JP2012248512A - 電池配線モジュール及び電池モジュール - Google Patents

電池配線モジュール及び電池モジュール Download PDF

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慎一 高瀬
Masakazu Takemoto
勝和 竹元
Izumi Suzuki
泉 鈴木
Junichi Wakayama
淳一 若山
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Abstract

【課題】センサの電池モジュールへの取付作業を簡素化する。
【解決手段】正極及び負極の電極端子を有する単電池10を複数個並べた単電池群における電極端子11A,11B間を接続する電池配線モジュール12であって、隣り合う電極端子11A,11B間を接続する複数の接続部材13と、接続部材13を収容する連結収容部材16と、単電池10の温度を検知可能な検知位置に取付けられる温度センサ33と、を備え、連結収容部材16には、検知位置とは異なる位置で温度センサ33を仮保持する第1係止片37が設けられており、この仮保持された状態から検知位置側に移動可能に構成されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、電池配線モジュール及び電池モジュールに関する。
電気自動車やハイブリッド車用の電池モジュールは、正極及び負極の電極端子を有する単電池が複数個並んで配列されており、隣り合う単電池の電極端子間が接続部材(バスバー)で接続されることにより複数の単電池が直列や並列に接続されるようになっている(特許文献1参照)。
ここで、接続部材の取付作業を簡素化等するために、特許文献2に示すように、複数の樹脂製の接続ユニットに接続部材を収容し、これら接続ユニット同士を連結した電池配線モジュール(電池接続アセンブリ)を複数の単電池に一体的に装着することが考えられた。
特開平11−067184号公報 特開2011−8957号公報
ところで、電池モジュールには、単電池が所定状態以上に加熱されることによる不具合を防止するために、所定個数の単電池ごと(例えば、単電池12〜13個ごと)に、温度センサ等を設ける必要がある。この温度センサ等の取付作業については、製造コストの低減等のために簡素化することが望ましい。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、センサの電池モジュールへの取付作業を簡素化することができる電池配線モジュール及び電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べた単電池群における電極端子間を接続する電池配線モジュールであって、隣り合う電極端子間を接続する複数の接続部材と、前記接続部材を収容する収容部材と、前記単電池の状態を検知可能な検知位置に取付けられるセンサと、を備え、前記収容部材には、前記検知位置とは異なる位置で前記センサを仮保持する仮保持部が設けられており、この仮保持された状態から前記検知位置側に前記センサを移動可能に構成されているところに特徴を有する。
本構成によれば、電池配線モジュールの仮保持部にセンサを仮保持することができ、例えばセンサが仮保持された状態で電池配線モジュールを単電池群に装着した後、仮保持された状態から検知位置側にセンサを移動させてセンサを検知位置に取り付けたり、仮保持された状態から検知位置側にセンサを移動させた後に電池配線モジュールを単電池群に装着することが可能になる。よって、センサを個別に電池モジュールに取り付ける場合と比較して、センサの電池モジュールへの取付作業を簡素化することができる。
上記構成に加えて以下の構成を有すればより好ましい。
・前記収容部材は、前記センサを挿通可能な挿通部を備えており、前記センサが前記仮保持部に仮保持された状態では、前記センサの少なくとも一部は、前記挿通部に挿通されている。
このようにすれば、センサが仮保持部に仮保持された状態では、センサの少なくとも一部が挿通部に挿通されることになるため、電池配線モジュールに対してセンサの外部に突出する部分を少なくすることができる。よって、電池配線モジュールをコンパクトな形状とすることができる。
・前記仮保持部は、前記挿通部を切り欠いて撓み変形可能に構成した第1係止片を有し、前記第1係止片が前記センサを仮保持状態に係止する。
このようにすれば、簡素な構成でセンサを仮保持することができる。
・前記第1係止片には、前記センサに当接して前記センサを前記仮保持された状態に係止する係止突部が設けられており、前記仮保持された状態にある前記センサを前記検知位置側に付勢することにより前記係止突部が退避する方向に前記第1係止片が撓み変形するように構成されている。
このようにすれば、簡素な構成でセンサを仮保持することができるとともに、センサが仮保持された状態から検知位置に移動させることも容易になる。
・前記仮保持部は、前記挿通部を切り欠いて設けられ撓み変形可能な一対の第2係止片を有し、前記一対の第2係止片が前記センサを弾性力で挟み込んで係止する。
このようにすれば、センサを安定した姿勢で仮保持することが容易になる。
・前記センサは温度センサであって、前記検知位置にて前記単電池の温度を検知する。
・前記接続部材を備える連結ユニットが複数個連結されて前記収容部材が形成される電池配線モジュールであって、前記複数個の連結ユニットのうち、少なくとも1個の連結ユニットには、前記仮保持部が設けられている。
電池配線モジュールの収容部材を複数の連結ユニットで構成することで、電池配線モジュールの収容部材を一体的に形成する場合と比較して、単電池数の変更等による電池配線モジュールの構成の変更に容易に対応することができる。
・前記複数の連結ユニットは、複数の同一形状の連結ユニットがそれぞれ前記仮保持部を備えて構成されている。
このようにすれば、連結ユニットが同一形状となるため、連結ユニットを形成するための金型を共通化することができる。
・前記複数個の単電池と、前記電池配線モジュールとを備える電池モジュールとする。
本発明によれば、センサの電池モジュールへの取付作業を簡素化することができる電池配線モジュール及び電池モジュールを提供することができる。
実施形態1に係る電池配線モジュールが取り付けられた電池モジュールを部分的に示す平面図 図1のA−Aの部分の一部を断面で表した背面図 図1のB−B断面を含むように表した側面図 複数の接続部材を示す斜視図 複数の連結ユニットが連結されてなる連結収容部材を示す斜視図 連結ユニットを示す斜視図 フレキシブルフラットケーブルに温度センサが取り付けられた状態の斜視図 第2係止片により温度センサが仮保持された状態を示す図 第1係止片により温度センサが仮保持された状態を示す図 図2の温度センサが検知位置に配されたときの第2係止片の断面を拡大して表した図 図3の温度センサが検知位置に配されたときの第1係止片の断面を拡大して表した図 複数の単電池とこれに装着する電池配線モジュールを表した斜視図 複数の単電池に電池配線モジュールを装着した状態を表した斜視図
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1ないし図13を参照しつつ説明する。
本実施形態の電池配線モジュール12は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の駆動源として使用される複数個の単電池10(単電池群)に一体的に装着されて電池モジュールMを構成するものである。以下では、上下方向については図2を基準とし、図1の上方を前方、下方を後方として説明する。
電池モジュールMは、図1に示すように、横並びに配置された複数個(本実施形態では6個)の単電池10(単電池群)と、複数個(6個)の単電池10に一体的に取り付けられる電池配線モジュール12とを備えている。
単電池10は、図12に示すように、内部に図示しない発電要素が収容された扁平な直方体状の電池本体の上面から垂直に突出するボルト状の電極端子11A,11B(正極を11A,負極を11Bとして図示)を有し、複数の単電池10が並べられることにより電極端子11A,11Bが一列状に並んで配置されている。
電極端子11A,11Bは、各単電池10の上端部の前部及び後部にそれぞれ極性を反対にして設けられており、各単電池10の配列は、互いに異極の電極端子11A,11Bが左右に隣り合うようになっている。
これら複数の単電池10は図示しない保持板によって固定されている。
電池配線モジュール12は、単電池10の前部及び後部に配された電極端子11A,11Bの列のそれぞれに(直列接続の場合には図示しない前部側は左右の位置を電極端子1つ分ずらして)装着可能とされており、隣り合う単電池10の電極端子11A,11B間を電気的に接続する複数の接続部材13と、複数の接続部材13を収容する連結収容部材16(本発明の構成である「収容部材」の一例)と、連結収容部材16に装着される帯状のフレキシブルフラットケーブル(以下、「FFC43」という)とを備えて構成されている。
各接続部材13は、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)等の金属板材を打ち抜いて形成したものであり、図4に示すように、長方形の板状であって、電極端子11A,11B間を接続する電極間接続部14と、電極間接続部14の後方に面一に連なりFFC43が接続されるFFC接続部15とからなる。
電極間接続部14には、電極端子11A,11Bが挿通される一対の挿入孔14Aが形成されている。
FFC接続部15には、4個の凸部挿通孔15Aが貫通形成されている。
連結収容部材16は、図5に示すように、複数の連結ユニット17が連なって構成されるものである。なお、本実施形態では、FFC43を介して隣り合う連結ユニット17が連結されるようになっているが、連結ユニット17に隣の連結ユニット17と連結する連結部を設けて隣り合う連結ユニット17を連結するようにすることも可能である。
連結ユニット17は、合成樹脂製であって、図6に示すように、接続部材13を収容する接続部材収容部18と、FFC43を保持するFFC保持部25とを備えている。
接続部材収容部18は、接続部材13が載置される底部19と、接続部材13を囲むように形成された仕切り壁20とを有する。
底部19は、幅方向の中間部及び両端部において仕切り壁20の前壁とFFC保持部25とを連結しており、底部19を有さない部分は、電極端子11A,11Bが挿通される開口部19Aとされている。
仕切り壁20は、電極端子11A,11Bに六角ナット等からなる締結部材を締結する際の工具等が電極端子11A,11Bや接続部材13に接触して短絡することを防止するために設けられているものであり、接続部材13を包囲するように設けられている。
この仕切り壁20は、前壁と一対の側壁と後壁とを環状に連ねて形成されており、前壁の中間部には、下端側が撓み変形可能な離脱規制片21が一対のスリット間に設けられており、この離脱規制片21は、接続部材13(の前端側)を上方側から押さえて接続部材13の離脱を規制する。
一対の側壁には、その角部にカバー係止孔22が貫通形成されている。
仕切り壁20の後壁は、カバー30と一体に形成されており、この後壁の左右の端部には、カバー係止孔22の孔縁に係止してカバー30が閉じた状態に保持する突部23が外方側に突出して設けられている。
FFC保持部25は、FFC43が載置される板状の載置部26と、載置部26を覆うカバー30と、載置部26とカバー30とを接続する撓み変形可能なヒンジ部32と、載置部26の側端部に設けられて温度センサ33(本発明の構成である「センサ」の一例)を保持するセンサ保持部34とを備えている。
載置部26は、上面が平坦に形成されている。
載置部26の上面の4隅側の位置には、長円形状の位置決め凸部26Aが上方に突出形成されている。
載置部26の左右の端面には、FFC43の撓み変形を規制する撓み規制手段が設けられており、この撓み規制手段は、載置部26の左端面(一方の側端部)に設けられた2個の規制片挿通孔27A,27Bと、載置部26の右端面(他方の側端部)に設けられた2個の撓み規制片28A,28Bとからなる。なお、載置部26の上面には、規制片挿通孔27A,27Bの内壁を形成するための金型を通すとともに規制片挿通孔27A,27Bと連通する2個の通し孔が左右にずらした位置に設けられている。
撓み規制片28A,28Bは、前後に所定間隔を隔てて同一平面上に平行に同一形状で形成されている。
撓み規制片28A,28Bが対応する規制片挿通孔27A,27Bに挿通された状態の連結収容部材16は、左右方向(連結ユニット17の並び方向)にほぼ一直線状に連なり過度に撓むことなく、隣り合う連結ユニット17の間において左右方向の相対的移動が許容され、他の方向については相対的移動が規制される。
カバー30は、FFC43を上方から覆う板状部31と、仕切り壁20の後壁となる部分とを備えている。
板状部31のうち、FFC43に対向して押さえる面には、左右方向に延びるリブが前後に複数並んで形成されているとともに、4隅側の位置には、FFC43を貫通した4個の位置決め凸部26Aが嵌め込まれる凹部がそれぞれ形成されている。
ヒンジ部32は、カバー30の後端部(図6では前端部)から一体に延出され載置部26の後端面に一体的に連なる。
センサ保持部34は、載置部26の後面(FFC43の延出方向に対する側面)のうち、右方側(延出方向の一方の側)に設けられており、温度センサ33を上下方向に挿通可能な角筒状の挿通部35を備えている。
温度センサ33は、図7に示すように、概ね直方体状であって、前後方向の厚み寸法が小さく形成されたNTCサーミスタが用いられている。NTCサーミスタは、温度の上昇に対して抵抗が減少するサーミスタであって、内部電極を有する直方体状のサーミスタ素地の長手方向の端部をPb等からなる金属メッキで覆ったものである。
挿通部35は、図6に示すように、載置部26の後端面に一体に形成されており、後端面に重なるように一体に形成された保持壁36と、保持壁36の左右の両側から後方に突出する一対の挟持壁38,38とを備えている。
保持壁36には、図2に示すように、その幅方向の中間部に温度センサ33が仮保持された状態に係止する第1係止片37が形成されている。
第1係止片37は、保持壁36に上下に延びる一対のスリット状の切欠き38を設けることにより、挿通部35の下端側に前後に撓み変形可能(弾性変形可能)に構成されている。この第1係止片37は、図9に示すように、平板状の板状部37Aと、板状部37Aの下端部にて挿通部35の内側(温度センサ側)に突出する係止突部37Bとを有している。
係止突部37Bは、半円弧状に突出しており、温度センサ33が仮係止された状態では、この係止突部37Bの上方側の縁部に温度センサ33の下端が係止される。
一対の挟持壁38,38は、図6に示すように、後方に板状に突出した板状部38A,38Aと、板状部38A,38Aの後端部にて内方側に屈曲した屈曲部38B,38Bとを備えており、これにより概ね互いに対称で内方側に突となるL字形をなしている。
各板状部38Aの上部には、第1係止片37と共に温度センサ33が仮保持された状態に係止する一対の第2係止片39,39が形成されている。
第2係止片39,39は、上下に延びる一対のスリット状の切欠きを設けることにより、図8に示すように、上端側が左右に撓み変形可能(弾性変形可能)に構成されている。この第2係止片39,39は、平板状の板状部39Aと、板状部31の上端部にて内方側に突出する係止突部39Bとを有している。
係止突部39Bは、板状部39Aから内方側に段差状に突出し、先端側に向けて傾斜状に突出寸法が小さくなる形状をなす。
そして、温度センサ33を連結収容部材16(電池配線モジュール12)の連結ユニット17に取付ける際には、挿通部35(一対の第2係止片39,39の間)の上方側から温度センサ33を通す。これにより、一対の第2係止片39,39が互いに拡がる方向に撓み変形(弾性変形)して温度センサ33が挿通部35に挿通されていく。そして、温度センサ33の下面が第1係止片37の係止突部37Bに当接すると、温度センサ33が仮保持された状態となる(図8,図9の状態)。したがって、第1係止片37,第2係止片39,39が本発明の構成である「仮保持部」の一例となる。
そして、この仮保持された状態から温度センサ33を更に下方に押しつけると、温度センサ33の下面が第1係止片37の係止突部37Bに当接して第1係止片37が広がる方向に撓み変形していき、第1係止片37の係止突部37Bが温度センサ33の前面側に退避された状態になる。このまま更に押し下げていくと、第2係止片39,39の係止突部39Bが温度センサ33の上端を通過することにより第2係止片39,39が復元変形するとともに、電池配線モジュール12を複数の単電池10に装着した際に温度センサ33が単電池10の温度を検知(単電池10の状態を検知)可能となる検知位置に配される(図10,図11の状態)。
なお、検知位置に移動した温度センサ33は、第1係止片37の係止突部37Bにより両側から挟持されることになり、(下方の単電池10に支えられていなくても)検知位置に保持(係止)された状態となっている。
FFC43は、図7に示すように、検知線としての機能を有する複数本の並列に配置された導体部(図示しない)を、絶縁被覆で包囲することにより外形がフラットな形状をなしており、隣り合う導体間は互いに絶縁されている。
具体的には、たとえば、複数の銅箔(導体)を並べて、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂でラミネートしたものなどを用いることができる。
FFC43における各接続部材13に接続された導体部は、電池ECUに接続される。この電池ECUは、マイクロコンピュータ、素子等が搭載されたものであって、単電池10の電圧・電流・温度等の検知、各単電池10の充放電コントロール等を行うための機能を備えた周知の構成のものである。
FFC43には、載置部26の位置決め凸部26Aに対応する位置に、位置決め凸部26Aが嵌め込まれる位置決め孔41が貫通形成されている。
なお、FFC43のうち、隣り合う連結ユニット17の間に配置される部分には、図示しないがFFC43の延出方向と直交する方向に山折された山折部(折り畳み部)が形成されている。この山折部の変形によりFFC43は左右方向(延出方向)の伸びが許容される。
FFC43は、各接続部材13のFFC接続部15に対して絶縁被覆の一部を皮剥ぎして露出させた導体部で接続される。これは、各接続部材13ごとに対応する検知線として機能させる導体部について周囲の絶縁樹脂をレーザーなどで皮はぎして形成されている。この露出させた導体部と接続部材13との接続は、ろう接(ろう付けや半田付け)、抵抗溶接、超音波溶接などの各種溶接方法により接続することにより形成することができる。
ここで、FFC43は、並んで配置された複数の検知線の端部(センサ保持部34)側について複数の検知線を温度センサ33を装着する位置に応じて所定の長さに亘って切り離した切り離し部42を形成しており、この切り離し部42を温度センサ33の電極に接続している。この接続は、ろう接(ろう付けや半田付け)等の公知の接続方法を使用することができるが、温度センサ33の内部の電極にろう接等により接続した後に、温度センサ33とともに切り離し部42の端部を樹脂モールドしてもよい。
これにより、温度センサ33が検知した単電池10の温度(単電池の状態)に応じた信号が検知線(FFC43)を介して電池ECUに与えられるようになっている。
次に、電池配線モジュール12の組み付けについて説明する。
カバー30が開いた状態の複数の連結ユニット17の各撓み規制片28A,28Bを隣の連結ユニット17の各規制片挿通孔27A,27Bに挿通して図5の連結収容部材16を形成し、各連結ユニット17の接続部材収容部18に接続部材13を収容する。
また、FFC43に位置決め孔41を形成するとともにFFC43の絶縁樹脂をレーザーなどで部分的に皮はぎして検知線として使用する導体部を露出させる。さらに、複数の検知線を切り離した切り離し部42を形成し、その先端部の導体を露出させて温度センサ33の電極に半田付け等により接続する。そして、位置決め孔41を載置部26の位置決め凸部26Aに嵌め込んでFFC43をFFC接続部15の上に載置し、露出させた導体部とFFC接続部15とを半田付け等により接続する。
そして、温度検知を行う単電池10に対応する連結ユニット17の挿通部35に上方側から温度センサ33の下端側を挿通し、第1係止片37及び第2係止片39,39により温度センサ33を仮保持状態(仮保持位置)に係止させる。
そして、カバー30を閉じると、仕切り壁20の後壁に設けられた突部23が、仕切り壁20の側壁に設けられたカバー係止孔22の孔縁に係止してカバー30がFFC43を挟んで閉じられた状態に保持される(図12)。
これにより、電池配線モジュール12が形成される。
ところで、電池配線モジュール12は、異なる場所にある製造ライン等に配送し、そこで電池配線モジュール12を複数の単電池10に組み付けて電池モジュールMを形成することがある。
ここで、本実施形態と異なり、例えば電池配線モジュール12から温度センサ33が突出する形態である場合(温度センサ33が初めから検知位置にある場合等)には、配送の際に温度センサ33の突出する部分が傷付けられたり、また、温度センサ33が突出する形態であるためにデッドスペースが生じたりしやすく、電池配線モジュール12をコンパクトに配送することの障害となるおそれがある。
一方、本実施形態によれば、電池配線モジュール12について温度センサ33が仮保持された状態にあるときには、温度センサ33が挿通部35に嵌まり込んだ状態となっているため、温度センサ33が配送の際に傷付きにくい。また、デットスペースが生じにくいため、電池配線モジュール12をコンパクトに配送することが容易になる。
次に、電池配線モジュール12の複数の単電池10への組み付けについて説明する。
電池配線モジュール12の複数の単電池10への組み付けに際しては、組み付けの前に、挿通部35に嵌まり込んだ温度センサ33を上方側から更に挿通部35に押し込む。これにより、第1係止片37の係止突部37Bが第1係止片37の撓み変形により温度センサ33の側方に退避する。そして、温度センサ33の上端が第2係止片39,39の係止突部39Bを過ぎると、撓んでいた第2係止片39,39が復元変形する(図10,図11)。このとき、温度センサ33は、単電池10への装着の際に単電池10の温度を検知可能となる検知位置に配される(図12)。
そして、この電池配線モジュール12について、接続部材13の挿入孔14Aに複数の単電池10の電極端子12A,12Bを挿通することにより電池配線モジュール12を複数の単電池10に一体的に装着する(図13)。また、他方の電極端子12A,12Bの列についても同様に電池配線モジュール12を一体的に装着し、両電池配線モジュール12について各電極端子12A,12Bにナット(締結部材)を通して締結する(図1)。
上記実施形態の構成によれば、以下の効果を奏する。
(1)正極及び負極の電極端子11A,11Bを有する単電池10を複数個並べた単電池群における電極端子11A,11B間を接続する電池配線モジュール12であって、隣り合う電極端子11A,11B間を接続する複数の接続部材13と、接続部材13を収容する連結収容部材16(収容部材)と、単電池10の状態を検知可能な検知位置に取付けられる温度センサ33(センサ)と、を備え、連結収容部材16には、検知位置とは異なる位置で温度センサ33を仮保持する第1係止片37及び第2係止片39,39(仮保持部)が設けられており、この仮保持された状態から検知位置側に温度センサ33が移動可能に構成されている。
本実施形態によれば、電池配線モジュール12の仮保持部に温度センサ33を仮保持することができるため、例えば温度センサ33が仮保持された状態で電池配線モジュール12を単電池群に装着した後、仮保持された状態から検知位置側に温度センサ33を移動させて温度センサ33を検知位置に取り付けることが可能になる。よって、温度センサ33を個別に電池モジュールMに取り付ける場合と比較して、温度センサ33の電池モジュールMへの取付作業を簡素化することができる。
(2)連結収容部材16(収容部材)は、温度センサ33を挿通可能な挿通部35を備えており、温度センサ33が仮保持部に仮保持された状態では、温度センサ33の少なくとも一部は、挿通部35に挿通されている。
このようにすれば、温度センサ33が仮保持部に仮保持された状態では、温度センサ33の少なくとも一部が挿通部35に挿通されることになるため、電池配線モジュール12に対して温度センサ33の外部に突出する部分を少なくすることができる。よって、電池配線モジュール12をコンパクトな形状とすることができる。
(3)仮保持部は、挿通部35を切り欠いて撓み変形可能に構成した第1係止片37を有し、第1係止片37が温度センサ33を仮保持状態に係止するため、簡素な構成で温度センサ33を仮保持することができる。
(4)第1係止片37には、温度センサ33に当接して温度センサ33を仮保持された状態に係止する係止突部37Bが設けられており、仮保持された状態にある温度センサ33を検知位置側に付勢することにより係止突部37Bが退避する方向に第1係止片37が撓み変形するように構成されている。
このようにすれば、簡素な構成で温度センサ33が仮保持することができるとともに、温度センサ33が仮保持された状態から検知位置に移動させることも容易になる。
(5)仮保持部は、挿通部35を切り欠いて設けられ撓み変形可能な一対の第2係止片39,39を有し、一対の第2係止片39,39が温度センサ33を弾性力で挟み込んで係止するため、温度センサ33を安定した姿勢で仮保持することが容易になる。
(6)接続部材13を備える連結ユニット17が複数個連結されて連結収容部材16(収容部材)が形成される電池配線モジュール12であって、複数個の連結ユニット17のうち、少なくとも1個の連結ユニット17には、第1係止片37及び第2係止片39,39(仮保持部)が設けられている。
電池配線モジュール12の連結収容部材16(収容部材)を複数の連結ユニット17で構成することで、電池配線モジュール12の連結収容部材16を一体的に形成する場合と比較して、単電池数の変更等による電池配線モジュール12の構成の変更に容易に対応することができる。
(7)複数の連結ユニット17は、複数の同一形状の連結ユニット17がそれぞれ第1係止片37及び第2係止片39,39(仮保持部)を備えて構成されているため、連結ユニット17が同一形状となるため、連結ユニット17を形成するための金型を共通化することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、接続部材13は、異極の電極端子11A,11Bを接続(単電池10を直列接続)するものとしたが、これに限られず、同極の電極端子11A,11Bを接続(単電池10を並列接続)するものでもよい。例えば、上記実施形態の電池モジュールMに更に別の単電池10を並列接続し、この並列接続における同極の電極端子11A(11B)を複数の接続部材13(電池配線モジュール12)で接続するようにしたものでもよい。
(2)電池モジュールMを構成する単電池10(単電池群)の数については、上記実施形態の6個に限られず、5個以下、又は7個以上であってもよい。また、連結ユニット17の個数についても上記した個数に限らず、単電池10の数に応じた個数の連結ユニット17を用いることができる。
(3)上記実施形態では、図8,9の位置(仮保持位置)において仮保持された状態となることとしたが、この位置に限られず、検知位置に至る前に温度センサ33を保持可能な位置であれば仮保持された状態とすることができる。例えば、温度センサ33を上記仮保持位置よりも下方であって、第1係止片37の係止突部37Bが温度センサ33の下面側から保持しておらず、第1係止片37の係止突部37Bが温度センサ33の側面側から押さえつけることで温度センサ33が仮保持された状態とするようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、単電池10の状態を検知する構成として単電池10の温度を検知する温度センサ33としてNTCサーミスタを例示したが、これに限られず、PTCサーミスタや、サーミスタ以外の温度センサ(熱電対等)であってもよい。また、温度センサ33に限らず、温度以外の単電池10の状態(電圧、電流など)を検知するセンサであってもよい。
(5)上記実施形態では、仮保持された状態では、温度センサ33が第1係止片37,第2係止片39の双方に係止されていたが、これに限らず、仮保持された状態では温度センサ33が第1係止片37及び第2係止片39の少なくとも一方に係止されている構成としてもよい。
(6)上記実施形態では、電池配線モジュール12は連結収容部材16が複数の連結ユニット17からなる構成としたが、これに限らず、複数の連結ユニット17から構成されていなくてもよい。例えば、複数の連結ユニット17に対応する構成が一体化されたプレート状の収容部材を備える構成であってもよい。
M…電池モジュール
10…単電池
11A…正極端子(電極端子)
11B…負極端子(電極端子)
12…電池配線モジュール
13…接続部材
16…連結収容部材(収容部材)
17…連結ユニット
26…載置部
30…カバー
33…温度センサ(センサ)
34…センサ保持部
35…挿通部
36…保持壁
37…第1係止片(仮保持部)
37A…板状部
37B…係止突部
38…挟持壁
38A…板状部
38B…屈曲部
39…第2係止片(仮保持部)
39A…板状部
39B…係止突部
42…切り離し部
43…フレキシブルフラットケーブル

Claims (9)

  1. 正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べた単電池群における電極端子間を接続する電池配線モジュールであって、
    隣り合う電極端子間を接続する複数の接続部材と、
    前記接続部材を収容する収容部材と、
    前記単電池の状態を検知可能な検知位置に取付けられるセンサと、を備え、
    前記収容部材には、前記検知位置とは異なる位置で前記センサを仮保持する仮保持部が設けられており、この仮保持された状態から前記検知位置側に前記センサを移動可能に構成されている電池配線モジュール。
  2. 前記収容部材は、前記センサを挿通可能な挿通部を備えており、前記センサが前記仮保持部に仮保持された状態では、前記センサの少なくとも一部は、前記挿通部に挿通されていることを特徴とする請求項1記載の電池配線モジュール。
  3. 前記仮保持部は、前記挿通部を切り欠いて撓み変形可能に構成した第1係止片を有し、前記第1係止片が前記センサを仮保持状態に係止することを特徴とする請求項2記載の電池配線モジュール。
  4. 前記第1係止片には、前記センサに当接して前記センサを前記仮保持された状態に係止する係止突部が設けられており、前記仮保持された状態にある前記センサを前記検知位置側に付勢することにより前記係止突部が退避する方向に前記第1係止片が撓み変形するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の電池配線モジュール。
  5. 前記仮保持部は、前記挿通部を切り欠いて設けられ撓み変形可能な一対の第2係止片を有し、前記一対の第2係止片が前記センサを弾性力で挟み込んで係止することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の電池配線モジュール。
  6. 前記センサは温度センサであって、前記検知位置にて前記単電池の温度を検知することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の電池配線モジュール。
  7. 前記接続部材を備える連結ユニットが複数個連結されて前記収容部材が形成される電池配線モジュールであって、
    前記複数個の連結ユニットのうち、少なくとも1個の連結ユニットには、前記仮保持部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の電池配線モジュール。
  8. 前記複数の連結ユニットは、複数の同一形状の連結ユニットがそれぞれ前記仮保持部を備えて構成されていることを特徴とする請求項7に記載の電池配線モジュール。
  9. 前記複数個の単電池と、請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の電池配線モジュールとを備えることを特徴とする電池モジュール。
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