JP2012219117A - 白色熱硬化性樹脂組成物及び該組成物の硬化物からなる白色発光ダイオード用リフレクター - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (A)(a)Si−Hを1分子中に2個有する化合物と、(b)付加反応性C=Cを1分子中に2個有する多環式炭化水素との付加反応生成物であり、付加反応性C=Cを1分子中に少なくとも2個有する付加反応生成物、(B)Si−Hを1分子中に2個以上有する付加反応生成物、(C)ヒドロシリル化反応触媒、(D)予め表面改質された白色無機酸化物粉体を含有し、(D)予め表面改質された白色無機酸化物粉体を少なくとも60体積%含有するものであることを特徴とする白色熱硬化性樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
(A)(a)下記一般式(1):
(b)付加反応性炭素−炭素二重結合を1分子中に2個有する多環式炭化水素と
の付加反応生成物であって、かつ、付加反応性炭素−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個有する付加反応生成物、
(B)ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)ヒドロシリル化反応触媒、及び
(D)予め表面改質された白色無機酸化物粉体
を含有し、前記(D)予め表面改質された白色無機酸化物粉体を少なくとも60体積%含有するものであることを特徴とする白色熱硬化性樹脂組成物を提供する。
上記のように、従来のリフレクター材料を得るための組成物には、初期や耐熱後の波長430〜800nmにおける反射率において満足する硬化物が得られない問題があった。そこで、光反射性能、耐熱性(熱安定性)、特に耐熱変色性に優れた、光反射材料として有用な樹脂硬化物を与えることができる白色熱硬化性樹脂組成物、該白色熱硬化性樹脂組成物から得られる硬化物、及び該硬化物からなる光反射材料が求められている。
(A)(a)下記一般式(1):
(b)付加反応性炭素−炭素二重結合を1分子中に2個有する多環式炭化水素と
の付加反応生成物であって、かつ、付加反応性炭素−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個有する付加反応生成物
(B)ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(C)ヒドロシリル化反応触媒
(D)予め表面改質された白色無機酸化物粉体
を含有し、前記(D)予め表面改質された白色無機酸化物粉体を少なくとも60体積%含有するものであることを特徴とする白色熱硬化性樹脂組成物である。
本発明の白色熱硬化性樹脂組成物の(A)成分は、
(a)下記一般式(1):
(b)付加反応性炭素−炭素二重結合を1分子中に2個有する多環式炭化水素と
の付加反応生成物であって、かつ、付加反応性炭素−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個有する付加反応生成物である。以下、これらの(a)成分および(b)成分について説明する。
(A)成分の反応原料である、(a)上記一般式(1)で表されるケイ素原子に結合した水素原子(以下、「SiH」ということがある)を1分子中に2個有する化合物において、上記一般式(1)中のAは、上記一般式(2)で表される基から成る群から選ばれる2価の基であり、該化合物(a)としては、下記一般式(a−1)〜(a−3):
で表される化合物が挙げられる。
上記の中でも、上記Rとしては、アルケニル基およびアルケニルアリール基以外のものが好ましく、特に、その全てがメチル基であるものが、工業的に製造することが容易であり、入手しやすいことから好ましい。
構造式:HMe2Si−p−C6H4−SiMe2H
で表される1,4−ビス(ジメチルシリル)ベンゼン、
構造式:HMe2Si−m−C6H4−SiMe2H
で表される1,3−ビス(ジメチルシリル)ベンゼン、
構造式:HMe2Si−o−C6H4−SiMe2H
で表される1,2−ビス(ジメチルシリル)ベンゼン等のシルフェニレン化合物が挙げられる。
尚、この(A)成分の反応原料である上記(a)成分は、1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
(A)成分の反応原料である(b)付加反応性炭素−炭素二重結合を1分子中に2個有する多環式炭化水素において、前記「付加反応性」とは、ケイ素原子に結合した水素原子の付加(ヒドロシリル化反応として周知)を受け得る性質を意味する。
で表されるアルケニルノルボルネン化合物が挙げられる。さらに、該一般式(3)で表される化合物の具体例として、下記構造式(3−1):
下記構造式(3−2):
本発明の白色熱硬化性樹脂組成物の(A)成分は、SiHを1分子中に2個有する上記(a)成分の1モルに対して、付加反応性炭素−炭素二重結合を1分子中に2個有する上記(b)成分の1モルを超え、例えば10モル以下(好ましくは1モルを超え、例えば5モル以下)の過剰モル量を、ヒドロシリル化反応触媒の存在下で付加反応させることにより得ることができ、即ち、SiHを有さず、かつ付加反応性炭素−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個有する付加反応生成物として得ることができる。
Y−X−(Y’−X)p−Y (A−1)
(式中、Xは上記(a)成分の構造に由来する二価の残基であり、Yは上記(b)成分の多環式炭化水素の構造に由来する一価の残基であり、Y’は上記(b)成分の構造に由来する二価の残基であり、pは0〜10、好ましくは0〜5の整数である)
で表される化合物が挙げられる。
上記一般式(A−1)中のXの(a)成分の構造に由来する二価の残基としては、具体的には、−SiR2−A−SiR2−が挙げられる(式中、R、Aは上記と同様である)。
上記一般式(A−1)中のYとしては、具体的には、例えば、下記構造式:
但し、上記構造式で表される非対称な二価の残基は、その左右方向が上記記載のとおりに限定されるものではなく、上記構造式は、実質上、個々の上記構造を紙面上で180度回転させた構造(鏡面体)をも含めて示している。
更に、本発明に係る(A)成分は、1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
(B)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、本発明の白色熱硬化性樹脂組成物の架橋剤であり、一分子中に少なくとも2個以上のケイ素原子に結合した水素原子(SiH基)を含有する。(B)成分のケイ素原子結合水素原子の結合位置としては、例えば、分子鎖末端及び/又は分子鎖側鎖が挙げられる。
このような(B)成分の分子構造としては、例えば、直鎖状、環状、分岐状、三次元網状構造が挙げられる。
R1 eHfSiO(4−e−f)/2 (4)
(式中、R1はアルケニル基を除く炭素原子数1〜10の置換又は非置換の1価炭化水素基である。またeは0.7〜2.1、fは0.001〜1.0で、かつe+fは0.8〜3.0を満足する正数であり、好ましくはeは0.9〜2.0、fは0.01〜1.0で、かつe+fは1.0〜2.5を満足する正数である。)
で示され、一分子中に少なくとも2個以上(通常、2〜200個程度)、より好ましくは3〜100個のケイ素原子結合水素原子(SiH基)を有するものが挙げられる。
本発明の白色熱硬化性樹脂組成物に含まれる(C)成分であるヒドロシリル化反応触媒は、上記「(A)成分の調製」で記載したものと同じである。
本発明の組成物への(C)成分の配合量は、触媒としての有効量であればよく、特に制限されないが、上記(A)成分と(B)成分との合計に対して、白金族金属原子として質量基準で、好ましくは1〜500ppm、特に好ましくは2〜100ppm程度となる量であるとよい。前記範囲内の配合量とすることで、硬化反応に要する時間が適度なものとなり、硬化物が着色する等の問題を生じることを抑制することができる。(C)成分は、1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができる。
本発明の白色熱硬化性樹脂組成物に含まれる(D)成分は、予め表面改質された白色無機酸化物粉体である。白色無機酸化物粉体としては特に制限されないが、シリカ、アルミナ、チタニア、またはこれら二種以上の複合酸化物粉体が好ましい。表面改質剤としてはジメチルジクロロシラン、メチルトリクロロシラン等のオルガノクロロシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン等のオルガノアルコキシシラン、ヘキサメチルジシラザン等のアルキルシラザンが挙げられ、アルキルシラザンが好ましい。白色無機酸化物粉体に表面改質剤を処理する方法は限定されず、通常の処理方法を用いることができる。具体的には、例えば、ヘンシルミキサーなどに代表される攪拌装置を備えた容器に白色無機酸化物粉体を入れ、窒素雰囲気下で攪拌し、表面改質剤を噴霧し白色無機酸化物粉体と混合し、加熱して反応させることで行うことができる。白色無機酸化物粉体は、予め表面改質処理をすることで、表面改質処理をしない場合に比べて、波長430nmにおける光反射率が優れたものとなる。
(D)成分は1種単独でも2種以上を組み合わせても使用することができ、(D)成分の配合量が、少なくとも本発明の白色熱硬化性樹脂組成物の60体積%以上であることで、該組成物の硬化物は光反射性能に優れたものとなる。特に、波長430〜800nmにおける初期光反射率が95%以上であり、耐熱後、例えば150℃、2,000時間放置後の光反射率が90%以上という、リフレクター材料として十分な反射率を有する硬化物を得ることが可能となる。(D)成分の配合量が、本発明の白色熱硬化性樹脂組成物の60体積%未満である場合には、波長430〜800nmにおける初期光反射率が95%以上であり、150℃、2,000時間放置後の光反射率が90%以上という、リフレクター材料として十分な反射率を有する硬化物を得ることができない。
尚、配合量の上限は、配合可能な量であれば特に制限されないが、作業性を考慮すると、好ましくは白色熱硬化性樹脂組成物の90体積%、特に好ましくは85体積%である。
また、本発明の白色熱硬化性樹脂組成物には、任意成分として、接着性向上剤(E)成分を配合することが好ましい。接着性向上剤としては、組成物の自己接着性を向上させることができるものであれば特に限定されない。例えば、有機ケイ素化合物系接着性付与剤および非ケイ素系有機化合物系接着性付与剤が挙げられる。具体的には、有機ケイ素化合物系接着性付与剤としては、例えば、前記(A)、(B)成分以外の、オルガノシラン、オルガノポリシロキサン等の有機ケイ素化合物からなる接着性付与剤が挙げられ、非ケイ素系化合物系接着性付与剤としては、例えば、有機酸アリルエステル、エポキシ開環触媒または有機チタン化合物からなる接着性付与剤が挙げられる。これらは一種単独で用いても二種以上を併用してもよい。
このような有機ケイ素化合物の具体例としては、例えば、下記化合物等が挙げられる。
有機酸としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、ビニル酢酸等の不飽和カルボン酸;安息香酸、フタル酸、ピロメリト酸等の芳香族カルボン酸;酢酸、プロピオン酸、酪酸、ラウリン酸等の飽和脂肪酸等が挙げられる。これらの有機酸を含む有機酸アリルエステルとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、ビニル酢酸等の不飽和カルボン酸等のアリルエステル;安息香酸アリルエステル、フタル酸ジアリルエステル、ピロメリト酸テトラアリルエステル等の芳香族カルボン酸アリルエステル;酢酸アリルエステル、プロピオン酸アリルエステル、酪酸アリルエステル、吉草酸アリルエステル、ラウリン酸アリルエステル等の飽和脂肪酸アリルエステル等が挙げられる。
本発明の白色熱硬化性樹脂組成物には、上記成分に加えて、本発明の目的・効果を損なわない範囲で他の成分を配合することは任意である。他の成分としては、例えば、以下に説明するものが挙げられる。
<酸化防止剤>
本発明の白色熱硬化性樹脂組成物の硬化物中には、上記(A)成分中の付加反応性炭素−炭素二重結合が未反応のまま残存している場合があり、下記構造式:
下記構造式:
また、ポットライフを確保するために、1−エチニルシクロヘキサノール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール等の付加反応制御剤を配合することができる。
更に、発光素子からの光および太陽光線等の光エネルギーによる光劣化に対する抵抗性を付与するため光安定剤を用いることも可能である。この光安定剤としては、光酸化劣化で生成するラジカルを捕捉するヒンダードアミン系安定剤が適しており、酸化防止剤と併用することで、酸化防止効果はより向上する。光安定剤の具体例としては、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、4−ベンゾイル−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン等が挙げられる。
本発明の白色熱硬化性樹脂組成物を成形、硬化させることにより、硬化物を得ることができる。本発明の白色熱硬化性樹脂組成物は、インジェクションモールド法やトランスファーモールド法など、従来用いられている成形方法に適用することができる。なお、本発明の白色熱硬化性樹脂組成物の硬化条件は、その量により異なり、特に制限されないが、通常、100〜180℃、10〜300分の条件とすることが好ましい。
また、本発明では上記白色熱硬化性樹脂組成物の硬化物からなる光反射材料を提供する。この光反射材料の用途は特に限定されないが、例えば、LED等の発光装置用、特に白色LED用のリフレクター材料として好適に用いることができる。このリフレクター材料を用いた白色LED等の発光装置は長期間にわたって高い光取り出し効率を維持できる。また、本発明の白色熱硬化性樹脂組成物は成形しやすいため、白色LEDを含むこれらの発光装置においてリフレクター材料を所望の形状とすることが容易である。
(合成例)(A)成分の調製
攪拌装置、冷却管、滴下ロートおよび温度計を備えた500mLの4つ口フラスコに、ビニルノルボルネン(商品名:V0062、東京化成社製;5−ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンと6−ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンとの略等モル量の異性体混合物)60g(0.5モル)を加え、オイルバスを用いて85℃に加熱した。これに、5質量%の白金金属を担持したカーボン粉末0.02g添加し、攪拌しながら1,4−ビス(ジメチルシリル)ベンゼン38.8g(0.2モル)を25分間かけて滴下した。滴下終了後、更に90℃で加熱攪拌を24時間行った後、室温まで冷却した。その後、白金金属担持カーボンをろ過により除去し、過剰のビニルノルボルネンを減圧留去して、無色透明なオイル状の反応生成物(25℃における動粘度:1220mm2/s)79gを得た。
(1)p−フェニレン基を1個有する化合物:NBMe2Si−p−C6H4−SiMe2NB 約72モル%、
(2)p−フェニレン基を2個有する化合物:約24モル%(下記に代表的な構造式の一例を示す)、
(3)p−フェニレン基を3個有する化合物:約4モル%(下記に代表的な構造式の一例を示す)
(表面処理1) (D−1)成分の調製
平均粒径16.7μm、比表面積4.6m2/gの球状溶融石英粉(D−1未処理品)300gを流動層処理装置に導入し、50℃、窒素気流下、ヘキサメチルジシラザンを5質量%含有するヘキサン溶液30gを30分かけて噴霧処理し表面処理した。
(表面処理2) (D−2)成分の調製
平均粒径0.2μmの酸化チタン粉(D−2未処理品)300gを流動層処理装置に導入し、50℃、窒素気流下、ヘキサメチルジシラザンを5質量%含有するヘキサン溶液30gを30分かけて噴霧処理し表面処理した。
(A)合成例1で得られた反応生成物、
(B−1)HMe2SiO(HMeSiO)2(Ph2SiO)2SiMe2H、
(B−2)下記式:
(C)白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体トルエン溶液(白金原子を1質量%含有)、
(D−1)表面処理1で得られた表面処理球状溶融石英粉末、
(D−2)表面処理2で得られた表面処理酸化チタン粉末、
(E−1)下記式:
(F)1−エチニル−1−シクロヘキサノール(付加反応制御剤)
(G−1)CHIMASSOB 119FL(光安定剤)
(G−2)IRGANOX3114(酸化防止剤)
を表1に示す配合量(単位:質量部)で配合し、実施例1、2、比較例1、2、おのおのの組成物を得た。即ち、まず、5リットルゲートーミキサー(井上製作所(株)製、商品名:5リットルプラネタリミキサー)に(A)成分、(D)成分および(G)成分を表1に示す配合量で仕込み、室温にて1時間混合し、次に(B)成分、(E)成分および(F)成分を表1に示す配合量で加えて均一になるように室温にて30分混合し、最後に(C)成分を表1に示す配合量で加えて均一になるように室温にて減圧下30分混合して白色熱硬化性樹脂組成物を得た。尚、表1最下段には、各白色熱硬化性樹脂組成物中の(D)成分の容量組成(体積%)を示す。
表1に示す配合量(単位:質量部)で配合し、比較例3の組成物を得た。即ち、まず、5リットルゲートーミキサー(井上製作所(株)製、商品名:5リットルプラネタリミキサー)に(A)成分、(D)成分(D−1未処理品、D−2未処理品)および(G)成分を表1に示す配合量で仕込み、更にヘキサメチルジシラザン6質量部とを室温にて1時間混合を行った。その後、温度を150℃に昇温し、引き続き2時間混合し、過剰のヘキサメチルジシラザンとその分解物を除去した。次いで、該温度を30℃まで降温した後に(B)成分、(E)成分および(F)成分を表1に示す配合量で加えて均一になるように室温にて30分混合し、最後に(C)成分を表1に示す配合量で加えて均一になるように室温にて減圧下30分混合して白色熱硬化性樹脂組成物を得た。尚、表1最下段には、各白色熱硬化性樹脂組成物中の(D)成分の容量組成(体積%)を示す。
尚、光反射率は、積分球を搭載した日立(株)製スペクトロフォトメーター装置U−3310を用いて、430〜800nmの波長領域で25℃にて測定した。初期(試験前)の光反射率と150℃にて2,000時間放置後の光反射率を測定し、耐熱性を評価した。
Claims (8)
- (A)(a)下記一般式(1):
(b)付加反応性炭素−炭素二重結合を1分子中に2個有する多環式炭化水素と
の付加反応生成物であって、かつ、付加反応性炭素−炭素二重結合を1分子中に少なくとも2個有する付加反応生成物、
(B)ケイ素原子に結合した水素原子を1分子中に2個以上有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン、
(C)ヒドロシリル化反応触媒、及び
(D)予め表面改質された白色無機酸化物粉体
を含有し、前記(D)予め表面改質された白色無機酸化物粉体を少なくとも60体積%含有するものであることを特徴とする白色熱硬化性樹脂組成物。 - 前記(b)成分が、5−ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、6−ビニルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、及びこれらの組み合わせのうちのいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載の白色熱硬化性樹脂組成物。
- 前記白色熱硬化性樹脂組成物の硬化物の波長430〜800nmにおける初期光反射率が95%以上であり、150℃、2,000時間放置後の光反射率が90%以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の白色熱硬化性樹脂組成物。
- 光反射材料用であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の白色熱硬化性樹脂組成物。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の白色熱硬化性樹脂組成物の硬化物からなる白色発光ダイオード用リフレクター。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の白色熱硬化性樹脂組成物をインジェクションモールド法により成形したものであることを特徴とする白色発光ダイオード用リフレクター。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の白色熱硬化性樹脂組成物をトランスファーモールド法により成形したものであることを特徴とする白色発光ダイオード用リフレクター。
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