JP2013044961A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着部材の過度の温度上昇を抑制又は防止できるようにする。
【解決手段】搬送される記録媒体Pに転写する画像を形成する画像形成手段14を備えた画像形成部12と、画像形成部12よりも記録媒体Pの搬送方向下流側に配設され、少なくとも一方が加熱源80により加熱されるとともに、互いに圧接した状態で回転することで記録媒体Pを挟持搬送しつつ、画像形成手段14によって形成された画像を記録媒体Pに定着する一対の定着部材72、74と、画像形成手段14によって画像が形成されることで生成される画像形成基準信号を基に、連続して搬送される記録媒体Pの基準となる搬送間隔時間を算出する算出手段61を備え、基準となる搬送間隔時間以下で画像形成基準信号が生成されない場合には、加熱源80の温度を下げるように制御する制御部60と、を有する画像形成装置10とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
連続印刷時に用紙間隔が予め設定された閾値を超えたときには、定着ローラの温度が目標温度よりも低い温度になるように、その定着ローラを加熱するヒータが制御されるように構成された画像形成装置は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−2511号公報
本発明は、定着部材の過度の温度上昇を抑制又は防止できる画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の画像形成装置は、搬送される記録媒体に転写する画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成部と、前記画像形成部よりも前記記録媒体の搬送方向下流側に配設され、少なくとも一方が加熱源により加熱されるとともに、互いに圧接した状態で回転することで前記記録媒体を挟持搬送しつつ、前記画像形成手段によって形成された画像を前記記録媒体に定着する一対の定着部材と、前記画像形成手段によって画像が形成されることで生成される画像形成基準信号を基に、連続して搬送される前記記録媒体の基準となる搬送間隔時間を算出する算出手段を備え、前記基準となる搬送間隔時間以下で前記画像形成基準信号が生成されない場合には、前記加熱源の温度を下げるように制御する制御部と、を有することを特徴としている。
また、請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記制御部は、前記加熱源の温度を下げるように制御した後、前記画像形成基準信号が生成された場合には、前記加熱源の温度を目標温度よりも一旦上げるように制御することを特徴としている。
また、請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記制御部は、前記加熱源の温度を下げるように制御した後、予め設定された一定時間を経過しても、前記画像形成基準信号が生成されない場合には、前記加熱源の温度を目標温度又は目標温度よりも高い温度まで上げるように制御し、その後、前記画像形成基準信号が生成された場合には、前記加熱源の温度を一旦上げるように制御することを特徴としている。
また、請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記算出手段は、予め設定された枚数で連続して搬送される前記記録媒体の搬送間隔時間の最大値又は平均値を算出することで、前記基準となる搬送間隔時間を算出することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、上記構成とされた制御部を有していない場合に比べて、定着部材の過度の温度上昇を抑制又は防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記構成とされた制御部を有していない場合に比べて、温度不足による定着不良の発生を抑制又は防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、上記構成とされた制御部を有していない場合に比べて、温度不足による定着不良の発生を抑制又は防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、上記構成とされた制御部を有していない場合に比べて、定着部材の過度の温度上昇を適切に抑制又は防止することができる。
画像形成装置の概略構成を示す模式図 定着装置の概略構成を示す模式図 加熱ロールの時間経過による温度変化を表すグラフ 加熱ロールの温度を制御するタイミングを示すチャート 加熱ロールの温度を制御するタイミングを示すチャート 加熱ロールの温度を制御するタイミングを決める条件を表すグラフ
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。図1で示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、所謂タンデム方式のフルカラープリンターである。そして、装置本体の内部に設けられた画像形成部12には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成手段の一例としての画像形成ユニット14Y、14M、14C、14Kが備えられている。なお、各画像形成ユニット14は、水平方向に沿って予め定められた間隔を隔てて直列的に配置されている。
各画像形成ユニット14は、基本的に同様に構成されており、矢印A方向に沿って予め定められた速度で回転駆動される像保持体の一例としての感光体ドラム16と、感光体ドラム16の表面を一様に帯電するスコロトロンや帯電ロールからなる帯電装置18と、感光体ドラム16の表面に各色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する露光装置20と、感光体ドラム16上に形成された静電潜像を対応する各色のトナーで現像する現像装置22と、感光体ドラム16上に残留したトナーを除去するクリーニング装置24と、を備えている。
感光体ドラム16は、例えば導電性円筒部材の表面に、有機光導電体等の感光体層を被覆して形成されており、図示しない駆動源によって、予め定められた回転速度で矢印A方向に沿って回転駆動されるようになっている。
また、露光装置20では、半導体レーザーから画像データに応じて変調されたレーザービームLBが出射され、この半導体レーザーから出射されたレーザービームLBは、ミラーを介して回転多面鏡に照射され、その回転多面鏡によって偏向走査された後、fθレンズやミラーを介して感光体ドラム16の表面に走査露光されるようになっている。これにより、各感光体ドラム16の表面に、画像データに応じた静電潜像が形成されるようになっている。
各感光体ドラム16の表面に形成された静電潜像は、例えばトナーとキャリアとからなる2成分の現像剤を収容した2成分現像方式の現像装置26によって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として現像されるようになっている。なお、現像装置26としては、トナーのみからなる1成分の現像剤を用いた1成分現像方式の現像装置を用いてもよい。
各画像形成ユニット14の感光体ドラム16上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット14の下方に配置された中間転写体の一例としての中間転写ベルト30上に、一次転写ロール28によって順次重ね合わされた状態に転写される。
一次転写ロール28は、中間転写ベルト30を挟んで感光体ドラム16に対向して配置されており、一次転写部T1を構成している。中間転写ベルト30は、ドライブロール32と、テンションロール34と、ステアリングロール36と、給電ロール38が接触するバックアップロール40と、アイドラロール42との間に予め定められた張力で掛け回されており、図示しない駆動モーターによって回転駆動されるドライブロール32により、矢印B方向に沿って感光体ドラム16と略等しい予め定められた速度で循環駆動されるようになっている。
中間転写ベルト30上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、バックアップロール40に中間転写ベルト30を介して圧接する二次転写ロール44の圧接力及び静電気力で、記録媒体の一例としての記録用紙P上に二次転写されるようになっている。そして、各色のトナー像が転写された記録用紙Pは、搬送ベルト46及び搬送ガイド48によって定着装置70へと搬送されるようになっている。
なお、二次転写部T2は、中間転写ベルト30のトナー像保持面側に配置される二次転写ロール44と、バックアップロール40とによって構成されている。そして、各色のトナー像が転写された記録用紙Pは、定着装置70によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、排出ロール100(図2参照)によって装置本体の外部に設けられた排出トレイ(図示省略)上に排出されるようになっている。
また、記録用紙Pは、装置本体の内部に配設された給紙トレイ52から所望のサイズや材質のものが、給紙ロール54及び用紙搬送用の搬送ロール対56からなる用紙搬送経路50を介してレジストロール58へと搬送され、レジストロール58によって、搬送ガイド64を介して中間転写ベルト30の二次転写部T2へ搬送されるようになっている。
また、中間転写ベルト30上に残留した転写残トナーは、アイドラロール42と対向する位置に配置されたベルト用のクリーニング装置62によって除去されるようになっている。更に、画像形成部12には、中間転写ベルト30の基準位置を検知する基準センサー66と、中間転写ベルト30の表面に形成されたレジスト合わせを行うパターンを検知する検知センサー68が配設されている。
また、この画像形成装置10には、各部の動作を制御する制御部60が配設されている。そして、この制御部60には、後述するように、定着装置70におけるニップ部Nを連続して通過する複数枚の記録用紙Pの通紙間隔時間を、画像形成部12における(画像形成ユニット14による)画像形成タイミング(画像形成基準信号)によって算出する算出手段61が組み込まれて(備えられて)いる。
ここで、定着装置70について詳細に説明する。この定着装置70は、図2で示すように、内部に加熱源の一例としてのハロゲンランプ80を有する定着部材(加熱部材)の一例としての加熱ロール72と、無端ベルト状の定着部材(加圧部材)の一例としての定着ベルト74と、定着ベルト74の内部に配設され、定着ベルト74を加熱ロール72の表面に圧接させる圧接部材76と、定着ベルト74の内面にオイルを供給するオイル供給部材としてのフェルト部材78と、を備えている。
加熱ロール72は、鉄、ステンレス、アルミニウム等からなる薄肉円筒状の芯金と、芯金の表面に被覆されたシリコンゴム等からなる弾性層と、弾性層の表面の被覆されたPFA等からなる離型層とから構成されている。そして、加熱ロール72の表面には、温度センサー82が接触(非通紙部分)又は非接触(通紙部分)となるように配置されている。
定着ベルト74は、ポリイミド樹脂やポリアミドイミド樹脂等の合成樹脂によって無端ベルト状に形成されており、必要に応じて、表面にPFA等からなる離型層が設けられるようになっている。なお、加熱ロール72と定着ベルト74とが互いに接触(圧接)している部位(範囲)が、ニップ部Nとされている。
圧接部材76は、合成樹脂製のベルトハウジング84と、ベルトハウジング84に嵌められた状態で装着される断面矩形状の金属製のベルトフレーム86と、定着ベルト74を加熱ロール72に圧接させるためのニップヘッド部材88と、ニップヘッド部材88に装着されるパッド部材90とから、主に構成されている。そして、圧接部材76は、付勢手段としての圧縮スプリング(図示省略)によって、定着ベルト74を加熱ロール72に圧接させるように付勢されている。
なお、定着ベルト74と圧接部材76との間には、合成樹脂製のフィルム状のシート部材92が介在されており、このシート部材92は、定着ベルト74と圧接部材76との間の摩擦力を低減するようになっている。また、フェルト部材78は、アミノSiオイル等からなるオイルが含浸されて構成されており、このフェルト部材78は、ベルトフレーム86の背面側に接着等の固定手段によって固定された状態で取り付けられている。
また、この定着装置70には、加熱ロール72から記録用紙Pの剥離を補助する剥離補助部材94が設けられている。この剥離補助部材94は、剥離バッフル96を備えており、この剥離バッフル96は、加熱ロール72の回転方向と対向する向き(カウンター方向)で、かつ加熱ロール72と近接する状態で、バッフルホルダー98によって保持されている。
以上のような構成の定着装置70において、次にその加熱ロール72の表面温度が予め定められた上限温度を超える現象(過度の温度上昇)を抑制又は防止できる制御手段、更には定着時において、加熱ロール72の表面温度が不足(低下)することによる定着不良の発生を抑制又は防止できる制御手段について、図3〜図6を基に説明する。
なお、ここで言う「上限温度」とは、加熱ロール72の表面の定着時における目標温度よりも高い、予め設定された一定の温度であり、本実施形態では、加熱ロール72の表面温度が、この上限温度を超える現象をオーバーシュートとしている。
定着装置70では、加熱ロール72と定着ベルト74とのニップ部Nを記録用紙Pが通過すると、加熱ロール72の表面温度が、記録用紙Pに熱を奪われることによって低下する。なお、図3で示すように、加熱ロール72の表面温度は、温度センサー82によって常時モニタリングされている。
ここで、画像形成装置10に、画質セットアップサイクル動作やフィニッシャー等の後処理動作が設定されていると、連続印刷時において、その動作時には、記録用紙Pのニップ部Nを通過する通紙間隔時間(搬送間隔時間)が、画質セットアップサイクル動作や後処理動作が実行されていない通常時の通紙間隔時間に比べて、空くことになる(長くなる)。
このような通紙間隔時間の空き(図4参照)が生じると、そのときには、加熱ロール72の表面から、記録用紙Pが熱を奪わなくなる時間(通紙間隔時間)が、通常時よりも長くなるため、加熱ロール72の表面温度が、予め定められた上限温度を超えてしまうオーバーシュートが生じる。
そのため、本実施形態では、制御部60により、画像形成部12で生成される画像形成基準信号(図4参照)を常時モニタリングし、その画像形成基準信号が生成される時間差によって、連続印刷時における記録用紙Pの基準となる通紙間隔時間(搬送間隔時間)を算出し、その基準となる通紙間隔時間以下で、画像形成基準信号が生成されなかった場合には、ハロゲンランプ80への通電を制御して、加熱ロール72の表面温度(制御温度)を低下させるようにしている。
詳細には、画像形成ユニット14によって画像が形成される(例えば露光装置20によってレーザービームLBが出射される)と、画像形成部12において画像形成基準信号が生成され、制御部60に送られる。すると、その制御部60に備えられている算出手段61(図1参照)は、その画像形成基準信号に基づいて、記録用紙Pが定着装置70におけるニップ部Nを通過するタイミングを算出する。
つまり、この制御部60に備えられている算出手段61は、連続して搬送されて来る各記録用紙Pにそれぞれ転写される画像毎に生成される画像形成基準信号に基づいて、各記録用紙Pがニップ部Nを通過する間隔時間(通紙間隔時間)を算出するようになっている。ここで、その通紙間隔時間には、ばらつきが生じることがある。
したがって、この制御部60(算出手段61)では、予め設定された枚数、例えば1枚目からN枚目(N≧3)までの間の記録用紙Pの通紙間隔時間の最大値又は平均値を算出し、その最大値又は平均値を、ニップ部Nを通過する記録用紙Pの基準となる通常時の通紙間隔時間として記憶(設定)するようになっている。なお、例えば1枚目と2枚目の間の通紙間隔時間を記憶し、それを基準となる通常時の通紙間隔時間として設定するようにしてもよい。
さて、連続印刷時に、画質セットアップサイクル動作や後処理動作が実行されると、画像形成基準信号が、基準となる通常時の通紙間隔時間以下で生成されなくなる。すると、制御部60は、ニップ部Nを通過する次の記録用紙Pの通紙間隔時間が、基準となる通常時の通紙間隔時間よりも長くなることを認識し(図4で示す矢印R1位置)、ハロゲンランプ80への通電を制御して、加熱ロール72の表面の制御温度を目標温度よりも下げる。
ここで、制御部60が、加熱ロール72の表面の制御温度を下げる(変更する)タイミング(タイムラグ)D(図4参照)は、連続印刷時の印刷動作時間やハロゲンランプ80の連続点灯時間に応じて決められる。すなわち、画像形成装置10における連続印刷時の印刷動作時間及び印刷動作中のハロゲンランプ80の連続点灯時間は、制御部60によって常時モニタリングされている。
したがって、例えば図6で示すように、連続印刷時の印刷動作時間が20秒以上(長時間)で、かつハロゲンランプ80の連続点灯時間が7秒以上(長時間)の場合には、加熱ロール72の表面の制御温度を下げるタイミングD(図4参照)は、画像形成基準信号が、基準となる通常時の通紙間隔時間以下で生成されなかったことを制御部60が認識してから(図4で示す矢印R1位置から)、0.5秒以内となる。
一方、例えば連続印刷時の印刷動作時間が10秒以下(短時間)で、かつハロゲンランプ80の連続点灯時間が10秒以下(短時間)の場合には、加熱ロール72の表面の制御温度を下げるタイミングD(図4参照)は、画像形成基準信号が、基準となる通常時の通紙間隔時間以下で生成されなかったことを制御部60が認識してから(図4で示す矢印R1位置から)、3.0秒後となる。
なお、加熱ロール72の表面の制御温度を下げるタイミングDは、連続印刷時の印刷動作時間及びハロゲンランプ80の連続点灯時間の両方によって決定される場合に限定されるものではなく、連続印刷時の印刷動作時間又はハロゲンランプ80の連続点灯時間によって決定されるようにしてもよい。
その後、再び画像形成ユニット14によって画像が形成されると、制御部60(算出手段61)は、それによって生成された画像形成基準信号に基づいて、記録用紙Pがニップ部Nを通過するタイミングを算出する。そして、この制御部60は、そのタイミングに合わせて、加熱ロール72の表面の制御温度を目標温度よりも一旦上げるように、ハロゲンランプ80に対する通電を制御する。
詳細には、画像形成ユニット14によって再び画像が形成されると、それによって生成された画像形成基準信号を基に、記録用紙Pの通紙が再開されることを制御部60が認識する(図4で示す矢印R2位置)。すると、その制御部60は、ハロゲンランプ80への通電を制御して、加熱ロール72の表面の制御温度を目標温度よりも一旦上げる。
ここで、制御部60が、加熱ロール72の表面の制御温度を目標温度よりも一旦上げる(変更する)タイミング(タイムラグ)U(図4参照)は、記録用紙Pが、ニップ部Nに進入して来る直前となっている。つまり、加熱ロール72の表面温度が目標温度より一旦上げられても、記録用紙Pによって、その熱が直ちに奪われるようになっている。したがって、加熱ロール72において、オーバーシュートが発生することはない。
また、記録用紙Pが、ニップ部Nに進入して来る直前で、加熱ロール72の表面の制御温度を、目標温度ではなく、目標温度よりも一旦上げるように制御しているので、印刷(搬送)が再開されて最初にニップ部Nを通過する記録用紙Pによって熱を奪われて行くときに、加熱ロール72の表面温度が目標温度よりも大きく低下してしまうことによる(温度不足による)定着不良も発生しない。
なお、図4で示すように、その後、基準となる通常時の通紙間隔時間(通常時において画像形成基準信号が生成される時間差Δt)で、連続印刷が続行される際には、制御部60は、ハロゲンランプ80への通電を制御して、加熱ロール72の表面の制御温度を目標温度となるようにする。
また、図5で示すように、加熱ロール72の表面の制御温度を目標温度よりも下げるように制御してから、予め設定された一定時間Hを経過しても、画像形成基準信号が生成されない場合、即ち記録用紙Pの通紙が再開されることを制御部60が認識しない場合には(矢印R3位置)、その制御部60は、加熱ロール72の表面温度(制御温度)が目標温度又は目標温度よりも高い温度となるように、ハロゲンランプ80に対する通電を制御する(図5においては目標温度に戻す例が示されている)。
そして、再び画像形成ユニット14によって画像が形成されることで画像形成基準信号が生成され、その画像形成基準信号を基に、記録用紙Pの通紙が再開されることを制御部60が認識したら(矢印R2位置)、その制御部60(算出手段61)は、記録用紙Pがニップ部Nに進入して来る直前となるタイミングで、加熱ロール72の表面の制御温度が(目標温度又は目標温度よりも高い温度よりも)更に一旦上がるように、ハロゲンランプ80に対する通電を制御する。
したがって、この場合も、加熱ロール72において、オーバーシュートが発生することはない。そして、印刷(搬送)が再開されて最初にニップ部Nを通過する記録用紙Pによって熱を奪われて行くときに、加熱ロール72の表面温度が目標温度よりも大きく低下してしまうことによる(温度不足による)定着不良が発生することもない。
なお、図5で示すように、その後、基準となる通常時の通紙間隔時間(通常時において画像形成基準信号が生成される時間差Δt)で、連続印刷が続行される際には、上記と同様に、制御部60は、ハロゲンランプ80への通電を制御して、加熱ロール72の表面の制御温度を目標温度となるようにする。
以上、本実施形態に係る画像形成装置10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る画像形成装置10は、図示のものに限定されるものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、加熱源は、定着ベルト74側に設ける構成にしてもよいし加熱ロール72の外部に設けられる構成にしてもよい。
また、通紙間隔時間は、画像形成基準信号が生成される時間差を基に算出される態様に限定されるものではなく、例えば用紙搬送経路50に設けられた図示しないセンサー(検知手段)によって、記録用紙Pの搬送を直接検知することで算出される構成にしてもよい。
10 画像形成装置
12 画像形成部
14 画像形成ユニット(画像形成手段の一例)
60 制御部
61 算出手段
70 定着装置
72 加熱ロール(定着部材の一例)
74 定着ベルト(定着部材の一例)
80 ハロゲンランプ(加熱源の一例)
P 記録用紙(記録媒体の一例)

Claims (4)

  1. 搬送される記録媒体に転写する画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成部と、
    前記画像形成部よりも前記記録媒体の搬送方向下流側に配設され、少なくとも一方が加熱源により加熱されるとともに、互いに圧接した状態で回転することで前記記録媒体を挟持搬送しつつ、前記画像形成手段によって形成された画像を前記記録媒体に定着する一対の定着部材と、
    前記画像形成手段によって画像が形成されることで生成される画像形成基準信号を基に、連続して搬送される前記記録媒体の基準となる搬送間隔時間を算出する算出手段を備え、前記基準となる搬送間隔時間以下で前記画像形成基準信号が生成されない場合には、前記加熱源の温度を下げるように制御する制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記加熱源の温度を下げるように制御した後、前記画像形成基準信号が生成された場合には、前記加熱源の温度を目標温度よりも一旦上げるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記加熱源の温度を下げるように制御した後、予め設定された一定時間を経過しても、前記画像形成基準信号が生成されない場合には、前記加熱源の温度を目標温度又は目標温度よりも高い温度まで上げるように制御し、その後、前記画像形成基準信号が生成された場合には、前記加熱源の温度を一旦上げるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記算出手段は、予め設定された枚数で連続して搬送される前記記録媒体の搬送間隔時間の最大値又は平均値を算出することで、前記基準となる搬送間隔時間を算出することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
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