マイコン30はFICデータデコーダ部14から受信アンサンブルのEIdおよび該当アンサンブルに含まれるサービスに関するSId全てを取得する。次に、ステップS31で取得した各サービスのサービス名称を取得するために、制御マイコン30はFICデータデコーダ部14から各SIdに対するService Label(Long PS)およびShort PSマスクビットを取得する(ステップS32)。
ステップS33では、制御マイコン30は該当SIdと<<受信サービス履歴>>D1から、サイマルサービスとなる代替周波数とラスト受信品質を検索する。制御マイコン30は検索した結果、該当放送局識別IDに受信可能な周波数が存在する場合はTRUEとし、存在無しない場合はFALSEと判断する。
ステップS34では、該当SIdに関連するサービス名称などの情報を<<サービスリスト>>D2に蓄積する。ここでは、制御マイコン30は<<サービスリスト>>D2の各データ項目に対して、放送局識別IDにはSIdを、サービス名称にはステップS32で取得したService Label(Long PS)を、Short PSマスクビットにはステップS32で取得したShort PSマスクビットを、PS種別区分にはDAB Service Labelを、受信可否フラグにはステップS33で判定した結果をメモリ装置40に構築したデータベースに蓄積させる。本処理でも図5と同様に、サービス名称に関する処理手順は図10にて後に説明する。
DABサービスではFM−RDSサービスのようなダイナミックPSを運用しておらず、同一サイマルサービスに関すサービス名称が同一であることを利用する。ステップS35では、SIdから<<サービスリンク>>D3に蓄積されているサーマルサービスの放送局識別IDを検索して得られた各該当IDに対して、ステップS32で得られたサービス名称に全て置き換える。これにより、同一サイマルサービスに関しては全て同一名称となり、後述するプリセットメモリ時のサービス名称の取得やサイマルサービスをひとまとめにした統合サービスリストのリスト抽出で活用される。
ステップS32からステップS35まで処理が、ステップS31で取得したSIdリストのSIdの取得数分ループし、受信したアンサンブルに含まれるサービス全てについての情報を<<サービスリスト>>D2に蓄積することとなる。また、制御マイコン30は図3、4で説明したラスト受信品質と同じように、<<サービスリスト>>D2の受信可否フラグが常時最新の状態に保つようにするため、一定時間ごとに各放送局識別IDごとに受信可否フラグを監視するようにしてもよい。
次に、本実施の形態におけるラジオ受信機100において、放送局から提供される受信中サービスに関するサービスリンク情報を蓄積する処理手順を図7、8を用いて説明する。この情報を蓄積することにより、制御マイコン30は受信中サービスの放送局識別IDと同一の放送局識別IDだけでなく、異なるサービスもサイマルサービスであることを判別できるようになる。
図7は、FM−RDSサービス受信中に該当PIに対応するサイマルDABサービスに関するODA情報を蓄積する処理手順を示している。まず、ステップS41にて、受信中FM−RDSサービスからODA情報を取得し、それらデータからサイマルDABサービスに関する情報を抽出する。
次に、ステップS42では、ステップS41で取得したODA情報のサイマルDABサービスに関する情報を<<サービスリンク>>D3に蓄積する。ここでは、制御マイコン30は<<サービスリンク>>D3の各データ項目に対して、放送局識別IDにODA情報から取得したサイマルDABサービスのSIdを、サイマル放送局識別IDに受信中FM−RDSサービスのPIを、サイマル放送バンド種別にFM−RDSを、メモリ装置40に構築したデータベースに蓄積させる。
さらに、ステップS43では、ステップS41で取得したODA情報からサイマルDABサービスに関する周波数およびSIdとの組合わせを<<受信サービス履歴>>D1に蓄積し、ステップS44ではステップS41で取得したODA情報からサイマルDABサービスに関する周波数およびEIdの組合せで<<アンサンブル>>D5に蓄積することができる。
ステップS43、S44双方の処理実行時は、ラジオ受信機100はステップS41で取得したアンサンブルおよびサービスを受信していないのでラスト受信品質を算出することができない。バックグラウンドサーチを実行するときに、制御マイコン30が受信品質を優先して算出できるようにするために、ラスト受信品質またはラスト受信日時に受信未確認を判別できるような値を記憶しておくとよい。
図8は、DABサービス受信中にアンサンブルに関するサービスリンク情報を蓄積する処理手順を示している。制御マイコン30は、FICデータデコーダ部14から取得したサービスリンク情報を<<サービスリンク>>D3に蓄積することにより、受信中アンサンブルに含まれるDABサービスに対するサイマルサービスの情報を蓄積することができる。
まず、ステップS51にて、制御マイコン30は受信中アンサンブルに関するサービスリンク情報をFICデータデコーダ部14から取得する。取得したサービスリンク情報により、サービスリンク元となるSIdとこのIDに関するサイマルサービスに関する放送局識別ID(FM−RDSのPIおよびDABサービスのSId)とバンド種別の組合せを取得できる。<<サービスリンク>>D3と<<受信サービス履歴>>D1とから、制御マイコン30は受信中サービスの放送局識別IDと異なる放送局識別IDのサイマルサービス候補を抽出することが可能となる。
ステップS52では、ステップS51で取得したサービスリンク元のSIdとサービスリンク先のサイマルサービスの放送局識別IDおよびそのバンド種別の組合わせ全てを<<サービスリンク>>D3に蓄積する。データを取得したときの日時はデータベースに追加し、蓄積した情報が古い場合は使用しないような方法をとってもよい。
これらの情報を蓄積することにより、従来技術から得られるサイマルサービスより多くのサイマルサービス候補を抽出することができ、サービス名称がより正確に、かつより安定した受信状況を実現することが可能となる。
図9は本実施の形態におけるラジオ受信機100において、あるアンサンブルを受信中にOE Service情報を蓄積する処理手順を示している。この情報を蓄積することにより、制御マイコン30は<<アンサンブル>>D5に蓄積されているEIdと周波数との組合せからサイマルDABサービス候補のSIdが含まれるアンサンブルの周波数を認識できるようになる。
まず、ステップS61において、制御マイコン30はFICデータデコーダ部14からOE Serviceデータを取得する。制御マイコン30が取得したOE Service情報は受信中アンサンブルに含まれるサービスに対して、他のアンサンブルにサイマルDABサービスが含まれるEIdのリストが取得できるようになっている。制御マイコン30は当該EIdと<<アンサンブル>>D5に蓄積されたデータからEIdに該当する周波数を判別することができる。
ステップS62では、ステップS61で取得した各EIdの周波数を判別するために、制御マイコン30は<<アンサンブル>>D5に蓄積されたデータからステップS61で取得したEIdが存在するか検索する。該当EIdが存在する場合(ステップS62でYES)はステップS63へ遷移し、存在しない場合(ステップS62でNO)はステップS64へ遷移する。
ステップS63では、該当EIdに紐づく周波数が抽出できたので、該当周波数およびSIdの組合せを<<サービスリスト>>D2に蓄積する。ステップS64はEIdのみでは制御マイコン30はDABチューナに同調させる周波数が不明なため、該当EIdの周波数が判別できるまで、該当SIdとEIdの組合せを<<OEサービス>>D4に蓄積させておく。
図10は本実施の形態におけるラジオ受信機100において、<<サービスリスト>>D2のサービス名称を更新するときの詳細な処理手順を示すフロー図である。FM−RDSサービスまたはDABサービスを受信中にサービス名称を取得した場合、PS種別区分でも説明した通り、下記の3パターンに分類され、パターンによりサービス名称の正確さが異なる。
(1)M−RDSサービス ダイナミックPS
(2)RDSサービス 通常PS
(3)DABサービス Service Label
上記パターンの上から下にいくに従ってサービス名称は精度が高くなり、本発明では(3)>(2)>(1)の優先順位でサービス名称を記憶し、ユーザーが正確にサービス名称を認識できるようにしている。
まず、ステップS71にて、制御マイコン30は既に受信サービスに関する放送局識別IDとサービス名称とを取得していることから、<<サービスリスト>>D2に該当放送局識別IDに関するデータが既に蓄積済みであるか検索する。検索した結果、該当放送局識別IDに関する情報が<<サービスリスト>>D2に蓄積済みの場合(ステップS71でYES)、該当データを更新するためにステップS73へ遷移する。未蓄積の場合は(ステップS71でNO)、制御マイコン30は新規データを取得したと判断し、取得したサービス名称を<<サービスリスト>>D2に蓄積し(ステップS72)、本処理を終了する。
次に、ステップS73では、DABのService Labelを優先的にデータを蓄積するために、受信中サービスがDABサービスであるか判定する。制御マイコン30が受信中サービスがDABと判断した場合(ステップS73でYES)、ステップS74へ遷移する。受信中サービスがFM−RDSと判断した場合(ステップS73でNO)、ステップS76へ遷移する。
制御マイコン30が受信中サービスがDABと判断した後は、取得したService Labelを放送局識別IDに対するサービス名称として、<<サービスリスト>>D2の情報を更新し(ステップS74)、さらに受信中サービスのSIdに関連するサイマルサービス全ての放送局識別IDのサービス名称を更新する(ステップS75)。
ステップS76では、ラジオ受信機100が受信しているサービスがFM−RDSサービスであるため、まず制御マイコン30は<<サービスリスト>>D2に蓄積されているサービス名称のPS種別区分がDAB Service Label以外であるか判別する。判別した結果、PS種別区分がDAB Service Label以外の場合(ステップS76でYES)、ステップS77へ遷移する。PS種別区分がDAB Service Labelの場合(ステップS76でNO)、一番優先度の高いサービス名称が既に蓄積済みであるため、サービス名称は更新せず、本処理を終了する。
FM−RDSのPSは前述したとおり、通常PSとダイナミックPSの2パターン存在するため、ステップS77にて、取得したPSが通常PSであるか判別する。制御マイコン30が通常PSと判断した場合(ステップS77でYES)、ステップS78へ遷移し、ダイナミックPSと判断した場合(ステップS77、NO)はサービス名称は更新せず、本処理を終了する。ただし、取得したPSがダイナミックPS、かつ<<サービスリスト>>D2に蓄積されているPS取得区分がダイナミックPSである場合にサービス名称を更新するようにしてもよい。
ステップS78では、FM−RDSで通常PSとしてサービス名称が取得できているので、受信サービスのPIに対するPSをサービス名称として、データベースを更新し、本処理を終了する。
次に、図11は本実施の形態におけるラジオ受信機100において、あるアンサンブルに関する情報を更新する際、<<OEサービス>>D4および<<アンサンブル>>D5を更新する処理手順を示す詳細フロー図である。
まず、ステップS81では、制御マイコン30は取得した周波数とEIdの組合せに対して、新たな周波数とEIdの組合せを検出したり、ラスト受信品質を更新したいときに、<<アンサンブル>>D5に必要な情報を蓄積する。
ステップS82にて、制御マイコン30はステップS81にて更新したEIdに対して、<<OEサービス>>D4に該EIdに関するデータが存在するか検索する。データが存在する場合は(ステップS82でYES)、ステップS83へ遷移する。存在しない場合は(ステップS82でNO)、本処理を終了する。
ステップS83では、制御マイコン30は<<OEサービス>>D4に蓄積された、受信周波数が不明であるSIdに対して、該当EIdから周波数が判別することができたので、該当データをサイマルサービス候補の情報として<<受信サービス履歴>>D1に蓄積させ、<<OEサービス>>D4に蓄積されていたデータは不要となるので削除し(ステップS84)、本処理を終了する。
図12は本実施の形態におけるラジオ受信機100において、受信中サービスに対するサイマルサービスの候補リストを抽出する処理手順を示すフロー図である。本処理により、受信中サービスの受信状況が悪化した時に、他の受信良好なサービスに切り替えることができ、常に安定した受信状態を保つことが可能となる。
まず、ステップS91にて受信中サービスの放送局識別IDが既に取得済みであるか判定する。放送局識別IDが取得済みの場合は(ステップS91でYES)、ステップS92へ遷移し、未取得の場合はサイマルサービス候補を抽出できないため、本処理を終了する。
ステップS92では、受信中サービスの放送局識別IDに該当する、<<サービスリンク>>D2に蓄積されているPS種別区分がDAB Service Labelの場合は(ステップS92でYES)、ステップS93へ遷移し、それ以外の場合は(ステップS92でNO)、ステップS94へ遷移する。
これは図6のステップS35で説明した通り、PS種別区分がDAB Service Labelの場合は同一サイマルサービスに関するサービス名称は同一になるように処理しており、サービス名称を検索キーとして検索することによって効率的にサイマルサービス候補を抽出できるようにしている。
ステップS93では、受信中サービスの放送局識別IDに該当する、<<サービスリスト>>D2に蓄積されているサービス名称と同一のサービス名称である放送局識別IDを<<サービスリスト>>D2からすべて抽出し、ステップS95へ遷移する。
ステップS94では、制御マイコン30は該当放送局識別IDの受信サービスは過去FM−RDSサービスのみであると判断することができる。本処理では<<サービスリンク>>D3に蓄積されている情報から、サイマル放送局識別IDと受信サービスの放送局識別IDが同一、かつサイマル放送バンド種別がFM−RDSである放送局識別IDを<<サービスリンク>>D3から抽出する。
最後に、ステップS95にてステップS93またはステップS94で得られた結果から、制御マイコン30は<<受信サービス履歴>>D1に蓄積されているデータからサイマルサービスとなる受信可能な代替周波数を抽出する。ここで受信可能な代替周波数とは、ラスト受信品質が受信可能なある閾値以上、かつラスト受信日時が現在時刻からある時間以内である周波数を抽出する。
制御マイコン30は、抽出された代替周波数のリストからラスト受信品質の良いもの順に並び替え、受信品質の良いものから順にサイマルサービスに切り替え可能かチェックし、本処理を終了する。受信可能なサイマルサービスをチェックする方法では、さらに制御マイコン30はサイマルDABサービスの音質が良いサービスから優先して、サイマルサービスの切り替えチェックをしたのち、FM−RDSサービスをチェックする順序で処理してもよい。
以上のように、制御マイコン30が、受信中サービスに関する受信品質を一定間隔で監視し、メモリ装置からサイマルサービス候補となる代替周波数を抽出することにより、ユーザーが放送内容を聴取できなくなる前に受信良好な周波数に切り替えることができる。
図13は、本実施の形態におけるラジオ受信機100においてプリセットメモリ機能を有する場合、ユーザーが受信中サービスに対してプリセットチャンネルにメモリする時のサービス名称を特定する処理手順を示すフロー図である。
ステップSA1では、受信中サービスの放送局識別IDが取得済みであるか判定する。取得済みであれば(ステップSA1でYES)、ステップSA2へ遷移し、未取得であれば(ステップSA1でNO)、サービス名称が特定できないため、本処理を終了する。
ステップSA2では、受信中サービスの放送局識別IDから<<サービスリスト>>D2に蓄積されているサービス名称を取得し、このデータをプリセットメモリに記憶するデータとして扱い、メモリ装置40に保持されているプリセットメモリ情報を更新する(ステップSA3)。
ここで、<<サービスリスト>>D2に蓄積されているサービス名称のPS種別区分がダイナミックPSであった場合、その後ラジオ受信機100が、該当放送局識別IDに対するサービス名称が通常PSまたはService Labelに更新された場合はユーザーに新たなサービス名称を取得できたことを伝える画面を表示し、プリセットメモリに蓄積されているサービス名称を更新することを促す方法をとってもよい。
このように、ユーザーに通知して更新を促すのは、例えば、欧州において同一国内ではないが、放送局識別IDが同じであるケースがあり、休暇中の遠方への旅行などで本ケースに遭遇した場合に、自動でサービス名称を更新する仕組みではユーザーに不都合が生じることがある。そのため、ユーザーの意思によってサービス名称を更新する方が利便性が高い場合があるためである。
次に、以上の様に蓄積・更新されるデータベースを用いて生成される統合サービスリストについて図14を用いて説明する。図14は、表示装置60に表示される統合サービスリストを説明するための図で、図14(a)は従来のDABサービスリストの画面を示す図、(b)は従来のFMステーションリストの画面を示す図、(c)は(a)、(b)を統合した統合サービスリストの1ページ目の画面を示す図、(d)は統合サービスリストの2ページ目の画面を示す図である。
従来、ユーザーは図14(a)に示すDAB選択用ボタン202によりDABサービスリストの画面を表示させ、図14(b)に示すFM選択用ボタン203によりFMステーションリストの画面を表示させていた。すなわち、サービスリンク情報、OEサービス情報などは利用されておらず、FMおよびDABでそれぞれ専用の操作画面が用意されていた。また、図14(a)では、サービス名称“C1”が2つリスト上に重複して表示されている。これは同じサービス名称であるが、放送局識別IDはそれぞれ異なるためである。
本実施の形態では、データベースを構築して、サービスの一覧を統合した統合サービスリスト300、310を画面に表示することができる。例えば、図14(c)、(d)はそれぞれ統合サービスリストの1、2ページ目の画面の一例を示しており、受信中のサービスを表示する受信中サービス表示部301、受信可能なサービスリスト306、307、ページ送りボタン304、ページ戻しボタン305から構成されている。図14(c)の1ページ目の表示画面からページ送りボタン304を選択することで、図14(d)の2ページ目の画面に遷移する。
受信可能なサービスリスト306、307において、各ボタンには受信可能なサービス名称が表示されており、例えば、“1:A1”は、1番目に“A1”というサービス名称が登録され、ユーザーがこのボタンを選択することにより“A1”を受信し、受信中サービス表示部301には“A1”が表示される。上述した、図14(a)の6、7番目に登録されている“C1”は、<<サービスリンク>>D3の情報を検索することによって同じサービスと判定できるため、図14(c)では重複して表示されないように統合されている。また、図14(a)の4番目と図14(b)の4番目の“B1”も同様にして、サイマルサービスであるため統合されている。
このように、FM−RDSおよびDABで放送されている同一サイマルサービスはFM−RDSサービス、DABサービスそれぞれを別サービスとして分けず、同じサービスとして統合したリストを表示することができ、ユーザーにFM−RDSおよびDABを意識させずに受信可能なサービスリストを提示できる。
なお、統合サービスリストではユーザーにFM−RDSおよびDABを意識させずに受信可能なサービスリストを提示したが、現在受信しているサービスがFM−RDSかDABかをユーザーが判別できるようにした画面を表示することもできる。例えば、図14(c)、(d)の受信中サービス表示部301に“FM−RDS”もしくは“DAB”を表示をしてもよい。このようにすることで、FM−RDSで受信できているが雑音が多い場合などに、ユーザーが意識してサイマル放送のリストを表示させ、DABのサイマル放送を選局できるようにすることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、ラジオ受信機100は受信中サービスの放送局識別IDからメモリ装置40に蓄積したサイマルサービスに関するデータベースを構築することにより、効率的にサイマルサービスに関する情報を速やかに得られるという効果が得られる。
本発明のラジオ受信機は、効率的にサイマルサービスに関する情報を得られるという効果を有し、車載機やポータブル機など、ラジオのデータ多重システム放送とデジタルラジオ放送とを受信することができるラジオ受信機として有用である。
10 DAB受信部
11 DABフロントエンド部
12 DABベースバンド処理部
13 オーディオデコーダ部
14 FICデータデコーダ部
20 AM/FM−RDS受信部
21 AM/FMフロントエンド部
22 AM/FM復調部
23 RDSデータデコーダ部
24 PLL復調部
30 制御マイコン
40 メモリ装置
50 入力装置
60 表示装置
70 オーディオセレクタ部
100 ラジオ受信機
300、310 統合サービスリスト

Claims (12)

  1. FM−RDS放送を受信するFM−RDS受信部とDABを受信するDAB受信部とを有するラジオ受信機において、
    前記2つの受信部にて受信したサービスから取得した情報を蓄積するメモリ装置と、
    前記メモリ装置に蓄積された情報に基づいて、FM−RDSサービスとDABサービスとを区別せずにサービスの一覧を統合した統合サービスリストを生成する制御部と、
    前記生成された統合サービスリストを表示する表示部と、
    ユーザーが前記表示された統合サービスリストからサービスを選局するための入力部と、
    を備えたことを特徴とするラジオ受信機。
  2. 前記メモリ装置は、前記FM−RDS受信部が取得した、プログラムサービスを識別するためのPIと、前記プログラムサービスの名称を示すPSと、受信品質レベルを算出するための情報と、サイマルDABサービス情報を含むODA情報と、を蓄積することを特徴とする請求項1に記載のラジオ受信機。
  3. 前記メモリ装置は、前記DAB受信部が取得した、アンサンブルを識別するためのEIdと、プログラムサービスを識別するためのSIdと、プログラムサービスの名称を示すService Labelと、Short PSマスクビットと、受信品質レベルを算出するための情報と、サービスリンク情報と、OEサービス情報と、を蓄積することを特徴とする請求項1記載のラジオ受信機。
  4. 前記制御部は、Service Labelと、Short PSマスクビットから8バイトにしたプログラムサービスの名称に変換することを特徴とする請求項3記載のラジオ受信機。
  5. 前記制御部は、オーディオモードで音声出力に使用しないチューナやオーディオモード以外のモードのとき、あるいは2チューナ構成のセカンドチューナを用いて、前記メモリ装置に蓄積された受信履歴情報から受信可能なサービスを検索し、前記メモリ装置に蓄積されている受信履歴情報およびサイマルサービスに関する情報を更新することを特徴とする請求項2または3に記載のラジオ受信機。
  6. 前記制御部は、プログラムサービスの名称を取得した方法に基づいて、前記名称の正確さを判断し、前記メモリ装置に蓄積することを特徴とする請求項2または3に記載のラジオ受信機。
  7. 前記制御部は、プリセットメモリ動作時にダイナミックPSの影響を受けず、受信中サービスの放送局識別IDから前記メモリ装置に蓄積されたサービス名称を抽出し、抽出したサービス名称でプリセットメモリ情報を更新することを特徴とする請求項1記載のラジオ受信機。
  8. 前記制御部は、前記抽出したサービス名称で前記プリセットメモリ情報を更新する前に、ユーザーに新たなサービス名称を取得できたことを通知し、サービス名称の更新を促すことを特徴とする請求項7記載のラジオ受信機。
  9. 前記制御部は、受信中サービスに関する受信品質を一定間隔で監視し、前記メモリ装置からサイマルサービス候補となる代替周波数を抽出し、ユーザーが放送内容を聴取できなくなる前に受信良好な周波数に切り替えることを特徴とする請求項2または3に記載のラジオ受信機。
  10. 前記制御部は、前記メモリ装置に蓄積された受信履歴情報、サイマルサービス情報から各サービスの受信可否を判定し、受信可能なサービスについて前記統合サービスリストを生成することを特徴とする請求項1記載のラジオ受信機。
  11. 前記制御部は、同一サイマルサービスの情報が前記統合サービスリストに重複して表示されないように統合サービスリストを生成することを特徴する請求項10記載のラジオ受信機。
  12. 前記表示部は、現在受信しているサービスがFM−RDSかDABかをユーザーが判別できるようにした画面を表示することを特徴とする請求項11記載のラジオ受信機。
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