JP2012215044A - 施錠装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 施錠用の係止具2の挿入口3aから挿入された係止具2を係合する支軸5を中心に回動可能とされた係合用回動体6、係合用回動体6と係止具2との係合状態を維持し、係合用回動体55の回動をロックするロック用摺動体7、ロック用摺動体7による係合用回動体6の回動のロックをキーによる解錠操作により解除用摺動体9を備えた錠機構を有している。
【選択図】 図2
Description
特許文献1に記載の施錠装置71は、図16に示す構造をしている。そのため、ファスナーのスライダーに取り付けられた引き手81を挿入口72から挿入すると、引き手81の先端が、係合部材73のフック部74の円弧状の斜面75に当接し、さらに引き手81を押し込むと、係合部材73がスプリング76の反付勢方向に変位し、次いで、引き手81がフック部74を通過すると、係合部材73がスプリング76の付勢方向に移動し、フック部74と引き手81の係止孔82が係合することになり、ファスナーの開閉を不能とする。マグネット77は、フック部74と引き手81の係止孔82が係合した際、引き手81を磁気的に吸着し、第三者による不正操作、例えば、引き手81を挿入口72から引き抜く方向に引っ張りながら、何らかの物理的な威力を用いて施錠装置に大きな衝撃を与えても、係合部材73と引き手81とが容易に離間しないように機能するものである。
(2)前記(1)において、前記係合部材は、前記係止具との係合解除位置と係合位置との間で支軸を中心に回動可能とされた係合用回動体であって、前記係止具の先端との当接部と、前記係止具の係止部との係止部用係合部と、前記係止具との係合状態を維持するロック部材用係合部とを有し、第1付勢手段によって係合解除方向に付勢されており、前記ロック部材は、前記係合用回動体に対し接離可能なロック用摺動体であって、前記係合用回動体と対向する一端がロック部とされ、所定位置に前記解除部の受部が設けられ、第2付勢手段によって前記ロック部が前記係合用回動体に対し当接する方向に付勢され、前記係合用回動体の前記係止具との係合位置において、前記ロック部が前記係合用回動体の前記係合部と係合するようになっていることが好ましい。
(3)前記(2)において、前記可動部材は、前記ロック用摺動体の摺動方向と平行な方向に摺動可能とされた解除用摺動体であり、前記解除部は該解除用摺動体の一端に形成された突部であり、前記受部は前記ロック用摺動体に穿設された穴であって、前記解除用摺動体は、第3付勢手段によって非解除方向に付勢され、キー挿入口からキーを前記錠機構へ押し込む解錠操作によって、前記解除用摺動体を前記第3付勢手段の付勢力に抗し解除方向に摺動させて前記突部を前記ロック用摺動体の穴に係合させ、前記ロック用摺動体を第2付勢手段の付勢力に抗し摺動させることで、前記ロック用摺動体のロック部と前記係合用回動体の前記係合部との係合が解除されるようになっていることが好ましい。
(4)前記(1)において、前記係合部材は、前記係止具との係合解除位置と係合位置との間で支軸を中心に回動可能とされた係合用回動体であって、前記係止具の先端との当接部と、前記係止具の係止部との係止部用係合部と、前記係止具との係合解除状態を維持する第1ロック部材用係合部と、前記係止具との係合状態を維持する第2ロック部材用係合部とを有し、前記ロック部材は、支軸を中心に回動可能とされたロック用回動体であって、前記係合部材と対向する一端がロック部とされ、他端に前記解除部の受部が設けられ、前記係合用回動体とロック用回動体とに付勢手段が装着され、該付勢手段によって前記係合用回動体とロック用回動体とが互いに当接する方向に付勢されていることが好ましい。
(5)前記(4)において、前記付勢手段が、リング状弾性体であることが好ましい。
(6)前記(1)において、前記係合部材は、前記係止具との係合解除位置と係合位置との間で支軸を中心に回動可能とされた係合用回動体であって、前記係止具の先端との当接部と、前記係止具の係止部との係止部用係合部と、前記係止具との係合解除状態を維持する第1ロック部材用係合部と、前記係止具との係合状態を維持する第2ロック部材用係合部とを有し、第1付勢手段によって係合解除方向に付勢されており、前記ロック部材は、支軸を中心に回動可能とされたロック用回動体であって、前記係合用回動体と対向する一端にロック部が、他端に前記解除部の受部が設けられ、第2付勢手段によって前記係合用回動体と当接する方向に付勢されていることが好ましい。
(7)前記(4)、(5)または(6)において、前記可動部材は、内筒であり、前記解除部は前記内筒に設けられたカムであり、前記受部は前記ロック用回動体に設けられた突部であって、キー挿入口からキーを前記錠機構に差し込んで回動させる解錠操作により、前記カムが前記ロック用回動体の突部に当接し、前記ロック用回動体を支軸を中心に解除方向に回動させ、前記ロック用回動体のロック部と前記係合用回動体の前記第2ロック部材用係合部との係合が解除されるようになっていることが好ましい。
(8)前記(2)ないし(7)のいずれかにおいて、前記係止具の係止部が係止孔であって、前記係合用回動体の係止部用係合部が突部であり、ロック部材用係合部が切欠であることが好ましい。
(9)前記(8)において、 前記係止具が、ファスナーのスライダーに取り付けた引き手であることが好ましい。
すなわち、この発明の施錠装置を、施錠する必要のある各種の製品に適用することで、キーによる解錠操作をして係止具の係合を解除しない限り開閉ができず、不正操作具による不正操作を確実に防止することができる。そのような製品としては、ファスナー付きのバッグ、旅行用や運搬用のハードケース、容器、家具や事務用品の扉や引き出し、遊技機の前扉、窓、ドア、戸の如き開閉機能を有する製品が例示できる。そこで、例えば、この発明の施錠装置を、ファスナー付きのバッグ等に使用した場合について説明すると、ファスナーのスライダーに取り付けた施錠用の係止具(例えば、引き手)を、挿入口から挿入すると、支軸を中心に回動可能とされた係合部材が係止具との係合位置に回動し、係合部材と係止具とが係合する。それに伴い、ロック部材は、係合部材と係止具との係合状態をロックすることになる。その結果、ファスナーのスライダーの移動を不能とすることができる。係止具と係合部材との係合は、係止具の挿入にともない、係合部材が支軸を中心に回動することで行われることから、係止具と係合部材とを係合させ、ロック部材で係合部材と係止具との係合状態をロックするのに少ない力で行うことができ、しかも、容易である。
この発明の施錠装置の一実施の形態を図1〜図8において説明する。
この施錠装置1は、施錠用の係止具2の挿入口3aから挿入された係止具2を係合する支軸5を中心に回動可能とされた係合用回動体6、係合用回動体6と係止具2との係合状態を維持し係合用回動体6の回動をロックするロック用摺動体7、ロック用摺動体7による係合用回動体6の回動のロックを、キーによる解錠操作により解除する解除用摺動体9を備えた錠機構を有している。
図1には、施錠装置1と、これに使用される係止具2、キー11も示されている。
図1に示すように、係止具2は、先端側に係止孔2aが穿設され、他端側にスライドファスナーのスライダーの取付口2bが穿設されたものである。係止具2としては、ファスナーのスライダーに取り付けられる引き手を使用できるが、引き手とは別体のものであってもよい。
係合用回動体6は、図2、図3、図5から明らかなように、係止具2の先端との当接部6aと、係止具2の係止孔2aと係合する突部6bと、係止具2との係合状態を維持するための切欠6cとを有し、支軸5を中心に、係止具2との係合解除位置と係合位置との間の所定角度範囲で回動可能とされている。
支軸5を中心に係合用回動体6を回動可能とするために、ケース3の両内側面に支軸5を受け入れる溝15がそれぞれ設けられ、底蓋14の両側に支持部14aがそれぞれ立設されており、支軸5がケース3の溝15内に嵌め込まれ、支持部14aの上面で支持される。
ロック用摺動体7の所定位置(図2の左方位置)には、穴7cが穿設されている。
解除用摺動体9は、図2、図3、図5から明らかなように、前部(図2で左方)から下方に向かう屈曲部を有しており、ドライバーピン収容体18の一対の案内溝18a、18aに沿って滑動する一対の突条9a、9aを備え、ロック用摺動体7の摺動方向と平行な方向に摺動可能となっている。
解除用摺動体9には、貫通孔9cが所定数穿設されており、各貫通孔9cにコードピン24が挿入されている。
ドライバーピン収容体18の前端面に形成された穴18bに、第3バネ21が挿入され、第3バネ21の先端が解除用摺動体9の屈曲部の裏面に当接し、解除用摺動体9を非解除方向(図2で左方)に付勢している。
図2に示す状態においては、解除用摺動体9は第3バネ21の付勢力により左方に押し出され、ケース3の内面に当接している。
解除用摺動体9の下面と、ドライバーピン収容体18の上面との境界面が、錠機構のシェアーラインを構成する。
図2においては、コイルバネ22の付勢力でドライバーピン23が付勢され、ドライバーピン23の頭部がシェアーラインを越えて解除用摺動体9の貫通孔9cにまで侵入した状態でコードピン24の後端面に当接しており、解除用摺動体9は摺動不能状態にある。
なお、図5においては、コードピン24、ドライバーピン23、コイルバネ22は、3組を示し、他の組は省略している。
図2に示すように、施錠装置1の係合用回動体6は係合解除位置にあり、係止具2が係止具の挿入口3aから挿入可能な状態となっている。
より具体的には、係合用回動体6の前方部(図2で左方)がケース3内面に当接して、係合用回動体の回動が停止された状態にあり、ロック用摺動体7のロック部7aが係合用回動体6の円弧状面に当接した状態にあり、解除用摺動体9はケース3の内面に当接し、解除用摺動体9の突部9bがロック用摺動体7の穴7cに遊嵌された状態にあり、ドライバーピン23の頭部がシェアーラインを越えて解除用摺動体9の貫通孔9cにまで侵入した状態でコードピン24の後端面に当接しており、解除用摺動体9は摺動不能状態にある。
それに伴い、解除用摺動体9の突部9bがロック用摺動体7の穴7cの縁に当接し、次いで、ロック用摺動体7が第2バネ19の付勢力に抗し、解除方向(図7(a)で右方)に摺動する。
図7(b)は、施錠装置1の係合用回動体6による係止具2の係合が解除された係合解除状態を示している。
そして、キー11を施錠装置1から抜き取れば、図2に示す状態となる。
施錠装置1は、図8に示すように、ファスナー付きバッグBに装着し、貴重品等を入れるバッグとして使用すれば、第三者による不正操作を防止することができることになる。
そして、施錠装置1は、錠機構が嵩張らないことから、コンパクトであって、邪魔にならずすっきりとした印象を与えるとともに、取り扱い易い利点もある。
従って、例えば、図示していないが、施錠装置1を家具等の扉に装着し、施錠用の係止具を家具本体枠に取り付けた場合は、キーによる解錠操作を行うと、係合用回動体6と係止具2との係合の解除がなされた瞬間に、第1バネ17の反発力によって、係合用回動体6の当接部6aが、係止具2を押すように作用することから、その反作用で自動的に扉が本体枠から離されることになるといった利点がある。
図9に、他の実施の形態としての施錠装置31の要部のみの分解斜視図を示す。これは、錠機構としてシリンダー錠33を採用したものである。シリンダー錠33の外筒が固定部材に該当し、内筒が可動部材に該当する。解除部は、内筒の錠軸に設けられた回動レバー32が該当する。なお、図9に示す錠機構は、市販されているものであることから、錠機構の詳細な内部構造の説明を省略する。
係止具(図示せず)と係合用回動体6との係合、解除操作における各部材の動作は、図2に示した施錠装置1についての説明から明らかであることから説明を省略する。
係止具42と係合用回動体43との係合、解除操作における各部材の動作は、図2に示した施錠装置1についての説明から明らかであることから説明を省略する。
図11においては、施錠装置51と係止具52とを示している。
図11に示すように、係止具52は、先端側に係止孔52aが穿設され、他端側にスライドファスナーのスライダーの取付口52bが穿設されたものである。係止具52としては、ファスナーのスライダーに取り付けられる引き手を使用できるが、引き手とは別体のものであってもよい。
ディスクタンブラー錠は、外筒(固定部材)内にキー挿入口を有する内筒(可動部材)が設けられ、キーが挿入口に挿入されていない状態では、内筒内に配設されたディスクタンブラーが内筒から外筒内側に突出し、外筒に対し内筒が回動不能となっており、キーがキー挿入口に挿入されると、ディスクタンブラーが内筒内に引き込まれて内筒が外筒に対して回動可能な状態となり、外筒内で内筒が外筒との境界面であるシェアーラインに沿ってキー操作により回動されるようになっている構造のもので、市販されているものである。この施錠装置51における錠機構は、固定部材に該当するケース53、可動部材に該当する内筒58を有する。図12(a)に示すように内筒58は概略して図示し、細部構造等は省略している。
係合用回動体55は、係止具52の先端との当接部55aと、係止具52の係止孔52aと係合する突部55bと、係止具52との係合解除状態を維持するための第1切欠55cと、係止具52との係合状態を維持するための第2切欠55dと、リング状弾性体63の掛止用凹部55eを有し、支軸54を中心に、係止具52との係合解除位置と係合位置との間の所定角度範囲で回動可能とされている。
支軸54を中心に係合用回動体55を回動可能に支持するための支持部62、62が、底蓋61に対向して立設されている。
また、支持部62、62前方(図12(a)で左方)は、係止具52が挿入できるように切り欠かれている。
リング状弾性体63は、係合用回動体55の掛止用凹部55eとロック用回動体57の掛止用凹部57bに架け渡され、付勢力によって、係合用回動体55とロック用回動体57とが互いに当接する方向に付勢されている。リング状弾性体63としては、ゴムリングが例示されるが、これに限られるものではない。
ロック用回動体57の他端には、カム60の辺縁部60aと当接する突部57cが設けられている。
図12に示すように、施錠装置51の係合用回動体55は係合解除位置にあり、係止具52が係止具の挿入口53aから挿入可能な状態となっている。
より具体的には、係合用回動体55の第1切欠55cに、ロック用回動体57の爪状のロック部57aが係合しており、この係合は、リング状弾性体63の付勢力によって確実に行われ、係合用回動体55は係合解除状態に維持される。
施錠装置51の係合用回動体55が係合解除位置にある状態では、図12(a)に示されるように、ロック用回動体57の突部57cと、カム60の辺縁部60aとは、当接していない状態にある。
図13に示すように、施錠装置51の係合用回動体55が係合位置にある状態でも、ロック用回動体57の突部57cと、カム60の辺縁部60aとは、当接していない状態にある。
錠機構は、キーが挿入されていないことから、内筒58は回動不能状態にある。
図15は、施錠装置51の係合用回動体55による係止具52の係合が解除された係合解除状態を示している。
施錠装置51の係合用回動体55による係止具52の係合が解除された後、キーによって内筒58を図15(b)の反時計方向に回動し、キーを抜き取れば、図12に示す状態となる。
このようなバッグを、銀行、宅配便等における、例えば、現金、すなわち、硬貨、または、硬貨と紙幣の現金回収用バッグとして使用すると、銀行等の回収場所に集められたバッグから現金を取り出した後、バッグに硬貨が残っていないかどうかを金属探知機で容易に確認することができる等といった利点がある。
すなわち、このようなバッグに、現金回収作業者は集金した現金を入れ、必要な集金が終了したら、施錠装置51によって係止具を係合させて、これを回収場所である銀行等に搬送する。キーはなくても、施錠装置51によって係止具を係合させることができることから、現金回収作業者にはキーがわたされていないため、搬送中に不正操作がなされることはない。銀行等に搬送されたバッグは多数になるが、統一キーによって各バッグの施錠装置51による係止具の係合状態を解除できるようにしておけば、統一キーを使用して、多数のバッグの施錠装置51による係止具の係合状態を順次解除し、ファスナーを開いて現金を取り出し、集計に供する。ただ、このようなバッグは、構造上、バッグをひっくり返したりしても、硬貨がバッグのファスナーに引っ掛かったり、バッグのしわの間に挟まれたり等し、バッグ内に残ることがある。そこで、金属探知機によって現金を取り出した後のバッグを検査すると、仮に、硬貨がバッグに残っていれば、金属探知機は硬貨に強く反応することから、そのことが確認できる。バッグに残っていた硬貨は、直ちに、取り出して、集計に供すればよい。
なお、ケース53内に、外筒内に内筒が回動可能とされた錠機構を配設するようにしてもよく、この場合は、錠機構として市販の錠が使用できる利点がある。この場合の錠としては、前記したディスクタンブラー錠に限られず、適宜なシリンダー錠が採用できる。
従って、例えば、図示していないが、施錠装置51を家具等の扉に装着し、施錠用の係止具を家具本体枠に取り付けた場合は、キーによる解錠操作を行うと、係合用回動体55と係止具52との係合の解除がなされた瞬間に、リング状弾性体63の付勢力によって、係合用回動体55の当接部55aが、係止具52を押すように作用することから、その反作用で自動的に扉が本体枠から離されることになるといった利点がある。
2 係止具
3 ケース
3a 挿入口
5 支軸
6 係合用回動体
7 ロック用摺動体
9 解除用摺動体
Claims (9)
- 施錠用の係止具の挿入口から挿入された係止具を係合する支軸を中心に回動可能とされた係合部材、該係合部材と前記係止具との係合状態を維持し前記係合部材の回動をロックするロック部材、キーによる解錠操作により固定部材に対し可動となる可動部材を備えた錠機構を有し、前記可動部材に前記ロック部材による前記係合部材の回動のロックを解除する解除部が設けられていることを特徴とする施錠装置。
- 前記係合部材は、前記係止具との係合解除位置と係合位置との間で支軸を中心に回動可能とされた係合用回動体であって、前記係止具の先端との当接部と、前記係止具の係止部との係止部用係合部と、前記係止具との係合状態を維持するロック部材用係合部とを有し、第1付勢手段によって係合解除方向に付勢されており、
前記ロック部材は、前記係合用回動体に対し接離可能なロック用摺動体であって、前記係合用回動体と対向する一端がロック部とされ、所定位置に前記解除部の受部が設けられ、第2付勢手段によって前記ロック部が前記係合用回動体に対し当接する方向に付勢され、前記係合用回動体の前記係止具との係合位置において、前記ロック部が前記係合用回動体の前記係合部と係合するようになっていることを特徴とする請求項1記載の施錠装置。 - 前記可動部材は、前記ロック用摺動体の摺動方向と平行な方向に摺動可能とされた解除用摺動体であり、前記解除部は該解除用摺動体の一端に形成された突部であり、前記受部は前記ロック用摺動体に穿設された穴であって、
前記解除用摺動体は、第3付勢手段によって非解除方向に付勢され、
キー挿入口からキーを前記錠機構へ押し込む解錠操作によって、前記解除用摺動体を前記第3付勢手段の付勢力に抗し解除方向に摺動させて前記突部を前記ロック用摺動体の穴に係合させ、前記ロック用摺動体を第2付勢手段の付勢力に抗し摺動させることで、前記ロック用摺動体のロック部と前記係合用回動体の前記係合部との係合が解除されるようになっていることを特徴とする請求項2記載の施錠装置。 - 前記係合部材は、前記係止具との係合解除位置と係合位置との間で支軸を中心に回動可能とされた係合用回動体であって、前記係止具の先端との当接部と、前記係止具の係止部との係止部用係合部と、前記係止具との係合解除状態を維持する第1ロック部材用係合部と、前記係止具との係合状態を維持する第2ロック部材用係合部とを有し、
前記ロック部材は、支軸を中心に回動可能とされたロック用回動体であって、前記係合部材と対向する一端がロック部とされ、他端に前記解除部の受部が設けられ、
前記係合用回動体とロック用回動体とに付勢手段が装着され、該付勢手段によって前記係合用回動体とロック用回動体とが互いに当接する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1記載の施錠装置。 - 前記付勢手段が、リング状弾性体であることを特徴とする請求項4記載の錠装置。
- 前記係合部材は、前記係止具との係合解除位置と係合位置との間で支軸を中心に回動可能とされた係合用回動体であって、前記係止具の先端との当接部と、前記係止具の係止部との係止部用係合部と、前記係止具との係合解除状態を維持する第1ロック部材用係合部と、前記係止具との係合状態を維持する第2ロック部材用係合部とを有し、第1付勢手段によって係合解除方向に付勢されており、
前記ロック部材は、支軸を中心に回動可能とされたロック用回動体であって、前記係合用回動体と対向する一端にロック部が、他端に前記解除部の受部が設けられ、第2付勢手段によって前記係合用回動体と当接する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1記載の施錠装置。 - 前記可動部材は、内筒であり、前記解除部は前記内筒に設けられたカムであり、前記受部は前記ロック用回動体に設けられた突部であって、
キー挿入口からキーを前記錠機構に差し込んで回動させる解錠操作により、前記カムが前記ロック用回動体の突部に当接し、前記ロック用回動体を支軸を中心に解除方向に回動させ、前記ロック用回動体のロック部と前記係合用回動体の前記第2ロック部材用係合部との係合が解除されるようになっていることを特徴とする請求項4、5または6記載の施錠装置。 - 前記係止具の係止部が係止孔であって、
前記係合用回動体の係止部用係合部が突部であり、ロック部材用係合部が切欠であることを特徴とする請求項2ないし請求項7のいずれか1項に記載の施錠装置。 - 前記係止具が、ファスナーのスライダーに取り付けた引き手であることを特徴とする請求項8記載の施錠装置。
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