JP2012252782A - 電池配線モジュール - Google Patents

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勝和 竹元
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泉 鈴木
Yuko Kinoshita
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Abstract

【課題】単電池群への組み付け作業の効率が向上された電池配線モジュールを提供する。
【解決手段】正極及び負極の電極端子11を有する複数の単電池12が並べられた単電池群13に取り付けられて電極端子11間を接続する電池配線モジュール14であって、電極端子11間を接続する複数のバスバー17と、複数のバスバー17を保持するバスバー係止部81及びバスバー支持部83を有する合成樹脂製の樹脂プロテクタ61と、を備え、バスバー係止部81及びバスバー支持部83は、電池配線モジュール14の単電池群13への取り付け方向と交差する面に関してバスバー17を単電池12側から装着保持する構成である。
【選択図】図8

Description

本発明は、電池配線モジュールに関する。
電気自動車やハイブリッド車用の電池モジュールにおいては、正極および負極の電極端子を有する複数の単電池が並んで配置されている。このような電池モジュールにおいては、正極の電極端子(正極端子)および負極の電極端子(負極端子)とがバスバーで接続されることにより複数の単電池が電気的に接続されるようになっている。複数の単電池を電気的に接続するために、例えば、特許文献1に記載されているような電池配線モジュールが用いられる。
特開平2011−8955号公報
上記特許文献1に記載されている電池配線モジュールでは、バスバー保持部を有する複数の接続ユニットを連結し、各接続ユニットのバスバー保持部に、上方(接続ユニットに対して単電池群とは反対方向)からバスバーを組み付けた後に、単電池の電極端子が形成されている端子形成面に接続ユニットを配置して各バスバーと電極端子とが接続されるようになっている。
しかしながら、上記のような構成の電池配線モジュールにおいて、バスバーは、接続ユニットに対して単電池群と反対方向から収容される。このため、単電池群への組み付け作業の際に、接続ユニットと、単電池群を構成する単電池の端子形成面あるいは電極端子との衝突により、接続ユニットのバスバー保持部に収容されていたバスバーが突き上げられて接続ユニットから脱落してしまうことが懸念される。バスバーが接続ユニットから脱落すると、バスバーを再度接続ユニットのバスバー保持部に収容する必要があるため、作業効率が悪いという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、単電池群への組み付け作業の効率が向上した電池配線モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、正極及び負極の電極端子を有する複数の単電池が並べられた単電池群に取り付けられて前記電極端子間を接続する電池配線モジュールであって、前記電極端子間を接続する複数のバスバーと、前記複数のバスバーを保持するバスバー保持構造を有する合成樹脂製の樹脂プロテクタと、を備え、前記樹脂プロテクタの前記バスバー保持構造は、前記電池配線モジュールの前記単電池群への取り付け方向と交差する面に関して前記バスバーを前記単電池側から装着保持する構成である。
上記の発明によれば、バスバーは、バスバー保持構造によって、電池配線モジュールの単電池群への取り付け方向と交差する面に関して単電池側から、樹脂プロテクタに装着保持される。これにより、電池配線モジュールを単電池群に取り付ける際に、樹脂プロテクタと、単電池の端子形成面又は電極端子とが単電池側から衝突したとしても、バスバーが突き上げられにくくなっているので、単電池群への組み付け作業の際にバスバーの脱落が防止される。その結果、電池配線モジュールを単電池群へ組み付ける作業の効率を向上させることができる。
本発明の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記バスバー保持構造は、前記バスバーに関して前記単電池と反対側の位置に形成されると共に、前記バスバーに対して前記単電池から前記樹脂プロテクタに向かう方向の力が加えられた時に前記バスバーを前記単電池と反対側から支持するバスバー支持部を備えることが好ましい。
上記の態様によれば、バスバーが保持された樹脂プロテクタを単電池群に取り付ける際に、電極端子がバスバーに対して単電池側から突き当たることにより、バスバーに対して単電池側から樹脂プロテクタに向かう方向の力が加えられても、バスバー支持部によってバスバーが単電池と反対側から支持される。これにより、バスバーが電極端子と突き当たることにより樹脂プロテクタから外れてしまうことを確実に抑制することができる。この結果、単電池群への電池配線モジュールの組み付け作業の効率を更に向上させることができる。
また、従来技術のように単電池と反対側からバスバーを樹脂プロテクタに取り付ける場合には、バスバーに対して樹脂プロテクタから単電池に向かう方向の力を加えることになる。このため、樹脂プロテクタには、バスバーを単電池側から支持するためのバスバー支持部が必要となる。しかしながら、樹脂プロテクタの単電池側の面にバスバー支持部が形成されると、このバスバー支持部によって、電極端子とバスバーとの接触面積が減少してしまうことが懸念される。
そこで、本態様においては、バスバー支持部は、樹脂プロテクタのうちバスバーに対して単電池と反対側の位置に、バスバー支持部が形成されている。これにより、従来技術に比べて、電極端子とバスバーとの接触面積を広くすることができる。
前記バスバー保持構造は、前記バスバーに関して前記単電池側の位置に形成されると共に、前記バスバーと係合することにより前記バスバーが前記単電池側に移動することを規制するバスバー係止部を備えることが好ましい。
上記の態様によれば、バスバーは、バスバー係止部と係合することにより、単電池側に移動することが規制されるようになっている。また、バスバーにバスバー係止部を係合させることにより、バスバーを樹脂プロテクタに容易に取り付けることができる。
前記樹脂プロテクタは、複数の連結ユニットが連結されてなることがこのましい。
上記の態様によれば、金型の製造コストを低減させることができる。また、単電池の個数が変更されたときに、連結ユニットの個数を変更することにより容易に対応できる。
前記複数の連結ユニットは、前記バスバーによって連結されていることが好ましい。
上記の態様によれば、連結ユニットをバスバーによって連結することにより、電池配線モジュールを形成できる。
前記バスバーには前記連結ユニットと係合する係合部が形成されており、前記連結ユニットには前記バスバーに形成された前記係合部と係合する係合受け部が形成されており、前記係合部と前記係合受け部とは、前記連結ユニットの連結方向について遊びを有して係合していることが好ましい。
上記の態様によれば、連結ユニットとバスバーとが、連結ユニットの連結方向に相対的に移動することにより、複数の電極端子間のピッチのずれを吸収することができる。
本発明によれば、電池配線モジュールを単電池群へ組み付ける際の作業効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る電池モジュールを示す平面図 電池配線モジュールを示す平面図 電池配線モジュールを示す底面図 電池配線モジュールを示す分解斜視図 主連結ユニットを示す斜視図 主連結ユニットを示す平面図 主連結ユニットを示す底面図 図2におけるVIII−VIII線断面図 図2におけるIX−IX線断面図 左端部連結ユニットを示す平面図 右端部連結ユニットを示す平面図
<実施形態>
本発明を電池モジュール10に適用した一実施形態を、図1ないし図11を参照しつつ説明する。本実施形態に係る電池モジュール10は、電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両(図示せず)に搭載されて、車両を駆動するための電源として使用される。電池モジュール10は、電極端子11を備えた複数の単電池12が並べて配された単電池群13を有する。複数の電極端子11間は、電池配線モジュール14によって電気的に接続されている。
なお、以下の説明では、図1における右方を右方とし、左方を左方とする。また、図1における下方を前方とし、上方を後方とする。また、図5における上方を上方とし、下方を下方とする。
また、以下の説明において、複数の同一部材については、一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
(単電池12)
単電池12は扁平な略直方体形状をなしている。単電池12の内部には図示しない発電要素が収容されている。単電池12の上面には、電極端子11が上方に突出して形成されている。単電池12の上面は、電極端子11が形成された端子形成面60とされる。図には詳細に示さないが、1つの単電池12は、一対の電極端子11,11を備える。一対の電極端子11のうち、一方は正極端子であり、他方は負極端子である。正極端子を構成する電極端子11と、負極端子を構成する電極端子11とは同形、同大である。電極端子11は、金属製の端子台(図示せず)と、端子台から上方に突出する電極ポスト51とを備える。電極ポスト51の外面にはねじ山が形成されている。単電池12は、隣り合う電極端子11が異なる極性となるように配置されている。複数の単電池12は左右方向に並べられて単電池群13を構成している。
(電池配線モジュール14)
単電池群13の上面(端子形成面60)には、複数の電極端子11に接続された電池配線モジュール14が上方から取り付けられている。複数の電極端子11間は、電池配線モジュール14によって電気的に接続されている。
電池配線モジュール14は、一の単電池12に形成された電極端子11と一の単電池12の隣に位置する他の単電池12に形成された電極端子11との間を接続する金属製の複数のバスバー17と、この複数のバスバー17が保持される合成樹脂製の樹脂プロテクタ61と、を備える。
(バスバー17)
図4に示すように、バスバー17は、銅、銅合金、SUS、アルミニウム等からなる金属板材が所定の形状にプレス加工されてなる。バスバー17は上方から見て左右方向に細長く延びた形状をなしている。バスバー17の表面には、スズ、ニッケル等の金属がメッキされていてもよい。バスバー17には、電極端子11の電極ポスト51が挿通される一対の端子貫通孔18,18が、バスバー17を貫通して形成されている。本実施形態においては、端子貫通孔18の双方は上方から見て円形状をなしている。なお、端子貫通孔18の形状は、一方が上方から見て円形状をなすと共に他方がバスバー17の長手方向に細長い長円形状をなしていてもよく、また、端子貫通孔18の双方がバスバー17の長手方向に細長い長円形状をなしていてもよい。
電極ポスト51がバスバー17の端子貫通孔18内に貫通された状態でナット21が螺合されて、ナット21と端子台との間にバスバー17が挟まれることにより、電極端子11とバスバー17とが電気的に接続される。
(樹脂プロテクタ61)
図1及び図2に示すように、樹脂プロテクタ61は、単電池12の並び方向(左右方向)に細長い形状をなしている。樹脂プロテクタ61は、単電池12の並び方向(左右方向)に連結された複数の連結ユニット16を備える。連結ユニット16の並び方向は単電池群13における単電池12の並び方向と一致している。
複数のバスバー17のうち、一のバスバー17と、この一のバスバー17の隣に位置する他のバスバー17とは、連結ユニット16によって連結されている。換言すると、複数の連結ユニット16は、バスバー17を介して互いに連結されている。
(連結ユニット16)
図2に示すように、連結ユニット16は、複数の主連結ユニット16Aと、図2における左端部に配された左端部連結ユニット16Bと、図2における右端部に配された右端部連結ユニット16Cと、を備える。以下の説明において、主連結ユニット16A、左端部連結ユニット16B、及び右端部連結ユニット16をまとめて説明する場合には、連結ユニット16と記載することがある。
図4に示すように、主連結ユニット16Aは、上方及び下方に開口すると共にバスバー17が保持される2つのバスバー保持部20を備える。2つのバスバー保持部20は、左右方向に並んで形成されると共に、前後方向に延びる絶縁壁22によって互いに仕切られている。
図2及び図3に示すように、各バスバー保持部20は、概ねバスバー17の略半分が収容される大きさに形成されている。バスバー保持部20は、上述した絶縁壁22と、上下方向に立ち上がって形成された側壁62とによって囲まれた形状に形成されている。バスバー17は、バスバー17の板面を上下方向に向けた姿勢でバスバー保持部20内に保持される。
(バスバー保持構造)
図4における矢線Aで示すように、バスバー17は主連結ユニット16Aのバスバー保持部20内に、下方から取り付けられるようになっている。換言すると、ハスバー17は、電池配線モジュール10の単電池群13への取り付け方向(図4における矢線Bで示す方向)に関して単電池13側から取り付けられるようになっている。
樹脂プロテクタ61は、複数のバスバー17を保持するバスバー係止部(バスバー保持構造に相当)81、及びバスバー支持部(バスバー保持構造に相当)83を備える。バスバー係止部81、及びバスバー支持部83は、電池配線モジュール10の単電池群13への取り付け方向(図4における矢線Bで示す方向)と交差する面に関してバスバー17を単電池13側から装着保持する構成とされる。バスバー17は単電池13側から樹脂プロテクタ61に取り付けられる構成であればよく、電池配線モジュール10の単電池群13への取り付け方向(図4における矢線Bで示す方向)に対して反対方向から取り付けられる構成としてもよく、また、電池配線モジュール10の単電池群13への取り付け方向と交差する方向から取り付けられる構成としてもよい。なお、上記した電池配線モジュール10の単電池群13への取り付け方向と交差する面は、電池配線モジュール10の単電池群13への取り付け方向(図4における矢線Bで示す方向)と交差する任意の仮想的な面である。
バスバー保持部20の側壁62には、上下方向に延びるスリット80によって、側壁62の肉厚方向に弾性変形可能なバスバー係止部81が形成されている。バスバー係止部81の先端部にはバスバー保持部20の内方に突出する係止爪82が形成されている。係止爪82は、バスバー17がバスバー保持部20の内部に収容された状態で、バスバー17の下面に下方から当接してバスバー17を係止するようになっている。これにより、バスバー17が下方に落下することが規制されるようになっている。
また、図5、図6、及び図8に示すように、バスバー保持部20の側壁62には、下端部寄りの位置に、バスバー保持部20の内方に突出すると共に、バスバー17が載置される載置部84が形成されている。
一方、図7ないし図9に示すように、樹脂プロテクタ61には、バスバー17に対して単電池12と反対側の位置に、バスバー17に対して単電池12から樹脂プロテクタ61に向かう方向の力が加えられた時にバスバー17を単電池12と反対側から支持するバスバー支持部83が形成されている。
なお、図8には、上記した電池配線モジュール10の単電池群13への取り付け方向と交差する面の一例を、符号91を付した二点鎖線で例示した。電池配線モジュール10の単電池群13への取り付け方向と交差する面91は、図8に示した面に限定されない。図8においては、電池配線モジュール10の単電池群13への取り付け方向と交差する面91に対して単電池12側とは、上記の面91に対して下側を意味する。
上述したように、電池配線モジュール10は単電池12の端子形成面60に載置されるようになっているので、本実施形態においては、単電池12から樹脂プロテクタ61に向かう方向が上向きとなっている。このため、換言すると、バスバー保持部20の側壁62及び絶縁壁22には、バスバー17の上方の位置に、バスバー保持部20の内方に突出すると共に、バスバー17に対して上向きの力が加えられた時に上方から支持するバスバー支持部83が形成されている。これにより、バスバー17が上方に移動することが規制されるようになっている。
図6に示すように、係止爪82、及び載置部84と、バスバー支持部83とは、バスバー17の板面と交差する方向(上下方向)についてオフセットされた位置に形成されている。
図4に示すように、バスバー17の後端縁には、左右方向の略中央位置に、係合凹部(係合部に相当)71が形成されている。また、図2に示すように、バスバー保持部20には、バスバー17がバスバー保持部20内に収容された状態で、バスバー17の係合凹部71内に進入して係合凹部71の内壁面と当接する係合凸部(係合受け部に相当)72が形成されている。
図2に示すように、バスバー17の左右方向の側縁と、絶縁壁22とが左右方向から当接すると共に、係合凸部72が係合凹部71の内壁面と左右方向から当接することにより、バスバー17の、主連結ユニット16Aからの、左右方向への抜け止めが図られるようになっている。絶縁壁22と係合凸部72との間隔は、バスバー17の端部と係合凹部71の内壁面との間隔よりも大きく設定されている。換言すれば、バスバー17は、左右方向について相対的に移動可能な状態でバスバー保持部20内に収容されている。
(電圧検知端子73)
連結ユニット16に形成された2つのバスバー保持部20のうち、1つのバスバー保持部20内には、バスバー17の上に上方(図4における矢線Bで示す方向)から重ねられて、単電池12の電圧を検知するための電圧検知端子73が配されている。本実施形態においては、電圧検知端子73は、銅、銅合金、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。電圧検知端子73の表面は、スズ、ニッケル等の金属によってメッキされていてもよい。
電圧検知端子73には、電極ポスト51が挿通される端子貫通孔75が、電圧検知端子73を貫通して形成されている。電圧検知端子73は、ナット21とバスバー17の間に挟まれることにより、電極端子11に電気的に接続されている。電圧検知端子73のバレル部74には電線23の一方の端部が圧着されている。電線23の他方の端部は図示しないECUに接続されている。
主連結ユニット16Aには、電線23が収容されて左右方向に配索される合成樹脂製の電線配索部24が形成されている。電線配索部24は左右方向から見て概ね溝状をなしており、複数の電線23が収容可能になっている。
(左端部連結ユニット16B)
図10に示すように、左端部連結ユニット16Bは、主連結ユニット16Aのうち、絶縁壁22よりも右側部分の構成と略同じ構造に形成されている。主連結ユニット16Aと同じ構造については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(右端部連結ユニット16C)
図11に示すように、右端部連結ユニット16Cは、主連結ユニット16Aのうち、絶縁壁22よりも左側部分の構成と略同じ構造に形成されている。主連結ユニット16Aと同じ構造については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(電池配線モジュール14の組み付け工程)
続いて、本実施形態に係る電池配線モジュール14の組み付け工程の一例について説明する。電池配線モジュール14の組み付け工程については、本実施例の記載の限定されるものではない。
まず、金属板材を所定の形状にプレス加工することにより、バスバー17を形成する。一方、合成樹脂を金型(図示せず)によって射出成型することによって、主連結ユニット16、左端部連結ユニット16B、及び右端部連結ユニット16Cを形成する。
次いで、複数の主連結ユニット16、左端部連結ユニット16B、及び右端部連結ユニット16Cを、バスバー係止部81の係止爪82が上側に位置する姿勢で、所定の間隔を空けて並べる。すなわち、主連結ユニット16、左端部連結ユニット16B、及び右端部連結ユニット16Cは上下反転された姿勢で並べられる。このとき、各連結ユニット16、16A、16Bの位置を仮決めするための構成を有する治具(図示せず)の上に主連結ユニット16、左端部連結ユニット16B、及び右端部連結ユニット16Cを並べてもよい。
続いて、主連結ユニット16、左端部連結ユニット16B、及び右端部連結ユニット16Cのバスバー保持部20内に、上方からバスバー17を収容する。すると、バスバー17は、上側に位置バスバー係止部81の係止爪82と上方から当接する。バスバー17を更に下方に移動させると、バスバー17に押圧されて、バスバー係止部81は側壁62の肉厚方向外方に弾性変形する。更にバスバー17を下方に移動させると、バスバー係止部81が復帰変形する。すると、バスバー係止部81の係止爪82がバスバー17の上方に位置してバスバー17が上方へ抜け出すことが規制される。このとき、バスバー17の下面はバスバー支持部83に上方から当接しており、これにより、バスバー17が下方に落下することが規制される。その後、バスバー17と連結ユニット16とを組み付けたものを上下反転させる。
続いて、電線23の端部に電圧検知端子73のバレル部74をかしめ付け、電圧検知端子25、及び電線23を、バスバー保持部20に取り付ける。バスバー保持部20内に、上方から電圧検知端子25を収容する。次いで、電線23を電線配索部24内に配索する。これにより、電池配線モジュール14が完成する。
次に、電池配線モジュール14を持ち上げて、複数の単電池12が並べられた単電池群13の上面に載置する。単電池12の上面は電極端子11が形成された端子形成面60とされている。次いで、単電池12の電極端子11、バスバー17に形成された端子貫通孔18及び電圧検知端子73に形成された端子貫通孔75内に下方から挿入する。
続いて、電極端子11の電極ポスト51にナットを螺合させる。これにより、バスバー17、及び電圧検知端子73と、電極端子11、をそれぞれ接続する。これにより、電池モジュール10が完成する。
(本実施形態の作用、効果)
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態においては、バスバー17は、バスバー係止部81及びバスバー支持部83によって、電池配線モジュール10の単電池群13への取り付け方向と交差する面91に関して単電池12側から、樹脂プロテクタ61に装着保持される。これにより、電池配線モジュール14を単電池群13に取り付ける際に、樹脂プロテクタ61と、単電池12の端子形成面60又は電極端子11とが単電池12側から衝突したとしても、バスバー17が突き上げられにくくなっているので、単電池群13への組み付け作業の際にバスバー17の脱落が防止される。その結果、電池配線モジュール14を単電池群13へ組み付ける作業の効率を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、樹脂プロテクタ61には、バスバー17に関して単電池12と反対側の位置(バスバー17よりも上方の位置)に、バスバー支持部83が形成されている。このバスバー支持部83は、バスバー17に対して単電池12から樹脂プロテクタ61に向かう方向(上方)の力が加えられた時にバスバー17を単電池と反対側(上側)から支持するようになっている。
上記の構成によれば、バスバー17が保持された樹脂プロテクタ61を単電池群13に取り付ける際に、電極端子11がバスバー17に対して、単電池12側から突き当たることにより、バスバー17に対して単電池12から樹脂プロテクタ61に向かう方向の力が加えられても、バスバー支持部83によってバスバー17が単電池12と反対側から支持される。これにより、バスバー17が電極端子11と突き当たることにより樹脂プロテクタ61から外れてしまうことを確実に抑制することができる。この結果、単電池群13への電池配線モジュール14の組み付け作業の効率を更に向上させることができる。
また、従来技術のように単電池12の単電池12と反対側からバスバー17を樹脂プロテクタ61に取り付ける場合には、バスバー17に対して樹脂プロテクタ61から単電池12に向かう方向の力を加えることになる。このため、樹脂プロテクタ61には、バスバー17を単電池12側から支持するための支持部が必要となる。しかしながら、樹脂プロテクタ61のうち単電池12側の面に上記の支持部が形成されると、この支持部によって、電極端子11とバスバー17との接触面積が減少してしまうことが懸念される。
そこで、本態様においては、バスバー支持部83は、樹脂プロテクタ61のうちバスバー17に対して単電池12と反対側の位置に形成されている。これにより、単電池12側の面においてバスバー17を支持する構成が不要となるので、従来技術に比べて、電極端子11とバスバー17との接触面積を広くすることができる。
また、本実施形態によれば、樹脂プロテクタ61には、バスバー17と係合することによりバスバー17が単電池12側に移動することを規制するバスバー係止部81が形成されている。これにより、バスバー17にバスバー係止部81を係止させることにより、バスバー17を樹脂プロテクタ61に容易に取り付けることができる。
また、本実施形態によれば、樹脂プロテクタ61は、複数の連結ユニット16が連結されてなる。これにより、連結される連結ユニット16の個数を増やすだけで、容易に樹脂プロテクタを大型化することができる。この結果、樹脂プロテクタ61が大型化した場合でも、樹脂プロテクタ61を成形するための金型の製造コストを低減させることができる。また、単電池12の個数が、増加又は減少するように変更されたときに、連結ユニット16の個数を変更することにより容易に対応できる。
また、本実施形態においては、複数の連結ユニット16は、バスバー17によって連結されている。これにより、連結ユニット16をバスバー17によって連結することにより、電池配線モジュール14を形成できる。
また、本実施形態においては、バスバー17には連結ユニット16と係合する係合凹部71が形成されており、連結ユニット16にはバスバー17に形成された係合凹部71と係合する係合凸部72が形成されている。この係合凹部71と係合凸部72とは、複数の連結ユニット16の連結方向について遊びを有して係合している。これにより、連結ユニット16とバスバー17とが、連結ユニット16の連結方向に相対的に移動することにより、複数の電極端子11間のピッチのずれを吸収することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)バスバー17を樹脂プロテクタ61に組み付ける際に、キャリア(図示せず)によって連結された複数のバスバー17を一括して樹脂プロテクタ61に保持させた後に、キャリアを切断してもよい。
(2)複数の連結ユニット16を射出成型する際に、ランナーによって複数の連結ユニット16を一体に連結し、樹脂プロテクタ61にバスバー17が保持された後に、ランナーを切断してもよい。
(3)1つの連結ユニット16に1つのバスバー17が保持される構成としてもよい。
(4)樹脂プロテクタ61は、全てのバスバー17を保持可能な1つのプレート状のものであってもよい。
(5)バスバー17は、樹脂プロテクタ61に対して、接着、ねじ止め、樹脂プロテクタ61の熱溶着等、必要に応じて任意の手法により取り付けることができる。
(6)複数の連結ユニット16は、一の連結ユニット16から、隣接する他の連結ユニット16に対して延びる連結係合部と、他の連結ユニット16に設けられた連結係合受け部とが、係合することにより連結される構成としてもよい。
(7)バスバー17に係合部として係合凸部を係止し、連結ユニットに係合受け部として係合凹部を形成してもよい。
(8)本実施形態においては、電極端子11は上方に突出する電極ポスト51を備える構成としたが、これに限られず、電極端子11は、端子台を備え、この端子台にねじ孔が形成される構成とし、ボルトがねじ孔内に螺合されることにより、ボルトの頭部と端子台との間にバスバー17が挟まれることで電極端子11とバスバー17との電気的な接続が形成される構成としてもよい。
11…電極端子
12…単電池
13…単電池群
14…電池配線モジュール
16…連結ユニット
16A…主連結ユニット
16B…右端部連結ユニット
16C…左端部連結ユニット
17…バスバー
60…端子形成面
61…樹脂プロテクタ
71…係合凹部(係合部)
72…係合凸部(係合受け部)
81…バスバー係止部(バスバー保持構造)
83…バスバー支持部(バスバー保持構造)

Claims (6)

  1. 正極及び負極の電極端子を有する複数の単電池が並べられた単電池群に取り付けられて前記電極端子間を接続する電池配線モジュールであって、
    前記電極端子間を接続する複数のバスバーと、前記複数のバスバーを保持するバスバー保持構造を有する合成樹脂製の樹脂プロテクタと、を備え、
    前記樹脂プロテクタの前記バスバー保持構造は、前記電池配線モジュールの前記単電池群への取り付け方向と交差する面に関して前記バスバーを前記単電池側から装着保持する構成である電池配線モジュール。
  2. 前記バスバー保持構造は、前記バスバーに関して前記単電池と反対側の位置に形成されると共に、前記バスバーに対して前記単電池から前記樹脂プロテクタに向かう方向の力が加えられた時に前記バスバーを前記単電池と反対側から支持するバスバー支持部を備える請求項1に記載の電池配線モジュール。
  3. 前記バスバー保持構造は、前記バスバーに関して前記単電池側の位置に形成されると共に、前記バスバーと係合することにより前記バスバーが前記単電池側に移動することを規制するバスバー係止部を備える請求項1または請求項2に記載の電池配線モジュール。
  4. 前記樹脂プロテクタは、複数の連結ユニットが連結されてなる請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電池配線モジュール。
  5. 前記複数の連結ユニットは、前記バスバーによって連結されている請求項4に記載の電池配線モジュール。
  6. 前記バスバーには前記連結ユニットと係合する係合部が形成されており、前記連結ユニットには前記バスバーに形成された前記係合部と係合する係合受け部が形成されており、
    前記係合部と前記係合受け部とは、前記連結ユニットの連結方向について遊びを有して係合している請求項5に記載の電池配線モジュール。
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