JP2013118447A - ピーク抑圧装置、無線通信装置及びピーク抑圧方法 - Google Patents

ピーク抑圧装置、無線通信装置及びピーク抑圧方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回路規模及び処理負荷の増大を抑えつつ、抑圧の精度を向上すること。
【解決手段】ピーク抑圧装置は、第1ピーク位置検出部と、第2ピーク位置検出部と、抑圧信号生成部と、加算部とを備える。第1ピーク位置検出部は、送信信号の振幅変化が凸であり、かつ閾値を超えた場合に、該送信信号の振幅の時間軸上の位置を第1ピーク位置として検出する。第2ピーク位置検出部は、第1ピーク位置検出部によって検出された第1ピーク位置から時間軸上で所定の距離だけ離れた位置に対応する送信信号の振幅が閾値を超えた場合に、当該位置を第2ピーク位置として検出する。抑圧信号生成部は、第1ピーク位置検出部及び第2ピーク位置検出部によって検出された第1ピーク位置及び第2ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相を用いて、送信信号の振幅を閾値以下まで抑圧するための抑圧信号を生成する。加算部は、抑圧信号生成部によって生成された抑圧信号を送信信号に加算する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ピーク抑圧装置、無線通信装置及びピーク抑圧方法に関する。
無線通信装置は、送信信号を電力増幅器によって増幅して送信する。従来、この電力増幅器を電力効率の高い飽和領域付近で使用するためのピーク抑圧処理と呼ばれる信号処理技術が知られている。
ピーク抑圧処理では、まず、送信信号の振幅が閾値を超えた場合に、この送信信号の振幅の時間軸上の位置をピーク位置として検出し、ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相を用いて、送信信号の振幅を閾値以下まで抑圧するための抑圧信号を生成する。そして、生成された抑圧信号を送信信号に加算することによって、送信信号の振幅を抑圧する。ただし、かかるピーク抑圧処理では、抑圧信号の振幅の波形と、送信信号のピーク位置に対応する振幅の波形とのずれが大きくなるほど、抑圧の精度が低下する恐れがある。
このため、異なる波形パターンを有する複数の抑圧信号を予め保持しておき、送信信号のピーク位置に対応する振幅の波形に適合する最適な波形パターンを有する抑圧信号を選択して送信信号に加算する技術が提案されている。
特表2010−514298号公報
しかしながら、最適な波形パターンを有する抑圧信号を選択する従来技術では、抑圧の精度を向上することができるものの、回路規模及び処理負荷が増大するという問題がある。
すなわち、上述した従来技術では、異なる波形パターンを有する複数の抑圧信号を保持するためのメモリを搭載するため、メモリの分だけ回路規模が大型化する。また、上述した従来技術では、送信信号のピーク位置に対応する振幅の波形を特定するために、振幅の幅や振幅の高さ等の形状を求める等の複雑な演算処理を行うこととなり、結果として、処理負荷が増大する。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、回路規模及び処理負荷の増大を抑えつつ、抑圧の精度を向上することができるピーク抑圧装置、無線通信装置及びピーク抑圧方法を提供することを目的とする。
本願の開示するピーク抑圧装置は、第1ピーク位置検出部と、第2ピーク位置検出部と、抑圧信号生成部と、加算部とを備える。第1ピーク位置検出部は、送信信号の振幅変化が凸であり、かつ閾値を超えた場合に、該送信信号の振幅の時間軸上の位置を第1ピーク位置として検出する。第2ピーク位置検出部は、前記第1ピーク位置検出部によって検出された第1ピーク位置から時間軸上で所定の距離だけ離れた位置に対応する前記送信信号の振幅が前記閾値を超えた場合に、当該位置を第2ピーク位置として検出する。抑圧信号生成部は、前記第1ピーク位置検出部及び前記第2ピーク位置検出部によって検出された第1ピーク位置及び第2ピーク位置に対応する前記送信信号の振幅及び位相を用いて、前記送信信号の振幅を前記閾値以下まで抑圧するための抑圧信号を生成する。加算部は、前記抑圧信号生成部によって生成された抑圧信号を前記送信信号に加算する。
本願の開示するピーク抑圧装置の一つの態様によれば、回路規模及び処理負荷の増大を抑えつつ、抑圧の精度を向上することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係るピーク抑圧装置を搭載した無線通信装置の構成を示すブロック図である。 図2は、実施例1に係るピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。 図3は、実施例1におけるピーク検出部の構成を示すブロック図である。 図4は、送信信号の振幅が閾値以下まで抑圧される様子を示す図である。 図5は、実施例1に係るピーク抑圧装置によるピーク抑圧処理の処理手順を示すフローチャートである。 図6は、実施例2に係るピーク抑圧装置を搭載した無線通信装置の構成を示すブロック図である。 図7は、実施例2に係るピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。 図8は、実施例2に係るピーク抑圧装置によるピーク抑圧処理の処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施例3に係るピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。 図10は、実施例3におけるピーク検出部の構成を示すブロック図である。 図11は、実施例3に係るピーク抑圧装置によるピーク抑圧処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、実施例4に係るピーク抑圧装置の構成を示すブロック図である。 図13は、実施例4に係るピーク抑圧装置によるピーク抑圧処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下に、本願の開示するピーク抑圧装置、無線通信装置及びピーク抑圧方法を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、図1を用いて実施例1に係るピーク抑圧装置を搭載した無線通信装置の構成を説明する。図1は、実施例1に係るピーク抑圧装置を搭載した無線通信装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、無線通信装置10は、送信信号生成部11と、帯域制限フィルタ部12と、補間フィルタ部13と、ピーク抑圧装置100と、直交変調部14と、電力増幅部15とを有する。
送信信号生成部11は、ベースバンド信号としての送信信号を生成する。帯域制限フィルタ部12は、送信信号に対して帯域制限処理を実行する。補間フィルタ部13は、送信信号に含まれるデータ間を補間する。ピーク抑圧装置100は、送信信号に含まれるピーク成分を抑圧し、抑圧後の送信信号を直交変調部14に出力する。直交変調部14は、所定の周波数の信号と送信信号とを乗算することにより、ベースバンド帯の送信信号を無線周波数帯に変換し、変換後の送信信号を電力増幅部15に出力する。電力増幅部15は、送信信号を増幅してアンテナ16に出力する。アンテナ16は、増幅された送信信号を電波として送信する。
図2は、実施例1に係るピーク抑圧装置100の構成を示すブロック図である。図2に示すように、ピーク抑圧装置100は、ピーク検出部110と、抑圧信号生成部130と、遅延器140a、140bと、加算器150とを有する。
ピーク検出部110は、送信信号に含まれるピーク位置を検出する。図3は、実施例1におけるピーク検出部110の構成を示すブロック図である。ピーク検出部110は、複素乗算器111、遅延器112a〜112d、凸部検出部113、比較器114、第1ピーク位置検出部115、第2ピーク位置検出部116及びOR回路117を有する。
複素乗算器111は、送信信号と送信信号の共役複素数とを複素乗算して電力値に変換し、該電力値を遅延器112a及び比較器114に出力する。以下では、複素乗算器111から出力される送信信号の電力値を、「送信信号の振幅」と呼ぶことがあるものとする。遅延器112a〜112dは、入力される送信信号の電力値を遅延させる。
凸部検出部113は、送信信号の振幅波形が凸形状となる部分である凸部を検出する。凸部検出部113は、遅延器113a、113bと、比較器113c、113dとを有する。遅延器113a、113bは、送信信号の電力値を時間軸上で1サンプル分だけ遅延させる。
比較器113c、113dは、1サンプル分だけ遅延する前の送信信号の振幅と、1サンプル分だけ遅延した後の送信信号の振幅とを比較し、その比較結果を第1ピーク位置検出部115に出力する。具体的には、比較器113cは、遅延器113aに入力される送信信号の振幅A0と、遅延器113aから出力される送信信号の振幅A1とを比較し、A0<A1となる場合に、true信号「1」を出力する。また、比較器113dは、遅延器113bに入力される送信信号の振幅A1と、遅延器113bから出力される送信信号の振幅A2とを比較し、A1>A2となる場合に、true信号「1」を出力する。つまり、比較器113c、113dは、送信信号の振幅A1が他の部分と比較して高い場合に、送信信号の凸部を検出した旨を示すtrue信号「1」を第1ピーク位置検出部115にそれぞれ出力する。
比較器114は、送信信号の振幅と所定の閾値Athとを比較する。比較器114は、送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合に、その旨を示すtrue信号「1」を遅延器112b及び第2ピーク位置検出部116に出力する。
第1ピーク位置検出部115は、送信信号の振幅変化が凸であり、かつ閾値Athを超えた場合に、該送信信号の振幅の時間軸上の位置を第1ピーク位置として検出する。具体的には、第1ピーク位置検出部115は、凸部検出部113からtrue信号を受け付け、かつ、遅延器112bを介して比較器114からtrue信号を受け付けた場合に、送信信号の凸部の頂点の位置を第1ピーク位置として検出する。そして、第1ピーク位置検出部115は、検出した第1ピーク位置を、第2ピーク位置検出部116に出力する。また、第1ピーク位置検出部115は、検出した第1ピーク位置を、遅延器112cを介してOR回路117に出力する。
第2ピーク位置検出部116は、第1ピーク位置から時間軸上で所定の距離だけ離れた位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合に、当該位置を第2ピーク位置として検出する。本実施例では、第2ピーク位置検出部116は、後述するインパルス応答信号が時間軸と交差する位置である交差位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合に、交差位置を第2ピーク位置として検出する。具体的には、第2ピーク位置検出部116は、後方交差位置検出部116aと、前方交差位置検出部116bとを有する。
後方交差位置検出部116aは、第1ピーク位置を第1ピーク位置検出部115から受け付けると、インパルス応答信号が該インパルス応答信号の頂点よりも後方で時間軸と交差する位置である後方交差位置に対応する送信信号の振幅を監視する。そして、後方交差位置検出部116aは、後方交差位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合に、後方交差位置を第2ピーク位置として検出する。具体的には、後方交差位置検出部116aは、後方交差位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた旨を示すtrue信号を比較器114から受け付けた場合に、後方交差位置を第2ピーク位置として検出する。そして、後方交差位置検出部116aは、検出した第2ピーク位置を、遅延器112dを介してOR回路117に出力する。
前方交差位置検出部116bは、第1ピーク位置を第1ピーク位置検出部115から受け付けると、インパルス応答信号が該インパルス応答信号の頂点よりも前方で時間軸と交差する位置である前方交差位置に対応する送信信号の振幅を監視する。そして、前方交差位置検出部116bは、前方交差位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合に、前方交差位置を第2ピーク位置として検出する。具体的には、前方交差位置検出部116bは、前方交差位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた旨を示すtrue信号を比較器114から受け付けた場合に、前方交差位置を第2ピーク位置として検出する。そして、前方交差位置検出部116bは、検出した第2ピーク位置を、OR回路117に出力する。
OR回路117は、遅延器112cを介して第1ピーク位置検出部115から第1ピーク位置を受け付ける。OR回路117は、遅延器112dを介して第2ピーク位置検出部116の後方交差位置検出部116aから第2ピーク位置を受け付ける。OR回路117は、第2ピーク位置検出部116の前方交差位置検出部116bから第2ピーク位置を受け付ける。OR回路117は、受け付けた第1ピーク位置及び/又は第2ピーク位置を抑圧信号生成部130に出力する。
図2に戻り、抑圧信号生成部130は、第1ピーク位置及び第2ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相を用いて、送信信号の振幅を閾値以下まで抑圧するための抑圧信号を生成する。具体的には、抑圧信号生成部130は、インパルス応答信号生成部131、ラッチ部132、振幅位相パラメータ算出部133及び乗算器134を有する。
インパルス応答信号生成部131は、ピーク検出部110から第1ピーク位置及び第2ピーク位置を受け付けると、第1ピーク位置及び第2ピーク位置に対応するタイミングで頂点となるインパルス応答信号を生成する。インパルス応答信号生成部131は、生成したインパルス応答信号を複素乗算器134に出力する。
ラッチ部132は、ピーク検出部110から第1ピーク位置及び第2ピーク位置を受け付ける。ラッチ部132は、遅延器140aから送信信号を受け付ける。ラッチ部132は、第1ピーク位置及び第2ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相を保持(ラッチ)する。
振幅位相パラメータ算出部133は、ラッチされた送信信号の振幅と閾値Athとの差を抑圧信号の振幅として含み、かつ、ラッチされた送信信号の位相を抑圧信号の位相として含むパラメータである振幅位相パラメータを算出する。具体的には、ラッチされた送信信号の振幅をr、ラッチされた送信信号の位相をθとすると、振幅位相パラメータ算出部133は、以下の式(1)を用いて、振幅位相パラメータを算出する。
(Ath−r)×exp(jθ) ・・・ (1)
複素乗算器134は、振幅位相パラメータ算出部133から振幅位相パラメータを受け付ける。複素乗算器134は、インパルス応答信号生成部131からインパルス応答信号を受け付ける。複素乗算器134は、振幅位相パラメータをインパルス応答信号に複素乗算して抑圧信号を生成する。複素乗算器134は、生成した抑圧信号を加算器150に出力する。
遅延器140a、140bは、送信信号を遅延させる。遅延器140a、140bは、遅延後の送信信号を加算器150に出力する。
加算器150は、抑圧信号生成部130によって生成された抑圧信号を送信信号に加算する。これにより、第1ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相を基にして生成された抑圧信号と、第2ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相を基にして生成された抑圧信号とが送信信号に加算される。このため、第1ピーク位置に加えて第2ピーク位置に対応する送信信号の振幅が閾値Ath以下まで抑圧される。
図4は、送信信号の振幅が閾値以下まで抑圧される様子を示す図である。図4において、横軸は、時間軸を示し、縦軸は、信号の振幅を示す。また、図4において、曲線151は、送信信号の振幅を示し、曲線152及び曲線153は、インパルス応答信号の振幅を示し、曲線154は、抑圧信号の振幅を示し、曲線155は、抑圧信号が加算された送信信号の振幅を示す。曲線151に示す送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合に、送信信号の振幅の時間軸上の位置t1が第1ピーク位置として検出される。曲線152に示すインパルス応答信号が時間軸と交差する交差位置t2に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合に、交差位置t2が第2ピーク位置として検出される。そして、第1ピーク位置である位置t1に対応する送信信号の振幅及び位相から抑圧信号が生成され、第2ピーク位置である交差位置t2に対応する送信信号の振幅及び位相から抑圧信号が生成される。これら抑圧信号が合成されると、曲線154に示すような抑圧信号となる。曲線154に示す抑圧信号は、加算器150によって、曲線151に示す送信信号に加算される。これにより、曲線155に示されるように、第1ピーク位置である位置t1に加えて、第2ピーク位置である交差位置t2に対応する送信信号の振幅が閾値Ath以下まで抑圧される。
次に、図5を用いて実施例1に係るピーク抑圧装置100によるピーク抑圧処理の処理手順を説明する。図5は、実施例1に係るピーク抑圧装置100によるピーク抑圧処理の処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、ピーク検出部110の凸部検出部113は、送信信号の振幅波形が凸形状となる凸部を検出する(ステップS11)。凸部検出部113によって凸部が検出された場合には(ステップS11;Yes)、比較器114は、送信信号の振幅と閾値Athとを比較する(ステップS12)。比較器114によって送信信号の振幅が閾値Athを超えたと判定された場合(ステップS12;Yes)には、第1ピーク位置検出部115は、送信信号の振幅の時間軸上の位置を第1ピーク位置として検出する(ステップS13)。
なお、凸部検出部113によって凸部が検出されない場合(ステップS11;No)、又は、比較器114によって送信信号の振幅が閾値Ath以下であると判定された場合(ステップS12;否定)、ピーク抑圧処理は終了となる。
そして、抑圧信号生成部130のラッチ部132は、検出された第1ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする(ステップS14)。
そして、第2ピーク位置検出部116の後方交差位置検出部116aは、後方交差位置に対応する送信信号の振幅が閾値Ath以下である場合には(ステップS15;No)、処理をステップS18に進める。一方、後方交差位置検出部116aは、後方交差位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合には(ステップS15;Yes)、後方交差位置を第2ピーク位置として検出する(ステップS16)。そして、抑圧信号生成部130のラッチ部132は、第2ピーク位置である後方交差位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする(ステップS17)。
そして、第2ピーク位置検出部116の前方交差位置検出部116bは、前方交差位置に対応する送信信号の振幅が閾値Ath以下である場合には(ステップS18:No)、処理をステップS21に進める。一方、前方交差位置検出部116bは、前方交差位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合には(ステップS18;Yes)、前方交差位置を第2ピーク位置として検出する(ステップS19)。そして、抑圧信号生成部130のラッチ部132は、第2ピーク位置である前方交差位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする(ステップS20)。
そして、抑圧信号生成部130の振幅位相パラメータ算出部133は、ステップS14、S17及びS20でラッチされた送信信号の振幅及び位相を用いて振幅位相パラメータを算出する(ステップS21)。そして、乗算器134は、振幅位相パラメータをインパルス応答信号に複素乗算して抑圧信号を生成する(ステップS22)。そして、加算器150は、抑圧信号を送信信号に加算する(ステップS23)。
上述してきたように、実施例1に係るピーク抑圧装置100は、第1ピーク位置から時間軸上で所定の距離だけ離れた位置に対応する送信信号の振幅が閾値を超えた場合に、当該位置を第2ピーク位置として検出する。そして、ピーク抑圧装置100は、第1ピーク位置及び第2ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相を用いて抑圧信号を生成し、生成した抑圧信号を送信信号に加算する。これにより、第1ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相を基にして生成された抑圧信号と、第2ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相を基にして生成された抑圧信号とが送信信号に加算される。このため、第1ピーク位置に加えて第2ピーク位置に対応する送信信号の振幅が閾値Ath以下まで抑圧される。したがって、ピーク抑圧装置100は、最適な波形パターンの抑圧信号を選択する従来技術と異なり、メモリの搭載や複雑な演算処理を実行することなく、ピーク抑圧を精度良く行うことができる。結果として、回路規模及び処理負荷の増大を抑えつつ、抑圧の精度を向上することができる。
また、実施例1では、第2ピーク位置検出部116は、インパルス応答信号が時間軸と交差する交差位置に対応する送信信号の振幅が閾値を超えた場合に、当該交差位置を第2ピーク位置として検出する。このため、実施例1によれば、インパルス応答信号が時間軸と交差する交差位置に対応する送信信号の振幅が閾値を超えた場合に、当該交差位置に対応する送信信号の振幅を精度良く抑圧することができる。
実施例1では、帯域制限フィルタ部12をピーク抑圧装置100の外部に搭載する場合を説明したが、実施例2では、帯域制限フィルタ部12をピーク抑圧装置の内部に搭載する場合を説明する。以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分には、既に説明した部分と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
まず、図6を用いて実施例2に係るピーク抑圧装置を搭載した無線通信装置の構成を説明する。図6は、実施例2に係るピーク抑圧装置を搭載した無線通信装置の構成を示すブロック図である。図6に示すように、無線通信装置20は、送信信号生成部11と、補間フィルタ部13と、ピーク抑圧装置200と、直交変調部14と、電力増幅部15と、アンテナ16とを有する。無線通信装置20は、実施例1と異なり、帯域制限フィルタ部12をピーク抑圧装置200の内部に搭載する。
図7は、実施例2に係るピーク抑圧装置200の構成を示すブロック図である。図7に示すように、ピーク抑圧装置200は、ピーク検出部110と、抑圧信号生成部230と、遅延器140a、140bと、加算器150と、帯域制限フィルタ部12とを有する。
帯域制限フィルタ部12は、加算器150によって抑圧信号が加算された送信信号である合成信号に対して帯域制限処理を実行する。
抑圧信号生成部230は、実施例1におけるインパルス応答信号生成部131の代わりに、インパルス応答信号生成部231を有する。インパルス応答信号生成部231は、帯域制限フィルタ部12にて合成信号に対して帯域制限処理が実行された場合に、合成信号の振幅が変化する量である振幅変化量を予め含んだ振幅を有する、インパルス状の信号をインパルス応答信号として生成する。以下では、インパルス応答信号生成部231によって生成されたインパルス応答信号を、「帯域制限対象インパルス応答信号」と呼ぶものとする。インパルス応答信号生成部231は、帯域制限対象インパルス応答信号を複素乗算器134に出力する。そして、複素乗算器134において、振幅位相パラメータが帯域制限対象インパルス応答信号に複素乗算され、抑圧信号が生成される。
次に、図8を用いて実施例2に係るピーク抑圧装置200によるピーク抑圧処理の処理手順を説明する。図8は、実施例2に係るピーク抑圧装置200によるピーク抑圧処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、図5に示した処理手順と同様の処理については、その詳細な説明を省略する。すなわち、図5に示したステップS11〜S21は、図8に示したステップS31〜S41にそれぞれ対応する。
以下、実施例2と実施例1との処理手順の差異について説明する。図8に示すように、乗算器134は、振幅位相パラメータを帯域制限対象インパルス応答信号に乗算して抑圧信号を生成する(ステップS42)。そして、加算器150は、抑圧信号を送信信号に加算する(ステップS43)。そして、帯域制限フィルタ部12は、加算器150から出力される合成信号に対して帯域制限処理を実行する(ステップS44)。
上述してきたように、実施例2によれば、ピーク抑圧装置200の内部に帯域制限フィルタ部12を搭載するため、ピーク抑圧を精度良く行うとともに、ピーク抑圧と同時に帯域制限処理を行うことができる。
実施例1では、インパルス応答信号と時間軸との交差位置が、送信信号のサンプリング位置と一致する場合を説明した。しかしながら、インパルス応答信号と時間軸との交差位置が、送信信号のサンプリング位置と一致しない場合が想定される。この場合には、振幅位相パラメータ算出部133は、交差位置に対応する送信信号の振幅及び位相を取得することができず、振幅位相パラメータを算出することができない。そこで、実施例3では、送信信号のサンプリング位置に対応する送信信号の振幅に対して補間処理を行うことにより、交差位置に対応する送信信号の振幅及び位相を算出する場合を説明する。以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分には、既に説明した部分と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
まず、図9を用いて実施例3に係るピーク抑圧装置の構成を説明する。図9は、実施例3に係るピーク抑圧装置300の構成を示すブロック図である。なお、実施例3に係るピーク抑圧装置300を搭載した無線通信装置の構成は、図1に示した構成と同様であるので、その説明は省略する。
図9に示すように、ピーク抑圧装置300は、ピーク検出部310と、抑圧信号生成部330と、遅延器140a、140bと、加算器150とを有する。
ピーク検出部310は、送信信号に含まれるピーク位置を検出する。図10は、実施例3におけるピーク検出部310の構成を示すブロック図である。ピーク検出部310は、複素乗算器111、遅延器112a〜112d、凸部検出部113、比較器114、第1ピーク位置検出部115、第2ピーク位置検出部316及びラッチ指示部318a、318bを有する。
第1ピーク位置検出部115は、送信信号の振幅が凸であり、かつ閾値Athを超えた場合に、該送信信号の振幅の時間軸上の位置を第1ピーク位置として検出する。第1ピーク位置検出部115は、検出した第1ピーク位置を、遅延器112cを介して抑圧信号生成部330のラッチ部332a及びインパルス応答信号生成部331aに出力する。
第2ピーク位置検出部316は、インパルス応答信号と時間軸との交差位置に隣接する少なくとも2つの送信信号のサンプリング位置に対応する送信信号の振幅を取得する。本実施例では、第2ピーク位置検出部316は、インパルス応答信号と時間軸との交差位置に最も近い、2つのサンプリング位置に対応する送信信号の振幅を取得する。そして、第2ピーク位置検出部316は、2つのサンプリング位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合に、当該2つのサンプリング位置を第2ピーク位置として検出する。具体的には、第2ピーク位置検出部316は、後方交差位置検出部316aと、前方交差位置検出部316bとを有する。
後方交差位置検出部316aは、第1ピーク位置を第1ピーク位置検出部115から受け付けると、後方交差位置に隣接する2つのサンプリング位置に対応する送信信号の振幅を取得する。ここで、後方交差位置は、インパルス応答信号が該インパルス応答信号の頂点よりも後方で時間軸と交差する位置である。そして、後方交差位置検出部316aは、後方交差位置に隣接する2つのサンプリング位置(以下「後方サンプリング位置」という)に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合に、後方サンプリング位置を第2ピーク位置として検出する。具体的には、後方交差位置検出部316aは、後方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた旨を示すtrue信号を比較器114から受け付けた場合に、後方サンプリング位置を第2ピーク位置として検出する。そして、後方交差位置検出部316aは、検出した第2ピーク位置である後方サンプリング位置を、遅延器112dを介して抑圧信号生成部330のインパルス応答信号生成部331bに出力する。
前方交差位置検出部316bは、第1ピーク位置を第1ピーク位置検出部115から受け付けると、前方交差位置に隣接する2つのサンプリング位置に対応する送信信号の振幅を取得する。ここで、前方交差位置は、インパルス応答信号が該インパルス応答信号の頂点よりも後方で時間軸と交差する位置である。そして、前方交差位置検出部316bは、前方交差位置に隣接する2つのサンプリング位置(以下「前方サンプリング位置」)に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合に、前方サンプリング位置を第2ピーク位置として検出する。具体的には、前方交差位置検出部316bは、前方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた旨を示すtrue信号を比較器114から受け付けた場合に、前方サンプリング位置を第2ピーク位置として検出する。そして、前方交差位置検出部316bは、検出した第2ピーク位置である前方サンプリング位置を、抑圧信号生成部330のインパルス応答信号生成部331cに出力する。
ラッチ指示部318aは、遅延器112dを介して後方交差位置検出部316aから第2ピーク位置としての後方サンプリング位置を受け付ける。ラッチ指示部318aは、後方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする旨を指示するラッチ指示を、抑圧信号生成部330のラッチ部332b、332cにそれぞれ出力する。
ラッチ指示部318bは、前方交差位置検出部316bから第2ピーク位置としての前方サンプリング位置を受け付ける。ラッチ指示部318bは、前方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする旨を指示するラッチ指示を、抑圧信号生成部330のラッチ部332d、332eにそれぞれ出力する。
図9に戻り、抑圧信号生成部330は、抑圧信号を生成する。具体的には、抑圧信号生成部330は、インパルス応答信号生成部331a〜331c、ラッチ部332a〜332e、振幅位相パラメータ算出部333a〜333c、複素乗算器334a〜334c及び加算器336a、336bを有する。
インパルス応答信号生成部331a〜331cは、ピーク検出部310から第1ピーク位置及び第2ピーク位置を受け付けると、第1ピーク位置及び第2ピーク位置に対応するタイミングで頂点をもつインパルス応答信号を生成する。インパルス応答信号生成部331a〜331cは、生成したインパルス応答信号を複素乗算器334a〜334cにそれぞれ出力する。
ラッチ部332aは、ピーク検出部310から第1ピーク位置を受け付ける。ラッチ部332aは、遅延器140aから送信信号を受け付ける。ラッチ部332aは、第1ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする。
振幅位相パラメータ算出部333aは、ラッチされた、第1ピーク位置に対応する送信信号の振幅と閾値Athとの差を抑圧信号の振幅として含み、かつ、ラッチされた送信信号の位相を抑圧信号の位相として含む振幅位相パラメータを算出する。
複素乗算器334aは、振幅位相パラメータ算出部333aから振幅位相パラメータを受け付ける。複素乗算器334aは、インパルス応答信号生成部331aからインパルス応答信号を受け付ける。複素乗算器334aは、振幅位相パラメータをインパルス応答信号に複素乗算して、第1ピーク位置に対応する送信信号の振幅を閾値Ath以下まで抑圧するための抑圧信号を生成する。乗算器334aは、生成した抑圧信号を加算器336aに出力する。
ラッチ部332b、332cは、後方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする旨を指示するラッチ指示をピーク検出部310から受け付ける。ラッチ部332b、332cは、遅延器140aから送信信号を受け付ける。ラッチ部332b、332cは、後方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする。
補間処理部335aは、ラッチ部332b、332cによってラッチされた、後方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相に対して補間処理を行うことにより、後方交差位置に対応する送信信号の振幅及び位相を算出する。補間処理部335aは、算出した、後方交差位置に対応する送信信号の振幅及び位相を振幅位相パラメータ算出部333bに出力する。
振幅位相パラメータ算出部333bは、後方交差位置に対応する送信信号の振幅と閾値Athとの差を抑圧信号の振幅として含み、かつ、後方交差位置に対応する送信信号の位相を抑圧信号の位相として含む振幅位相パラメータを算出する。
複素乗算器334bは、振幅位相パラメータ算出部333bから振幅位相パラメータを受け付ける。複素乗算器334bは、インパルス応答信号生成部331bからインパルス応答信号を受け付ける。乗算器334bは、振幅位相パラメータをインパルス応答信号に複素乗算して、後方交差位置に対応する送信信号の振幅を閾値Ath以下まで抑圧するための抑圧信号を生成する。乗算器334bは、生成した抑圧信号を加算器336bに出力する。
ラッチ部332d、332eは、前方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする旨を指示するラッチ指示をピーク検出部310から受け付ける。ラッチ部332d、332eは、遅延器140aから送信信号を受け付ける。ラッチ部332d、332eは、前方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする。
補間処理部335bは、ラッチ部332d、332eによってラッチされた、前方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相に対して補間処理を行うことにより、前方交差位置に対応する送信信号の振幅及び位相を算出する。補間処理部335bは、算出した、前方交差位置に対応する送信信号の振幅及び位相を振幅位相パラメータ算出部333cに出力する。
振幅位相パラメータ算出部333cは、前方交差位置に対応する送信信号の振幅と閾値Athとの差を抑圧信号の振幅として含み、かつ、前方交差位置に対応する送信信号の位相を抑圧信号の位相として含む振幅位相パラメータを算出する。
複素乗算器334cは、振幅位相パラメータ算出部333cから振幅位相パラメータを受け付ける。複素乗算器334cは、インパルス応答信号生成部331cからインパルス応答信号を受け付ける。複素乗算器334cは、振幅位相パラメータをインパルス応答信号に複素乗算して、前方交差位置に対応する送信信号の振幅を閾値Ath以下まで抑圧するための抑圧信号を生成する。複素乗算器334cは、生成した抑圧信号を加算器336bに出力する。
加算器336bは、複素乗算器334bから出力される抑圧信号と複素乗算器334cから出力される抑圧信号とを加算して加算器336aに出力する。加算器336aは、複素乗算器334aから出力される抑圧信号と加算器336bから出力される抑圧信号とを加算して加算器150に出力する。
次に、図11を用いて実施例3に係るピーク抑圧装置300によるピーク抑圧処理の処理手順を説明する。図11は、実施例3に係るピーク抑圧装置300によるピーク抑圧処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、図5に示した処理手順と同様の処理については、その詳細な説明を省略する。すなわち、図5に示したステップS11〜S14は、図11に示したステップS51〜S54にそれぞれ対応する。
以下、実施例3と実施例1との処理手順の差異について説明する。図11に示すように、抑圧信号生成部330のラッチ部332aは、検出された第1ピーク位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする(ステップS54)。
そして、第2ピーク位置検出部316の後方交差位置検出部316aは、後方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅を取得する(ステップS55)。そして、後方交差位置検出部316aは、後方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅が閾値Ath以下である場合には(ステップS56;No)、処理をステップS60に進める。一方、後方交差位置検出部316aは、後方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合には(ステップS56;Yes)、後方サンプリング位置を第2ピーク位置として検出する(ステップS57)。そして、抑圧信号生成部330のラッチ部332b、332cは、第2ピーク位置としての後方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする(ステップS58)。そして、補間処理部335aは、ラッチ部332b、332cによってラッチされた、後方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相に対して補間処理を行うことにより、後方交差位置に対応する送信信号の振幅及び位相を算出する(ステップS59)。
そして、第2ピーク位置検出部316の前方交差位置検出部316bは、前方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅を取得する(ステップS60)。そして、前方交差位置検出部316bは、前方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅が閾値Ath以下である場合には(ステップS61;No)、処理をステップS65に進める。一方、前方交差位置検出部316bは、前方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅が閾値Athを超えた場合には(ステップS61;Yes)、前方サンプリング位置を第2ピーク位置として検出する(ステップS62)。そして、抑圧信号生成部330のラッチ部332d、332eは、第2ピーク位置としての前方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相をラッチする(ステップS63)。そして、補間処理部335bは、ラッチ部332d、332eによってラッチされた、後方サンプリング位置に対応する送信信号の振幅及び位相に対して補間処理を行うことにより、後方交差位置に対応する送信信号の振幅及び位相を算出する(ステップS64)。
そして、振幅位相パラメータ算出部333aは、第1ピーク位置に対応する送信信号の振幅と閾値Athとの差を抑圧信号の振幅として含み、かつ、ラッチされた送信信号の位相を抑圧信号の位相として含む振幅位相パラメータを算出する。また、振幅位相パラメータ算出部333bは、後方交差位置に対応する送信信号の振幅と閾値Athとの差を抑圧信号の振幅として含み、かつ、後方交差位置に対応する送信信号の位相を抑圧信号の位相として含む振幅位相パラメータを算出する。また、振幅位相パラメータ算出部333cは、前方交差位置に対応する送信信号の振幅と閾値Athとの差を抑圧信号の振幅として含み、かつ、前方交差位置に対応する送信信号の位相を抑圧信号の位相として含む振幅位相パラメータを算出する(ステップS65)。
そして、複素乗算器334a〜334cは、振幅位相パラメータをインパルス応答信号に複素乗算して抑圧信号を生成する(ステップS66)。そして、加算器150は、抑圧信号を送信信号に加算する(ステップS67)。
上述してきたように、実施例3によれば、送信信号のサンプリング位置に対応する送信信号の振幅に対して補間処理を行うことにより、インパルス応答信号と時間軸との交差位置に対応する送信信号の振幅及び位相を算出する。このため、実施例3によれば、インパルス応答信号と時間軸との交差位置が、送信信号のサンプリング位置と位置しない場合でも、ピーク抑圧を精度良く行うことができる。
実施例3では、帯域制限フィルタ部12をピーク抑圧装置100の外部に搭載する場合を説明したが、実施例4では、帯域制限フィルタ部12をピーク抑圧装置の内部に搭載する場合を説明する。以下の説明では、既に説明した部分と同様の部分には、既に説明した部分と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
まず、図12を用いて実施例4に係るピーク抑圧装置の構成を説明する。図12は、実施例4に係るピーク抑圧装置400の構成を示すブロック図である。なお、実施例4に係るピーク抑圧装置400を搭載した無線通信装置の構成は、図6に示した構成と同様であるので、その説明は省略する。
図12に示すように、ピーク抑圧装置400は、ピーク検出部410と、抑圧信号生成部430と、遅延器140a、140bと、加算器150と、帯域制限フィルタ部12とを有する。抑圧信号生成部430は、インパルス応答信号生成部431a〜431c、ラッチ部432a〜432e、振幅位相パラメータ算出部433a〜433c、複素乗算器434a〜434c、補間処理部435a、435b及び加算器436a、436bを有する。
ピーク検出部410は、実施例3におけるピーク検出部310と同様の構成であるので、その説明は省略する。
抑圧信号生成部430は、実施例3における抑圧信号生成部330と同様の構成を有する。したがって、同様の構成要素には、末尾が同一の参照符号を付すとともに、その詳細な説明は省略する。以下、実施例4と実施例3との主要な差異について説明する。
インパルス応答信号生成部431a〜431cは、帯域制限フィルタ部12にて合成信号に対して帯域制限処理が実行された場合に、合成信号の振幅が変化する量である振幅変化量を予め含んだ振幅を有する、インパルス状の信号をインパルス応答信号として生成する。以下では、インパルス応答信号生成部431a〜431cによって生成されたインパルス応答信号を、「帯域制限対象インパルス応答信号」と呼ぶものとする。インパルス応答信号生成部431a〜431cは、帯域制限対象インパルス応答信号を複素乗算器434a〜434cにそれぞれ出力する。そして、複素乗算器434a〜434cにおいて、振幅位相パラメータが帯域制限対象インパルス応答信号に乗算され、抑圧信号が生成される。
次に、図13を用いて実施例4に係るピーク抑圧装置400によるピーク抑圧処理の処理手順を説明する。図13は、実施例4に係るピーク抑圧装置400によるピーク抑圧処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、図11に示した処理手順と同様の処理については、その詳細な説明を省略する。すなわち、図11に示したステップS51〜S65は、図13に示したステップS71〜S85にそれぞれ対応する。
以下、実施例4と実施例3との処理手順の差異について説明する。図13に示すように、乗算器434a〜434cは、振幅位相パラメータを帯域制限対象インパルス応答信号に複素乗算して抑圧信号を生成する(ステップS86)。そして、加算器150は、抑圧信号を送信信号に加算する(ステップS87)。そして、帯域制限フィルタ部12は、加算器150から出力される合成信号に対して帯域制限処理を実行する(ステップS88)。
上述してきたように、実施例4によれば、ピーク抑圧装置400の内部に帯域制限フィルタ部12を搭載するため、ピーク抑圧を精度良く行うとともに、ピーク抑圧と同時に帯域制限処理を行うことができる。
10、20 無線通信装置
11 送信信号生成部
12 帯域制限フィルタ部
13 補間フィルタ部
14 直交変調部
15 電力増幅部
16 アンテナ
100、200、300、400 ピーク抑圧装置
110、310、410 ピーク検出部
111 複素乗算器
112a〜112d 遅延器
113 凸部検出部
113a、113b 遅延器
113c、113d 比較器
114 比較器
115 第1ピーク位置検出部
116、316 第2ピーク位置検出部
116a、316a 後方交差位置検出部
116b、316b 前方交差位置検出部
117 OR回路
130、230、330、430 抑圧信号生成部
131、231、331a〜331c、431a〜431c インパルス応答信号生成部
132、332a〜332e、432a〜432e ラッチ部
133、333a〜333c、433a〜433c 振幅位相パラメータ算出部
134、334a〜334c、434a〜434c 複素乗算器
140a、140b 遅延器
150 加算器
318a、318b ラッチ指示部
335a、335b、435a、435b 補間処理部
336a、336b、436a、436b 加算器

Claims (7)

  1. 送信信号の振幅変化が凸であり、かつ閾値を超えた場合に、該送信信号の振幅の時間軸上の位置を第1ピーク位置として検出する第1ピーク位置検出部と、
    前記第1ピーク位置検出部によって検出された第1ピーク位置から時間軸上で所定の距離だけ離れた位置に対応する前記送信信号の振幅が前記閾値を超えた場合に、当該位置を第2ピーク位置として検出する第2ピーク位置検出部と、
    前記第1ピーク位置検出部及び前記第2ピーク位置検出部によって検出された第1ピーク位置及び第2ピーク位置に対応する前記送信信号の振幅及び位相を用いて、前記送信信号の振幅を前記閾値以下まで抑圧するための抑圧信号を生成する抑圧信号生成部と、
    前記抑圧信号生成部によって生成された抑圧信号を前記送信信号に加算する加算部と
    を備えたことを特徴とするピーク抑圧装置。
  2. 前記抑圧信号生成部は、
    インパルス状の信号であるインパルス応答信号を生成するインパルス応答信号生成部と、
    前記第1ピーク位置及び前記第2ピーク位置に対応する前記送信信号の振幅及び位相をラッチするラッチ部と、
    前記ラッチ部によってラッチされた前記送信信号の振幅と前記閾値との差を前記抑圧信号の振幅として含み、かつ、ラッチされた前記送信信号の位相を前記抑圧信号の位相として含むパラメータである振幅位相パラメータを算出する振幅位相パラメータ算出部と、
    前記振幅位相パラメータ算出部によって算出された振幅位相パラメータを前記インパルス応答信号に乗算して前記抑圧信号を生成する乗算部と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載のピーク抑圧装置。
  3. 前記加算部によって前記抑圧信号が加算された前記送信信号である合成信号に対して帯域制限処理を実行する帯域制限フィルタ部をさらに備え、
    前記抑圧信号生成部のインパルス応答信号生成部は、
    前記合成信号に対して帯域制限処理が実行された場合に当該帯域制限処理において前記合成信号の振幅が変化する量である振幅変化量を予め含んだ振幅を有する、インパルス状の信号を前記インパルス応答信号として生成することを特徴とする請求項2に記載のピーク抑圧装置。
  4. 前記第2ピーク位置検出部は、前記インパルス応答信号が時間軸と交差する位置である交差位置に対応する前記送信信号の振幅が前記閾値を超えた場合に、当該交差位置を前記第2ピーク位置として検出することを特徴とする請求項2又は3に記載のピーク抑圧装置。
  5. 前記第2ピーク位置検出部は、前記交差位置に隣接する少なくとも2つの前記送信信号のサンプリング位置に対応する前記送信信号の振幅が前記閾値を超えた場合に、当該サンプリング位置を前記第2ピーク位置として検出し、
    前記抑圧信号生成部の前記ラッチ部は、前記サンプリング位置に対応する前記送信信号の振幅及び位相をラッチし、
    前記抑圧信号生成部は、前記ラッチ部によってラッチされた、前記サンプリング位置に対応する前記送信信号の振幅及び位相に対して補間処理を行うことにより、前記交差位置に対応する前記送信信号の振幅及び位相を算出する補間処理部をさらに備え、
    前記抑圧信号生成部の前記振幅位相パラメータ算出部は、前記補間処理部によって算出された、前記交差位置に対応する前記送信信号の振幅と前記閾値との差を前記抑圧信号の振幅として含み、かつ、前記補間処理部によって算出された、前記交差位置に対応する前記送信信号の位相を前記抑圧信号の位相として含む振幅位相パラメータを算出することを特徴とする請求項4に記載のピーク抑圧装置。
  6. 送信信号の振幅変化が凸であり、かつ閾値を超えた場合に、該送信信号の振幅の時間軸上の位置を第1ピーク位置として検出する第1ピーク位置検出部と、
    前記第1ピーク位置から時間軸上で所定の距離だけ離れた位置に対応する前記送信信号の振幅が前記閾値を超えた場合に、当該位置を第2ピーク位置として検出する第2ピーク位置検出部と、
    前記第1ピーク位置及び前記第2ピーク位置に対応する前記送信信号の振幅及び位相に基づいて、前記送信信号の振幅を前記閾値まで抑圧するための抑圧信号を生成する抑圧信号生成部と、
    前記抑圧信号を前記送信信号に合成する抑圧信号合成部と
    前記抑圧信号合成部から出力される信号を増幅する増幅部と
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  7. ピーク抑圧装置により実行されるピーク抑圧方法であって、
    前記ピーク抑圧装置が、
    送信信号の振幅変化が凸であり、かつ閾値を超えた場合に、該送信信号の振幅の時間軸上の位置を第1ピーク位置として検出し、
    前記第1ピーク位置から時間軸上で所定の距離だけ離れた位置に対応する前記送信信号の振幅が前記閾値を超えた場合に、当該位置を第2ピーク位置として検出し、
    前記第1ピーク位置及び前記第2ピーク位置に対応する前記送信信号の振幅及び位相に基づいて、前記送信信号の振幅を前記閾値まで抑圧するための抑圧信号を生成し、
    前記抑圧信号を前記送信信号に合成する
    ことを含むことを特徴とするピーク抑圧方法。
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