JP2013024455A - 空気調和装置の電気品箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気調和装置の本体の外面に設けられる電気品箱において、電気品箱が大きくなるのをできるだけ抑えつつ、コンジット接続を可能にする。
【解決手段】空気調和装置(1)の電気品箱(30)は、筐体(31)と、コンジット取り付け部材(41)と、取り付け部材固着部材(42)とを有している。筐体(31)は、空気調和装置(1)の本体(10)の外面に設けられており、電気品を収容する。コンジット取り付け部材(41)には、筐体(31)に引き込む電線を内部に挿通するコンジット(55)の端部(56)が取り付けられる。取り付け部材固着部材(42)には、筐体(31)の外面に設けられており、コンジット取り付け部材(41)が固着される。そして、取り付け部材固着部材(42)は、筐体(31)の外方に向かって突出している。
【選択図】図6
【解決手段】空気調和装置(1)の電気品箱(30)は、筐体(31)と、コンジット取り付け部材(41)と、取り付け部材固着部材(42)とを有している。筐体(31)は、空気調和装置(1)の本体(10)の外面に設けられており、電気品を収容する。コンジット取り付け部材(41)には、筐体(31)に引き込む電線を内部に挿通するコンジット(55)の端部(56)が取り付けられる。取り付け部材固着部材(42)には、筐体(31)の外面に設けられており、コンジット取り付け部材(41)が固着される。そして、取り付け部材固着部材(42)は、筐体(31)の外方に向かって突出している。
【選択図】図6
Description
本発明は、空気調和装置の電気品箱、特に、空気調和装置の本体の外面に設けられる電気品箱に対するコンジットの取り付け構造に関する。
従来より、本体の外面に電気品箱が設けられる空気調和装置の一種として、特許文献1(特開2010−25539号公報)に示すような全熱交換器を使用した空気調和装置がある。このような空気調和装置の電気品箱には、給電用や通信用の電線が引き込まれるようになっている。
また、従来より、国や地域によっては、電線をコンジットに挿通し、このコンジットを電気品箱に取り付けることによって電線を電気品箱に引き込む構造を使用することが要求される場合がある。例えば、特許文献2(特開2010−107140号公報)の空気調和装置の室内機のように、室内機の内部に配置された電気品箱に対して、コンジット取り付け部材を介してコンジットを取り付ける構造を使用することがある。
上記特許文献1に示すような、空気調和装置の本体の外面に設けられる電気品箱の構成において、コンジットに挿通された電線を電気品箱に引き込む構造を使用することが要求される場合を考える。
この場合には、まず、電気品箱とコンジットとを接続するための工具が入るスペースが必要となるため、電気品箱自体が大きくなるという問題がある。
また、コンジットの取り付け構造として、上記特許文献2に示すような、コンジット取り付け部材を介してコンジットを電気品箱に取り付ける構造を採用することが考えられる。
しかし、仮に、空気調和装置の本体の外面に設けられる電気品箱の構成において、このコンジットの取り付け構造を採用しただけでは、電気品箱の外部において、コンジットの端部及び電線が電気品箱の外部に露出した状態になるという問題がある。
このため、空気調和装置の本体の外面に設けられる電気品箱の構成において、コンジットに挿通された電線を電気品箱に引き込む構造を使用するためには、電気品箱の大型化やコンジットの端部及び電線の電気品箱の外部への露出をできるだけ抑える必要がある。
本発明の課題は、空気調和装置の本体の外面に設けられる電気品箱において、電気品箱が大きくなるのをできるだけ抑えつつ、コンジット接続を可能にすることにある。
第1の観点にかかる空気調和装置の電気品箱は、筐体と、コンジット取り付け部材と、取り付け部材固着部材とを有している。筐体は、空気調和装置の本体の外面に設けられており、電気品を収容する。コンジット取り付け部材には、筐体に引き込む電線を内部に挿通するコンジットの端部が取り付けられる。取り付け部材固着部材は、筐体の外面に設けられており、コンジット取り付け部材が固着される。そして、取り付け部材固着部材は、筐体の外方に向かって突出している。
この電気品箱では、コンジット取り付け部材にコンジットの端部を取り付けた後に、コンジット取り付け部材を取り付け部材固着部材に固着することによって、コンジットに挿通された電線を筐体に引き込むことができる。しかも、このとき、コンジットの端部の少なくとも一部は、筐体の外方に突出した取り付け部材固着部材内に収まることになる。このため、電気品箱とコンジットとを接続するための工具が入るスペースが不要となり、コンジットの端部及び電線が電気品箱の外部に露出した状態になるのを避けることができる。
これにより、電気品箱が大きくなるのをできるだけ抑えつつ、コンジット接続を可能にすることができる。
第2の観点にかかる空気調和装置の電気品箱は、第1の観点にかかる空気調和装置の電気品箱において、取り付け部材固着部材が、筐体の内部と連通するコンジット端部収容空間を形成している。コンジット取り付け部材は、コンジット端部収容空間を覆うように取り付け部材固着部材に固着される。
この電気品箱では、コンジットの端部が取り付けられたコンジット取り付け部材を取り付け部材固部材に固着すると、コンジットの端部の少なくとも一部が、コンジット端部収容空間内に収まる。しかも、このとき、コンジット端部収容空間は、コンジット取り付け部材によって覆われる。
第3の観点にかかる空気調和装置の電気品箱は、第1又は第2の観点にかかる空気調和装置の電気品箱において、取り付け部材固着部材が、取り付け部材固着部材が設けられる筐体の外面である固着部材装着面に対して、斜め方向に突出している。
この電気品箱では、コンジットの端部及び電線が筐体の固着部材装着面に対して斜め方向に引き込まれることになる。このため、コンジットの端部及び電線と筐体の内部に収容されている電気品との干渉をできるだけ避けることができる。
第4の観点にかかる空気調和装置の電気品箱は、第3の観点にかかる空気調和装置の電気品箱において、取り付け部材固着部材が、筐体が設けられる空気調和装置の本体の外面である筐体装着面から遠ざかる方向に突出している。
この電気品箱では、コンジットが空気調和装置の本体から遠ざかる方向に引き出されることになる。このため、取り付け部材固着部材へのアクセスが容易になり、コンジットの端部が取り付けられたコンジット取り付け部材を取り付け部材固着部材に固着する際の作業性を向上させることができる。
第5の観点にかかる空気調和装置の電気品箱は、第4の観点にかかる空気調和装置の電気品箱において、空気調和装置の本体が、吊りボルトによって天井に吊り下げられている。筐体は、吊りボルトの近傍に設けられている。固着部材装着面は、筐体の吊りボルトに最も近い外面である。取り付け部材固着部材は、空気調和装置の本体の平面視において、コンジットの端部の中心線が吊りボルトに重ならないように突出している。
この電気品箱では、コンジットが吊りボルトとの干渉を避けながら引き出されることになる。このため、筐体が吊りボルトの近傍に設けられているにもかかわらず、コンジットに挿通された電線を電気品箱に引き込む構造を使用することができる。
第6の観点にかかる空気調和装置の電気品箱は、第5の観点にかかる空気調和装置の電気品箱において、コンジット取り付け部材が、筐体装着面から遠い側の部分が取り付け部材固着部材にネジ止めされており、筐体装着面に近い側の部分が取り付け部材固着部材に嵌め込まれている。
この電気品箱では、コンジット取り付け部材を取り付け部材固着部材に固着する際に、コンジット取り付け部材の吊りボルトに遠い側の部分だけを取り付け部材固着部材にネジ止めすることになる。このため、筐体が吊りボルトの近傍に設けられているにもかかわらず、ネジ止めの際に吊りボルトが邪魔になりにくくなり、コンジット取り付け部材を取り付け部材固着部材に固着する際の作業性を向上させることができる。
第7の観点にかかる空気調和装置の電気品箱は、第1〜第6の観点のいずれかにかかる空気調和装置の電気品箱において、筐体には、取り付け部材固着部材とは別に、電線を引き込むための電線引き込み孔が形成されている。電線のうち強電電線は、コンジット、コンジット取り付け部材及び取り付け部材固着部材によって筐体に引き込まれている。電線のうち弱電電線は、電線引き込み孔によって筐体に引き込まれる。
この電気品箱では、給電用の電源線のような強電電線については、コンジットを介して筐体に引き込み、通信用の信号線のような弱電電線については、直接筐体に引き込むことができる。このため、電線を筐体へ引き込む際に、電線の種類に応じて適切に、筐体への電線の引き込みを行うことができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下のような効果が得られる。
第1及び第2の観点にかかる空気調和装置の電気品箱では、電気品箱が大きくなるのをできるだけ抑えつつ、コンジット接続を可能にすることができる。
第3の観点にかかる空気調和装置の電気品箱では、コンジットの端部及び電線と筐体の内部に収容されている電気品との干渉をできるだけ避けることができる。
第4の観点にかかる空気調和装置の電気品箱では、取り付け部材固着部材へのアクセスが容易になり、コンジットの端部が取り付けられたコンジット取り付け部材を取り付け部材固着部材に固着する際の作業性を向上させることができる。
第5の観点にかかる空気調和装置の電気品箱では、筐体が吊りボルトの近傍に設けられているにもかかわらず、コンジットに挿通された電線を電気品箱に引き込む構造を使用することができる。
第6の観点にかかる空気調和装置の電気品箱では、筐体が吊りボルトの近傍に設けられているにもかかわらず、ネジ止めの際に吊りボルトが邪魔になりにくくなり、コンジット取り付け部材を取り付け部材固着部材に固着する際の作業性を向上させることができる。
第7の観点にかかる空気調和装置の電気品箱では、電線を筐体へ引き込む際に、電線の種類に応じて適切に、筐体への電線の引き込みを行うことができる。
以下、本発明にかかる空気調和装置の電気品箱の実施形態について、図面に基づいて説明する。
<空気調和装置の全体構成>
図1は、本発明にかかる電気品箱30が採用された空気調和装置1を示す斜視図である。図2は、本発明にかかる電気品箱30が採用された空気調和装置1を示す平面図である。空気調和装置1は、全熱交換器20を使用した天井埋込ダクト型のユニットである。尚、以下の説明で使用する「前」、「背」、「上」、「下」、「左」、「右」は、特にことわりのない限り、図1の紙面右前方を向く側を「前」とし、紙面左後方を向く側を「背」とする。そして、「上」、「下」、「左」、「右」は、空気調和装置1を図1の紙面右前方を向く側から見た状態を基準とする。
図1は、本発明にかかる電気品箱30が採用された空気調和装置1を示す斜視図である。図2は、本発明にかかる電気品箱30が採用された空気調和装置1を示す平面図である。空気調和装置1は、全熱交換器20を使用した天井埋込ダクト型のユニットである。尚、以下の説明で使用する「前」、「背」、「上」、「下」、「左」、「右」は、特にことわりのない限り、図1の紙面右前方を向く側を「前」とし、紙面左後方を向く側を「背」とする。そして、「上」、「下」、「左」、「右」は、空気調和装置1を図1の紙面右前方を向く側から見た状態を基準とする。
空気調和装置1は、居室の天井裏に配置されており、主として、本体10と、電気品箱30とを有している。
本体10は、扁平な直方体形状の本体ケーシング11を有している。
本体10の外面をなす本体ケーシング11の前面12には、外気吸込ダクト(図示せず)が接続される外気吸込口13、及び、排気ダクト(図示せず)が接続される排気口14が設けられている。本体10の外面をなす本体ケーシング11の外面の背面15には、内気吸込ダクト(図示せず)が接続される内気吸込口16、及び、給気ダクト(図示せず)が接続される給気口17が設けられている。
本体ケーシング11の内部空間は、ここでは図示しないが、給気側通路と排気側通路とに仕切られている。給気側通路は、外気吸込口13及び給気口17とを連通している。排気側通路は、内気吸込口16と排気口14とを連通している。給気側通路には、給気ファン18が設けられている。排気側通路には、排気ファン19が設けられている。本体ケーシング11の内部空間には、給気側通路と排気側通路とに跨って、全熱交換器20が設けられている。全熱交換器20は、本体10の外面をなす本体ケーシング11の側面21、22側の端面が略正方形の直方体形状をなしている。全熱交換器20では、平板部材(図示せず)と波形部材(図示せず)とが交互に積層された構造を有している。全熱交換器20は、外気を流すための給気流路と内気を流すための排気流路とが、平板部材を挟んで交互に形成されており、給気流路と排気流路とが互いに直交する直交流型の熱交換器を構成している。全熱交換器20の平板部材は、紙等の透湿性を有する材料で構成されている。全熱交換器20では、給気流路を流れる外気と排気流路を流れる内気との間において、熱及び水分が移動するようになっている。尚、給気流路は、給気側通路に連通しており、排気流路は、排気側通路に連通している。
このように、本体10は、各種機器18〜20等が本体ケーシング11の内部空間に設けられることによって構成されている。そして、本体10は、吊りボルト23によって天井(図示せず)に吊り下げられている。具体的には、本体10の平面視における角部(ここでは、本体10の外面をなす側面21、22の前面側端部及び背面側端部)には、左右方向に突出するように吊り金具24が設けられている。そして、天井から鉛直方向に向かって延びる吊りボルト23が、ナット25によって吊り金具24に固定されている。
電気品箱30は、本体10の外面に設けられている。ここでは、電気品箱30は、本体10の外面をなす本体ケーシング11の左側面21に設けられている。具体的には、電気品箱30は、左側面21のうち前面12寄りの部分である筐体装着面21aに設けられている。すなわち、電気品箱30は、吊りボルト23の近傍に設けられている。また、左側面21のうち筐体装着面21aよりも背面15寄りの全熱交換器20の端面に対向する部分は、熱交点検蓋21bになっている。このため、全熱交換器20は、熱交点検蓋21bだけを取り外すことによって、メンテナンス等を行うことができるようになっている。尚、電気品箱30が設けられる本体10の外面は、左側面21に限定されるものではなく、例えば、左側面21の背面15寄りの部分や、右側面22の前面12又は背面15寄りの部分に設けるようにしてもよい。
<電気品箱の構成及び特徴>
図3は、コンジット55が取り付けられた状態の電気品箱30を示す斜視図である。図4は、コンジット55が取り付けられた状態の電気品箱30を示す平面図である。図5は、筐体31を開いた状態の電気品箱30の内部を示す図である。図6は、コンジット55の取り付け構造を分解した状態の電気品箱30を示す分解斜視図である。図7は、コンジット55の取り付け構造付近を拡大した平面断面図である。尚、以下の説明では、特にことわりのない限り、電気品箱30の筐体31を開いていない状態を基準とする。
図3は、コンジット55が取り付けられた状態の電気品箱30を示す斜視図である。図4は、コンジット55が取り付けられた状態の電気品箱30を示す平面図である。図5は、筐体31を開いた状態の電気品箱30の内部を示す図である。図6は、コンジット55の取り付け構造を分解した状態の電気品箱30を示す分解斜視図である。図7は、コンジット55の取り付け構造付近を拡大した平面断面図である。尚、以下の説明では、特にことわりのない限り、電気品箱30の筐体31を開いていない状態を基準とする。
電気品箱30は、上記のように、空気調和装置1の本体10の外面(ここでは、左側面21のうち前面12寄りの部分である筐体装着面21a)に設けられており、その内部空間S1に端子台51や制御基板52等の電気品を収容している。電気品箱30は、主として、筐体31を有している。
筐体31は、本体ケーシング11の筐体装着面21a側の面が開口した略直方体形状の箱体であり、主として、上板32と、下板33と、左板34と、前板35と、背板36とを有している。上板32は、筐体31の上面を構成する略長方形状の板状部材である。下板33は、筐体31の下面を構成する略長方形状の板状部材である。左板34、前板35及び背板36は、それぞれ、筐体31の側面を構成する略長方形状の板状部材である。左板34は、筐体31の平面視において、本体ケーシング11の筐体装着面21aに平行な面を構成している。前板35及び背板36は、筐体31の平面視において、本体ケーシング11の筐体装着面21aに略直交する面を構成している。前板35は、吊りボルト23に近い側に配置されており、背板36は、吊りボルト23から遠い側に配置されている。そして、上板32、下板33、左板34、前板35及び背板36によって、内部空間S1が形成されている。また、前板35の前端には、筐体装着面21aに沿って延びる装着部35aが形成されており、背板36の背端には、筐体装着面21aに沿って延びる装着部36aが形成されている。そして、筐体31は、前板35の装着部35a及び背板36の装着部36aにおいて、ネジ38によって筐体装着面21aに固定されている。また、上板32、下板33、左板34及び背板36は、一体の蓋体31aを構成しており、前板35に軸支されている。具体的には、前板35には、その上端及び下端に上板32及び下板33に沿って延びる軸支部35b、35cが形成されている。そして、軸支部35b、35cと上板32及び下板33の左前側の角部とが、鉛直方向に延びる軸38によって軸支されている。これにより、蓋体31aは、背板36の装着部36aのネジ38を取り外した状態において、軸38を中心として、左板34が前側を向き、かつ、背板36が左側を向くように開くことができるようになっている。
また、電気品箱30には、給電用や通信用の電線53、54が引き込まれている。具体的には、電気品箱30には、電源線等の強電電線53、及び、リモコン(図示せず)からの信号線等の弱電電線54が引き込まれている。電線53、54は、電気品箱30の内部空間S1において、端子台51や制御基板52に接続されている。そして、ここでは、電気品箱30において、空気調和装置1が設置される国や地域等の要求によって、強電電線53をコンジット55に挿通し、コンジット55を電気品箱30に引き込む構造を使用している。
電気品箱30は、コンジット55を電気品箱30に引き込む構造として、主として、コンジット取り付け部材41と、取り付け部材固着部材42とを有している。
コンジット取り付け部材41は、筐体31に引き込む電線53を内部に挿通するコンジット55の端部56が取り付けられる部材である。具体的には、コンジット取り付け部材41は、板状の部材であり、コンジット55の端部56のネジ部56aの外径よりも大きく、かつ、ナット部56bの外径よりも小さいコンジット挿入孔41aが形成されている。そして、コンジット55の端部56をコンジット挿入孔41aに挿入した状態で、コンジット55の端部56の先端から締め付けナット57を螺着することによって、コンジット55の端部56がコンジット取り付け部材41に取り付けられる。
取り付け部材固着部材42は、筐体31の外面に設けられており、コンジット取り付け部材41が固着される。具体的には、取り付け部材固着部材42は、筐体31の外面のうち筐体31の吊りボルト23に最も近い側面である固着部材装着面としての前板35に設けられている。固着部材装着面としての前板35には、略長方形状の固着部材装着孔35dが形成されており、この固着部材装着孔35dに取り付け部材固着部材42が溶接等によって装着されている。そして、取り付け部材固着部材42は、筐体31の外方に向かって突出している。具体的には、取り付け部材固着部材42は、固着部材装着孔35dの周縁から筐体31の外方に向かって延びる筒状部43と、筒状部43を覆う平板部44とを有している。平板部44には、コンジット55の端部56の外径よりも大きいコンジット引き込み孔44aがコンジット挿入孔41aに対向するように形成されている。そして、取り付け部材固着部材42には、筐体31の内部空間S1と連通するコンジット端部収容空間S2が形成されている。尚、コンジット取り付け部材41は、コンジット引き込み孔44aを含むコンジット端部収容空間S2を覆うように固着される。
このような電気品箱30では、コンジット取り付け部材41にコンジット55の端部56を取り付けた後に、コンジット取り付け部材41を取り付け部材固着部材42に固着することによって、コンジット55に挿通された電線53を筐体31に引き込むことができる。しかも、このとき、コンジット55の端部56の少なくとも一部は、筐体31の外方に突出した取り付け部材固着部材42内に収まることになる。具体的には、コンジット55の端部56が取り付けられたコンジット取り付け部材41を取り付け部材固部材42に固着すると、コンジット55の端部56の少なくとも一部が、コンジット端部収容空間S2内に収まる。しかも、このとき、コンジット端部収容空間S2は、コンジット取り付け部材41によって覆われる。このため、電気品箱30とコンジット55とを接続するための工具が入るスペースが不要となり、コンジット55の端部56及び電線53が電気品箱30の外部に露出した状態になるのを避けることができる。これにより、電気品箱30が大きくなるのをできるだけ抑えつつ、コンジット接続を可能にすることができる。
また、電気品箱30では、取り付け部材固着部材42が、取り付け部材固着部材42が設けられる筐体31の外面である固着部材装着面(すなわち、前板35)に対して、斜め方向に突出している。ここで、「斜め方向に突出」とは、電気品箱30の平面視において、平板部44の外方を向く面が筐体31の外面から突出するとともに、平板部44の外方を向く面に対して垂直な面が斜め方向を向いていることを意味する。特に、ここでは、取り付け部材固着部材42は、筐体31が設けられる空気調和装置1の本体10の外面である筐体装着面21aから遠ざかる方向に突出している。
このような電気品箱30では、コンジット55の端部56及び電線53が筐体31の固着部材装着面(すなわち、前板35)に対して斜め方向に引き込まれることになる。このため、コンジット55の端部56及び電線53と筐体31の内部に収容されている電気品51、52との干渉をできるだけ避けることができる。特に、ここでは、コンジット55が空気調和装置1の本体10から遠ざかる方向に引き出されることになる。このため、取り付け部材固着部材42へのアクセスが容易になり、コンジット55の端部56が取り付けられたコンジット取り付け部材41を取り付け部材固着部材42に固着する際の作業性を向上させることができる。
また、電気品箱30では、取り付け部材固着部材42が、空気調和装置1の本体10の平面視において、コンジット55の端部56の中心線Aが吊りボルト23に重ならないように突出している。特に、ここでは、取り付け部材固着部材42が、コンジット55の端部56の外形線Bが吊りボルト23に重ならないように突出している。
このような電気品箱30では、コンジット55が吊りボルト23との干渉を避けながら引き出されることになる。特に、ここでは、コンジット55の端部56の外形線Bが吊りボルト23に重ならないように突出しているため、確実に吊りボルト23との干渉を避けることができる。このため、筐体31が吊りボルト23の近傍に設けられているにもかかわらず、コンジット55に挿通された電線53を電気品箱30に引き込む構造を使用することができる。
また、電気品箱30では、コンジット取り付け部材41が、筐体装着面21aから遠い側の部分41bが取り付け部材固着部材42にネジ止めされており、筐体装着面21aに近い側の部分41cが取り付け部材固着部材42に嵌め込まれている。具体的には、筐体装着面21aから遠い側の部分41b、及び、この部分41bに対向する取り付け部材固着部材42の部分44bには、ネジ孔41d、44dが形成されている。そして、ネジ58によって、コンジット取り付け部材41の筐体装着面21aから遠い側の部分41bが取り付け部材固着部材42に固着されている。また、筐体装着面21aから遠い側の部分41cには、取り付け部材固着部材42のコンジット引き込み孔44aの縁部に嵌る段差部41eが形成されている、そして、段差部41eによって、コンジット取り付け部材41筐体装着面21aに近い側の部分41cが取り付け部材固着部材42に固着されている。
このような電気品箱30では、コンジット取り付け部材41を取り付け部材固着部材42に固着する際に、コンジット取り付け部材41の吊りボルト23に遠い側の部分41bだけを取り付け部材固着部材42にネジ止めすることになる。このため、筐体31が吊りボルト23の近傍に設けられているにもかかわらず、ネジ止めの際に吊りボルト23が邪魔になりにくくなり、コンジット取り付け部材41を取り付け部材固着部材42に固着する際の作業性を向上させることができる。
また、電気品箱30では、強電電線53とは別に、弱電電線54を電気品箱30に引き込む構造を使用している。具体的には、筐体31において、取り付け部材固着部材42とは別に、電線54を引き込むための電線引き込み孔35eが形成されている。ここでは、電線引き込み孔35eは、前板35の取り付け部材固着部材42の下側に形成されている。そして、電線54は、電線引き込み孔35eによって筐体31に引き込まれるようになっている。
このような電気品箱30では、給電用の電源線のような強電電線53については、コンジット55を介して筐体31に引き込み、通信用の信号線のような弱電電線54については、直接筐体31に引き込むことができる。このため、電線を筐体31へ引き込む際に、電線の種類に応じて適切に、筐体31への電線の引き込みを行うことができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上記実施形態では、全熱交換器を使用した空気調和装置の電気品箱に本発明を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ダクトを通じて吸い込んだ内気を熱交換器によって冷却や加熱を行った後にダクトを通じて居室内に給気するダクト型の空気調和装置等にも適用可能である。
本発明は、空気調和装置の本体の外面に設けられる電気品箱に対して広く適用可能である。
1 空気調和装置
10 本体
31 筐体
53、54 電線
55 コンジット
56 端部
41 コンジット取り付け部材
42 取り付け部材固着部材
30 電気品箱
S2 コンジット端部収容空間
35 固着部材装着面
21a 筐体装着面
23 吊りボルト
35e 電線引き込み孔
A 中心線
10 本体
31 筐体
53、54 電線
55 コンジット
56 端部
41 コンジット取り付け部材
42 取り付け部材固着部材
30 電気品箱
S2 コンジット端部収容空間
35 固着部材装着面
21a 筐体装着面
23 吊りボルト
35e 電線引き込み孔
A 中心線
Claims (7)
- 空気調和装置(1)の本体(10)の外面に設けられており、電気品を収容する筐体(31)と、
前記筐体に引き込む電線を内部に挿通するコンジット(55)の端部(56)が取り付けられるコンジット取り付け部材(41)と、
前記筐体の外面に設けられており、前記コンジット取り付け部材が固着される取り付け部材固着部材(42)と、を備え、
前記取り付け部材固着部材(42)は、前記筐体の外方に向かって突出している、
空気調和装置の電気品箱(30)。 - 前記取り付け部材固着部材(42)は、前記筐体(31)の内部と連通するコンジット端部収容空間(S2)を形成しており、
前記コンジット取り付け部材(41)は、前記コンジット端部収容空間を覆うように前記取り付け部材固着部材に固着される、
請求項1に記載の空気調和装置の電気品箱(30)。 - 前記取り付け部材固着部材(42)は、前記取り付け部材固着部材が設けられる前記筐体(31)の外面である固着部材装着面(35)に対して、斜め方向に突出している、
請求項1又は2に記載の空気調和装置の電気品箱(30)。 - 前記取り付け部材固着部材(42)は、前記筐体(31)が設けられる前記空気調和装置(1)の本体(10)の外面である筐体装着面(21a)から遠ざかる方向に突出している、
請求項3に記載の空気調和装置の電気品箱(30)。 - 前記空気調和装置(1)の本体(10)は、吊りボルト(23)によって天井に吊り下げられており、
前記筐体(31)は、前記吊りボルトの近傍に設けられており、
前記固着部材装着面(35)は、前記筐体の前記吊りボルトに最も近い外面であり、
前記取り付け部材固着部材(42)は、前記空気調和装置の本体の平面視において、前記コンジット(55)の端部(56)の中心線(A)が前記吊りボルトに重ならないように突出している、
請求項4に記載の空気調和装置の電気品箱(30)。 - 前記コンジット取り付け部材(41)は、前記筐体装着面(21a)から遠い側の部分が前記取り付け部材固着部材(42)にネジ止めされており、前記筐体装着面に近い側の部分が前記取り付け部材固着部材に嵌め込まれている、
請求項5に記載の空気調和装置の電気品箱(30)。 - 前記筐体(31)には、前記取り付け部材固着部材(42)とは別に、前記電線を引き込むための電線引き込み孔(35e)が形成されており、
前記電線のうち強電電線(53)は、前記コンジット(55)、前記コンジット取り付け部材(41)及び前記取り付け部材固着部材(42)によって前記筐体に引き込まれ、
前記電線のうち弱電電線(54)は、前記電線引き込み孔によって前記筐体に引き込まれる、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気調和装置の電気品箱(30)。
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JP2011158129A JP2013024455A (ja) | 2011-07-19 | 2011-07-19 | 空気調和装置の電気品箱 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015132450A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | 三菱電機株式会社 | 電気品箱および空気調和機の室内機 |
JP2017096577A (ja) * | 2015-11-26 | 2017-06-01 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機の室外機 |
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-
2011
- 2011-07-19 JP JP2011158129A patent/JP2013024455A/ja not_active Withdrawn
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