JP2013111871A - 検品システム、検品システムの制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷された画像が適正でないと判断されたシートに替えて排紙された合紙と、再印刷されるシートとを容易に差し替える。
【解決手段】シートの印刷状態を検査する検査手段と、前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常であると判定された場合に、当該シートを第1の排紙先に排紙し、前記シートの印刷状態が正常ではないと判定された場合に当該シートを第2の排紙先に排紙する第1の排紙制御手段と、前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートを前記第2の排紙先に排紙する際に、インサータから挿入紙を給紙し、当該挿入紙を前記第1の排紙先に排紙する第2の紙制御手段と、前記挿入紙に付加された識別情報を読み取る読取手段と、前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートに印刷された画像を別のシートに再印刷する場合に、当該再印刷されたシートを挿入すべき箇所を示す情報をユーザに通知する通知手段とを有する。
【選択図】図2
【解決手段】シートの印刷状態を検査する検査手段と、前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常であると判定された場合に、当該シートを第1の排紙先に排紙し、前記シートの印刷状態が正常ではないと判定された場合に当該シートを第2の排紙先に排紙する第1の排紙制御手段と、前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートを前記第2の排紙先に排紙する際に、インサータから挿入紙を給紙し、当該挿入紙を前記第1の排紙先に排紙する第2の紙制御手段と、前記挿入紙に付加された識別情報を読み取る読取手段と、前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートに印刷された画像を別のシートに再印刷する場合に、当該再印刷されたシートを挿入すべき箇所を示す情報をユーザに通知する通知手段とを有する。
【選択図】図2
Description
本発明は、シートの印刷状態を検品する検品システム、検品システムの制御方法及びプログラムに関するものである。
従来、顧客に納品する印刷物を生産するPODセンター等では、印刷物の状態を、作業員が手作業でチェックしているのが現状である。しかしながら、数百ページ、数千ページに及ぶ印刷物の場合、作業員がページ毎に詳細にチェックするためには、膨大な時間と労力が必要となってしまう。
そのため、印刷物の検品作業を自動化する技術が望まれている。そこで、検品作業を自動化する技術として、前もって別の装置で印刷された印刷物を検証するための検証用画像と、印刷物を撮像して取得した画像とを比較することで、印刷物の状態を検品する検品技術が知られている。そして、検品の結果、印刷状態が正常でないと判定された異常シートと、当該異常シートに印刷された画像を、別のシートに印刷することによって生成されるリカバリシートについての制御を記載した特許文献1、及び特許文献2が知られている。
特許文献1の仕組みは、異常が検知されない正常シートを排紙部に排紙している途中で、シートの異常が検知された場合に、異常が検知された異常シートを異常シート収納部に収納する。そして、後に続く、異常が検知されない正常シートを正常シート収納部に一時的に収納していく。そして、異常シートの代わりに、異常シートに印刷された画像を、別のシートに印刷し、当該別のシートを排紙部に排紙した後、正常シート収納部に収納された正常シートを排紙部に排紙する。これにより、発生した異常シートを取り除き、かつ取り除いた異常シートのリカバリを自動的に行なうことができる。
特許文献1に記載の仕組みでは、ユーザが異常シートと再出力シートとを見つけ出したり、入れ替えたりする作業は不要であるが、正常なシートを一旦待避させておく収納手段が必要になる。そのため、シートの搬送経路が複雑になり、コストが高くなるとともに、装置のサイズが大きくなってしまう。
さらに、異常シートを排出してから再出力シートを作り出すまでの間に、他の異常シートが発生した場合は、その発生数に比例して別の収納手段が必要になり、その必要数は一回目の異常シートから再出力シートまでの間の出力枚数分必要となる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、シート差し替えのために装置を大型化せずとも、印刷された画像が適正でないと判断されたシートに替えて排紙された合紙と、再印刷されるシートとを容易に差し替えることができる仕組みを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る検品システムは以下に示す構成を備える。
シートに画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段によって画像が印刷されたシートの印刷状態を検査する検査手段と、前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常であると判定された場合に、当該シートを第1の排紙先に排紙し、前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常ではないと判定された場合に当該シートを第2の排紙先に排紙する排紙制御手段と、前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートを前記第2の排紙先に排紙する際に、インサータから挿入紙を給紙して、当該挿入紙に付加された識別情報を読み取る読取手段と、前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートに印刷された画像を再印刷する場合に、当該再印刷されたシートを挿入すべき箇所を示す情報を前記読取手段によって読み取られた識別情報に基づいてユーザに通知する通知手段とを有することを特徴とする。
シートに画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段によって画像が印刷されたシートの印刷状態を検査する検査手段と、前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常であると判定された場合に、当該シートを第1の排紙先に排紙し、前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常ではないと判定された場合に当該シートを第2の排紙先に排紙する排紙制御手段と、前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートを前記第2の排紙先に排紙する際に、インサータから挿入紙を給紙して、当該挿入紙に付加された識別情報を読み取る読取手段と、前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートに印刷された画像を再印刷する場合に、当該再印刷されたシートを挿入すべき箇所を示す情報を前記読取手段によって読み取られた識別情報に基づいてユーザに通知する通知手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、シート差し替えのために装置を大型化せずとも、印刷された画像が適正でないと判断されたシートに替えて排紙された合紙と再印刷されるシートとを容易に差し替えることができる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す検品装置を含む印刷検品システムの構成を示す断面図である。
本実施形態に係る印刷検品システムは、画像形成装置10、検品装置500、インサータ600、フィニッシャ700で構成される。
画像形成装置10は、給紙カセットからシートを給紙し、当該シートに画像データに基づいて画像を形成し、画像が形成されたシートを後段の検品装置500に向けて搬送する。検品装置500は、搬送されてきたシートに形成された画像を読み取り、読み取った画像を示す画像データと、元の画像データとを比較し、シートの印刷状態を検査する。インサータ600は、合紙を給紙可能である。フィニッシャ700は、インサータ600から受け取ったシートに対して、ユーザからの指示に基づいてステイプルやパンチ等の後処理を実行し、シートを排出する。
次に各装置について、詳しく説明する。
図1において、画像形成装置10は、画像読取部100、操作部540、プリンタ部300、システムコントローラ部400を有する。
画像形成装置10の画像読取部100は、原稿の画像を読み取り、読み取った原稿の画像を示す画像データを生成する。操作部540は、ユーザが画像形成装置10を操作するために用いるものである。プリンタ部300は、給紙カセット311、312、または手差しトレイ312からシートを給紙し、給紙されたシートに画像を印刷する。システムコントローラ部400は、不図示のCPU、ROM、RAMを有し、印刷検品システムを統括的に制御する。CPUは、ROMに格納されたプログラムをRAMに読み出し、RAMに読み出したプログラムを実行することによって、シートの排紙制御(例えば、第1の排紙制御や第2の排紙制御、第3の排紙制御)や画像処理制御、印刷制御を実行する。シートの排紙制御を行う場合、画像形成装置10内部の搬送ローラやフラッパ等の制御に加えて、検品装置500、インサータ600、フィニッシャ700にコマンドを発行し、それらの装置の内部の搬送ローラや、フラッパを制御するようにしてもよい。なお、検品装置500、インサータ600、フィニッシャ700の各装置の制御部が、コントローラ部400の指示とは別に、独自に、排紙制御を行うようにしてもよい。
インサータ600は、付加情報印刷部640を有する。付加情報印刷部640は、給紙される挿入紙に再印刷されるシートを識別するための識別情報を印刷する。また、付加情報印刷部640は、再印刷されるシートのリカバリ情報を印刷する。付加情報印刷部640は、インサータ600から給紙される挿入紙に熱転写方式またはインクジェット方式により付加情報を印刷する。ここで、付加情報とは、インサータ600から給紙されるシートに印刷される識別情報(図5参照)、および再印刷されるシートのリカバリ情報(図5参照)が含まれる。付加情報は、後述する制御において、画像形成装置10でシートに印刷された画像が適正でないと判断された場合、当該シートを第1の排紙先となるNG排紙トレイ620に排紙した後に付加される情報である。なお、合紙に識別情報があらかじめ印刷されていてもよい。
以下、あらかじめ印刷された両面原稿のコピーを行い、その結果を検品装置500で検品するフローについて、図1の印刷検品システムの構成図、図2のフローチャートを用いて説明する。
図2は、本実施形態を示す検品装置を含む印刷検品システムの制御方法を説明するフローチャートである。なお、本例に示す各ステップは、画像形成装置のプリンタ制御部330、または、検品装置500のデバイス制御装置530、または、インサータ600のデバイス制御部630等の各CPUがROMに記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
図2のフローチャートに示す処理は、光学ユニット570,571が読取るシート上の画像データと印刷すべき画像データとを比較してシートの印刷状態が適正であるかどうかを判断する処理を含む。なお、印刷状態が適正であるかどうかの判断には、シートに印刷された画像が適切に印刷されているか否かという状態を判断することも含むし、シート自体にしわや折れがないかを判断することも含む。また、図2のフローチャートに示す処理は、印刷状態が適正でないと判断した場合、当該適正でないと判断されたシートを第1の排紙先に対応するNG排紙トレイ620に排紙する処理を含む。さらに、図2のフローチャートに示す処理は、当該適正でないと判断されたシートに代えてインサータ600から給紙される挿入紙に付加情報印刷部640が識別情報を印刷する処理を含む。そして、図2のフローチャートに示す処理は、付加情報印刷部640が挿入紙に付加情報を印刷した後、当該挿入紙を印刷状態が適正であると判断するシートを排紙すべき第2の排紙先に対応するOK排紙トレイ750に排紙する処理を含む。
本実施形態に係る印刷検品システムは、画像形成装置10、検品装置500、インサータ600、フィニッシャ700で構成される。
画像形成装置10は、給紙カセットからシートを給紙し、当該シートに画像データに基づいて画像を形成し、画像が形成されたシートを後段の検品装置500に向けて搬送する。検品装置500は、搬送されてきたシートに形成された画像を読み取り、読み取った画像を示す画像データと、元の画像データとを比較し、シートの印刷状態を検査する。インサータ600は、合紙を給紙可能である。フィニッシャ700は、インサータ600から受け取ったシートに対して、ユーザからの指示に基づいてステイプルやパンチ等の後処理を実行し、シートを排出する。
次に各装置について、詳しく説明する。
図1において、画像形成装置10は、画像読取部100、操作部540、プリンタ部300、システムコントローラ部400を有する。
画像形成装置10の画像読取部100は、原稿の画像を読み取り、読み取った原稿の画像を示す画像データを生成する。操作部540は、ユーザが画像形成装置10を操作するために用いるものである。プリンタ部300は、給紙カセット311、312、または手差しトレイ312からシートを給紙し、給紙されたシートに画像を印刷する。システムコントローラ部400は、不図示のCPU、ROM、RAMを有し、印刷検品システムを統括的に制御する。CPUは、ROMに格納されたプログラムをRAMに読み出し、RAMに読み出したプログラムを実行することによって、シートの排紙制御(例えば、第1の排紙制御や第2の排紙制御、第3の排紙制御)や画像処理制御、印刷制御を実行する。シートの排紙制御を行う場合、画像形成装置10内部の搬送ローラやフラッパ等の制御に加えて、検品装置500、インサータ600、フィニッシャ700にコマンドを発行し、それらの装置の内部の搬送ローラや、フラッパを制御するようにしてもよい。なお、検品装置500、インサータ600、フィニッシャ700の各装置の制御部が、コントローラ部400の指示とは別に、独自に、排紙制御を行うようにしてもよい。
インサータ600は、付加情報印刷部640を有する。付加情報印刷部640は、給紙される挿入紙に再印刷されるシートを識別するための識別情報を印刷する。また、付加情報印刷部640は、再印刷されるシートのリカバリ情報を印刷する。付加情報印刷部640は、インサータ600から給紙される挿入紙に熱転写方式またはインクジェット方式により付加情報を印刷する。ここで、付加情報とは、インサータ600から給紙されるシートに印刷される識別情報(図5参照)、および再印刷されるシートのリカバリ情報(図5参照)が含まれる。付加情報は、後述する制御において、画像形成装置10でシートに印刷された画像が適正でないと判断された場合、当該シートを第1の排紙先となるNG排紙トレイ620に排紙した後に付加される情報である。なお、合紙に識別情報があらかじめ印刷されていてもよい。
以下、あらかじめ印刷された両面原稿のコピーを行い、その結果を検品装置500で検品するフローについて、図1の印刷検品システムの構成図、図2のフローチャートを用いて説明する。
図2は、本実施形態を示す検品装置を含む印刷検品システムの制御方法を説明するフローチャートである。なお、本例に示す各ステップは、画像形成装置のプリンタ制御部330、または、検品装置500のデバイス制御装置530、または、インサータ600のデバイス制御部630等の各CPUがROMに記憶された制御プログラムを実行することで実現される。
図2のフローチャートに示す処理は、光学ユニット570,571が読取るシート上の画像データと印刷すべき画像データとを比較してシートの印刷状態が適正であるかどうかを判断する処理を含む。なお、印刷状態が適正であるかどうかの判断には、シートに印刷された画像が適切に印刷されているか否かという状態を判断することも含むし、シート自体にしわや折れがないかを判断することも含む。また、図2のフローチャートに示す処理は、印刷状態が適正でないと判断した場合、当該適正でないと判断されたシートを第1の排紙先に対応するNG排紙トレイ620に排紙する処理を含む。さらに、図2のフローチャートに示す処理は、当該適正でないと判断されたシートに代えてインサータ600から給紙される挿入紙に付加情報印刷部640が識別情報を印刷する処理を含む。そして、図2のフローチャートに示す処理は、付加情報印刷部640が挿入紙に付加情報を印刷した後、当該挿入紙を印刷状態が適正であると判断するシートを排紙すべき第2の排紙先に対応するOK排紙トレイ750に排紙する処理を含む。
まず、検品装置500のデバイス制御部530は、ユーザから操作部540を介して受け付けた検品の設定を検知する(図2のS100)。
図3は検品装置500の操作部540の画面の一例である。図3に示す画面には検品モードとカラーモードが表示されている。ここで、本実施形態での検品モードについて説明する。本実施形態では、検品モードとして、VDP文字(VDP Characters)、汚れ(Spots,Scatterings,etc.)、濃度ムラ(Uneven Density)の3種類の検品モードを持つものとする。
VDP文字モードは、Variable Data Publishingの略で、特定の画像を、配布先ごとに変えて印刷するような動作を行う。例えば、ダイレクトメールの印刷で、背景画像を変えずに、郵便番号や宛先などの特定の画像を、配布先ごとに変えながら印刷を行う。これらの印刷内容が意図した内容となっているかを検査するのがVDP文字モードである。次に汚れモードであるが、これはトナーのボタ落ち(Spots or Scatterings)、白抜け(White Spots)、スジ(Unexpected Lines)など、印刷物に意図しない画像が含まれているかを検査する。最後に濃度ムラモードであるが、これは印刷物の同じ濃度の部分が同じ濃度で出力されているかを検査する。また、カラーモードには、白黒モードとカラーモードの2種類が存在する。白黒モードではグレースケール8bitで読み取り、カラーモードではRGB各色8bitで読み取って印刷状態を検査するモードである。
ボタンBT1〜3を選択して検品モードの設定が確定すると、システムコントローラ部400は、原稿トレイ111に原稿がセットされたことを検知する。そして、システムコントローラ部400は、操作部200はユーザによる操作部200内の図示しないコピースタートボタンの押下を検知する(S110)。
ここで、システムコントローラ部400は、コピースタートを検知すると、読取制御装置130にスキャンスタートを指示し、原稿トレイ111にセットされた原稿を読み取らせる。読取制御装置130は、原稿搬送装置110に、原稿トレイ111上にセットされた原稿を先頭ページから順に1枚ずつ搬送するように指示し、湾曲したパスを介して原稿台ガラス114の上へと搬送する。
本実施形態では、両面原稿のコピーなので、スキャナユニット121で表面を読取り、原稿搬送装置110内に配置した光学ユニット113を使用して裏面を読取る(S111)。なお、光学ユニット113内には図示しないイメージセンサおよび光源等が配置されている。
本実施形態では、両面原稿のコピーなので、スキャナユニット121で表面を読取り、原稿搬送装置110内に配置した光学ユニット113を使用して裏面を読取る(S111)。なお、光学ユニット113内には図示しないイメージセンサおよび光源等が配置されている。
レンズ122を介してイメージセンサ123により読取られた原稿の表面の画像データは、画像処理装置410にて所定の画像処理がなされて記憶装置420に格納されるとともに(S112)、プリンタ制御部330を介して露光制御部301に送られる。また、光学ユニット113内のイメージセンサによって読み取られた裏面の画像データはも、画像処理装置410にて所定の画像処理がなされて記憶装置420に格納されるとともに(S112)、プリンタ制御部330を介して露光制御部301に送られる。
また、記憶装置420に格納された原稿の表面及び裏面の画像データは、リファレンス画像として検品装置500内の記憶装置520に送られる(S101)。
また、記憶装置420に格納された原稿の表面及び裏面の画像データは、リファレンス画像として検品装置500内の記憶装置520に送られる(S101)。
露光制御部301は、画像信号に応じたレーザ光を出力する。このレーザ光が感光ドラム302に照射されると、感光ドラム302上には静電潜像が形成される。感光ドラム302上の静電潜像は現像器303により現像され、感光ドラム302上の現像剤はカセット311、312、手差し給紙部313のいずれかから給紙されたシートに転写部306で転写される。現像剤が転写されたシートは定着部304に導かれると、現像剤の定着処理が行われる(S113)。そして、S114で、プリンタ制御部330が全原稿のコピーを終了しているかどうかを判断して、終了していると判断した場合はコピー処理を終了し、終了していないと判断した場合は、S111へ戻り画像読み取りを繰り返す。
定着部304を通過したシートを、フラッパにより、一旦、パス307からパス310に導き、シートの後端がパス307を抜けた後、シートをスイッチバックさせてパス308から排出ローラ305に導く。これにより、現像剤が転写された面を下向きの状態(フェイスダウン)にして排出ローラ305によりプリンタ部300から排出することが可能である。これを反転排紙という。
このように、フェイスダウンで排出することにより、原稿搬送装置110を用いて複数枚の原稿を読取った画像をプリントする場合など、先頭ページから正しいページ順で画像形成を行うことが可能である。なお、手差し給紙部313からOHPシートなどの硬いシートに画像形成を行う場合、パス307に導くことなく、現像剤が転写された面を上向きの状態(フェイスアップ)のままで排出ローラ305から排出する。また、シートの両面に画像形成を行う場合、シートを定着部304からパス307、パス310に導き、シートの後端がパス307を抜けた直後にシートをスイッチバックさせ、図示しないフラッパにより両面搬送パス309に導く。
両面搬送パス309に導かれたシートに対し、再度、転写部306で静電潜像が転写され、定着部304で定着処理が施される。このように、転写部306から両面搬送パス309を経由して再び転写部306に戻る一連のパスの中に、A4、B5等のハーフサイズ用紙が5枚入った状態でも搬送可能なように、パス長、ローラ配置、駆動系の分割がなされている。なお、これらの処理による排出ページ順は、奇数ページが下向きになるように排出され、両面コピー時のページ順を合わせることができる。
画像形成装置10で印刷されたシートは、検品装置500に搬送される。検品装置500には、シートの搬送パス上に検知センサ560が設けられており、検知センサ560がローラ574,575により搬送パス上を搬送されるシートを検知する。すると、読取制御装置550は光学ユニット570、571を使用して、プリント画像としてシートを読み取る(S102)。読み取られたプリント画像データは、記憶装置520に格納される(S103)。
検品装置500は、S101で得られたリファレンス画像としての画像データと、S103で読み取られた画像の画像データとを照合する(S104)。画像照合方法の一例については、後ほど図5を用いて説明する。そして、S108で、読取制御装置550が全画像の照合処理を終了しているかどうかをプリンタ制御部330の通知により判断して、終了している場合は、照合処理を終了し、終了していない場合は、S104に戻り、次のシートの照合処理を繰り返す。
検品装置500は、S101で得られたリファレンス画像としての画像データと、S103で読み取られた画像の画像データとを照合する(S104)。画像照合方法の一例については、後ほど図5を用いて説明する。そして、S108で、読取制御装置550が全画像の照合処理を終了しているかどうかをプリンタ制御部330の通知により判断して、終了している場合は、照合処理を終了し、終了していない場合は、S104に戻り、次のシートの照合処理を繰り返す。
ここで、画像照合の結果、OK(画像汚れなし)であると読取制御装置550が判断した場合は(S105でYes)、検品装置500はデバイス制御装置530から、照合OKの通知をインサータ600のデバイス制御部630に通知する(S106)。そして、インサータ600のデバイス制御部630はインサータ600のフラッパ610をフィニッシャ700側に倒す(S120)。これにより、検品装置500から排出されたシートは、インサータ600内で、フラッパ610、ローラ612、613、614、615を通り、フィニッシャ700に排出される。
インサータ600のデバイス制御部630から、OK用紙の通知をフィニッシャ700のデバイス制御装置730に通知し(S126)、フィニッシャ700のデバイス制御装置730は、シートをOK排紙トレイ750に排紙する(S121)。
また、S105で、画像照合の結果、NG(印刷状態に異常あり)であると読取制御装置550が判断した場合は(S105でNo)、S107へ進む。そして、S107で、検品装置500は検品装置のデバイス制御装置530から、照合NGの通知をインサータ600のデバイス制御部630に通知する。そして、インサータ600のデバイス制御部630はフラッパ610をNG排紙トレイ620側に倒す(S122)。これにより、検品装置500から排出されたシートは、インサータ600内で、フラッパ610、ローラ616、617、618を通り、NG排紙トレイ620に排出される(S123)。
それと同時に、インサータ600の挿入紙カセット601から合紙を給紙し(S124)、合紙は、付加情報印刷部640により識別番号を印字され(S127)、インサータ600内で、ローラ613、614、615を通り、フィニッシャ700に排出される。インサータ600のデバイス制御部630から、合紙挿入の通知をフィニッシャ700のデバイス制御装置730に通知し、フィニッシャ700のデバイス制御装置730は、合紙をOK排紙トレイ750に排紙する(S125)。なお、合紙は、OKと判断された用紙に対してシフトした状態で(ずらした状態で)排紙されるようにするとよい。それによって、後から、ユーザが識別番号を容易に認識することができる。
図4は、本実施形態を示す検品装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、読取制御装置550が検品照合でNGと判断された後、NGと判断されたシートの代わりに再出力シート(リカバリシート)が排紙される場合の処理例である。再出力シートは、NGと判断されたシートに印刷された画像を、別のシートに印刷することによって生成されるシートである。ここで、検品照合とは、読取手段を構成する光学ユニット570、571が読み取る画像データと印刷すべき画像データとを比較照合してシートに印刷された画像状態が適正であるかどうかを判断することで行う。
なお、検査フローは図2と同じなので、それまでのフローは省略する(図示せず)。以下、図2に示した第1の処理に引き続いて実行される第2の処理について詳述する。
具体的には、読取制御装置550が、画像形成装置10により再印刷されたシートの印刷状態を適正であると判断した場合、当該再印刷されたシートを第3の排紙先に対応する再出力排紙トレイ740に排紙する制御を説明する。さらに、インサータ600から給紙される合紙に付加情報印刷部640により識別情報および再印刷されたシートを挿入すべき箇所や、差し替え手順を示すリカバリ情報を印刷させる。そして、リカバリ情報が印刷された合紙を、再印刷されたシートに添付する形で再出力排紙トレイ740に排紙に排紙する第2の処理を説明する。
図4は、本実施形態を示す検品装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、読取制御装置550が検品照合でNGと判断された後、NGと判断されたシートの代わりに再出力シート(リカバリシート)が排紙される場合の処理例である。再出力シートは、NGと判断されたシートに印刷された画像を、別のシートに印刷することによって生成されるシートである。ここで、検品照合とは、読取手段を構成する光学ユニット570、571が読み取る画像データと印刷すべき画像データとを比較照合してシートに印刷された画像状態が適正であるかどうかを判断することで行う。
なお、検査フローは図2と同じなので、それまでのフローは省略する(図示せず)。以下、図2に示した第1の処理に引き続いて実行される第2の処理について詳述する。
具体的には、読取制御装置550が、画像形成装置10により再印刷されたシートの印刷状態を適正であると判断した場合、当該再印刷されたシートを第3の排紙先に対応する再出力排紙トレイ740に排紙する制御を説明する。さらに、インサータ600から給紙される合紙に付加情報印刷部640により識別情報および再印刷されたシートを挿入すべき箇所や、差し替え手順を示すリカバリ情報を印刷させる。そして、リカバリ情報が印刷された合紙を、再印刷されたシートに添付する形で再出力排紙トレイ740に排紙に排紙する第2の処理を説明する。
読取制御装置550による再出力シートの画像照合の結果、照合NG(印刷状態に異常あり)であると読取制御装置550が判断した場合、検品装置500はデバイス制御装置530から、照合NGの通知をインサータ600のデバイス制御部630に通知する。そして、インサータのデバイス制御部630はインサータ600のフラッパ610をNG排紙トレイ側に倒す(S500)。そして、検品装置500から排出されたシートは、インサータ600内で、フラッパ610、ローラ616、617、618を通り、NG排紙トレイ620に排出される(S501)。
ここで、画像照合の結果、OK(印刷状態に異常なし)であると判断した場合、検品装置500は検品装置500のデバイス制御装置530から、照合OKと再出力情報の通知をインサータのデバイス制御部630に通知する。そして、インサータのデバイス制御部630はインサータ600のフラッパ610をフィニッシャ700側に倒す(S502)。これにより、検品装置500から排出された再出力シートは、インサータ600内で、フラッパ610、ローラ612、613、614、615を通り、フィニッシャ700に排出される。
インサータ600のデバイス制御部630から、再出力シートの通知をフィニッシャ700のデバイス制御装置730に通知し(S503)、フィニッシャ700のデバイス制御装置730は、シートを再出力排紙トレイ740に排紙する(S504)。
それから、インサータ600では、挿入紙カセット602から通知紙を給紙し(S505)、付加情報印刷部640が、通知紙に、デバイス制御部630の再出力情報と識別番号を印字する(S506)。これにより、インサータ600内で、ローラ613、614、615を通り、フィニッシャ700に排出される。インサータ600のデバイス制御部630から、通知紙の挿入をフィニッシャ700のデバイス制御装置730に通知する。その後、フィニッシャ700のデバイス制御装置730は、通知紙を再出力排紙トレイ740に排紙して(S125)、排紙処理を終了する。
その結果、各排紙トレイに排紙される印刷物の例を図5に示す。
図5は、本実施形態を示す印刷検品システムに設ける複数の排紙トレイに排紙されるシート状態を説明する図である。本例では、図1に示したOK排紙トレイ750、NG排紙トレイ620、再出力排紙トレイ740に排紙されるシート状態を示している。
図5において、検品装置500が搬送されるシートの3ページ目、6ページ目、9ページ目に画像照合処理でNGと判断した場合、OK排紙トレイ750には、1ページ目、2ページのOKシートが排紙される。その後、インサータ600から搬送した合紙(ID1)が排紙されて積載される。そして4ページ目、5ページ目のOKシートが排紙された後、6ページ目に同様にインサータ600から搬送した合紙(ID2)がそれぞれ排紙されて積載される。その後、7ページ目、8ページ目のOKシートが排紙された後、9ページ目にも同様にインサータ600から搬送した合紙(ID3)が排紙されて積載される。
一方、NG排紙トレイ620では、画像照合処理でNGと判断された3ページ目、6ページ目、9ページ目が排紙されて積載される。
他方、再出力排紙トレイ740では、上記画像照合処理でNGと判断された3ページ目、6ページ目、9ページ目に対して再出力された再出力シートと、リカバリ情報シートとが積載される。ここで、リカバリ情報シートとは、各再出力シートをどのようにOK排紙トレイ750に排紙された合紙と差し替えるかについて記述されたシートである。ユーザは、リカバリ情報シートにしたがって合紙との差し替え処理を行うことで、容易にNGシートの差し替え処理が完了する。
これにより、ユーザは、OK排紙トレイに排紙された複数枚の合紙のうちの、どの合紙を、どの再出力シートと入れ替えればよいかを容易に認識することができる。また、本実施形態によれば、検品装置500でNGと判定されたことに従って、シートを搬送しつつ、印刷を停止せずに、検品装置500よりもシートの搬送方向下流側に位置するインサータによって合紙を挿入できるため、生産性を極力維持することができる。
〔第2実施形態〕
図5は、本実施形態を示す印刷検品システムに設ける複数の排紙トレイに排紙されるシート状態を説明する図である。本例では、図1に示したOK排紙トレイ750、NG排紙トレイ620、再出力排紙トレイ740に排紙されるシート状態を示している。
図5において、検品装置500が搬送されるシートの3ページ目、6ページ目、9ページ目に画像照合処理でNGと判断した場合、OK排紙トレイ750には、1ページ目、2ページのOKシートが排紙される。その後、インサータ600から搬送した合紙(ID1)が排紙されて積載される。そして4ページ目、5ページ目のOKシートが排紙された後、6ページ目に同様にインサータ600から搬送した合紙(ID2)がそれぞれ排紙されて積載される。その後、7ページ目、8ページ目のOKシートが排紙された後、9ページ目にも同様にインサータ600から搬送した合紙(ID3)が排紙されて積載される。
一方、NG排紙トレイ620では、画像照合処理でNGと判断された3ページ目、6ページ目、9ページ目が排紙されて積載される。
他方、再出力排紙トレイ740では、上記画像照合処理でNGと判断された3ページ目、6ページ目、9ページ目に対して再出力された再出力シートと、リカバリ情報シートとが積載される。ここで、リカバリ情報シートとは、各再出力シートをどのようにOK排紙トレイ750に排紙された合紙と差し替えるかについて記述されたシートである。ユーザは、リカバリ情報シートにしたがって合紙との差し替え処理を行うことで、容易にNGシートの差し替え処理が完了する。
これにより、ユーザは、OK排紙トレイに排紙された複数枚の合紙のうちの、どの合紙を、どの再出力シートと入れ替えればよいかを容易に認識することができる。また、本実施形態によれば、検品装置500でNGと判定されたことに従って、シートを搬送しつつ、印刷を停止せずに、検品装置500よりもシートの搬送方向下流側に位置するインサータによって合紙を挿入できるため、生産性を極力維持することができる。
〔第2実施形態〕
図6は、本実施形態を示す検品装置を含む印刷検品システムの構成を示す断面図である。本例は、第1実施形態の印刷検品システムに対して、検品装置500とインサータ600の位置が異なる。第1の実施形態では、インサータ600を検品装置500よりもシート搬送方向下流側に接続した例を示していたが、本実施形態では、インサータ600を検品装置500よりもシート搬送方向上流側に接続した例を示す。また、エスケープ(NG)トレイは、インサータに設けられるのではなく、検品装置500に設けられている。
以下、あらかじめ印刷された両面原稿のコピーを行い、その結果を検品装置500で検品するフローについて、図6の印刷検品システム構成図、図7のフローチャートを用いて説明する。なお、図6に示す構成において、第1図と同一のものには同一の符号を付して、説明を省略する。
図7は、本実施形態を示す検品装置の制御方法を説明するフローチャートである。
なお、図7のフローチャートにおいて、図5と同様の検査フローについては、図2と同じなので、それまでのフローは省略する(図示せず)。
図7は、本実施形態を示す検品装置の制御方法を説明するフローチャートである。
なお、図7のフローチャートにおいて、図5と同様の検査フローについては、図2と同じなので、それまでのフローは省略する(図示せず)。
画像照合の結果、OK(画像汚れなし)であると読取制御装置550が判断した場合は、検品装置500のデバイス制御装置530は、フラッパ610をフィニッシャ700側に倒す(S701)。これにより、検品装置500内で、フラッパ610、ローラ612、613、614、615を通り、フィニッシャ700に排出される。
検品装置500のデバイス制御装置530から、OK用紙の通知をフィニッシャ700のデバイス制御装置730に通知する(S702)。そして、フィニッシャ700のデバイス制御装置730は、シートをOK排紙トレイ750に排紙して(S703)、排紙処理を終了する。
一方、画像照合の結果、NG(印刷状態に異常あり)であると読取制御装置550が判断した場合、検品装置500は、フラッパ610をNG排紙トレイ側に倒す(S704)。これにより、検品装置500内で、フラッパ610、ローラ616、617、618を通り、NG排紙トレイ620に排出される(S705)。排出が完了すると、検品装置のデバイス制御装置530は、フラッパ610をフィニッシャ700側に倒す(S706)。
検品装置のデバイス制御装置530から、照合NGの通知をインサータのデバイス制御部630に通知する(S707)。そして、挿入紙カセット601から合紙を給紙し(S708)、付加情報印刷部640は、合紙に識別番号を印字する(S709)。これにより、合紙は、検品装置500内で、ローラ574、575、576を通り、検品装置500に排出される。
この場合、光学ユニット570、571によって画像の読み取りは行わなくてもよい。検品装置のデバイス制御装置530から、合紙挿入の通知をフィニッシャ700のデバイス制御装置730に通知し、フィニッシャ700のデバイス制御装置730は、合紙をOK排紙トレイ750に排紙して(S710)、本処理を終了する。
なお、第2実施形態において、再出力用紙のフローは、図1システムにおける図5の再出力フローチャートと同等なので、ここでは説明を割愛する。
この場合、光学ユニット570、571によって画像の読み取りは行わなくてもよい。検品装置のデバイス制御装置530から、合紙挿入の通知をフィニッシャ700のデバイス制御装置730に通知し、フィニッシャ700のデバイス制御装置730は、合紙をOK排紙トレイ750に排紙して(S710)、本処理を終了する。
なお、第2実施形態において、再出力用紙のフローは、図1システムにおける図5の再出力フローチャートと同等なので、ここでは説明を割愛する。
また、第2実施形態に示す印刷検品システムにおける構成において、図1に示した印刷検品システムと同様にインサータ内に識別番号を印字する付加情報印刷部640を所有している。しかしながら、あらかじめ識別番号が印字されている挿入紙を用いて、それを光学ユニット570、571によって画像の読み取る方式でもよい。
その場合、読み取った識別番号はインサータから画像形成装置10へ通知され、画像形成装置10において再出力シートの印刷と同時に、識別番号を表示したシートを印刷する構成とする。
その場合、読み取った識別番号はインサータから画像形成装置10へ通知され、画像形成装置10において再出力シートの印刷と同時に、識別番号を表示したシートを印刷する構成とする。
本実施形態によれば、検品フローは1ページだけのものであるが、複数ページの場合には、同様の処理がページ分繰り返されることになる。つまり、画像形成装置10においては、S113にて画像をプリントした後、全原稿のコピーが終了したかを画像処理装置410が判断し(S114)、もし、まだ終了していなかったら、S111の画像読み取りに戻る。また、検品装置500においては、S108にて全画像の照合が終了したかを画像処理装置510が判断し、もし、まだ終了していなかったら、S104の画像照合に戻る。
また、原稿の読み取りをしながら同時にプリントして画像を検品するフローについて説明したが、例えば、原稿の読み取りだけ先に全部済ませておいて、その後にプリントして画像を検品しても構わない。また、プリントジョブについても同様に検品が可能である。プリントジョブでは、図1の画像形成装置10内のシステムコントローラ部400にプリントジョブが投入され、リファレンス画像が生成されることになる。
ここで、図2のコピー検品フローチャートのS104の画像照合処理の一例について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、第1実施形態、第2実施形態について実行可能な画像照合処理に対応する。ここで、各ステップにおいて、画像処理を高速化したり、使用するメモリの容量を削減したりできるような処理を適宜加えてもよい。
ここで、図2のコピー検品フローチャートのS104の画像照合処理の一例について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、第1実施形態、第2実施形態について実行可能な画像照合処理に対応する。ここで、各ステップにおいて、画像処理を高速化したり、使用するメモリの容量を削減したりできるような処理を適宜加えてもよい。
図8は、本実施形態を示す検品装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、検品装置500の画像処理装置510がS104で実行する画像照合処理の詳細手順である。
まず、S400で、画像処理装置510は、システムコントローラ部400内の記憶装置420に格納されているリファレンス画像を、検品装置500内の記憶装置520に格納する。次に、S401で、画像処理装置510はリファレンス画像の解像度を変換する。通常、リファレンス画像の解像度は、600dpiや1200dpiであるが、画像照合は300dpiや150dpiで行うため、解像度変換処理が必要になる。次に、S402で、画像処理装置510にて位置合わせ用特徴部分の抽出を行う。
まず、S400で、画像処理装置510は、システムコントローラ部400内の記憶装置420に格納されているリファレンス画像を、検品装置500内の記憶装置520に格納する。次に、S401で、画像処理装置510はリファレンス画像の解像度を変換する。通常、リファレンス画像の解像度は、600dpiや1200dpiであるが、画像照合は300dpiや150dpiで行うため、解像度変換処理が必要になる。次に、S402で、画像処理装置510にて位置合わせ用特徴部分の抽出を行う。
また、S403で、光学ユニット570、571を使用してプリント画像を読取、記憶装置520に格納する。読取解像度は、S401で、リファレンス画像を解像度変換した後の解像度に合わせると、プリント画像側の解像度変換処理が必要なくなる。
次に、S404では、リファレンス画像とプリント画像の色空間を合わせるために、画像処理装置510にて色空間変換(輝度→濃度)を行う。カラーモードの場合はRGB→CMYK、白黒モードの場合はグレースケール→Kに変換する。
次に、S404では、リファレンス画像とプリント画像の色空間を合わせるために、画像処理装置510にて色空間変換(輝度→濃度)を行う。カラーモードの場合はRGB→CMYK、白黒モードの場合はグレースケール→Kに変換する。
そして、S405では、S402で抽出した、リファレンス画像の特長部分の近傍から、画像処理装置510にて原稿データで同様の部分を抽出する。また、画像処理装置510にてシフト量、拡大/縮小の割合、回転角度を計算し、位置合わせを行う。
そして、S406では、画像処理装置510にて画像照合を行い、汚れを検出する。ここで、画像照合の結果、2つの画像データの差異量が小さい場合は正常に印刷できたと判断し、差異量が大きい場合は汚れがあると判断する。
そして、S406では、画像処理装置510にて画像照合を行い、汚れを検出する。ここで、画像照合の結果、2つの画像データの差異量が小さい場合は正常に印刷できたと判断し、差異量が大きい場合は汚れがあると判断する。
なお、検品装置による画像照合処理の方法については、図8に示す方法に限られず、他の公知の方法を用いてもよい。
なお、上記実施形態では、合紙を直接排紙先に排紙する制御を実行したことをレポートすることについて言及していない。しかしながら、上記第1、第2の実施形態において、第1の処理および第2の処理で実行された経過をレポート情報として別に印刷する構成としてもよい。
また、そのレポート情報を外部の情報処理装置に通知して、メンテナンス情報として管理できるように構成してもよい。
さらに、合紙のリカバリ情報およびシートの差し替え手順を操作部540に表示する図示しないUI画面で確認できるように構成してもよい。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
なお、上記実施形態では、合紙を直接排紙先に排紙する制御を実行したことをレポートすることについて言及していない。しかしながら、上記第1、第2の実施形態において、第1の処理および第2の処理で実行された経過をレポート情報として別に印刷する構成としてもよい。
また、そのレポート情報を外部の情報処理装置に通知して、メンテナンス情報として管理できるように構成してもよい。
さらに、合紙のリカバリ情報およびシートの差し替え手順を操作部540に表示する図示しないUI画面で確認できるように構成してもよい。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
200 操作部
300 プリンタ部
330 プリンタ制御部
400 コントローラ部
410 コントローラ制御部
300 プリンタ部
330 プリンタ制御部
400 コントローラ部
410 コントローラ制御部
Claims (7)
- 印刷手段によって画像が印刷されたシートの印刷状態を検査する検査手段と、
前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常であると判定された場合に、当該シートを第1の排紙先に排紙し、前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常ではないと判定された場合に当該シートを第2の排紙先に排紙する第1の排紙制御手段と、
前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートを前記第2の排紙先に排紙する際に、インサータから挿入紙を給紙し、当該挿入紙を前記第1の排紙先に排紙する第2の排紙制御手段と、
前記挿入紙に付加された識別情報を読み取る読取手段と、
前記検査手段によって前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートに印刷された画像を別のシートに再印刷する場合に、当該再印刷されたシートを挿入すべき箇所を示す情報を前記読取手段によって読み取られた識別情報に基づいてユーザに通知する通知手段とを有することを特徴とする検品システム。 - 前記通知手段は、当該再印刷されたシートを挿入すべき箇所を示す情報を、前記再印刷される別のシートに添付する情報シートに、前記読取手段によって読み取られた識別情報を印刷することによって、前記再印刷されたシートを挿入すべき箇所を示す情報をユーザに通知することを特徴とする請求項1に記載の検品システム。
- 前記再印刷される別のシートを、第3の排紙先に排紙するよう制御する第3の排紙制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の検品システム。
- 前記インサータは、前記検査手段よりも下流側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の検品システム。
- 前記インサータは、前記検査手段よりも上流側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の検品システム。
- 印刷手段によって画像が印刷されたシートの印刷状態を検査する検査工程と、
前記検査工程で前記シートの印刷状態が正常であると判定された場合に、当該シートを第1の排紙先に排紙し、前記検査工程で前記シートの印刷状態が正常ではないと判定された場合に当該シートを第2の排紙先に排紙する第1の排紙制御工程と、
前記検査工程で前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートを前記第2の排紙先に排紙する際に、インサータから挿入紙を給紙し、当該挿入紙を前記第1の排紙先に排紙する第2の排紙制御工程と、
前記挿入紙に付加された識別情報を読み取る読取工程と、
前記検査工程で前記シートの印刷状態が正常ではないと判定されたシートに印刷された画像を別のシートに再印刷する場合に、当該再印刷されたシートを挿入すべき箇所を示す情報を前記読取工程で読み取られた識別情報に基づいてユーザに通知する通知工程とを有することを特徴とする検品システムの制御方法。 - 請求項6に記載の検品システムの制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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- 2011-11-29 JP JP2011260744A patent/JP2013111871A/ja active Pending
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