JP2012524215A - 弁装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、積み重ね方向(3)に互いに隣り合うように配置された複数の弁モジュール(2)を備える、流体コンシューマに流体を供給するための弁装置に関する。前記弁モジュール(2)はそれぞれ、板状流路体(11)を備え、板状流路体(11)は、供給流路凹部(35)、および/または、排出流路凹部(36)、ならびに、第1および第2の流体接続部(47,48,49,50,51,52,55,56)をそれぞれ有する4つの2/2分配弁(41,41,45,46)を備える。弁モジュール(2)の4つの2/2分配弁(41,42,45,46)は、全ブリッジ配置構成で相互接続される。本発明によれば、流路体の接続面上に配置される追加モジュール(6,7)は、作動流路(21,22)の一方または双方に連通するように接続され、また、作動流路(21,22)からの流体の流れ、または作動流路(21,22)への流体の流れを制御する、かつ/または、作動流路(21,22)からの流体の流れのパラメータ、または作動流路(21,22)への流体の流れのパラメータを判定するように設計されている。
Description
本発明は、流体コンシューマに流体を供給する弁装置に関し、弁装置は、積み重ね方向に互いに隣り合って配置された複数の弁モジュールであって、各弁モジュールが、板状流路体を備え、板状流路体が、互いに平行でかつ対向する2つの接続面およびこれら接続面に対して直角に整列された外面と共に、流体源に接続するために設計された供給流路凹部と、流体コンシューマに接続するために設けられた2つの作動流路と、流体コンシューマを排出するための排出流路凹部とを有し、接続面が、積み重ね方向を決定し、接続面に隣り合って流路体を当接させるように設計された、複数の弁モジュールと、4つの2/2方弁であって、各弁が、第1および第2の流体接続部と、第1および第2の流体接続部の間に自由流体流路断面を設定するための可動弁部材とを有し、複数の弁モジュールにおける4つの2/2方弁が、全ブリッジ配置構成で互いに接続され、全ブリッジ配置構成では、第1および第2の2/2方弁の第1の流体接続部が供給流路凹部に接続され、第1の2/2方弁の第2の流体接続部および第4の2/2方弁の第1の流体接続部が第1の作動流路に接続され、第2の2/2方弁の第2の流体接続部および第4の2/2方弁の第1の流体接続部が第2の作動流路に接続され、第3および第4の2/2方弁の第2の流体接続部が排出流路凹部に接続され、各2/2方弁が、電気的に動作可能な作動手段を含み、電気的に動作可能な作動手段が、搭載面として機能する流路体の外面にピッタリ取り付けられ、それぞれ割り当てられた円柱弁部材を閉鎖位置と開口位置との間で切り換えるように設計されている、4つの2/2方弁とを有する。
DE 102 08 390 A1から知られるのは、自由に構成可能な弁機能を有する多方弁であり、その多方弁は、弁体上に配置された複数の圧力媒体接続部と、さらに、弁体内に収容された弁機構を作動させる電気的に作動可能な駆動ユニットとを含んでいる。弁機構は、直列に接続された、少なくとも4つの個別の2/2方弁で構成され、圧力媒体接続部が2/2方弁の間に配置されている。それぞれの個別の主要弁には、共通の電子制御ユニットに接続された電気駆動要素が割り当てられる。種々の方向制御機能が、多方弁によって自由に選択され実現され得る。
DE 103 15 460 B4から知られるのは、ガス媒体および流体媒体のための弁組立体である。この弁組立体は、多方弁ユニットを形成するために全ブリッジ配置構成で連結された少なくとも4つの2/2方弁を備え、多方弁ユニットには、少なくとも1つのバス接続部と、少なくとも1つのセンサ接続部と、少なくとも1つのパルス幅変調部とを有する電気制御ユニットが割り当てられる。方向制御弁は、5ミリ秒未満のスイッチング時間を有する高速動作板電機子弁の形態である。
EP 0 391 269 B1は、共通のベース板上に搭載され、ベース板に一体化された流路を介して入力側に圧縮空気と連携して供給される複数のソレノイド弁を有するソレノイド弁バンクを開示している。流路は、ベース板における2つの対向する面を開口するスタブに接続される。
EP 1 748 238 B1から知られるのは、弁流路が貫通して延在するベース板と、電磁石装置を有する磁気ヘッドとを有するソレノイド弁である。主軸に沿って連続的に配置される磁気ヘッドとベース板との間にあるのは、複数の弁流路に連通する弁室である。弁室は、電磁石装置の静止磁気コア組立体によって誘起され得る、弁部材として機能する板状磁石電機子を含んでいる。
DE 10 2007 016 579 A1は、少なくとも1つの追加弁を備え、1つまたは複数の基本弁を含むベース板にピッタリと取り付けられるように設計されたアダプタ板を開示している。アダプタ板を使用して、1つまたは複数の追加弁が、異なる基本弁に取り付けられ得る。
本発明の課題は、容易に変更され得る機能範囲を有する弁装置を提供することである。
この課題は、請求項1の特徴によって上述されたタイプの弁装置について解決される。ここで、流路体の接続面において、追加モジュールが、作動流路の一方または双方に連通するように搭載および接続され、流体の流れを制御するように、かつ/または、作動流路からの流体の流れ、または作動流路への流体の流れのパラメータを判定するように設計される。
この課題は、請求項1の特徴によって上述されたタイプの弁装置について解決される。ここで、流路体の接続面において、追加モジュールが、作動流路の一方または双方に連通するように搭載および接続され、流体の流れを制御するように、かつ/または、作動流路からの流体の流れ、または作動流路への流体の流れのパラメータを判定するように設計される。
追加モジュールは、弁モジュールから作動流路内に提供される流体の流れに影響を及ぼすように、かつ/または、例えば1つまたは複数の流体の流れの圧力および/または温度および/または流量などのようなパラメータを判定するように機能する。追加モジュールは、例えば、作動流路のうちの1つを流れる流体の量を制限するために使用されてもよい。好ましくは、追加モジュールは、第1および第2の作動流路の間の接続の一時的な開口のために設計される。
追加モジュールが、追加モジュール組立体を形成するために、弁モジュールまたは別の追加モジュールの接続面において、積み重ね方向に対して直角な組立方向に隣り合わせに整列するために設計される場合、好都合である。こうして、1つまたは複数の弁モジュールに取り付けられた追加モジュールが、弁装置上での弁モジュールの積み重ねを妨害しないことが保証される。同様に、このようにして、また、簡単な方法で、それぞれの弁モジュールに割り当てられた追加モジュールと、接続面において開口する弁モジュールの作動流路との間の連通接続が保証される。さらに、組立方向に、複数の追加モジュールが、互いに隣り合って配置されて弁モジュールに取り付けられ、複数の追加機能によって弁モジュールの機能範囲を拡張することを可能にすることが有利である。
好ましくは、追加モジュールは、流路体の一方または双方の作動流路に連通接続する流体流路を有する流路ユニットに加えて、作動流路の一方または双方からの流体流路内における流体の流れ、または作動流路の一方または双方への流体流路内における流体の流れに影響を及ぼし、かつ/または、作動流路の一方または双方からの流体流路内における流体の流れ、または作動流路の一方または双方への流体流路内における流体の流れを走査するための、流路ユニットに取り付けられた機能ユニットを含む。流体流路は、弁モジュールの作動流路内に提供される流体を、追加モジュールの接続面に移すように機能し、その接続面において、さらなる追加モジュールまたは流体コンシューマが、連通のために接続されてもよい。モジュール構造のために、追加モジュールは、例えば機能ユニットを置換することによって、異なる要件を容易に満たすように構成されてもよい。機能ユニットは、例えば弁装置、検出装置、またはこうした装置の組み合わせであってよい。
本発明の有利な実施形態では、流体流路は、流路ユニットを貫通し、追加モジュールが流路体に固定されると、接続面に対して直角に整列され、そして、流路ユニット内に、流体流路と機能ユニットとの間で連通接続するための接続流路が形成される。流体流路は、流路体の接続面で開口する作動流路と、接続面から離間された流路ユニットの端面で開口する接続オリフィスとの間の連通接続をもたらす。流体流路に接続された接続流路は、作動流路と機能ユニットとの間の流体の流れを保証する。
流体流路が流路ユニットの対向する接触面の間に延在するのであれば好適である。さらに、弁モジュールの接続面に対して直角な流体流路のアライメントは、複数の追加モジュールが、考えられる最小の空間要件を伴って、組立方向に互いに隣り合って配置され得ることを保証する。
本発明のさらなる変形例では、流体流路は、追加モジュールを流路体または別の追加モジュールに固定するのに使用される搭載手段を収容するように設計される。このようにして、流体流路はまた、弁モジュールに対する追加モジュールの固定を確実にする搭載手段用の凹部として使用される。流体流路のこの複数の使用は、流路ユニットの単純な設計を可能にする。
好ましくは、搭載手段には、対向する端部エリアに、長手範囲の一方向にヘッドセクションおよびシャンクセクションを設けられ、長手凹部は、搭載手段を貫通し、シャンクセクションとヘッドセクションとの間に延在し、組立方向に互いに隣り合って配置された追加モジュールの間の連通を可能にするために、各端部で開口する。シャンクセクションは、流路体の作動流路またはさらなる搭載手段のヘッドセクションに係合するように設計される。長手凹部は、流体流路を貫通するとともに、流路体またはさらなる追加モジュールに固定される搭載手段を通して自由流れ断面をもたらすように機能する。シャンクセクションは、作動流路の接続オリフィスにおける搭載手段の正係合および/または非正係合のために設計される。あるいは、シャンクセクションはまた、作動流路の接続オリフィスに整合するように設計されたさらなる搭載手段のヘッドセクション内に位置してもよい。ヘッドセクションはまた、例えば搭載手段の端部肉厚化により流路ユニットに対してピッタリ嵌ることによって、搭載手段と流路ユニットとの間の力伝達を保証する。
搭載手段が、長手凹部に連通し、長手範囲の方向に対して直角に整列された接続凹部を有するのであれば好適である。この接続凹部は、長手凹部と、流体流路、同様に接続流路との間の連通接続をもたらすように設計される。その結果、長手凹部を流れる流体は、少なくとも部分的に流体流路内に案内され、また、流体流路から接続流路の方向に案内されて、接続流路の端部に搭載された機能ユニットと相互作用してもよい。
本発明の開発では、機能ユニットは、作動流路内を流れる流体に基づく電気測定信号を判定し、この測定信号を制御ユニットに供給するための、検出装置の形態、具体的には、圧力センサ、および/または流量センサ、および/または温度センサ、および/または湿度センサの形態である。作動流路で供給される流体の1つまたは複数のパラメータは、こうした機能ユニットによって判定されてもよい。機能ユニットの電気測定信号は、測定信号を評価するためにセットアップされ、また、作動流路で供給される流体を制御するための弁モジュールの制御または調節を実行できる制御ユニットに伝送される。
好ましくは、機能ユニットは、2/2方弁の形態である。2/2方弁の形態である機能ユニットによって、弁モジュールにおける作動流路の一方または双方で提供される流体に影響を及ぼすことができる。
流路ユニットが第1および第2の接続流路を含み、第1の接続流路が第1の流体流路および機能ユニットの第1の流体接続部と流体接続を形成し、第2の接続流路が第2の流体流路および機能ユニットの第2の流体接続部と流体接続を形成することが有利である。このようにして、追加モジュールが、弁モジュールの機能範囲を損なうことなく、弁モジュールと流体コンシューマとの間にループインされてもよい。代わりに、弁モジュールの機能範囲は、追加モジュールとの組み合わせによって拡張されてもよい。その理由は、例えば、弁モジュールが供給流路凹部および/または排出流路凹部に対する連通接続を同時に開口する必要なしで、追加モジュールが、弁モジュールの作動流路間の一時的な接続部を開口するからである。
2/2方弁が、1つの弁セクションによって作動手段が流路体の搭載面に取り付けられるコンパクトユニットを形成する弁ユニットの形態であり、弁セクションが、第1および第2の流体接続部に加えて、弁座を備え、弁座に対して、弁部材が移動可能に搭載されることで、第1および第2の流体接続部の間の自由流体流路断面が閉鎖位置と開口位置との間で制御されることが好適である。本発明のこの実施形態では、2/2方弁は、流路体の完全に外側に位置し、流路体の搭載面上のコンパクトユニットとして搭載される。電気的に動作可能な作動手段以外に、2/2方弁は、流体案内のために使用される弁セクションを有する。弁セクションは、互いに離間された、2つの流体接続部における外面で開口する流体流路を有する。流体流路内に形成されるのは、弁部材の密閉接触部が流体流路の自由断面を閉鎖することを可能にする弁座である。弁部材は、作動手段からの力の印加によって、弁座の密閉接触部から、弁座、ひいては、流体流路断面が開口される開口位置内に移動してもよい。したがって、作動手段は、弁部材が閉鎖位置かまたは開口位置を採用するように弁部材を制御し得る。
本発明の有利な実施形態が、図面に図示される。
図1に示す弁装置1は、図示されていない複数の流体コンシューマ、例えば空気圧作動シリンダに対する流体供給のために設けられる。弁装置1は、複数の流体の流れの制御および/または調節に役立ち、複数の流体の流れは、図示されていない流体源から各流体コンシューマに提供されることを意図されている。
弁装置1は、一例として板状の形態で示され、積み重ね方向3に互いに隣り合って配置された複数の弁モジュール2を備える。複数の弁モジュール2は、ベース要素4と端部板5との間に配置され、複数の弁モジュール2とベース要素4と端部板5とは、それぞれの場合に、積み重ね方向3に沿って弁装置1を境界付ける。
複数の弁モジュール2の一部には、例えば弁要素またはセンサ要素の形態で、追加モジュール6、7が割り当てられる。図1によって示されるように、追加モジュール6,7は、積み重ね方向3に対して直角な組立方向92において互いに隣り合って配置されてもよく、必要に応じて、弁モジュール2の機能範囲の拡張を可能にする。しかしながら、弁デバイス1の弁モジュール2は、割り当てられた追加モジュール6,7なしで、使用されてもよい。図示された実施形態では、追加モジュール6が追加弁の形態である一方、追加モジュール7は、測定モジュールの形態である。
ベース要素4は、1つの端面8に、図示されない流体ラインの接続用の供給オリフィス9と、排出オリフィス10とを有する。排出オリフィス10は、例えば弁装置1および(図示しない)流体コンシューマを通って既に流れた流体用の出口として機能してもよい。
弁装置1の図示された実施形態では、複数の弁モジュール2は、積み重ね方向3においてベース要素4上に互いに隣り合って配置され、全てが、以下で詳細に述べる同じ構造を有している。弁モジュール2には、ベース要素4を通して提供される流体を、所望の方法で、(図示しない)流体コンシューマに供給し、必要である場合、流体コンシューマから還流する流体をベース要素4に戻すという役割がある。
図2〜5に詳細に示された複数の弁モジュール2の各々は、板状流路体11と、流路体11上に搭載された同一設計の弁ユニット12とを備える。
弁モジュール2の弁ユニット12は、カバーストリップ13を備え、カバーストリップ13は、例えば防音および/または環境影響物、特に汚染物からの弁ユニット12のシールドのために、かつ/または、弁ユニット12の電気的接触のために設計されてもよい。追加モジュール6の弁ユニット12は、弁モジュール2における複数の弁ユニット12用のカバーストリップ13が果たすのと同じ機能を個々の弁ユニット12について果たすフード14を備える。
弁モジュール2の弁ユニット12は、カバーストリップ13を備え、カバーストリップ13は、例えば防音および/または環境影響物、特に汚染物からの弁ユニット12のシールドのために、かつ/または、弁ユニット12の電気的接触のために設計されてもよい。追加モジュール6の弁ユニット12は、弁モジュール2における複数の弁ユニット12用のカバーストリップ13が果たすのと同じ機能を個々の弁ユニット12について果たすフード14を備える。
例えば立方体外形を有し得る流路体11は、2つの対向接続面15,16を有し、図示されていない、対向接続面15,16の面法線は、積み重ね方向3に平行に延在する。例えば、第1の接続面15は、ベース要素4の方向を指し、相応して、第2の接続面16は、端部板5の方向を指す。流路体11の図示された実施形態では、接続面15,16は、流路体11における最も大きな面を形成する。積み重ね方向3に対して直角に延在する、図示しない面法線を有する、接続面15,16に対して直角に整列された流路体11の狭い面の中で、より短い狭い面は接続面17として機能し、より長い狭い面は搭載面18として機能する。
図3〜5で詳細に述べる弁モジュール2において、以下で詳細に述べる作動流路21,22の接続オリフィス19,20は、接続面17で開口する。作動流路21,22の接続ボア25,26,27,28は、図4,5から明らかであるように、搭載面18で開口する。接続ボア29,30,31,32はまた、搭載面18で開口し、同様に以下で述べる、流路体11内の供給流路凹部35と、排出流路凹部36と連通接続状態にある。
図2〜5から推測され得るように、2つの凹部は、積み重ね方向3において流路体11を貫通し、供給流路凹部35または排出流路凹部36として機能し、2つの凹部は、積み重ね方向3に対して平行に整列した法線ベクトルを有する断面内で細長い拡張部を有する。図4,5の各々において図示されているのは、供給流路凹部35の断面主要拡張部37と、排出流路凹部36の断面主要拡張部38とである。断面主要拡張部は、供給流路凹部35または排出流路凹部36の各断面の境界内で最大長を有する、断面の中心で延在する直線である。断面主要拡張部37,38は、流路体11の本実施形態では、互いに同軸に整列され、接続面17の、図示されていない面法線に対して平行に延在する。
図2の分解図から推測され得るように、積み重ね方向3に整列された複数の弁モジュール2の複数の流路体11における供給流路凹部35および排出流路凹部36は、ベース要素4と端部板5との間に延在し、矢印39で表される連続供給流路と、矢印40で表される連続排出流路とを形成する。このようにして、弁モジュール2への流体および弁モジュール2からの流体の集中した供給および廃棄が促進される。
図4,5から推測され得るように、作動流路21,22は、それぞれの場合に、接続面17にそれぞれ設けられた接続オリフィス20,19と、それぞれが搭載面18で開口する接続ボア25,28,26,27との間に延在する。
第1の作動流路21は、接続オリフィス20で接続され得る流体コンシューマと、第4の2/2方弁46と共に第1の2/2方弁41との間に連通接続をもたらす。第2の作動流路22は、接続オリフィス19と、第2の2/2方弁42に加えて第3の2/2方弁45との間の連通接続のために設けられる。
第1の作動流路21は、第1の2/2方弁41の第2の流体接続部48と、第4の2/2方弁46の第1の流体接続部55とに連通するために接続される。第2の作動流路22は、第2の2/2方弁42の第2の流体接続部50と、第3の2/2方弁45の第1の流体接続部51とに連通するために接続される。さらに、第1の2/2方弁41の第1の流体接続部47および第2の2/2方弁42の第1の流体接続部49は、供給流路凹部35に連通するために接続される。第3の2/2方弁45の第2の流体接続部52および第4の2/2方弁46の第2の弁接続部56は、排出流路凹部36に連通接続する。
作動流路21,22と、供給流路凹部35と、排出流路凹部36とのそれぞれの間の連通接続の構成によって、2/2方弁41,42,45,46は、全ブリッジ配置構成で互いに接続される。
流路体11内の複数の流体接続部の複数の縦軸は、それぞれの場合、互いに離間され、かつ、接続面15,16に対して実質的に平行な2つの流体流路平面33,34の一方内に配置される。接続ボア25,26,27,28および接続ボア29,30,31,32の縦軸は、図4に示されるように、第1の流体流路平面33内に配置される。第2の流体流路平面34は、第1の接続面15に隣り合って配置され、第1の接続面15内に形成されるスロット状凹部61,62の縦軸を備える。例えば接続面15,16に対して直角に整列されたスタブの形態で設けられる作動流路ボア57,58を介して、スロット状凹部61は、接続面17で第2の接続オリフィス20と連通接続状態にあり、また、搭載面18で開口する接続ボア25,28と連通接続状態にある。スロット状凹部62は、割り当てられた作動流路ボア59,60を介して、接続面17で接続オリフィス19と連通接続状態にあり、また、搭載面18で開口する接続ボア26,27と連通接続状態にある。
複数の流体接続部の非交差配置構成は、スロット状凹部61,62が破線で示される図4,5において明らかである。その理由は、例えば図3から推測され得るように、スロット状凹部61,62は、流体流路平面33と一致する断面平面から離間して配置される第2の流体流路平面34内に存在するからである。
図3は、供給流路凹部35と、排出流路凹部36と、スロット状凹部61と、スロット状凹部62との周りにそれぞれ全体に延在するスロット状凹部65,66,67,68を示す。これらスロット状凹部65,66,67,68は、例えば、図示されていない連続的なラウンドコードシールの形態のシール手段を保持するように機能する。
図6,7に例として示されているのは、追加弁の形態の追加モジュール6のために設けられた流路ユニット94である。流路ユニット94は、実質的に正方形体として設計され、弁モジュール2の接続面17に取り付くように設けられた接続面95と、接続面95に対向する組立面96とを有する。接続面95および組立面96の双方は、接触面として説明されてもよい。機能ユニットを接続するための取付面97は、接続面95と組立面96との間に位置し、これらの面に対して直角に整列する。
図7で明らかになるように、複数の凹部は、流路ユニット94を貫通し、流体流路98,99および接続流路100,101の形態である。流体流路98,99は、接続面95と組立面96との間で流路ユニット94を貫通し、これらの面でそれぞれ開口する。接続面95および組立面96は、追加モジュール6,7が、組立方向92において弁モジュール2に取り付けられるか、または、先行する追加モジュール6,7に縦続接続で取り付けられるときに、弁モジュール2の作動流路21,22および接続流路100,101との連通接続のために設けられる。
接続流路100,101はそれぞれ、流体流路98,99と取付面97との間の連通接続を示す。流体流路98に割り当てられた接続流路100は、取付面97に対して直角なボアとして流路ユニット94内に導入され、流路ユニット94を半分に分割する中心平面102内に延在する。取付面97から始まって、流体流路99に割り当てられた接続流路101はまた、最初に中心平面102内に延在する。流体流路98とのあらゆる交差を回避するために、接続流路101の一部は、中心平面102に平行に整列し、かつ中心平面102から離間された隣接平面103内に案内される。中心平面102内の接続流路101の流路セクションと隣接平面103内の接続流路101の流路セクションとを連通接続するために、流路ユニット94を部分的に貫通する横ボア104,105が設けられる。
図1,2で概略的にのみ示され、また、弁モジュール2用の複数の弁ユニット12と同一設計である弁ユニット12は、図6,7に示された流路ユニット94上に搭載されてもよい。その流体接続部によって、取付面97上にシールによって搭載される弁ユニット12は、接続流路100,101、ひいては、流体流路98,99と連通接続する。このようにして、弁モジュール2の作動流路21,22に連通するためにその一部が接続され得る流体流路98,99の間の横の流れが、弁ユニット12によって制御されてもよい。
弁モジュール2、またはさらなる追加モジュール6,7上に流路ユニット94を搭載するために設けられるのは、例えば袋ねじの形態の搭載手段106である。搭載手段106は、円柱スリーブ状シャンクセクション107を備え、円柱スリーブ状シャンクセクション107に隣り合っているのは、同様に円柱スリーブ状のヘッドセクション108である。シャンクセクション107は、ヘッドセクション108から遠くに面する端部セクション内に、詳細に示されない雄ネジを備える。ヘッドセクション108において、搭載手段106は、雌ネジを有し、この雌ネジは、さらなる搭載手段106の雄ネジを収容するように設計される。
シャンクセクション107は、雄ネジに隣り合って、オールラウンドスロット状の流体凹部109を有する。流体凹部109は、流体オリフィス110によって、円柱スリーブ状構成によって搭載手段106内に境界付けられた内部ボア111と、各流体流路98,99または流体流路98、99内で開口する接続流路100,101との間の連通接続を形成する。
流体流路98,99にはそれぞれ、好ましくはゴム弾性材料で作られたシールリング112を収容する目的を有する連続スロットが、当該流体流路98,99の開口の領域に設けられる。シールリング112を用いて、流体流路98,99と弁モジュール2の作動流路21,22との間のシール接続が確実となり得る。
図示されていない本発明の実施形態では、測定装置の形態の機能ユニットが、流路ユニット上にシールによって搭載される。機能ユニットは、接続流路100,101の一方または双方との連通接続を有する統合流体流路を有する。例えば、流れる流体の1つまたは複数のパラメータを直接的にまたは間接的に決定するために、測定プローブは、流体流路内に延在するか、または、測定プローブは流体流路の流路壁に隣り合って位置する。
Claims (12)
- 流体コンシューマに流体を供給する弁装置であって、
積み重ね方向(3)に互いに隣り合って配置された複数の弁モジュール(2)であって、各弁モジュール(2)が、板状流路体(11)を備え、該板状流路体(11)が、互いに平行でかつ対向する2つの接続面(15,16)および前記接続面(15,16)に対して直角に整列された複数の外面(17,18)と共に、流体源に接続するために設計された供給流路凹部(35)と、流体コンシューマに接続するために設けられた2つの作動流路(21,22)と、流体コンシューマを排出させるための排出流路凹部(36)とを有し、前記接続面(15,16)が、前記積み重ね方向(3)を決定し、前記接続面(15,16)に隣接して流路体(11)を当接させるように設計される、複数の弁モジュール(2)と、
4つの2/2方弁(41,42,45,46)であって、各弁が、第1および第2の流体接続部(47,48,49,50,51,52,55,56)と、前記第1および第2の流体接続部(47,48,49,50,51,52,55,56)の間に自由流体流路断面を設定するための可動弁部材(87)とを有し、前記複数の弁モジュール(2)の前記4つの2/2方弁(41,42,45,46)が、全ブリッジ配置構成で互いに接続され、該全ブリッジ配置構成では、前記第1および第2の2/2方弁(41,42)の第1の流体接続部(47,49)が前記供給流路凹部(35)に接続され、前記第1の2/2方弁(41)の前記第2の流体接続部(48)および前記第4の2/2方弁(46)の前記第1の流体接続部(55)が第1の作動流路(21)に接続され、前記第2の2/2方弁(42)の前記第2の流体接続部(50)および前記第3の2/2方弁(45)の前記第1の流体接続部(51)が第2の作動流路(22)に接続され、前記第3および第4の2/2方弁(45,46)の前記第2の流体接続部(52,56)が排出流路凹部(36)に接続され、各2/2方弁(41,42,45,46)が、電気的に動作可能な作動手段(76)を含み、該電気的に動作可能な作動手段(76)が、搭載面(18)として機能する前記流路体(11)の外面に取り付けられ、それぞれ割り当てられた円柱弁部材(87)を閉鎖位置と開口位置との間で切り換えるように設計される、4つの2/2方弁(41,42,45,46)と
を有する弁装置において、
前記流路体(11)の接続面(17)には、追加モジュール(6,7)が設けられ、該追加モジュール(6,7)は、前記作動流路(21,22)のうちの一方または双方に連通するように接続され、前記作動流路(21,22)からの流体の流れ、または前記作動流路(21,22)への流体の流れを制御する、かつ/または、前記作動流路(21,22)からの流体の流れ、または前記作動流路(21,22)への流体の流れのパラメータを決定するように設計されている
ことを特徴とする弁装置。 - 請求項1に記載の弁装置であって、
前記追加モジュール(6,7)は、追加モジュール組立体を形成するために、前記弁モジュール(2)または別の追加モジュール(6,7)の接続面において、前記積み重ね方向(3)に対して直角な組立方向(92)にて隣り合わせに並ぶように設計されている
ことを特徴とする弁装置。 - 請求項1または請求項2に記載の弁装置であって、
前記追加モジュール(6,7)は、前記流路体(11)における複数の作動流路(21,22)の一方または双方と連通接続するための流体流路(98,99)を有する流路ユニット(94)に加えて、作動流路(21,22)の一方または双方からの、または作動流路(21,22)の一方または双方への前記流体流路(98,99)内での流体の流れを制御する、かつ/または、走査するための、前記流路ユニット(94)に取り付けられた機能ユニット(12)を含む
ことを特徴とする弁装置。 - 請求項3に記載の弁装置であって、
前記流体流路(98,99)は、前記流路ユニット(94)を貫通し、前記追加モジュール(6,7)が前記流路体(11)に固定されると、前記接続面(17)に対して直角に整列するとともに、前記流路ユニット(11)内には、前記流体流路(98,99)と前記機能ユニット(12)との間で連通接続するための接続流路(100,101)が形成されている
ことを特徴とする弁装置。 - 請求項3または請求項4に記載の弁装置であって、
前記流体流路(98,99)は、前記流路ユニット(94)の対向する複数の接触面(95,96)の間に延在する
ことを特徴とする弁装置。 - 請求項3または請求項4または請求項5に記載の弁装置であって、
前記流体流路(98,99)は、前記追加モジュール(6,7)を前記流路体(11)または別の追加モジュール(6,7)に固定するために使用される搭載手段(106)を収容するように設計されている
ことを特徴とする弁装置。 - 請求項6に記載の弁装置であって、
前記搭載手段(106)は、対向する端部エリアに、長手範囲の一方向にヘッドセクション(108)およびシャンクセクション(107)を設けられ、長手凹部(111)は、前記搭載手段(106)を貫通して、前記シャンクセクション(107)と前記ヘッドセクション(108)との間に延在し、前記組立方向(92)に互いに隣り合って配置された追加モジュール(6,7)の間の連通を可能にするために各端部で開口し、前記シャンクセクション(107)は、前記流路体(11)の前記作動流路(21,22)、または、さらなる搭載手段(106)のヘッドセクション(108)に係合するように設計されている
ことを特徴とする弁装置。 - 請求項7に記載の弁装置であって、
前記搭載手段(106)は、前記長手凹部(111)に連通し、前記長手範囲の方向に対して直角に整列され、前記長手凹部(111)と前記接続流路(100,101)との間の連通接続をもたらすように設計された接続凹部(110)を有する
ことを特徴とする弁装置。 - 前記請求項のうちのいずれかに記載の弁装置であって、
前記機能ユニットは、前記作動流路内を流れる流体に基づく電気測定信号を判定し、該測定信号を制御ユニットに供給するための、検出装置の形態、具体的には、圧力センサ、および/または流量センサ、および/または温度センサ、および/または湿度センサの形態である
ことを特徴とする弁装置。 - 前記請求項のうちのいずれかに記載の弁装置であって、
前記機能ユニット(12)は、2/2方弁(12)の形態である
ことを特徴とする弁装置。 - 請求項10に記載の弁装置であって、
前記流路ユニット(94)は、第1および第2の接続流路(100,101)を含み、該第1の接続流路(100)は、前記第1の流体流路(98)および前記機能ユニット(12)の第1の流体接続部と流体接続を形成し、前記第2の接続流路(101)は、前記第2の流体流路(99)および前記機能ユニット(12)の第2の流体接続部と流体接続を形成する
ことを特徴とする弁装置。 - 前記請求項のうちのいずれかに記載の弁装置であって、
前記2/2方弁(41,42,45,46)は、前記作動手段(76)が、1つの弁セクション(77)によって、前記流路体(11)の前記搭載面(18)に取り付けられるコンパクトユニットを形成する弁ユニット(12)の形態であり、前記弁セクション(77)は、前記第1および第2の流体接続部(47,48,49,50,51,52,55,56)に加えて、弁座(89)を備え、該弁座(89)に対して、前記弁部材(87)が移動可能に搭載されることで、前記第1および第2の流体接続部(47,48,49,50,51,52,55,56)の間の前記自由流体流路断面を閉鎖位置と開口位置との間で制御する
ことを特徴とする弁装置。
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