JP2013021821A - 電池均等化回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池均等化回路装置を搭載する基板の温度上昇を抑制し、ひいては前記基板に搭載されている前記電池均等化回路装置を構成する部品の劣化や損傷を抑制することを可能とする電池均等化回路装置を提供する。
【解決手段】セル20が多数直列に接続された組電池22を管理する電池均等化回路装置10において、セル20の容量(充電量)を均等化するための放電部30に発光素子52を使用し、発光素子52により放電電力の一部を光に変換するように構成した。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数のセルが直列接続されて構成される組電池の前記各セルの電圧を均等化する電池均等化回路装置に関する。
従来から、リチウムイオン電池や電気2重層キャパシタ等の二次電池のセルを、例えば数百個、直列に接続して使用される組電池においては、各セルの容量や、内部抵抗、自己放電率等が不均一であること等を原因として各セルの電圧(セル電圧)にばらつきが発生する。
セル電圧がばらつくと、セルの劣化が加速的に進行したり、利用可能なエネルギ量が低下したりする。そこで、セル電圧のばらつきを解消するために、電池均等化回路装置(組電池の容量調整装置又は組電池の残容量調整装置ともいう。)が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に係る電池均等化回路装置では、図8に示すように、組電池1を構成する各セル1a〜1cに対して、基板5上に、容量調整部2を構成する放電抵抗器R1〜R3と、スイッチSW1〜SW3との直列回路が並列に設けられ、さらに、前記スイッチSW1〜SW3の両端に電圧センサV1〜V3を接続する構成とされている。そして、基板5上には、各セル1a〜1cの両端電圧を検出するセル電圧検出部3とCPU4が設けられている。
各セル1a〜1cの電圧を均等化する際には、スイッチSW1〜SW3の開放時に電圧センサV1〜V3又はセル電圧検出部3により検出されるセル電圧の高いセル1(ここでは、理解の便宜のために、例としてセル1aとする。)に対してCPU4によりスイッチSW1をオン状態(導通状態)にする。これにより、当該セル電圧の高いセル1a、放電抵抗器R1、及びスイッチSW1を通るループで放電回路が形成され、この放電回路でセル1aの電力を放電させることにより当該セル電圧の高いセル1aの電圧を低くし、スイッチSW2、SW3の開放状態にある他のセル1b、1cの電圧と合わせる(均等化させる)ようにしている。
特開2006−73364号公報([0051]、[0060])
ところで、特許文献1には、容量均等化のための放電時に前記抵抗器R1〜R3で発生するジュール熱により電池均等化回路装置を搭載する基板5の温度(基板温度)が高くなってしまい、基板5が損傷するおそれがあると開示されている。実際上、基板5は、放電回路や制御回路の素子を保護するため蓋を有するケース内に配されることが多く、その分、温度上昇が大きくなる。
基板の損傷を未然に回避するために、特許文献1に係る電池均等化回路装置においては、充電容量のばらつきの少ないセルの放電を停止して、放電の動作頻度を低下させるようにしている。また、基板の損傷を未然に回避するために、放電電流を制限して、すなわち放電抵抗器の抵抗値を大きくして、放電時間を長くすることも考えられる。
しかしながら、放電動作頻度を低下させたり、放電時間を長くしたりすることは、結局、電池均等化処理に要する時間が長くなってしまい、組電池の本来の使用用途、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車としての使用時間を制限するおそれがある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、放電動作頻度を高くすること及び(又は)放電電流を大きくすることを可能としてより好ましい均等化をしながらも、電池均等化回路装置を搭載する基板の温度上昇を抑制し、ひいては前記基板に搭載されている前記電池均等化回路装置を構成する部品の劣化や損傷を抑制することを可能とする電池均等化回路装置を提供することを目的とする。
この発明に係る電池均等化回路装置は、直列接続された複数の充放電可能なセルのそれぞれに並列に接続された放電部と、前記各セルの充電容量に不均衡が生じた場合に、前記各放電部を用いて不均衡を低減する均等化制御部と、前記各放電部が表面に配置される基板と、前記基板の前記表面に配置された前記各放電部に対面する対向面部を有する対面部材と、を備え、前記各放電部は、スイッチと、前記各放電部に流れる電流を光に変換する発光素子と、が直列に接続されて構成されており、前記対向面部は、前記放電部を構成する前記発光素子からの光が照射される光照射部であって、前記光照射部に光非反射部を形成したことを特徴とする。
この発明によれば、各放電部が各発光素子を有し、この各発光素子からの光が照射される対向面部の光照射部に光非反射部を形成したので、従来技術のようにセル(二次電池)の放電時に流れる電流により抵抗器において熱として消費されていたエネルギの一部が光として放射(放出)されることになり、その分、基板上での発熱が抑制される。加えて、放電時に流れる電流に応じて発光素子から前記光照射部に照射される光が、前記光照射部に設けられた光非反射部で反射が制限されることから、反射光が前記基板の表面に戻って前記放電部や前記基板の温度を上昇させてしまうことが抑制される。
これにより、放電部が配置される基板の温度上昇を効果的に低減することができる。よって、セルの放電動作頻度を高くすることができ、又、放電電流を多くして放電時間を短くすることができる。
その結果、基板及び放電部を構成する発光素子等の各種部品の劣化や損傷を抑制することができる。
この場合、前記発光素子からの光が照射される前記対向面部の前記光照射部に形成される前記光非反射部は、光吸収材料により形成されることが放熱効率上好ましい。ここで、前記光吸収材料を、黒色部材とするとさらに好ましい。また、前記光吸収材料を光電池としてもよい。
前記の光非反射部は、前記対向面部を貫通する光透過材料とすると、より放熱効果を上げることができる。
また、前記光非反射部を、乱反射表面処理部として形成すると基板の表面に反射される光の量が抑制されるので、好ましい。
乱反射表面処理部は、例えば、多数の溝を形成することで製作される。
前記発光素子は、赤外光を放出する発光ダイオードであることが好ましい。赤外光の発光ダイオードは、可視光を放出する発光ダイオードに比較して、順方向電圧が低いことから、放電動作ができなくなるセルの電圧範囲を小さくすることができる。逆に言えば、広い電圧範囲で放電動作、すなわち容量均等化動作が可能になる。
また、赤外光の発光ダイオードは、可視光を放出する発光ダイオードに比較して、電光変換効率が高いので、基板表面で発生する熱をより効果的に低減することができる。
さらに、前記放電部が正常に動作しているかどうかを確認するために、前記基板上に、光検出器を配置してもよい。
この発明によれば、各放電部が各発光素子を有し、この各発光素子からの光が照射される対向面部の光照射部に光非反射部を形成したので、セル(二次電池)の放電時に流れる電流に応じて発光素子から光が照射されることにより放電電力の一部が光に変換されて放射され熱の発生が抑制される。同時に、セル(二次電池)の放電時に流れる電流に応じて発光素子から照射される光の反射が光非反射部により抑制されることになるので、反射光が基板の表面に戻ることが抑制される。これにより、放電部が配置される基板の温度上昇を効果的に低減することができる。よって、電池均等化回路装置の放電動作頻度を高くすること及び(又は)放電電流を大きくすることを可能としてより好ましい容量均等化(電圧均等化)を図りながらも、電池均等化回路装置を搭載する基板の温度上昇の抑制、ひいては前記基板に搭載されている前記電池均等化回路装置を構成する部品の劣化や損傷を抑制することができる。
この発明の実施形態に係る電池均等化回路装置が搭載された基板を備える車両の一部構成を示すブロック図である。 図1に示す電池均等化回路装置が搭載された基板の模式的構成図である。 図1に示す電池均等化回路装置が搭載された基板の収納構造を示す模式的構成図である。 図4Aは、蓋部材に形成される光非反射部の一例(全体塗装)を示す一部省略模式図、図4Bは、蓋部材に形成される光非反射部の他の例(一部塗装)を示す一部省略模式図である。 蓋部材に形成される光非反射部のさらに他の例(光透過材料)を示す一部省略模式図である。 蓋部材に形成される光非反射部のさらに他の例(乱反射表面処理部)を示す一部省略模式図である。 蓋部材に形成される光非反射部のさらに他の例(光電池)を示す一部省略模式図である。 従来技術に係る電池均等化回路装置の回路説明図である。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の実施形態に係る電池均等化回路装置10が搭載された基板12を備えるEV(電気自動車)、HEV(ハイブリッド電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド電気自動車)、あるいはFCV(燃料電池自動車)等の車両14の一部構成を示している。
車両14は、充放電可能な二次電池である複数のセル20が直列接続された組電池22等を図示しないシャーシ上等に備える。組電池22により図示しない走行用のモータ等が駆動される。
図2は、図1に示す電池均等化回路装置10が搭載された基板12の模式的な構成を示している。
図1において、組電池22は、実際上、多数のセル20が直列接続された構成とされているが、この実施形態では、理解の便宜のために4個のみ描いている。
組電池22の各セル20の各正極端子及び各負極端子は、配線及びコネクタ24(図2も参照)を通じて基板12に接続され、さらに、基板12上の配線パターンを通じて基板12の表面側に搭載されている放電部30(放電回路)及び制御回路26に接続される。
制御回路26は、マイクロコンピュータや複数のIC(集積回路)等を有し、マイクロコンピュータは、CPUが各種入力に基づきROM等のメモリに記憶されているプログラムを実行することで各種の機能を実現する機能実現部(機能実現手段)として動作する。これらの機能は、ハードウエアにより実現することもできる。
なお、この実施形態において、制御回路26は、図1に示すように、セル20の各セル電圧を検出するとともに直列合成電圧(組電池22の両端電圧)や各セルの平均電圧を算出するセル電圧検出部34、及びセル電圧検出部34において検出された各セル電圧を均等化するために各放電部30を個々に放電制御可能な均等化制御部32を備える。
制御回路26は、制御回路26内の各種状態を通信回路36、コネクタ38(図2も参照)を通じて、走行用モータ等車両14の全体を制御する車両制御装置40に接続されている。また、制御回路26は、受光素子42に接続されている。
放電部30は、セル20にそれぞれ並列に接続される。放電部30は、抵抗器51と発光素子52とスイッチ53との直列回路で形成される。半導体素子等で構成されるスイッチ53のオンオフ制御は、制御回路26を構成する均等化制御部32により行われる。スイッチ53は、均等化処理時に、均等化が必要なセル20に並列に接続されている放電部30のスイッチ53がオン状態にされる。
スイッチ53がオン状態にされると、閉ループとされたセル20の正極端子から放電部30を構成する抵抗器51、発光素子52及びスイッチ53を通じて当該セル20の負極端子側に電流が流れ込んで放電され、放電電流が流れているとき、抵抗器51及び発光素子52を通じて放熱(熱が放出乃至放射)される。抵抗器51は、発光素子52に流れる電流を発光素子52の定格電流等に応じた値に制限できるよう、適宜の抵抗値に設定されている。
なお、車両14の状態(力行状態等)は、車両制御装置40から通信回路36を通じて制御回路26が時々刻々知ることができる。
発光素子52は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)等の発光素子が使用される。この実施形態において発光素子52は、赤外LED(赤外発光ダイオード)が使用されている。赤外LEDは、可視光帯のLEDに比較して、発光効率(光量/電流)が高く、且つ順方向降下電圧が低いという特性を有している。
順方向降下電圧が低いので、セル電圧の高い二次電池のセルはもちろんのこと、セル電圧の低い蓄電素子、例えばリチウムイオンキャパシタ等のセルの放電部30にも適する。
図2に示す回路素子を含む回路部品は、基板12上に半田付け等により搭載されるが、部品が搭載された基板12(回路基板又は制御基板という。)は、車両14に配置される際、図3に模式的に示すように、ケース60内に格納されて固定され、また、ケース60の開口部は、各放電部30に対面する対向面部62sを有する対面部材としての蓋部材62で塞がれるようにされる。
図4A、図4Bは、基板12がケース60(図3参照)に収納され蓋部材62がケース60に固定された状態(ケース60が蓋部材62で塞がれた状態)の要部の模式的断面を示している。
図4Aに示すように、発光素子52は、表面実装パッケージの形状とされ、素子本体が収容される本体部52aと、基板12の表面12sに半田接続するためのリード52bと、光Lを基板12の表面12s側から放射するレンズ部52cとから構成されている。
発光素子52の近傍には、受光素子42が配置されている。受光素子42は、この実施形態では、いずれかの発光素子52が点灯したとき、発光素子52から放射され、後述する光非反射部64で吸収しきれなかった反射光、あるいは散乱光を検出できるように配置構成されている。
蓋部材62の基板12の発光素子52のレンズ部52cに向かい合う対向面部62sには、発光素子52からの光Lが照射される部分を含んで光非反射部64が形成される。光非反射部64の形成面積は、図4Aに示すように、対向面部62s全面でもよく、図4Bに示すように、光Lが照射される部分のみに形成してもよい。光非反射部64は、発光素子52から照射された光Lをなるべく基板12の表面12s側に反射させないようにして、基板12の温度上昇を防止する。
光非反射部64は、赤外光を吸収する炭素からなる黒色体(黒色部材)、あるいは前記黒色体と樹脂等の混合体の光吸収材料を図4A、図4Bに示すように塗布する構造としてもよい。
上記のように構成される電池均等化回路装置10を搭載した基板12を備える車両14では、スイッチ53がオフ状態(開状態)にあるときに、各セル20の電圧(=容量)をセル電圧検出部34により検出し、均等化制御部32により、例えば、許容されるセル電圧ばらつきの上限を超えた電圧を有するセル20の放電部30のスイッチ53をオン状態(閉状態)として、電圧ばらつきの許容範囲内のセル電圧になるまで放電させることで、セル20の容量の均等化を図る。
このようにすれば、放電部30の発光素子52からの光Lが照射される対向面部62sの光照射部に光非反射部64を形成したので、従来技術のようにセル(二次電池)20の放電時に流れる電流により熱として消費されていたエネルギの一部が光Lとして放出されることになり、その分、基板12上での発熱が抑制される。加えて、放電時に流れる電流に応じて発光素子52から前記光照射部に照射される光が、前記光照射部に設けられた光非反射部64で反射が制限され、反射光が基板12の表面12sに戻ることが抑制される。
これにより、放電部30が配置される基板12の温度上昇を効果的に低減することができる。よって、電池均等化回路装置10の放電動作頻度を高くすることができ、又、放電電流を多くして放電時間を短くすることができる。
その結果、より好ましい均等化を図りながら、電池均等化回路装置10を搭載する基板12の温度上昇の抑制、ひいては基板12に搭載されている電池均等化回路装置10を構成する部品の劣化や損傷を抑制することができる。
蓋部材62に形成される光非反射部64の変形例を次に示す。
第1変形例として、図5に示すように、光非反射部64は、光透過材料66により形成してもよい。光透過材料66は、透明樹脂によって形成された透明な部材であればよく、光Lが赤外光の場合には、白色ポリエチレンが好ましい。例えば、蓋部材62の開口部に光透過材料66を埋め込む構成とすればよい。
第2変形例として、図6に示すように、光非反射部64は、光Lが照射される部分に形成される乱反射表面処理部としてのV溝部群68としてもよい。この場合、光非反射部64は、より正確には、光非正反射部64と称される。
図6例の光非反射部64の場合、溝角度は鋭角でなるべく小さい角度とすると、溝部における反射回数が多くなり、その結果、基板12の表面12s側への反射光が低減される。なお、蓋部材62の基材は、一般的には、熱伝導率のよいアルミニウム等の金属で構成されるので、金属を表面処理してざらつかせて乱反射表面処理部とすることもできる。
第3変形例として、図7に示すように、光非反射部64は、太陽電池等の光電池70で構成してもよい。この場合、発光素子52から発せられた光Lを光電池70により電力に変換することで発生した電力は、基板12の回路の動作電力として使用できるほか、充電量の少ないセルを補充電するための電力として使用することもできる。
以上説明したように上述した実施形態によれば、セル20が多数直列に接続された組電池22を管理する電池均等化回路装置10において、セル20の容量(充電量)を均等化するための放電部30(放電回路)に発光素子52を使用し、発光素子52により放電電力の一部を光Lに変換するように構成し、さらに光Lが、放電部30が搭載された基板12に反射されてこないようにしたので、基板12上で発生する熱を低減することができる。よって、電池均等化回路装置10の均等化制御部32による放電動作頻度を高くすること及び(又は)放電電流を大きくすることを可能としてより好ましい容量均等化(電圧均等化)を図りながらも、電池均等化回路装置10を搭載する基板12の温度上昇の抑制、ひいては基板12に搭載されている電池均等化回路装置10を構成する制御回路26等の部品の劣化や損傷を抑制することができる。
特に発光素子52として、上記実施例のように、赤外LEDを使用した場合、赤外LEDは、順方向降下電圧が低く、光Lへの変換効率も高いので、セル20の均等化電圧範囲の広範囲化が図れ、且つ熱発生が少なくなるので好適である。現在流通している赤外LEDでは、30%程度の変換効率を有するので、放電回路で発生するジュール熱を概ね30%低減することができる。より変換効率の高い発光素子を使用することも本発明に含まれる。
そしてさらに、基板12に対向する蓋部材62上の対向面部62sに光Lを吸収し易い表面処理を施した光非反射部64を設けることで、発光素子52から発せられた光Lが反射されて基板12に熱が戻ることを防止することができる。また、蓋部材62には、熱伝導性の高い素材(アルミニウム等の金属等)を用いることで熱を効果的に拡散することができる。発光素子52の光Lが照射される光照射部に形成する光非反射部64は、光吸収材料の他、光透過材料66、V溝部群68(乱反射表面処理部)、光電池70等で構成することができる。
さらに、基板12上に光検出器としての受光素子42を置き、放電部30の動作と同期して光Lが検出されるか否かを制御回路26(の図示しない放電部動作確認部)が確認し、確認できなければ放電部30の故障か、基板12と組電池22との間の配線の故障と判断することができる。光電池70を設けた場合、受光素子42は不要にできる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…電池均等化回路装置 12…基板
12s…表面 14…車両
20…セル(二次電池) 22…組電池
26…制御回路 30…放電部
32…均等化制御部 34…セル電圧検出部
51…抵抗器 52…発光素子
53…スイッチ 60…ケース
62…蓋部材 62s…対向面部
64…光非反射部 66…光透過材料
68…V溝部群 70…光電池

Claims (8)

  1. 直列接続された複数の充放電可能なセルのそれぞれに並列に接続された放電部と、
    前記各セルの充電容量に不均衡が生じた場合に、前記各放電部を用いて不均衡を低減する均等化制御部と、
    前記各放電部が表面に配置される基板と、
    前記基板の前記表面に配置された前記各放電部に対面する対向面部を有する対面部材と、を備え、
    前記各放電部は、スイッチと、前記各放電部に流れる電流を光に変換する発光素子と、が直列に接続されて構成されており、
    前記対向面部は、前記放電部を構成する前記発光素子からの光が照射される光照射部であって、前記光照射部に光非反射部を形成した
    ことを特徴とする電池均等化回路装置。
  2. 請求項1記載の電池均等化回路装置において、
    前記光非反射部は、光吸収材料により形成される
    ことを特徴とする電池均等化回路装置。
  3. 請求項2記載の電池均等化回路装置において、
    前記光吸収材料は、黒色部材である
    ことを特徴とする電池均等化回路装置。
  4. 請求項2記載の電池均等化回路装置において、
    前記光吸収材料は、光電池である
    ことを特徴とする電池均等化回路装置。
  5. 請求項1記載の電池均等化回路装置において、
    前記光非反射部は、前記対向面部を貫通する光透過材料からなる
    ことを特徴とする電池均等化回路装置。
  6. 請求項1記載の電池均等化回路装置において、
    前記対向面部の前記発光素子からの光が照射される前記光照射部に形成される前記光非反射部は、乱反射表面処理部として形成される
    ことを特徴とする電池均等化回路装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電池均等化回路装置において、
    前記発光素子は、赤外光を放出する発光ダイオードである
    ことを特徴とする電池均等化回路装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電池均等化回路装置において、
    前記基板上に光検出器が配置されている
    ことを特徴とする電池均等化回路装置。
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