JP2012252750A - 光ディスク装置 - Google Patents

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大介 石橋
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Abstract

【課題】光ディスクの位置が所定の位置からディスクトレイに対して手前方向にずれているときに、自動的に所定の位置に誘導する光ディスク装置。
【解決手段】光ディスクが載置され、収納位置と取出位置との間をスライド自在に設けられるディスクトレイ20を備える光ディスク装置において、前記ディスクトレイは上面としてのベース面22と、当該ベース面よりも低い位置で光ディスクを保持するディスク載置部と、当該ベース面の前端に形成されて移動に連動して開口部を開閉するトレイパネル23を有し、前記ディスク載置部は、略円形凹状に形成されており、凹部底面25aと、前記凹部底面の外周部から上方に向かって広がるように傾斜する略円弧状の傾斜面25bと、前記傾斜面の下端に沿って形成されて光ディスクが載置されるディスク載置面25dと、を有し、前記傾斜面の上端は前記ベース面と同じ高さに形成されるとともに前記トレイパネルに接している。
【選択図】図4

Description

本発明はCD、DVDなどの光ディスク装置に関し、特に、ディスクトレイに載置された光ディスクの位置が所定の位置でないときに、自動的に所定の位置に誘導する光ディスク装置に関するものである。
CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu−Ray Disc)等の光ディスクを記録媒体として用いる光ディスク装置では、光ピックアップより出射されたレーザ光を光ディスクの記録面に集光させて照射することでデータの記録を行い、及び(又は)前記記録面に照射され反射してきたレーザ光を検出して情報の再生を行っている。
従来から光ディスク装置として光ディスクを収納したディスクトレイを出し入れするトレイタイプのものと、スロットを通して光ディスクを出し入れするスロットインタイプのものがある。トレイタイプの光ディスク装置は、光ディスクが載置されるディスクトレイを備えており、このディスクトレイが本体ケース(シャーシケース)内に収納された収納位置と、本体ケースから突出した取出位置との間で移動可能となっている。取出位置にあるディスクトレイに光ディスクを載置してから、例えば操作ボタンを押すと、ローディングモータが始動してディスクトレイと共に光ディスクが搬送される。
ところで、ディスクトレイのディスク載置部に載置された光ディスクは、ターンテーブルとクランパーとで挟持され、モーターによって高速回転させられるものであるから、ディスク載置部は光ディスクの位置を定める位置決めの役割を果たす。従って、ディスク載置部の大きさは、光ディスクの大きさよりも若干大きいか、略同等の大きさとなるように形成されている。
しかしながら、ディスクトレイのディスク載置部に光ディスクを載置するのはユーザであり、所定の位置に正確に載置されればよいが、若干の位置ずれを有して載置されると、ディスクトレイを収納位置に搬送する際に光ディスクと光ディスク装置の本体ケースとが接触し、光ディスクが損傷してしまう可能性があった。
そこで、特許文献1に記載されているトレイを備えたディスク装置は、トレイにディスクを載置する為の凹部を概略半円弧の外周縁を対にして形成し、凹部の外周縁はディスク外周縁近傍の底面が当接する載置面とディスク外周縁が当接して位置決めする内周面とを有し、載置面を凹部の底面より高い位置に形成すると共に、載置面の端部を傾斜して凹部の底部と連結している。これにより、正しく載置されなかったディスクが自動的に凹部に嵌ることとしている。
また、特許文献2に記載されているディスクローディング装置は、トレイの上面にディスクが載置され位置決めされる円形の凹部が設けられており、当該凹部は奥側略半分の周縁部より高くしており、また、凹部の奥側周縁部に設けられた爪の高さを、手前側周縁部に設けられた爪の高さよりも高くしている。これにより、トレイの奥側へディスクが極端にずれるのを防止することができることとしている。
また、特許文献3に記載されているディスクの位置補正構造は、トレイの上面内に円板状の回転板を配設し、この円板状の回転板の上面側に第1テ―パー段部、第2テーパー段部、右巻き及び左巻きのゴム製の渦状凸条を複数設けている。これにより、トレイが閉まる直前にディスクをトレイ上の正位置に正確に移動させて、トレイが閉まるときにディスクを傷つけてしまうことがないこととしている。
特開2006−209819号公報 特開2004−273065号公報 特開2003−100002号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているトレイを備えたディスク装置は、ディスクの位置がトレイに対して左右(ディスクトレイの移動方向に直角な方向)にずれた場合に、ディスクを凹部に嵌るようにするものであり、ディスクの位置がトレイに対して手前方向(ディスクトレイの移動方向に平行な方向であって、トレイパネル側)にずれた場合に、ディスクを凹部に嵌るようにするものではない。
また、上記特許文献2に記載されているディスクローディング装置は、ディスクが爪(傾斜面)に載置された場合に爪上面の傾斜面を滑り落ちて凹部に入りやすくなるようにするものであるが、ディスクの位置がトレイに対して手前方向(ディスクトレイの移動方向に平行な方向であって、トレイパネル側)にずれて傾斜面に載置されない場合に、ディスクを凹部に嵌るようにするものではなく、また、ディスクの位置がトレイに対して手前方向にずれたときに傾斜面に載置されない状態になることを防止する構造についてはなんら開示されていない。
また、上記特許文献3に記載されているディスクの位置補正構造は、トレイ上に回転体が設けられていることにより、当該回転体を回転させて慣性力を発生させてディスクの位置を補正するものであるが、当該回転体が設けられていないトレイにおいて、ディスクの位置がトレイに対して手前方向(ディスクトレイの移動方向に平行な方向であって、トレイパネル側)にずれた場合に、ディスクを凹部に嵌るようにする構造についてはなんら開示されていない。また、トレイ上の回転体を回転させる構造及び制御が必要になるため、ディスク装置の構造及び制御が複雑化する。
本発明は上述した問題点に鑑み、光ディスクの位置が所定の位置からディスクトレイに対して手前方向にずれているときに、複雑な構造や制御を要することなく光ディスクを自動的に所定の位置に誘導する光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の光ディスク装置は、前面に開口部が設けられたメインシャーシとカバーシャーシとを有する本体筐体と、光ディスクが載置され、前記本体筐体内に収納される収納位置と前記開口部から前記本体筐体外に引き出される取出位置との間をスライド自在に設けられるディスクトレイと、を備える光ディスク装置において、前記ディスクトレイは上面としてのベース面と、当該ベース面よりも低い位置で光ディスクを保持するディスク載置部と、当該ベース面の前端に形成されて当該ベース面の移動に連動して前記開口部を開閉するトレイパネルを有し、前記ディスク載置部は、略円形凹状に形成されており、凹部底面と、前記凹部底面の外周部から上方に向かって広がるように傾斜する略円弧状の傾斜面と、前記傾斜面の下端に沿って形成されて光ディスクが載置されるディスク載置面と、を有し、前記傾斜面の上端は前記ベース面と同じ高さに形成されるとともに前記トレイパネルに接していることを特徴としている。
この構成によれば、トレイパネルと傾斜面の上端とが接する部分においてトレイパネルと傾斜面との間にはベース面が形成されていないので、ユーザが光ディスクを載置する際に手前方向に位置ずれを有して載置しても、光ディスクが傾斜面に接触し、ディスク載置面に誘導される。
また上記構成の光ディスク装置において、前記傾斜面の上端は、前記ディスク載置部に載置される光ディスクに同心楕円状に形成されていることが望ましい。
この構成によれば、光ディスクの中心孔の位置及びトレイパネルの位置を変えることなく、傾斜面とトレイパネルとが接するように形成することができる。
また上記構成の光ディスク装置において、前記傾斜面の表面が鏡面仕上げにて形成されていることが望ましい。
この構成によれば、傾斜面の表面に接触した光ディスクを円滑にディスク載置面に誘導することができる。
また上記構成の光ディスク装置において、前記トレイパネルと前記傾斜面の上端とが接する部分において前記トレイパネルと前記傾斜面との間に、アール又は斜面が形成されたリブが設けられていることが望ましい。
この構成によれば、傾斜面の中央部(傾斜面の上端とトレイパネルとが接している部分の近傍)における傾斜角度が緩やかであっても、光ディスクがリブに接触して滑り落ちることによって光ディスクがある程度の勢いを有したまま傾斜面に接触するので、光ディスクを確実にディスク載置面に誘導することができる。
また上記構成の光ディスク装置において、前記トレイパネルの背面側の上面角部は丸く形成されていることが望ましい。
この構成によれば、トレイパネルの上面に光ディスクが載置されたときに、光ディスクを傾斜面やディスク載置面に誘導することができる。
本発明によれば、トレイパネルと傾斜面の上端とが接する部分においてトレイパネルと傾斜面との間にはベース面が形成されていないので、ユーザが光ディスクを載置する際に手前方向に位置ずれを有して載置しても、光ディスクが傾斜面に接触し、ディスク載置面に誘導される。
は、本発明の光ディスク装置の外観を示す斜視図である。 は、本発明の光ディスク装置が備えるディスクトレイの構造を示す上面図である。 は、本発明の光ディスク装置が備えるディスクトレイの構造を示す側面図である。 は、本発明の光ディスク装置が備えるディスクトレイに光ディスクが載置されたときの状態を示す第1の側面断面図である。 は、本発明の光ディスク装置が備えるディスクトレイに光ディスクが載置されたときの状態を示す第2の側面断面図である。 は、本発明の光ディスク装置が備えるディスクトレイの側面断面図における要部拡大図である。
以下に本発明の光ディスク装置について図面を参照して説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するために本発明の光ディスク装置の一例を示すものであって、本発明をこの光ディスク装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の装置にも等しく適応し得るものである。
なお、以下の説明において、「前後」は、ディスクトレイの移動方向に平行な方向であって、取出位置側が「前」、収納位置側が「後」であることする。また、「上下」は、ディスクトレイに載置された光ディスクのレーベル面側(文字や画像等の印刷面)が「上」、記録面側が「下」であることとする。また、「左右」は、光ディスクのレーベル面を上としたときに光ディスク装置に正対する観察者の左手側が「左」、右手側が「右」であることとする。
図1は、本発明の光ディスク装置の外観を示す斜視図である。図1に示すように光ディスク装置10は、本体筐体1と、光ディスクを本体筐体1内に搬送するディスクトレイ20とを備えている。本体筐体1は、上面が開口形成され、また、前面に開口部2aが形成されたメインシャーシ2と、メインシャーシ2の上部を覆うように設けられたカバーシャーシ3とを有して構成されている。
ディスクトレイ20は光ディスクが載置され、本体筐体1内に収納される収納位置と、開口部2aから本体筐体1外に引き出される(本体筐体1から突出した)取出位置との間でスライド自在に設けられており、図1はディスクトレイ20が収納位置にある状態を示している。
光ディスク装置10はさらに、メインシャーシ2に昇降可能に取り付けられたトラバースシャーシと、トラバースシャーシに取り付けられ光ディスクを保持するとともに回転駆動するディスク駆動部と、トラバースシャーシに取り付けられ光ディスクに記録/再生用のレーザ光を照射する光ピックアップと、カバーシャーシ3に取り付けられているクランパーとを備えている(それぞれ図示せず)。
このような光ディスク装置10において、光ディスクをディスクトレイ20に載置してディスクトレイ20が収納位置に移動すると、トラバースシャーシが上昇し、光ディスクがターンテーブルとクランパーに挟まれて回転する共に、光ピックアップがターンテーブルの方へ移動しながら、レーザービームを光ディスクに照射し、記録・再生が行われる。
図2は、本発明の光ディスク装置が備えるディスクトレイの構造を示す上面図である。ディスクトレイ20は樹脂の一体成型体であって矩形板状に形成されており、中央から後方に向かって矩形状の開口21が形成されている。そして、ディスクトレイ20は、上面としてのベース面22と、ベース面22の前端に形成されるトレイパネル23と、ベース面22よりも低い位置で光ディスクが載置されるディスク載置部24とを有する。
トレイパネル23は、プラスチック等の合成樹脂部材からなる横長の板部材であり、ベース面22の前端に形成され、ベース面22の移動(ディスクトレイ20の収納位置と取出位置との間の移動)に連動して移動し、本体筐体1(本体筐体1が有するメインシャーシ2)の開口部2aを開閉する。
ディスク載置部24は大径ディスク(直径12cmの光ディスク)が載置される大径ディスク載置部25と、小径ディスク(直径8cmの光ディスク)が載置される小径ディスク載置部26とを有する。大径ディスク載置部25と小径ディスク載置部26とは共に略円形凹状に形成されており、小径ディスク載置部26は大径ディスク載置部25の略中央に、大径ディスク載置部25に同心状に形成されている。
大径ディスク載置部25は、第1の凹部底面25aと、第1の凹部底面25aの外周部から上方に向かって広がるように傾斜する略半円弧状の傾斜面25b、25cと、傾斜面25b及び25cの両端内周側に傾斜面25b及び25cの下端に沿って形成されるディスク載置面25dとを有する。なお、傾斜面25b及び傾斜面25cの上端はベース面22と同じ高さに形成されている。
傾斜面25b、25cは光ディスクの外周縁に当接して光ディスクの位置決めを行うために、略半円弧状に形成されている。なお、傾斜面25cは開口21によって二つ(左右)に分断されている。
傾斜面25bと25cのうち、トレイパネル23側に形成されている傾斜面25bの上端は、大径ディスク載置部25に載置される光ディスク(以下において特に断りがない限り、「大径ディスク載置部25に載置される光ディスク」は「大径ディスク載置部25に正しく載置された状態の光ディスク」を意味するものとする。また、「小径ディスク載置部26に載置される光ディスク」も同様である。)と同心楕円弧状に形成されている。
具体的には、光ディスクの中心を点Oとすると、点Oから傾斜面25bの上端両端までの距離L1に比べて、点Oから傾斜面25bの上端とトレイパネル23との接点(傾斜面25bの上端中央部)までの距離L2のほうが長くなるように形成されている。これにより、光ディスクの中心孔(光ディスクの中心点O)の位置及びトレイパネルの位置を変えることなく、傾斜面25bの上端がトレイパネル23に接するように形成することができる。言い換えると、トレイパネル23と傾斜面25bの上端とが接する部分においてトレイパネル23と傾斜面25bとの間にはベース面22が形成されていない。
また、傾斜面25bの下端は、大径ディスク載置部25に載置される光ディスクに同心円弧状に形成されている。従って、点Oから傾斜面25bの下端までの距離は、点Oから傾斜面25bの下端両端までの距離と、点Oから傾斜面25bの下端中央部までの距離とが略同距離に形成されている。これにより後述するように傾斜面25bの下端に沿って形成されるディスク載置面25dが楕円状に形成されることを防ぐことができる。また、図2に示す上面図において、両端部における傾斜面25bの幅よりも、中央部(傾斜面25bの上端とトレイパネルとが接している部分の近傍)における傾斜面25bの幅のほうが大きくなっている。
なお、傾斜面25cの上端及び下端はいずれも大径ディスク載置部25に載置される光ディスクに同心円弧状に形成されている。
ディスク載置面25dは傾斜面25b及び25cの両端内周側に傾斜面25b及び25cの下端に沿って合計四つ形成されている。ディスク載置面25dには、光ディスクの外周部の底面(記録面側)が接するようにして光ディスクが載置される。ディスク載置面25dに光ディスクが載置されている状態において、光ディスクがベース面22よりも低い位置であって、且つ、第1の凹部底面25aよりも高い位置に位置されるように形成されている。すなわち、ディスク載置面25dに光ディスクが載置された状態において、光ディスクと第1の凹部底面25aとの間に空間が形成されるので、光ディスクと第1の凹部底面25aとが接触することにより光ディスクが損傷することを防ぐことができる。
小径ディスク載置部26は、第2の凹部底面26aと、第2の凹部底面26aの外周部から上方に向かって広がるように傾斜する略円弧状の傾斜面26bと、傾斜面26bの内周側に傾斜面26bの下端に沿って形成されるディスク載置面26cとを有する。なお、傾斜面26bの上端は第1の凹部底面25aと同じ高さに形成されている。
傾斜面26bとディスク載置面26cとは開口21によって一部切り欠いた形状に形成されており、また、略円弧状に形成されている。傾斜面26bは大径ディスク載置部25の傾斜面25b、25cと同様に光ディスクの外周縁に当接して光ディスクの位置決めを行い、ディスク載置面26cには大径ディスク載置部25のディスク載置面25dと同様に光ディスクの外周部の底面(記録面側)が接するようにして光ディスクが載置される。
そして、ディスク載置面26cに光ディスクが載置されている状態において、光ディスクが第1の凹部底面25aよりも低い位置であって、且つ、第2の凹部底面26aよりも高い位置に位置されるように形成されている。すなわち、ディスク載置面26cに光ディスクが載置された状態において、光ディスクと第2の凹部底面26cとの間に空間が形成されるので、光ディスクと第2の凹部底面26cとが接触することにより光ディスクが損傷することを防ぐことができる。
上述したようなディスクトレイ20に大径ディスク(直径12cmの光ディスク)が、ディスクトレイ20に対して手前方向(ディスクトレイ20の移動方向に平行な方向であって、トレイパネル23側(図3〜図5においては左方向))に位置ずれを有して載置された場合について図3〜図5を参照して説明する。図3は、本発明の光ディスク装置が備えるディスクトレイの構造を示す側面図である。
図3が示すように大径ディスク載置部25はベース面22よりも低い位置で光ディスク(大径ディスク)が載置されるように凹状に形成されている。大径ディスク載置部25は上述したように略円形凹状に形成されており、大径ディスク載置部25が有する傾斜面25bの上端はディスクパネル23に接している(図2参照)。
図4は、本発明の光ディスク装置が備えるディスクトレイに光ディスクが正しく載置された状態を示す側面断面図である。また、図5は、本発明の光ディスク装置が備えるディスクトレイに光ディスクが位置ずれを有して載置された状態を示す側面断面図である。
図4が示すように光ディスクがディスク載置面25dに正しく載置される(光ディスクの外周部の底面がディスク載置面25dに接触する)と、傾斜面25bと光ディスクの外周縁とが当接して光ディスクの位置が所定の位置に位置決めされる。一方、図5に示すように光ディスクがディスク載置面25dに正しく載置されず、ディスクトレイ20に対して手前方向(図5における左方向)に位置ずれを有して載置された場合には、上述したようにトレイパネル23と傾斜面25bの上端とが接する部分においてトレイパネル23と傾斜面25bとの間にはベース面22が形成されていないので、光ディスクの外周部の底面は傾斜面25bに接触する。
そして、光ディスクの外周部の底面が傾斜面25bに接触すると、光ディスクは傾斜面25bを滑り落ちるようにしてディスク載置面25dに誘導され、ディスク載置面25dに正しく載置される。なお、傾斜面25bは鏡面仕上げにて形成されており、接触部25bに接触した光ディスクを円滑にディスク載置面25dに誘導することができる。
[その他の実施形態]
上述したように上記実施形態において傾斜面25bは、点Oから傾斜面25bの上端両端までの距離L1に比べて、点Oから傾斜面25bの上端とトレイパネル23との接点(傾斜面25bの上端中央部)までの距離L2のほうが長くなるように形成されている一方で、点Oから傾斜面25bの下端両端までの距離と、点Oから傾斜面25bの下端中央部までの距離とが略同距離に形成されている。
従って、傾斜面25bの傾斜角度は、両端に比べて中央部のほうが緩やかになるように形成されており、光ディスクが静かに傾斜面25bに載置された(接触した)場合に光ディスクがディスク載置面25dに誘導されないことが考えられる。
そこで、トレイパネル23と傾斜面25bの上端とが接する部分においてトレイパネル23と傾斜面25bとの間に、アール又は斜面が形成されたリブを設けることとしてもよい。当該リブが形成されることにより、当該リブに接触した光ディスクは当該リブを滑って、ある程度の勢いを有したまま傾斜面25bに接触するので、光ディスクを確実にディスク載置面25dに誘導することができる。
図6は本発明の光ディスク装置が備えるディスクトレイの側面図断面図における要部拡大図である。リブ27の一例としては、図6が示すようにトレイパネル23と傾斜面25bとの間に、斜面を有する略三角柱形のリブ27が設けられている。そして、リブ27の斜面の傾斜角度は傾斜面25bの傾斜角度よりも急となるように形成されているので、リブ27の斜面に光ディスクが接触することによって上述したように光ディスクがディスク載置面25dに誘導される。
また、上記実施形態においてトレイパネル23は横長且つ薄型の板部材であるが、トレイパネル23がある程度の厚さを有している場合には、背面側(メインシャーシ2の開口部2aに正対する側)の上面角部を丸く形成することとしてもよい。これにより、トレイパネル23の上面に光ディスクが載置されたときに、光ディスクを傾斜面25bやディスク載置面25dに誘導することができる。
また、上記実施形態において、大径ディスク載置部25が有する傾斜面25cと小径ディスク載置部26が有する傾斜面26bとは、傾斜することとしているが、傾斜しないこととしてもよく、例えば傾斜を有しない内周面であることとしてもよい。
また、上記実施形態において、大径ディスク載置部25は略半円弧状の傾斜面を二つ(傾斜面25bと傾斜面25c)を有することとしているが、小径ディスク載置部が有する傾斜面26bのように、略円弧状の傾斜面を一つ有することとしてもよい。その場合、大径ディスク載置部25が有する略円弧状の傾斜面の上端はその前部が大径ディスク載置部25に載置される光ディスクに同心楕円弧状に形成され、その後部が大径ディスク載置部25に載置される光ディスクに同心円弧状に形成される。
また、上記実施形態においてディスク載置部24は大径ディスク載置部25と小径ディスク載置部26を有しているが、例えば大径ディスク載置部25を有し、小径ディスク載置部26を有さないものであってもよい。その場合、ディスク載置部24が略円形凹状に形成されており、ディスク載置部24は、凹部底面(図2における第1の凹部底面25a)と、凹部底面の外周部から上方に向かって広がるように傾斜する略半円弧状の傾斜面(図2における傾斜面25b、25c)と、傾斜面の両端内周側に傾斜面の下端に沿って形成されるディスク載置面(図2におけるディスク載置面25d)とを有すると言い換えることができる。
本発明は、ディスクトレイに載置された光ディスクの位置が所定の位置でないときに、自動的に所定の位置に誘導する光ディスク装置に利用できる。
10 光ディスク装置
20 ディスクトレイ
22 ベース面
23 トレイパネル
24 ディスク載置部
25 大径ディスク載置部
25a 第1の凹部底面
25b、25c 傾斜面
25d ディスク載置面
26 小径ディスク載置部

Claims (5)

  1. 前面に開口部が設けられたメインシャーシとカバーシャーシとを有する本体筐体と、
    光ディスクが載置され、前記本体筐体内に収納される収納位置と前記開口部から前記本体筐体外に引き出される取出位置との間をスライド自在に設けられるディスクトレイと、
    を備える光ディスク装置において、
    前記ディスクトレイは上面としてのベース面と、当該ベース面よりも低い位置で光ディスクを保持するディスク載置部と、当該ベース面の前端に形成されて当該ベース面の移動に連動して前記開口部を開閉するトレイパネルを有し、
    前記ディスク載置部は、略円形凹状に形成されており、凹部底面と、前記凹部底面の外周部から上方に向かって広がるように傾斜する略円弧状の傾斜面と、前記傾斜面の下端に沿って形成されて光ディスクが載置されるディスク載置面と、を有し、
    前記傾斜面の上端は前記ベース面と同じ高さに形成されるとともに前記トレイパネルに接していることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記傾斜面の上端は、前記ディスク載置部に載置される光ディスクに同心楕円状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記傾斜面の表面が鏡面仕上げにて形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記トレイパネルと前記傾斜面の上端とが接する部分において前記トレイパネルと前記傾斜面との間に、アール又は斜面が形成されたリブが設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  5. 前記トレイパネルの背面側の上面角部は丸く形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の光ディスク装置。
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