JP2012507704A - 流体メニスカスを測定する装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、流体メニスカス132の形状を測定するよう配置される装置102に関する。装置は、第1の導電性流体128及び第2の絶縁性流体324を保持する流体チェンバ104を有する。第1及び第2の流体は相互に混合することなく、それらの間に流体メニスカス132を定める。更に、メインエレクトロウェッティング電極118及び補助エレクトロウェッティング電極120,122,124,126が流体メニスカスの形状を制御するよう設けられる。これに、メインエレクトロウェッティング電極と補助エレクトロウェッティング電極との間に電圧を供給する電圧源134が、メインエレクトロウェッティング電極と少なくとも2つの補助エレクトロウェッティング電極との間のキャパシタンスを別々に測定する測定回路144とともに含まれる。このために、測定回路は、キャパシタンスを示す信号を復調するマルチプレクサを有する。本発明は、更に、流体メニスカスを測定する方法に関する。

Description

本発明は、流体メニスカスの形状を測定する装置に関する。
本発明は、更に、このような装置を有するカテーテルに関する。
本発明は、更に、流体メニスカスの形状を測定する方法に関する。
国際公開第2006/035407(A1)号パンフレット(特許文献1)には、制御可能な光学レンズシステムが開示されている。かかるシステムは、第1及び第2の流体を収容し、該第1及び第2の流体の間のインターフェースがレンズ面を定めるチェンバを備えたレンズを有する。システムは、レンズ面の形状を電気的に制御する第1の電極及び第2の電極を有する電極配置と、第1及び第2の電極の間のキャパシタンスを測定する働きをするキャパシタンス検知配置によって供給される信号に基づいて電極配置を制御するフィードバック制御ループとを更に有する。
上記特許文献1で開示されている技術は、流体メニスカスに対して特定の形状(例えば、傾斜平板メニスカス又は対称凹面若しくは凸面形状)を生成するには適さない。
国際公開第2006/035407(A1)号パンフレット
本発明は、より正確に流体メニスカスの形状を測定可能な流体メニスカス形状測定装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、本発明に従う装置によって達成され、当該装置は、
導電性の第1の流体及び絶縁性の第2の流体を有し、前記第1の流体及び前記第2の流体が相互に混合することなく流体メニスカスを介して互いに接している流体チェンバと、
前記流体メニスカスの形状を制御する、メインプレーンに位置付けられるメインエレクトロウェッティング電極、及び部分的に前記流体チェンバを囲み、それぞれの補助プレーンに位置付けられる補助エレクトロウェッティング電極と、
前記メインエレクトロウェッティング電極と複数の補助エレクトロウェッティング電極との間に電圧を供給する電圧源と、
前記メインエレクトロウェッティング電極とそれぞれの補助エレクトロウェッティング電極の中の少なくとも2つとの間のキャパシタンスを別々に測定する測定回路であって、それぞれのキャパシタンスを示す信号を復調するマルチプレクサを有する測定回路と
を有する。
補助エレクトロウェッティングを複数設け、メインエレクトロウェッティング電極と少なくとも2つの補助エレクトロウェッティング電極との間のキャパシタンスを測定することによって、流体メニスカスの形状は、有利に、より正確な決定を可能にさせる。前記補助エレクトロウェッティング電極は、前記流体チェンバに含まれる導電性の第1の流体を介して互いに電気的に接続される。従って、第1の流体の特性に依存して、補助エレクトロウェッティング電極間には有意な相互作用が存在する。補助エレクトロウェッティング電極間の相互作用は、単一のキャパシタンスの決定を妨げる。すなわち、該相互作用に起因して、メインエレクトロウェッティング電極と補助エレクトロウェッティング電極との間のキャパシタンスを表す信号は、全体的な特性を示す。補助エレクトロウェッティング電極間の相互作用の結果に対抗するよう、本発明に従う装置は、メインエレクトロウェッティング電極と補助エレクトロウェッティング電極のそれぞれとの間のキャパシタンスを表す信号を復調するマルチプレクサを設ける。より具体的に、当該信号は、別々の補助エレクトロウェッティング電極に関連するキャパシタンスを表す成分に分けられる。結果として、メインエレクトロウェッティング電極と少なくとも2つの補助エレクトロウェッティング電極との間のキャパシタンスは、別々の測定のために補正可能である。すなわち、流体メニスカスの実際の形状に関する更なる情報が利用可能である。結果として、本発明に従う装置は、流体メニスカスの形状のより正確な測定を可能にする。
本発明に従う装置の好ましい実施形態において、前記測定回路は、前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極のそれぞれとの間のキャパシタンスを測定するよう配置される。この利点は、流体メニスカスの形状に関する更なる情報が利用可能になることである。
本発明に従う装置の好ましい実施形態において、当該装置は、前記測定回路によって供給される制御信号に基づいて前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極のそれぞれとの間に供給される電圧を制御する電圧制御回路を有する。この特徴に係る利点は、流体メニスカスの実際の形状と必要とされる形状との間の偏差を補償する点である。このような偏差は、起こり得る製造公差や、例えば温度変化による流体チェンバ内の流体のインサイチュ(in situ)変形により引き起こされうる。更に、偏差は、第1の流体の密度が第2の流体の密度と異なる場合に、重力場に関して流体チェンバの位置付けの変化に起因して引き起こされる。前記電圧制御回路は、前記測定回路によって供給される信号を、必要とされる流体メニスカスを表す設定点信号と比較して、その後に、前記測定回路によって供給される信号と設定点信号との間の起こり得る差に基づいて前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極のそれぞれとの間に適切な電圧を供給することによって、前述の偏差の補償を達成する。
本発明に従う装置の好ましい更なる実施形態において、前記測定回路は、前記メインエレクトロウェッティング電極とそれぞれの補助エレクトロウェッティング電極の中の少なくとも2つとの間のキャパシタンスを測定する演算増幅器を有する。この演算増幅器は、所定の測定キャパシタンスを有する測定キャパシタを設けられている負帰還ループを設けられ、前記マルチプレクサの入力部と協働するよう配置される。関連する実施形態に係る前記測定回路の利点は、前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極のそれぞれとの間のキャパシタンスの正確な測定を妨げうる寄生キャパシタンスによる攪乱効果に対抗する当該測定回路の能力にある。
このような寄生キャパシタンスの潜在的な発生源は、同軸測定ケーブルである。従って、本発明に従う装置の関連する実施形態は、特に、前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極とが前記測定回路から遠く離れて位置付けられるように流体チェンバが配置される応用にとって有利でありうる。ここで、そのような配置と前記測定回路とは、望ましくは、同軸ケーブルを介して互いに接続される。このような応用の一例は、カテーテルによって与えられ、前記配置は、走査の間、超音波及び/又はレーザビームの向きを変えるようカテーテルの先端に取り付けられる。比較的小さい寸法のカテーテルの先端を考えると、前記測定回路を当該カテーテルの先端に組み込むことはできない。従って、本実施形態の更なる利点は、カテーテルにおける当該装置の利用を可能にするということである。
この具体的な例において、前記補助エレクトロウェッティング電極のそれぞれは、少なくとも1つの寄生キャパシタンスが伴う。それに加えて、寄生キャパシタンスは相互に連結される。すなわち、メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極との間のキャパシタンスは、流体チェンバ内の第1及び第2の流体を介して相互に作用する。それに加えて、寄生キャパシタンスは、使用の間、同軸ケーブルの屈曲動作により一定でない。
本発明に従う装置の更なる実施形態において、前記測定回路は、前記メインエレクトロウェッティング電極とそれぞれの補助エレクトロウェッティング電極の中の少なくとも2つとの間のキャパシタンスを測定するスイッチング回路を有し、該スイッチング回路は、所定の第1の測定キャパシタンスを有する第1の測定キャパシタと、所定の第2の測定キャパシタンスを有する第2の測定キャパシタとを有し、前記第1の測定キャパシタンス及び前記第2の測定キャパシタンスは相互に異なり、前記スイッチング回路は、前記第1の測定キャパシタ及び前記第2の測定キャパシタを交互に且つ相互排他的に駆動するキャパシタンススイッチを更に有し、前記マルチプレクサの入力部と協働するよう配置される。関連する実施形態の前記測定回路の利点は、前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極との間のキャパシタンスの正確な測定を妨げうる寄生キャパシタンスによる攪乱効果を相殺する当該測定回路の能力にある。
本発明に従う装置の好ましい実施形態において、前記マルチプレクサは、周波数領域マルチプレクサであり、前記電圧源は、特定の周波数で電圧を供給するよう配置される。前記周波数領域マルチプレクサは、それぞれの補助エレクトロウェッティング電極が前記電圧源によって駆動される周波数に対応する周波数成分をそれぞれ有する復調信号を用いることによって、前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極との間のキャパシタンスを表す信号を復調する。
本発明に従う装置の実際の実施形態において、前記マルチプレクサは、時間領域マルチプレクサである。該時間領域マルチプレクサは、復調信号を用いて、前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極との間のキャパシタンスを表す前記信号を復調する。各復調信号は、ロー値及びハイ値を有する方形波信号である。前記電圧源は、それぞれの復調信号のハイ値に対応する電圧との接続を交互に切る電圧スイッチを有する。方形波信号がロー値に達する場合、それぞれの電圧はそれぞれの電圧スイッチによって接続を切られる。方形波信号がハイ値に達する場合、それぞれの電圧は、付随する電圧スイッチを通じて接続される。
本発明に従う装置の更なる実際の実施形態において、前記第1の流体は第1の音速を提供し、前記第2の流体は第2の音速を提供し、前記第1の音速及び前記第2の音速は相互に異なる。すなわち、前記第1の流体を横切る音の速度は第1の値を有し、前記第2の流体を横切る音の速度は第2の値を有し、これらの第1及び第2の値は相互に異なっている。結果として、前記流体メニスカスの形状を適切に制御することにより、前記流体メニスカスは、音の方向を変えることができる。関連する実施形態の可能な応用は、超音波ビームの方向を制御することにある。
本発明に従う装置の更なる実際の実施形態において、前記第1の流体は第1の屈折率を有し、前記第2の流体は第2の屈折率を有し、前記第1の屈折率及び前記第2の屈折率は相互に異なる。結果として、前記流体メニスカスの形状を適切に制御することにより、前記流体メニスカスは、例えばレーザビーム等の電磁放射の方向を変えることができる。
本発明は、更に、流体チェンバにおける導電性の第1の流体と絶縁性の第2の流体との間の流体メニスカスの形状を測定する方法であって、前記第1の流体及び前記第2の流体は相互に混合しない方法において、
メインプレーンに位置付けられるメインエレクトロウェッティング電極と、部分的に前記流体チェンバを囲み、補助プレーンに位置付けられる補助エレクトロウェッティング電極と間に電圧を供給するステップと、
マルチプレクサを有する測定回路によって、前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極の中の少なくとも2つとの間のキャパシタンスを別々に測定するステップと
を有する方法を提供することを目的とする。
本発明に従う方法の好ましい実施形態において、前記測定回路によって供給される信号に基づいて前記補助エレクトロウェッティング電極へ供給される電圧を制御するステップが提供される。
本発明は、更に、音及び/又は電磁放射の方向の実時間制御のためのカテーテルを提供することを目的とする。本発明のこの目的は、本発明に従う装置を設けられた本発明に従うカテーテルによって達成される。
本発明は、更に、請求項11乃至13に記載されるようなカテーテル、光学式記憶装置、及びフォトカメラにおける本発明に従う装置の使用に関する。
流体チェンバ、メインエレクトロウェッティング電極及び補助エレクトロウェッティング電極を有する装置を断面図において図式的に表す。 図1Aに表される装置の底面図を図式的に示す。 図1A及び図1Bに従う装置に適用される測定回路及び同軸ケーブルとともにエレクトロウェッティングレンズの電気的挙動モデルを図式的に表す。 流体チェンバ、メインエレクトロウェッティング電極、補助エレクトロウェッティング、及び時間領域マルチプレクサを設けられた測定回路を有する装置を断面図において図式的に表す。 図3Aに表される装置の底面図を図式的に表す。 図3A及び図3Bの装置に適用される測定回路及び同軸ケーブルとともにエレクトロウェッティングレンズの電気的挙動モデルを図式的に表す。 流体メニスカスの形状を測定する方法を表すフローチャートを示す。
本発明に従う装置の第1実施形態が、図1A、図1B及び図2に表されている。図1Aは、装置102の断面図を示し、一方、図1Bは、装置102の底面図を示す。装置102は流体チェンバ104を有する。流体チェンバ104は、底面106と、壁面部108、110、112及び114(図1B参照)を有する壁面とを有する。壁面部108、110、112及び114は、ショートカットを防ぐ絶縁層116を設けられている(図1A参照)。代替の実施形態において、流体チェンバ104は、円錐形若しくは円筒形の壁面、又は他の何らかの適切な壁面を有してよい。装置102は、この具体的な実施形態では底面106に取り付けられているメインエレクトロウェッティング電極118と、部分的に流体チェンバ104を囲み、壁面部108、110、112及び114にそれぞれ取り付けられている補助エレクトロウェッティング120、122、124及び126(図1B参照)とを有する。この具体例において、メインプレーン119及び補助プレーン121、123、125及び127は重ならない。
図1Aを参照して、流体チェンバ104は、第1の流体128及び第2の流体130を有し、第1の流体128及び第2の流体130は、相互に混合することなく、流体間のインターフェースである流体メニスカス132を定める。第1の流体128は導電性であり、第2の流体130は絶縁性である。すなわち、第1の流体128は第1の導電率を有し、第2の流体130は第2の導電率を有し、第2の導電率は第1の導電率と比較して十分に小さい。理想的には、第2の導電率は無である。望ましくは、第1の流体128の密度と第2の流体130の密度とは、装置102を重力場に対する方向の変化に比較的鈍感にするように、ほとんど相互の違いを有さない。
動作の間、電圧V、V、V及びVは、それぞれ周波数f、f、f及びfで電圧源134によって補助エレクトロウェッティング120、122、124及び126のそれぞれに供給される。ここで、f≠f≠f≠fとする。電圧を補助エレクトロウェッティング120、122、123及び124に供給することにより、流体メニスカス132の形状は、接触角度φ1及びφ2を制御することで制御される(図1A参照)。接触角度φ1は、流体メニスカス132と壁面部108との間の角度として定義され、接触角度φ2は、流体メニスカス132と壁面部112との間の角度として然るべく定義される(図1B参照)。この実施形態では、目的は、図1Aに示されるように、傾斜した真っ直ぐな流体メニスカスを発生させることである。接触角度は、エレクトロウェッティング効果を用いることで制御される。接触角度は、メインエレクトロウェッティング電極118と補助エレクトロウェッティング120、122、124及び126のそれぞれとの間のキャパシタンスを測定することで推定される。すなわち、前述のキャパシタンスは、導電性の第1の流体128によりカバーされるエレクトロウェッティング電極の領域136及び138の面積によって決定される。導電性の第1の流体128によりカバーされる領域136及び138は、接触角度φ1及びφ2とともに比例的に変化する。流体メニスカス132と壁面部110及び114との間の接触角度も同様に制御される。
この具体例では、装置102は、図1Aに表されるように、超音波トランスデューサ144によって生成される超音波ビーム142の方向を実時間で制御するために、カテーテルの先端140に取り付けられている。そのために、第1の流体128は第1の音速を提供し、第2の流体130は第2の音速を提供し、第1の音速は第2の音速とは異なる。流体メニスカス132で起こる音速に対する不連続は、超音波ビームの方向を変える。従って、流体メニスカスの傾斜角を制御することで、超音波ビーム142は、例えば人体内部の目的の場所へと向けられる。より詳しくは、国際公開第2006/035407(A1)号パンフレットを参照されたい。装置102は、カテーテルにおける適用に限定されず、他の期待できる用途は、内視鏡、生検針及び走査型顕微鏡にある。
カテーテルの先端は比較的小さい寸法であるために、測定回路144及び電圧源134はカテーテルの先端140に組み込まれないことがある。結果として、測定回路144及び電圧源134はカテーテルの先端140から離れて配置される。測定回路144は、信号153に基づいて、メインエレクトロウェッティング電極118と補助エレクトロウェッティング電極120、122、124及び126との間のキャパシタンスを別々に測定するよう配置される。信号153は、メインエレクトロウェッティング電極118と補助エレクトロウェッティング電極120、122、124及び126のそれぞれとの間のキャパシタンスを示す。これらのキャパシタンスは、それぞれ、C、C、C及びCによって表される(図1A及び図1B参照)。従って、具体例において、補助エレクトロウェッティング電極120、122、124及び126のそれぞれは、測定回路144によって考慮される。測定回路144及び電圧源134は、同軸ケーブル146、148、150、151及び152を用いてエレクトロウェッティングレンズ102と物理的に接続されている。これらの同軸ケーブルは、同軸ケーブル間に相互結合が存在しないようにシールドされているが、同軸ケーブル146、148、150、151及び152は、寄生キャパシタンスCP1、CP2、CP3、CP4及びCP5を有する有意な寄生キャパシタを導入する。寄生キャパシタンスは、使用の間の同軸ケーブル146、148、150、151及び152の屈曲動作により、一定でない。ケーブル146、148、150及び151は、共通の電気的に絶縁されたケーブルによって具現されてよく、それらのケーブルの間には、寄生キャパシタンスが現れうる。
図2は、装置102の電気的な挙動のモデルを表す。更に、図2は、より詳細に、図1A及び図1Bの装置において適用される測定回路144を表す。キャパシタンスC、C、C及びCを別々に測定するために、測定回路202は、負帰還ループ206を設けられた演算増幅器204を有し、負帰還ループ206は、測定キャパシタンスCmeasを有する測定キャパシタ208を設けられている。演算増幅器の正入力Vは接地されている。負帰還ループ206により、演算増幅器204の負入力Vは仮想接地にある。すなわち、V=Vである。後者はV=0[V]を暗に意味する。電流が寄生キャパシタンスCP1、CP2、CP3、CP4を通って流れるが、キャパシタンスC、C、C及びCにかかる電圧は、それぞれ、V、V、V及びVに等しい。C、C、C及びCを通って流れる電流は、寄生キャパシタンスCP5が、仮想電圧にある演算増幅器の負入力Vに接続されているので、寄生キャパシタンスCP5を流れない。従って、メインエレクトロウェッティング電極118と補助エレクトロウェッティング電極120、122、124及び126との間のキャパシタンスを表す信号210を特徴付ける電圧Vmeasは、下記の式から得られる:
Figure 2012507704
ここで、ωはラプラス変数の虚数部分に相当し、jは虚数単位を表す。更に、Vmeasは、それ自体知られているボルトメーター(Voltmeter)を用いてキャパシタンスCmeasの両端で測定される電圧である。
測定回路202は、この具体例において周波数領域マルチプレキシングを用いるマルチプレクサ212を更に有する。代替的に、時間領域マルチプレキシングが用いられてよい。演算増幅器204は、マルチプレクサ212の入力211と協働する。マルチプレクサ212は、キャパシタンスC、C、C及びCを表す信号210を、これらのキャパシタンスのそれぞれを表す複数の信号214、216、218及び220に複製する。複製の数は、補助エレクトロウェッティング電極の数に対応する。複製の後、信号214、216、218及び220は、周波数f、f、f及びfをそれぞれ有する復調信号を用いて復調される。復調信号の周波数は、補助エレクトロウェッティング電極120、122、124及び126が電圧源134によって駆動されている周波数と同じである(図1B参照)。復調信号は正弦関数であってよい。代替的に、復調信号は、方形波又は他の適切な波形によって具現されてよい。周波数f、f、f及びfは、復調の後、信号214、216、218及び220の中のただ1つの周波数成分が直流(すなわち、0[Hz])に復調され、一方、復調された信号222、224、226及び228に存在する可能な他の周波数成分が0[Hz]から十分に離れている(少なくとも100[Hz])ようにする。
動作の間、復調された信号222、224、226及び228は、それぞれ、復調された信号の直流成分が影響を受けず、他方、より高い周波数成分が有効に減衰されるようなカットオフ周波数を有するローパスフィルタ230、232、234及び236によりフィルタをかけられる。ローパスフィルタをかけられた信号238、240、242及び244は、電圧Vmeau,1、Vmeau,2、Vmeau,3及びVmeau,4によって特徴付けられる。これらの電圧は、下記の関係に従って、それぞれ、キャパシタンスC、C、C及びCに関連している:
Figure 2012507704
なお、k∈{1,2,3,4}である。従って、メインエレクトロウェッティング電極118と補助エレクトロウェッティング電極120、122,124及び126との間のキャパシタンスCのそれぞれは、下記の関係に従って、決定されてよい:
Figure 2012507704
なお、k∈{1,2,3,4}である。本発明に従う第1実施形態は、必ずしも、補助エレクトロウェッティング電極の数が4である場合に限定されないと協調される。すなわち、指数kは、2以上の数であればいくつであってもよい。
図1A及び図1Bを参照して、電圧制御回路154が表されている。電圧制御回路154は、流体メニスカス132の実際の形状が流体メニスカス132の所望の形状と一致するように、測定回路144によって供給される制御信号156に基づいて、補助エレクトロウェッティング電極120、122、124及び126にそれぞれ供給される電圧V、V、V及びVを制御するために配置される。流体メニスカス132の形状のための所望の形状は、接触角度設定点φ setによって表される。この具体的な実施形態において、φ setは4次元ベクトルであり、流体メニスカス132と壁面部108、110、112及び114のそれぞれとの間の接触角度φ、φ、φ(図示せず。)及びφ(図示せず。)のそれぞれのための基準を有する。接触角度設定点φ setは、換算テーブル158を用いて、キャパシタンス設定点 setに変換される。キャパシタンス設定点 setは、キャパシタンスC、C、C及びC、すなわち、メインエレクトロウェッティング電極118と補助エレクトロウェッティング電極120、122、124及び126との間のキャパシタンスのための4次元基準ベクトルである。換算テーブル158は、例えば、実験的に得られる。4次元加重点160において、キャパシタンス設定点 setは、測定されるキャパシタンス measuredと比較される。ここで、 measuredは、測定回路144によって決定されるキャパシタンスC、C、C及びCを含むベクトルである。コントローラ162は、 set measuredとの間の差Δ(すなわち、Δ= set measured)に応じて、4次元電圧制御信号164を電圧源134に供給する。また、電圧制御信号164は、測定回路144が式[3]に従って計算を行うことを可能にするために、測定回路144に供給される。その後、電圧源134は、前述の電圧V、V、V及びVを、それぞれ、補助エレクトロウェッティング電極120、122、124及び126に供給する。単にこの特定の実施形態のためにだけ、電圧制御回路154は4つの電圧を制御するよう設けられている。すなわち、少なくとも2以上であれば、電圧制御回路154によって制御される電圧の数はいくつであってもよい。
本発明の第2実施形態は、図3A、図3B及び図4に表されている。図3Aは装置302の断面図を示し、一方、図3Bは装置302の底面図を示す。装置302は流体チェンバ304を有する。流体チェンバ304は、上端306と、壁面部308、310、312及び314(図3B参照)を有する壁面とを有する。壁面部308、310、312及び314は、ショートカットを防ぐ絶縁層316を設けられている(図3A参照)。代替の実施形態において、流体チェンバ304は、円錐形若しくは円筒形の壁面、又は他の何らかの適切な壁面を有してよい。装置302は、上端306に取り付けられている接地されたメインエレクトロウェッティング電極318を有する。この具体例では、装置302は、部分的に流体チェンバ304を囲み、壁面部308及び312にそれぞれ取り付けられている2つの補助エレクトロウェッティング320及び322を有する。
図3Aに示されるように、流体チェンバ304は、第1の流体324及び第2の流体326を有し、第1の流体324及び第2の流体326は、相互に混合することなく、流体間のインターフェースである流体メニスカス328を定める。第1の流体324は導電性であり、第2の流体326は絶縁性である。すなわち、第1の流体324は第1の導電率を有し、第2の流体326は第2の導電率を有し、第2の導電率は第1の導電率と比較して十分に小さい。理想的には、第2の導電率は無である。
使用の間、電圧V及びVは、電圧源330によって補助エレクトロウェッティング320及び322に供給される。電圧を補助エレクトロウェッティング320及び322に供給することにより、流体メニスカス328の形状は、接触角度φ1及びφ2を制御することで制御される。接触角度φ1は、流体メニスカス328と壁面部308との間の角度として定義され、接触角度φ2は、流体メニスカス328と壁面部312との間の角度であるように然るべく定義される。この例では、流体メニスカス328について上方に面した形状、すなわち、流体チェンバ304の底面から見られる形状を発生させることが目的である。接触角度は、エレクトロウェッティング効果を用いることで制御される。接触角度φ1及びφ2は、メインエレクトロウェッティング電極318と補助エレクトロウェッティング320及び322のそれぞれとの間のキャパシタンスを測定することで推定される。すなわち、前述のキャパシタンスは、導電性の第1の流体324によりカバーされるエレクトロウェッティング電極の領域332及び334の面積によって決定される。導電性の第1の流体324によりカバーされる領域332及び334は、接触角度φ1及びφ2とともに比例的に変化する。電圧V及びVは、それぞれ、第1の電圧スイッチ331及び第2の電圧スイッチ333を用いて交互に接続を切られる。時間tの期間の間、電圧Vは接続され、電圧Vは接続を切られる。時間tの期間の間、電圧Vは接続され、電圧Vは接続されない。従って、補助エレクトロウェッティング電極320及び322の一方が一度に駆動される。すなわち、期間t及びtは、連続的に繰り返される。
この実施形態において、装置302は、レーザ340によって生成されるレーザビーム338の方向を実時間で制御するために、光学式記憶ドライブに取り付けられている(図3A参照)。そのために、第1の流体324は第1の屈折率を有し、第2の流体326は第2の屈折率を有し、第1及び第2の屈折率は相互に異なっている。流体メニスカス328で起こる屈折率に対する不連続は、レーザ340によって供給されるレーザビーム338の方向を変える。従って、接触角度φ1及びφ2を制御することで、レーザビーム338は、例えば光学式記憶ディスク上の目的の場所に焦点を合わせられる。
測定回路342及び電圧源330は、図3A及び図3Bに表されているように、エレクトロウェッティングレンズ302から離れて配置される。測定回路342は、メインエレクトロウェッティング電極318と補助エレクトロウェッティング電極320及び322との間のキャパシタンスを別々に測定するよう配置される。これらのキャパシタンスは、それぞれ、C及びCによって表される。測定回路342及び電圧源330は、望ましくは、同軸ケーブル344、346及び348を用いてエレクトロウェッティングレンズ102と物理的に接続されている。同軸ケーブル344、346及び348は、同軸ケーブル間に相互結合が存在しないようにシールドされているが、寄生キャパシタンスCP1、CP2及びCP3を有する有意な寄生キャパシタを導入する。寄生キャパシタンスは、使用の間の同軸ケーブル344、346及び348の屈曲動作により、一定でない。
図4は、装置302の電気的な挙動のモデルを表す。更に、図4は、より詳細に、図3A及び図3Bの装置において適用される測定回路342を表す。キャパシタンスC及びCを別々に測定するために、測定回路402はスイッチング回路404を有する。スイッチング回路404は、既知のキャパシタンスCmeasを有する第1の測定キャパシタ406と、既知のキャパシタンスxCmeasを有する第2の測定キャパシタ408とを有する。ここで、x≠1である。スイッチング回路404は、交互に且つ相互排他的に第1の測定キャパシタ406及び第2の測定キャパシタ408を駆動するキャパシタンススイッチ410を更に有する。第1の電圧スイッチ407及び第2の電圧スイッチ409によって、電圧V及びVは、それぞれ交互に接続を切られる。
期間tの間、Vは接続されない。期間tの第1の部分の間、キャパシタンススイッチ410は第1の測定キャパシタ406を有効にし、期間tの第2の部分の間、キャパシタンススイッチ410は第2の測定キャパシタ408を有効にする。従って、期間tの第1の部分の間、電圧Vmeas1は、期間tの第1の部分の間キャパシタンスC及びCを表す信号412を特徴付ける電圧であって、下記の式によって与えられる:
Figure 2012507704
ここで、CR2は、CP2及びCにより得られる容量を表し、該容量は、下記の式に従って定義される:
Figure 2012507704
同様に、第2の測定キャパシタ408が有効にされる場合において、次の式が、期間tの第2の部分の間の信号412を特徴付ける電圧Vmeas2について得られる:
Figure 2012507704
式[4]及び[6]を考えると、得られる容量CR2は、期間tの間一定のままであると推測される。期間tは、通常1kHzから1MHzのサンプル周波数に関連する。この周波数は、流体チェンバ304に含まれる第1の流体324及び第2の流体326のバンド幅よりも大いに大きい周波数である。従って、その推測が正当だと理由付けられ、結果として、キャパシタンスC及びCの測定に伴う精度は下がらない。式[4]及び[6]を組み合わせて、2つの一次方程式の系が得られる。この系は、2つの未知数、すなわち、キャパシタンスC及び寄生キャパシタンスCP3を組み込む。一次方程式の系は、未知のキャパシタンスCに関して解かれ、その解は、次の式によって与えられる:
Figure 2012507704
期間tの第1の部分の間、キャパシタンススイッチ410は第1の測定キャパシタ406を有効にし、期間tの第2の部分の間、キャパシタンススイッチ410は第2の測定キャパシタ408を有効にする。期間tの間、Vは接続を切られている。従って、期間tの第1の部分の間、電圧Vmeas3は、期間tの第1の部分の間の信号412を特徴付ける電圧であって、下記の式によって与えられる:
Figure 2012507704
ここで、CR1は、CP1及びCにより得られる容量を表し、該容量は、下記の式に従って定義される:
Figure 2012507704
同様に、第2の測定キャパシタ408が有効にされる場合において、次の式が、期間tの第2の部分の間の信号412を特徴付ける電圧Vmeas4について得られる:
Figure 2012507704
式[8]及び[10]を考えると、得られる容量CR1は、期間tの間一定のままであると推測される。期間tと同じく、期間tは、通常1kHzから1MHzのサンプル周波数に関連する。この周波数は、流体チェンバ304に含まれる第1の流体324及び第2の流体326のバンド幅よりも大いに大きい周波数である。従って、その推測が正当だと理由付けられ、結果として、キャパシタンスC及びCの測定に伴う精度は下がらない。式[8]及び[10]を組み合わせて、2つの一次方程式の系が得られる。この系は、2つの未知数、すなわち、キャパシタンスC及び寄生キャパシタンスCP3を組み込む。一次方程式の系は、未知のキャパシタンスCに関して解かれ、その解は、次の式によって与えられる:
Figure 2012507704
測定回路402は、時間領域マルチプレキシングを用いるマルチプレクサ414を更に有する。スイッチング回路404は、マルチプレクサ414の入力413と協働する。マルチプレクサ414は、キャパシタンスC及びCを表す信号412を、これらのキャパシタンスのそれぞれを表す複数の信号416及び418に複製する。複製の数は、補助エレクトロウェッティング電極の数に対応する。複製の後、信号416及び418は、それぞれ、フィルタ420及び422によって、復調信号により復調される。フィルタ420及び422は復調信号によって駆動され、この具体例では、復調信号は方形波信号である。ここで、方形波信号は、2つの値、すなわち、ロー値及びハイ値を含む信号と考えられる。この具体例において、ロー値は零に等しく設定される。フィルタ420を駆動する第1の方形波信号は、期間tの間、ハイ値に達し、一方、フィルタ422を駆動する第2の方形波信号は、期間tの間、ハイ値に達する。従って、第1の方形波信号は、電圧Vが接続される場合にハイ値に達し、一方、第2の方形波信号は、電圧Vが接続される場合にハイ値に達する。結果として、復調された信号424及び426は、それぞれ、キャパシタンスC及びCに関連している。
スイッチング回路404は必ずしも一対の測定キャパシタを有するわけではないことが知られる。すなわち、既知の相互に異なった抵抗を有する一対の抵抗器、又は既知の相互に異なったインダクタンスを有する一対の測定インダクタが、同様に実行可能である。より一般的には、線形な電子測定素子が実行可能である。ここで、線形電子測定素子は、受動電子素子、すなわち、電流と電圧との間、電流と電圧の時間微分との間、又は電流の時間微分と電圧との間の線形な関係に従う電子素子として定義される。結果として、式[4]から[11]までは異なるものとなる。
図3A及び図3Bを参照して、電圧制御回路350が表されている。電圧制御回路350は、流体メニスカス328の実際の形状が流体メニスカス328の所望の形状と一致するように、測定回路342によって供給される制御信号343に基づいて、補助エレクトロウェッティング電極320及び322にそれぞれ供給される電圧V及びVを制御するために配置される。
流体メニスカス328の形状のための所望の形状は、接触角度設定点φ setによって表される。この具体的な実施形態において、φ setは2次元ベクトルであり、流体メニスカス328と壁面部308及び312のそれぞれとの間の接触角度φ及びφのそれぞれのための基準を有する。接触角度設定点φ setは、換算テーブル352を用いて、キャパシタンス設定点 setに変換される。この具体例では、キャパシタンス設定点 setは、キャパシタンスC及びC、すなわち、メインエレクトロウェッティング電極318と補助エレクトロウェッティング電極320及び322との間のキャパシタンスのための基準を有する2次元基準ベクトルである。換算テーブル352は、例えば、実験的に得られてよい。2次元加重点354において、キャパシタンス設定点 setは、測定されるキャパシタンス measuredと比較される。ここで、 measuredは、測定回路342によって決定されるキャパシタンスC及びCを含む2次元ベクトルである。コントローラ356は、 set measuredとの間の差Δ(すなわち、Δ= set measured)に応じて、2次元電圧制御信号358を電圧源330に供給する。その後、電圧源330は、前述の電圧V及びVを、それぞれ、補助エレクトロウェッティング電極320及び322に供給する。また、電圧制御信号358は、測定回路342が式[7]及び[11]に従って計算を行うことを可能にするために、測定回路342に供給される。
図5は、フローチャートを用いて本発明に従う方法の実施形態を概略的に表す。方法は、相互に混合することなく流体チェンバ内に含まれる導電性の第1の流体と絶縁性の第2の流体との間の流体メニスカスの形状を測定するよう配置される。
方法は、メインプレーンに位置付けられているメインエレクトロウェッティング電極と、メインプレーンではない補助プレーンに位置付けられ、流体チェンバを部分的に囲む補助エレクトロウェッティング電極との間に電圧を供給するステップ502を有する。方法は、マルチプレクサを有する測定回路によって、メインエレクトロウェッティング電極と少なくとも2つの補助エレクトロウェッティング電極との間のキャパシタンスを別々に測定するステップ504を更に有する。方法は、測定回路によって供給される信号に基づいて、補助エレクトロウェッティング電極間に供給される電圧を制御するステップ506を有する。
図面を参照して本明細書において本発明について詳細に説明してきたが、これらの説明は単なる例示であって、本発明を限定するものではない。本発明は、開示されている実施形態に限られない。例えば、本発明に従う装置及び方法は、補助エレクトロウェッティング電極の数に関し、2以上であれば、何らかの制限も課さない。更に、第1の流体の音速及び第1の流体の屈折率は、それぞれ、第2の流体の音速及び第2の流体の屈折率とは異なってよい。それに加えて、測定キャパシタンスを含む負帰還ループを備え、マルチプレクサの入力と協働する演算増幅器による測定は、時間領域マルチプレキシングとともに用いられてよい。本発明に従う装置及びその全ての構成要素は、それ自体知られているプロセス及び材料を適用することによって構成されてよいことが知られる。特許請求の範囲及び明細書において、語「有する(comprising)」は他の要素を排除せず、不定冠詞「1つの(a又はan)」は複数個を排除しない。特許請求の範囲における参照符号はいずれも、適用範囲を限定するよう解されるべきではない。更に、特許請求の範囲で定義される特徴の可能な組合せは全て、本発明の部分であることが分かっている。
上記特許文献1で開示されている技術は、流体メニスカスに対して特定の形状(例えば、傾斜平板メニスカス又は対称凹面若しくは凸面形状)を生成するには適さない。
国際公開第2006/048187号パンプレット(特許文献2)は、可変焦点距離レンズについて記載している。4つの測定セグメントが、メニスカスを検出するために、流体チェンバの周囲に配置されている。各セグメントは、それぞれのキャパシタンスメーターと接続されている。別組のセグメントが、メニスカスを成形するよう非対称場を適用するために使用される。
国際公開第2006/035407(A1)号パンフレット 国際公開第2006/048187号パンフレット
上記の目的は、本発明に従う装置によって達成され、当該装置は、
導電性の第1の流体及び絶縁性の第2の流体を有し、前記第1の流体及び前記第2の流体が相互に混合することなく流体メニスカスを介して互いに接している流体チェンバと、
前記流体メニスカスの形状を制御する、メインプレーンに位置付けられるメインエレクトロウェッティング電極、及び部分的に前記流体チェンバを囲み、それぞれの補助プレーンに位置付けられる補助エレクトロウェッティング電極と、
前記メインエレクトロウェッティング電極と複数の補助エレクトロウェッティング電極との間に、それぞれの周波数又は方形波信号を含むそれぞれの電圧を供給する電圧源と、
前記メインエレクトロウェッティング電極とそれぞれの補助エレクトロウェッティング電極の中の少なくとも2つとの間のキャパシタンスを別々に測定する測定回路であって、前記それぞれの周波数又は方形波信号を含む復調信号によってそれぞれのキャパシタンスを示す信号を復調して、該信号をそれぞれの信号成分に分解するマルチプレクサを有する測定回路と
を有する。
本発明は、更に、流体チェンバにおける導電性の第1の流体と絶縁性の第2の流体との間の流体メニスカスの形状を測定する方法であって、前記第1の流体及び前記第2の流体は相互に混合しない方法において、
メインプレーンに位置付けられるメインエレクトロウェッティング電極と、部分的に前記流体チェンバを囲み、補助プレーンに位置付けられる補助エレクトロウェッティング電極と間に、それぞれの周波数又は方形波信号を含むそれぞれの電圧を供給するステップと、
前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極の中の少なくとも2つとの間のキャパシタンスを、前記それぞれの周波数又は方形波信号を含む復調信号によって前記キャパシタンスのそれぞれを示す信号を復調して、該信号をそれぞれの信号成分に分解するマルチプレクサを有する測定回路によって、別々に測定するステップと
を有する方法を提供することを目的とする。

Claims (15)

  1. 流体メニスカスの形状を測定する装置であって、
    導電性の第1の流体及び絶縁性の第2の流体を有し、前記第1の流体及び前記第2の流体が相互に混合することなく流体メニスカスを介して互いに接している流体チェンバと
    前記流体メニスカスの形状を制御する、メインプレーンに位置付けられるメインエレクトロウェッティング電極、及び部分的に前記流体チェンバを囲み、それぞれの補助プレーンに位置付けられる補助エレクトロウェッティング電極と、
    前記メインエレクトロウェッティング電極と複数の補助エレクトロウェッティング電極との間に電圧を供給する電圧源と、
    前記メインエレクトロウェッティング電極とそれぞれの補助エレクトロウェッティング電極の中の少なくとも2つとの間のキャパシタンスを別々に測定する測定回路であって、それぞれのキャパシタンスを示す信号を復調するマルチプレクサを有する測定回路と
    を有する装置。
  2. 前記測定回路は、前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極のそれぞれとの間のキャパシタンスを測定するよう配置される、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記測定回路によって供給される制御信号に基づいて前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極のそれぞれとの間に供給される電圧を制御する電圧制御回路を有する、
    請求項1に記載の装置。
  4. 前記測定回路は、前記メインエレクトロウェッティング電極とそれぞれの補助エレクトロウェッティング電極の中の少なくとも2つとの間のキャパシタンスを測定する演算増幅器を有し、該演算増幅器は、所定の測定キャパシタンスを有する測定キャパシタを設けられている負帰還ループを設けられ、前記マルチプレクサの入力部と協働するよう配置される、
    請求項1に記載の装置。
  5. 前記測定回路は、前記メインエレクトロウェッティング電極とそれぞれの補助エレクトロウェッティング電極の中の少なくとも2つとの間のキャパシタンスを測定するスイッチング回路を有し、該スイッチング回路は、所定の第1の測定キャパシタンスを有する第1の測定キャパシタと、所定の第2の測定キャパシタンスを有する第2の測定キャパシタとを有し、前記第1の測定キャパシタンス及び前記第2の測定キャパシタンスは相互に異なり、
    前記スイッチング回路は、前記第1の測定キャパシタ及び前記第2の測定キャパシタを交互に駆動するキャパシタンススイッチを更に有し、前記マルチプレクサの入力部と協働するよう配置される、
    請求項1に記載の装置。
  6. 前記マルチプレクサは、復調信号を用いる時間領域マルチプレクサであり、各復調信号は、ロー値及びハイ値を有する方形波信号であり、
    前記電圧源は、それぞれの復調信号のハイ値に対応する電圧との接続を交互に切る電圧スイッチを有する、
    請求項1に記載の装置。
  7. 前記マルチプレクサは、周波数領域マルチプレクサであり、
    前記電圧源は、特定の周波数で電圧を供給するよう配置され、
    前記周波数領域マルチプレクサは、それぞれの特定の周波数に対応する周波数成分をそれぞれ有する復調信号を用いる、
    請求項1に記載の装置。
  8. 前記第1の流体は第1の屈折率を有し、前記第2の流体は第2の屈折率を有し、前記第1の屈折率及び前記第2の屈折率は相互に異なる、
    請求項1に記載の装置。
  9. 前記第1の流体は第1の音速を提供し、前記第2の流体は第2の音速を提供し、前記第1の音速及び前記第2の音速は相互に異なる、
    請求項1に記載の装置。
  10. 請求項1に記載の装置を有するカテーテル。
  11. 超音波用途のためのカテーテルにおける請求項1に記載の装置の使用。
  12. 光学式記憶ドライブにおける請求項1に記載の装置の使用。
  13. フォトカメラにおける請求項1に記載の装置の使用。
  14. 流体チェンバにおける導電性の第1の流体と絶縁性の第2の流体との間の流体メニスカスの形状を測定する方法であって、前記第1の流体及び前記第2の流体は相互に混合しない方法において、
    メインプレーンに位置付けられるメインエレクトロウェッティング電極と、部分的に前記流体チェンバを囲み、補助プレーンに位置付けられる補助エレクトロウェッティング電極と間に電圧を供給するステップと、
    マルチプレクサを有する測定回路によって、前記メインエレクトロウェッティング電極と前記補助エレクトロウェッティング電極の中の少なくとも2つとの間のキャパシタンスを別々に測定するステップと
    を有する方法。
  15. 前記測定回路によって供給される信号に基づいて前記補助エレクトロウェッティング電極へ供給される電圧を制御するステップ
    を有する請求項14に記載の方法。
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