JP2013111836A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】共通駆動波形中に微駆動パルスを含ませたときに簡単な構成、制御で消費電力の上昇を抑制することができない。
【解決手段】大きさの異なる滴を吐出させる複数の吐出パルスP1〜P3と、滴を吐出させないでノズル内の液体を流動させる非吐出パルスP0とを含む第1駆動波形Pv1と、大きさの異なる滴を吐出させる複数の吐出パルスP1〜P3を含み、滴を吐出させないでノズル内の液体を流動させる非吐出パルスP0を含まない第2駆動波形Pv2とを生成出力し、第1駆動波形Pv1と第2駆動波形Pv2とは波形長が同じであり、ノズルメニスカスを振動させる駆動周期では第1駆動波形Pv1を生成出力する。
【選択図】図8

Description

本発明は画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば液滴を吐出する液体吐出ヘッドを記録ヘッドに用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
このような画像形成装置において、例えば1駆動周期内でそれぞれ液滴を吐出させる複数の駆動パルス(吐出パルス)を時系列的に生成して共通駆動波形として出力し、例えば相対的に大きなドットを形成するときには2以上の駆動パルスを選択して複数の液滴を吐出させることで、複数の液滴を飛翔中に合体させて着弾させることによって、複数のサイズのドットを形成し、また、共通駆動波形中に滴吐出を伴わないでヘッドを駆動する非吐出パルスを含ませ、同様に非吐出パルスを選択することで微駆動を行なうことで安定した滴吐出を行なうようにことが知られている。
そして、1つの駆動信号発生周期中に、駆動信号は、微振動パルス及び微振動パルス後に発生する吐出パルスからなる第1単位周期信号と、微振動パルスを有さず吐出パルスのみを有する第2単位周期信号とを含む駆動信号を生成出力し、第1単位周期信号に含まれる吐出パルスの種類及び発生順序と、第2単位周期信号に含まれる吐出パルスの種類及び発生順序とが同一であり、駆動信号は先頭部分に少なくとも1個の第2単位周期信号を有し、第2単位周期信号の発生期間が第1単位周期信号の発生期間より短い構成とするものが知られている(特許文献1)。
また、体積が異なる複数種類の液滴を吐出するための複数の吐出波形要素を含んだ吐出用共通駆動波形を発生させる第1の駆動波形発生手段と、メニスカスを微振動させるための微振動波形要素を含んだ微振動用共通駆動波形を発生させる第2の駆動波形発生手段とを独立して備え、液を吐出させるノズルの圧力発生素子に吐出波形要素を印加する一方、液を吐出させないノズルの圧力発生素子には微振動波形要素を選択的に印加する駆動選択手段を備えるものも知られている(特許文献2)。
特許第4623101号公報 特開2006−035568号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているように、駆動信号中に含まれる第1、第2単位周期信号の波形長が異なるのでは、駆動周期が変化することになってヘッドの駆動制御が複雑になるという課題がある。また、特許文献2に開示されているように、2つの駆動波形発生手段を備えるのでは構成が複雑になるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で消費電力の上昇を抑えることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出する複数のノズルと、前記ノズルが通じる個別液室と、複数の前記個別液室に液体を供給する共通液室と、前記個別液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧力発生手段と、を有する記録ヘッドと、
1駆動周期内で、前記記録ヘッドの圧力発生手段に与える複数の駆動パルスを時系列で含む駆動波形を生成出力する駆動波形生成手段と、
前記駆動波形生成手段から出力された前記駆動波形に含まれる複数の駆動パルスのうちの所要の1又は2以上の駆動パルスを選択して前記記録ヘッドの前記圧力発生手段に与える手段と、を有し、
前記駆動波形生成手段は、
大きさの異なる滴を吐出させる複数の吐出パルスと、滴を吐出させないでノズル内の液体を流動させる非吐出パルスとを含む第1駆動波形と、
大きさの異なる滴を吐出させる複数の吐出パルスを含み、滴を吐出させないでノズル内の液体を流動させる非吐出パルスを含まない第2駆動波形と、を生成出力し、
前記第1駆動波形と前記第2駆動波形とは波形長が同じであり、
前記ノズルメニスカスを振動させる駆動周期では前記第1駆動波形を生成出力する
構成とした。
本発明によれば、簡単な構成で消費電極の上昇を抑制することができる。
本発明に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面概略構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 同画像形成装置の記録ヘッドを構成する液体吐出ヘッドの一例を示す液室長手方向の断面説明図である。 同じく滴吐出動作の説明に供する断面説明図である。 同画像形成装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。 同制御部の印刷制御部及びヘッドドライバの一例を示すブロック説明図である。 本発明の第1実施形態における第1駆動波形及び第2駆動波形を説明する説明図である。 同実施形態における共通駆動波形の一例を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態における共通駆動波形の一例を説明する説明図である。 本発明の第3実施形態における共通駆動波形の一例を説明する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図、図2は同装置の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型インクジェット記録装置であり、装置本体1の左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド31、32でキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して図2で矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド34a、34b(区別しないときは「記録ヘッド34」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34は、それぞれ2つのノズル列を有し、記録ヘッド34aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド34bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。なお、記録ヘッド34としては、1つのノズル面に複数のノズルを並べた各色のノズル列を備えるものなどを用いることもできる。
また、キャリッジ33には、記録ヘッド34のノズル列に対応して各色のインクを供給するための第2インク供給部としてのヘッドタンク35a、35b(区別しないときは「ヘッドタンク35」という。)を搭載している。このヘッドタンク35には、カートリッジ装填部4に着脱自在に装着される各色のインクカートリッジ(メインタンク)10y、10m、10c、10kから、供給ポンプユニット24によって各色の供給チューブ36を介して、各色の記録液が補充供給される。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって図2のベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロである拍車63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構81を配置している。この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a、82b(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのワイパ部材(ワイパブレード)83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84と、キャリッジ33をロックするキャリッジロック87などとを備えている。また、このヘッドの維持回復機構81の下方側には維持回復動作によって生じる廃液を収容するための廃液タンク99が装置本体に対して交換可能に装着される。
また、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド37で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターンで帯電され、この帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
そして、記録ヘッド34のノズルの維持回復を行うときには、キャリッジ33をホーム位置である維持回復機構81に対向する位置に移動して、キャップ部材82によるキャッピングを行ってノズルからの吸引を行うノズル吸引、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出動作などの維持回復動作を行うことにより、安定した液滴吐出による画像形成を行うことができる。
次に、記録ヘッド34を構成している液体吐出ヘッドの一例について図3及び図4を参照して説明する。なお、図3及び図4は同ヘッドの液室長手方向(ノズル配列方向と直交する方向)に沿う断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、流路板101と、振動板部材102と、ノズル板103とを接合して、液滴を吐出するノズル104が貫通孔105を介して通じる個別液室(加圧室、加圧液室、圧力室、個別流路、圧力発生室などと称されるものを含む意味である。以下、単に「液室」という。)106、液室106に液体を供給する流体抵抗部107、液体導入部108がそれぞれ形成され、フレーム部材117に形成した共通液室110から振動板部材102に形成されたフィルタ109を介して液体(インク)が液体導入部108に導入され、液体導入部108から流体抵抗部107を介して液室106にインクが供給される。
流路板101は、SUSなどの金属板を積層して、貫通孔105、液室106、流体抵抗部107、液体導入部108などの開口部や溝部をそれぞれ形成している。振動板部材102は各液室106、流体抵抗部107、液体導入部108などの壁面を形成する壁面部材であるとともに、フィルタ部109を形成する部材である。なお、流路板101は、SUSなどの金属板に限らず、シリコン基板を異方性エッチングして形成することもできる。
そして、振動板部材102の液室106と反対側の面に液室106のインクを加圧してノズル104から液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(アクチュエータ手段、圧力発生手段)としての柱状の電気機械変換素子である積層型圧電部材112が接合されている。この圧電部材112の一端部はベース部材113に接合され、また、圧電部材112には駆動波形を伝達するFPC115が接続されている。これらによって、圧電アクチュエータ111を構成している。
なお、この例では、圧電部材112は積層方向に伸縮させるd33モードで使用しているが、積層方向と直交する方向に伸縮させるd31モードでもよい。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば、図3に示すように、圧電部材112に印加する電圧を基準電位Veから下げることによって圧電部材112が収縮し、振動板部材102が変形して液室106の容積が膨張することで、液室106内にインクが流入し、その後、図4に示すように、圧電部材112に印加する電圧を上げて圧電部材112を積層方向に伸長させ、振動板部材102をノズル104方向に変形させて液室106の容積を収縮させることにより、液室106内のインクが加圧され、ノズル104から液滴301が吐出される。
そして、圧電部材112に印加する電圧を基準電位Veに戻すことによって振動板部材102が初期位置に復元し、液室106が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室110から液室106内にインクが充填される。そこで、ノズル104のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図5を参照して説明する。なお、図5は同制御部のブロック説明図である。
この制御部500は、この装置全体の制御を司るCPU511と、CPU511が実行するプログラムを含む各種プログラムなどの固定データを格納するROM502と、画像データ等を一時格納するRAM503と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ504と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC505とを備えている。
また、記録ヘッド34を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動信号発生手段を含む印刷制御部508と、キャリッジ33側に設けた記録ヘッド34を駆動するためのヘッドドライバ(ドライバIC)509と、キャリッジ33を移動走査する主走査モータ554、搬送ベルト51を周回移動させる副走査モータ555、維持回復機構81のキャップ82やワイパ部材83の移動、吸引ポンプ812などを行なう維持回復モータ556を駆動するためのモータ駆動部510と、帯電ローラ56にACバイアスを供給するACバイアス供給部511と、送液ポンプ241を駆動する供給系駆動部512などを備えている。
また、この制御部500には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル514が接続されている。
この制御部500は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F506を持っていて、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト600側から、ケーブル或いはネットワークを介してI/F506で受信する。
そして、制御部500のCPU501は、I/F506に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC505にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行い、この画像データを印刷制御部508からヘッドドライバ509に転送する。なお、画像を出力するためドットパターンデータの生成はホスト600側のプリンタドライバ601で行なうことも、制御部500で行なうこともできる。
印刷制御部508は、上述した画像データをシリアルデータで転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、制御信号などをヘッドドライバ509に出力する以外にも、ROMに格納されている駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動信号生成部を含み、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動信号をヘッドドライバ509に対して出力する。
ヘッドドライバ509は、シリアルに入力される記録ヘッド34の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部508から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを選択して記録ヘッド34の液滴を吐出させるエネルギーを発生する圧力発生手段としての圧電部材112に対して印加することで記録ヘッド34を駆動する。このとき、駆動波形を構成するパルスの一部又は全部或いはパルスを形成する波形用要素の全部又は一部を選択することによって、例えば、大滴、中滴、小滴など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
I/O部513は、装置に装着されている各種のセンサ群515からの情報を取得し、プリンタの制御に必要な情報を抽出し、印刷制御部508やモータ駆動部510、ACバイアス供給部511の制御に使用する。センサ群515は、用紙の位置を検出するための光学センサや、機内の温度を監視するためのサーミスタ、帯電ベルトの電圧を監視するセンサ、カバーの開閉を検出するためのインターロックスイッチなどがあり、I/O部513は様々のセンサ情報を処理することができる。
次に、印刷制御部508及びヘッドドライバ509の一例について図6のブロック説明図を参照して説明する。
印刷制御部508は、画像形成時に1印刷周期(1駆動周期)内に複数のパルス(駆動信号)で構成される駆動波形(共通駆動波形)を生成して出力する駆動波形生成部701と、印刷画像に応じた2ビットの画像データ(階調信号0、1)と、クロック信号、ラッチ信号(LAT)、滴制御信号M0〜M3を出力するデータ転送部702を備えている。
なお、滴制御信号は、ヘッドドライバ209の後述するスイッチ手段であるアナログスイッチ715の開閉を滴毎に指示する2ビットの信号であり、共通駆動波形の印刷周期に合わせて選択すべきパルス又は波形要素でHレベル(ON)に状態遷移し、非選択時にはLレベル(OFF)に状態遷移する。
ヘッドドライバ509は、データ転送部702からの転送クロック(シフトクロック)及びシリアル画像データ(階調データ:2ビット/1チャンネル(1ノズル)を入力するシフトレジスタ711と、シフトレジスタ711の各レジスト値をラッチ信号によってラッチするためのラッチ回路712と、階調データと滴制御信号M0〜M3をデコードして結果を出力するデコーダ713と、デコーダ713のロジックレベル電圧信号をアナログスイッチ715が動作可能なレベルへとレベル変換するレベルシフタ714と、レベルシフタ714を介して与えられるデコーダ713の出力でオン/オフ(開閉)されるアナログスイッチ715を備えている。
このアナログスイッチ715は、各圧電部材112の選択電極(個別電極)に接続され、駆動波形生成部701からの共通駆動波形Pvが入力されている。したがって、シリアル転送された画像データ(階調データ)と滴制御信号M0〜M3をデコーダ713でデコードした結果に応じてアナログスイッチ715がオンにすることにより、共通駆動波形Pvを構成する所要のパルス(あるいは波形要素)が通過して(選択されて)圧電部材112に印加される。
次に、本発明の第1実施形態における駆動波形について図7及び図8を参照して説明する。図7は第1駆動波形及び第2駆動波形を説明する説明図、図8は同実施形態における共通駆動波形Pvの一例を説明する説明図である。
なお、駆動パルスとは駆動波形を構成する要素としてのパルスを示す用語として、吐出パルスとは圧力発生手段に印加されて液滴を吐出させる駆動パルスを示す用語とし、非吐出パルス(微駆動パルス)とは圧力発生手段に印加されるが滴を吐出させない(ノズル内のインクを流動させる)パルスを示す用語として用いる。また、以下で説明するパルスは一例であって、これに限るものではない。
本実施形態では、駆動波形生成部701は、共通駆動波形Pvとして、例えば図7(a)に示す第1駆動波形Pv1及び図7(b)に示す第2駆動波形Pv2を生成出力する。
第1駆動波形Pv1は、3種類のサイズの液滴(大滴、中滴、小滴)を吐出させる吐出パルスP1〜P3と、ノズル内の液体(インク)を流動させる非吐出パルス(微駆動パルス)P0とを含む駆動波形である。
第2駆動波形Pv2は、第1駆動波形と同じ波形である3種類のサイズの液滴(大滴、中滴、小滴)を吐出させる吐出パルスP1〜P3を含み、ノズル内の液体(インク)を流動させる非吐出パルス(微駆動パルス)P0を含まない駆動波形である。
ここで、第1駆動波形Pv1の波形長(周期)T1及び第2駆動波形Pv2の波形長(周期)T2とは同じ(T1=T2)である。ここで、第1駆動波形Pv1と第2駆動波形Pv2の各波形長T1、T2は1印刷周期(1駆動周期)としている。
そして、駆動波形生成部701は、基準信号に同期して、第1駆動波形Pv1又は第2駆動波形Pv2の各パルスP0〜P4あるいはP1〜P4を時系列で生成して出力する。なお、基準信号は、形成する画像の密度に応じてキャリッジ33の主走査方向位置に対応して出力される信号である。
一方、データ転送部702からは滴制御信号M0〜M3を出力して、第1駆動波形Pv1の微駆動パルスP0又は吐出パルスP1〜P3の所要のパルスを選択させ、あるいは、第2駆動波形Pv2の吐出パルスP1〜P3の所要のパルスを選択させる。
そして、本実施形態では、図8に示すように、共通駆動波形Pvとして第1駆動波形Pv1と第2駆動波形Pv2とを交互に繰り返して生成出力する。
これにより、記録ヘッドのノズルの微駆動を行う駆動周期では、第1駆動波形Pv1を生成出力して微駆動パルスP0を選択することによって微駆動を行うことができるようになる。
このように、第1駆動波形Pv1と第2駆動波形Pv2とを交互に繰り返すことで、毎駆動周期で微駆動パルスを含む駆動波形を生成出力する場合に比べて消費電力を低減することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態における共通駆動波形Pvの一例を説明する説明図である。
本実施形態では、共通駆動波形Pvとして、第1駆動波形Pv1を生成出力した駆動周期の次の複数回の駆動周期では第2駆動波形Pv2を生成出力する。
これにより、微駆動パルスを含む第1駆動波形Pv1の生成出力回数が前記第1実施形態よりも少なくなり、更に消費電力を低減することができる。
なお、第2駆動波形Pv2の連続生成出力回数は印刷環境や印刷条件に応じて変更する構成とすることができる。
次に、本発明の第3実施形態について図10を参照して説明する。図10は同実施形態における共通駆動波形Pvの一例を説明する説明図である。
本実施形態は、装置の環境温度に応じて、環境温度が高いときには図10(a)の高温用共通駆動波形PvHを、環境温度が常温のときには図10(b)の常温用共通駆動波形PvNを、環境温度が低いときには図10(c)の低温用共通駆動波形PvLを、それぞれ生成出力する。
環境温度は温度センサによって検出し、検出温度を予め定めた2つの閾値Th,Tl(Th>Tl)と比較することで、検出温度が、閾値Th以上であれば高温、閾値Tl以下であれば低温、閾値ThとTlとの間であれば常温と判定する。
これにより、消費電力を抑えつつノズル内の増粘を効率的に抑えることができる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
33 キャリッジ
34、34a、34b 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
500 制御部
508 印刷制御部
701 駆動波形生成部
702 データ転送部

Claims (4)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルと、前記ノズルが通じる個別液室と、複数の前記個別液室に液体を供給する共通液室と、前記個別液室内の液体を加圧する圧力を発生する圧力発生手段と、を有する記録ヘッドと、
    1駆動周期内で、前記記録ヘッドの圧力発生手段に与える複数の駆動パルスを時系列で含む駆動波形を生成出力する駆動波形生成手段と、
    前記駆動波形生成手段から出力された前記駆動波形に含まれる複数の駆動パルスのうちの所要の1又は2以上の駆動パルスを選択して前記記録ヘッドの前記圧力発生手段に与える手段と、を有し、
    前記駆動波形生成手段は、
    大きさの異なる滴を吐出させる複数の吐出パルスと、滴を吐出させないでノズル内の液体を流動させる非吐出パルスとを含む第1駆動波形と、
    大きさの異なる滴を吐出させる複数の吐出パルスを含み、滴を吐出させないでノズル内の液体を流動させる非吐出パルスを含まない第2駆動波形と、を生成出力し、
    前記第1駆動波形と前記第2駆動波形とは波形長が同じであり、
    前記ノズルメニスカスを振動させる駆動周期では前記第1駆動波形を生成出力する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1駆動波形の複数の吐出パルスと前記第2駆動波形の複数の吐出パルスとは同じ波形であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1駆動波形を生成出力した駆動周期の少なくとも次の駆動周期では前記第2駆動波形を生成出力し、前記第2駆動波形を生成出力後の次の駆動周期で前記第1駆動波形を生成出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1駆動波形を生成出力する駆動周期の間で前記第2駆動波形を生成出力する駆動周期の数は、前記記録ヘッドの周囲温度によって変更することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015157433A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 株式会社リコー インク吐出装置、制御装置およびインク吐出制御方法

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