JP2013118935A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドパネルと吸収性本体の接合部やその近傍、或いはサイドパネルに、裂けや破れが生じ難い使い捨ておむつを提供すること。
【解決手段】本発明のおむつ1Aは吸収性本体2とサイドパネル3とを備えている。おむつ1Aは、吸収性本体2の背側部Bの両側部2sに、サイドパネル3の位置よりもY方向外方側に切り欠き部6を有し、切り欠き部6の下端縁6aとサイドパネル3の上端縁3aとは一致している。サイドパネル3の肌側シート31が肌側パネル接続用接着剤層51を介して立体ギャザー形成用シート24に、非肌側シート32が非肌側パネル接続用接着剤層52を介して裏面シート22に接合されている。サイドパネル3よりも内方において、立体ギャザー形成用シート24は肌側本体接続用接着剤層53を介して表面シート21に、裏面シート21は非肌側本体接続用接着剤層54を介して表面シート21に接合されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、展開型の使い捨ておむつに関する。
従来、吸収体を含む吸収性本体における、着用時に着用者の背中側に配される部分に、該吸収性本体の幅方向に伸縮する伸縮性のサイドパネルを取り付けてなる展開型の使い捨ておむつが知られている(特許文献1参照)。この種の使い捨ておむつは、サイドパネル材を、吸収性本体とは別工程で製造しておき、これを吸収性本体に付加して製造することができるので、サイドパネルに用いる資材の使用量や該資材から生じる廃棄物を抑えることができ、環境やコスト面で優れている。
しかし、その反面、サイドパネルの先端部に設けたファスニングテープ等を引っ張り、おむつを装着する際に、サイドパネルと吸収性本体の接合部やその近傍、あるいはサイドパネルとファスニングテープの接合部やその近傍に、裂けや破れが生じやすくなる。そのような不都合を解消するため、前述した特許文献1においては、サイドパネルにおける、吸収性本体又はファスニングテープと重ねる部分を折り返して補強不織布層を形成し、その補強不織布層を吸収性本体やファスニングテープと接合することを提案している。
特開2008−295836号公報
しかし、特許文献1に記載のおむつのように、補強不織布層を形成したとしても、おむつを装着する際に、吸収性本体とサイドパネルの接合部との境界に力が集中し、サイドパネルに裂けや破れが生じやすくなる。
したがって、本発明の課題は、吸収性本体の背側に配される部分に伸縮性のサイドパネルを有する展開型の使い捨ておむつにおいて、サイドパネルと吸収性本体の接合部やその近傍、或いはサイドパネルに、裂けや破れが生じ難い使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、液透過性の表面シート、液難透過性の裏面シート、これらシート間に配された縦長の吸収体を有し、腹側部、背側部、股下部に区分された吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向に沿う両側部それぞれに配された立体ギャザー形成用シートと、該吸収性本体における前記背側部の両側部それぞれに幅方向外方に延出する伸縮性のサイドパネルとを備えた使い捨ておむつであって、前記吸収性本体の前記背側部の両側部それぞれに、前記サイドパネルの位置よりも長手方向外方側に切り欠き部を有し、該切り欠き部の下端縁と該サイドパネルの上端縁とは一致しており、前記サイドパネルは、肌当接面側に位置する肌側シートと、非肌当接面側に位置する非肌側シートとの間に複数本の弾性部材を固定して形成されており、前記サイドパネルは、前記肌側シートが肌側パネル接続用接着剤層を介して前記立体ギャザー形成用シートに接合され、前記非肌側シートが非肌側パネル接続用接着剤層を介して前記裏面シートに接合されて前記吸収性本体に固定されており、前記サイドパネルよりも幅方向内方において、前記立体ギャザー形成用シートは肌側本体接続用接着剤層を介して前記表面シートに接合され、前記裏面シートは非肌側本体接続用接着剤層を介して前記表面シートに接合されている使い捨ておむつを提供するものである。
本発明によれば、サイドパネルと吸収性本体の接合部やその近傍、或いはサイドパネルに、裂けや破れが生じ難く、使用感の向上した使い捨ておむつが提供される。
図1は、本発明の第1実施形態である使い捨ておむつを、表面シート側から見た展開平面図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつのサイドパネル及びその近傍を示す拡大平面図である。 図3は、図2のIV−IV線断面図である。 図4は、本発明の第2実施形態におけるサイドパネル及びその近傍を示す断面図(図3相当図)である。 図5は、本発明の第3実施形態におけるサイドパネル及びその近傍を示す断面図(図3相当図)である。 図6は、本発明の第4実施形態におけるサイドパネル及びその近傍を示す断面図(図3相当図)である。
以下、本発明の使い捨ておむつを、その好ましい第1実施形態に基づき図1〜図3を参照しながら説明する。
第1実施形態の使い捨ておむつ1A(以下、「おむつ1A」ともいう。)は、図1に示すように、液透過性の表面シート21、液難透過性の裏面シート22、これらシート間に配された縦長の吸収体23を有し、腹側部A、背側部B、股下部Cに区分された吸収性本体2と、吸収性本体2の長手方向に沿う両側部2s,2sそれぞれに配された立体ギャザー形成用シート24と、吸収性本体2における背側部Bの両側部2s,2sそれぞれに幅方向(X方向)外方に延出する伸縮性のサイドパネル3とを備えている。
おむつ1Aは、図1に示すように、中心線CLに対して左右対称に形成されている。従って以下の説明では、左右対称な部分については、主に、右側について説明する。
また、本明細書において、「肌当接面」とは、おむつ1Aを構成する各部材の表裏両面のうち、装着時に装着者の肌側に配される面であり、図3における「上面」と同じ面である。また、「非肌当接面」とは、おむつ1Aを構成する各部材の表裏両面のうち、装着時に装着者の肌側とは反対側に向けられる面であり、図3における「下面」と同じ面である。
おむつ1Aは、図1に示すように、腹側部Aから股下部Cを介して背側部Bに亘る方向の長手方向(以下「Y方向」ともいう。Y方向:中心線CLに平行な方向をいう。)と、長手方向(Y方向)に直交する幅方向(以下「X方向」ともいう。)とを備えている。尚、図中のZ方向は、おむつ1Aの厚み方向を示している。
吸収性本体2は、図1に示すように、縦長の形状を有しており、装着時に装着者の腹側に位置する腹側部A、装着者の背側に位置する背側部B、及び股間部に位置する股下部Cを有している。吸収性本体2は、図1に示すように、平面状に拡げた状態においてY方向に長い長方形状である。サイドパネル3,3は、背側部Bにおける吸収性本体2の両側部2s,2sに、それぞれ吸収性本体2の両側部2s,2sそれぞれの側縁からX方向外方に突出するように取り付けられている。
吸収性本体2は、図1に示すように、液透過性の表面シート21と、液不透過性又は液難透過性(撥水性を含む)の裏面シート22と、これら両シート21,22間に介在された液保持性の吸収体23とを有している。サイドパネル3よりも幅方向(X方向)内方において、裏面シート22は非肌側本体接続用接着剤層54を介して表面シート21に接合されている。詳述すると、表面シート21及び裏面シート22それぞれは、図1に示すように、吸収体23の肌当接面の全面及び非肌当接面の全面を覆っており、吸収体23の周縁から延出しており、延出した部分において、非肌側本体接続用接着剤層54により固定されている。表面シート21は、長手方向(Y方向)においては、裏面シート22の長さと同じであるが、幅方向(X方向)においては、裏面シート22よりも短く形成されている。裏面シート22は、吸収性本体2と平面視形状が等しく形成されている。
裏面シート22は、おむつ1Aにおいては、図3に示すように、液不透過性又は液難透過性(撥水性を含む)の防漏フィルム221及び防漏フィルム221の非肌当接面側に外層不織布222を有している。おむつ1Aにおいては、図3に示すよう断面視して、裏面シート22を構成する防漏フィルム221は、サイドパネル3の非肌側シート32と裏面シート22の外層不織布222との間に位置している。外層不織布222は、吸収性本体2と平面視形状が等しく、防漏フィルム221は、図3に示すように、X方向の幅が外層不織布222より若干小さい以外は、外層不織布222と同様の平面視形状を有している。外層不織布222の存在により、おむつ外面の肌触りが良好となる。裏面シート22は、防漏フィルム221と外層不織布222とが、非肌側パネル接続用接着剤層52を介して接合されて形成されている。
おむつ1Aの防漏フィルム221は、図3に示すように、サイドパネル3の幅方向(X方向)の内端(中心線CL側の端)を越えて幅方向(X方向)外方に延在している。おむつ1Aの防漏フィルム221は、断面視して、図3に示すように、その幅方向(X方向)外方端(中心線CL側と反対側の端)が、サイドパネル3の幅方向(X方向)の内端(中心線CL側の端)と外層不織布222の幅方向(X方向)の外端(中心線CL側と反対側の端)との間に位置している。
また、吸収性本体2の長手方向(Y方向)の側部2Sには、図1,図2に示すように、表面シート21を介して立体ガード形成用シート24が配されている。おむつ1Aの立体ガード形成用シート24は、表面シート21の肌当接面側であって、長手方向(Y方向)に沿う側部2S全域に亘って配されている。サイドパネル3よりも幅方向(X方向)内方において、立体ギャザー形成用シート24は肌側本体接続用接着剤層53を介して表面シート21に接合されている。立体ガード形成用シート24のX方向の内方(中心線CL寄り)の端部は、自由端となっており、股下部Cにおける自由端近傍には立体ギャザー形成用の弾性部材25が長手方向(Y方向)に伸長状態で配設固定されており、装着時には、その弾性部材25の収縮力により、自由端から所定幅の部分が表面シート21から離間して立体ギャザーが形成される。
また、吸収性本体2の長手方向(Y方向)の側部2Sには、サイドパネル3を配した部分を除く背側部B、股下部C及び腹側部Aにおいて、表面シート21よりも幅方向(X方向)の外方に延出した立体ガード形成用シート24と、表面シート21よりも幅方向(X方向)の外方に延出した裏面シート22とが非肌側パネル接続用接着剤層52を介して接合され、フラップ部が形成されている。おむつ1Aには、図1に示すように、股下部Cにおけるフラップ部にレッグギャザー形成用の弾性部材26が長手方向(Y方向)に伸長状態で配設固定されており、装着時には、その弾性部材26の収縮力により、レッグギャザーが形成される。
立体ガード形成用シート24は、おむつ1Aには、一枚のシートのX方向の両端部分を、図3に示すように、内側に折り畳んで2層構造とし、その2層間を、散点状に配した熱融着部(不図示)により接合して一枚のシート状となしたものである。これに代えて、一枚のシートを、折り畳むことなく、立体ガード形成用シート24として用いてもよく、また、一枚のシートを、弾性部材25を固定する部分のみを2層構造として用いてもよい。
図1に示すように、吸収性本体2の背側部Bにおける両側部2S,2Sそれぞれに配されたサイドパネル3は、肌当接面側に位置する肌側シート31、非肌当接面側に位置する非肌側シート32、肌側シート31及び非肌側シート32の間に固定された複数本の弾性部材33を有している。サイドパネル3は、肌側シート31と非肌側シート32との間に複数本の弾性部材33を固定されている。サイドパネル3のX方向外方端部3sにはファスニングテープ4が設けられている。サイドパネル3の具体的な形状・構成については後で詳述する。
サイドパネル3は、肌側シート31が肌側パネル接続用接着剤層51を介して立体ギャザー形成用シート24に接合され、非肌側シート32が非肌側パネル接続用接着剤層52を介して裏面シート22に接合されて吸収性本体2に固定されている。具体的には、おむつ1Aのサイドパネル3は、図3に示すように、側部2Sに配された立体ガード形成用シート24と裏面シート22との間に配されており、サイドパネル3を構成する肌側シート31と、表面シート21よりも幅方向(X方向)の外方に延出した立体ガード形成用シート24とが肌側パネル接続用接着剤層51を介して接合されていると共に、サイドパネル3を構成する非肌側シート32と、表面シート21よりも幅方向(X方向)の外方に延出した裏面シート22における、裏面シート22を構成する防漏フィルム221よりも幅方向(X方向)の外方に延出した外層不織布222の部分とが非肌側パネル接続用接着剤層52を介して接合されて吸収性本体2に固定されている。
上述したように、肌側本体接続用接着剤層53は、表面シート21と立体ギャザー形成用シート24とを接合するものであり、吸収性本体2の長手方向(Y方向)の略全長に亘って形成されている。
上述したように、非肌側本体接続用接着剤層54は、表面シート21と裏面シート22とを接合するものであり、吸収性本体2の長手方向(Y方向)の略全長に亘って形成されている。
上述したように、肌側パネル接続用接着剤層51は、背側部Bにおけるサイドパネル3を配した部分において、表面シート21よりも幅方向(X方向)の外方に延出した立体ガード形成用シート24とサイドパネル3の肌側シート31とを接合するものであり、サイドパネル3のY方向の略全長に亘って形成されている。
上述したように、非肌側パネル接続用接着剤層52は、背側部Bにおけるサイドパネル3を配した部分において、表面シート21よりも幅方向(X方向)の外方に延出した裏面シート22であって、更に防漏フィルム221よりも幅方向(X方向)の外方に延出した外層不織布222の部分と、サイドパネル3を構成する非肌側シート32とを接合するものである。
また、非肌側パネル接続用接着剤層52は、サイドパネル3を配した部分を除く背側部B、股下部C及び腹側部Aにおいて、表面シート21よりも幅方向(X方向)の外方に延出した立体ガード形成用シート24と、防漏フィルム221よりも幅方向(X方向)の外方に延出した外層不織布222の部分とを接合するものである。
更に、非肌側パネル接続用接着剤層52は、おむつ1Aにおいては、裏面シート22を構成する防漏フィルム221と裏面シート22を構成する外層不織布222との間を接合するものである。尚、裏面シート22として、防漏フィルム221だけのもの、或いは防漏フィルム221の外面に外層不織布222が既に固定された1枚ものを用いる場合には、この部分の非肌側パネル接続用接着剤層52は不要となる。
おむつ1Aの非肌側パネル接続用接着剤層52は、X方向においては、裏面シート22を構成する外層不織布222の幅方向(X方向)の両端間に亘って形成され、Y方向においては、吸収性本体2の長手方向(Y方向)の略全長に亘って形成されている。
本発明の使い捨ておむつは、図1に示すように、吸収性本体2の背側部Bの両側部2s,2sそれぞれに、サイドパネル3の位置よりも長手方向外方側に切り欠き部6を有している。切り欠き部6は、おむつ1Aにおいては、図3に示すように、平面視して、吸収性本体2の背側部Bにおける長手方向(Y方向)の端部の両角を逆台形状に切り欠いて形成されている。このように形成された切り欠き部6の下端縁6aとサイドパネル3の上端縁3aとは一致している。即ち、切り欠き部6の下端縁6aは、長手方向(Y方向)において、サイドパネル3の上端縁3aと同じ位置に形成されており、切り欠き部6の下端縁6aの形状とサイドパネル3の上端縁3aの形状とが同じに形成されている。言い換えれば、サイドパネル3の上端縁3aに沿って、切り欠き部6の下端縁6aが形成されている。切り欠き部6の形状は、おむつ1Aにおいては、図3に示すように、逆台形状であったが、この形状に限定されず、切り欠き部6の下端縁6aとサイドパネル3の上端縁3aとが一致していれば、矩形状に形成されていてもよく、吸収性本体2の背側部Bの角を残して、三角形状に形成されていてもよく、切り欠き部6の切り欠き線が曲線で構成されていてもよい。このように切り欠き線が曲線で構成されている場合には、装着者の肌に優しく、特に中心線CL側に凸の円弧状であることが更に好ましい。
尚、切り欠き部6の下端縁6aとサイドパネル3の上端縁3aとが一致しているとは、完全に一致していることが好ましいが、同様な効果が得られる観点から、下端縁6aと上端縁3aとが0〜10mm程度ずれている場合も含んでいる。
切り欠き部6は、吸収性本体2とサイドパネル3との接合の境界に力が集中し難く、サイドパネル3に裂けや破れが生じ難い観点から、その切り欠きの先端6bが90°以上の角度で形成されていることが好ましい。具体的には、切り欠き部6の切り欠き先端6bの角度α(図2参照)は、90〜170°であることが好ましく、90〜135°であることが更に好ましい。尚、切り欠き部6の切り欠き線が曲線で構成されていている場合には、角度α(図2参照)は、切り欠き先端6bを通る接線と切り欠き部6の下端縁6aとで構成する角度を意味し、曲線の場合の角度α(図2参照)は、90〜170°であることが好ましく、90〜135°であることが更に好ましい。ここで、切り欠き部6の切り欠き線が曲線で構成されていている場合の切り欠きの先端6bとは、切り欠き曲線の中で、吸収性本体2の中心に最も近い位置を意味する。切り欠きの先端6bを含む部分のみをRカットした場合も同じ意味である。
切り欠き部6は、図3に示すように断面視して、その切り欠きの先端6bが、肌側パネル接続用接着剤層51、非肌側パネル接続用接着剤層52、肌側本体接続用接着剤層53、又は非肌側本体接続用接着剤層54上に位置している。おむつ1Aの切り欠き部6は、その先端6bが、肌側パネル接続用接着剤層51及び非肌側パネル接続用接着剤層52上に位置している。このような位置に切り欠き部6の先端6bが配されているので、吸収性本体2とサイドパネル3との接合の境界の強度が高くなり、該接合の境界に力が集中しても、サイドパネルに裂けや破れが生じ難くなる。
おむつ1Aの切り欠き部6は、図3に示すように断面視して、その切り欠きの先端6bが、サイドパネル3の幅方向(X方向)の内端(中心線CL側の端)を越えて幅方向(X方向)外方に延在している防漏フィルム221上に位置している。このような位置に切り欠き部6の先端6bが配されているので、防漏フィルム221の破れ難い物性を利用でき、吸収性本体2とサイドパネル3との接合の境界に力が集中しても、サイドパネルに裂けや破れが生じ難くなる。
サイドパネル3について詳述すると、図2に示すように、平面状に拡げた状態において、矩形状である。また、サイドパネル3は、図3に示すように、不織布製の2枚の肌側シート31及び非肌側シート32と、それらシート31,32の間に、幅方向(X方向)に伸長した状態で固定されている複数本の弾性部材33とを有している。サイドパネル3のX方向外方端部3sには、サイドパネル3を、他の部位に止着するためのファスニングテープ4が設けられている。弾性部材33は、それぞれ、幅方向(X方向)に沿って配されている。また、サイドパネル3における複数本の弾性部材33は、長手方向(Y方向)に略等しい間隔を設けて配されている。
サイドパネル3に配する弾性部材33は、サイドパネル3の柔軟性向上や伸縮性の確保の観点から、その幅(Y方向の寸法)や直径が、0.1〜2mmであることが好ましく、より好ましくは0.1〜1mmである。また、サイドパネル3に配する弾性部材33の本数は、4〜30本程度とすることが好ましく、より好ましくは10〜20本である。
おむつ1Aにおけるサイドパネル3は、図3に示すように、吸収性本体2側の本体側の接着剤層35、ファスニングテープ4側の先端側の接着剤層36及び複数本の中間に位置する接着剤層37を有している。これらの接着剤層35,36,37は、何れも、長手方向(Y方向)に延びて形成されている。また、これらの接着剤層35,36,37を介して、複数本の弾性部材33が、肌側シート31及び非肌側シート32の間に固定されていると共に、弾性部材33が介在していない部位においては肌側シート31及び非肌側シート32どうしが直接接合されている。
本体側の接着剤層35は、X方向における吸収性本体2側に設けられており、個々の弾性部材33の、吸収性本体2側の端部又はその近傍を固定している。先端側の接着剤層36は、X方向外方端部3s側に設けられており、個々の弾性部材33の、サイドパネル3の外方端部3s側の端部又はその近傍を固定している。中間に位置する接着剤層37は、X方向における本体側の接着剤層35と先端側の接着剤層36との間の領域に間欠的に複数本設けられている。中間に位置する接着剤層37は、本体側の接着剤層35及び先端側の接着剤層36の何れよりも幅が小さく形成されている。X方向において、本体側の接着剤層35とそれと隣接する中間に位置する接着剤層37との間、隣接する中間に位置する接着剤層37どうし間、及び、先端側の接着剤層36とそれと隣接する中間に位置する接着剤層37との間には、それぞれ、接着剤が配されていない非接着領域38が形成されている。
本体側の接着剤層35、先端側の接着剤層36及び中間に位置する接着剤層37は、何れも、X方向に延びる複数本(より好ましくは3本以上)の弾性部材33と交差し、サイドパネル3のY方向の全長に亘って延在している。そのため、非接着領域38も同様に、X方向に延びる複数本の弾性部材33と交差し、サイドパネル3のY方向の全長に亘って延びている。
おむつ1Aにおいては、上述したようにY方向に延びる複数本の非接着領域38がX方向に略等しい間隔を設けて配されているので、おむつ1Aの自然状態においては、各弾性部材33の収縮によって、非接着領域38における肌側シート31及び非肌側シート32が、それぞれ弾性部材33から離れる方向にアーチ状に***し、サイドパネル3の肌当接面及び非肌当接面に互いに対向して延び且つ複数本の弾性部材33に跨るように延びる複数本の襞が形成されるようになる。このように形成される襞は、おむつの装着状態においても完全には消失しない。
サイドパネル3のX方向外方端部3sに設けられたファスニングテープ4について詳述すると、ファスニングテープ4は、テープ基材シート41の外方端部に複数個の係合突起を有するフック材42を有している。ファスニングテープ4は、使用前においては折り返されており、図3に示すように、使用時に展開して用いられる。おむつ1Aのファスニングテープ4は、図1に示すように、展開状態において、矩形状である。ファスニングテープ4は、ファスニングテープ4の平面視形状と等しく形成されたテープ基材シート41と、テープ基材シート41のX方向外方端部にフック材42とを有している。テープ基材シート41は、ファスニングテープ4を接着剤の層43を介してサイドパネル3に固定されている。尚、おむつ1Aの腹側部Aの外面には、ファスニングテープ4のフック材42を止着させるランディングシート(不図示)が設けられている。
おむつ1Aの構成材料について説明する。
前述した、本体側の接着剤層35、先端側の接着剤層36、中間に位置する接着剤層37、ファスニングテープ4を固定する接着剤の層43、肌側パネル接続用接着剤層51、非肌側パネル接続用接着剤層52、肌側本体接続用接着剤層53及び非肌側本体接続用接着剤層54は、そのそれぞれを挟む2枚のシートの何れか一方又は双方に各種公知の方法により接着剤を塗工した後、それら2枚のシートを重ね合わせて加圧することにより形成することができる。
なお、各接着剤層を形成する接着剤の塗工パターンは、接着剤塗工機として、スプレーガン、コーターガン等を用いて、所謂ベタ塗りすることが好ましいが、接着剤塗工機として、ビードガン、スパイラルスプレーガン、オメガ字状スプレーガン、転写ロール等を用いて、直線状、スパイラル状、オメガ字状、ドット状等のパターン塗工を行うこともできる。
なお、各接着剤層を形成する接着剤の好ましい材料としては、非晶性ポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体(EEA)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロック共重合体(SEPS)などの熱可塑性ポリマー及びそれらの混合物等が挙げられる。接着剤はホットメルト型が好ましい。
吸収性本体2を構成する表面シート21、裏面シート22、吸収体23としては、それぞれ、従来、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられるもの等を、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート21としては、親水性且つ液透過性の不織布や立体開孔フィルム等を用いることができる。裏面シート22としては、液不透過性又は液難透過性(撥水性を含む)の樹脂フィルムに、各種製法による不織布(例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不織布等)を積層したシート等を用いることができる。また、吸収体23としては、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コアを、透水性の薄紙や不織布からなるコアラップシートで被覆したもの等を用いることができる。立体ガードを構成する立体ガード形成用シート24としては、フィルム、不織布、織物又はこれらの積層シート等を用いることができる。
サイドパネル3を構成する肌側シート31及び非肌側シート32、並びにファスニングテープ4のテープ基材41としては、従来、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられている各種のシート材を、特に制限なく用いることができる。例えば、肌側シート31、非肌側シート32、テープ基材41としては、不織布、織物、フィルム又はこれらの積層シート等を用いることができる。
サイドパネル3を構成する弾性部材33、立体ガードを構成する弾性部材25、レッグ部弾性部材26としては、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる糸状ないし紐状の弾性部材を用いることができる。サイドパネル3に配する複数本の弾性部材33は、同一種類のものが同一の伸長率で配されていることが、製造コストや製造工程の簡易化等の観点から好ましい。
ファスニングテープ4を形成するフック材42及びテープ基材シート41は、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、フック材42としては、「マジックテープ(登録商標)」(クラレ社製)、「クイックロン(登録商標)」(YKK社製)、「マジクロス(登録商標)」(カネボウベルタッチ社製)等におけるオス部材等を用いることができる。テープ基材シート41としては、ポリエチレンや、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等などの合成樹脂、及びこれら合成樹脂2種以上の複合材料からなるシートや不織布等を用いることができる。
上述した本発明の第1実施形態である使い捨ておむつ1A(以下、「おむつ1A」ともいう。)を使用した際の作用効果について説明する。
おむつ1Aは、図2に示すように、吸収性本体2の背側部Bの両側部2s,2sそれぞれに、サイドパネル3の位置よりも長手方向(Y方向)外方側に切り欠き部6を有しており、切り欠き部6の下端縁6aとサイドパネル3の上端縁3aとは一致して形成されている。このため、おむつ1Aを装着する際に、吸収性本体2とサイドパネル3との接合の境界に力が集中したとしても、該接合の境界が、おむつ1Aの部材点数の多い吸収性本体2の側部2sに配されることになるので、サイドパネル3と吸収性本体2の接合部やその近傍、或いはサイドパネル3に、裂けや破れが生じ難くなり、使用感が向上する。
また、おむつ1Aは、図3に示すように、切り欠き部6の切り欠きの先端6bが、肌側パネル接続用接着剤層51、非肌側パネル接続用接着剤層52、肌側本体接続用接着剤層53、又は非肌側本体接続用接着剤層54上に位置しているので、切り欠きの先端6bを起因に破れ難く、使用感が向上する。
なお、おむつ1においては、切り欠き部6の下端縁6aを構成する線を設けることにより、切り欠き線と切り欠き部6の下端縁6aを構成する線とから構成される先端6bの位置を吸収性本体2の両側縁から内側部分に配することができ積層される材料をより多くすることで、より裂けや破れが生じ難くすることができる。
次に、本発明の第2実施形態の使い捨ておむつについて、図4に基づいて説明する。なお、第2実施形態の使い捨ておむつ1B(以下、「おむつ1B」ともいう)については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aと同様であり、おむつ1Aの説明が適宜適用される。
第2実施形態のおむつ1Bの裏面シート22は、図4に示すように断面視して、防漏フィルム221が、サイドパネル3の幅方向(X方向)の内端(中心線CL側の端)の位置まで延在しており、外層不織布222が、サイドパネル3の幅方向(X方向)の内端(中心線CL側の端)の位置を越えて幅方向(X方向)外方に延在している。
また、第2実施形態のおむつ1Bにおいては、図4に示すように断面視して、肌側パネル接続用接着剤層51と肌側本体接続用接着剤層53とが連続している。このように、図4に示すように、表面シート21と立体ギャザー形成用シート24とを接合する肌側本体接続用接着剤層53と、表面シート21よりも幅方向(X方向)の外方に延出した立体ガード形成用シート24とサイドパネル3の肌側シート31とを接合する肌側パネル接続用接着剤層51とが、X方向において、間隔を空けず、接しており、連続して形成されている。
また、第2実施形態のおむつ1Bの切り欠き部6は、図4に示すように断面視して、その切り欠きの先端6bが、肌側パネル接続用接着剤層51と肌側本体接続用接着剤層53との連続層及び非肌側パネル接続用接着剤層52上に位置している。
上述した本発明の第2実施形態のおむつ1Bを使用した際の作用効果について説明する。なお、第2実施形態のおむつ1Bの効果については、第1実施形態のおむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aの効果と同様であり、おむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
第2実施形態のおむつ1Bは、図4に示すように、肌側パネル接続用接着剤層51と肌側本体接続用接着剤層53とが連続しているので、切り欠き部6の切り欠き先端6bの位置をさらに吸収性本体2の両側縁から内側部分に配することができる。この様な配置にすることでサイドパネル3を吸収性本体2に固定した部位を必要以上に硬くすることなく切り欠き先端6bの強度をあげることができるためにより破れにくくなるとの効果を奏する。
次に、本発明の第3実施形態の使い捨ておむつについて、図5に基づいて説明する。なお、第3実施形態の使い捨ておむつ1C(以下、「おむつ1C」ともいう)については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aと同様であり、おむつ1Aの説明が適宜適用される。
第3実施形態のおむつ1Cの裏面シート22は、図5に示すように、防漏フィルム221のみから形成されており、防漏フィルム221が、サイドパネル3の幅方向(X方向)の内端(中心線CL側の端)の位置を越えて幅方向(X方向)外方に延在している。
また、第3実施形態のおむつ1Cにおいては、図5に示すように断面視して、肌側パネル接続用接着剤層51は、その幅方向(X方向)の内端51aの位置が非肌側本体接続用接着剤層54の幅方向(X方向)の外端54aの位置と一致している。このように、図5に示すように、表面シート21と裏面シート22とを接合する非肌側本体接続用接着剤層54の外端54aと、表面シート21よりも幅方向(X方向)の外方に延出した立体ガード形成用シート24とサイドパネル3の肌側シート31とを接合する肌側パネル接続用接着剤層51の内端51aとが、X方向において、一致して形成されている。
また、第3実施形態のおむつ1Cの切り欠き部6は、図5に示すように断面視して、その切り欠きの先端6bが、表面シート21と裏面シート22とを接合する非肌側本体接続用接着剤層54上に位置している。
上述した本発明の第3実施形態のおむつ1Cを使用した際の作用効果について説明する。なお、第3実施形態のおむつ1Cの効果については、第1実施形態のおむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aの効果と同様であり、おむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
第3実施形態のおむつ1Cは、図5に示すように、肌側パネル接続用接着剤層51の内端51aの位置と非肌側本体接続用接着剤層54の外端54aの位置とが一致しているので、吸収性本体2を構成する材料を少なくしてコスト的に優位なおむつを作る場合にも非肌側本体接続用接着剤層54によりより破れにくくなるとの効果を奏する。
次に、本発明の第4実施形態の使い捨ておむつについて、図6に基づいて説明する。なお、第4実施形態の使い捨ておむつ1D(以下、「おむつ1D」ともいう)については、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aと同様であり、おむつ1Aの説明が適宜適用される。
第4実施形態のおむつ1Dは、図6に示すように断面視して、裏面シート22を構成する防漏フィルム221が、表面シート21とサイドパネル3の肌側シート31との間に位置している。詳述すると、防漏フィルム221が、サイドパネル3の幅方向(X方向)の内端(中心線CL側の端)を越えて幅方向(X方向)外方に延在している。そして、サイドパネル3が、立体ガード形成用シート24と裏面シート22を構成する外層不織布222との間であって、更に裏面シート22を構成する防漏フィルム221の延出部分と外層不織布222との間に配されている。
また、第4実施形態のおむつ1Dの切り欠き部6は、図6に示すように断面視して、その切り欠きの先端6bが、肌側パネル接続用接着剤層51及び非肌側パネル接続用接着剤層52上に位置している。
上述した本発明の第4実施形態のおむつ1Dを使用した際の作用効果について説明する。なお、第4実施形態のおむつ1Dの効果については、第1実施形態のおむつ1Aの効果と異なる点について説明する。特に説明しない点は、おむつ1Aの効果と同様であり、おむつ1Aの効果の説明が適宜適用される。
第4実施形態のおむつ1Dは、図6に示すように、裏面シート22を構成する防漏フィルム221が、表面シート21とサイドパネル3の肌側シート31との間に位置しているので、防漏フィルム221と表面シート21、防漏フィルム221と外層不織布222とがそれぞれ積層一体化され、表面シート21の外側に防漏フィルム221が延長される形となり、防漏フィルム221と外層不織布222との間にサイドパネル3を挟み込んだ形の部位に切り欠きの先端6bが存在するために破れにくくなるとの効果を奏する。
本発明の使い捨ておむつは、上述の第1実施形態のおむつ1A、第2実施形態のおむつ1B、第3実施形態のおむつ1C、第4実施形態のおむつ1Dに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述の第1〜第4実施形態のおむつ1A〜1Dにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば、上述の第1〜第4実施形態のおむつ1A〜1Dにおいては、ファスニングテープは、接着剤の層43を介してサイドパネル3の非肌側シート32の非肌当接面に固定されているが、サイドパネル3を構成する肌側シート31と非肌側シート32との間に配設固定されていてもよい。
また、サイドパネル3は基本的には矩形であるが、それ以外の形状の場合にはサイドパネル3の上端縁3aの全体ではなく、吸収性本体2側の端部域近傍における部分を3aとしてみることができる。したがってサイドパネル3の上端縁3aと切り欠き線および切り欠き部6の下端縁6aを構成する線との関係を逸脱しない限り種々のの形状を用いることができサイドパネル3が矩形以外の形状であってもよい。
1A,1B,1C,1D 使い捨ておむつ
2 吸収性本体
2s 吸収性本体の側部
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
24 立体ガード形成用シート
25 立体ギャザー形成用の弾性部材
26 レッグギャザー形成用の弾性部材
3 サイドパネル
3s X方向の外方端部
31 肌側シート
32 非肌側シート
33 弾性部材
35 本体側の接着剤層
36 ファスニングテープ4側の先端側の接着剤層
37 中間に位置する接着剤層
4 ファスニングテープ
41 テープ基材シート
42 フック材
43 接着剤の層
51 肌側パネル接続用接着剤層
51a 幅方向(X方向)の内端
52 非肌側パネル接続用接着剤層
53 肌側本体接続用接着剤層
54 非肌側本体接続用接着剤層
54a 幅方向(X方向)の外端
6 切り欠き部
6a 切り欠き部の下端縁
6b 切り欠きの先端

Claims (9)

  1. 液透過性の表面シート、液難透過性の裏面シート、これらシート間に配された縦長の吸収体を有し、腹側部、背側部、股下部に区分された吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向に沿う両側部それぞれに配された立体ギャザー形成用シートと、該吸収性本体における前記背側部の両側部それぞれに幅方向外方に延出する伸縮性のサイドパネルとを備えた使い捨ておむつであって、
    前記吸収性本体の前記背側部の両側部それぞれに、前記サイドパネルの位置よりも長手方向外方側に切り欠き部を有し、該切り欠き部の下端縁と該サイドパネルの上端縁とは一致しており、
    前記サイドパネルは、肌当接面側に位置する肌側シートと、非肌当接面側に位置する非肌側シートとの間に複数本の弾性部材を固定して形成されており、
    前記サイドパネルは、前記肌側シートが肌側パネル接続用接着剤層を介して前記立体ギャザー形成用シートに接合され、前記非肌側シートが非肌側パネル接続用接着剤層を介して前記裏面シートに接合されて前記吸収性本体に固定されており、
    前記サイドパネルよりも幅方向内方において、前記立体ギャザー形成用シートは肌側本体接続用接着剤層を介して前記表面シートに接合され、前記裏面シートは非肌側本体接続用接着剤層を介して前記表面シートに接合されている使い捨ておむつ。
  2. 前記切り欠き部は、断面視して、その切り欠きの先端が、前記肌側パネル接続用接着剤層、前記非肌側パネル接続用接着剤層、前記肌側本体接続用接着剤層、又は前記非肌側本体接続用接着剤層上に位置している請求項1に記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記裏面シートは、液難透過性の防漏フィルム及び該防漏フィルムの非肌当接面側に外層不織布を有しており、該防漏フィルムと該外層不織布とが前記非肌側パネル接続用接着剤層を介して接合されており
    前記防漏フィルムは、前記サイドパネルの幅方向の内端を越えて幅方向外方に延在しており、
    前記切り欠き部は、断面視して、その切り欠きの先端が、該防漏フィルム上に位置している請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記肌側パネル接続用接着剤層と前記肌側本体接続用接着剤層とは連続している請求項1〜3の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記肌側パネル接続用接着剤層は、断面視して、その幅方向の内端の位置が前記非肌側本体接続用接着剤層の幅方向の外端の位置と一致している請求項1〜4の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  6. 断面視して、前記裏面シートを構成する防漏フィルムは、前記サイドパネルの前記非肌側シートと前記裏面シートの外層不織布との間に位置している請求項3〜5の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  7. 断面視して、前記裏面シートを構成する防漏フィルムは、前記表面シートと前記サイドパネルの前記肌側シートとの間に位置している請求項3〜5の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  8. 前記切り欠き部は、その切り欠きの先端が90°以上の角度で形成されている請求項1〜7の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
  9. 前記切り欠き部は、その切り欠き線が曲線で構成されている請求項1〜8の何れか1項に記載の使い捨ておむつ。
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