JP2013009493A - 回転電機、回転電機用絶縁材およびスロットライナ - Google Patents

回転電機、回転電機用絶縁材およびスロットライナ Download PDF

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Abstract

【課題】絶縁信頼性の向上を図ることができる回転電機の提供。
【解決手段】複数のスロット31を周方向に配列した円筒状の固定子コア32、および、シート状の絶縁材から成るスロットライナ1aに包囲されて、複数のスロット31の各々に挿入された複数の固定子コイル41aを有する固定子と、固定子と同軸に回転自在に配置された回転子と、を備え、複数のスロット31にワニス51を充填する回転電機は、スロットライナ1aの表裏両面を凹凸形状とした。それにより、スロットライナ1aとワニス51との接着面の面積を大きくすることができ、スロットライナ1aとワニス51との接着強度の向上を図ることができる。その結果、振動等による接着面の剥がれを低減することができ、絶縁信頼性の向上を図ることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、回転電機、回転電機用絶縁材および回転電機に用いられるスロットライナに関する。
産業や生活に密着した電動機などの回転電機は現代の社会を支える基盤機器である。このうち比較的低い電圧で運転される回転電機においては、コイルにエナメル線が用いられる。固定子コアに形成されたスロットにコイルを組み込む場合、スロットライナと呼ばれる絶縁材がエナメル線を覆うようにスロット内に配設され、エナメル線、スロットライナ、固定子コアをワニスで固着することで必要な絶縁性能が確保されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平11−299156号公報 特開2009−195009号公報
ところで、地球環境保護に向けてハイブリッド自動車や電気自動車が普及しつつあり、これらの駆動源として上記絶縁構造を採用した回転電機が用いられる。自動車用の回転電機においては、回転電機の電磁力や回転偏心力による振動に加えて走行による振動が加わるため、家庭や工場で使われる回転電機に比べて運転中に受ける振動が大きい傾向にある。そのため、エナメル線とスロットライナをワニスで固着した絶縁構造を採用した回転電機に振動に伴う力が加わった場合、固着した部分が剥がれるとエナメル線が振動するので、エナメル線の絶縁皮膜を機械的に損傷し、絶縁破壊につながるおそれがある。
請求項1の発明は、複数のスロットが周方向に配列された固定子鉄心、および、シート状の絶縁材から成るスロットライナに包囲されて、複数のスロットの各々に挿入された複数の固定子巻線用導体を有する固定子と、固定子と同軸に回転自在に配置された回転子と、を備え、複数のスロットにワニスが充填されている回転電機において、スロットライナの表裏両面に凹凸が形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の回転電機において、スロットライナは、固定子鉄心の軸方向一端から軸方向他端まで延在するスロットの一端から他端まで設けられ、凹凸を構成する凹部は、スロットの一端から他端まで連通していることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の回転電機において、凹凸を構成する凹部および凸部が、それぞれ固定子鉄心の軸方向に延在していることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項2に記載の回転電機において、凹凸を構成する凹部および凸部が、それぞれ固定子鉄心の軸方向に対して斜交して延在していることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3または4に記載の回転電機において、凹凸は、波型の凹凸形状またはエンボスを形成して成る凹凸形状であることを特徴とする。
請求項6の発明は、回転電機の固定子巻線の電気的絶縁に用いられるシート状の回転電機用絶縁材において、絶縁材は高分子フィルムおよび繊維不織布の少なくとも一方から成る絶縁シートであって、該絶縁シートの表裏両面に凹凸が形成されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6に記載の回転電機用絶縁材において、凹凸は、波型の凹凸形状またはエンボスを形成して成る凹凸形状であることを特徴とする。
請求項8の発明は、回転電機の固定子に形成されたスロットに配置され、請求項6または7に記載の回転電機用絶縁材を筒状に折り曲げて形成されるスロットライナであって、凹凸の凹部および凸部が、筒状のスロットライナの軸方向に延在していることを特徴とする。
本発明によれば、回転電機の絶縁信頼性の向上を図ることができる。
本発明の一実施の形態の回転電機を示す図であり、回転電機の回転軸を含む半断面図である。 図1のIV―IV’断面図である。 図2のスロット31の部分の拡大図である。 スロットライナ1aの表面形状を説明する図である。 スロットライナ1aに覆われた固定子コイル41aの一部を示す斜視図である。 ワニスの接着力測定の一例を説明する図である。 凹凸の大きさと接触面積との関係を説明する図である。 スロットライナ1に用いられる絶縁紙61の第1の例を示す図である。 スロットライナ1に用いられる絶縁紙61の第2の例を示す図である。 スロットライナ1に用いられる絶縁紙61の第3の例を示す図である。 スロットライナ1の凹凸の延在方向Rがスロット31の延在方向R1とほぼ一致する場合を説明する図である。 スロットライナ1の凹凸の延在方向Rがスロット31の延在方向R1に対して斜めになっている場合を説明する図である。 凹凸無しのスロットライナ100を用いた場合のワニス充填を説明する図である。 凹凸形状面を平面で構成した場合の絶縁紙61を示す斜視図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。図1及び図2は本発明の回転電機の一実施の形態を説明する図であり、回転電機の全体構成を示したものである。図1は、回転電機の回転軸を含む半断面図である。図2は、図1のIV―IV’断面図である。本実施の形態では、回転電機として永久磁石回転電機を例に説明する。
図1,2に示すように、回転子20と固定子30は同軸に配置されている。なお、図示は省略したが、回転子20には永久磁石が埋め込まれている。固定子30の固定子コア32には周方向に沿って複数のスロット31が形成されており、各スロット31には固定子コイル41がそれぞれ組込まれている。固定子コイル41は、不図示の接続端子を経由して電力が供給され、それにより磁界を発生する。
スロット31および固定子コイル41は通常、それぞれ数十個が固定子30の周方向に等間隔に配置されるが、ここでは一部分のみを図示した。なお、図2に示す例では、スロット31内には平角断面形状の固定子コイル41が4本組込まれているが、コイルの形状および本数はこれらの限られるものではない。固定子コイル41に流れる電流が作る磁界と回転子20に埋め込まれた永久磁石の磁界との相互作用により、回転子20に回転力を発生する。
図3は、図2のスロット31の部分の拡大図である。スロット31内に配設された4本の固定子コイル41(41a、41b、41c、41d)は、シート状の絶縁材(以下では、絶縁紙と呼ぶ)を成形したスロットライナ1a、1bで囲まれている。ここでは2本のコイルを1個のスロットライナで包囲する形態を示しており、外周側の固定子コイル41a、41bに対してはスロットライナ1aが設けられ、内周側の固定子コイル41c、41dに対してはスロットライナ1bが設けられている。スロットライナ1aは、各固定子コイル41a、41bの周囲4辺を囲むように折り曲げられている。同様に、スロットライナ1bは、各固定子コイル41c、41dの周囲4辺を囲むように折り曲げられている。
ここで、固定子コイル41a、41b、41c、41dとして好ましい電線としては、一般に平角エナメル線と呼ばれる、平角断面導体の表面にエナメル皮膜を塗布したものである。また、スロットライナ1a、1bとして好ましい絶縁紙は、高分子フィルムの両面に耐熱性繊維質の不織紙を貼合せた複合絶縁紙と呼ばれるものであり、その複合絶縁紙を折り曲げ成形することによりスロットライナ1a、1bを形成する。
スロット31の固定子コイル41a〜41dとスロットライナ1a、1b以外の空間には絶縁用のワニス51が充填される。ワニス51は電気絶縁性の樹脂であり、エポキシ樹脂や耐熱アルキド樹脂や不飽和ポリエステル樹脂などが用いられる。ワニス51が硬化することによって、固定子コイル41a〜41dおよびスロットライナ1a、1bが固定子コア32に固定される。ワニス51としては、スロット31に充填する際には液状で、充填後に加熱して硬化する熱硬化性樹脂を用いるのが好ましい。
図4は、スロットライナ1aの表面形状が分かりやすいように、図3の一部をより拡大した図である。また、図5は、スロットライナ1aに覆われた固定子コイル41aの一部を示す斜視図である。なお、図4,5では固定子コイル41aの周囲のスロットライナ1aについて示したが、固定子コイル41b〜41dの周囲のスロットライナについても同様の構成となっている。
図3ではスロットライナ1a、1bの表裏両面を平面状に省略して記載しているが、詳細な表面形状は図4に示すように凹凸形状を有している。固定子コイル41aは導体42とそれを覆うエナメル皮膜43から構成されている。スロットライナ1aの表裏両面に形成された凹部および凸部は、図5に示すように固定子コイル41aの延在方向、すなわち、固定子コア32の軸方向に延在するスロット31の延在方向に連なるように延びている。
スロットライナ1aとスロット内壁との隙間、スロットライナ1aと固定子コイル41との隙間、隣接するスロットライナ同士の隙間には、それぞれワニス51が充填されている。本実施の形態では、スロットライナ1a、1bの表裏両面が凹凸形状になっている点が特徴であり、それにより、スロットライナ表面を平面状とした場合と比べてスロットライナ1とワニス51との接触面積をより大きくすることができる。
ところで、前述したように、運転中の回転電機の固定子コイルは、磁界の相互作用により時間的に変動する電磁力を受け、また、回転に伴って振動も生じる。さらに、自動車等の移動体に搭載された回転電機においては外部からの振動を受けることになる。このような振動下において、ワニス51は、固定子コア32と固定子コイル41が相対変位しないように固定する役割を担っている。そのため、ワニス51の接着力が不足すると電磁力や振動に伴う慣性力で接着部が剥がれ、固定子コア32と固定子コイル41とが摺動したり、相対変位したりすることになる。このような摺動が長時間繰り返されると、固定子コイル41のエナメル皮膜43に機械的な損傷が生じて、必要な絶縁性能を保持できなくなるおそれがある。
本発明者は、エナメル線とスロットライナを構成する絶縁紙をワニスで固着した絶縁構造の特性を評価していく過程において、上記のような接着部の剥がれに関して、固着したワニス51とスロットライナ1と界面接着力が、固着したワニス51とエナメル線(固定子コイル41)との界面接着力より劣ることを見出した。
図6は、ワニスの接着力測定の一例を示したものである。ここでは、図6(a)に示す形態の試料と、図6(b)に示す形態の試料とを比較した。図6(a)に示す形態では2本のエナメル線(平角線)60a,60bをワニスで接着し、ワニスが固化した後にエナメル線60a,60bを矢印のように引き剥がし、その時の引張り破断力(N)を測定した。図6(b)の形態の場合には、エナメル線60a,60bの間に絶縁紙61を挟んでそれぞれをワニスで接着し、図6(a)の場合と同様に引張り破断力(N)を測定した。この場合、絶縁紙61の表裏両面に凹凸を形成した場合と凹凸を形成しない場合とについて、それぞれ測定を行った。なお、この測定においては、エナメル線60a,60bの表面皮膜はポリアミドイミド、ワニスはエポキシ樹脂、絶縁紙61はアラミド繊維不織紙である。
図6(c)は測定結果をグラフとして示したものであり、左側の測定データは図6(a)の形態の場合である。また、中央の測定データは、図6(b)の形態で凹凸を形成していない絶縁紙61を用いた場合を示し、右側の測定データは図6(b)の形態で凹凸を形成した絶縁紙61を用いた場合を示す。
図6(c)に示すように、ワニスと無処理(凹凸無し)の絶縁紙間の引張り破断力は、ワニスとエナメル線相互間の引張り破断力の約1/2と小さいことが判明した。一方、ワニスと表面に凹凸を形成した絶縁紙との間の引張り破断力は、ワニスとエナメル線間の引張り破断力とほぼ同等になることが判った。この結果は、(1)絶縁紙を用いると、絶縁紙を用いない場合に比べてワニスによる接着力が低下すること、(2)絶縁紙の表面に凹凸を形成することで絶縁紙とワニスとの接触面積が増加し、凹凸を形成しない場合に比べてワニスによる接着力が向上すること、を示している。
このような界面接着力の相違についてはこれまで認識されていなかった。回転電機の絶縁寿命は最も弱い部分で決まるので、従来のように表面が無処理(凹凸無し)の絶縁紙をスロットライナに用いる場合には、エナメル線とワニスの絶縁寿命には余裕があるにもかかわらず、絶縁紙とワニスの絶縁寿命で信頼性が支配されることになる。一方、本実施の形態では、スロットライナ1の表裏両面を凹凸形状としているので、図6に示したように凹凸を設けない従来の場合よりも接着力を向上させることができ、回転電機の絶縁信頼性の向上を図ることができる。
図7は、凹凸の大きさと接触面積との関係を説明する図であり、ここでは、一例として正弦波状の凹凸面が形成されている場合について考える。図7(a)はスロットライナ1を凹部および凸部の延在方向に対して直交するように断面した場合の表面形状を示したものである。表面形状は正弦波状になっている。図7(a)に示すように凹凸の深さをb、凸部間の間隔をaとする。これらの比b/aを変化させた場合、凹凸無しの場合と比較した面積比は図7(b)のようになる。b/a=0は凹凸無しに対応しており、その時の面積比は1である。比b/aが大きくなるにつれて、面積比も増加している。必要な接着力に対応して、図7(b)の関係を基に凹凸の間隔と深さを決定すれば良い。
図8〜10は、スロットライナ1に用いられる絶縁紙61の表面形状の具体例を示したものである。図8に示す絶縁紙61では、表裏面とも正弦波状の凹凸面となっており、表側と裏側とで正弦波の位相が180度ずれている。そのため、表裏の凸部同士、凹部同士の位置が一致している。一方、図9に示す絶縁紙61の場合も表裏面とも正弦波状の凹凸面となっているが、表側と裏側とで正弦波の位相が一致している。また、図8,9のいずれの場合も、凸部61aおよび凹部61bは、矢印Rで示す一方向に延在するように形成されている。
図10に示す絶縁紙61では、表裏両面がエンボスを形成して成る凹凸形状を有している。絶縁紙61の表裏両面には、半球状の凸部611がシート状部材610から突出するように複数形成されている。複数形成された凸部611は、矢印Rで示す方向に直線状に並んでいる。凸部611間のシート状部材610の部分が図8,9の凹部61bに対応している。シート状部材610の裏面側にも複数の凸部611が同様の配置で形成されている。なお、凸部611の場合には矢印R方向だけでなく、他の方向にも一直線に並ぶように凸部611を形成することが可能である。例えば、正方格子の格子点上に配置するように複数の凸部611を形成すれば、複数の凸部611をR方向に一直線に並ばせると共に、R方向と直交する方向にも一直線に並ばせることができる。もちろん、複数の凸部611をランダムに配置しても構わない。なお、凸部611の形状、大きさ、配列には拘らないが、高さはできるだけ揃っていることが望ましい。
図8〜10に示すような表面形状の絶縁紙61は、例えば、上述したアラミド繊維の不織布を、波状面や半球状の凹面が多数形成された型で挟持するように押圧することで形成することができる。また、均一厚さのシート状の絶縁紙を波状に成形しても良い。さらに、均一の材質より成る絶縁紙の代わりに、上下2層の異なる材質を貼り合わせた絶縁紙、あるいは、異なる材質で上下層と中間層を構成した3層構造の貼り合わせ絶縁紙を用いても構わない。絶縁紙に用いられる材料としては、ポリエチレンテレフタレート等の高分子フィルムやアラミド繊維等の不織布などが一般的に用いられる。
図11,12は、スロットライナ1の表面に形成した凹凸とスロット31との関係を説明する図である。図8〜10に示したような絶縁紙61を所定の筒形状に折り曲げて形成されたスロットライナ1は、固定子コア32の端面側からスロット31内に挿入される。その後、セグメントコイルと呼ばれる松葉形状の固定子コイル41をスロットライナ1に形成された空間に挿入するように、スロット31内に装着する。
ところで、スロットライナ1をスロット31に挿入する際に、折り曲げられた絶縁紙が元の形状に戻ろうとするため、スロット内壁との摩擦等によって挿入し難い場合がある。そして、そのような場合にスロットライナ1が座屈し易いという問題があった。
図11、12に示す例では、図9に示した絶縁紙61をスロットライナ1に用いた場合を示している。図11では、スロットライナ1は、スロット装着時の各凹凸の延在方向Rが、固定子コア32におけるスロット31の延在方向(固定子コア32の軸方向)R1とほぼ一致するように構成されている。そのため、スロット内壁や固定子コイル41との接触面積が減少し、スロットライナ1をスロット31に組み込む際、および固定子コイル41をスロットライナ1に挿入する際のすべり抵抗を低減する効果が得られる。また、スロット31にスロットライナ1を組み込む際にはスロット延在方向R1に力を加えることになるが、凹凸の延在方向Rがこの力とほぼ同一方向となるように形成されているので、挿入時のスロットライナ1の折れ曲がりや座屈に対する強度が、凹凸無しのスロットライナに比べて向上する。
さらに、凹凸の延在方向がスロット延在方向R1とほぼ一致していて、ワニス充填空間を形成する凹部がスロット31を軸方向に貫通している。そのため、その後のワニス充填の工程においてスロット31の内部までワニスを充填することができ、ワニスが充填されない空間の発生を防止することができる。一般的に、軸方向が鉛直方向となるように固定子コア32を配置し、コア端面部分にワニスを滴下するようにしてスロット31へのワニス充填が行われる。スロットライナ1の凹部はスロット31内を軸方向に貫通しているので、重力を利用してワニス51をスロット31の奥まで確実に充填させることができ、ワニス未充填空間が生じるのを防止できる。
例えば、図13に示すような凹凸無しのスロットライナ100の場合、符号Bで示す部分のようにスロット内壁やコイル表面とスロットライナ100とが密着した状態になり易く、この状態でワニス充填が行われてしまうおそれがある。図13のように広い領域でスロット内壁やコイル表面とスロットライナ100とが密着していると、毛細管現象を利用してもワニスが充填されない領域が生じやすく、固着力不足や絶縁性能の低下が避けられない。一方、図11に示した例では、スロット内壁やコイル表面とスロットライナ1とが接触している部分の面積が小さいので、毛細管現象の効果により、接触部における未充填が生じ難い。
なお、図9〜10に示した凹凸形状では、凸部の頂部が曲面となっているが、平面状であっても良い。その場合も、スロット内壁やコイル表面とスロットライナ1とが接触している部分の面積は従来の面接触部と比較すれば小さく、接触部における未充填が生じ難い。
また、図12に示すスロットライナ1の場合には、凹凸の延在方向Rがスロット延在方向R1(すなわち、スロット挿入方向)に対して斜めになるように構成されている。このように斜めに構成した場合であっても、凹凸無しのスロットライナに比べて折れ曲がりや座屈に対する強度が向上するとともに、ワニス充填に関する上述した効果を得ることができる。
さらに、ワニス51の充填される凹部がスロット延在方向に対して斜めになっているため、固定子コイル41やスロットライナ1が軸方向に位置ずれるのを防止できる。スロット31内のスロットライナ1や固定子コイル41以外の空間に充填されたワニス51は、加熱硬化により固体の樹脂硬化物となる。スロットライナ1や固定子コイル41が軸方向に位置ずれ、すなわち抜け外れようとするせん断力に対して、硬化したワニス51の接着力がすれを防止するロック機構として作用するが、図12に示す構成ではこの硬化したワニス51がスロット31と斜交することになり、図11の場合に比べてロック機構の効果が向上する。
なお、図11、12に示す例では、図9に示した絶縁紙61を用いた場合を示したが、図9,10の絶縁紙61を用いた場合も同様である。すなわち、図9の凸部61aおよび凹部61bの延在方向R、または図10の凸部611の延在方向Rを、図11,12の場合と同様に設定すれば良い。
なお、図8,9では凹凸形状を正弦波状としたが、正弦波状ではない波形状であっても良い。また、曲面によって凹凸形状を形成する代わりに、図14に示すように平面によって凹凸形状を形成しても良い。凸部61aの幅Wを小さく設定すれば、スロット内壁や固定子コイルと密着した場合の密着面の面積を小さくすることができる。さらにまた、凸部および凹部を直線状に延在させたが、スロット31を軸方向に貫通していれば、直線状でなく曲線上であっても良い。
また、上述した実施の形態では、固定子コイル41を矩形断面の平角線を例に説明したが、太い丸線を包むように設けられるスロットライナや、丸線の束の周囲を囲むように設けられるスロットライナにも、本実施の形態のスロットライナ1を適用することができる。さらに、本実施の形態のスロットライナ1をエナメル被膜でない固定子コイルに適用しても構わない。
上述したように、本実施の形態では、複数のスロット31が周方向に配列された固定子鉄心32、および、シート状の絶縁材から成るスロットライナ1に包囲されて、複数のスロット31の各々に挿入された複数の固定子コイル41を有する固定子30と、固定子30と同軸に回転自在に配置された回転子20と、を備え、複数のスロット31にワニス51が充填されている回転電機10において、スロットライナ1の表裏両面に凹凸が形成されている。その結果、スロットライナ1とワニス51との接着面の面積を大きくすることができ、スロットライナ1とワニス51との接着強度の向上を図ることができる。それにより、振動等による接着面の剥がれを低減することができ、絶縁信頼性の向上を図ることができる。
さらに、スロットライナ1は、固定子コア32の軸方向一端から軸方向他端まで延在するスロット31の一端から他端まで設けられ、凹凸を構成する凹部61bは、スロット31の一端から他端まで連通している。このような構成とすることにより、ワニス51をスロット31の軸方向の奥まで確実に充填させることができ、ワニス未充填空間が生じるのを防止できる。
また、スロットライナ1の凹凸を構成する凹部61bおよび凸部61aを、それぞれ固定子コア32の軸方向に延在させたり、軸方向に対して斜交して延在させたりすることで、スロットライナ1をスロット31内に挿入する際の座屈変形に対する強度を向上させることができる。なお、図10のようなエンボス構造の場合には、凸部611を固定子コア32の軸方向に並べたり(すなわち、不連続に延在させる)、軸方向に対して斜交して並べたりすることで、同様の効果を奏することができる。
さらに、スロットライナ1の凹部61bおよび凸部61aの延在方向に直交する方向の断面において、凹凸を波型の凹凸形状としたりエンボス(凸部611)を形成して成る凹凸形状としたりすることによって、スロットライナ1の広い領域がスロット内壁や固定子コイル41に密着するのを防止することができ、ワニス未充填領域の発生を防止できる。
また、回転電機の固定子巻線(固定子コイル41)の電気的絶縁に用いられるシート状の回転電機用絶縁材(絶縁紙61)において、絶縁材は高分子フィルムおよび繊維不織布の少なくとも一方から成る絶縁シートであって、該絶縁シートの表裏両面に凹凸を形成する。そのような絶縁シートを、固定子コア32のスロット31内に配置された固定子コイル41を包囲するように設けることにより、回転電機の絶縁性能の向上を図ることができる。
なお、以上の説明はあくまでも一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。例えば、上述した例では、インナーロータ型の回転電機を例に説明したが、アウターロータ型回転電機にも同様に適用することができる。
1,1a,1b,100:スロットライナ、10:回転電機、20:回転子、30:固定子、31:スロット、32:固定子コア、41,41a,41b,41c:固定子コイル、51:ワニス、61:絶縁紙、61a,611:凸部、61b:凹部、610:シート状部材、R:延在方向、R1:スロット延在方向

Claims (8)

  1. 複数のスロットが周方向に配列された固定子鉄心、および、シート状の絶縁材から成るスロットライナに包囲されて、前記複数のスロットの各々に挿入された複数の固定子巻線用導体を有する固定子と、
    前記固定子と同軸に回転自在に配置された回転子と、を備え、前記複数のスロットにワニスが充填されている回転電機において、
    前記スロットライナの表裏両面に凹凸が形成されていることを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記スロットライナは、前記固定子鉄心の軸方向一端から軸方向他端まで延在する前記スロットの一端から他端まで設けられ、
    前記凹凸を構成する凹部は、前記スロットの一端から他端まで連通していることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記凹凸を構成する凹部および凸部が、それぞれ前記固定子鉄心の軸方向に延在していることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記凹凸を構成する凹部および凸部が、それぞれ前記固定子鉄心の軸方向に対して斜交して延在していることを特徴とする回転電機。
  5. 請求項3または4に記載の回転電機において、
    前記凹凸は、波型の凹凸形状またはエンボスを形成して成る凹凸形状であることを特徴とする回転電機。
  6. 回転電機の固定子巻線の電気的絶縁に用いられるシート状の回転電機用絶縁材において、
    前記絶縁材は高分子フィルムおよび繊維不織布の少なくとも一方から成る絶縁シートであって、該絶縁シートの表裏両面に凹凸が形成されていることを特徴とする回転電機用絶縁材。
  7. 請求項6に記載の回転電機用絶縁材において、
    前記凹凸は、波型の凹凸形状またはエンボスを形成して成る凹凸形状であることを特徴とする回転電機用絶縁材。
  8. 回転電機の固定子に形成されたスロットに配置され、請求項6または7に記載の回転電機用絶縁材を筒状に折り曲げて形成されるスロットライナであって、
    前記凹凸の凹部および凸部が、前記筒状のスロットライナの軸方向に延在していることを特徴とするスロットライナ。
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