JP2012509257A - 局所美白化粧品組成物およびその使用方法 - Google Patents

局所美白化粧品組成物およびその使用方法 Download PDF

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Abstract

フィランサス抽出物、ベリス抽出物、および甘草(グリシリザ)抽出物を含みうる局所化粧品組成物を提供する。これらの組成物は、局所用化粧塗布、特に皮膚美白のために使用される。皮膚を美白する方法も提供され、フィランサス抽出物、ベリス抽出物、および甘草抽出物を含む局所化粧品組成物の治療有効量をそれらを必要とする対象の皮膚に局所投与することを含みうる。

Description

本明細書に記載の本発明は、植物抽出物を含む局所化粧品組成物または皮膚科学的組成物に関する。これらの組成物は、局所化粧品塗布のために、特に望ましくない皮膚色素沈着を処置するために用いられる。
安全で効果的な局所美白化粧品組成物は特に、例えば、妊娠中またはエストロゲン−プロゲステロン避妊の後に生じる特発性肝斑(妊娠性肝斑または褐色斑)などのメラニン形成細胞機能亢進によって引き起こされる部分的色素沈着過剰、肝斑として知られる老年性黒子などの良性のメラニン形成細胞機能亢進および増殖によって引き起こされる局所的色素沈着過剰、損傷後の光感作および瘢痕などの偶発的色素沈着過剰、皮膚加齢(例えば、老年性黒子)および損傷を受けた皮膚が再着色できない場合、皮膚全体を均一な色にするために、正常な皮膚の残部領域を美白するか、または脱色素する、白斑などのある種の形態の白斑症を含む望ましくない皮膚色素沈着の処置のために望ましい。
皮膚を美白する、すなわち、皮膚の色素沈着を抑制するいくつかの活性成分および製剤が現在知られている。現在使用されているこれらの製品は、ヒドロキノンを含有するが、このような製品は近年、毒性学的理由のため許容できないと考えられていた。実際に、RDC215は、2007年12月以降、化粧品製品におけるヒドロキノンの使用を禁止している。
米国特許出願第2008/0050459号は、フィランサス・エンブリカ(Phyllanthus Embilica)抽出物、ベリス・ペレンニス(Bellis Perrenis)抽出物、グリシリザ・グラブラ(Glycyrrhiza Glabra)抽出物を含み、小皺および縮緬皺の組み合わせた化粧法のその化粧効果を達成するために少なくとも1種のオリゴペプチドを必要とする化粧品組成物、および/または皮膚美白剤を記載している。適切なオリゴペプチドは、フィランサス・エンブリカ抽出物の担体として作用し、その効果が最大限に皮膚に浸透しうるような適切な分子量を有するものとして記載されている。化粧品組成物を達成するのに公開された唯一のオリゴペプチドは、オリゴペプチド−4(プロ−コラーゲンオリゴペプチド)およびオリゴペプチド−5(プロ−エラスチンオリゴペプチド)である。
米国特許出願第2008/0050459号
安全かつ効果的に皮膚を美白する薬剤を含有する改善された局所化粧品組成物が当該技術分野では依然として必要とされている。
本発明は、一般的に、望ましくない皮膚色素沈着に関連した様々な皮膚障害または状態を処置するのに有用な局所用化粧品組成物に関する。さらに、本発明は、皮膚沈着が個体の肌質に適当である皮膚領域を化粧によって美白するのに有用な局所化粧品組成物に関する。
一実施形態において、本発明は、フィランサス(Phyllanthus)抽出物、ベリス(Bellis)抽出物および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される局所化粧品組成物に関する。一実施形態において、本発明は、フィランサス抽出物、ベリス抽出物および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される、局所化粧品組成物に関する。一実施形態において、化粧品組成物は、少なくとも1種のオリゴペプチドを含まない。別の実施形態において、化粧品組成物は、フィランサス抽出物、ベリス抽出物または甘草抽出物が通常存在しない少なくとも1種のオリゴペプチドを含まない。さらなる実施形態において、化粧品組成物は、オリゴペプチド−4(プロ−コラーゲンオリゴペプチド)およびオリゴペプチド−5(プロ−エラスチンオリゴペプチド)を含まない。別の実施形態において、化粧品組成物は、少なくとも1種のフィランサス・エンブリカ抽出物の担体として作用し、その効果が最大限に皮膚に浸透しうるような適切な分子量を有するオリゴペプチドを含まない。
一実施形態において、本発明は、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス・ペレンニス抽出物および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される局所化粧品組成物に関する。
別の実施形態において、本発明は、フィランサス抽出物、ベリス抽出物および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される皮膚美白活性成分、少なくとも1種の日焼け止め、ならびに化粧品として許容される担体を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される局所化粧品組成物に関する。
別の実施形態において、本発明は、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス・ペレンニス抽出物および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される皮膚美白活性成分、少なくとも1種の日焼け止め、ならびに化粧品として許容される担体を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される局所化粧品組成物に関する。
一実施形態において、本発明は、フィランサス抽出物、ベリス抽出物および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される皮膚美白活性成分、ならびに少なくとも1種の日焼け止めを含む非皮膚美白成分を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される局所化粧品組成物に関する。
一実施形態において、本発明は、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス・ペレンニス抽出物および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される皮膚美白活性成分、ならびに少なくとも1種の日焼け止めを含む非皮膚美白成分を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される局所化粧品組成物に関する。
別の実施形態において、本発明は、対象の皮膚色素沈着を美白する方法であって、本明細書に記載の本発明による局所化粧品組成物の治療有効量をそれを必要とする対象の皮膚に局所投与することを含む、方法に関する。
さらに別の実施形態において、本発明は、対象の皮膚障害または病態を処置する方法であって、本明細書に記載の本発明による局所化粧品組成物の治療有効量をそれを必要とする対象の皮膚に局所投与することを含む、方法に関する。
2%ヒドロキノンで処置した部位Bについて21日後に統計学的に有意になった進行性の美白を経時的に示す図である。 本発明の局所用化粧品組成物で処置した部位Eについて14日後に統計学的に有意になった進行性の美白を経時的に示す図である。 処置していない対照部位(部位F)について実験時間中の有意性のない、進行性の美白(合成されたメラミンの天然の分解)を示す図である。 評価時間中の処置1(部位B)および2(部位E)および対照(部位F)の間の比色計の値の平均の比較を示す図である。 評価時間T0およびT21を比較する、処置1(部位B)および2(部位E)および対照(部位F)における比色結果を支持する臨床データの写真を示す。
定義
本明細書では、「投与すること」、「投与」などの用語は、健全な医学的または美容上の行為において、皮膚科学的障害、状態または外観に正の効果をもたらすような手段で対象に組成物をデリバリーする任意の方法を意味する。組成物は、処置すべき領域全体を覆うように投与することができる。「直接投与」とは、健全な医学的または美容上の行為において、別の組成物、デリバリー剤、または装置を使用せずに対象に組成物をデリバリーする任意の方法を意味する。「間接投与」とは、健全な医学的または美容上の行為において、少なくとも別の組成物、デリバリー剤、または装置を使用して対象に組成物をデリバリーする任意の方法を意味する。
本明細書では、「水性溶媒」とは、水などの溶媒または水を含有する溶媒を意味する。他の溶解した成分、例えば、塩、緩衝剤および当業者によって水性溶液中に所望により存在することが理解される他の成分などは少量で存在していてもよい。
「無水製剤」とは、水を含有しない本発明の局所化粧品組成物の任意の製剤を意味する。
「化粧品として許容される」とは、非毒性の、不活性な、かつ/または生理学的に適合した組成物を意味する。
本明細書では、本明細書で同義である活性剤または成分の「有効量」または「治療有効量」なる語句は、適用する領域に正の効果を有するのに十分な活性剤の量を意味する。したがって、これらの量は、健全な医学的または皮膚科学的判断の範囲内で、処置すべき皮膚障害、状態または外観を変更するには十分であるが、重篤な副作用を回避するには十分少ない。活性剤の治療有効量は、長時間繰り返し塗布すると徴候の実質的な緩和をもたらす。活性剤の有効量は、特定の状態または処置する状態、状態の重篤度、処置期間、使用する組成物の特定の成分などの要素で変化するであろう。
本明細書では、「抽出物」とは、植物原料から液体または粉末の形態で単離された1種または複数の成分を意味する。植物原料は、植物全体または植物の1種または複数の部分、例えば、植物の果実、花、根、葉、茎および/または樹皮を含むか、またはそれらから構成されうる。液体または液体抽出物は、乾燥、例えば、噴霧乾燥または乾燥させて粉末を形成しうる。抽出物は、液体および/または粉末形態の植物の1種または複数の成分の混合物でありうる。
「非皮膚美白」とは、皮膚に局所投与したとき皮膚を脱色素または美白しない任意の化合物、物質または組成物、あるいは薬剤、あるいは1種または複数の薬剤、物質および組成物を含むか、またはそれらから構成される成分を意味する。このような薬剤は、本明細書に記載するように、例えば、1種または複数の活性剤、例えば、日焼け止め、抗アクネ剤、抗菌剤、抗シワ剤、抗萎縮剤、抗炎症剤、および蛍光増白剤、および/または1種または複数の化粧品として許容される賦形剤、例えば、増粘剤、キレート化剤、保湿剤、皮膚軟化剤、湿潤剤、ゲル化剤、pH調整剤、界面活性剤、安定化剤、ビタミン、浸透促進剤、香水、着色剤、溶媒、および/またはそれらの組合せを含みうる。
本明細書では、「薬学的に許容される遊離塩基、塩、エステル、または溶媒和物」とは、目的化合物(複数可)と同じ薬理学的活性を有し、生物学的にも、他の点でも望ましくないことがない目的化合物(複数可)の遊離塩基、塩、エステル、または溶媒和物を意味する。塩、エステルまたは溶媒和物は、例えば、有機酸または無機酸で形成されうる。水または油溶性または分散性の製品がそれによって得られる。
本明細書では、「オリゴペプチド」は、フィランサス・エンブリカ抽出物の担体として作用し、皮膚に浸透しうるような適切な分子量を有するペプチドを意味する。フィランサス・エンブリカ抽出物の担体として作用し、皮膚に浸透しうるオリゴペプチドには、オリゴペプチド−4(プロ−コラーゲンオリゴペプチド)およびオリゴペプチド−5(プロ−エラスチンオリゴペプチド)が含まれる。本明細書では、「オリゴペプチド」は、フィランサス抽出物、ベリス抽出物または甘草抽出物が通常存在する任意のペプチドを意味しない。本発明の一実施形態において、化粧品組成物が、フィランサス抽出物、ベリス抽出物または甘草抽出物が通常存在しない少なくとも1種のオリゴペプチドを含まないことを留意すべきである。
本明細書では、「血清」とは、親水性液体製剤を意味する。血清は、所望により1種または複数の皮膚軟化剤、ろうおよびシリコーンを含まなくてもよい。
本明細書では、「皮膚美白剤」とは、皮膚に局所塗布すると皮膚を美白するか、または脱色素する任意の化合物、物質または組成物を意味する。このような皮膚美白剤には、限定されるものではないが、色素沈着阻害剤、チロシナーゼ阻害剤およびメラニン形成細胞のメラニン形成阻害剤が含まれうる。
本明細書では、「相乗的皮膚美白系」または「相乗的皮膚美白成分」とは、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス・ペレンニス抽出物、甘草抽出物を含むか、またはそれらから構成され、それぞれ個々の皮膚美白活性剤の皮膚美白効果と比較して相乗的な皮膚美白効果を示す皮膚美白活性成分を意味する。この点で、これらの成分の組合せは、相加的皮膚美白効果よりも大きい効果をもたらす。
本明細書では、皮膚疾患、障害、または状態の「処置」または「処置すること」には、それらの少なくとも1種の徴候の軽減、それらの重症度の低下、またはそれらの進行の遅延、阻止、または阻害が包含される。処置は、該疾患、障害または状態の完全な治癒を意味する必要はない。本明細書で有用な組成物は、皮膚疾患、障害または状態の重症度を低下させ、それらに関連した徴候の重症度を低下させ、患者の生活の質を改善するか、あるいは皮膚疾患、障害または状態の開始を遅延、阻止または阻害するためのみに必要である。
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用したように、単数形「a」、「an」および「the」は、文脈で特に明確に規定していなければ、複数の指示対象を含むことに留意する。
特に明記しない限り、本明細書で使用した技術用語および科学用語は全て、本明細書に記載の本発明が関係する当業者によって通常理解されるのと同様の意味を有する。
値の範囲、例えば、濃度範囲、割合の範囲、または比の範囲が提供される場合、その文脈が特に明確に規定しない限り、その範囲の上限と下限の間の個々の介在する値は下限の単位の10分の1まで、およびその指定された範囲内のその他の指定された値または指定された介在値は、記載された本発明の範囲内に包含されるものと理解される。これらのより小さな範囲の上限および下限は、独立してより小さい範囲に含まれてよく、指定された範囲内の任意の具体的に除外される限界に従って、このような実施形態はまた記載された本発明の範囲内に包含される。指定された範囲が、その限度の一方または両方を含む場合、このような含まれる限界の一方または両方を除外する範囲も、記載された本発明に含まれる。
出願全体を通じて、様々な実施形態の記載には「含んでいる」という言い回しを使用しているが、いくつかの特定の場合において、実施形態は代替的に「から本質的に構成される」または「から構成される」という言い回しを使用して記載できることを当業者であれば理解するであろう。
本発明の教示をより理解し、この教示の範囲を全く制限しないために、他に記載がなければ、本明細書および特許請求の範囲で使用した量、割合または比率を表す数の全ておよびその他の数値は、いずれの場合も「約」という用語によって修飾されていることを理解されたい。したがって、逆の指示のない限り、以下の明細書および添付の特許請求の範囲で記載された数値パラメータは、獲得することが求められる所望の特性に応じて変化可能な概算値である。少なくとも、各数値パラメータは少なくとも、報告された有効桁の数を考慮して、通常の四捨五入法を適用することによって解釈するべきである。
局所化粧品組成物
本発明は、フィランサス抽出物、ベリス抽出物および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される局所化粧品組成物に関する。
主要な皮膚美白活性剤
本明細書に記載の本発明によれば、本発明の局所化粧品組成物は、フィランサス抽出物、すなわち、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス抽出物、すなわち、ベリス・ペレンニス抽出物および甘草抽出物を含むか、またはそれらから構成されうる。
「フィランサス抽出物」とは、例えば、Phyllantus embilica、Phyllantus niruri L.、Phyllantus elegans Wall、Phyllantus iniruri、Phyllantus reticulatus、Phyllantus urinaria L.、Phyllantus reticulatus Poir、Phyllantus conami Sw、Phyllantus lathyroides H.B.K.、Phyllantus casticum Soy−WillおよびPhyllantus medagascariensisを含むフィランサス属の一群の果実から得られた抽出物を意味する。フィランサス抽出物は安全で効果的な天然の抗酸化剤である。
「フィランサス・エンブリカ抽出物」とは、例えば、EMBLICA(登録商標)(Merck KGaA、Darmstadt、Germany and EM industries、Inc.、USA、Merck KGaAの支社)を含むフィランサス・エンブリカの標準化された抽出物を意味する。フィランサス・エンブリカはまた、「Embilica officinalis Gaertn」として通常知られており、「Euphorbiaceae」科の一群である。フィランサス・エンブリカは、ビタミンCの非常に豊富な原料で、果実100グラム当たり1000〜1800mgの範囲のアスコルビン酸含量を有する。フィランサス・エンブリカ抽出物は、酸化誘発活性を有さず、二機能性、すなわち、キレート化および抗酸化を示すことができる安全で効果的な天然の抗酸化剤である。活性型から不活性型になるほとんどの抗酸化剤とは異なり、フィランサス・エンブリカ抽出物は、長時間継続する安定した抗酸化活性を提供するカスケード効果を表すことができる。フィランサス・エンブリカ抽出物は、本明細書に全体を参考として組み込んだ米国特許第6124268号に記載されたような水をベースにしたプロセスを使用して高品質の果実を抽出することによって生成することができる。フィランサス・エンブリカ抽出物は一般的に、ペデゥンクラジンおよびプニグルコニン、ルチンおよびガロ−エラギタノイドと共に低分子量タンニン、いわゆるエンブリカニンAおよびエンブリカニンBを含有する。
「ベリス抽出物」は、例えば、ベリス属の構成要素の花、例えば、ベリス・ペレンニスの花および/またはベリス・ロツンディフォリア・エル(Bellis rotundifolia L.)の花から得られた抽出物を含むベリス属の一群から得られた抽出物を意味する。ベリス抽出物は、サポニン(トリテルペングリコシド)、ポリフェノール(フェノール酸)、フラボノイドグリコシド、多糖類およびイヌリンを含む1種または複数の生理活性分子を含むか、またはそれらから構成されうる。
「ベリス・ペレンニス抽出物」は、サポニン(トリテルペングリコシド)、ポリフェノール(フェノール酸)、フラボノイドグリコシド、多糖類およびイヌリンを含む1種または複数の生理活性分子を含むか、またはそれらから構成されうるベリス・ペレンニスの花から得られた抽出物を意味する。適当なベリス・ペレンニス抽出物には、CLR Chemisches Laboratorium、Berlin、Germanyから入手可能なBELIDES(登録商標)が含まれうる。Bellis perennisはまた、Bellis alpina Hegetschw.、Bellis hortensis Mill.、Bellis hybrida Ten.、Bellis integrifolia DC.およびBellis scaposa Gilibとして通常知られている。
「甘草抽出物」は、グリシリザ(Glycyrrhiza)属の一群から得られた、例えば、グリシリザ属の一群の根から得られた抽出物を意味する。「グリシリザ」属は、「Fabaceae」科の一構成要素である。適切なグリシリザ抽出物には、Bioland、Koreaから入手可能な油溶性甘草抽出物が含まれうる。その他の適切なグリシリザ抽出物は、Glycyrrhiza echinata L.(チャイニーズ甘草)、Glycyrrhiza glabra L.(栽培甘草)、Glycyrrhiza lepidota L.、Glycyrrhiza glutinosa、polypodium Glycyrrhiza、Glycyrrhiza brachycarpa Boiss.、Glycyrrhiza germanica Tourn.、Glycyrrhiza glandulifera Waldst. et Kit.、Glycyrrhiza hirsuta L.、Glycyrrhiza laevis Pall.、Glycyrrhiza offcinalis Lepech.、Glycyrrhiza pallida Boiss.、Glycyrrhiza siliquosa Tourn.、Glycyrrhiza violacea Boiss.、Glycyrrhiza viscose Turcz. ex Ledeb.、Glycyrrhiza vulgaris Gueldenst. ex Ledeb、Liquiritia officinalis MoenchおよびLiquiritia officinarum Medikを含むグリシリザ属の一群の1種または複数から得ることができる。
一実施形態において、本発明の局所化粧品組成物は、フィランサス抽出物、ベリス抽出物および甘草抽出物を含むか、またはそれらから構成されうる皮膚美白活性成分を含むか、またはそれらから構成されうる。
一実施形態において、本発明の局所化粧品組成物は、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス・ペレンニス抽出物および甘草抽出物を含むか、またはそれらから構成されうる皮膚美白活性成分を含むか、またはそれらから構成されうる。
一実施形態において、本発明は、局所皮膚美白活性成分が組成物の全重量に基づき約0.5重量%から約43重量%、約1重量%から約30重量%、約1.5重量%から約23重量%、約1.5重量%から約15重量%、約3重量%から約10重量%、約6重量%から約8重量%、または約7.05重量%の量で局所用化粧品組成物中に存在する、局所化粧品組成物に関する。
別の実施形態において、本発明は、フィランサス抽出物、例えば、フィランサス・エンブリカ抽出物が組成物の全重量に基づき約0.1重量%から約8重量%、約0.25重量%から約4重量%、約0.5重量%から約3重量%、約0.5重量%から約2重量%、約1重量%から約2重量%または約2重量%の量で局所化粧品組成物中に存在する、局所用化粧品組成物に関する。
他の実施形態において、本発明は、ベリス抽出物、例えば、ベリス・ペレンニス抽出物が組成物の全重量に基づき約0.5重量%から約30重量%、約1重量%から約20重量%、約2重量%から約10重量%、約3重量%から約7重量%、約4重量%から約6重量%または約0.5重量%の量で局所化粧品組成物中に存在する、局所化粧品組成物に関する。
さらに別の実施形態において、本発明は、甘草抽出物が組成物の全重量に基づき約0.005重量%から約5重量%、約0.01重量%から約2重量%、約0.01重量%から約1重量%、約0.02重量%から約0.08重量%、約0.03重量%から約0.07重量%または約0.05重量%の量で局所化粧品組成物中に存在する、局所化粧品組成物に関する。
別の実施形態において、本発明は、フィランサス抽出物、例えば、フィランサス・エンブリカ抽出物が約0.50wt%から約2wt%の量で局所化粧品組成物に存在し、ベリス抽出物、例えば、ベリス・ペレンニス抽出物が約1wt%から約20wt%の量で局所化粧品組成物中に存在し、甘草抽出物が約0.01wt%から約1wt%の量で局所化粧品組成物中に存在する、局所化粧品組成物に関する。
さらに別の実施形態において、本発明は、フィランサス・エンブリカ抽出物が約2wt%の量で局所用化粧品組成物中に存在し、ベリス・ペレンニス抽出物が約5wt%の量で存在し、甘草抽出物が約0.05wt%の量で局所用化粧品組成物中に存在する、局所化粧品組成物に関する。
一実施形態において、本発明は、フィランサス抽出物、例えば、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス抽出物、例えば、ベリス・ペレンニス抽出物、および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される皮膚美白活性成分、少なくとも1種の日焼け止め、および化粧品として許容される担体を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される局所化粧品組成物に関する。化粧品として許容される担体は、1種または複数の化粧として許容される賦形剤を含むか、またはそれらから構成されうる。
別の実施形態において、本発明は、フィランサス抽出物、例えば、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス抽出物、例えば、ベリス・ペレンニス抽出物、および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される皮膚美白活性成分、および非皮膚美白成分を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される局所化粧品組成物に関する。非皮膚美白成分は、本明細書に記載されるように、1種または複数の活性剤、例えば、日焼け止め、化粧品として許容される担体、および/または化粧品として許容される賦形剤を含むか、またはそれらから構成されうる。
他の実施形態において、本発明は、1種または複数の非皮膚美白活性成分を含みうる、本明細書に記載の本発明による局所用化粧品組成物に関する。
さらに別の実施形態において、局所化粧品組成物および/または化粧品として許容される担体および/または1種または複数の化粧品として許容される賦形剤は、フィランサス抽出物、例えば、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス抽出物、例えば、ベリス・ペレンニス抽出物、および甘草抽出物以外のいかなる皮膚美白剤も含まないことができる。局所化粧品組成物および/または化粧品として許容される担体および/または1種または複数の化粧品として許容される賦形剤は、フィランサス抽出物、例えば、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス抽出物、例えば、ベリス・ペレンニス抽出物、および甘草抽出物以外のいかなる植物由来の皮膚美白剤も含まないことができる。局所化粧品組成物および/または化粧品として許容される担体および/または1種または複数の化粧品として許容される賦形剤は、いかなる非植物由来の皮膚美白剤も含まないことができる。
一実施形態において、本発明は、組成物および/または皮膚美白活性成分および/または非皮膚美白成分がヒドロキノンまたはその誘導体を含まず、かつ/またはポリオルガノシロキサン含有イプシロン−ポリリシン化合物を含まず、かつ/またはフラバンを含まない、局所化粧品組成物に関する。
相乗的皮膚美白成分
別の実施形態において、本発明は、フィランサス抽出物、例えば、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス抽出物、例えば、ベリス・ペレンニス抽出物、および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される相乗的皮膚美白活性成分を含むか、または構成されることができ、相乗的皮膚美白活性成分がそれぞれ個々の皮膚美白活性成分の皮膚美白効果と比較して相乗的な皮膚美白効果を表す局所化粧品組成物に関する。
一実施形態において、本発明は、フィランサス抽出物、例えば、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス抽出物、例えば、ベリス・ペレンニス抽出物、および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される局所化粧品組成物において使用するための相乗的皮膚美白成分に関する。
別の実施形態において、本発明は、フィランサス抽出物、例えば、フィランサス・エンブリカ抽出物、ベリス抽出物、例えば、ベリス・ペレンニス抽出物、および甘草抽出物を含むか、それらから本質的に構成されるか、またはそれらから構成される局所用化粧品組成物において使用するための相乗的皮膚美白成分であって、皮膚美白効果の増強を示す相乗的皮膚美白成分に関する。相乗的皮膚美白成分は、ヒドロキノンを含まないことができる。
一実施形態において、本明細書に記載の本発明による局所化粧品組成物は、相乗的皮膚美白効果を表す皮膚美白活性成分を含むか、またはそれらから構成されうる。
他の実施形態において、本明細書に記載の本発明による局所化粧品組成物は、相乗的皮膚美白効果を表す皮膚美白活性成分を含むか、またはそれらから構成され得、局所化粧品組成物はヒドロキノンを含まない。
一実施形態において、本明細書に記載の本発明による局所化粧品組成物または相乗的皮膚美白系は、相乗的皮膚美白効果を表す皮膚美白活性成分を含むか、またはそれらから構成され得、局所化粧品組成物はヒドロキノンおよび/またはフラバンおよび/またはポリオルガノシロキサン含有イプシロン−ポリリシン化合物を含まない。
化粧品として許容される担体
任意の非毒性、不活性で効果的な局所用の化粧品として許容される担体を、本明細書に記載の組成物を製剤化するために使用することができる。ヒトに投与するためのその他の局所治療用組成物を製剤化するために使用される周知の担体は、これらの組成物に有用である。当業者に周知のこれらの成分の例は、その内容全体を出典明示により本明細書の一部とする、The Merck Index、13版、Budavariら編、Merck & Co.,Inc.、Rahway,N.J.(2001);the CTFA(Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association)International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook、10版(2004);および「Inactive Ingredient Guide」U.S. Food and Drug Administration (FDA) Center for Drug Evaluation and Research(CDER)Office of Management、January 1996に記載されている。このような有用な化粧品として許容される賦形剤、担体および希釈剤の例には、本明細書で使用するために適したものの中で蒸留水、生理学的食塩水、リンゲル溶液、デキストロース溶液、ハンクス溶液およびDMSOが含まれる。
これらの追加的なその他の不活性成分ならびに効果的な製剤化および投与方法は当技術分野では周知で、いずれも出典明示により本明細書の一部とする、Goodman and Gillman’s:The Pharmacological Bases of Therapeutics、,8版、Gilmanら編、Pergamon Press(1990)およびRemington’s Pharmaceutical Sciences、17版、Mack Publishing Co.、Easton、Pa.(1990)などの標準的教科書に記載されている。
日焼け止め
別の実施形態において、本発明は、少なくとも1種の日焼け止めを含みうる局所化粧品組成物に関する。少なくとも1種の日焼け止めは、組成物の全重量に基づき約0.5重量%から約30重量%、約1重量%から約20重量%、または約1重量%から約10重量%の量で存在しうる。
適切な日焼け止めは、UVAおよびUVB両方の照射を防御する広域性日焼け止めまたはUVAまたはUVB照射を防御する日焼け止め剤を含みうる。
一実施形態において、本発明の局所化粧品組成物は、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルフェノール、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート、コーティングされた酸化亜鉛、メトキシ桂皮酸エチルヘキシル、メトキシ桂皮酸イソアミル、ホモサレートサリチル酸エチルヘキシル、オクトクリレン、ポリシリコーン−15、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、アントラニル酸メンチルおよびエチルヘキシルジメチルPABAの1種または複数を含むか、またはそれらから構成される日焼け止めを含みうる。
さらなる実施形態において、本発明の局所化粧品組成物は、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルフェノール(CIBAから入手可能なTINOSORB M)、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエートおよびコーティングされた酸化亜鉛の1種または複数を組成物の全重量に基づき約1重量%から約20重量%、約2重量%から約10重量%、または約5重量%の量で含む日焼け止めを含みうる。例えば、本発明の局所化粧品組成物は、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルフェノールを組成物の全重量に基づき約1重量%から約20重量%、約2重量%から約10重量%、または約5重量%の量で含むか、またはそれらから構成される日焼け止めを含みうる。
他の実施形態において、本発明の局所化粧品組成物は、メトキシ桂皮酸エチルヘキシル(BASFから入手可能)、メトキシ桂皮酸イソアミル、ホモサレートサリチル酸エチルヘキシル、オクトクリレン、ポリシリコーン−15、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、アントラニル酸メンチルおよびエチルヘキシルジメチルPABAの1種または複数を組成物の全重量に基づき約1重量%から約10重量%、約5重量%から約9重量%、または約7.5重量%の量で含むか、またはそれらから構成される日焼け止めを含みうる。
一実施形態において、本発明の局所化粧品組成物は、1種または複数の日焼け止めを組成物の全重量に基づき約0.5重量%から約30重量%、約1重量%から約20重量%、または約1重量%から約10重量%の量で含みうる。
一実施形態において、少なくとも1種の日焼け止めは、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルフェノール、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート、コーティングされた酸化亜鉛からなる群から選択される第1の日焼け止め、およびメトキシ桂皮酸エチルヘキシル、メトキシ桂皮酸イソアミル、ホモサレートサリチル酸エチルヘキシル、オクトクリレン、ポリシリコーン−15、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、アントラニレル酸メンチルおよびエチルヘキシルジメチルPABAからなる群から選択される第2の日焼け止めを含むか、またはそれらから構成されうる。第1の日焼け止めは、局所化粧品組成物の全重量に基づき、約1重量%から約20重量%の量で存在し、第2の日焼け止めは約1重量%から約10重量%の量で存在しうる。第1の日焼け止めは、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルフェノールを含むか、またはそれらから構成され得、第2の日焼け止めはメトキシ桂皮酸エチルヘキシルを含むか、またはそれらから構成されうる。
一実施形態において、本発明は、SPFが約10を上回る、SPFが約15を上回る、SPFが少なくとも約15、SPFが約15、SPFが約10から約45、SPFが約15から約45、またはSPFが約15から約25である局所化粧品組成物に関する。
水性溶媒
本発明の局所化粧品組成物はさらに水性溶媒を含みうる。一実施形態において、本発明の組成物は、水性溶媒、例えば、水を組成物の全重量に基づき約5重量%から約95重量%、約10重量%から約90重量%、約25重量%から約80重量%、約55重量%から約75重量%、約60重量%から約70重量%または約63重量%の量で含む。
化粧品として許容される賦形剤
さらに別の実施形態において、本発明は、水および少なくとも1種の化粧品として許容される賦形剤を含みうる局所化粧品組成物に関する。適切な化粧品として許容される賦形剤には、局所用組成物に有用であることが当業者には通常公知のものが含まれる。
一実施形態において、少なくとも1種の化粧品として許容される賦形剤は、抗酸化剤、キレート化剤、pH調整剤、皮膚軟化剤、増粘剤、ゲル化剤、フリーラジカル捕捉剤、保存剤、乳化剤、湿潤剤、保湿剤、懸濁剤、界面活性剤、安定化剤、ビタミン、浸透促進剤、香水または香料、着色剤、液体アルキルアルコール、ポリシロキサン、修飾ポリシロキサンおよびそれらの組合せからなる群から選択される1種または複数の構成要素を含むか、またはそれらから構成されうる。
局所用製剤
一実施形態において、本発明の局所化粧品組成物は、セラム、ジェルクリーム、ローション、クリーム、軟膏、ジェル、エアロゾル、泡状物質、発泡性液体、溶液(可溶化系)、ペースト、懸濁液、分散液、エマルジョン、皮膚洗浄剤、ミルク、マスク、固形棒、棒(例えば、棒石鹸)、カプセル化製剤、マイクロカプセル化製剤、マイクロ粒子もしくはナノ粒子もしくは小胞分散物、またはその他の化粧品として許容される局所用投薬剤形に製剤化される。小胞分散物の場合、小胞を形成する脂質はイオン性または非イオン性またはそれらの混合物であってもよい。製剤は、1種または複数の水性製剤および/または無水製剤を含みうる。
別の実施形態において、本明細書に記載の本発明による本発明の局所化粧品組成物は、無水製剤、水性製剤またはエマルジョンを含むか、またはそれらから構成されうる。
さらに別の実施形態において、本明細書に記載の本発明による本発明の局所化粧品組成物は、セラムまたはジェルクリーム中に製剤化される。
所望により追加される活性剤
本明細書に記載の局所化粧品組成物は所望によりさらに、記載された皮膚美白活性剤に加えて1種または複数の化粧品活性剤または皮膚科学的活性剤を含みうる。このような薬剤は、例えば、植物由来、および非植物由来の皮膚美白剤を含む追加的皮膚美白活性剤、例えば、色素沈着阻害剤、チロシナーゼ阻害剤、および/またはメラニン形成細胞のメラニン形成阻害剤、および/または非皮膚美白活性剤、例えば、蛍光増白剤、日焼け止め剤、抗炎症剤、抗菌剤、抗真菌剤、抗シワ剤、萎縮防止剤、抗アクネ剤、フリーラジカル捕捉剤、角質溶解剤、ビタミン、抗エラスターゼおよび/または抗コラゲナーゼ剤、ペプチド、脂肪酸誘導体、ステロイド、微量元素、藻類および/またはプランクトンの抽出物、酵素および/または補酵素、フラボノイドおよび/またはセラミド、α−ヒドロキシ酸ならびにそれらの組合せを含みうる。
処置方法
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の本発明による局所化粧品組成物の治療有効量をそれらを必要とする対象の皮膚に局所投与することを含む、対象の皮膚の処置方法に関する。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の本発明による局所化粧品組成物の治療有効量をそれらを必要とする対象の皮膚に局所投与することを含む、対象の皮膚色素沈着の美白方法に関する。
別の実施形態において、本発明は、本明細書に記載の本発明による局所化粧品組成物の治療有効量をそれらを必要とする対象の皮膚に局所投与することを含む、対象の皮膚障害または状態の処置方法に関する。この皮膚障害または状態は、望ましくない皮膚色素沈着に関連した障害または状態でありうる。
別の実施形態において、本発明は、本明細書に記載の本発明による局所化粧品組成物の治療有効量をそれらを必要とする対象の皮膚に1日当たり少なくとも1回少なくとも3日間、少なくとも5日間、または少なくとも7日間局所投与することを含む、対象の皮膚色素沈着の美白方法または対象の皮膚障害または状態の処置方法に関する。この点において、本発明の局所組成物を皮膚に投与して3日後、5日後、または7日後の皮膚はそれぞれ目に見えて変わっている。
一実施形態において、本発明は、本明細書に記載の本発明による局所化粧品組成物の治療有効量をそれらを必要とする対象の皮膚に1日当たり少なくとも1回少なくとも3週間局所投与することを含み、3週間後皮膚が目に見えて美白する、対象の皮膚色素沈着の美白方法または対象の皮膚障害または状態の処置方法に関する。
本発明の局所化粧品組成物は、望ましくない皮膚色素沈着を特徴とする様々な皮膚障害または状態を処置するのに有効である。このような障害および/または状態の非限定的な例は、妊娠中またはエストロゲン−プロゲステロン避妊の後に生じる特発性肝斑(妊娠性肝斑または褐色斑)などのメラニン形成細胞機能亢進によって引き起こされる部分的色素沈着過剰、肝斑として知られる老年性黒子などの良性のメラニン形成細胞機能亢進および増殖によって引き起こされる局所的色素沈着過剰、損傷後の光感作および瘢痕などの偶発的色素沈着過剰、そばかす、色素沈着障害、および損傷を受けた皮膚が再着色できない場合、皮膚全体に均一な色を付与するために正常な皮膚の残部領域を美白するか、または脱色素する白斑などのある種の形態の白斑症を含みうる。皮膚は、色素沈着は所望しないが、個体の皮膚の型に適している皮膚の領域、例えば、大きな領域の純粋な化粧的美白のために本明細書に記載の方法によって処置することができる。一実施形態において、本発明の方法によって処置する皮膚障害または状態は、望ましくない皮膚色素沈着である。本発明の局所化粧品組成物の、望ましくない色素沈着を含有する皮膚の領域への投与は、それらの領域を美白する。したがって、本発明の方法は、本発明の局所用化粧品組成物を投与した皮膚の領域を美白する。
本明細書に記載の本発明による処置および/または美白に適する皮膚領域は、例えば、顔、首および/または手の皮膚の領域を含む薄い皮膚の領域を含みうる。本明細書に記載の本発明の組成物および方法は、男女両方における使用に適しており、乾燥皮膚型、通常の皮膚型、および脂性皮膚型を含む全皮膚型への使用に適している。
他の実施形態において、本発明は、対象の皮膚障害または状態の処置方法、あるいは対象における皮膚色素沈着の美白方法であって、皮膚への局所投与が1日当たり少なくとも1回または1日当たり少なくとも2回、少なくとも2週間、少なくとも3週間または少なくとも4週間投与することを含み、皮膚色素沈着が美白される方法に関する。
製造方法
本明細書に記載の本発明による本発明の局所化粧品組成物の様々な製剤は、例えば、クリーム、ジェル、セラム、ローションまたは本明細書に記載のその他の製剤を含むこのような製剤を製造する公知の方法によって、過度な実験を行うことなく、当業者によって容易に製造することができる。
クリームまたはエマルジョン製剤の製造工程は、水相および油相を別々に製造し、例えば、混合および/またはホモジナイズ(高剪断で)しながら油相を水相に添加し、エマルジョンにすることを含みうる。エマルジョンが生成された後、以下の成分、1種または複数のpH調整剤、1種または複数の皮膚軟化剤、1種または複数の皮膚美白活性剤、1種または複数の日焼け止め活性剤、1種または複数の増粘剤、1種または複数の抗酸化剤および1種または複数の香料の1種または複数を所望により、例えば、以下の順番でそれらに添加して、最終的なエマルジョンまたはクリームを製造することができる。エマルジョンを形成する前に、水相および油相を別々に約70℃から約99℃、約75℃から約95℃、約80℃から約90℃、または約85℃の温度まで加熱しうる。加熱後、油相をゆっくり水相に、例えば、混合または高剪断ホモジナイズしながら添加しうる。次に、混合および高剪断ホモジナイズを維持しながら、得られたエマルジョンを、例えば、約47℃から約27℃、約42℃から約30℃、約39℃から約35℃、または約37℃の温度まで冷却しうる。その後、次いで、前述の任意の成分の1種または複数を、例えば、混合および/または高剪断ホモジナイズしながら、冷却したエマルジョンに添加することができる。生成したエマルジョンまたはクリームのpHは約4.5から約6.5であり、かつ/または粘度は約5000cPから約15000cPであり、かつ/または密度は約1.01から約1.06でありうる。
さらに、本発明の範囲には前述の工程に従って製造された局所化粧品組成物が企図される。これらの工程によって製造するならば、これらの組成物は局所投与に適した化学的および物理的安定性を示す。
これらの工程によって製造された局所化粧品組成物は、ガラス、プラスティック、鋼鉄、ステンレススチール、アルミニウム、テフロン、ポリマー構造、セラミック構造、合金およびそれらの混合物からなる群から選択される物質からなる製品接触表面を含む適切な密閉容器に入れることができる。これらの密封容器は、前記局所化粧品組成物の製造、取り扱い、加工、包装、保存および投与を容易にするために使用される。この点において適切な密封容器は、プラスティック管、瓶、金属管および任意のそれらの組合せからなる群から選択しうる。
投与経路/投薬量
効果的にするために、本発明の方法で使用した局所化粧品組成物の投与経路は、標的皮膚領域に容易に影響を及ぼさなければならない。ほとんどの場合、効果的な結果は、影響を及ぼす領域、または所望する効果の実現が求められる領域に薄い層を局所的に塗布することによって実現される。効果的な結果は、2日毎または3日毎に1回塗布から1日当たり4回以上塗布までの塗布率で実現することができる。
本発明の局所化粧品組成物および方法で企図した活性薬剤の適切な投薬レベルは、当業者には周知であり、前記の皮膚状態の処置を最大限にするために選択する。体重キログラム当たり皮膚美白活性成分約0.001mgから約5000mgの規模の投薬レベルは、本明細書で企図した疾患、障害および状態の処置に有用であることが知られている。一般的に、皮膚美白活性成分のこの有効量は一般的に、1日当たり患者の体重キログラム当たり約0.001mgから約100mgを含む。さらに、所望する治療効果をもたらすために、この投薬量の成分を1回または複数回の投薬単位で投与できることを理解されたい。
所望するならば、その他の治療薬を前述の組成物で挙げたものと併用して使用することができる。単回投与形態を生成するために担体物質と一緒にすることができる活性成分の量は、処置する宿主、疾患、障害または状態の性質および活性成分の性質に応じて変化するであろう。
本発明の組成物は、毎日単回投与または複数回投与で投与することができる。一実施形態において、本発明の局所化粧品組成物は毎日1回から4回投与する。必要ならば、低用量で毎日1回または2回で開始し、高用量までゆっくり増量することが一計画である。単回投与形態を生成するために担体物質と一緒にすることができる活性成分の量は、処置する宿主、疾患、障害または状態の性質および活性成分の性質に応じて変化するであろう。一実施形態において、この局所化粧品組成物は1日当たり1回または複数回局所塗布することができる。一実施形態において、本発明の局所化粧品組成物は毎日1回から4回局所塗布する。例えば、毎日1回で開始して、必要ならばより頻繁な塗布に増大することが一計画である。
一実施形態において、本発明の局所化粧品組成物は毎日1回から4回、例えば、朝、正午、午後、および/または夜に局所塗布する。
一実施形態において、本明細書に記載の局所化粧品組成物は、1日当たり1回または複数回、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも4週間、または少なくとも8週間投与することができる。この局所化粧組成物は、1日当たり1回または複数回、最高1年、最高6カ月、最高3カ月または最高2カ月投与することができる。
しかし、任意の特定の患者のための特定の用量レベルは、特定の活性剤の活性、患者の年齢、体重、一般的健康状態、性別および食事、投与時間、***率、可能性のある併用薬剤、処置する特定の状態の重症度および投与形態を含む様々な要素に応じて変化することを理解されたい。当業者であれば、このような要素の多様さを理解し、所定の実験しか使用しなくても特定の用量レベルを確立することができよう。
薬理学的パラメータ、例えば、生物学的利用率、吸収率定数、見かけ上の分布量、未結合画分、総クリアランス、変化せずに***された画分、初回通過代謝、排出速度定数、半減期および平均滞留時間は当技術分野では周知である。
最適な化粧製剤は、特定の成分および所望する投薬量などの考慮に応じて当業者によって決定することができる。例えば、それぞれの開示全体を出典明示により本明細書の一部とする、Remington’s Pharmaceutical Sciences、18版(1990、Mack Publishing Co.、Easton、PA 18042)1435〜1712頁および「Harry’s Cosmeticology」、8版(2000、Chemical Publishing Co.,Inc.、New York、N.Y. 10016)を参照のこと。このような製剤は、全身状態、安定性、インビボにおける放出率およびインビボにおけるクリアランス率に影響を及ぼしうる。
一実施形態において、本明細書に記載の本発明による本発明の局所化粧品組成物は、例えば、管に封入されたジェルクリーム、または、例えば、非エアロゾル非発泡ポンプ容器もしくは瓶に封入されたセラムであってもよく、該容器に含有される組成物の量は約10gmから約60gmの範囲内、約20gmと約50gmの間、または約30gm、または約40gmでありうる。
単回投与キットおよび1日当たり1回量の組成物を含有する包装を準備することができる。本発明の組成物の単回用量、単位用量および1日1回使い捨て容器は、本発明の範囲内として企図される。
本明細書に記載の本発明による本発明の局所化粧品組成物は、包装の安定性を高めるために、実質的に非反応性の積層包装内に保存するために製剤化しうる。この保存方法は、その他の紙をベースにした包装と比較して増強された包装安定性を示す。
単一包装当たりの組成物の量は、約0.1mlから約20.0ml、約0.5mlと約5.0mlの間、または約1mlと約3mlとの間でありうる。
特に、塗布前に予備混合するか、またはコンパウンドする必要性なく長期保存できる組成物を配合する能力も企図されている。具体的に、本発明の組成物は、約3カ月と約3年の間、約3カ月と約2.5年の間、約3カ月と約2年の間、約3カ月と約20カ月の間、あるいは約6カ月と約18カ月の間の任意の期間を含む期間保存しても予期せぬ安定性を維持する。
一実施形態において、本明細書に記載の本発明による本明細書に記載の局所化粧品製剤は、30℃未満の温度で少なくとも3年間安定性を維持する。一実施形態において、本明細書に記載の局所化粧品製剤は、30℃以下の温度で少なくとも2年間安定性を維持する。一実施形態において、本明細書に記載の局所化粧品製剤は、25℃以下の温度で少なくとも2年間安定性を維持する。
以下の実施例は、本発明の局所化粧品組成物を例示しており、それらに対する限定を意味するものではない。任意のポリマー分子量は、平均分子量の平均である。特記しない限り、パーセントは全て、最終デリバリー系または調製された製剤の重量パーセントをベースとしており、合計は全て100重量%に等しい。
実施例1
以下の実施例は、比色機器法によって測定した、2%ヒドロキノン組成物と比較した本発明の局所用化粧品組成物の明らかな有効性を例示する。
6週間の期間にわたる単一施設二重盲検比較臨床試験において、2種の局所用製品それぞれの明らかな有効性を10人の志願者の既に色素沈着した皮膚で評価した。皮膚科学的評価は、試験開始時および終了時に実施した。皮膚の色は、T0、T07、T14およびT21に写真記録と共に比色計によって測定した。UVB色素沈着は、光放射源、すなわち、Soloar Light COによって製造されたキセノンアーク灯601/300Wを備えた太陽シミュレータを使用して、志願者の既に色素沈着した皮膚に誘導した。
標準色系CIEによるMinolta色彩色差計CR400(The Commission Internacional de I’Eclairage)を使用して皮膚の呈色を測定した。色は、L軸が皮膚明度に対応し、a軸が緑および赤に対応し、b軸が青および黄色に対応する3次元座標系によって表現する。
Soloar Light COによって製造されたキセノンアーク灯601/300Wを備えた太陽シミュレータを光源として使用した。この装置は、290と400nmの範囲のUVBおよびUVAスペクトルにおける連続した光放射を提供する。この装置には、一連のレンズおよび320nmより低いか、または400nmより高い照射を吸収または分散するフィルターが含まれる。照射は、予め確立された個々の照射量を適用するように設定された「ポート」と呼ばれる6個に分岐した光学繊維から行われる。照射のモニターは、UVB照射検出器および電子モニターを含む用量制御系(DCS)を使用して実施した。この試験では、3個の「ポート」のみを被験組成物の各塗布部位に使用した。
評価試料
Figure 2012509257
Figure 2012509257
製剤
製造方法
1.適切な容器内で、少量の精製水にメチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルフェノールを分散させる。均一になるまで混合する。
2.適切な容器内で、シクロペンタシロキサンPEG/PPG−18/18ジメチコンおよびシクロペンタシロキサンジメチコンクロスポリマーが均一になるまでブレンドする。
3.適切な容器内に、ポリエチレングリコールを入れる。甘草抽出物を添加し、分散させる。均一になるまで混合する。
4.適切な容器内で、少量の精製水にフィランサス・エンブリカの果実抽出物を分散させる。均一になるまで混合する。
5.適切な容器内で、少量の精製水にトリエタノールアミンを分散させる。均一になるまで混合する。
6.適切な容器内で、少量の精製水にメタ重亜硫酸ナトリウムを分散させる。均一になるまで混合する。
7.主要な製造容器に、混合しながら残存する精製水を添加し、エデト酸ナトリウムを分散させる。内容物を約85℃まで加熱する。
8.適切な容器に、セチルアルコール、C14〜22アルコールおよびC12〜20アルキルグリコシド、セチルアルコール、メトキシ桂皮酸エチルヘキシルおよびブチル化ヒドロキシトルエンを添加する。約85℃まで加熱し、均一になるまで混合する。
9.撹拌しながら工程8の混合物を工程7の混合物に添加する。均一になるまで混合する。
10.混合しながら、バッチを約37℃まで冷却する。
11.混合しながら工程4および工程5の混合物を添加する。均一になるまで混合する。
12.混合しながらフェノキシエタノールおよびメチルイソチアゾリノンを添加する。
13.混合しながら工程2の混合物、次いで工程3の混合物を添加する。均一になるまで混合する。
14.ベリス・ペレンニスの花抽出物を添加し、均一になるまで混合する。
15.混合しながら工程1の混合物を添加し、均一になるまで混合する。
16.アクリル酸ヒドロキシエチル、アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー、スクアレンおよびポリソルベート60を添加する。均一になるまで混合する。
17.混合しながら工程6の混合物を添加する。均一になるまで混合する。
18.混合しながら香水を添加する。均一になるまで混合する。
19.この製剤は、5,000〜15,000cPの範囲の粘度、および1.01〜1.06の範囲の密度を有する。
Figure 2012509257
別の組成物の製造の別法
この別法は、4.0〜6.5の範囲のpHから5.0〜6.5の範囲のpHの製剤pHの変化を達成した。甘草抽出物、ベリス・ペレンニス抽出物およびエンブリカは、一般に、黄色光に当て続けられおよび/または白色光への曝露から保護された。一実施形態において、包装を含む、全工程は、好ましくは、黄色光下で起こる。別の実施形態において、得られた製剤は、白色光および空気に曝されることなく保存される。
予混合物
1.予混合物A:付加的な適切な容器に、Tinosorb M(登録商標)(メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルフェノール(および)デシルグルコシド(および)キサンタンガム(および)プロピレングリコール(および)水および第2精製水)を加える。全体に分散させるまで攪拌する。保持する。
2.予混合物B:付加的な適切な容器に、DC9040(登録商標)(ジメチコンクロスポリマー(および)シクロメチコン)およびDC5225C(登録商標)(シクロペンタシロキサン/PEG/PPG−18/18ジメチコン)を加える。全体に分散させるまで攪拌する。保持する。
3.予混合物C:付加的な適切な容器に、プロピレングリコールおよび甘草抽出物を加える。全体に分散させるまで攪拌する。保持する。
4.予混合物D:付加的な適切な容器に、エンブリカおよび第3精製水を加える。全体に分散させるまで攪拌する。保持する。
5.予混合物E:付加的な適切な容器に、トリエタノールアミン99Wおよび第4精製水を加える。全体に分散させるまで攪拌する。保持する。
6.予混合物F:付加的な適切な容器に、メタ重亜硫酸ナトリウムおよび第5精製水を加える。全体に分散させるまで攪拌する。保持する。
油相の調製
7.適切な容器内で、セチルアルコール、Montanov L(登録商標)(C14/C22アルコール C12/C20アルキルグルコシド)、メトキシ桂皮酸エチルヘキシルおよびブチル化ヒドロキシトルエンを加えて油相を調製する。攪拌しながら75℃±2℃に加熱する。
水相の調製
8.第1精製水およびEDTA二ナトリウムを主な反応器に加える。攪拌および均一化しながら75℃±2℃に加熱する。
乳剤
9.両方の相が75℃±2℃に達すると、激しく攪拌および均一化しながら、油相を水相に注ぐ。15分の均一化の後に、形成された乳剤が均一であるかどうかを確認する。必要に応じて、より長い時間攪拌および均一化する。
10.37℃±2℃に冷却する。
11.予混合物Dを加え、完全に均一化するまで攪拌する。
12.予混合物Eを加え、少なくとも15分間よく攪拌および均一化する。
13.激しく攪拌しながら、予混合物Aを加える。
14.Neolone PE(登録商標)(フェノキシエタノール(および)メチルイソチアゾリノン)、予混合物B、予混合物C、およびBelides(登録商標)(ベリス・ペレンニス抽出物)を加える。滑らかになるまで攪拌および均一化する。
15.激しく均一化しながらSimugel NS(登録商標)(アクリル酸ヒドロキシエチル(および)アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコポリマー(および) スクアラン(および)ポリソルベート60)を主な反応器に加え、全ての物質がタンク中にある場合には攪拌を組み込む。少なくとも15分間よく攪拌および均一化する。
16.香水FAV 22000(登録商標)を加え、均一化する。
17.予混合物Fを加え、少なくとも15分間よく攪拌および均一化する。
18.上部からおよび下部から試料を回収し、pHを測定する(5.0〜6.5の範囲)。試料間のpHの結果の変化は、均一を示す、0.3以上の任意のpH単位であるべきではない。必要に応じて、前述のパラメータが達成されるまで攪拌し続ける。
志願者のスクリーニング
1.集団サンプリング:
年齢18歳から60歳の男女10人の志願者を試験実施のためにスクリーニングした。参加した対象は、名前の最初の4文字および姓の最初の文字、個々の認識番号(電子系によって作成)およびプロトコル番号を付けた。
2.選択基準
・年齢レベル:18歳から60歳
・Fitzpatrickの分類によるフォトタイプIIおよびIII
・試験部位の皮膚全体
・試験方法に従い、評価のために定められた日時に診療所へ来院することに対する同意
・インフォームドコンセント形式の署名
3.除外基準
・妊娠または授乳
・抗炎症剤または免疫抑制剤の使用
・アトピーの個人歴
・局所的または全身光感作療法の使用
・光毒性反応または光アレルギー反応の病歴
・局所製品に対する感作または刺激の病歴
・光誘導性病変、例えば、蕁麻疹、エリテマトーデス、光による皮疹、単純ヘルペスの再発
・被験部位の活性のある炎症性皮膚病の存在
・被験部位の神経病変の存在
・活性のある皮膚病変
・局所製品に対する感作または刺激の病歴
・太陽または日焼けベッドへの頻繁な曝露
・過去6カ月以内の新たな開発薬の使用
方法
1.操作手順:
初期手順の後、各志願者に色素沈着を誘導するのに必要な最小紅斑量を以下に記載のとおりに決定した。
a.最小紅斑量の計算
最小紅斑量(MED)を評価するために、各志願者に予備試験を行った。6種の曝露量を各志願者の保護していない皮膚に塗布し、それぞれの曝露量は、等比数列的に前の曝露量よりも12%多くした。用量中央値は、Fizpatrick Phototypeによって既に決定されており、以下の表1に示した。
Figure 2012509257
照射後、志願者を退出させ、24時間後に戻るように指示した。曝露データを各志願者について記録した。
b.読み取り
照射後、各志願者を解放し、24時間以内に戻るように指示し、それによって、各志願者の曝露部位は、垂直位置で所定の距離から、各志願者のために一定に維持した照明によって読み取った。次いで、MEDは、各志願者について決定した。
個々の最小紅斑量(iMED)は、曝露部位にはっきりと明瞭な輪郭の紅斑を生じるのに必要な最小限の紫外線(UV)照射と定義され、試験段階中、参照として使用された。
したがって、紅斑を示さない亜部位は、試験評価に必要な基準である。これが生じない場合、iMEDを決定するために新たに塗布を実施しなければならない。
c.色素沈着の誘発
iMED決定後、背中の骨盤と肩胛骨の間の背中の肋骨の中心線の横に位置する各被験部位を、横たわった志願者にマーカーを使用して印を付けた。製品の塗布のために指示された3箇所の範囲を定め、すなわち、部位B、部位Eおよび部位Fとした。各部位は、35cm(07×05cm)であった。範囲を定めた部位それぞれについて、既に各志願者について計算した最小紅斑量の1.5倍と同等の照射を適用した。この適用を2回反復し、それによって各部位は全部で3倍照射された。
d.製品の塗布
照射後、志願者を退出させ、72時間後に部位の写真考証および比色評価のために戻るように指示した。被験者は、対象当たり全部で3個の試験部位および9個の指示領域を提供するため、3種の異なる照射領域に対応する部位B、EおよびFそれぞれについて3連で試験した。評価後、以下の配列に従って、各試験物質2mgを1日1回各対象の被験部位の指示した照射領域に塗布した。
部位B:ヒドロキノン2%
部位E:本発明の局所用化粧品組成物
部位F:陰性対照:製品を塗布しない部位
製品の浸透を最適にし、製品の移動、手の接触またはUV曝露を回避するために、製品塗布部位は濾紙で遮蔽し、半透明接着テープで保持した。志願者は、以下の表IIに従って、塗布、読み取りおよび評価のために診療所に戻った。
Figure 2012509257
e.比色評価
比色評価は、色彩色差計を使用して実施した。測定は全て3回実施し、各志願者のLパラメータ平均を記録した。Lパラメータは、その値が減少するにつれて、別々に統計分析した。
f.統計
処置部位と対照部位の間、および実験時点間に統計学的に有意な差があるかどうかを調べるために、パラメータLを比較した。この比較は、対のデータについてスチューデントt検定によって行った。
結果
処置は、T7、T14およびT21の日に臨床的および比色的に評価した。陽性対照(ヒドロキノン2%)を含有した部位Bは、図1に示したように各実験時間について比色的平均を示した。図1は、21日後に統計学的に有意になった進行性の美白を経時的に例示している。以下の表IIIは、領域1(部位B)のT0平均とその他の実験時間との間のLの比較試験の結果を示している。表IVは、T0、T07、T14およびT21のそれぞれのL、aおよびbによる、各志願者の領域1(部位B)の個々の結果の生データを示している。
Figure 2012509257
Figure 2012509257
図2は、部位E、すなわち、評価した本発明の局所用化粧品組成物の塗布位置で得られた結果を例示している。図2は、14日後に統計学的に有意になる進行性の美白を経時的に例示した図である。以下の表Vは、領域2(部位E)のT0平均とその他の実験時間との間のLの比較試験の結果を例示している。表VIは、T0、T07、T14およびT21のそれぞれのL、aおよびbによる、各志願者の領域2(部位E)の個々の結果の生データを示している。
Figure 2012509257
Figure 2012509257
図3は、対照位置部位F、すなわち、照射のために何も処置していないところについて、実験時間中いかなる有意差もない進行性の美白(合成されたメラニンの天然の分解)を例示している。以下の表VIIは、対照領域(部位F)のT0平均とその他の実験時間との間のLの比較試験の結果を示している。表VIIIは、T0、T07、T14およびT21のそれぞれのL、aおよびbによる、各志願者の対照領域(部位F)の個々の結果の生データを示している。
Figure 2012509257
Figure 2012509257
図4は評価時間中の処置1および2および対照における比色値の平均の間の比較を例示した図である。表IXは、本発明の局所用化粧品組成物のみが対照群で観察された色素沈着の一時的な減少と比較して色素沈着の統計学的軽減を示すことを例示している。
Figure 2012509257
考察
UV誘導色素沈着(メラニン形成)はあるが、色素性の機能障害は先在していない実験モデルでは、処置領域の臨床的色素沈着は自然に徐々に減少するであろう。未処置対照を含む全箇所で、比色計を使用して評価したところ、T21までに色素沈着の有意な減少が示された。
したがって、この実験は、処置が最も迅速で、最も有意な脱色素沈着を引き起こすことを比較的に評価するために実施された。処置は全て、各志願者に同時に塗布されたので、メラニン形成能力の変動はかなり軽減された。したがって、脱色素沈着は、各志願者の試験箇所の全てにおいて同じ速度で生じたであろう。
この前提から、美白効果は、既に視覚的評価および比較分析が考慮された、各箇所について経時的に臨床的に観察された。
これらの観察の精度を高め、客観的で、一貫した、再現可能な評価を可能にするため、比色計を補助的な装置評価として使用し、ヒトの目では検出できない差の検出を可能にした。
比色計では、比色測定によってもたらされたLパラメータは皮膚明度に直接関係する指数である。Lの値が高ければ高いほど、評価した領域は明るい。
実験的なメラニン形成現象を扱うので、処置を臨床的および比色計によって評価する場合、脱色素沈着の進行が予測された。照射したが、処置しなかった対照箇所では、ヒドロキノンでT21からLの有意な比色的改善が表れたが、それにも関わらず、美白レベルは、ヒドロキノンのT07およびT14と比較したとき、統計学的に低かった。
経時的なデータをさらに考察すると、以下のように結果が異なった。ヒドロキノン:T21から有意に改善される。本発明の局所用化粧品組成物:T14から有意に改善され、対照と比較したとき、統計学的に有意に高い美白レベルが示された。したがって、本発明の局所用化粧品組成物は、ヒドロキノンと比較して、迅速で、より著しい美白効果(より高い美白指数)をもたらした。
図5は、比色結果を支持する臨床データの写真を示し、より大きな平均美白効果が新しい処方との位置で得られた。ヒドロキノン処置および新しい処方は、研究末期と同様であったが、新しい処方はより迅速で、より著しい美白の指標を提供する。
実施例2
以下の実施例は、本明細書に記載の本発明によるクリームの調製を例示する。
Figure 2012509257
組成物は、実施例1のように調製する。より具体的には、PremixEをエマルジョンに添加した後、ネオロンPE(フェノキシエタノールおよびメチルイソチアゾリノン)およびシクロメチコンを高剪断ホモゲナイズの下で添加し、約15分間混合する。キサンタンガムを含む増粘剤を油相に添加する。
実施例3
以下の実施例は、本明細書に記載の本発明によるクリームの調製を例示する。
Figure 2012509257
この組成物は、実施例1におけるように調製した。
実施例4
以下の実施例は、本明細書に記載の本発明による組成物を投与するための一般的に塗布可能な方法を例示する。
局所化粧品組成物は、従来の手段によって処置された対象の皮膚に局所的に投与する。これは、セラムまたはクリームジェル製剤の使用によって実施することが好ましい。したがって、局所製剤は、例えば、指先を使用して、所望する皮膚表面領域に塗布することができる。
化粧組成物の局所投与のために、被験者にはまず患部を穏やかに清浄にし、軽くたたいて乾燥させるように指示すべきである。次に、局所用化粧品組成物を患部領域に直接塗布するか、あるいは手のひらまたは適切な容器に分配し、そこから物質をとり、手動で処置する皮膚領域に塗布してもよい。
実施例5
被験者は、望ましくない皮膚色素沈着を有する。本明細書に記載の局所化粧品組成物は、被験者の皮膚の望ましくない色素沈着領域に局所投与する。被験者の皮膚の望ましくない色素沈着領域が美白されることが予測される。
実施例6
被験者は、白斑を有する。本明細書に記載の局所化粧品組成物は、被験者の正常な皮膚の残部領域に局所投与する。皮膚全体を均一にするために被験者の正常な皮膚の残部領域が美白されることが予測される。
実施例7
被験者は、年齢によるしみを有する。本明細書に記載の局所化粧品組成物は、被験者の患部皮膚領域に局所投与する。年齢によるしみが美白されることが予測される。
本明細書で引用した出版物は全て、本明細書に記載の本発明が関与する当業者の技術レベルの指標となる。これらの出版物は全て、それぞれ個々の出版物が参考として組み込まれることを具体的かつ個々に示されたのと同程度に本明細書に参考として組み込まれる。
したがって、本発明を記載したが、多くの方法で変更または変化できることは明らかであろう。このような変更および変化は、本発明の精神および範囲の逸脱とは見なされず、このような変更および変化は全て、以下の特許請求の範囲内に含まれるものとする。

Claims (13)

  1. フィランサス抽出物、
    ベリス抽出物、および
    甘草抽出物
    を含む局所化粧品組成物。
  2. フィランサス抽出物が、フィランサス・エンブリカ抽出物を含む、請求項1記載の局所化粧品組成物。
  3. フィランサス・エンブリカ抽出物がフィランサス・エンブリカの果実抽出物を含み、ベリス・ペレンニス抽出物がベリス・ペレンニスの花抽出物を含み、甘草抽出物が甘草の根抽出物を含む、請求項2記載の局所化粧品組成物。
  4. 組成物の全重量に基づき、フィランサス・エンブリカ抽出物が約0.5wt%から約2wt%の量で存在し、ベリス・ペレンニス抽出物が約1wt%から約20wt%の量で存在し、甘草抽出物が約0.01wt%から約1wt%の量で存在する、請求項2記載の局所化粧品組成物。
  5. 少なくとも1種の日焼け止めをさらに含む、請求項2記載の局所化粧品組成物。
  6. 少なくとも1種の日焼け止めが、局所化粧品組成物の全重量に基づき、約0.5wt%から30wt%の量で存在する、請求項5記載の局所化粧品組成物。
  7. 少なくとも1種の日焼け止めが、
    メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルフェノール、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイルヘキシルベンゾエート、コーティングされた酸化亜鉛およびそれらの組合せからなる群から選択される第1の日焼け止め、ならびに
    メトキシ桂皮酸エチルヘキシル、メトキシ桂皮酸イソアミル、ホモサレートサリチル酸エチルヘキシル、オクトクリレン、ポリシリコーン−15、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、アントラニル酸メンチル、エチルヘキシルジメチルPABAおよびそれらの組合せからなる群から選択される第2の日焼け止めを含む、請求項5記載の局所化粧品組成物。
  8. 局所化粧品組成物の全重量に基づき、第1の日焼け止めが約1wt%から20wt%の量で存在し、第2の日焼け止めが約1wt%から約10wt%の量で存在する、請求項7記載の局所化粧品組成物。
  9. 第1の日焼け止めが、メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルフェノールであり、第2の日焼け止めがメトキシ桂皮酸エチルヘキシルである、請求項7記載の局所化粧品組成物。
  10. 水および少なくとも1種の化粧品として許容される賦形剤をさらに含む、請求項2記載の局所化粧品組成物。
  11. 水が、組成物の全重量に基づき、約3wt%から約95wt%の量で存在する、請求項10記載の局所化粧品組成物。
  12. 少なくとも1種の化粧品として許容される賦形剤が、抗酸化剤、キレート化剤、pH調整剤、皮膚軟化剤、増粘剤、保存剤、乳化剤、湿潤剤、保湿剤、懸濁剤、蛍光美白剤、安定化剤、浸透促進剤、香料、着色剤およびそれらの組合せからなる群から選択される1種または複数の構成要素を含む、請求項10記載の局所化粧品組成物。
  13. 請求項1記載の局所化粧品組成物の治療有効量をそれらを必要とする対象の皮膚に局所投与することを含む、対象の皮膚色素沈着の美白方法。
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