JP2012527877A5

JP2012527877A5 -

Info

Publication number: JP2012527877A5
Application number: JP2012512354A
Authority: JP
Filing date: 2010-05-26
Publication date: 2013-07-11
Anticipated expiration: 2030-05-26

Claims

１つ以上のエピトープ結合ドメインに連結したタンパク質足場を含む抗原結合性タンパク質であって、該抗原結合性タンパク質は少なくとも２つの抗原結合部位を有し、そのうちの少なくとも１つはエピトープ結合ドメインに由来し、少なくとも１つはペアードＶＨ／ＶＬドメインに由来し、該エピトープ結合ドメインが、１０〜５０のアミノ酸を含むペプチドリンカーによって該タンパク質足場に連結された、抗原結合性タンパク質。
１つ以上のエピトープ結合ドメインに連結したタンパク質足場を含む抗原結合性タンパク質であって、該抗原結合性タンパク質は少なくとも２つの抗原結合部位を有し、そのうちの少なくとも１つはエピトープ結合ドメインに由来し、少なくとも１つはペアードＶＨ／ＶＬドメインに由来し、該エピトープ結合ドメインが、配列番号５３〜６０、配列番号６２〜７２、配列番号７４、配列番号７６〜７８、配列番号１１２〜１１４で示されるもの、またはこのようなリンカーの組み合わせ若しくは複合から選択されるリンカーによって該タンパク質足場に連結された、抗原結合性タンパク質。
該リンカーが（ＰＡＳ）_ｎ（ＧＳ）_ｍ、（ＧＧＧＧＳ）_ｐ（ＧＳ）_ｍ、（ＴＶＡＡＰＳ）_ｐ（ＧＳ）_ｍ、（ＧＳ）_ｍ（ＴＶＡＡＰＳＧＳ）_ｐ、（ＰＡＶＰＰＰ）_ｎ（ＧＳ）_ｍ、（ＴＶＳＤＶＰ）_ｎ（ＧＳ）_ｍ、および（ＴＧＬＤＳＰ）_ｎ（ＧＳ）_ｍ（ここで、ｎ＝１〜１０、かつ、ｍ＝０〜４、かつ、ｐ＝２〜１０）から選択される、請求項１または２に記載の抗原結合性タンパク質。
少なくとも１つのエピトープ結合ドメインが免疫グロブリン単一可変ドメイン（ｄＡｂ）である、請求項１〜３のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質。
該免疫グロブリン単一可変ドメインがヒトｄＡｂである、請求項４に記載の抗原結合性タンパク質。
該抗原結合性タンパク質が２つ以上の抗原に対する特異性を有する、請求項１〜５のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質。
第１の結合部位が抗原上の第１のエピトープに対する特異性を有し、第２の結合部位が同じ抗原上の第２のエピトープに対する特異性を有する、請求項１〜６のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質。
該抗原結合性タンパク質がＩＬ−１３またはＴＮＦαまたはＩＬ１−Ｒに結合可能な、請求項１〜７のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質。
該抗原結合性タンパク質がＩＬ−１３、ＩＬ−５、ＩＬ−４、ＶＥＧＦ、ＩＧＦ−１ＲおよびＥＧＦＲから選択される２つ以上の抗原に結合可能な、請求項１〜８のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質。
該タンパク質足場がＩｇ足場である、請求項１〜９のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質。
該エピトープ結合ドメインのうちの少なくとも１つがヒト血清アルブミンに結合する、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質。
医療における使用のための、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質。
請求項１〜１１のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質の重鎖をコードする、ポリヌクレオチド配列。
請求項１〜１１のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質の軽鎖をコードする、ポリヌクレオチド。
請求項１〜１１のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質の重鎖および軽鎖をコードする１つ以上のポリヌクレオチド配列を含む、形質転換またはトランスフェクトされた単離された組換え宿主細胞。
請求項１５に記載の宿主細胞を培養して前記抗原結合性タンパク質を単離する工程を含む、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質の生産方法。
請求項１〜１１のいずれか１項に記載の抗原結合性タンパク質および製薬上許容可能な担体を含む医薬組成物。
タンパク質足場に連結した際のエピトープ結合ドメインの効力を改善する方法であって、該エピトープ結合ドメインはリンカーを用いずにタンパク質足場に直接連結された場合に、裸のエピトープ結合ドメインとしてのその効力に比べて低い効力を有するものであり、該タンパク質足場と該エピトープ結合ドメインの間にペプチドリンカーを付加する工程を含み、該ペプチドリンカーが少なくとも１０のアミノ酸を含む、方法。
該リンカーが１０〜５０の間のアミノ酸を含む、請求項１８に記載の方法。