JP2012509892A5

JP2012509892A5 -

Info

Publication number: JP2012509892A5
Application number: JP2011537692A
Authority: JP
Filing date: 2009-11-23
Publication date: 2013-01-17

Claims

個人における肥満症又は糖尿病の治療に使用するための、回腸、結腸及び／又は直腸への経口投与又は直腸内投与に適した医薬組成物であって、
当該医薬組成物が、胆汁酸、胆汁酸塩、胆汁酸模擬物質、胆汁酸塩模擬物質、及び、これらの組合せからなる群から選択される腸内分泌ペプチド分泌促進剤を含有し、
当該医薬組成物は体内吸収が１０％ｗｔ／ｗｔ未満に調製されている、医薬組成物。
前記腸内分泌ペプチド分泌促進剤が、次の式（Ｉ）で表される化合物であり、

式中、
それぞれのＲ ^１は独立した、Ｈ、ＯＨ、低級アルキル又は低級へテロアルキルであり、
Ｌは、置換若しくは非置換アルキル、又は、置換若しくは非置換へテロアルキルであり、
それぞれのＲ ^２は独立した、Ｈ、ＯＨ、低級アルキル又は低級へテロアルキルであり、
Ｒ ^３は、Ｈ、ＯＨ、Ｏ−低級アルキル、低級アルキル又は低級へテロアルキルであり、
Ａは、ＣＯＯＲ ^４、Ｓ（Ｏ） _ｎＲ ^４、又は、ＯＲ ^５であり、
ここで、Ｒ ^４は、Ｈ、アニオン、薬学的に許容可能なカチオン、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換へテロアルキル、置換若しくは非置換アリール、置換若しくは非置換へテロアリール、又は、アミノ酸であり、
ｎは、１〜３であり、
Ｒ ^５は低級アルキル又はＨである、
請求項１に記載の医薬組成物。
治療有効量のＤＰＰ−ＩＶ阻害剤を更に含有する、請求項１に記載の医薬組成物。
前記腸内分泌ペプチド分泌促進剤が、グルカゴン様ペプチド分泌促進剤である、
請求項１に記載の医薬組成物。
前記グルカゴン様ペプチド分泌促進剤が、グルカゴン様ペプチド−１（ＧＬＰ−１）分泌促進剤、又は、グルカゴン様ペプチド−２（ＧＬＰ−２）分泌促進剤である、
請求項４に記載の医薬組成物。
前記腸内分泌ペプチド分泌促進剤が、膵臓ポリペプチド折り畳みペプチド分泌促進剤である、請求項１に記載の医薬組成物。
前記膵臓ポリペプチド折り畳みペプチド分泌促進剤が、ペプチドＹＹ（ＰＹＹ）分泌促進剤である、請求項６に記載の医薬組成物。
前記胆汁酸模擬物質が、ＴＧＲ−５結合類似体、６−メチル−２−オキソ−４−チオフェン−２−イル−１，２，３，４−テトラヒドロ−ピリミジン−５−カルボン酸ベンジルエステル、又は、オレアノール酸である、請求項１に記載の医薬組成物。
粘膜接着剤を更に含有する、請求項１に記載の医薬組成物。
前記粘膜接着剤が、メチルセルロース、ポリカルボフィル、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、及びこれらの組み合わせから選択される、
請求項９に記載の医薬組成物。
前記医薬組成物が、坐薬、浣腸溶液、直腸フォーム、直腸ゲル、又は、腸溶経口製剤として調製されている、請求項１に記載の医薬組成物。
前記腸内分泌ペプチド分泌促進剤が、コール酸、デオキシコール酸、グリココール酸、グリコデオキシコール酸、タウロコール酸、タウロジヒドロフシジン酸、タウロデオキシコール酸、コール酸塩、グリココール酸塩、デオキシコール酸塩、タウロコール酸塩、タウロデオキシコール酸塩、ケノデオキシコール酸もしくはその塩、又は、それらの組み合わせである、請求項１に記載の医薬組成物。
経口投与用の、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の医薬組成物。
直腸内投与用の、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の医薬組成物。