JP2013060246A - 用紙折り装置及び画像形成装置 - Google Patents

用紙折り装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013060246A
JP2013060246A JP2011198758A JP2011198758A JP2013060246A JP 2013060246 A JP2013060246 A JP 2013060246A JP 2011198758 A JP2011198758 A JP 2011198758A JP 2011198758 A JP2011198758 A JP 2011198758A JP 2013060246 A JP2013060246 A JP 2013060246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
roller pair
additional folding
folding roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011198758A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kai
健児 開
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2011198758A priority Critical patent/JP2013060246A/ja
Publication of JP2013060246A publication Critical patent/JP2013060246A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】小型化や低コスト化を図りつつ、加圧力分散を抑えて用紙幅方向全域にわたって用紙に増し折りを施せる用紙折り装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙折り手段と、用紙折り手段よりも下流側で用紙幅方向一端側に設けられ、用紙の最大幅よりも軸方向の幅が短い1対のローラ部材で用紙に増し折りを施す第1増し折りローラ対と、第1増し折りローラ対よりも下流側で用紙幅方向他端側に設けられ、前記最大幅よりも軸方向の幅が短い一対のローラ部材で用紙に増し折りを施す第2増し折りローラ対とを備え、第1増し折りローラ対及び第2増し折りローラ対の各ローラ部材の回転軸は、用紙搬送方向と直交する方向に対して、回転軸の用紙幅方向内側端部を基準に回転軸の用紙幅方向外側端部が下流側または上流側に所定角度傾いており、第1増し折りローラ対と第2増し折りローラ対それぞれの用紙幅方向内側端部が用紙搬送方向で重なり合う。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙に折り処理をおこなう用紙折り装置、及び、その用紙折り装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、用紙折り装置として、搬送中の用紙の先端を停止させて形成した用紙の撓みを、一対のローラ部材である折りローラ対のニップに挟み込んで搬送することで、折り目を形成する折り処理を行なうものが知られている。また、折り目が形成された用紙を、折りローラ対よりも用紙搬送方向下流側に設けられた一対のローラ部材である増し折りローラ対のニップ部に通して折り目を加圧し、増し折りを行なうものがある。
ところが、増し折りローラ対のローラ部材の軸方向の幅が、用紙幅方向全域にわたって折り目に増し折りを施すことができる幅を有していると、折り目が用紙幅方向全域にわたって同時に加圧される。そのため、ニップ部での加圧力が用紙幅方向で分散してしまい、折り目の折り高さを低くすることが難しくなる。
特許文献1に記載の用紙折り装置には、装置で使用可能な用紙の最大幅よりも軸方向の幅が短いローラ部材を複数用いて、次のような3つの増し折りローラ対が設けられている。すなわち、用紙中央部の折り目に増し折りを施す第1増し折りローラ対が設けられている。また、第1増し折りローラ対よりも用紙搬送方向下流側で、用紙搬送方向に向かって用紙右側の折り目に増し折りを施す第2増し折りローラ対が設けられている。また、第1増し折りローラ対よりも用紙搬送方向下流側で、用紙搬送方向に向かって用紙左側の折り目に増し折りを施す第3増し折りローラ対が設けられている。
第1増し折りローラ対の各ローラの回転軸は、用紙搬送方向と直交する方向に配置されている。一方、第2増し折りローラ対及び第3増し折りローラ対の各ローラの回転軸は、用紙搬送方向と直交する方向に対して、回転軸の用紙内側端部を基準に回転軸の用紙外側端部を用紙搬送方向下流側に所定角度傾けて配置されている。
第1増し折りローラ対により用紙中央部の折り目が増し折りされた用紙は、前記所定角度傾けて配置された第2増し折りローラ対や第3増し折りローラ対それぞれのニップ部の用紙幅方向内側端部に進入し加圧されながら順次、前記ニップ部の用紙幅方向外側端部に進入し加圧されながら通過する。これにより、第2増し折りローラ対や第3増し折りローラ対のニップ部での加圧力が用紙幅方向で分散するのを抑制し、より強力な増し折りを施すことができる。
しかしながら、ニップ部での加圧力が用紙幅方向で分散するのを抑えつつ、用紙幅方向全域にわたって用紙に増し折りを施すために増し折りローラ対を3つ設けているため、装置の大型化やコスト上昇を招くといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、装置の小型化や低コスト化を図りつつ、ニップ部での加圧力が用紙幅方向で分散するのを抑えて用紙幅方向全域にわたって用紙に増し折りを施すことができる用紙折り装置及びその用紙折り装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、用紙折り装置において、用紙に対して折り処理を施す用紙折り手段と、前記用紙折り手段よりも用紙搬送方向下流側で用紙幅方向一端側に設けられ、装置で使用可能な用紙の最大幅よりも軸方向の幅が短い1対のローラ部材で用紙に増し折りを施す第1増し折りローラ対と、前記第1増し折りローラ対よりも用紙搬送方向下流側で用紙幅方向他端側に設けられ、前記用紙の最大幅よりも軸方向の幅が短い一対のローラ部材で用紙に増し折りを施す第2増し折りローラ対とを備え、前記第1増し折りローラ対及び前記第2増し折りローラ対の各ローラ部材の回転軸は、用紙搬送方向と直交する方向に対して、該回転軸の用紙幅方向内側端部を基準に該回転軸の用紙幅方向外側端部が用紙搬送方向下流側または上流側に所定角度傾いており、前記第1増し折りローラ対と前記第2増し折りローラ対それぞれの用紙幅方向内側端部が用紙搬送方向で重なり合うことを特徴とするものである。
本発明においては、第1増し折りローラ対と第2増し折りローラ対それぞれの用紙幅方向内側端部が用紙搬送方向で重なり合っているので、第1増し折りローラ対と第2増し折りローラ対とにより用紙の用紙幅方向中央部が増し折りされる。これにより、用紙の用紙幅方向中央部の増し折りを施すため専用の増し折りローラ対を設ける必要が無いので、その分、装置の小型化や低コスト化を図ることができる。また、第1増し折りローラ対と第2増し折りローラ対とを前記直交する方向に対して前記所定角度傾けて配置しているので、第1増し折りローラ対と第2増し折りローラ対それぞれのニップ部での加圧力が用紙幅方向で分散するのを抑えつつ、用紙の幅方向一端側から他端側にわたって用紙に増し折りを施すことができる。
以上、本発明によれば、装置の小型化や低コスト化を図りつつ、ニップ部での加圧力が用紙幅方向で分散するのを抑えて用紙幅方向全域にわたって用紙に増し折りを施すことができるという優れた効果がある。
構成例1に係る用紙折り装置の増し折りローラ対及びその周辺を上方から見た模式図。 本実施形態に係る画像形成装置本体と用紙折り装置とを備えた画像形成装置の模式図。 実施形態に係る用紙折り装置の概略構成図。 増し折りローラ対及びその周辺を用紙幅方向から見た模式図。 構成例2に係る用紙折り装置の増し折りローラ対及びその周辺を上方から見た模式図。 増し折りローラ対及びその周辺を用紙幅方向から見た模式図。 構成例3に係る用紙折り装置の増し折りローラ対及びその周辺を上方から見た模式図。 構成例4に係る用紙折り装置の増し折りローラ対及びその周辺を上方から見た模式図。 構成例5に係る用紙折り装置の増し折りローラ対及びその周辺を上方から見た模式図。
以下、本発明を画像形成装置から排出された用紙に折り処理をおこなう用紙折り装置に適用した一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係る用紙折り装置200と、この用紙折り装置200に画像形成後のシート材である用紙Pを供給する複写機またはプリンタ等の画像形成装置本体100とからなる画像形成装置300の概略構成図である。なお、画像形成装置本体100と用紙折り装置200とからなる画像形成装置300に限らず、用紙Pに画像を形成する画像形成手段と、用紙Pに対して折り処理を行なう用紙処理手段とを備えた画像形成システムの用紙処理手段に対して本発明を適用することができる。
本実施形態の画像形成装置本体100は、特に図示しないが、画像処理回路、感光体、光書き込み装置、現像装置、転写装置及び定着装置を備える電子写真方式の画像形成装置である。画像処理回路は、画像形成装置本体100が複写機である場合のスキャナ部で読み取った画像データやパーソナルコンピュータ等の外部装置から入力される画像データを印字可能な画像データに変換し、変換した画像データを光書き込み装置に出力する。光書き込み装置は、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行い感光体の表面に静電潜像を形成する。現像装置は、光書き込みにより感光体の表面に形成された静電潜像をトナー現像する。転写装置は、現像装置によって顕像化された感光体の表面上のトナー像を用紙Pに転写する。定着装置は、用紙P上に転写されたトナー像を用紙Pに定着する。
画像形成装置本体100でトナー像が定着された用紙Pは、用紙折り装置200に送り出され、用紙折り装置200によって折り処理が行われる。本実施形態の画像形成装置本体100は前述のように電子写真方式のものであるが、インクジェット方式や熱転写方式など、公知の画像形成装置の全てについて画像形成装置本体100として、用紙折り装置200と組み合わせることができる。
図3は、本実施形態に係る用紙折り装置200の概略構成図である。この用紙折り装置200では、画像形成装置本体(不図示)から画像が形成された用紙を用紙入口より受け入れ、所定の用紙折り処理をおこなう。そして、用紙折り処理後、パンチ、ステープル等の後処理をおこなう場合は後処理装置(不図示)へ折り処理後の用紙を排出し、後処理を行なわない場合は装置上部の用紙収容部41へ折り処理後の用紙を積載していく。
この用紙折り装置200は、用紙を搬送するための搬送路として、第一搬送路1、第二搬送路2、第三搬送路3、第四搬送路4、第五搬送路5、第六搬送路6、第七搬送路7、第八搬送路8、第九搬送路9、第十搬送路10、用紙収容部排紙搬送路11、水平搬送路13を有する。各搬送路は、用紙の搬送を案内するためのガイド板が用紙の厚さ方向両側に所定の隙間距離を設けて配置されることで形成される。各搬送路は、搬送路同士が直接あるいは2つの折りローラからなるローラ対を挟んで配置される。また、搬送経路を切り替えるよう各搬送路へ用紙の案内する、第一切り替え爪31、第二切り替え爪32、第三切り替え爪33、第四切り替え爪34、第五切り替え爪35、第六切り替え爪36が設けられている。また、第二搬送路2、第三搬送路3、第四搬送路4の搬送路内には、搬送されてきた用紙の先端を当接停止させる停止部材として、第一ストッパ51、第二ストッパ52、第三ストッパ53がそれぞれ設けられている。また、第一折りローラ21と第二折りローラ22とが、第二折りローラ22と第三折りローラ23とが、第四折りローラ24と第五折りローラ25とが、それぞれ圧接するよう配置されて第一ニップ、第二ニップ、第三ニップを形成する折りローラ対を構成している。このように、第一ニップを形成する折りローラ対の片方の第二折りローラ22が、第二ニップを形成する折りローラ対の片方の折りローラを兼ねる構成となっている。これにより、用紙折り装置200の簡略化、小型化を図っている。
このような構成により、各折りモード(二つ折り、Z折り、外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折り、観音四つ折り)での用紙折り処理動作が可能となる。以下、各折り処理動作を説明する。
<二つ折り>
用紙入口より受け入れた用紙を、第一切り替え爪31によって第一搬送路1に案内する。そして、先端が第二搬送路2に配置されている折り位置に移動可能な第一ストッパ51に突き当たるように、第二搬送路2に案内する。そして、先端が第一ストッパ51に突き当たったことで生じる用紙の撓み部分を第一折りローラ21と第二折りローラ22の第一ニップに進入させて1回目の折り処理をおこなう。これで二つ折りの状態となる。
二つ折りの状態となった用紙は、後で詳しく説明する第六切り替え爪36を回転させて、第三搬送路3へは進入せずに、第二折りローラ22と第三折りローラ23とで形成される第二ニップに進入するよう案内される。そして、第二ニップを通過するよう搬送され、第二切り替え爪32により第五搬送路5へ案内される。さらに、増し折りローラ機構26により増し折りが行われつつ第七搬送路7を通過し、第三切り替え爪33により第八搬送路8へ案内され、水平搬送路13を経由し、第五切り替え爪35により第十搬送路10に案内され、用紙収容部排紙搬送路11を経由し、用紙収容部41に排紙される。また、後処理をおこなう場合は、増し折りローラ機構26により増し折りが行われつつ第七搬送路7を通過し、第三切り替え爪33により第九搬送路9へ案内され、後処理装置側へ排紙される。
<Z折り>
用紙入口より受け入れた用紙を、第一切り替え爪31によって第一搬送路1に案内する。そして、第一折りローラ21と第二折りローラ22とで形成される第一ニップを通過させ、第六切り替え爪36により、先端が第三搬送路3に配置されている折り位置に移動可能な第二ストッパ52に突き当たるように、第三搬送路3に案内する。そして、先端が第二ストッパ52に突き当たったことで生じる用紙の撓み部分を第二折りローラ22と第三折りローラ23とで形成される第二ニップに進入させて1回目の折り処理をおこなう。
続いて、用紙を、先端が第四搬送路4に配置されている折り位置に移動可能な第三ストッパ53に突き当たるように、第二切り替え爪32により第四搬送路4に案内する。そして、先端が第三ストッパ53に突き当たったことで生じる用紙の撓み部分を第四折りローラ24と第五折りローラ25とで形成される第三ニップに進入させて2回目の折り処理をおこなう。これでZ折り状態となる。
Z折りの状態となった用紙は、第六搬送路6へ案内される。そして、増し折りローラ機構26により増し折りが行われつつ第七搬送路7を通過し、第三切り替え爪33により第八搬送路8へ案内され、水平搬送路13を経由し、第五切り替え爪35により第十搬送路10に案内され、用紙収容部排紙搬送路11を経由し、用紙収容部41に排紙される。また、後処理をおこなう場合は、第六搬送路6へ案内された後、増し折りローラ機構26により増し折りが行われつつ第七搬送路7を通過し、第三切り替え爪33により第九搬送路9へ案内され、後処理装置側へ排紙される。
<外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折り>
用紙入口より受け入れた用紙を、第一切り替え爪31によって第一搬送路1に案内する。そして、先端が第二搬送路2に配置されている折り位置に移動可能な第一ストッパ51に突き当たるように、第二搬送路2に案内する。そして、先端が第一ストッパ51に突き当たったことで生じる用紙の撓み部分を第一折りローラ21と第二折りローラ22とで形成される第一ニップに進入させて1回目の折り処理をおこなう。
続いて、用紙を、先端が第三搬送路3に配置されている折り位置に移動可能な第二ストッパ52に突き当たるように、第六切り替え爪36により第三搬送路3に案内する。そして、先端が第二ストッパ52に突き当たったことで生じる用紙の撓み部分を第二折りローラ22と第三折りローラ23とで形成される第二ニップに進入させて2回目の折り処理をおこなう。これで折り処理が完了となる。
外三つ折り、内三つ折り及び単純四つ折りは、折り動作としてはほとんど同じで、上述の通りである。外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折りの折り処理で異なる点は、1回目に折る場所であり、第一ストッパ51の位置を変更することで用紙の折り位置を調整することができる。そして、用紙における1回目の折り位置に応じて、続く2回目の折り位置も決まり、それぞれの折り処理をおこなうこととなる。具体的には、外三つ折り、内三つ折り、単純四つ折りの各折りモードと、用紙サイズにより、第一ストッパ51と第二ストッパ52を制御された位置に停止させる。
折り処理が完了した用紙は、第二切り替え爪32により第五搬送路5へ案内される。そして、増し折りローラ機構26により増し折りが行われつつ第七搬送路7を通過し、第三切り替え爪33により第八搬送路8へ案内され、水平搬送路13を経由し、第五切り替え爪35により第十搬送路10に案内され、用紙収容部排紙搬送路11を経由し、用紙収容部41に排紙される。また、後処理をおこなう場合は、増し折りローラ機構26により増し折りが行われつつ第七搬送路7を通過し、第三切り替え爪33により第九搬送路9へ案内され、後処理装置側へ排紙される。
<観音四つ折り>
用紙入口より受け入れた用紙を、第一切り替え爪31によって第一搬送路1に案内する。そして、先端が第二搬送路2に配置されている折り位置に移動可能な第一ストッパ51に突き当たるように、第二搬送路2に案内する。そして、先端が第一ストッパ51に突き当たったことで生じる用紙の撓み部分を第一折りローラ21と第二折りローラ22とで形成される第一ニップに進入させて1回目の折り処理をおこなう。
続いて、用紙を、先端が第三搬送路3に配置されている折り位置に移動可能な第二ストッパ52に突き当たるように、第六切り替え爪36により第三搬送路3に案内する。そして、先端が第二ストッパ52に突き当たったことで生じる用紙の撓み部分を第二折りローラ22と第三折りローラ23とで形成される第二ニップに進入させて2回目の折り処理をおこなう。
続いて、用紙を先端が第四搬送路4に配置されている折り位置に移動可能な第三ストッパ53に突き当たるように、第二切り替え爪32により第四搬送路4に案内する。そして、先端が第三ストッパ53に突き当たったことで生じる用紙の撓み部分を第四折りローラ24と第五折りローラ25とで形成される第三ニップに進入させて3回目の折り処理をおこなう。3回目の折りの時、第四搬送路4に設けられた不図示の観音四つ折り先端めくれ防止機構により撓み部分を押さえる。これにより、1回目の折り処理、2回目の折り処理で折り込まれた用紙先端部・後端部を押さえることができ、用紙端部がめくれることなく3回目の折り処理が行われる。これで観音四つ折り状態となる。
観音四つ折り状態となった用紙は、第二切り替え爪32により第五搬送路5へ案内される。そして、増し折りローラ機構26により増し折りが行われつつ第七搬送路7を通過し、第三切り替え爪33により第八搬送路8へ案内され、水平搬送路13を経由し、第五切り替え爪35により第十搬送路10に案内され、用紙収容部排紙搬送路11を経由し、用紙収容部41に排紙される。また、後処理をおこなう場合は、増し折りローラ機構26により増し折りが行われつつ第七搬送路7を通過し、第三切り替え爪33により第九搬送路9へ案内され、後処理装置側へ排紙される。
[構成例1]
図1に本構成例に係る用紙折り装置200の増し折りローラ対171,172及びその周辺を上方から見た模式図を示す。また、図4に増し折りローラ対171,172及びその周辺を用紙幅方向から見た模式図を示す。
ローラ171aとローラ171bとが圧接した一対のローラ部材である増し折りローラ対171、及び、ローラ172aとローラ172bとが圧接した一対のローラ部材である増し折りローラ対172の各ローラの回転軸71a,71b,72a,72bは、用紙搬送方向と直交する方向に対して、回転軸71a,71b,72a,72bの用紙内側端部を基準に回転軸71a,71b,72a,72bの用紙外側端部を用紙搬送方向下流側に所定角度θだけ傾けて配置されている。なお、各回転軸の所定角度θは同じ大きさであり、所定角度θは0[°]<θ≦15[°]が好ましい。
折りを付与された用紙Pは、搬送ガイド板173aと搬送ガイド板173bとの間を通って、傾斜配置された増し折りローラ対171や増し折りローラ対172のニップに進入し挟み込まれて搬送される。用紙の折り目は、増し折りローラ対171や増し折りローラ対172それぞれのニップの用紙幅方向内側端部に挟み込まれて押圧され、順次、ニップの用紙幅方向外側端部に向けて挟み込まれていき押圧されて通過して行く。これにより、用紙の折り目には、傾斜配置された増し折りローラ対171や増し折りローラ対172のニップ位置により順次、集中荷重が印加され折り目が定着される。
また、増し折りローラ対172よりも用紙搬送方向下流側に増し折りローラ対171が設けられており、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とは、用紙幅方向中央部で互いが交差するように用紙搬送方向でずらして配置されている。これにより、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とによって、用紙幅方向中央部の増し折りを行なうことができる。よって、用紙幅方向中央部の増し折りを行なうため専用の増し折りローラ対を設ける必要が無いので、その分、装置の小型化や低コスト化を図ることができる。
また、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とで、最大用紙幅よりも広い範囲をニップしているため、用紙幅全域について用紙の折り目を増し折りすることができる。この際、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とを用紙搬送方向と直交する方向に対して所定角度θ傾けて配置しているので、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172それぞれのニップ部での加圧力が用紙幅方向で分散するのを抑えつつ、用紙の幅方向一端側から他端側にわたって用紙Pに増し折りを施すことができる。
さらに、図1に示すように、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とを用紙搬送方向と直交する方向に対して所定角度θ傾けて配置することで、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172との両方で用紙が搬送されたときには、各増し折りローラ対で生じる用紙搬送方向に対して用紙幅方向内側に向かう斜め方向の搬送力が相殺される。そのため、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とにより、用紙を用紙搬送方向に真っ直ぐ搬送することができる。
[構成例2]
図5に本構成例に係る用紙折り装置200の増し折りローラ対171,172及びその周辺を上方から見た模式図を示す。また、図6に増し折りローラ対171,172及びその周辺を用紙幅方向から見た模式図を示す。
ローラ171aとローラ171bとが圧接した一対のローラ部材である増し折りローラ対171、及び、ローラ172aとローラ172bとが圧接した一対のローラ部材である増し折りローラ対172の各ローラの回転軸71a,71b,72a,72bは、用紙搬送方向と直交する方向に対して、回転軸71a,71b,72a,72bの用紙内側端部を基準に回転軸71a,71b,72a,72bの用紙外側端部を用紙搬送方向上流側に所定角度θだけ傾けて配置されている。なお、各回転軸の所定角度θは同じ大きさである。
折りを付与された用紙Pは、搬送ガイド板173aと搬送ガイド板173bとの間を通って、傾斜配置された増し折りローラ対171や増し折りローラ対172のニップに進入し挟み込まれて搬送される。増し折りローラ対171や増し折りローラ対172のニップ通過後の用紙先端の用紙幅方向両端部の搬送方向は、それぞれ増し折りローラ対171や増し折りローラ対172の回転軸71a,71b,72a,72bに対し直交する方向で搬送されていく。これにより、図5に示すような用紙Pを斜め方向に搬送する搬送力fが増し折りローラ対171や増し折りローラ対172に発生する。この搬送力fは、増し折りローラ対171や増し折りローラ対172の回転軸71a,71b,72a,72bに対して直交する方向に作用するため、用紙搬送方向から所定角度θだけ傾いた方向を向いている。そのため、用紙Pは用紙幅方向の外側に向けて引っ張られるため、折りシワの原因となる用紙幅方向の撓みなどが用紙Pに生じるのを抑制することができる。
また、増し折りローラ対171よりも用紙搬送方向下流側に増し折りローラ対172が設けられており、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とは、用紙幅方向中央部で互いが交差するように用紙搬送方向でずらして配置されている。これにより、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とによって、用紙幅方向中央部の増し折りを行なうことができる。よって、用紙幅方向中央部の増し折りを行なうため専用の増し折りローラ対を設ける必要が無いので、その分、装置の小型化や低コスト化を図ることができる。
また、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とで、最大用紙幅よりも広い範囲をニップしているため、用紙幅全域について用紙の折り目を増し折りすることができる。この際、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とを用紙搬送方向と直交する方向に対して傾けて配置しているので、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172それぞれのニップ部での加圧力が用紙幅方向で分散するのを抑えつつ、用紙の幅方向一端側から他端側にわたって用紙Pに増し折りを施すことができる。
ここで、用紙Pは、増し折りローラ対171から増し折りローラ対172という順番でそれぞれのニップに挟み込まれて搬送される。そのため、増し折りローラ対171と増し折りローラ対171とのどちらか一方のみで用紙Pが搬送されている間は、用紙幅方向の片側だけに搬送力fが付与されることになる。このとき、増し折りローラ対171や増し折りローラ対172のローラ表面である用紙接触面を高摩擦係数部材で形成していると、用紙Pに対して搬送力fが強く作用してしまい用紙Pが斜め方向に引っ張られるため、用紙Pをスキューさせてしまう。
そこで、本構成例においては、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172の用紙接触面を、低摩擦係数のゴム材や表面粗さの小さな金属で形成し、用紙Pに対して作用する搬送力fを弱くすることで用紙Pのスキューを抑制している。
また、図5に示すように、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とを用紙搬送方向と直交する方向に対して所定角度θ傾けて配置することで、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172との両方で用紙が搬送されたときには、各増し折りローラ対で生じる用紙搬送方向に対して用紙幅方向外側に向かう斜め方向の搬送力が相殺される。そのため、用紙Pを用紙幅方向の外側に向けて引っ張りつつも、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とにより、用紙を用紙搬送方向に真っ直ぐ搬送することができる。
[構成例3]
図7に本構成例に係る用紙折り装置200の増し折りローラ対及びその周辺を上方から見た模式図を示す。なお、本構成例の増し折りローラ対171と増し折りローラ対172との構成は、構成例2の増し折りローラ対171と増し折りローラ対172と同じである。
本構成例においても、増し折りローラ対171及び増し折りローラ対172の各ローラの回転軸71aや回転軸72aなどは、用紙搬送方向と直交する方向に対して、回転軸71aや回転軸72aなどの用紙内側端部を基準に回転軸71aや回転軸72aなどの用紙外側端部を用紙搬送方向上流側に所定角度θだけ傾けて配置されている。なお、各回転軸の所定角度θは同じ大きさである。
本構成例においては、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172の用紙搬送方向上流側には、回転軸74に用紙幅方向で一端側と他端側それぞれに取り付けられた二つの搬送コロ174aを有する搬送ローラ174が配置されている。そして、その搬送ローラ174により、折り機構で折り目付けされた用紙を増し折りローラ対171や増し折りローラ対172に向かって搬送する。搬送ローラ174の回転軸74は、用紙搬送方向に直交しており、用紙Pを用紙搬送方向に真っ直ぐ搬送する。
前述したように、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とは用紙搬送方向に傾いており、個別には用紙を斜め方向に搬送する搬送力fが発生する。しかしながら、用紙Pが増し折りローラ対171と増し折りローラ対172との両方に挟み込まれて搬送されたときには、用紙幅方向についての搬送力fの分力が相殺される。そのため、用紙Pとしては用紙搬送方向に真っ直ぐに搬送される。ただし、用紙Pが増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とのいずれか一方のみに挟み込まれて搬送されたときは、用紙Pに対して搬送力fが片側だけ作用し、用紙Pが斜め方向に引っ張られ、スキューが発生する。
そこで、本構成例では、増し折りローラ対171よりも用紙搬送方向上流側にある搬送ローラ174の搬送力Fを、増し折りローラ対171の搬送力fよりも強く設定している。これにより、用紙Pに対する搬送力fの影響を低減させ、搬送力fにより用紙Pが斜め搬送されるのを抑制することができる。
なお、搬送力fをコントロールする方法としては、増し折りローラ対171や増し折りローラ対172の用紙に対するローラ表面の摩擦係数や、ニップ圧などを調整するなどして行なう。
[構成例4]
図8に本構成例に係る用紙折り装置200の増し折りローラ対及びその周辺を上方から見た模式図を示す。なお、本構成例の増し折りローラ対171と増し折りローラ対172との構成は、構成例2の増し折りローラ対171と増し折りローラ対172と同じである。
本構成例においても、増し折りローラ対171及び増し折りローラ対172の各ローラの回転軸71aや回転軸72aなどは、用紙搬送方向と直交する方向に対して、回転軸71aや回転軸72aなどの用紙内側端部を基準に回転軸71aや回転軸72aなどの用紙外側端部を用紙搬送方向上流側に所定角度θだけ傾けて配置されている。なお、各回転軸の所定角度θは同じ大きさである。
また、増し折りローラ対171よりも用紙搬送方向下流側に増し折りローラ対172が設けられており、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とが用紙幅方向中央部で互いに交差するように用紙搬送方向でずらして配置されている。
増し折りローラ対171よりも用紙搬送方向上流側には、回転軸74に用紙幅方向で一端側と他端側それぞれに取り付けられた二つの搬送コロ174aを有する搬送ローラ174が配置されている。そして、その搬送ローラ174により、折り機構で折り目付けされた用紙を増し折りローラ対171や増し折りローラ対172に向けて搬送する。搬送ローラ174の回転軸74は、用紙搬送方向に直交しており、用紙Pを用紙搬送方向に真っ直ぐ搬送する。
また、増し折りローラ対172の用紙搬送方向下流側には、回転軸75に用紙幅方向で一端側と他端側それぞれに取り付けられた二つの搬送コロ175aを有する搬送ローラ175が配置されている。そして、その搬送ローラ175により、増し折りローラ対171や増し折りローラ対172で増し折りされた用紙Pを、更に用紙搬送方向下流に搬送し、折り紙スタッカーや、ステープル処理等を行なう後処理装置に向けて送り込む。搬送ローラ175の回転軸75は、用紙搬送方向に直交しており、用紙Pを用紙搬送方向に真っ直ぐ搬送する。
搬送ローラ174と搬送ローラ175とは、互いの回転軸中心間距離で用紙搬送方向に距離Lだけ離れて配置されており、この距離Lは用紙Pの用紙搬送方向長さの最小用紙長(折り紙含む)よりも短い。したがって、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とで用紙Pが挟み込んで搬送している間、用紙Pが搬送ローラ174と搬送ローラ175との両方、もしくはどちらか一方に挟み込まれて搬送された状態にある。
よって、本構成例においても、増し折りローラ対171よりも用紙搬送方向上流側にある搬送ローラ174の搬送力Fは、増し折りローラ対171や増し折りローラ対172の搬送力fよりも強く設定されている。さらに、増し折りローラ対172よりも用紙搬送方向下流側にある搬送ローラ174の搬送力F’も、増し折りローラ対171や増し折りローラ対172の搬送力fよりも強く設定されている。これにより、搬送ローラ174や搬送ローラ175で用紙Pを搬送しているときに、用紙Pに対する搬送力fの影響を低減させ、搬送力fにより用紙Pが斜め搬送されるのを抑制している。
また、搬送力Fや搬送力F’を搬送力fに対して十分に強く、例えば5倍に設定すれば、構成例3で説明したように増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とで搬送力fの用紙幅方向分力を相殺する措置を施す必要がなくなる。
[構成例5]
図9に本構成例に係る用紙折り装置200の増し折りローラ対及びその周辺を上方から見た模式図を示す。
折り機構で折り目付けされた用紙を搬送する搬送ローラ176よりも用紙搬送方向下流側に、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とが設けられている。増し折りローラ対171及び増し折りローラ対172の各ローラの回転軸71aや回転軸72aなどは、用紙搬送方向と直交する方向に対して、回転軸71aや回転軸72aなどの用紙内側端部を基準に回転軸71aや回転軸72aなどの用紙外側端部を用紙搬送方向上流側に所定角度θだけ傾けて配置されている。なお、各回転軸の所定角度θは同じ大きさである。
また、増し折りローラ対172は、増し折りローラ対171よりも用紙搬送方向下流側に設けられており、増し折りローラ対171と増し折りローラ対172とが用紙幅方向中央部で互いに交差するように用紙搬送方向でずらして配置されている。
増し折りローラ対171と増し折りローラ対172よりも用紙搬送方向下流側には、増し折りローラ対171’と増し折りローラ対172’とが設けられている。なお、増し折りローラ対171’や増し折りローラ対172’の構成は、増し折りローラ対171や増し折りローラ対172の構成と同じである。
増し折りローラ対171’及び増し折りローラ対172’の各ローラの回転軸71a’や回転軸72a’などは、用紙搬送方向と直交する方向に対して、回転軸71a’や回転軸72a’などの用紙内側端部を基準に回転軸71a’や回転軸72a’などの用紙外側端部を用紙搬送方向上流側に所定角度θだけ傾けて配置されている。なお、各回転軸の所定角度θは同じ大きさである。
また、増し折りローラ対172’は、増し折りローラ対171’よりも用紙搬送方向下流側に設けられており、増し折りローラ対171’と増し折りローラ対172’とが用紙幅方向中央部で互いに交差するように用紙搬送方向でずらして配置されている。
増し折りローラ対171’と増し折りローラ対172’よりも用紙搬送方向下流側には、増し折りローラ対171’’と増し折りローラ対172’’とが設けられている。なお、増し折りローラ対171’’や増し折りローラ対172’’の構成は、増し折りローラ対171や増し折りローラ対172の構成と同じである。
増し折りローラ対171’’及び増し折りローラ対172’’の各ローラの回転軸71a’’や回転軸72a’’などは、用紙搬送方向と直交する方向に対して、回転軸71a’’や回転軸72a’’などの用紙内側端部を基準に回転軸71a’’や回転軸72a’’などの用紙外側端部を用紙搬送方向上流側に所定角度θだけ傾けて配置されている。なお、各回転軸の所定角度θは同じ大きさである。
また、増し折りローラ対172’’は、増し折りローラ対171’’よりも用紙搬送方向下流側に設けられており、増し折りローラ対171’’と増し折りローラ対172’’とが用紙幅方向中央部で互いに交差するように用紙搬送方向でずらして配置されている。
本構成例においては、二組の増し折りローラ対からなる増し折りローラ機構を用紙搬送方向に沿って複数個並べて設けているので、用紙Pに対して繰り返し増し折りがなされて、より強力な増し折りがなされた所望の折り目を得ることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
用紙折り装置において、用紙に対して折り処理を施す用紙折り手段と、用紙折り手段よりも用紙搬送方向下流側で用紙幅方向一端側に設けられ、装置で使用可能な用紙の最大幅よりも軸方向の幅が短い1対のローラ部材で用紙に増し折りを施す増し折りローラ対171などの第1増し折りローラ対と、第1増し折りローラ対よりも用紙搬送方向下流側で用紙幅方向他端側に設けられ、用紙の最大幅よりも軸方向の幅が短い一対のローラ部材で用紙に増し折りを施す増し折りローラ対172などの第2増し折りローラ対とを備え、第1増し折りローラ対及び第2増し折りローラ対の各ローラ部材の回転軸は、用紙搬送方向と直交する方向に対して、回転軸の用紙幅方向内側端部を基準に回転軸の用紙幅方向外側端部が用紙搬送方向下流側または上流側に所定角度傾いており、第1増し折りローラ対と第2増し折りローラ対それぞれの用紙幅方向内側端部が用紙搬送方向で重なり合う。これよれば、上記実施形態について説明したように、装置の小型化や低コスト化を図りつつ、ニップ部での加圧力が用紙幅方向で分散するのを抑えて用紙に増し折りを施すことができる。
(態様B)
(態様A)において、第1増し折りローラ対及び第2増し折りローラ対の各ローラ部材の回転軸は、用紙搬送方向と直交する方向に対して、回転軸の用紙幅方向内側端部を基準に回転軸の用紙幅方向外側端部を用紙搬送方向上流側に所定角度傾いて配置される。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙に撓みが生じるのを抑制することができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、第1増し折りローラ対及び第2増し折りローラ対の各ローラ部材の用紙接触面を低摩擦係数部材で形成した。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙のスキューを抑制することができる。
(態様D)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、第1増し折りローラ対や第2増し折りローラ対よりも用紙搬送方向上流側に、用紙折り手段で折り処理が施された後の用紙を第1増し折りローラ対や第2増し折りローラ対に向けて搬送する搬送ローラ174などの用紙搬送ローラが設けられており、用紙搬送ローラの用紙搬送力が第1増し折りローラ対や第2増し折りローラ対の用紙搬送力よりも強い。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙のスキューを抑制することができる。
(態様E)
(態様A)、(態様B)または(態様C)において、第1増し折りローラ対や第2増し折りローラ対よりも用紙搬送方向上流側に設けられた搬送ローラ174などの上流側用紙搬送ローラと、第1増し折りローラ対や第2増し折りローラ対よりも用紙搬送方向下流側に設けられた搬送ローラ175などの下流側用紙搬送ローラとを備えており、上流側用紙搬送ローラの用紙搬送力と下流側用紙搬送ローラの用紙搬送力とが、第1増し折りローラ対や第2増し折りローラ対の用紙搬送力よりも強い。これによれば、上記実施形態について説明したように、用紙のスキューを抑制することができる。
(態様F)
(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)または(態様E)において、第1増し折りローラ対と第2増し折りローラ対とを有する増し折りローラ機構を用紙搬送方向に沿って複数設けた。これによれば、上記実施形態について説明したように、より強力な増し折りがなされた所望の折り目を得ることができる。
(態様G)
用紙に画像を形成する画像形成装置本体と、画像形成装置本体と一体あるいは別体で設けられた、(態様A)、(態様B)、(態様C)、(態様D)、(態様E)または(態様F)の用紙折り装置を備える。これによれば、上記実施形態について説明したように、装置の小型化や低コスト化を図りつつ、ニップ部での加圧力が用紙幅方向で分散するのを抑えて用紙に増し折りを施すことができる。
1 第一搬送路
2 第二搬送路
3 第三搬送路
4 第四搬送路
5 第五搬送路
6 第六搬送路
7 第七搬送路
8 第八搬送路
9 第九搬送路
10 第十搬送路
11 用紙収容部排紙搬送路
13 水平搬送路
21 第一折りローラ
22 第二折りローラ
23 第三折りローラ
24 第四折りローラ
25 第五折りローラ
26 増し折りローラ機構
31 第一切り替え爪
32 第二切り替え爪
33 第三切り替え爪
34 第四切り替え爪
35 第五切り替え爪
36 第六切り替え爪
41 用紙収容部
51 第一ストッパ
52 第二ストッパ
53 第三ストッパ
71a 回転軸
71b 回転軸
72a 回転軸
72b 回転軸
74 回転軸
75 回転軸
171 増し折りローラ対
171a ローラ
171b ローラ
172 増し折りローラ対
172a ローラ
172b ローラ
173a 搬送ガイド板
173b 搬送ガイド板
174 搬送ローラ
174a 搬送コロ
175 搬送ローラ
175a 搬送コロ
176 搬送ローラ
特開2010−195560号公報

Claims (7)

  1. 用紙に対して折り処理を施す用紙折り手段と、
    前記用紙折り手段よりも用紙搬送方向下流側で用紙幅方向一端側に設けられ、装置で使用可能な用紙の最大幅よりも軸方向の幅が短い1対のローラ部材で用紙に増し折りを施す第1増し折りローラ対と、
    前記第1増し折りローラ対よりも用紙搬送方向下流側で用紙幅方向他端側に設けられ、前記用紙の最大幅よりも軸方向の幅が短い一対のローラ部材で用紙に増し折りを施す第2増し折りローラ対とを備え、
    前記第1増し折りローラ対及び前記第2増し折りローラ対の各ローラ部材の回転軸は、用紙搬送方向と直交する方向に対して、該回転軸の用紙幅方向内側端部を基準に該回転軸の用紙幅方向外側端部が用紙搬送方向下流側または上流側に所定角度傾いており、
    前記第1増し折りローラ対と前記第2増し折りローラ対それぞれの用紙幅方向内側端部が用紙搬送方向で重なり合うことを特徴とする用紙折り装置。
  2. 請求項1の用紙折り装置において、
    上記第1増し折りローラ対及び上記第2増し折りローラ対の各ローラ部材の回転軸は、用紙搬送方向と直交する方向に対して、該回転軸の用紙幅方向内側端部を基準に該回転軸の用紙幅方向外側端部を用紙搬送方向上流側に所定角度傾いて配置されることを特徴とする用紙折り装置。
  3. 請求項1または2の用紙折り装置において、
    上記第1増し折りローラ対及び上記第2増し折りローラ対の各ローラ部材の用紙接触面を低摩擦係数部材で形成したことを特徴とする用紙折り装置。
  4. 請求項1、2または3の用紙折り装置において、
    上記第1増し折りローラ対や上記第2増し折りローラ対よりも用紙搬送方向上流側に、上記用紙折り手段で折り処理が施された後の用紙を該第1増し折りローラ対や該第2増し折りローラ対に向けて搬送する用紙搬送ローラが設けられており、
    前記用紙搬送ローラの用紙搬送力が前記第1増し折りローラ対や前記第2増し折りローラ対の用紙搬送力よりも強いことを特徴とする用紙折り装置。
  5. 請求項1、2または3の用紙折り装置において、
    上記第1増し折りローラ対や上記第2増し折りローラ対よりも用紙搬送方向上流側に設けられた上流側用紙搬送ローラと、
    前記第1増し折りローラ対や前記第2増し折りローラ対よりも用紙搬送方向下流側に設けられた下流側用紙搬送ローラとを備えており、
    前記上流側用紙搬送ローラの用紙搬送力と前記下流側用紙搬送ローラの用紙搬送力とが、前記第1増し折りローラ対や前記第2増し折りローラ対の用紙搬送力よりも強いことを特徴とする用紙折り装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5の用紙折り装置において、
    上記第1増し折りローラ対と上記第2増し折りローラ対とを有する増し折りローラ機構を用紙搬送方向に沿って複数設けたことを特徴とする用紙折り装置。
  7. 用紙に画像を形成する画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体と一体あるいは別体で設けられた、請求項1、2、3、4、5または6の用紙折り装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2011198758A 2011-09-12 2011-09-12 用紙折り装置及び画像形成装置 Withdrawn JP2013060246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011198758A JP2013060246A (ja) 2011-09-12 2011-09-12 用紙折り装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011198758A JP2013060246A (ja) 2011-09-12 2011-09-12 用紙折り装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013060246A true JP2013060246A (ja) 2013-04-04

Family

ID=48185299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011198758A Withdrawn JP2013060246A (ja) 2011-09-12 2011-09-12 用紙折り装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013060246A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015120596A (ja) * 2013-11-22 2015-07-02 株式会社リコー シート処理装置、画像形成システム、シート処理方法
US9555998B2 (en) 2014-02-07 2017-01-31 Ricoh Company, Limited Sheet processing device, image forming system, and sheet processing method
US10105968B2 (en) 2014-05-13 2018-10-23 Ricoh Company, Ltd. Sheet processing device and image forming system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015120596A (ja) * 2013-11-22 2015-07-02 株式会社リコー シート処理装置、画像形成システム、シート処理方法
US9555998B2 (en) 2014-02-07 2017-01-31 Ricoh Company, Limited Sheet processing device, image forming system, and sheet processing method
US10105968B2 (en) 2014-05-13 2018-10-23 Ricoh Company, Ltd. Sheet processing device and image forming system
US10363757B2 (en) 2014-05-13 2019-07-30 Ricoh Company, Ltd. Sheet processing device and image forming system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4764282B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP5393261B2 (ja) 画像形成装置
JP5493968B2 (ja) シート折り装置及び画像形成装置
JP6036219B2 (ja) シート処理装置および画像形成システム
JP5479439B2 (ja) シート搬送装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2017190198A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2012111567A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2013060246A (ja) 用紙折り装置及び画像形成装置
JP2020093878A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
KR102002673B1 (ko) 시트 반송 장치 및 화상 형성 장치
JP5086188B2 (ja) 用紙折り装置及び画像形成装置
US10183828B2 (en) Sheet discharge device and image forming apparatus
JP2007302381A (ja) 用紙斜行補正装置
JP2016013905A (ja) 画像形成装置
JP2007099507A (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP5328741B2 (ja) 画像形成装置
JP7178199B2 (ja) シート搬送装置および画像形成システム
JP2009132533A (ja) 媒体処理装置及び媒体処理方法
US20180093839A1 (en) Sheet conveyance apparatus
US20080185764A1 (en) Sheet processing apparatus
JP2021100877A (ja) 用紙折り装置
JP5963043B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成装置
JP7185845B2 (ja) 画像形成システム及びシート処理装置
JP4829727B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2019218208A (ja) 用紙搬送装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20141202