JP2012205506A - ランナー止め - Google Patents

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Abstract

【課題】生分解性樹脂からなり、折り曲げ性および突き刺し性に優れた棒状のランナー止めを提供する。
【解決手段】棒状に成形された生分解性樹脂組成物からなるランナー止めであって、前記生分解性樹脂組成物が、脂肪族ポリエステル樹脂100質量部と、ポリ乳酸樹脂2.0〜4.0質量部と、無機充填剤80〜100質量部と、滑剤2.0〜5.0質量部とを含有することを特徴とするランナー止め。
【選択図】なし

Description

本発明は、生分解性樹脂組成物からなるランナー止めに関する。具体的には、イチゴ、スイカ、メロンなどのランナー(蔓)を止めるために折り曲げて使用される棒状のランナー止めに関する。
従来からイチゴ、メロン、スイカ等の栽培に際しては、ランナー(蔓)を、ランナー止めを使用して地表面等に固定することが行われている。
ランナー止めの材質としては、針金、プラスチック、紙材、麦藁等が使用されている。これらの材質のランナー止めは、予めV字型、U字型、コ字型などの形状に成形されており、そのまま両先端を地表面等に突き刺して使用するもの(たとえば特許文献1)と、棒状で、使用時に指先で上記の形状に折り曲げ、両先端を地表面等に突き刺して使用するものとがある(たとえば特許文献2)。
地表面等に突き刺して埋設されたランナー止めが残ると、次の作付けの妨げになるとともに、除去作業の負担が大きい。そこで、近年、生分解性樹脂からなるランナー止めが提案されている。(たとえば特許文献3〜6)。
実開昭60−5339号公報 特開平3−65123号公報 登録実用新案第3026716号公報 特開平11−4628号公報 特開平11−215925号公報 特開2000−287558号公報
ランナー止めは、農家一軒あたり千本から数千本と多数本が使用されるため、作業性が要求される。この作業性としては、地表面等への突き刺しやすさ(突き刺し性)が重視される。また、棒状のランナー止めの場合は、作業性として、折り曲げやすさ、折り曲げ形状の任意性等の折り曲げ性も重視される。つまり、棒状のランナー止めは、作業者が指先でV字型、U字型、コ字型等の形状に折り曲げ、開口側の両先端を地表面に突き刺し、ある程度の深さまで埋設することで、ランナー止めの内側と地表面との間にランナーを固定する。そのため、作業者が指先で折り曲げるときの負荷を軽減するため、折り曲げやすさが求められる。また、両先端を地表面に突き刺す際、ランナー止めの先端でランナーを傷つけると、その部分から病気になるおそれがある。また、ランナーをしっかりと固定するためには、ランナー径に合わせて、前記形状の開口側の開き具合を指先で調整する必要がある。そのため、折り曲げ形状の任意性、つまり折り曲げたランナー止めの開き具合を指先で調整を可能とする特性が求められる。
しかし、従来提案されている生分解性樹脂からなるランナー止めは、突き刺し性や折り曲げ性が不充分であるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、生分解性樹脂からなり、折り曲げ性および突き刺し性に優れた棒状のランナー止めを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は以下の態様を有する。
[1]棒状に成形された生分解性樹脂組成物からなるランナー止めであって、
前記生分解性樹脂組成物が、脂肪族ポリエステル樹脂100質量部と、ポリ乳酸樹脂2.0〜4.0質量部と、無機充填剤80〜100質量部と、滑剤2.0〜5.0質量部とを含有することを特徴とするランナー止め。
[2]前記脂肪族ポリエステル樹脂が、ポリブチレンサクシネート60〜80質量%と、ポリブチレンサクシネートアジペート40〜20質量%とからなる、[1]に記載のランナー止め。
[3]折り曲げ荷重が7.5N〜12.5Nである、[1]または[2]に記載のランナー止め。
本発明によれば、生分解性樹脂からなり、折り曲げ性および突き刺し性に優れた棒状のランナー止めを提供できる。
ランナー止めの形状の一例を示す概略斜視図である。 ランナー止めを折り曲げた状態の一例を示す概略図である。 ランナー止めの製造方法の一例を説明する図である。
本発明のランナー止めは、棒状に成形された生分解性樹脂組成物からなるランナー止めであって、前記生分解性樹脂組成物が、脂肪族ポリエステル樹脂100質量部と、ポリ乳酸樹脂2.0〜4.0質量部と、無機充填剤80〜100質量部と、滑剤2.0〜5.0質量部とを含有することを特徴とする。
ここでいう「棒状」には、無垢(非中空状)のもの及び中空状のものが含まれる。
脂肪族ポリエステル樹脂は、脂肪族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸、脂肪族ヒドロキシカルボン酸およびそれらの無水物から選ばれる少なくとも1種のカルボン酸類と、脂肪族ジオールおよび脂環式ジオールから選ばれる少なくとも1種のジオールとの重縮合により得られる重合体(重縮合体)である。
前記カルボン酸類として具体的には、コハク酸、無水コハク酸、アジピン酸、無水アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、シクロヘキサンジカルボン酸などが挙げられる。
前記カルボン酸類としては、脂肪族ジカルボン酸およびその無水物から選ばれる少なくとも1種が好ましく、コハク酸、無水コハク酸、アジピン酸、無水アジピン酸から選ばれる少なくとも1種がより好ましい。
脂肪族ポリエステル樹脂に用いられるカルボン酸類は、1種でも2種以上であってもよい。
前記ジオールとして具体的には、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ノナメチレングリコール、デカメチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、2−メチルプロパンジオール、1,3−ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。
前記ジオールとしては、脂肪族ジオールおよびその無水物から選ばれる少なくとも1種が好ましく、1,4−ブタンジオールが特に好ましい。
脂肪族ポリエステル樹脂に用いられるジオールは、1種でも2種以上であってもよい。
脂肪族ポリエステル樹脂しては、特に、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペートから選ばれる少なくとも1種が好ましい。
ポリブチレンサクシネートは、コハク酸と1,4−ブタンジオールとの重縮合体であり、たとえば昭和電工(株)から商品名:ビオノーレ1000シリーズとして市販されているもの、三菱化学(株)から商品名:GS Plaシリーズとして市販されているもの等が挙げられる。具体的には、ビオノーレ1001、ビオノーレ1010、GS Pla AX91T、GS Pla AD92W等が挙げられる。
ポリブチレンサクシネートアジペートはコハク酸とアジピン酸と1,4−ブタンジオールとの重縮合体であり、たとえば昭和電工(株)から商品名:ビオノーレ3000で市販されているもの等が挙げられる。具体的には、ビオノーレ3001、ビオノーレ3010等が挙げられる。
生分解性樹脂組成物に含まれる脂肪族ポリエステル樹脂は、1種でも2種以上でもよい。
本発明においては、折り曲げ性および突き刺し性の向上効果に優れることから、前記脂肪族ポリエステル樹脂が、ポリブチレンサクシネート60〜80質量%と、ポリブチレンサクシネートアジペート40〜20質量%とからなることが好ましく、ポリブチレンサクシネート60〜70質量%と、ポリブチレンサクシネートアジペート40〜30質量%とからなることがより好ましい。
ポリブチレンサクシネートが60質量%未満でポリブチレンサクシネートアジペートが45質量%超の混合比であると、棒状に成形されたランナー止めが軟らかくなりすぎ、折り曲げの抵抗は減少するが、硬さが不足して地表面等へ突き刺しにくくなるおそれがある。一方、ポリブチレンサクシネートが80質量%超でポリブチレンサクシネートアジペートが20質量%未満の混合比であると、棒状に成形されたランナー止めの柔軟性が低下するため、折り曲げ性、特にV字型、U字型、コ字型などの折り曲げ形状の任意性が低下し、作業し難くなる不具合が生じるおそれがある。
ポリ乳酸樹脂は、棒状に成形されたランナー止めの弾性を高め、折り曲げる際の反発特性を付与するために用いられる。反発特性が付与されることで、折り曲げ形状の任意性が向上し、ランナー径に合わせて折り曲げた際に、開口幅を指先で微妙に調整することが容易となる。この特性は、前記の脂肪族ポリエステル樹脂単独では得られ難く、ポリ乳酸樹脂の添加が必須である。
ポリ乳酸樹脂としては、浙江海正生物材料股分有限公司から商品名:REVODEシリーズとして市販されているもの、NatureWorks社から商品名:ingeoシリーズとして市販されているもの等が挙げられる。
ポリ乳酸樹脂の添加量は、前記脂肪族ポリエステル樹脂100質量部に対して、2.0〜4.0質量部であり、2.5〜3.5質量部が好ましい。2.0質量部未満では折り曲げた際の反発特性が不足しており、折り曲げ形状の任意性が不充分である。一方、4.0質量部を超えると、棒状に成形されたランナー止めが硬くなり、指先で折り曲げることが困難になるとともに、反発特性が高まり、作業者の負担が増える。
無機充填剤は、反発特性の調節、成形性の向上等のために添加される。
無機充填剤としては、例えば、金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、硫酸塩、ケイ酸塩等が挙げられ、該金属としては、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ホウ素、アルミニウム、ケイ素、チタン、ジルコニウム、ハフニウム等の金属より選ばれた少なくとも1種が好ましい。
無機充填剤としては、上記のなかでも、炭酸カルシウムが好ましい。炭酸カルシウムは重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウムの何れであっても構わない。
無機充填剤の添加量は、前記脂肪族ポリエステル樹脂100質量部に対して、80〜100質量部であり、85〜95質量部が好ましい。80質量部未満では、棒状に成形されたランナー止めを折り曲げた際の反発が強く、作業者の負担が増える。一方、100質量部を越えると、ランナー止めを棒状に成形加工するときに成形性が低下する。特に、後述する押出成形法による成形では、金型口に析出物が生じて成形性が低下するという不具合が生じる。
無機充填剤は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
滑剤は、成形性等を向上するもので、滑剤としては、脂肪酸、炭素数12〜30の脂肪酸金属塩、脂肪族アミド、ペンタエリスリトールエステル等が挙げられる。
脂肪酸としては、炭素数11〜18の脂肪酸が好ましく、たとえばラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸等が挙げられる。
炭素数12〜30の脂肪酸金属塩としては、たとえばステアリン酸鉛、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ヒドロキシステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛・ステアリン酸バリウム複合体、ステアリン酸亜鉛・ステアリン酸鉛・ステアリン酸カルシウム複合体等が挙げられる。
脂肪族アミドとしては、たとえばオレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、エルカ酸アミド、ラウリン酸アミド、パルミチン酸アミド、ベヘニン酸アミド、リシノール酸アミド等が挙げられる。
ペンタエリスリトールエステルとしては、ペンタエリスリトールと炭素数4〜20のカルボン酸とのエステルが好ましい。該カルボン酸としては、たとえば酪酸、バレリン酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の直鎖飽和脂肪族モノカルボン酸や、イソ酪酸、イソバレリン酸、ピバリン酸、2−エチルペンタン酸、2−メチルヘキサン酸、2−エチルヘキサン酸、3−エチルヘキサン酸、2−メチルヘプタン酸、シクロヘキシル酢酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸、2−メチルオクタン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸等の分岐鎖飽和脂肪族モノカルボン酸等が挙げられる。
ペンタエリスリトールエステルとして具体的には、ペンタエリスリトールと上記カルボン酸とのモノ・ジエステル、ペンタエリスリトールテトラステアレート、ジペンタエリスリトールヘキサステアレート、ペンタエリスリトール−アジピン酸−ステアレート・複合エステル(商品名:リケスターEW−200、リケスターEW−250、理研ビタミン(株)製)、ジペンタエリスリトール−アジピン酸−ステアリン酸・複合エステル(商品名:リケスターEW−100、理研ビタミン(株)製)等が挙げられる。
上記の中でも、脂肪酸、炭素数12〜30の脂肪酸金属塩、ペンタエリスリトール−アジピン酸−ステアレート・複合エステルが好ましい。
滑剤の添加量は、前記脂肪族ポリエステル樹脂100質量部に対して、2.0〜5.0質量部であり、2.5〜4.0質量部が好ましい。滑剤の添加量が2.0質量部未満では、ランナー止めを棒状に成形加工するときに加熱溶融された樹脂が金型などに付着して成形性を低下させてしまう。一方、滑剤の添加量が5.0質量部を超えると、滑性が高くなりすぎ、混合時に樹脂の滑りによる混合不良や、押出成形時の混練不良が生じる。
滑剤は、1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
本発明においては、特に、滑剤として、ベヘニン酸を0.2〜2.0質量部、ステアリン酸亜鉛およびステアリン酸カルシウムから選ばれる少なくとも1種を1.0〜3.0質量部、ジペンタエリスリトール−アジピン酸−ステアリン酸・複合エステルを0.2〜2.0質量部の範囲で、それらの総量が前記脂肪族ポリエステル樹脂100質量部に対して2.0〜5.0質量部の範囲となるように添加するのが好ましい。
これらの中で、ステアリン酸亜鉛およびステアリン酸カルシウムは、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネートアジペート等の脂肪族ポリエステルの加水分解を促進するため、一般的には添加を避けるが、本発明においては、後述する押出加工時に外部滑性に対する効果があり、上記の無機充填剤を混合しても金型口の溶融樹脂の付着を防止する効果が得られる。また、上記添加量で添加することにより、加水分解が適度に促進され、製造後1年から2年6ヶ月の間で生分解性樹脂組成物の分解が確認できる。
前記生分解性樹脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、上記以外の他の成分が添加されてもよい。
該他の成分としては、たとえば顔料、酸化防止剤等が挙げられる。
顔料としては、たとえばカーボンブラック、ベンガラ、酸化チタン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、フェノール系、ホスファイト系等が使用でき、フェノール系としては、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4.4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ビス[3,3’−ビス−(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアシッド]グリコールエステル、3,9−ビス[2−〔3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ〕−1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン等が挙げられる。ホスファイト系としては、3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート−ジエチルエステル、ジフェニルイソデシルホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ホスファイト等が挙げられる。
本発明のランナー止めの形状は棒状であり、無垢棒状(中実棒状)でも中空棒状でもよい。図1に、ランナー止めの実施形態例を示す。図1(a)に示すランナー止め3(3A)は、無垢棒状の例であり、その断面は真円形である。図1(b)に示すランナー止め3(3B)は、中空棒状の例であり、その断面は真円形で、中心に貫通孔3aが設けられている。ただし本発明はこれに限定されるものではない。たとえば無垢棒状の場合の断面形状は真円形に限定されず、楕円形状、多角形状、不定形状等であってもよい。中空棒状の場合も同様である。
無垢棒状の場合の直径、中空棒状の場合の外径および肉厚はそれぞれ、指先での折り曲げ性と折り曲げた際の反発特性、折り曲げ荷重等を考慮して適宜設定することができる。たとえば無垢棒状である場合、断面直径が0.8mm〜1.5mmの範囲内であることが好ましい。さらに好ましい範囲は、後で説明する折り曲げ荷重との関係で選択される。
中空棒状である場合、断面外径が1.5mm〜3.0mmの範囲内であり、かつ肉厚が0.6mm〜2.0mmの範囲内であることが作業性の面で好ましい。さらに好ましい範囲は、後で説明する折り曲げ荷重との関係で選択される。
ランナー止めの長さは特に限定されず、用途に応じて適宜設定できる。通常、80mm〜300mm程度である。
ランナー止めの両端部の端面は、長さ方向に対して垂直でもよく、傾斜してもよい。両端面を長さ方向に対して30°から60°の角度で傾斜させると、地表面等への突き刺し性が向上し好ましい。
本発明のランナー止めは、折り曲げ荷重が7.5N〜12.5Nであることが好ましく、8.5N〜11.5Nであることがより好ましい。
ここで、折り曲げ荷重は、JIS K7171における曲げ応力試験に準拠して測定される力F(N)であり、測定試料数を5個として測定した平均値であるが、最大値および最小値についても上記範囲であることが好ましい。
この折り曲げ荷重と、指先でランナー止めを折り曲げた際の折り曲げ易さと反発特性の相関を調査した結果、上記の範囲の曲げ強度であると良好な結果が得られることがわかった。さらに、本発明のランナー止めは、JIS K7171に規定される曲げ応力試験での曲げ速度を50mm/秒、100mm/秒と変化させた場合の折り曲げ荷重にほとんど差が無く、作業者によるバラツキが少なく、安定した折り曲げ性と反発特性が得られることがわかった。
折り曲げ荷重は、脂肪族ポリエステル樹脂の種類、ポリ乳酸樹脂の添加量、無機充填剤の添加量等により調節できる。たとえば脂肪族ポリエステル樹脂がポリブチレンサクシネートとポリブチレンサクシネートアジペートとの混合物である場合、ポリブチレンサクシネートの割合が高いほど、折り曲げ荷重が高くなる。また、ポリ乳酸樹脂の添加量が多くなるほど、折り曲げ荷重が高くなる。また、無機充填剤の添加量が少ないほど、折り曲げ荷重が高くなる。
本発明のランナー止めは、使用後の分解性や在庫品の寿命などの実使用面から、製造の1年後から2年6ヶ月後、好ましくは1年6ヶ月後から2年後の間で分解を始める生分解性を有することが望まれる。
分解の状態は、通常の環境下で保管されたランナー止めを指先で折り曲げることで確認できる。折り曲げたときに湾曲せずに折れてしまうことが分解の目安になる。
この生分解性は、使用する脂肪族ポリエステル樹脂とポリ乳酸樹脂の特性により得られるものであるが、添加するステアリン酸亜鉛およびステアリン酸カルシウムから選ばれる少なくとも1種の添加量により、調整できる。
本発明のランナー止めは、使用時に指先で、V字型やU字型、コ字型などの形状に折り曲げ、両先端を地表面等に突き刺して使用される。具体的には、ランナー止めの中心付近を折り曲げる。その後、両先端がランナーと接触しないように開き具合を指先で調整し、両先端をランナーの両側に配置し、地表面等にある程度の深さまで埋設する。これにより、折り曲げたランナー止めと地表面との間にランナーが固定される。
図2に、中心付近を折り曲げてV字型とした状態のランナー止め3を示す。
本発明のランナー止めは、前記生分解性樹脂組成物を棒状に成形することにより製造できる。
その成形方法としては、公知の成形法が利用でき、たとえば押出成形法、射出成形法などが挙げられる。これらの中でも、生産性の点から、押出成形法が好ましい。
押出成形法の場合、本発明のランナー止めは、たとえば、生分解性樹脂組成物を予め溶融混練してペレット状とし、このペレットを押出機で押し出して棒状に成形することにより製造できる。より具体的には、図3に示すような押出成形ライン10で製造できる。押出成形ライン10は、出口に押出ダイ11aが取り付けられた押出機11と、その下流に設置された冷却水槽12と、その下流に設置された引取機13と、その下流に設置された切断機14とを備える。
該押出成形ライン10では、まず、生分解性樹脂組成物のペレット1を押出機11に投入し、押出ダイ11aから複数本を並列して同時に押し出して棒状の成形体2とする。この成形体2の形状は無垢棒状、中空棒状のいずれでもかまわない。押し出された直後の成形体2の温度は120〜130℃である。
該成形体2を、エアーで冷却させながら冷却水槽12内に送り込み、温度10℃〜25℃の水で冷却した後、水中から引き出し、該成形体2の表面に付着した水を、上下両方向から突き出した構成の水切ブラシ(図示せず)中を通過させて取り除き、60℃温風乾燥炉(図示せず)に送り込み乾燥させ、引取機13で引き取る。
その後、引取機13で引き取られた成形体を複数本に集束させ、切断機14で所定のランナー止め長さ(たとえば80mm〜300mm)に切断することで、ランナー止め3が得られる。このとき、地表面等への突き刺し性を高めるために、両端部が長さ方向に対して30°から60°の角度で傾斜した傾斜面となるように切断してもよい。
以下、本発明について実施例を挙げて具体的に説明する。
<実施例1〜12、比較例1〜6>
[1.生分解性樹脂組成物の調製]
以下に示す各成分を、表1〜3に示す組成(単位:質量部)となるようにバンバリーミキサーで混合、混練し、造粒機により造粒して生分解性樹脂組成物のペレットを得た。
(脂肪族ポリエステル樹脂)
ビオノーレ1001MD:商品名、昭和電工(株)製。
ビオノーレ3001MD:商品名、昭和電工(株)製。
Gs Pla AZ−91T:商品名、三菱化学(株)製。
(ポリ乳酸樹脂)
REVODE 101−B:商品名、浙江海正生物材料股分有限公司製。
(滑剤)
ベヘニン酸。
ペンタエリスリトール−アジピン酸−ステアレート・複合エステル。
ステアリン酸亜鉛。
(無機充填剤)
炭酸カルシウム。
上記1で調製した生分解性樹脂組成物のペレットを用いて、以下の手順でランナー止めA、Bを作成し、折り曲げ荷重の測定、折り曲げ作業性、土への突き刺し性および分解状態を評価した。結果を表1〜3に併記した。
[2.ランナー止めAの作成]
図3に示す構成の押出成形ライン10により、以下の手順で、外径2.3mm、内径1.3mm(肉厚0.5mm)、長さ100mmの中空棒状のランナー止めAを作成した。
まず、予め溶融混練してペレット状とした生分解性樹脂組成物1を押出機11に投入し、押出ダイ11aから十本を並列して同時に押し出して中空棒状の成形体とした。押し出された直後の成形体の温度は150℃であった。
該成形体を、エアーで冷却させながら冷却水槽12内に送り込み、20℃の水で冷却した後、水中から引き出し、該成形体の表面に付着した水を、上下両方向から突き出した構成の水切ブラシ中を通過させて取り除き、60℃温風乾燥炉に送り込み乾燥させ、引取機13で引き取った。
その後、引取機13で引き取られた成形体を集束させ、切断機14で長さ100mmに切断することで、ランナー止めAを得た。このとき、両端部は、長さ方向に対して45°の角度で傾斜した傾斜面となるように切断した。
[3.ランナー止めBの作成]
押出ダイ11aを変更した以外は上記2と同様にして、直径1.5mm、長さ100mmの無垢棒状のランナー止めBを作成した。
[4.折り曲げ荷重の測定]
ランナー止めの折り曲げ荷重を以下の条件で測定した。
試験方法:JIS K7171における曲げ応力試験に準じた。
ランナー止め長さ:100mm。
曲げた距離:10mm。
曲げ速度:50mm/分および100mm/分。
なお、「曲げた距離」とは、ランナー止めを折り曲げる際に圧力をかけた範囲の長さ(スパン)の1/2の長さである。
[5.折り曲げ作業性の評価]
指先でランナー止めを約30°の角度で折り曲げてV字型とした。そのときの指に対する負荷および、指先でのランナー止め折り曲げ具合の調整しやすさを以下のように評価した。
折り曲げ時にランナーが反発しすぎて指から跳ねてしまった場合、指先でランナー止めの開き具合が調整できないほどに反発しなかった場合をそれぞれ不良(×)とし、それ以外の場合を良(○)とした。
[6.土への突き刺し性の評価]
イチゴ専用用土に対して、折り曲げたランナー止めを突き刺し、ランナー止めが屈曲などせずに突き刺すことができたものを良(○)、ランナー止めが屈曲してしまいうまく突き刺せなかったものを不良(×)とした。
[7.分解状態の評価]
成形後のランナー止め1000本を厚さ20μmのポリエチレン製袋に梱包し、室温で保管した。
保管したランナー止めを、成形から10ヵ月後、12ヵ月後、18ヵ月後、24ヶ月後、30ヶ月後に10本ずつ取り出し、指先で折り曲げた。そのときランナー止めが折れずに湾曲するか、折れるかを評価した。10本中、1本でも折れた場合は、分解が進んでいる(D)と評価した。一方、1本も折れない場合は分解が進んでいない(N)と評価した。
なお、評価は折れが生じた期間で終了とした。
Figure 2012205506
Figure 2012205506
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上記結果に示すように、実施例1〜12のランナー止めA、Bは、それぞれ、折り曲げ作業性が良好で、ランナー径に合わせて折り曲げ具合の調整が容易で、かつ折り曲げ作業時の作業者への指先への負担を軽減させることが可能であった。また、土への突き刺し性も良好であった。特に、脂肪族ポリエステル樹脂が、ポリブチレンサクシネート(ビオノーレ1001MD、GS Pla AZ−91T)60〜80質量%と、ポリブチレンサクシネートアジペート(ビオノーレ3001MD)40〜20質量%との混合物である実施例1〜8は、折り曲げ荷重がいずれも7.5N〜12.5Nの範囲内であり、折り曲げに適した強度を有していた。
ステアリン酸亜鉛の添加量が1.0〜3.0質量部の実施例1〜10は、成形後、12ヶ月から24ヶ月の間に分解が進み、実使用面の点でも有用であった。
一方、ポリ乳酸樹脂の添加量が5質量部の比較例1は折り曲げ作業性が悪かった。
ポリ乳酸樹脂の添加量が1.35質量部の比較例2は土への突き刺し性が悪かった。
ポリ乳酸樹脂を添加しなかった比較例3は折り曲げ作業性が悪く、土への突き刺し性も悪かった。また成形後10ヶ月で分解が進んでしまっていた。
滑剤の添加量が6.53質量部の比較例4は折り曲げ作業性が悪かった。また押出成形時に滑性過多となり、成形が不安定であった。
滑剤の添加量が1.70質量部の比較例5は、押出成形時に押出ダイ11aの出口に樹脂が付着し、連続成形ができなかった。そのため折り曲げ作業性、土への突き刺し性および分解状態の評価は行わなかった。
無機充填剤の添加量が107.69質量部の比較例6は、押出成形時に溶融した樹脂組成物の強度が低下し、引取りの際に成形体がちぎれる不具合が発生した。そのため折り曲げ作業性、土への突き刺し性および分解状態の評価は行わなかった。
無機充填剤の添加量が73.27質量部の比較例7は、折り曲げ作業性が悪く、土への突き刺し性も悪かった。
1…生分解性樹脂組成物のペレット、2…成形体、3…ランナー止め、10…押出成形ライン、11…押出機、12…冷却水槽、13…引取機、14…切断機

Claims (3)

  1. 棒状に成形された生分解性樹脂組成物からなるランナー止めであって、
    前記生分解性樹脂組成物が、脂肪族ポリエステル樹脂100質量部と、ポリ乳酸樹脂2.0〜4.0質量部と、無機充填剤80〜100質量部と、滑剤2.0〜5.0質量部とを含有することを特徴とするランナー止め。
  2. 前記脂肪族ポリエステル樹脂が、ポリブチレンサクシネート60〜80質量%と、ポリブチレンサクシネートアジペート40〜20質量%とからなる、請求項1に記載のランナー止め。
  3. 折り曲げ荷重が7.5N〜12.5Nである、請求項1または2に記載のランナー止め。
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