JP6755404B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を実装した配線基板を収納するための配線基板保持装置を備えた空気調和機の室内機に関するものである。
従来、空気調和機の室内機は、外郭を形成する筐体の内部に、複数のコネクタ及び電子部品が実装された配線基板を収納するための配線基板保持装置を備えた構成が知られている。配線基板保持装置は、一例として、配線基板を保持する凹形状のベースフレームと、ベースフレームの開口面を塞ぐカバー部材とで構成されている。
配線基板のコネクタには、ベースフレームの外部から通した高電圧線と低電圧線とが接続される場合がある。高電圧線と低電圧線は、ベースフレームの凹部内に設けられた配線経路を通じてコネクタに接続されるが、近接しているとノイズが発生するため、一定の距離をあけて配線される。
例えば特許文献1には、同一の配線経路内において、ワイヤーハーネスを構成する複数の電線中の特定の電線を流れる信号等が、他の電線を流れる電流等の干渉を受ける事態を防止する構成が開示されている。
実開平5−48533号公報
特許文献1に開示された発明では、ワイヤーハーネスを構成する複数の電線を同一の配線経路内に配線する構成なので、該配線経路内に高電圧線と低電圧線とを配線した場合、ノイズの発生を抑制できない虞がある。ノイズの発生を抑制できる程度に間隔をあけて高電圧線と低電圧線を配線するには、配線経路を無駄に大きくせざるを得ない。つまり、特許文献1に係る発明を空気調和機の室内機に適用し、高電圧線と低電圧線のノイズの発生を抑制する構成にすると、配線経路が大きくなってしまうことで、他の様々な機能を追加するスペースが制限されてしまい、多機能を備えた室内機の実現が困難となる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、配線経路を大きくすることなく、高電圧線と低電圧線のノイズの発生を抑制できる、空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機の室内機は、外郭を形成する筐体と、前記筐体の内部に配置され、電子部品を実装した配線基板を収納する配線基板保持装置と、を備え、前記配線基板保持装置は、前記配線基板を保持する凹形状のベースフレームと、前記ベースフレームの開口面を塞ぐカバー部材と、を有し、前記ベースフレームは、凹部内を、外部から通した第1配線の第1配線経路と、前記配線基板が嵌め込まれる領域と、に区画する基板支持壁と、前記基板支持壁から前記配線基板が嵌め込まれる領域に向かって突き出し、外部から通した第2配線の第2配線経路を形成する保持部と、が設けられ、前記第1配線と前記第2配線とが、前記基板支持壁を隔てて前記ベースフレームの内部に配線されるものである。
本発明に係る空気調和機の室内機によれば、外部から通した第1配線と外部から通した第2配線とを、基板支持壁を隔ててベースプレートの内部に配線する構成なので、第1配線を高電圧線とし、第2配線を低電圧線とした場合、基板支持壁でノイズの発生を抑制することができる。また、本発明に係る空気調和機の室内機は、配線基板が嵌め込まれる領域に第2配線を配線するので、第1配線を通す第1配線経路が大きくなることもない。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機を示した斜視図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室内機の内部構造を示した縦断面図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室内機を分解して示した斜視図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室内機の電気品組立体を示した斜視図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室内機の配線基板保持装置を分解して示した斜視図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室内機の配線基板保持装置の側面図である。 実施の形態1に係る空気調和機の室内機の配線基板保持装置の内部構造を示した正面図である。 図7に示した配線基板保持装置の内部構造の略右半分を拡大して示した斜視図である。 図6に示したA部分の内部構造を拡大して示した断面図である。 実施の形態2に係る空気調和機の室内機であって、配線基板保持装置の内部構造の要部を模式的に示した部分拡大図である。 図10に示したB−B線矢視断面図である。 実施の形態3に係る空気調和機の室内機であって、配線基板保持装置の内部構造の要部を模式的に示した部分拡大図である。 図12に示したC−C線矢視断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
先ず、実施の形態1に係る空気調和機の室内機を、図1〜図10に基づいて説明する。図1は、実施の形態1に係る空気調和機の室内機を示した斜視図である。図2は、実施の形態1に係る空気調和機の室内機の内部構造を示した縦断面図である。図3は、実施の形態1に係る空気調和機の室内機を分解して示した斜視図である。図4は、実施の形態1に係る空気調和機の室内機の電気品組立体を示した斜視図である。
図1に示す空気調和機の室内機100は、例えば部屋の壁等に取り付けられて、室内の空調を行うものであり、図示省略の室外機と冷媒配管で接続されて冷凍サイクルを構成する。室内機100は、図1及び図2に示すように、外郭を形成する筐体1を有している。筐体1は、壁面に固定された据付板に取り付けられる背面ケース10と、背面ケース10に取り付けられる前面ケース11とで構成されている。前面ケース11は、意匠パネルとして機能する。
前面ケース11の上面には、図1及び図2に示すように、室内空気の入り口となる吸込口12が設けられている。また、前面ケース11の下部には、左右方向に延びる吹出口13が設けられている。吹出口13には、図2に示すように、吹き出し風の上下方向の風向を制御する風向調節板14が設けられている。
筐体1の内部には、図2及び図3に示すように、熱交換器15、送風ファン16、及び電気品組立体2が収納されている。
熱交換器15は、冷房運転時において、蒸発器として機能して空気を冷却し、暖房運転時において、凝縮器(放熱器)として機能して空気を加温するものである。熱交換器15は、背面ケース10に装着されており、吸込口12から吹出口13までの風路であって、送風ファン16の上流側に設けられている。熱交換器15の下方には、結露水を受けるドレンパン17が設けられている。
送風ファン16は、吸込口12から室内空気を吸い込み、吹出口13から空調空気を吹き出すものである。送風ファン16は、背面ケース10に装着されており、吸込口12から吹出口13までの風路であって、熱交換器15の下流側に設けられている。なお、送風ファン16は、たとえばクロスフローファンで構成するとよい。
電気品組立体2は、図3及び図4に示すように、熱交換器15の前方に配置され、背面ケース10が有する構造体に取り付けられる電気品取付枠3と、電気品取付枠3の前面側に取り付けられる配線基板保持装置4とで構成されている。電気品取付枠3には、人又は室内の温度を検知する赤外線センサー30と、運転状態などをLEDによって前面ケース11に透過させて表示する表示部31と、室内機100をリモコン操作するためのリモコン信号受信部32等が設けられている。
図5〜図9は、配線基板保持装置4の詳細な構成を示している。図5は、実施の形態1に係る空気調和機の室内機の配線基板保持装置を分解して示した斜視図である。図6は、実施の形態1に係る空気調和機の室内機の配線基板保持装置の側面図である。図7は、実施の形態1に係る空気調和機の室内機の配線基板保持装置の内部構造を示した正面図である。図8は、図7に示した配線基板保持装置の内部構造の略右半分を拡大して示した斜視図である。図9は、図6に示したA部分の内部構造を拡大して示した断面図である。
配線基板保持装置4は、図5及び図6に示すように、電子部品を実装した配線基板5を収納するものである。配線基板保持装置4は、配線基板5を保持する凹形状のベースフレーム6と、ベースフレーム6の開口面を塞ぐカバー部材7と、で構成されている。配線基板保持装置4は、図2に示すように、室内機100の内部構造を考慮して、前面側に傾斜させた配置としているが、必ずしも傾斜させて配置しなければならないものではない。
配線基板5は、図7に示すように、筐体1の内部に設置された各構成部材の電線が接続される複数のコネクタ50と、各種の電子部品とが実装されている。各構成部材とは、例えば温度を検知する赤外線センサー30、湿度を検知する湿度センサー、表示部31、リモコン信号受信部32、風向調節板14の駆動モーター、送風ファン16の駆動モーター等である。配線基板5は、コネクタ50及び電子部品を実装した面がベースフレーム6の開口面側となるように配置されている。
ベースフレーム6は、図5及び図7に示すように、横長の略長方形状から成り、凹部内に設けられた基板支持壁8によって、外部から通した第1配線90の第1配線経路61と、配線基板5が嵌め込まれる領域62とに区画されている。この基板支持壁8は、ベースフレーム6の下壁面60に沿って設けられている。つまり、基板支持壁8と下壁面60とで囲まれた凹状の内部が、第1配線90を通すための第1配線経路61として構成されている。なお、第1配線経路61は、図9に示すように、ベースフレーム6にカバー部材7を取り付けることで開口面が塞がれる。
ベースフレーム6及び基板支持壁8には、配線基板5が嵌め込まれる領域62を形成する壁面に、配線基板5を固定するための嵌合突部5aが設けられている。嵌合突部5aは、配線基板5の板厚と略同程度の幅寸からなる嵌合溝が形成されており、この嵌合溝に配線基板5の縁部が嵌め込まれる構成である。嵌合突部5aは、配線基板5が嵌め込まれる領域62の周方向に沿って間隔をあけて複数設けられている。
また、ベースフレーム6には、図7〜図9に示すように、基板支持壁8から配線基板5が嵌め込まれる領域62に向かって突き出し、当該領域62に、外部から通した第2配線91の第2配線経路63を形成する保持部80が設けられている。保持部80は、基板支持壁8の長手方向に沿って間隔をあけて配置された第1保持部80aと第2保持部80bとで構成されている。
第1保持部80aは、基板支持壁8の端縁部からベースフレーム6の開口面に向かって延出され、延出した端部から配線基板5が嵌め込まれる領域62に向かって突き出す形状から成る。第2保持部80bは、基板支持壁8の端縁部から配線基板5が嵌め込まれる領域62に向かって突き出し、突き出した端縁部からベースフレーム6の開口面に向かって延出させた形状から成る。つまり、第2配線経路63は、図9に示すように、側面方向から見て、第1保持部80aと第2保持部80bとで囲まれた領域によって形成されている。なお、第1保持部80aと第2保持部80bとを間隔をあけて配置している理由は、第2配線91を第2配線経路63に通しやすくするためであり、配線取り回し作業の作業性を高めるためである。また、保持部80は、第2保持部80bを配線基板保持装置4の右側面側に配置し、第1保持部80aを配線基板保持装置4の左側面側に配置した構成に限定されず、第2保持部80bを配線基板保持装置4の左側面側に配置し、第1保持部80aを配線基板保持装置4の右側面側に配置した構成でもよい。
配線基板保持装置4の右側面には、図6に示すように、第1配線経路61に通じる第1開口部92と、第2配線経路63に通じる第2開口部93とが形成されている。第1開口部92は、ベースフレーム6及びカバー部材7のそれぞれに形成した切り欠き状の開口を組み合わせた構成である。同様に、第2開口部93も、ベースフレーム6及びカバー部材7のそれぞれに形成した切り欠き状の開口を組み合わせた構成である。なお、第1開口部92及び第2開口部93は、ベースフレーム6又はカバー部材7の一方にのみ形成した構成でもよい。
第1配線90は、一例として電源線及び駆動モーター等の高電圧線であり、第1開口部92を通じて第1配線経路61に通される。第1配線経路61に通した第1配線90は、基板支持壁8に形成された切り欠き孔から配線基板5が嵌め込まれた領域62へ通され、配線基板5の対応するコネクタ50に接続される。また、第2配線91は、一例としてセンサー線等の低電圧線であり、第2開口部93を通じて第2配線経路63に通され、配線基板5の対応するコネクタ50に接続される。なお、電線は、第1配線90を低電圧線とし、第2配線91を高電圧線としてもよい。
カバー部材7は、ベースフレーム6の凹部内に嵌め込んだ配線基板5のコネクタ50に、第1配線経路61に通した第1配線90と、第2配線経路63に通した第2配線91とを接続した後に、図6に示すように、ベースフレーム6へ取り付けられる。
上述したように、実施の形態1に係る空気調和機の室内機100は、外郭を形成する筐体1と、筐体1の内部に配置され、電子部品を実装した配線基板5を収納する配線基板保持装置4と、を備えている。配線基板保持装置4は、配線基板5を保持する凹形状のベースフレーム6と、ベースフレーム6の開口面を塞ぐカバー部材7と、を有している。ベースフレーム6は、凹部内を、外部から通した第1配線90の第1配線経路61と、配線基板5が嵌め込まれる領域62と、に区画する基板支持壁8が設けられ、配線基板5が嵌め込まれる領域62に、外部から通した第2配線91が配線される。
つまり、実施の形態1に係る空気調和機の室内機100は、外部から通した第1配線90と、外部から通した第2配線91とを、基板支持壁8を隔ててベースフレーム6の内部に配線する構成なので、第1配線90を高電圧線とし、第2配線91を低電圧線とした場合、基板支持壁8でノイズの発生を抑制することができる。また、空気調和機の室内機100は、配線基板5が嵌め込まれる領域62に第2配線91を配線するので、第1配線90を通す第1配線経路61が大きくなることもない。そのため、他の様々な機能を追加するスペースを確保することができ、多機能を備えた室内機を実現できる。
また、ベースフレーム6は、基板支持壁8から配線基板5が嵌め込まれる領域62に向かって突き出し、第2配線91の第2配線経路63を形成する保持部80を有している。具体的には、保持部80は、基板支持壁8の長手方向に沿って間隔を開けて設けられた第1保持部80aと第2保持部80bと、を有している。第1保持部80aは、基板支持壁8の端縁部からベースフレーム6の開口面に向かって延出され、延出した端部から配線基板5が嵌め込まれる領域62に向かって突き出す形状である。第2保持部80bは、基板支持壁8の端縁部から配線基板5が嵌め込まれる領域62に向かって突き出し、突き出した端部からベースフレーム6の開口面に向かって延出させた形状である。第1保持部80aと第2保持部80bとで囲まれた領域によって、第2配線経路63が形成されている。したがって、空気調和機の室内機100は、第2配線経路63によって、配線基板5の電子部品と干渉することなく、第2配線91を整列させて配線することができるので、配線取り回し作業の作業性を高めることができる。
また、配線基板保持装置4には、外部から第1配線経路61に通じる第1開口部92と、外部から第2配線経路63に通じる第2開口部93と、が同一面上に形成されている。よって、空気調和機の室内機100は、第1配線90と第2配線91とを、同一の面上から配線することができるので、第1配線90と第2配線91とを整列させて配線することができ、配線取り回し作業の作業性を高めることができる。
なお、上述した実施の形態1に係る空気調和機の室内機100では、保持部80を設けて、第2配線91の第2配線経路63を形成した構成を示したが、この限りではない。詳細に図示することは省略したが、実施の形態1に係る空気調和機の室内機100は、保持部80を設けることなく、配線基板5が嵌め込まれる領域62に外部から通した第2配線91を配線する構成でもよい。この場合、第2配線91は、配線基板5の上方において基板支持壁8に沿って配線することとなる。
また、詳細に図示することは省略したが、第2配線経路63は、第2保持部80bを省略して、第1保持部80aのみで構成してもよい。或いは、第2配線経路63は、第1保持部80aを省略して、第2保持部80bのみで構成してもよい。
また、第1保持部80a及び第2保持部80bは、図示した形状に限定されない。第1保持部80a及び第2保持部80bは、第2配線91を保持することができる形状であれば、他の構成であってもよい。
また、詳細に図示することは省略したが、実施の形態1に係る空気調和機の室内機100は、配線基板保持装置4の左側面に、第1配線経路61に通じる第1開口部92と、第2配線経路63に通じる第2開口部93とを形成してもよい。この場合、第1配線経路61と第2配線経路63は、配線基板保持装置4の左側面側に形成される。
また、詳細に図示することは省略したが、基板支持壁8は、ベースフレーム6の上壁面64に沿って設けてもよい。つまり、基板支持壁8と上壁面64とで囲まれた凹状の内部が、第1配線90を通すための第1配線経路61として構成される。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機を図10及び図11に基づいて説明する。図10は、実施の形態2に係る空気調和機の室内機であって、配線基板保持装置の内部構造の要部を模式的に示した部分拡大図である。図11は、図10に示したB−B線矢視断面図である。なお、実施の形態1で説明した空気調和機の室内機100と同一の構成については、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
実施の形態2に係る空気調和機の室内機も、実施の形態1の空気調和機の室内機100と同様に、ベースフレーム6の凹部内が、基板支持壁8によって、外部から通した第1配線90の第1配線経路61と、配線基板5が嵌め込まれる領域62とに区画されている。基板支持壁8とベースフレーム6の下壁面60とで囲まれた凹状の内部が、第1配線90を通すための第1配線経路61として構成されている。
そして、この室内機のベースフレーム6には、図10及び図11に示すように、基板支持壁8から配線基板5が嵌め込まれる領域62に向かって突き出し、外部から通した第2配線91の第2配線経路63を形成する保持部81が設けられている。
保持部81は、基板支持壁8の長手方向に沿ってそれぞれ設けられた第1保持部81a及び第2保持部81bと、で構成されている。第1保持部81aは、基板支持壁8の端縁部から配線基板5が嵌め込まれる領域62に向かって突き出す形状である。第2保持部81bは、基板支持壁8の中間部から配線基板5が嵌め込まれる領域62に向かって突き出す形状である。第2配線経路63は、図11に示すように、第1保持部81aと第2保持部81bとで囲まれた領域によって形成されている。なお、保持部81は、図10に示すように、ベースフレーム6の右側壁から第1配線90を領域62へ通す基板支持壁8の切り欠き孔までの範囲に設けているが、ベースフレーム6の右側壁から左側壁の近傍までの範囲に設けてもよい。
つまり、実施の形態2の空気調和機の室内機も、外部から通した第1配線90と外部から通した第2配線91とを、基板支持壁8を隔ててベースフレーム6の凹部内に配線する構成なので、第1配線90を高電圧線とし、第2配線91を低電圧線とした場合、基板支持壁8でノイズの発生を抑制することができる。また、実施の形態2の空気調和機の室内機は、配線基板5が嵌め込まれる領域62に第2配線91を配線するので、第1配線90を通す第1配線経路61が大きくなることもない。そのため、他の様々な機能を追加するスペースを確保することができ、多機能を備えた室内機を実現できる。
また、実施の形態2に係る空気調和機の室内機は、第1保持部81aと第2保持部81bとで囲まれた領域によって形成された第2配線経路63によって、配線基板5の電子部品と干渉することなく、第2配線91を整列させて配線することができるので、配線取り回し作業の作業性を高めることができる。
なお、詳細に図示することは省略したが、第2配線経路63は、第2保持部81bを省略して、第1保持部81aのみで構成してもよい。或いは、第2配線経路63は、第1保持部81aを省略して、第2保持部81bのみで構成してもよい。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機を図12及び図13に基づいて説明する。図12は、実施の形態3に係る空気調和機の室内機であって、配線基板保持装置の内部構造の要部を模式的に示した部分拡大図である。図13は、図12に示したC−C線矢視断面図である。なお、実施の形態1で説明した空気調和機の室内機100と同一の構成については、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
実施の形態3に係る空気調和機の室内機も、実施の形態1の空気調和機の室内機100と同様に、ベースフレーム6の凹部内が、基板支持壁8によって、外部から通した第1配線90の第1配線経路61と、配線基板5が嵌め込まれる領域62とに区画されている。基板支持壁8とベースフレーム6の下壁面60とで囲まれた凹状の内部が、第1配線90を通すための第1配線経路61として構成されている。
そして、この室内機のベースフレーム6には、図12及び図13に示すように、基板支持壁8の中間部から配線基板5が嵌め込まれる領域62に向かって突き出し、突き出した端部からベースフレーム6の開口面に向かって延出させた形状の保持部82が設けられている。つまり、実施の形態3に係る空気調和機の室内機では、保持部82と基板支持壁8とで囲まれた領域によって、第2配線経路63が形成されている。なお、保持部82は、図12に示すように、ベースフレーム6の右側壁から第1配線90を領域62へ通す基板支持壁8の切り欠き孔までの範囲に設けているが、ベースフレーム6の右側壁から左側壁の近傍までの範囲に設けてもよい。
よって、実施の形態3の空気調和機の室内機も、外部から通した第1配線90と外部から通した第2配線91とを、基板支持壁8を隔ててベースフレーム6の凹部内に配線する構成なので、第1配線90を高電圧線とし、第2配線91を低電圧線とした場合、基板支持壁8でノイズの発生を抑制することができる。また、実施の形態3の空気調和機の室内機は、配線基板5が嵌め込まれる領域62に第2配線91を配線するので、第1配線90を通す第1配線経路61が大きくなることもない。そのため、他の様々な機能を追加するスペースを確保することができ、多機能を備えた室内機を実現できる。
また、実施の形態3に係る空気調和機の室内機は、保持部82と基板支持壁8とで囲まれた領域によって形成された第2配線経路63によって、配線基板5の電子部品と干渉することなく、第2配線91を整列させて配線することができるので、配線取り回し作業の作業性を高めることができる。
以上に本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、図示した空気調和機の室内機の構成は、一例であって、上述した内容に限定されるものではなく、他の構成要素を含んだ空気調和機の室内機であっても同様に実施することができる。また、配線基板保持装置4は、図示例の場合、筐体1の前面側に設置した構成を示したが、筐体1の左右の側面に設置してもよい。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも本発明の要旨(技術的範囲)に含むことを念のため申し添える。
1 筐体、2 電気品組立体、3 電気品取付枠、4 配線基板保持装置、5 配線基板、5a 嵌合突部、6 ベースフレーム、7 カバー部材、8 基板支持壁、10 背面ケース、11 前面ケース、12 吸込口、13 吹出口、14 風向調節板、15 熱交換器、16 送風ファン、17 ドレンパン、30 赤外線センサー、31 表示部、32 リモコン信号受信部、50 コネクタ、60 下壁面、61 第1配線経路、62 領域、63 第2配線経路、64 上壁面、80、81、82 保持部、80a、81a 第1保持部、80b、81b 第2保持部、90 第1配線、91 第2配線、92 第1開口部、93 第2開口部、100 空気調和機の室内機。

Claims (5)

  1. 外郭を形成する筐体と、
    前記筐体の内部に配置され、電子部品を実装した配線基板を収納する配線基板保持装置と、を備え、
    前記配線基板保持装置は、
    前記配線基板を保持する凹形状のベースフレームと、
    前記ベースフレームの開口面を塞ぐカバー部材と、を有し、
    前記ベースフレームは、
    凹部内を、外部から通した第1配線の第1配線経路と、前記配線基板が嵌め込まれる領域と、に区画する基板支持壁と、
    前記基板支持壁から前記配線基板が嵌め込まれる領域に向かって突き出し、外部から通した第2配線の第2配線経路を形成する保持部と、が設けられ、
    前記第1配線と前記第2配線とが、前記基板支持壁を隔てて前記ベースフレームの内部に配線される、空気調和機の室内機。
  2. 前記保持部は、前記基板支持壁の長手方向に沿って間隔をあけて設けられた第1保持部と第2保持部と、を有し、
    前記第1保持部は、前記基板支持壁の端縁部から前記ベースフレームの開口面に向かって延出され、延出した端部から前記配線基板が嵌め込まれる領域に向かって突き出す形状であり、
    前記第2保持部は、前記基板支持壁の端縁部から前記配線基板が嵌め込まれる領域に向かって突き出し、突き出した端部から前記ベースフレームの開口面に向かって延出させた形状であり、
    前記第1保持部と前記第2保持部とで囲まれた領域によって、前記第2配線経路が形成されている、請求項に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記保持部は、前記基板支持壁の長手方向に沿ってそれぞれ設けられた第1保持部及び第2保持部を有し、
    前記第1保持部は、前記基板支持壁の端縁部から前記配線基板が嵌め込まれる領域に向かって突き出す形状であり、
    前記第2保持部は、前記基板支持壁の中間部から前記配線基板が嵌め込まれる領域に向かって突き出す形状であり、
    前記第1保持部と前記第2保持部とで囲まれた領域によって前記第2配線経路が形成されている、請求項に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記保持部は、前記基板支持壁の中間部から前記配線基板が嵌め込まれる領域に向かって突き出し、突き出した端部から前記ベースフレームの開口面に向かって延出させた形状であり、
    前記保持部と前記基板支持壁とで囲まれた領域によって前記第2配線経路が形成されている、請求項に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記配線基板保持装置には、
    外部から前記第1配線経路に通じる第1開口部と、
    外部から前記第2配線経路に通じる第2開口部と、が同一面上に形成されている、請求項のいずれか一項に記載の空気調和機の室内機。
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