JP3544194B2 - 引き違い戸用プッシュロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は商品陳列ケースや小型キャビネット等に使用され、引き違いに開閉される前後2枚の戸を閉鎖位置において互いに移動不能に拘束するプッシュロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に示したように従来のプッシュロック装置では、前側の戸31の下部前面に固定ケース33を固着してあり、固定ケース33に前後方向に移動可能および回転可能に収容されたロックシリンダー34は解錠状態において固定ケース33の前面側に所定長さ突出しており、ロックシリンダー34の後端部のロック軸部35は後側の戸32に形成したロック孔36に対面するように配置されている。
閉鎖位置に引いた前後2枚の扉31,32を相互連結するには、ロックシリンダー34を固定ケース33に押し込むことによって、ロック軸部35をロック孔36に係合させる。この押し込み時にロックシリンダー34が固定ケース33に対して自動的に錠止される。
そして、前後2枚の戸31,32の相互連結を解除して戸31または戸32を開放するには、ロックシリンダー34に挿入した鍵37によって固定ケース33に対するロックシリンダー34の錠止を解除し、内蔵バネの付勢によってロックシリンダー34の前端部を固定ケース33から突出させ、ロック軸部35をロック孔36から脱出させるようになっている。
【0003】
従来装置は、ロックシリンダーを押圧するだけで2枚の戸31,32のロックが自動的に成立するワンタッチ型であるため、操作が簡単であるという利便性を有する。しかしながら、プッシュロック装置は戸31の下部に限定して設置されているため、図5の矢印Aの方向すなわち左右横方向に対しては戸31,32を相互に移動拘束することができるけれども、図5の矢印Bの方向すなわち前後方向における戸31,32の変位を阻止することに対しては無力である。
そのため、戸31,32がアクリル板等の多少可撓性ある材料で構成されている陳列ケース等では、前後の戸31,32の高さ方向の中間部における重ね合わせ部分の隙間に手を差し込み、前側の戸31を前面側に引張る一方、後側の戸32を後面側に押し曲げることによって前記隙間を押し広げ、そこから腕を強引に突き入れて陳列棚の商品をわしづかみにする盗犯者が現れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明の目的は、前後2枚の戸を左右横方向および前後方向のいずれにおいても相互拘束することができるため、防犯性が向上した引き違い戸用プッシュロック装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本発明のプッシュロック装置では、前側の戸1の高さ方向の中間部前面に固定ケース3を固着し、固定ケース3にロックシリンダー4を前後方向に移動可能および回転可能に収容し、ロックシリンダー4のロータ23の後端面に駆動カム突起24を偏心位置に形成し、ロックシリンダー4の後部の直径方向にガイド孔20にデッドボルト21とデッドボルト21の付勢用バネ2を収容し、デッドボルト21の内端部に駆動カム突起24が挿入される受動溝25を形成し、固定ケース3の後部内壁面にデッドボルト21が係脱する係止凹部27を形成し、ロックシリンダー4の小径な後端部を固定ケース3の中央孔に摺動可能に嵌挿し、ロックシリンダー4の後端部にロック板5を連結してあり、
デッドボルト21が前記ガイド孔20に没入している解錠状態においては、固定ケース3の後端壁部16とロックシリンダー4の環状肩部19との間に挿入したバネ8によって、ロックシリンダー4の前端部をバネ8の付勢によって固定ケース3の前面側に突出させ、
前記バネ8の突出付勢に抗してロックシリンダー4を固定ケース3に押し込み、前記バネ8を固定ケース3の後端壁部16とロックシリンダー4の環状肩部19間に押し付けたとき、前記ロック板5が後側の戸2のロック孔6を通り抜け、前記ロータ23の鍵孔26に挿入した鍵7でロックシリンダー4を回すことによって、ロック板5の長辺側端部5a,5bをロック孔6の短辺側の孔縁部背面6a,6bに係合させ、
デッドボルト21を固定ケース3の前記係止凹部27に係合させて、ロックシリンダー4を固定ケース3に対して錠止させた後、鍵7をロックシリンダー4から抜き取る。
【0006】
【発明の作用】
前後2枚の戸1,2を左右横方向に引いて共に閉鎖位置に移動させると、前側の戸1に装着したプッシュロック装置のロック板5は、後側の戸2のロック孔6に縦横整列して対面する位置に来る。ロックシリンダー4を固定ケース3の軸線方向にバネ8の突出付勢に抗して押し込むと、ロック板5がロック孔6を通過して後側の戸2の背面側に突き出る。
ロックシリンダー4に所定の鍵7を挿入してロックシリンダー4を90度回すと、ロック板5の長辺側端部5a,5bがロック孔6の短辺側の孔縁部背面6a,6bに交差して係合する位置に来る。
ロックシリンダー4を固定ケース3に対して錠止させた後、鍵7をロックシリンダー4から抜き取る。前後2枚の戸1,2は、プッシュロック装置の固定ケース3とロック板5の間に挟まれ、閉鎖状態にロックされる。
【0007】
戸1,2を開くには、ロックシリンダー4に鍵7を挿入して固定ケース3に対するロックシリンダー4の拘束を解除し、鍵7によってロックシリンダー4を前記とは逆方向に回す。これによってロック板5はロック孔6に整合した位置に戻されるため、ロックシリンダー4はバネ8の付勢によって前進移動し、前端部が固定ケース3から突出する。このようにロックシリンダー4が解錠位置に復帰するとき、ロック板5はロック孔6を前面方向に通り抜ける。
【0008】
【発明の実施の形態】
図示の実施例では、ロックシリンダー4とロータ23を含む錠前ユニット9はピンタンブラー型の錠前ユニットであり、ロータ23の環状溝10に挿入した半径方向の制止ピン11によって、ロータ23はロックシリンダー4からの抜き取りを制止されている。ロックシリンダー4の後端部12は、主体部分より小径な丸棒状に形成されている。該後端部12に断面角形突起13には、ロック板5の中間部前面の角形凹部14が嵌められており、ロック板5がビス15によって相対回転不能に締付け固着されている。
【0009】
固定ケース3は後端壁部16を戸1の前面に直接突き当てられ、ビス17によって戸1に締付け固着されている。なお、固定ケース3と戸1の間に補強板を挿入することもできる。
戸1には、ロック板5に符合した受孔18を前後方向に貫通して設けてあり、解錠状態においては前記バネ8の突出付勢がロックシリンダー4に働いているため、ロック板5は前記受孔18に没入した位置に保持されている。そのため、ロック板5が後側の戸2の前面に擦れて損傷することがない。
【0010】
ロックシリンダー4の付勢用バネ8としては、後端部側から前端部側に向かうほど口径が減少していく圧縮コイルバネが使用されており、バネ8は固定ケース3の後端壁部16とロックシリンダー4の環状肩部19との間に挿入されている。ロックシリンダー4の主体部分の後部には、直径方向のガイド孔20が形成されており、ガイド孔20にはデッドボルト21と圧縮コイルバネ22が収容されている。錠前ユニット9のロータ23の後端面には偏心位置に駆動カム突起24を形成しており、デッドボルト21には、駆動カム突起24が挿入される受動溝25を形成してある。
【0011】
ロックシリンダー4を所定深さまで押し込んだ状態において、ロータ23の鍵孔26に挿入した鍵7でロータ23を図4において反時計周り方向に回すと、駆動カム突起24が受動溝25の内壁面を押し、デッドボルト21がガイド孔20の内面を押すため、ロックシリンダー4は反時計周り方向に90度回転し、デッドボルト21の先端部が固定ケース3の内壁面の係止凹部27に対面する位置に来る。
このとき鍵7から指を離すと、デッドボルト21は圧縮コイルバネ22の付勢によって突出し、係止凹部27に係合する。これにとってロックシリンダー4は押し込み位置において固定ケース3に対して錠止される。
【0012】
固定ケース3の内壁面には、固定ケース3の軸線方向の縦溝部28aと固定ケース3の円周方向の横溝部28bとからなるL字状のガイド溝28が形成されており、ロックシリンダー4の外面にはガイド溝28に挿入されるガイドピン29を半径方向に挿入固着してある。ガイドピン29はバネ受板30を貫通している。
ロックシリンダー4が前後方向に移動するときには、ガイドピン29は縦溝部28a内をスライドし、ロックシリンダー4が押し込み後に回転するときには、ガイドピン29は横溝部28b内をスライドする。
【0013】
このようにロックシリンダー4が90度回転したときには、ロック板5の長辺側端部5a,5bはロック孔6の短辺側の孔縁部背面6a,6bに交差して係合する位置に来ており、前後2枚の戸1,2は相互に連結され、左右横方向に移動したり前後方向に変位することはできない。戸1,2の相互連結が成立した後、鍵7は錠前ユニット9から抜き取られる。
戸1,2の相互連結を解除するには、錠前ユニット9に鍵7を挿入し、鍵7でロータ23を図4において時計周り方向に回し、駆動カム突起24で受動溝25の前記とは反対側の内壁面を押して、デッドボルト21をロックシリンダー4内に引き戻せば良い。
【0014】
ロータ23をそのまま90度まで回転させると、ロック板5がロック孔6に縦横整列した位置に来るため、鍵7から指を離すと、バネ8の付勢によってロックシリンダー4を前進移動し、ロック板5はロック孔6を前面側に通り抜けることになる。固定ケース3の外面はカバー3aによって被覆されている。後側の戸2には補強板2aが固着されており、ロック孔6は補強板2aを貫通して形成されている。
【0015】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明のプッシュロック装置では、前後2枚の戸1,2は、前側の戸1に固着したプッシュロック装置のロックシリンダー4の後端部が後側の戸2のロック孔6に挿通されているため、左右横方向には移動不能に相互に連結される。
また、前後2枚の戸1,2は、プッシュロック装置の固定ケース3とロック板5の間に挟まれているため、前後方向への相対変位を制止されており、戸1,2の重ね合わせ部分の隙間を押し広げることによって、腕を強引に差し込み、陳列棚などから貴金属などの商品を掴み取ることはできない。
このように前後2枚の戸1,2は左右横方向および前後方向のいずれにおいても相互拘束されるため、防犯性の高い引き違い引き違い戸用プッシュロック装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプッシュロック装置の斜視図であり、解錠状態を示している。
【図2】図1のプッシュロック装置の斜視図であり、施錠状態を示している。
【図3】図1のプッシュロック装置の縦断面図であり、解錠状態を示している。
【図4】図1のA−A線拡大断面図である。
【図5】従来のプッシュロック装置の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 戸
2 戸
3 固定ケース
4 ロックシリンダー
5 ロック板
6 ロック孔
7 鍵
8 突出付勢用バネ

Claims (1)

  1. 前側の戸1の高さ方向の中間部前面に固定ケース3を固着し、固定ケース3にロックシリンダー4を前後方向に移動可能および回転可能に収容し、ロックシリンダー4のロータ23の後端面に駆動カム突起24を偏心位置に形成し、ロックシリンダー4の後部の直径方向にガイド孔20にデッドボルト21とデッドボルト21の付勢用バネ2を収容し、デッドボルト21の内端部に駆動カム突起24が挿入される受動溝25を形成し、固定ケース3の後部内壁面にデッドボルト21が係脱する係止凹部27を形成し、ロックシリンダー4の小径な後端部を固定ケース3の中央孔に摺動可能に嵌挿し、ロックシリンダー4の後端部にロック板5を連結してあり、
    デッドボルト21が前記ガイド孔20に没入している解錠状態においては、固定ケース3の後端壁部16とロックシリンダー4の環状肩部19との間に挿入したバネ8によって、ロックシリンダー4の前端部をバネ8の付勢によって固定ケース3の前面側に突出させ、
    前記バネ8の突出付勢に抗してロックシリンダー4を固定ケース3に押し込み、前記バネ8を固定ケース3の後端壁部16とロックシリンダー4の環状肩部19間に押し付けたとき、前記ロック板5が後側の戸2のロック孔6を通り抜け、前記ロータ23の鍵孔26に挿入した鍵7でロックシリンダー4を回すことによって、ロック板5の長辺側端部5a,5bをロック孔6の短辺側の孔縁部背面6a,6bに係合させ、
    デッドボルト21を固定ケース3の前記係止凹部27に係合させて、ロックシリンダー4を固定ケース3に対して錠止させた後、鍵7をロックシリンダー4から抜き取るようにした引き違い戸用プッシュロック装置。
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