JP2012222588A - 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な処理により立体感の調整を可能とした装置および方法を提供する。
【解決手段】3次元画像表示に適用する左目用画像と右目用画像を入力し、入力画像の補正処理により立体感調整を実行する立体感調整部を有する。立体感調整部は、例えばユーザ入力された設定情報に応じて、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像の横方向への縮小処理または拡大処理を実行し、視差調整を施した補正画像を生成する。さらに、この補正画像の表示部に対する表示位置を決定して表示部に出力して3次元画像表示処理を実行させる。
【選択図】図7

Description

本開示は、画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムに関する。特に、3次元画像の表示を行う画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムに関する。
昨今、いわゆる立体画像と呼ばれる3次元画像(3D画像)を表示可能としたテレビやPCなどの表示装置や、3次元画像(3D画像)を記録可能としたビデオカメラ、スチルカメラなどが開発され利用されている。3D画像の表示のためには異なる視点から2つの画像を撮影することが必要となる。すなわち左目視点からの左目用画像と右目視点からの右目用画像である。
異なる視点から撮影された2つの画像を表示する際に、左目用画像は観察者の左目にのみ観察させ、右目用画像は観察者の右目にのみ観察させる制御を行うことで、観察者は立体感を知覚することができる。なお、3D画像の記録、転送、表示方式には、様々な方式がある。
3D画像の表示方式の1つとして、例えば、表示装置に左目用画像と右目用画像を交互に表示し、観察者がシャッター式眼鏡を装着して、左目用画像の表示期間と、右目用画像の表示期間ごとにシャッター切り替えを行って、各画像を一方の目でのみ観察させる方式がある。
例えばこのような3次元画像表示を行う場合、左目用画像と右目用画像とでは、同じ表示オブジェクトの表示位置が左右方向にずらして表示される。このような視差のある画像の表示により、観察者は、奥行き感のある立体的な画像を知覚することができる。視差設定例について、図1、図2を参照して説明する。
図1には、
(a)視差なし画像の表示画像と知覚画像
(b)視差あり画像の表示画像と知覚画像
これらの図を並べて示している。
(a)視差なし画像の表示画像は、左目用画像と右目用画像の双方とも、画像表示面における表示オブジェクト(りんご)の表示位置が同じ位置である。
この場合、(a)の知覚画像に示すように、観察者の左目で観察する左目用画像においても、視覚者の右目で観察する右目用画像においても、全く同じ表示面の位置に表示オブジェクト(りんご)が観察される。
この結果、観察者には、この表示オブジェクト(りんご)が表示面位置に位置するように知覚する。
一方、図1(b)視差あり(視差設定例1)は、図1(b)表示画像に示すように、表示面上に表示する左目用画像を左側(観察者から見て左側)にずらし、右目用画像を右側(観察者から見て右側)にずらした視差設定例である。
この設定では、図1(b)知覚画像に示すように、観察者は、画像に対応するオブジェクトを表示面より奥(遠く)に知覚することになる。
また、図2(c)視差あり(視差設定例2)は、図2(c)表示画像に示すように、表示面上に表示する左目用画像を右側(観察者から見て右側)にずらし、右目用画像を左側(観察者から見て左側)にずらした視差設定例である。この設定では、図2(c)知覚画像に示すように、観察者は、画像に対応するオブジェクトを表示面より手前(近く)に知覚することになる。
このように、左目用画像と右目用画像における視差設定により、観察者は様々な位置に、表示オブジェクトの位置を知覚することができる。
しかしながら、このように視差のある画像表示を行うと、観察者によっては、違和感や目の疲れを発生させる場合があるといわれている。このような問題を解決するため、視差調整を可能とする構成についても考案されている。例えば特許文献1(特許3749227号公報)は、画面全体を一様にずらして視差調整を行う構成を開示している。しかし、このような画像の全体移動を行ってしまうと、本来、表示部に表示されるべき画像の端部が欠けてしまうといった問題が発生する。
特許3749227号公報
本開示の一例においては、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、画像の全体をずらすといった処理を行うことなく視差調整を実現する画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
また、本開示の一例においては、画像の欠如を低減または発生させることのない視差調整を可能とした画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。
本開示の第1の側面は、
3次元画像表示に適用する左目用画像と右目用画像を入力し、入力画像の補正処理により立体感調整を実行する立体感調整部を有し、
前記立体感調整部は、
前記左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像の横方向への縮小処理または拡大処理を実行して視差調整を施した補正画像を生成する画像処理装置にある。
さらに、本開示の画像処理装置の一実施態様において、前記立体感調整部は、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像を横方向に縮小または拡大し生成した補正画像の表示部に対する表示位置を決定する。
さらに、本開示の画像処理装置の一実施態様において、前記画像処理装置は、画像設定情報を入力可能とした入力部と、前記入力部を介する画像設定情報に応じて、画像の補正態様を決定する制御パラメータを決定する立体感調整量決定部を有し、前記立体感調整部は、前記立体感調整量決定部の決定した制御パラメータに従った画像補正処理と表示位置決定処理を実行する。
さらに、本開示の画像処理装置の一実施態様において、前記入力部から入力される画像設定情報は、表示画像の左右端部の奥行き情報:ZL,ZRであり、前記立体感調整量決定部は、前記奥行き情報:ZL,ZRに基づいて、左目用画像と右目用画像の拡縮率と、表示部に対する表示位置を決定する。
さらに、本開示の画像処理装置の一実施態様において、前記立体感調整量決定部は、入力画像に付属するメタデータに基づいて、左目用画像と右目用画像の拡縮率と、表示部に対する表示位置を決定する。
さらに、本開示の画像処理装置の一実施態様において、前記画像処理装置は、さらに、前記立体感調整部の生成した補正画像としての左目用画像と右目用画像を適用した3次元画像表示を実行する表示部を有する。
さらに、本開示の第2の側面は、
画像処理装置において実行する画像処理方法であり、
立体感調整部が、3次元画像表示に適用する左目用画像と右目用画像を入力し、入力画像の補正処理により立体感調整を実行する立体感調整ステップを実行し、
前記立体感調整ステップは、
前記左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像の横方向への縮小処理または拡大処理を実行して視差調整を施した補正画像を生成するステップである画像処理方法にある。
さらに、本開示の第3の側面は、
画像処理装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
立体感調整部に、3次元画像表示に適用する左目用画像と右目用画像を入力し、入力画像の補正処理により立体感調整を実行させる立体感調整ステップを実行させ、
前記立体感調整ステップは、
前記左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像の横方向への縮小処理または拡大処理を実行して視差調整を施した補正画像を生成させるステップであるプログラムにある。
なお、本開示のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な情報処理装置やコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、情報処理装置やコンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本開示のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本開示の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本開示の一実施例の構成によれば、簡易な処理による立体感の調整を可能とした装置および方法が提供される。
具体的には、3次元画像表示に適用する左目用画像と右目用画像を入力し、入力画像の補正処理により立体感調整を実行する立体感調整部を有する。立体感調整部は、例えばユーザ入力された設定情報に応じて、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像の横方向への縮小処理または拡大処理を実行し、視差調整を施した補正画像を生成する。さらに、この補正画像の表示部に対する表示位置を決定して表示部に出力して3次元画像表示処理を実行させる。
本構成では、例えば画像の縮小処理のみで視差の調整が可能となり、任意の奥行き位置に表示オブジェクトを表示させる制御が可能となる。
視差の設定と観察者の知覚画像の例について説明する図である。 視差の設定と観察者の知覚画像の例について説明する図である。 本開示の画像処理装置の実行する処理の一例について説明する図である。 本開示の画像処理装置の実行する処理の一例について説明する図である。 本開示の画像処理装置の実行する処理の一例について説明する図である。 本開示の画像処理装置の実行する処理の一例について説明する図である。 本開示の画像処理装置の構成例について説明する図である。 本開示の画像処理装置の入力する画像の例について説明する図である。 本開示の画像処理装置の実行する処理の一例について説明する図である。 本開示の画像処理装置の実行する処理の一例について説明する図である。 本開示の画像処理装置の実行する処理の一例について説明する図である。 本開示の画像処理装置の実行する処理の一例について説明する図である。 本開示の画像処理装置の実行する処理のシーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。
以下、図面を参照しながら本開示の画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラムの詳細について説明する。なお、説明は以下の項目に従って行う。
1.本開示の画像処理装置の実行する処理について
1−1.処理例1.表示面より手前に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例
1−2.処理例2.表示面より奥に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例
1−3.処理例3.左側を手前、右側を奥に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例
1−4.処理例4.左側を奥、右側を手前に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例
2.画像処理装置の構成と処理について
3.画像処理装置の実行する処理シーケンスについて
4.本開示の構成のまとめ
[1.本開示の画像処理装置の実行する処理について]
まず、図3以下の図面を参照して本開示の画像処理装置の実行する処理の具体的な例について説明する。
本開示の画像処理装置では、予め生成された3次元画像表示用の左目用画像(L画像)と右目用画像(R画像)を入力して、これらのLR画像に対する例えば画像縮小処理等の画像補正処理を実行して視差調整を施した左目用画像(L画像)と、右目用画像(R画像)を生成する。生成画像は例えば表示装置に出力して3D画像として表示される。
図3以下を参照して、具体的な処理例について説明する。以下の4つの具体的処理例について、順次説明する。
(1)処理例1.表示面より手前に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例
(2)処理例2.表示面より奥に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例
(3)処理例3.左側を手前、右側を奥に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例
(4)処理例4.左側を奥、右側を手前に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例
(1−1.処理例1.表示面より手前に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例)
まず、処理例1として、表示面より手前に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例について図3を参照して説明する。
図3には、以下の各図を示している。
(a)表示画像生成例1
(b)表示画像知覚例1(全体が手前に飛び出す)
これらの図を示している。
(a)表示画像生成例1は、本開示の画像処理装置において実行する画像処理の1つの具体例を示している。
本開示の画像処理装置では、予め生成された3次元画像表示用の左目用画像(L画像)と右目用画像(R画像)を入力して、これらのLR画像の少なくとも一方の画像に対して水平方向の画像縮小処理を実行して補正LR画像を生成して、生成した補正LR画像の表示位置を決定する処理を行う。
画像処理装置の入力する3次元画像表示用の左目用画像(L画像)と右目用画像(R画像)は、それぞれ異なる視点から撮影された画像であり、先に図1、図2を参照して説明したように被写体距離に応じた視差が設定された画像である。
これらの画像を、そのまま表示部に表示すれば、その視差に応じた立体感(奥行き感)を知覚することができる。
画像処理装置は、例えば、3次元画像撮影カメラで撮影されたLR画像、あるいは放送局から受信する3D放送用のLR画像など異なる視点から撮影された3次元画像表示用のLR画像を入力して、これらのLR画像を再加工して表示部に出力するための補正LR画像を生成する。
以下に説明する本開示の一実施例に係る画像処理装置は、入力LR画像の少なくとも一方の画像に対して、水平方向(左右方向)の画像縮小処理を実行して、視差調整を実現する。
図3(a)に示す例は、
入力画像としての左目用画像(L画像)と右目用画像(R画像)の双方を、水平方向に縮小して左目用補正画像111と右目用補正画像112を生成する処理例を示している。
これらの左目用補正画像111と右目用補正画像112を3D画像表示可能な表示装置に3D表示画像113として出力する。
例えば縮小した左目用補正画像111と縮小した右目用補正画像112を交互に出力し、シャッター式メガネを装着した観察者が、左目用補正画像111を左目でのみ観察し、右目用補正画像112を右目でのみ観察する設定とすることで、3D画像として観察可能となる。
図3(a)に示す画像補正処理の詳細について説明する。
画像処理装置に入力する元の入力LR画像の画像幅をWとする。
画像処理装置は、入力L画像の水平幅をLx1削減し、L画像の水平方向の画像幅を、
Wから(W−Lx1)、
とする縮小処理を実行する。
すなわち、L画像の水平方向の縮小率をLmとしたとき、
Lm=(W−Lx1)/W
上記縮小率の設定とした画像水平方向の画像縮小処理を実行して、左目用補正画像111を生成する。
さらに、R画像の水平幅をRx2削減し、R画像の水平方向の画像幅を、
Wから(W−Rx2)、
とする縮小処理を実行する。
すなわち、R画像の水平方向の縮小率をRmとしたとき、
Rm=(W−Rx2)/W
上記縮小率の設定とした画像水平方向の画像縮小処理を実行して、右目用補正画像112を生成する。
なお、本処理例では、Lx1≒Rx2であるものとする。
画像処理装置は、さらに、
生成した左目用補正画像111と右目用補正画像112の表示部における表示位置を決定する。
表示部における表示位置は、図3(a)に示す左目用補正画像111、右目用補正画像112の位置である。
すなわち、図3(a)の左目用補正画像111、右目用補正画像112の各々に示す横幅=W(x=0〜w)の点線枠を表示部の表示画面領域としたとき、
左目用補正画像111は、x=Lx1〜wの位置を表示位置とする。
右目用補正画像112は、x=0〜(w−Rx2)の位置を表示位置とする。
画像処理装置は、このように、生成した左目用補正画像111と右目用補正画像112の表示部における表示位置を決定する。
図3(a)の左端に示すように水平方向x、垂直方向をyとした座標上での左目用補正画像111と右目用補正画像112の表示位置について説明する。
補正前の入力LR画像をそのまま表示装置に表示した場合は、
L画像もR画像も、x=0〜wの位置に表示される。
これに対して、縮小処理によって生成した左目用補正画像111は、水平方向の幅=(W−Lx1)となっている。
画像処理装置は、この左目用補正画像111の表示位置を、
x=Lx1〜w
の位置とする表示位置決定処理を行う。
また、縮小処理によって生成した右目用補正画像112は、水平方向の幅=(W−Rx2)となっている。
画像処理装置は、この右目用補正画像112の表示位置を、
x=0〜(w−Rx2)
の位置とする表示位置決定処理を行う。
図3下段に示す(b)は、上述した画像縮小処理と、表示位置決定処理の処理結果に従って表示部に3D画像表示を行った場合の観察者による知覚画像について説明する図である。
なお、説明を簡略化するため、補正前の入力LR画像に含まれるオブジェクト(りんご)とオブジェクト(みかん)は、視差のない画像、すなわち、補正前の入力画像であるLR画像をそのまま3D画像として表示した場合、LR画像とも表示部の同じ位置に被写体像が表示される設定であると仮定して説明する。
すなわち、入力LR画像をそのまま表示部に表示した場合は、オブジェクト(りんご)とオブジェクト(みかん)について、観察者は、表示部の表示面の奥行位置に存在するオブジェクトとして知覚するものとする。
すなわち、先に図1(a)を参照して説明した設定である。
上述した画像縮小処理と、表示位置決定処理の処理結果に従って表示部に3D画像表示を行うことで、観察者は、これらのオブジェクトを図3(b)に示す知覚面122に位置するように知覚する。
すなわち、オブジェクト(りんご)とオブジェクト(みかん)は、いずれも表示面121より手前に飛び出した知覚面122上に存在するように観察される。
この原理は、先に図2を参照して説明した原理に基づくものである。
図3(b)には、知覚面122と表示面121との距離を奥行き距離とし、
表示画像における左端と右端の奥行きについて各々、
左端奥行き=ZL、
右端奥行き=ZR、
これらの表示面と知覚面との距離情報を示している。
なお、図に示す例では、各オブジェクトの視差の発生要因となる画面上でのずれ量を、以下のように示している。
左側のオブジェクト(りんご)のオブジェクトずれ量=(Lx1)
右側のオブジェクト(みかん)のオブジェクトずれ量=(Rx2)
なお、
オブジェクトずれ量=(Lx1)≒(Rx2)
である。
オブジェクトずれ量=(Lx1)≒(Rx2)、これらのずれは入力LR画像の縮小と表示位置制御によって発生するものであり、これらの処理によって視差が発生し、各オブジェクトが表示面121より手前の知覚面122に存在するように知覚されることになる。
オブジェクトずれ量=(Lx1)≒(Rx2)
であるため、
表示画像における左端と右端の奥行き:ZL,ZRは、
ZL≒ZR
となる。
このように、本処理例1では、表示画像の全体が、表示面より手前に知覚させる表示処理が実行される。
本例では、先に説明したように、補正前の入力LR画像では、オブジェクト(りんご,みかん)とも視差の設定されていない画像、すなわち、入力LR画像をそのまま観察したときには、オブジェクト(りんご,みかん)は表示面に位置するように知覚される画像である。
画像処理装置は、この入力LR画像の水平方向への縮小処理と表示位置制御を行うことで、視差制御を行い、入力LR画像と異なる視差を発生させた3次元画像表示を行うことが可能となる。
本例では、表示画面全体を画面の手前に知覚可能な設定とした処理を実現している。
なお、本処理例では、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかを横方向に縮小する処理を行う構成であり、表示面の外に画像が出て左右端の画像が欠けてしまうことがなく、表示したい画像全体を表示面に表示させることができる。
(1−2.処理例2.表示面より奥に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例)
次に、処理例2として、表示面より奥に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例について図4を参照して説明する。
図4には、図3と同様、以下の各図を示している。
(a)表示画像生成例2
(b)表示画像知覚例2(全体が奥に沈む)
これらの図を示している。
(a)表示画像生成例2は、本開示の画像処理装置において実行する画像処理の1つの具体例を示している。
前述したように、本開示の画像処理装置では、予め生成された3次元画像表示用の左目用画像(L画像)と右目用画像(R画像)を入力して、これらのLR画像の少なくとも一方の画像に対して水平方向の画像縮小処理を実行して補正LR画像を生成して、生成した補正LR画像の表示位置を決定する処理を行う。
画像処理装置は、例えば、3次元画像撮影カメラで撮影されたLR画像、あるいは放送局から受信する3D放送用のLR画像など異なる視点から撮影された3次元画像表示用のLR画像を入力して、これらのLR画像を再加工して表示部に出力するための補正LR画像を生成する。
図4(a)に示す例は、図3(a)を参照して説明した処理例と同様、
入力画像としての左目用画像(L画像)と右目用画像(R画像)の双方を、水平方向に縮小して左目用補正画像131と右目用補正画像132を生成する処理例を示している。
これらの左目用補正画像131と右目用補正画像132を3D画像表示可能な表示装置に3D表示画像133として出力する。
例えば縮小した左目用補正画像131と縮小した右目用補正画像132を交互に出力し、シャッター式メガネを装着した観察者が、左目用補正画像131を左目でのみ観察し、右目用補正画像132を右目でのみ観察する設定とすることで、3D画像として観察可能となる。
図4(a)に示す画像補正処理の詳細について説明する。
画像処理装置に入力する元の入力LR画像の画像幅をWとする。
画像処理装置は、入力L画像の水平幅をLx2削減し、L画像の水平方向の画像幅を、
Wから(W−Lx2)、
とする縮小処理を実行する。
すなわち、L画像の水平方向の縮小率をLmとしたとき、
Lm=(W−Lx2)/W
上記縮小率の設定とした画像水平方向の画像縮小処理を実行して、左目用補正画像131を生成する。
さらに、R画像の水平幅をRx2削減し、R画像の水平方向の画像幅を、
Wから(W−Rx1)、
とする縮小処理を実行する。
すなわち、R画像の水平方向の縮小率をRmとしたとき、
Rm=(W−Rx1)/W
上記縮小率の設定とした画像水平方向の画像縮小処理を実行して、右目用補正画像132を生成する。
なお、本処理例では、Rx1≒Lx2であるものとする。
画像処理装置は、さらに、
生成した左目用補正画像131と右目用補正画像132の表示部における表示位置を決定する。
表示部における表示位置は、図4(a)に示す左目用補正画像131、右目用補正画像132の位置である。
すなわち、図4(a)の左目用補正画像131、右目用補正画像132の各々に示す横幅=W(x=0〜w)の点線枠を表示部の表示画面領域としたとき、
左目用補正画像131は、x=0〜(w−Lx2)の位置を表示位置とする。
右目用補正画像132は、x=Rx1〜wの位置を表示位置とする。
画像処理装置は、このように、生成した左目用補正画像131と右目用補正画像132の表示部における表示位置を決定する。
図4(a)の左端に示すように水平方向x、垂直方向をyとした座標上での左目用補正画像131と右目用補正画像132の表示位置について説明する。
補正前の入力LR画像をそのまま表示装置に表示した場合は、
L画像もR画像も、x=0〜wの位置に表示される。
これに対して、縮小処理によって生成した左目用補正画像131は、水平方向の幅=(W−Lx2)となっている。
画像処理装置は、この左目用補正画像131の表示位置を、
x=0〜(w−Lx2)
の位置とする表示位置決定処理を行う。
また、縮小処理によって生成した右目用補正画像132は、水平方向の幅=(W−Rx1)となっている。
画像処理装置は、この右目用補正画像122の表示位置を、
x=Rx1〜w
の位置とする表示位置決定処理を行う。
図4下段に示す(b)は、上述した画像縮小処理と、表示位置決定処理の処理結果に従って表示部に3D画像表示を行った場合の観察者による知覚画像について説明する図である。
なお、説明を簡略化するため、補正前の入力LR画像に含まれるオブジェクト(りんご)とオブジェクト(みかん)は、視差のない画像、すなわち、補正前の入力画像であるLR画像をそのまま3D画像として表示した場合、LR画像とも表示部の同じ位置に被写体像が表示される設定であると仮定して説明する。
すなわち、入力LR画像をそのまま表示部に表示した場合は、オブジェクト(りんご)とオブジェクト(みかん)について、観察者は、表示部の表示面の奥行位置に存在するオブジェクトとして知覚するものとする。
すなわち、先に図1(a)を参照して説明した設定である。
上述した画像縮小処理と、表示位置決定処理の処理結果に従って表示部に3D画像表示を行うことで、観察者は、これらのオブジェクトを図4(b)に示す知覚面142に位置するように知覚する。
すなわち、オブジェクト(りんご)とオブジェクト(みかん)は、いずれも表示面141より奥側に沈み込んだ(遠い)知覚面142上に存在するように観察される。
この原理は、先に図1(b)を参照して説明した原理に基づくものである。
図4(b)には、知覚面142と表示面141との距離を奥行き距離とし、
表示画像における左端と右端の奥行きについて各々、
左端奥行き=ZL、
右端奥行き=ZR、
これらの表示面と知覚面との距離情報を示している。
なお、図に示す例では、各オブジェクトの視差の発生要因となる画面上でのずれ量を、以下のように示している。
左側のオブジェクト(りんご)のオブジェクトずれ量=(Rx1)
右側のオブジェクト(みかん)のオブジェクトずれ量=(Lx2)
なお、
オブジェクトずれ量=(Rx1)≒(Lx2)
である。
オブジェクトずれ量=(Rx1)≒(Lx2)、これらのずれは入力LR画像の縮小と表示位置制御によって発生するものであり、これらの処理によって視差が発生し、各オブジェクトが表示面141より観察者から遠い知覚面142に存在するように知覚されることになる。
オブジェクトずれ量=(Rx1)≒(Lx2)
であるため、
表示画像における左端と右端の奥行き:ZL,ZRは、
ZL≒ZR
となる。
このように、本処理例2では、表示画像の全体が、表示面より遠い位置に知覚させる表示処理が実行される。
本例では、先に説明したように、補正前の入力LR画像では、オブジェクト(りんご,みかん)とも視差の設定されていない画像、すなわち、入力LR画像をそのまま観察したときには、オブジェクト(りんご,みかん)は表示面に位置するように知覚される画像である。
画像処理装置は、この入力LR画像の水平方向への縮小処理と表示位置制御を行うことで、視差制御を行い、入力LR画像と異なる視差を発生させた3次元画像表示を行うことが可能となる。
本例では、表示画面全体を画面より遠い位置に知覚可能な設定とした処理を実現している。
なお、本処理例でも、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかを横方向に縮小する処理を行う構成であり、表示面の外に画像が出て左右端の画像が欠けてしまうことがなく、表示したい画像全体を表示面に表示させることができる。
(1−3.処理例3.左側を手前、右側を奥に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例)
次に、処理例3として、左側を手前、右側を奥に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例について図5を参照して説明する。
図5には、図3、図4と同様、以下の各図を示している。
(a)表示画像生成例3
(b)表示画像知覚例3(左が手前、右が奥に沈む)
これらの図を示している。
(a)表示画像生成例3は、本開示の画像処理装置において実行する画像処理の1つの具体例を示している。
前述したように、本開示の画像処理装置では、予め生成された3次元画像表示用の左目用画像(L画像)と右目用画像(R画像)を入力して、これらのLR画像の少なくとも一方の画像に対して水平方向の画像縮小処理を実行して補正LR画像を生成して、生成した補正LR画像の表示位置を決定する処理を行う。
画像処理装置は、例えば、3次元画像撮影カメラで撮影されたLR画像、あるいは放送局から受信する3D放送用のLR画像など異なる視点から撮影された3次元画像表示用のLR画像を入力して、これらのLR画像を再加工して表示部に出力するための補正LR画像を生成する。
図5(a)に示す例においては、
入力画像としての左目用画像(L画像)のみを、水平方向に縮小して左目用補正画像151を生成する。
右目用画像152は、入力した右目用画像(R画像)をそのまま利用する。
これらの左目用補正画像151と右目用画像152を3D画像表示可能な表示装置に3D表示画像153として出力する。
例えば縮小した左目用補正画像151と右目用画像152を交互に出力し、シャッター式メガネを装着した観察者が、左目用補正画像151を左目でのみ観察し、右目用画像152を右目でのみ観察する設定とすることで、3D画像として観察可能となる。
図5(a)に示す画像補正処理の詳細について説明する。
画像処理装置に入力する元の入力LR画像の画像幅をWとする。
画像処理装置は、入力L画像の水平幅を、(Lx1+Lx2)削減し、L画像の水平方向の画像幅を、
Wから(W−(Lx1+Lx2))、
とする縮小処理を実行する。
すなわち、L画像の水平方向の縮小率をLmとしたとき、
Lm=(W−(Lx1+Lx2))/W
上記縮小率の設定とした画像水平方向の画像縮小処理を実行して、左目用補正画像151を生成する。
なお、本処理例では、Lx1≒Lx2であるものとする。
右目用画像152は、入力した右目用画像(R画像)をそのまま利用する。
画像処理装置は、さらに、
生成した左目用補正画像151と右目用画像152の表示部における表示位置を決定する。
表示部における表示位置は、図5(a)に示す左目用補正画像151、右目用画像152の位置である。
すなわち、図5(a)の左目用補正画像151、右目用画像152の各々に示す横幅=W(x=0〜w)の点線枠を表示部の表示画面領域としたとき、
左目用補正画像151は、x=Lx1〜(w−Lx2)の位置を表示位置とする。
右目用画像152は、x=0〜wの位置を表示位置とする。
画像処理装置は、このように、生成した左目用補正画像151と右目用画像152の表示部における表示位置を決定する。
図5(a)の左端に示すように水平方向x、垂直方向をyとした座標上での左目用補正画像151と右目用画像152の表示位置について説明する。
補正前の入力LR画像をそのまま表示装置に表示した場合は、
L画像もR画像も、x=0〜wの位置に表示される。
これに対して、縮小処理によって生成した左目用補正画像151は、水平方向の幅=(W−(Lx1+Lx2))となっている。
画像処理装置は、この左目用補正画像151の表示位置を、
x=Lx1〜(w−Lx2)
の位置とする表示位置決定処理を行う。
また、右目用画像152は、水平方向の幅=W=0〜wとなっている。
画像処理装置は、この右目用画像152の表示位置を、
x=0〜w
の位置とする表示位置決定処理を行う。
図5下段に示す(b)は、上述した画像縮小処理と、表示位置決定処理の処理結果に従って表示部に3D画像表示を行った場合の観察者による知覚画像について説明する図である。
なお、説明を簡略化するため、補正前の入力LR画像に含まれるオブジェクト(りんご)とオブジェクト(みかん)は、視差のない画像、すなわち、補正前の入力画像であるLR画像をそのまま3D画像として表示した場合、LR画像とも表示部の同じ位置に被写体像が表示される設定であると仮定して説明する。
すなわち、入力LR画像をそのまま表示部に表示した場合は、オブジェクト(りんご)とオブジェクト(みかん)について、観察者は、表示部の表示面の奥行位置に存在するオブジェクトとして知覚するものとする。
すなわち、先に図1(a)を参照して説明した設定である。
上述した画像縮小処理と、表示位置決定処理の処理結果に従って表示部に3D画像表示を行うことで、観察者は、これらのオブジェクトを図5(b)に示す知覚面162に位置するように知覚する。
すなわち、左側のオブジェクト(りんご)は、表示面161より手前に知覚され、右側のオブジェクト(みかん)は、表示面161より奥側に沈み込んだ(遠い)知覚面162上に存在するように観察される。
この原理は、先に図1(b)、図2を参照して説明した原理に基づくものである。
図5(b)には、知覚面162と表示面161との距離を奥行き距離とし、
表示画像における左端と右端の奥行きについて各々、
左端奥行き=ZL、
右端奥行き=ZR、
これらの表示面と知覚面との距離情報を示している。
なお、図に示す例では、各オブジェクトの視差の発生要因となる画面上でのずれ量を、以下のように示している。
左側のオブジェクト(りんご)のオブジェクトずれ量=(Lx1)
右側のオブジェクト(みかん)のオブジェクトずれ量=(Lx2)
なお、
オブジェクトずれ量=(Lx1)≒(Lx2)
である。
オブジェクトずれ量=(Lx1)≒(Lx2)、これらのずれは入力LR画像の縮小と表示位置制御によって発生するものであり、これらの処理によって視差が発生する。
この結果、左側のオブジェクト(りんご)については表示面161より手前に知覚され、右側のオブジェクト(みかん)は表示面161より観察者から遠い位置に知覚される。
すなわち、左側が表示面161より手前、右側が表示面より奥に位置する斜めの知覚面162に各オブジェクトが存在するように知覚されることになる。
オブジェクトずれ量=(Lx1)≒(Lx2)
であるため、
表示画像における左端と右端の奥行き:ZL,ZRは、
ZL≒ZR
となる。
このように、本処理例3では、左側が表示面161より手前、右側が表示面より奥に位置する斜めの知覚面162に各オブジェクトが存在するように知覚させる表示処理が実行される。
本例では、先に説明したように、補正前の入力LR画像では、オブジェクト(りんご,みかん)とも視差の設定されていない画像、すなわち、入力LR画像をそのまま観察したときには、オブジェクト(りんご,みかん)は表示面に位置するように知覚される画像である。
画像処理装置は、この入力LR画像の水平方向への縮小処理と表示位置制御を行うことで、視差制御を行い、入力LR画像と異なる視差を発生させた3次元画像表示を行うことが可能となる。
本例では、左側が表示面より手前、右側が表示面より奥に位置する斜めの知覚面上に各オブジェクトが存在するように知覚させる表示処理を実現している。
なお、本処理例でも、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかを横方向に縮小する処理を行う構成であり、表示面の外に画像が出て左右端の画像が欠けてしまうことがなく、表示したい画像全体を表示面に表示させることができる。
(1−4.処理例4.左側を奥、右側を手前に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例)
次に、処理例4として、左側を奥、右側を手前に表示オブジェクトを知覚させる表示処理例について図6を参照して説明する。
図6には、図3〜図5と同様、以下の各図を示している。
(a)表示画像生成例4
(b)表示画像知覚例4(左が奥に沈み、右が手前)
これらの図を示している。
(a)表示画像生成例4は、本開示の画像処理装置において実行する画像処理の1つの具体例を示している。
前述したように、本開示の画像処理装置では、予め生成された3次元画像表示用の左目用画像(L画像)と右目用画像(R画像)を入力して、これらのLR画像の少なくとも一方の画像に対して水平方向の画像縮小処理を実行して補正LR画像を生成して、生成した補正LR画像の表示位置を決定する処理を行う。
画像処理装置は、例えば、3次元画像撮影カメラで撮影されたLR画像、あるいは放送局から受信する3D放送用のLR画像など異なる視点から撮影された3次元画像表示用のLR画像を入力して、これらのLR画像を再加工して表示部に出力するための補正LR画像を生成する。
図6(a)に示す例においては、
入力画像としての右目用画像(R画像)のみを、水平方向に縮小して右目用補正画像172を生成する。
左目用画像171は、入力した左目用画像(L画像)をそのまま利用する。
これらの左目用画像171と右目用補正画像172を3D画像表示可能な表示装置に3D表示画像173として出力する。
例えば左目用画像171と縮小した右目用補正画像172を交互に出力し、シャッター式メガネを装着した観察者が、左目用画像171を左目でのみ観察し、右目用補正画像172を右目でのみ観察する設定とすることで、3D画像として観察可能となる。
図6(a)に示す画像補正処理の詳細について説明する。
画像処理装置に入力する元の入力LR画像の画像幅をWとする。
画像処理装置は、左目用画像171は、入力した左目用画像(L画像)をそのまま利用する。
画像処理装置は、入力R画像の水平幅を、(Rx1+Rx2)削減し、R画像の水平方向の画像幅を、
Wから(W−(Rx1+Rx2))、
とする縮小処理を実行する。
すなわち、R画像の水平方向の縮小率をRmとしたとき、
Rm=(W−(Rx1+Rx2))/W
上記縮小率の設定とした画像水平方向の画像縮小処理を実行して、右目用補正画像172を生成する。
なお、本処理例では、Rx1≒Rx2であるものとする。
画像処理装置は、さらに、
左目用画像171と右目用補正画像172の表示部における表示位置を決定する。
表示部における表示位置は、図6(a)に示す左目用画像171、右目用補正画像172の位置である。
すなわち、図6(a)の左目用画像171、右目用補正画像172の各々に示す横幅=W(x=0〜w)の点線枠を表示部の表示画面領域としたとき、
左目用画像171は、x=0〜wの位置を表示位置とする。
右目用補正画像172は、x=Rx1〜(w−Rx2)の位置を表示位置とする。
画像処理装置は、このように、生成した左目用画像171と右目用補正画像172の表示部における表示位置を決定する。
図6(a)の左端に示すように水平方向x、垂直方向をyとした座標上での左目用画像171と右目用補正画像172の表示位置について説明する。
補正前の入力LR画像をそのまま表示装置に表示した場合は、
L画像もR画像も、x=0〜wの位置に表示される。
これに対して、縮小処理によって生成した右目用補正画像172は、水平方向の幅=(W−(Rx1+Rx2))となっている。
画像処理装置は、この右目用補正画像172の表示位置を、
x=Rx1〜(w−Rx2)
の位置とする表示位置決定処理を行う。
また、左目用画像171は、水平方向の幅=W=0〜wとなっている。
画像処理装置は、この左目用画像171の表示位置を、
x=0〜w
の位置とする表示位置決定処理を行う。
図6下段に示す(b)は、上述した画像縮小処理と、表示位置決定処理の処理結果に従って表示部に3D画像表示を行った場合の観察者による知覚画像について説明する図である。
なお、説明を簡略化するため、補正前の入力LR画像に含まれるオブジェクト(りんご)とオブジェクト(みかん)は、視差のない画像、すなわち、補正前の入力画像であるLR画像をそのまま3D画像として表示した場合、LR画像とも表示部の同じ位置に被写体像が表示される設定であると仮定して説明する。
すなわち、入力LR画像をそのまま表示部に表示した場合は、オブジェクト(りんご)とオブジェクト(みかん)について、観察者は、表示部の表示面の奥行位置に存在するオブジェクトとして知覚するものとする。
すなわち、先に図1(a)を参照して説明した設定である。
上述した画像縮小処理と、表示位置決定処理の処理結果に従って表示部に3D画像表示を行うことで、観察者は、これらのオブジェクトを図6(b)に示す知覚面182に位置するように知覚する。
すなわち、左側のオブジェクト(りんご)は、表示面181より奥側に沈み込んだ(遠い)位置に知覚され、右側のオブジェクト(みかん)は、表示面161より手前に知覚される。すなわち、知覚面182上に存在するように観察される。
この原理は、先に図1(b)、図2を参照して説明した原理に基づくものである。
図6(b)には、知覚面182と表示面181との距離を奥行き距離とし、
表示画像における左端と右端の奥行きについて各々、
左端奥行き=ZL、
右端奥行き=ZR、
これらの表示面と知覚面との距離情報を示している。
なお、図に示す例では、各オブジェクトの視差の発生要因となる画面上でのずれ量を、以下のように示している。
左側のオブジェクト(りんご)のオブジェクトずれ量=(Rx1)
右側のオブジェクト(みかん)のオブジェクトずれ量=(Rx2)
なお、
オブジェクトずれ量=(Rx1)≒(Rx2)
である。
オブジェクトずれ量=(Rx1)≒(Rx2)、これらのずれは入力LR画像の縮小と表示位置制御によって発生するものであり、これらの処理によって視差が発生する。
この結果、左側のオブジェクト(りんご)については表示面181より奥に知覚され、右側のオブジェクト(みかん)は表示面181より手前に知覚される。
すなわち、左側が表示面181より奥、右側が表示面より手前に位置する斜めの知覚面182に各オブジェクトが存在するように知覚されることになる。
オブジェクトずれ量=(Rx1)≒(Rx2)
であるため、
表示画像における左端と右端の奥行き:ZL,ZRは、
ZL≒ZR
となる。
このように、本処理例4では、左側が表示面181より奥、右側が表示面より手前に位置する斜めの知覚面182に各オブジェクトが存在するように知覚させる表示処理が実行される。
本例では、先に説明したように、補正前の入力LR画像では、オブジェクト(りんご,みかん)とも視差の設定されていない画像、すなわち、入力LR画像をそのまま観察したときには、オブジェクト(りんご,みかん)は表示面に位置するように知覚される画像である。
画像処理装置は、この入力LR画像の水平方向への縮小処理と表示位置制御を行うことで、視差制御を行い、入力LR画像と異なる視差を発生させた3次元画像表示を行うことが可能となる。
本例では、左側が表示面より奥、右側が表示面より手前に位置する斜めの知覚面上に各オブジェクトが存在するように知覚させる表示処理を実現している。
なお、本処理例でも、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかを横方向に縮小する処理を行う構成であり、表示面の外に画像が出て左右端の画像が欠けてしまうことがなく、表示したい画像全体を表示面に表示させることができる。
なお、図5や図6に示す知覚面を斜めに傾いて見えるように表示させることにより、立体画像表示装置に表示させるタイムコードやメニューといったオンスクリーンディスプレイ(OSD)を斜めに傾いて見えるように表示することが可能となる。例えば表示面がタッチパネルになっている場合には、タッチUIの表示方法に応用したり、非接触タッチパネルの場合には、手前に浮き出ているボタンを触るといった操作ができるようになる。また、3Dのゲームにおけるさまざまな画像の表示にも用いることができる。
[2.画像処理装置の構成と処理について]
次に、図7以下を参照して本開示の一実施例に係る画像処理装置の構成と処理について説明する。
図7に示す画像処理装置300は、外部から、3D画像表示用の左目用画像(L画像)201と右目用画像(R画像)202を入力し、これらの入力画像に対する画像処理を実行して、例えば3D画像表示可能なテレビなどの表示部に出力する出力画像251を生成する。
画像処理装置300は、入力LR画像の画角を、出力する表示面の表示可能領域の大きさに調整するL画像画角変換部311、R画像画角変換部321を有する。
さらに、先に図3〜図6を参照して説明した入力LR画像の縮小処理や表示位置決定処理を実行する処理部として、
入力L画像201に対する処理を実行するL画像立体感調整部350、
入力R画像202に対する処理を実行するR画像立体感調整部360、
を有する。
L画像立体感調整部350は、縮小処理実行部351、表示位置決定部352、画像調整部353を有する。
R画像立体感調整部360は、縮小処理実行部361、表示位置決定部362、画像調整部363を有する。
さらに、バックライトや自発光する物質により実際に光を出力し、視差バリアや偏光などの方式により立体画像を表示する表示面372、立体画像合成部371を有する表示部370を持つ。
また、ユーザからの入力情報などを入力する入力部330と、
入力部330からの入力情報、あるいは予め既定されたデフォルト設定情報に従って立体感の調整量を決定する立体感調整量決定部340を有する。
なお、図には示していないが、画像処理装置300は、図に示す構成の他、各構成部の処理の制御を実行する制御部と、制御部において実行するプログラムや処理パラメータ等を格納したメモリを有する。
この図7に示す画像処理装置300の実行する処理について、説明する。
まず、入力画像としての左目用画像(L画像)201、右目用画像(R画像)202の例について図8を参照して説明する。
先に説明したように、画像処理装置300は、予め生成された3次元画像表示用の左目用画像(L画像)201と右目用画像(R画像)202を入力する。すなわち、画像処理装置300の入力する3次元画像表示用の左目用画像(L画像)201と右目用画像(R画像)202は、それぞれ異なる視点から撮影された画像であり、先に図1、図2を参照して説明したように被写体距離に応じた視差が設定された画像である。例えば、3次元画像撮影カメラで撮影されたLR画像、あるいは放送局から受信する3D放送用のLR画像など異なる視点から撮影された3次元画像表示用のLR画像である。
図8は、このようなLR画像の伝送態様の例を示した図である。
(a)LR画像を1フレームごとに交互に伝送するフレームシーケンシャル方式
(b)LR画像を1フレームの左右に分割した領域に格納して伝送するサイドバイサイド方式
(c)LR画像を1フレームの上下に分割した領域に格納して伝送するトップアンドボトム方式
例えば、このような伝送方式で伝送されるLR画像が画像処理装置300に入力される。
画像処理装置300のL画像画角変換部311、R画像画角変換部321は、まず、これらの入力LR画像を、表示部370の表示面372の表示領域の大きさに適合するように調整する。
具体的には、例えば図3〜図6を参照して説明した例では、画像幅:W=0〜wの画像に調整する処理である。画像高さも表示面372の高さに適合するね設定に調整する。
次に、入力部330からの入力情報の例について図9を参照して説明する。
入力部330には、ユーザによって例えば立体感の設定情報などが入力される。具体的には、例えば以下の情報である。
左奥行き情報:ZL
右奥行き情報:ZR
等である。
これらの奥行き情報ZL,ZRは、図3〜図6を参照して説明した奥行き情報に相当し、表示面からの距離に対応する。
すなわち、図9に示すように、表示面611から知覚面612の距離に相当する値である。
以下の実施例では、表示面の位置を0として、
表示面より手前側(観察者に近い)を(−)
表示面より奥側(観察者から遠い)を(+)
とした設定例について説明する。
例えば、パラメータの許容設定範囲が、
ZL=−50〜+50
ZR=−50〜+50
このような許容値が設定されていると想定する。
この設定において、ユーザが、
ZL=−50、
ZR=−50、
このようなパラメータを入力すると、先に、図3を参照して説明したような、知覚面が表示面より手前(観察者に近い位置)に設定されるような3D画像表示制御が行われる。
また、ユーザが、
ZL=+50、
ZR=+50、
このようなパラメータを入力すると、先に、図4を参照して説明したような、知覚面が表示面より奥(観察者から遠い位置)に設定されるような3D画像表示制御が行われる。
また、ユーザが、
ZL=−50、
ZR=+50、
このようなパラメータを入力すると、先に、図5を参照して説明したような、知覚面が、左側が表示面より手前(観察者に近い位置)、右側が表示面より奥(観察者から遠い位置)に設定されるような3D画像表示制御が行われる。
パラメータZL,ZRの設定態様と、知覚面の制御例の対応について図10を参照して説明する。図10には以下のパラメータの設定例を示している。
(1)ZL=0,ZR=0:通常の立体表示
(2)ZL=正数、ZR=正数:知覚面全体を表示面より奥(観察者から遠い位置)に設定、
(3)ZL=負数、ZR=負数:知覚面全体を表示面より手前(観察者に近い位置)に設定、
(4)ZL=負数、ZR=正数:知覚面の左(L)側を表示面より手前(観察者に近い位置)、右(R)側を表示面より奥(観察者から遠い位置)に設定、
(5)ZL=0、ZR=負数:知覚面の左(L)側を表示面の位置、右(R)側を表示面より手前(観察者に近い位置)に設定、
例えば、このような制御が可能となる。
次に、立体感調整量決定部340の処理例について図11を参照して説明する。
立体感調整量決定部340は、入力部330から入力される情報、あるいは予め既定されたデフォルト設定情報に従って立体感の調整量を決定する。
前述したように、入力部330からは、
左奥行き情報:ZL
右奥行き情報:ZR
これらの情報が入力される。
立体感調整量決定部340は、これらの情報に基づいて、先に図3〜図6を参照して説明した各種の画像補正と画像表示位置の設定を行うための調整量(制御パラメータ)を決定する。
具体的には、図11に示すように、
L画像表示位置:Lx1,Lx2、
R画像表示位置:Rx1,Rx2、
L画像縮小率:Lm、
R画像縮小率:Rm、
これらの調整量(制御パラメータ)を決定する。
なお、
Lx1は、左目用画像(L画像)の左端の表示位置、
Lx2は、左目用画像(L画像)の右端の表示位置、
Rx1は、右目用画像(R画像)の左端の表示位置、
Rx2は、右目用画像(R画像)の右端の表示位置、
である。
すなわち、
左目用画像(L画像)の横幅は、(Lx2−Lx1)
右目用画像(R画像)の横幅は、(Rx2−Rx1)
である。
従って、表示面の幅をWとすると、
L画像縮小率:Lmは、
(W−(Lx2−Lx1))/W
R画像縮小率:Rmは、
(W−(Rx2−Rx1))/W
上記式に従って算出される。
L画像表示位置:Lx1,Lx2、
R画像表示位置:Rx1,Rx2、
これらの各位置は、入力部330から入力する以下の奥行き情報に応じて決定する。
左奥行き情報:ZL
右奥行き情報:ZR
例えば図3〜図6、図10を参照して説明したように、
例えば左側を表示面(画面)の手前に表示させる場合は、
ZL<0であり、
この場合、
Lx1>Rx1
上記条件を満足する設定とすればよい。
これは図3、図5の設定に対応する。
また、左側を表示面(画面)の奥に表示させる場合は、
ZL>0であり、
この場合、
Lx1<Rx1
上記条件を満足する設定とすればよい。
これは図4、図6の設定に対応する。
また、右側を表示面(画面)の手前に表示させる場合は、
ZR<0であり、
この場合、
Lx2<Rx2
上記条件を満足する設定とすればよい。
これは図3、図6の設定に対応する。
また、右側を表示面(画面)の奥に表示させる場合は、
ZR>0であり、
この場合、
Lx2>Rx2
上記条件を満足する設定とすればよい。
これは図4、図5の設定に対応する。
立体感調整量決定部340は、上記条件を満足するように、例えば入力部330から入力された
左奥行き情報:ZL
右奥行き情報:ZR
これらの情報に従って、
L画像表示位置:Lx1,Lx2、
R画像表示位置:Rx1,Rx2、
これらの表示位置を決定する。
なお、立体感調整量決定部340は、上述した条件を満足する設定とした算出式あるいはアルゴリズム、あるいはテーブルを保持し、これらの保持データに従って、入力部330から入力される奥行き情報:ZL,ZRに従って、
L画像表示位置:Lx1,Lx2、
R画像表示位置:Rx1,Rx2、
これらを算出する。
さらに、算出した
L画像表示位置:Lx1,Lx2、
R画像表示位置:Rx1,Rx2、
これらの値を適用して、
L画像縮小率:Lm、
R画像縮小率:Rm、
これらを算出する。
立体感調整部340の生成した
L画像表示位置:Lx1,Lx2、
R画像表示位置:Rx1,Rx2、
L画像縮小率:Lm、
R画像縮小率:Rm、
これらのパラメータは、L画像立体感調整部350、R画像立体感調整部360に提供される。
L画像立体感調整部350、R画像立体感調整部360は、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像の横方向への縮小処理または拡大処理を実行して視差調整を施した補正画像を生成する。
この処理について、図12を参照して説明する。
立体感調整部340の生成したL画像関連制御パラメータ、すなわち、
L画像表示位置:Lx1,Lx2、
L画像縮小率:Lm、
これらの制御パラメータは、L画像立体感調整部350に入力される。
L画像立体感調整部350の縮小処理実行部351は、L画像の縮小率:Lmに従って、L画像の横方向の縮小処理を実行する。
さらに、L画像立体感調整部350の表示位置決定部352は、L画像表示位置:Lx1,Lx2に従って、L画像の表示位置を決定する。
さらに、画像調整部353は、縮小されたL画像を決定された位置に表示するために必要となるその他の画像調整を実行して表示部370の立体画像合成部371に出力する。
同様に、立体感調整部340の生成したR画像関連制御パラメータ、すなわち、
R画像表示位置:Rx1,Rx2、
R画像縮小率:Rm、
これらの制御パラメータは、R画像立体感調整部360に入力される。
R画像立体感調整部360の縮小処理実行部361は、R画像の縮小率:Rmに従って、R画像の横方向の縮小処理を実行する。
さらに、R画像立体感調整部360の表示位置決定部362は、R画像表示位置:Rx1,Rx2に従って、R画像の表示位置を決定する。
さらに、画像調整部363は、縮小されたR画像を決定された位置に表示するために必要となるその他の画像調整を実行して表示部370の立体画像合成部371に出力する。
表示部370の立体画像合成部371は、予め既定された3D画像表示フォーマットに従って、L画像立体感調整部350から入力するL画像と、R画像立体感調整部360から入力するR画像の表示面372に対する表示処理を実行する。
例えば少なくともいずれかを縮小した左目用補正画像と右目用補正画像を交互に出力し、シャッター式メガネを装着した観察者が、左目用補正画像を左目でのみ観察し、右目用補正画像を右目でのみ観察する設定とすることで、例えば先に図3〜図6を参照して説明した知覚面上で3D画像として観察することが可能となる。
[3.画像処理装置の実行する処理シーケンスについて]
次に、画像処理装置の実行する処理シーケンスについて図13に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS101において、入力LR画像を表示部に適合するように画角変換を行う。
この処理は、図7に示すL画像画角変換部311、R画像画角変換部321において実行する処理である。L画像画角変換部311、R画像画角変換部321は、入力LR画像の画角を、出力する表示面の表示可能領域の大きさに調整する。
また、表示面の特徴に合うように、輝度成分や色差成分を調整してもよい。
次に、ステップS102において、ユーザからの表示調整要求が入力部を介して入力されているか否かを判定する。これは、先に、図7、図9を参照して説明した入力部330から入力される立体感の設定情報、具体的には、
左奥行き情報:ZL
右奥行き情報:ZR
これらの情報が入力されたか否かを判定する処理である。
入力されている場合は、ステップS102の判定がYesととなり、ステップS104に進む。
入力がない場合は、ステップS103に進む。
ステップS103では、入力LR画像に付属して設定されたメタデータ(属性情報)に基づいて設定値(左奥行き情報:ZL,右奥行き情報:ZR)を決定するか、あるいは既定の設定値(デフォルト値)を利用する処理を行う。
ステップS103では、例えば、入力画像の輝度成分、色差成分などの検出結果の比較から左目用画像と右目用画像の特徴点のずれなどといった特徴量に基づいて、設定値(左奥行き情報:ZL,右奥行き情報:ZR)を算出する構成としてもよい。
ステップS104では、ユーザ入力、あるいはメタデータ、あるいはデフォルト値に基づく設定値に基づいて、画像の縮小補正や表示位置を設定する制御パラメータ(調整量)を決定する。
具体的には、先に図11を参照して説明したように、
L画像表示位置:Lx1,Lx2、
R画像表示位置:Rx1,Rx2、
L画像縮小率:Lm、
R画像縮小率:Rm、
これらの調整量(制御パラメータ)を決定する。
なお、ステップS104では、例えば、立体感調整量決定部340が保持するテーブル値や計算アルゴリズムなどによりあらかじめ設定されていた算出方法に基づき、入力された特徴量から立体感の調整のために必要な、水平方向の縮小率と水平方向の画像出力位置を決定することが可能である。
ステップS102〜S104の処理は、図7に示す立体感調整量決定部340において実行される。
次に、ステップS105において、制御パラメータ(調整量)に基づいてLR画像の補正と表示位置の設定を実行する。
これらの処理は、図7に示すL画像立体感調整部350、R画像立体感調整部360において実行される。
最後に、ステップS106において、補正LR画像を利用して3D画像表示を実行する。
この処理は、図7に示す表示部370において実行される。
少なくともいずれかを縮小した左目用補正画像と右目用補正画像を交互に出力し、シャッター式メガネを装着した観察者が、左目用補正画像を左目でのみ観察し、右目用補正画像を右目でのみ観察する設定とすることで、例えば先に図3〜図6を参照して説明した知覚面上で3D画像として観察することが可能となる。
なお、上述の実施例では、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像を横方向に縮小する処理例について説明したが、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像を横方向に拡大する処理を行った場合にも視差調整による立体感制御が可能であり、縮小処理の代わりに拡大処理を行う構成としてもよい。あるいは両処理を組み合わせて利用する構成としてもよい。
[4.本開示の構成のまとめ]
以上、特定の実施例を参照しながら、本開示の実施例について詳解してきた。しかしながら、本開示の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本開示の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
なお、本明細書において開示した技術は、以下のような構成をとることができる。
(1) 3次元画像表示に適用する左目用画像と右目用画像を入力し、入力画像の補正処理により立体感調整を実行する立体感調整部を有し、
前記立体感調整部は、
前記左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像の横方向への縮小処理または拡大処理を実行して視差調整を施した補正画像を生成する画像処理装置。
(2)前記立体感調整部は、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像を横方向に縮小または拡大し生成した補正画像の表示部に対する表示位置を決定する前記(1)に記載の画像処理装置。
(3)前記画像処理装置は、画像設定情報を入力可能とした入力部と、前記入力部を介する画像設定情報に応じて、画像の補正態様を決定する制御パラメータを決定する立体感調整量決定部を有し、前記立体感調整部は、前記立体感調整量決定部の決定した制御パラメータに従った画像補正処理と表示位置決定処理を実行する前記()1)または(2)に記載の画像処理装置。
(4)前記入力部から入力される画像設定情報は、表示画像の左右端部の奥行き情報:ZL,ZRであり、前記立体感調整量決定部は、前記奥行き情報:ZL,ZRに基づいて、左目用画像と右目用画像の拡縮率と、表示部に対する表示位置を決定する前記(1)〜(3)いずれかに記載の画像処理装置。
(5)前記立体感調整量決定部は、入力画像に付属するメタデータに基づいて、左目用画像と右目用画像の拡縮率と、表示部に対する表示位置を決定する前記(1)〜(4)いずれかに記載の画像処理装置。
(6)前記画像処理装置は、さらに、前記立体感調整部の生成した補正画像としての左目用画像と右目用画像を適用した3次元画像表示を実行する表示部を有する前記(1)〜(5)いずれかに記載の画像処理装置。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本開示の一実施例の構成によれば、簡易な処理による立体感の調整を可能とした装置および方法が提供される。
具体的には、3次元画像表示に適用する左目用画像と右目用画像を入力し、入力画像の補正処理により立体感調整を実行する立体感調整部を有する。立体感調整部は、例えばユーザ入力された設定情報に応じて、左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像の横方向への縮小処理または拡大処理を実行し、視差調整を施した補正画像を生成する。さらに、この補正画像の表示部に対する表示位置を決定して表示部に出力して3次元画像表示処理を実行させる。
本構成では、例えば画像の縮小処理のみで視差の調整が可能となり、任意の奥行き位置に表示オブジェクトを表示させる制御が可能となる。
300 画像処理装置
311 L画像画角変換部
321 R画像画角変換部
330 入力部
340 立体感調整量決定部
350 L画像立体感調整部
351 縮小処理実行部
352 表示位置決定部
353 画像調整部
360 R画像立体感調整部
361 縮小処理実行部
362 表示位置決定部
363 画像調整部
370 表示部
371 立体画像合成部
372 表示面

Claims (8)

  1. 3次元画像表示に適用する左目用画像と右目用画像を入力し、入力画像の補正処理により立体感調整を実行する立体感調整部を有し、
    前記立体感調整部は、
    前記左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像の横方向への縮小処理または拡大処理を実行して視差調整を施した補正画像を生成する画像処理装置。
  2. 前記立体感調整部は、
    左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像を横方向に縮小または拡大し生成した補正画像の表示部に対する表示位置を決定する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像処理装置は、
    画像設定情報を入力可能とした入力部と、
    前記入力部を介する画像設定情報に応じて、画像の補正態様を決定する制御パラメータを決定する立体感調整量決定部を有し、
    前記立体感調整部は、前記立体感調整量決定部の決定した制御パラメータに従った画像補正処理と表示位置決定処理を実行する請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記入力部から入力される画像設定情報は、
    表示画像の左右端部の奥行き情報:ZL,ZRであり、
    前記立体感調整量決定部は、
    前記奥行き情報:ZL,ZRに基づいて、左目用画像と右目用画像の拡縮率と、表示部に対する表示位置を決定する請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記立体感調整量決定部は、
    入力画像に付属するメタデータに基づいて、左目用画像と右目用画像の拡縮率と、表示部に対する表示位置を決定する請求項3に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理装置は、さらに、
    前記立体感調整部の生成した補正画像としての左目用画像と右目用画像を適用した3次元画像表示を実行する表示部を有する請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 画像処理装置において実行する画像処理方法であり、
    立体感調整部が、3次元画像表示に適用する左目用画像と右目用画像を入力し、入力画像の補正処理により立体感調整を実行する立体感調整ステップを実行し、
    前記立体感調整ステップは、
    前記左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像の横方向への縮小処理または拡大処理を実行して視差調整を施した補正画像を生成するステップである画像処理方法。
  8. 画像処理装置において画像処理を実行させるプログラムであり、
    立体感調整部に、3次元画像表示に適用する左目用画像と右目用画像を入力し、入力画像の補正処理により立体感調整を実行させる立体感調整ステップを実行させ、
    前記立体感調整ステップは、
    前記左目用画像と右目用画像の少なくともいずれかの画像の横方向への縮小処理または拡大処理を実行して視差調整を施した補正画像を生成させるステップであるプログラム。
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