JP2012207497A - 温水タンク - Google Patents
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Abstract
【課題】異物によるノズルの作動不良、温水噴出不良、かつヒータ性能不良が確実に防止される温水タンクを提供することを目的とする。
【解決手段】温水タンク本体と、前記温水タンク本体内に配置された温水ヒータと、前記温水タンク本体に洗浄水が供給される流入部と、前記温水ヒータで加熱された洗浄水が流出される流出部と、を備えた温水タンクであって、前記流出部には、前記加熱された洗浄水が流れる配管が接続され、前記流出部には、洗浄水の逆流を防止する弁と、前記弁の下流側に濾過手段を備えていることを特徴とする温水タンクである。
【選択図】図3
【解決手段】温水タンク本体と、前記温水タンク本体内に配置された温水ヒータと、前記温水タンク本体に洗浄水が供給される流入部と、前記温水ヒータで加熱された洗浄水が流出される流出部と、を備えた温水タンクであって、前記流出部には、前記加熱された洗浄水が流れる配管が接続され、前記流出部には、洗浄水の逆流を防止する弁と、前記弁の下流側に濾過手段を備えていることを特徴とする温水タンクである。
【選択図】図3
Description
本発明は、異物分離機能を持った温水タンクに関する発明である。
この種の温水洗浄装置は、周知の通り温水タンク内の温水ヒータによって温められた温水を人体腎部に向けてノズルから噴出して該腎部を洗浄するものである。硬水地域等において、温水ヒータ下流側でカルシウム等の異物が析出し、ノズルの作動不良や温水噴出不良を引き起こしていた。異物を分離する技術として大気開放弁上流側にストレーナを配置し、異物を温水タンク内に留める技術(特許文献1)が知られている。しかしながら、温水タンク内に異物が堆積されるため、温水タンク内の温水ヒータに異物が堆積し、ヒータ性能の不良を引き起こす懸念があった。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、異物によるノズルの作動不良、温水噴出不良、かつヒータ性能不良が確実に防止される温水タンクを提供する。
第1の発明は、温水タンク本体と、前記温水タンク本体内に配置された温水ヒータと、前記温水タンク本体に洗浄水が供給される流入部と、前記温水ヒータで加熱された洗浄水が流出される流出部と、を備えた温水タンクであって、前記流出部には、前記加熱された洗浄水が流れる配管が接続され、前記流出部には、洗浄水の逆流を防止する弁と、前記弁の下流側に濾過手段を備えていることを特徴とする温水タンクである。
第1の発明によれば、逆流を防止する弁よりも下流側に濾過手段を備えていることにより、異物が温水ヒータに堆積することがなく、温水タンクの下流側に配置されているノズルの作動不良、温水噴出不良、およびヒータに異物が堆積することによるヒータ性能不良を防止することができる。
また、第2の発明は、前記流出部は前記配管が接続されるふた部を備え、前記ふた部内に前記弁と前記濾過手段が配置されており、前記ふた部は前記タンク本体に対して取り外し可能に固定されていることを特徴とする温水タンクである。
第2の発明によれば、濾過手段で分離した異物を温水タンク外部に除去する事ができ、硬水地域等においても温水タンクを長期間使用することができる。
また、第3の発明は、前記流出部は前記濾過手段により分離された異物を溜めるスペースを有することを特徴とする温水タンクである。
第3の発明によれば、濾過手段により分離された異物は、流路中に堆積されず、洗浄水の流れを邪魔しない流出部のスペースに溜めることができるので、流路詰まりを起こすことなく長期間異物を分離することができる。
また、第4の発明は、前記濾過手段にストレーナを用いたことを特徴とする温水タンクである。
第4の発明によれば、メンテナンス性の高いストレーナを用いることで、定期的にストレーナをメンテナンスすることで、温水タンクを長期間使用することができる。
本発明の態様によれば、異物によるノズルの作動不良、温水噴出不良、かつヒータ性能不良が確実に防止される温水タンクを提供することができる。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる温水タンクの断面図である。
温水タンクは温水洗浄便座の中のカバー内に設置され、温水タンクの下流側には、人体の局部などを洗浄するノズルが設置されている。温水タンクはノズルから吐水される洗浄水を水から温水に変えるためのものである。この温水タンクは温水ヒータ1、温水タンク本体2、流入部3、流出部4からなる。
温水ヒータ1は温水タンク本体2の下部に設置され、水を温めるものである。温水タンク本体2下部には水の流入部3が設けられており、ここから洗浄水が温水タンク内に流入する。温水タンク本体2上部には水の流出部4が設けられており、流出部4上部には逆流を防止するための弁6および濾過手段7が設置されている。流出部には配管5に繋がっており、温水ヒータ1によって温められた洗浄水は流出部4、弁6、濾過手段7を通り、配管5へと流出する。弁6の下流側かつ配管5の上流側に濾過手段7が設置されており、カルシウム等の異物が温水タンク下流に流れることを防止することができる。
第2図は温水タンク上部の断面図である。同一符号は同一部分を示している。流出部4上部にはふた部9が設けられており、このふた部9を介して流出部4は配管5に繋がっている。ふた部9は温水タンク本体2上面とともに流路を形成し、逆流を防止するための弁6を覆っている。ふた部9内かつ弁6の下流側に濾過手段7を設置することにより、異物を温水タンク本体2外に分離することができ、ノズルの作動不良、温水噴出不良、ヒータ性能不良を防止することができる。
ふた部9は、ねじ8により温水タンク本体2に固定されている。そのため、ねじ8を外すとふた部9を温水タンク本体2から簡単に着脱でき、濾過手段7によって分離された異物の除去および濾過手段7のメンテナンスが可能であり、温水タンクを長期間使用することができる。
第3図にふた部の断面図を示す。ふた部9内壁と、温水タンクの流出部4に形成されふた部内壁よりも径の小さな温水タンク本体凸部13および、温水タンク本体2上面によりスペース10が形成される。洗浄水の流れは、温水タンク本体凸部13の上部に設置された弁6を持ち上げ、スペース10よりも上方にある配管5に向かって流れる構成になっているため、スペース10が詰まっても洗浄水の流れに大きな影響を与えることはない。濾過手段7はスペース10の上方を覆っており、濾過手段7により分離された異物は洗浄水が通水されない時は重力の影響で真下に落ちるため、分離された異物の大部分はこの詰まっても洗浄水の流れに大きな影響のないスペース10に堆積される。これにより、流路詰まりおよび流量の低下を起こすことなく、長期間異物を分離することができる。
第4図に示す実施の形態では、濾過手段としてストレーナを用いる。ストレーナはメッシュ11および台12から構成されている。メッシュ11は台12により、ふた部9内で弁6の下流側かつスペース10の上方に支持される。メッシュ11は網目構造をしており、網の穴よりも大きな異物を下流側に流さないため、洗浄水を濾過することができる。分離した異物は簡単に網から剥がれるため、容易にメンテナンスをすることができる。濾過手段7としてこのメンテナンス性の高いストレーナを用いることにより温水タンクを長期間使用することができる。濾過手段としては、ストレーナ以外にフィルタ等を用いてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
1…温水ヒータ
2…温水タンク本体
3…流入部
4…流出部
5…配管
6…弁
7…濾過手段
8…ねじ
9…ふた部
10…スペース
11…メッシュ
12…台
13…温水タンク本体凸部
2…温水タンク本体
3…流入部
4…流出部
5…配管
6…弁
7…濾過手段
8…ねじ
9…ふた部
10…スペース
11…メッシュ
12…台
13…温水タンク本体凸部
Claims (4)
- 温水タンク本体と、前記温水タンク本体内に配置された温水ヒータと、前記温水タンク本体に洗浄水が供給される流入部と、前記温水ヒータで加熱された洗浄水が流出される流出部と、を備えた温水タンクであって、
前記流出部には、前記加熱された洗浄水が流れる配管が接続され、
前記流出部には、洗浄水の逆流を防止する弁と、前記弁の下流側に濾過手段を備えていることを特徴とする温水タンク。 - 前記流出部は前記配管が接続されるふた部を備え、
前記ふた部内に前記弁と前記濾過手段が配置されており、
前記ふた部は前記タンク本体に対して取り外し可能に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の温水タンク。 - 前記流出部は前記濾過手段により分離された異物を溜めるスペースを有することを特徴とする請求項1または2に記載の温水タンク。
- 前記濾過手段にストレーナを用いたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の温水タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011075693A JP2012207497A (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 温水タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011075693A JP2012207497A (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 温水タンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012207497A true JP2012207497A (ja) | 2012-10-25 |
Family
ID=47187458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011075693A Withdrawn JP2012207497A (ja) | 2011-03-30 | 2011-03-30 | 温水タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012207497A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017002501A (ja) * | 2015-06-05 | 2017-01-05 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
-
2011
- 2011-03-30 JP JP2011075693A patent/JP2012207497A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017002501A (ja) * | 2015-06-05 | 2017-01-05 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
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